世田谷区のフリースクール10選|ほっとスクールと都の助成金を比較【2026年】

東京都世田谷区のフリースクール10選 費用・助成・出席扱いのまとめ

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在籍900名超 / 出席認定 希望者の97% / 少人数8〜10人制

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世田谷区は、これまでこのシリーズで扱ってきたどの区とも事情が違います。区の教育支援センター「ほっとスクール」が4か所あり、学びの多様化学校が2校——令和4年開設の世田谷中学校分教室「ねいろ」と、令和8年4月に開校した北沢学園中学校——。さらに校内別室「ほっとルーム」を全区立小中学校91校で展開し、オンラインの居場所も無料で用意されています。公的な受け皿がここまで重なっている区は多くありません。
その一方で、区独自のフリースクール利用料助成は区公式サイトで確認できませんでした。民間に通うなら、使えるのは東京都の月額上限2万円だけです。そして民間側は、入学金55万円・年間84万円台のスクールから、月19,000円のフリースクールまでと幅が大きい。世田谷区内の10か所を、公式情報だけを出典に整理しました。
結論:世田谷区から通えるフリースクール選びの要点
  • 選択肢は10か所——世田谷区から通える学びの場を、公的な支援・民間フリースクール・オンラインに分けて、費用・開所日時・出席扱いの対応とあわせて一覧表にまとめました
  • この記事のポイント——ほっとスクール4か所・学びの多様化学校2校・民間6か所を公式情報で比較(2026年9月時点・各公式情報で確認)
  • 出席扱いは在籍校の校長が判断——通えば自動的に出席になるわけではありません。施設を決める前に担任の先生と教育委員会へ相談するのが近道です(文部科学省通知 令和元年10月25日)
  • 外出が難しい日はオンラインも——NIJINアカデミーのメタバース校舎は平日毎日開校、月100コマ、顔も声も出さずに参加でき、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 世田谷区内10か所の、住所・対象・費用・開所日と、公的施設どうしの違い
  • ほっとスクール4館の性格の違い(定員10名〜50名、直営と民間委託、見学の申し込み方法)
  • 学びの多様化学校2校(ねいろ/北沢学園中学校)の対象・定員・申込時期と、年間総授業時数の違い
  • 東京都の月額上限2万円と、世田谷区に上乗せがあるかどうか
  • 民間6か所の費用と、出席扱いについて各施設が公式にどう書いているか

世田谷で探しはじめる前に、知っておきたい3つのこと

1. 公的な受け皿が「4層」あります

世田谷区の不登校支援は、性格の違う受け皿が重なっています。整理するとこうなります。

層内容
学校の中校内別室「ほっとルーム」。区の令和8年度当初予算概要に「全区立小中学校(91校)で展開」と記載
学校の外(通う)ほっとスクール4か所(城山・尾山台・希望丘・北沢)
学校の外(オンライン)ほっとルームせたがYah!オンライン。月・金 11:00〜15:00/水 10:30〜16:30、費用は無料
転入学する学びの多様化学校2校(世田谷中学校分教室「ねいろ」/北沢学園中学校)

「行けるかどうか」ではなく「どの入口から入るか」を選べるのが、世田谷区の特徴です。一方で入口が多いぶん、どこに相談すればいいのかが分かりにくくもあります。まずは在籍校か、区の不登校支援窓口に聞くのが早道です。

大人と子どもが向かい合って話している様子

2. ほっとスクールは「同時に2か所」は使えません

区の公式ページに、こう書かれています。「複数のほっとスクールに同時に通室することはできませんので、どの施設を見学するか迷われている場合は、お申し込みの前に、見学を希望される施設へご相談ください。」

4館あるからといって、通いながら比べることはできません。見学の段階で決める必要があります。しかも4館は定員も運営も違います(後述)。希望丘だけは、見学の前に保護者向け説明会への参加が必要です。この記事の前半は、その比較のために書いています。

3. 区独自の助成は確認できませんでした

荒川区のように、東京都の助成に区が上乗せしている区があります。世田谷区については、区公式サイトのどのページにもフリースクール利用料の助成に関する記載を確認できませんでした(不登校支援のカテゴリ全体、保護者向けハンドブック、不登校支援ガイドライン、令和8年度当初予算概要まで確認)。

したがって民間に通う場合、使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業の月額上限2万円だけ、という前提で費用を見積もることになります。入会金・施設維持費・教材費は対象外なので、そこも自己負担です。

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【一覧表】世田谷区から通えるフリースクール10選

世田谷区内の10か所です。対象・費用・開所日は、各施設の公式サイトまたは世田谷区・東京都の公式資料に記載されている内容をそのまま掲載しています(2026年9月確認)。記載がない項目は「記載なし」「要問合せ」としています。

施設名市町村種別対象費用
① ほっとスクール「城山」世田谷区若林公的小・中記載なし
② ほっとスクール「尾山台」世田谷区尾山台公的小・中記載なし
③ ほっとスクール「希望丘」世田谷区船橋公的(民間委託)小・中記載なし
④ ほっとスクール「北沢」世田谷区北沢公的小・中記載なし
⑤ NIJINアカデミー(区内3校)世田谷区赤堤・奥沢・玉川民間小・中47,443円〜/月
⑥ 8Dこども教室世田谷区赤堤民間6〜15歳16,500〜44,000円/月
⑦ 東京サドベリースクール世田谷区北烏山民間(デモクラティックスクール)5〜20歳年844,200円
⑧ フリースクール僕んち世田谷区代田民間(NPO)記載なし20,000〜35,000円/月
⑨ 学び舎トーカ(区内3拠点)世田谷区祖師谷・用賀・奥沢民間小・中19,000〜69,000円/月
⑩ 太陽と森のスクール世田谷区二子玉川・上野毛民間(野外型)6〜18歳要問合せ
たくさんの子どもとスタッフが集まった記念撮影

世田谷区のフリースクールの選び方|目的別の早見表と、費用の見積もり方

「世田谷区 フリースクール」で探すと、ほっとスクール・ほっとルーム・学びの多様化学校・民間と、入口の数がとても多いことに気づきます。上の一覧の10か所を目的別に並べ直した早見表と、民間に通う場合の助成金を差し引いた費用の見積もり方を表にしました。数字は上の一覧と同じく、各施設・世田谷区・東京都の公式情報に記載のある内容だけです(2026年9月確認)。

目的別|世田谷区のフリースクール早見表

目的別に見た、世田谷区の候補
目的候補(一覧の番号など)確認できている内容
費用をかけずに始めたい①〜④ ほっとスクール4か所/ほっとルームせたがYah!オンラインせたがYah!オンラインは「本事業利用に係る費用は無料です」と区が明記
まず家から参加したいほっとルームせたがYah!オンライン/⑤ NIJINアカデミーせたがYah!は月・金 11:00〜15:00、水 10:30〜16:30
学校そのものを変えたい学びの多様化学校2校(ねいろ・北沢学園中学校)区内全域が対象。申込は年2回で、抽選になることがある
月謝の幅を先に知りたい⑥ 8Dこども教室/⑧ 僕んち/⑨ 学び舎トーカ16,500〜44,000円/20,000〜35,000円/19,000〜69,000円(いずれも月額)
子どもが決める学校がいい⑦ 東京サドベリースクールデモクラティックスクール。年844,200円

東京都の助成金(月2万円)を差し引いた見積もり方

民間に通うときの月額の見積もり(東京都の助成を使う場合)
確認すること内容
助成の上限東京都フリースクール等利用者支援事業は月額最大2万円
対象にならない費用入会金・施設維持費・教材費など。夜間・週末のみの利用も対象外
世田谷区の上乗せ区の公式サイトでは確認できない(荒川区には区独自の上乗せがある)
申請の時期令和8年度は令和8年5月27日〜令和9年2月12日
見積もりの式(月謝 − 最大2万円)+ 対象外の費用(入会金・教材費など)+ 交通費

世田谷区で決めるまでの5ステップ

世田谷区でフリースクールを決めるまでの5ステップ
ステップやることポイント
① 在籍校に相談する担任・スクールカウンセラーに今の様子を伝える全区立小中学校(91校)に校内別室「ほっとルーム」がある
② 公的な入口を知るほっとスクール・せたがYah!オンラインの利用方法を確かめる費用がかからない入口から試せる
③ 候補を2〜3か所に絞る上の早見表で目的に合う所を選ぶ集団の大きさ・通う曜日も比べる
④ 見学・体験に行く子どもと一緒に雰囲気を見る保護者だけの説明会から始めてもよい
⑤ 出席扱いと費用を確かめる在籍校に出席扱いを相談し、助成を差し引いた費用を計算する判断するのは在籍校の校長

学校以外の「居場所」を先に用意しておく

NIJINアカデミーは、午前でも午後からでも参加できるオンラインのオルタナティブスクールです。在籍校の出席扱いになる例も多く、まずは体験会で雰囲気を見てから決められます。

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世田谷区の公的な受け皿|ほっとスクール4か所の違い

同じ「ほっとスクール」でも、定員は10名から50名まで開きがあり、運営も直営と民間委託に分かれます。開室日時は4館共通で「月曜日〜金曜日 午前9時30分〜午後3時」(祝休日・長期休業中は閉室)です。

① ほっとスクール「城山」

教育総合センターの2階にある、区直営のほっとスクールです。定員は「35名程度」。区の紹介文は「ワンフロアに『多目的室』『学習室』『相談室』があります。建物の屋上は、ほっとスクールの専用エリアです。屋外遊びができるほか、野菜や植物を育てる花壇もあります。」となっていて、4館のなかで唯一、屋上の専用エリアが書かれています。

見学は申し込みフォームから。なお区のページには「ほっとスクール『城山』では、7月6日(月曜日)から8月23日(日曜日)までの期間、新規の見学受付を一時停止いたします。」という告知が出ていました(年度の表記はありません)。夏場に動くときは、受付期間を先に確認してください。

所在地
〒154-0023 東京都世田谷区若林5丁目38番1号(教育総合センター2階)
対象
心理的理由等により不登校の状態にある児童・生徒
定員
35名程度
開室
月曜日〜金曜日 9:30〜15:00(祝休日・夏休み・冬休み・春休みは閉室)
相談受付
月曜日〜金曜日 9:00〜17:00
費用
世田谷区公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
アクセス
東急世田谷線「若林」駅 徒歩9分/小田急線「梅ケ丘」駅 徒歩12分
電話
03-6453-1527
申込
見学申し込みフォームから

出典:世田谷区 ほっとスクール「城山」/世田谷区 ほっとスクール(教育支援センター)(2026年9月確認)

② ほっとスクール「尾山台」

尾山台地域体育館の2階にある区直営の施設です。定員は「10名程度」で、4館のなかで最も小さいのが特徴です。区の紹介は「ワンフロアに『談話室』『学習室』『面談室』があります。1階の体育館では、バドミントンなどのスポーツを行います。」。

大人数が苦手な子にとって、定員10名程度という規模は判断材料になります。ただし定員が小さいぶん、受け入れの余裕がどれくらいあるかは時期によって変わると考えられます。区の公式ページに空き状況の記載はないので、見学申し込みの前後で直接確認してください。東急大井町線「尾山台」駅から徒歩5分と、4館のなかでは駅から最も近い立地です。

所在地
〒158-0086 東京都世田谷区尾山台3丁目19番3号(尾山台地域体育館2階)
対象
心理的理由等により不登校の状態にある児童・生徒
定員
10名程度
開室
月曜日〜金曜日 9:30〜15:00(祝休日・夏休み・冬休み・春休みは閉室)
費用
世田谷区公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
アクセス
東急大井町線「尾山台」駅 徒歩5分
電話
03-5706-5631
申込
見学申し込みフォームから

出典:世田谷区 ほっとスクール「尾山台」(2026年9月確認)

学びの場として使われている建物の外観

③ ほっとスクール「希望丘」

希望丘複合施設の2階。定員は「50名程度」と4館で最大で、しかも4館で唯一の民間委託です。区の「ほっとスクールにおける運営評価の実施結果について」に「民間企業への業務委託により運営するほっとスクール『希望丘』」と明記されており、区が公表している令和6年度の委託契約一覧では、「ほっとスクール『希望丘』運営業務委託」の受注者は特定非営利活動法人東京シューレとなっています(令和7年度以降の受注者は確認できていません)。

もうひとつ、手続きが他の3館と違います。「見学前に、保護者向け説明会への参加が必要です。説明会は原則毎月第3木曜日に実施しております。」とあり、参加申し込みは電話です。「なお、令和7年度中に説明会へ参加したご家庭については、説明会への再度の参加は不要です。」とも書かれています。思い立ってすぐ見学、とはいかないので、第3木曜日の予定から逆算して動いてください。

所在地
〒156-0055 東京都世田谷区船橋6丁目25番1号(希望丘複合施設2階)
対象
心理的理由等により不登校の状態にある児童・生徒
定員
50名程度
運営
民間企業への業務委託(令和6年度の委託契約一覧では受注者=特定非営利活動法人東京シューレ)
開室
月曜日〜金曜日 9:30〜15:00(祝休日・夏休み・冬休み・春休みは閉室)
費用
世田谷区公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
アクセス
京王・小田急バス「朝日新聞社前」徒歩2分/京王線「八幡山」駅 徒歩20分/小田急線「千歳船橋」駅 徒歩20分
電話
03-6304-6808
申込
保護者向け説明会(原則毎月第3木曜日)に参加したうえで、案内された期間内に電話で見学を申し込む

出典:世田谷区 ほっとスクール「希望丘」/世田谷区 ほっとスクールにおける運営評価の実施結果について(PDF)(2026年9月確認)

④ ほっとスクール「北沢」

令和8年(2026年)4月に開設した、4か所目のほっとスクールです。区の広報誌『せたがやの教育』には「区内4カ所目のほっとスクールとして、令和8年(2026年)4月に北沢学園中学校の校舎内に『ほっとスクール北沢』を開設」と書かれています。定員は35名程度、運営は直営です。

注目したいのは立地です。同じ校舎の中に、学びの多様化学校「北沢学園中学校」があります。つまり北沢4-32-20という一つの住所に、「通う場所」としてのほっとスクールと、「転入学する学校」としての学びの多様化学校が同居していることになります。段階を踏んで考えたい家庭にとって、この配置は意味があります。対象は「心理的理由などで登校できないでいる区内在住の小・中学生」です。

所在地
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4丁目32番20号(北沢学園中学校 校舎内)
対象
心理的理由などで登校できないでいる区内在住の小・中学生
定員
35名程度
運営
直営(世田谷区)
開設
令和8年(2026年)4月
開室
月曜日〜金曜日 9:30〜15:00(祝休日・夏休み・冬休み・春休みは閉室)
費用
世田谷区公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
アクセス
小田急線「東北沢」駅 徒歩6分/京王線「笹塚」駅 徒歩11分
電話
03-6416-8864

出典:世田谷区 ほっとスクール「北沢」/世田谷区『せたがやの教育』No.126(PDF)(2026年9月確認)

ウッドデッキのある活動スペースの外観

世田谷区内の民間①|下高井戸・北烏山・代田

区の北側から西側にかけての3か所です。NIJINアカデミーと8Dこども教室は、公式サイトに記載された住所が同じです。

⑤ NIJINアカデミー(世田谷下高井戸8D校・自由が丘校・二子玉川校)

この記事で唯一、区内に3つの教室を持っているのがNIJINアカデミーです。下高井戸(赤堤4-41-5)、自由が丘(奥沢6-33-7)、二子玉川(玉川4-11-2)と、区の北・南・西に分かれています。いずれもメタバース校舎とリアル教室を組み合わせるハイブリッド通学が基本で、リアル教室は週1回、残りの平日は自宅からオンラインで授業に参加します。

開校曜日が教室ごとに違うので、生活リズムで選べます。下高井戸8D校は水・木・金、自由が丘校は月曜、二子玉川校は月曜。定員も5〜7名と小さめです。下高井戸8D校は「水曜日(満席)・木曜日(あと1名)・金曜日(満席)」と公式に空き状況を出しているので、行く前に確認してください。記事の後半でもう少し詳しく紹介します。

世田谷下高井戸8D校
東京都世田谷区赤堤4-41-5 あいばらビル301(京王線・世田谷線「下高井戸」駅 徒歩3分)/水・木・金 10:00〜15:00/定員6〜7名/小学生・中学生
自由が丘校
東京都世田谷区奥沢6丁目33-7 内海ビルⅢ 205号室(東急東横線「自由が丘」駅 南口より徒歩5分)/月曜 10:00〜15:00/定員5名/小学生・中学生
二子玉川校
東京都世田谷区玉川4-11-2 あっぷるハウス2階(運営:株式会社ウィズダムアカデミー)/毎週月曜 9:30〜14:30(祝日は休み)/小学1年生〜小学6年生
費用
ハイブリッド通学(週1回)合計47,443円/月(下高井戸8D校・自由が丘校)。二子玉川校は諸費用込みの総額58,443円/月、入学時のみ入学金33,000円
空き状況
下高井戸8D校は「水曜日(満席)・木曜日(あと1名)・金曜日(満席)」と公式に告知(2026年9月確認)
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校/自由が丘校/二子玉川校(2026年9月確認)

⑥ 8Dこども教室

下高井戸駅から徒歩3分、公式サイトに記載された住所は「世田谷区赤堤4-41-5 あいばらビル301」で、NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校と同じです。運営は株式会社ニチエー教育事業部。もともとは表現教室で、「火曜・水曜・金曜は不登校・フリースクールとしても開校しています。」と書かれています。

活動は「工作やお絵描き、書道などのアート活動」「心と体に向き合うマインドフルネス」「感じて伝える表現活動」など。対象は6歳〜15歳で、「現在フリースクールは満席の為、ウェイティングとご相談を承っています。」と公式に告知されています(2026年9月確認)。なお「★New★9月より月曜日フリースクールを追加開校予定」という案内も出ています。在籍校の出席扱いについては、公式サイトに記載を確認できませんでした。

所在地
東京都世田谷区赤堤4-41-5 あいばらビル301(京王線・東急世田谷線「下高井戸」駅 徒歩3分)
運営
株式会社ニチエー 教育事業部
対象
6歳〜15歳(フリースクール部門)
開所
①10:00〜15:00(水・木・金)5時間コース・週1から /②13:00〜15:00(火)2時間コース /「9月より月曜日フリースクールを追加開校予定」
定員
6名〜7名。「現在フリースクールは満席の為、ウェイティングとご相談を承っています。」
費用
2時間コース16,500円/月(月3回)、5時間コース22,000円/月(週1)・44,000円/月(週2)、月曜コース16,500円/月(月2回)。入会金16,500円+事務手数料2,200円+スポーツ保険940円
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず
体験
「体験レッスンは2回まで無料で受付中。無理な勧誘はありませんのでご安心ください。」
電話
03-5434-7681(平日9時〜17時受付)

出典:8Dこども教室(2026年9月確認)

大きな画面をのぞき込む子どもとスタッフ

⑦ 東京サドベリースクール

北烏山にある、時間割も授業もテストもないデモクラティックスクールです。2009年4月開校。公式に「私たちは読み書き算数に関わらず、何かに動機づけて、こちらから『与える』ということをしておりません」と書かれています。校則も年間登校日も、生徒とスタッフ全員が1票を持つミーティングで決めます。

費用はこの記事のなかで最も高い水準です。入学金1人目550,000円、学費 年間844,200円(月70,350円)。入学までの各ステップにも費用がかかり、学校見学3,300円/1日体験6,600円/1週間体験22,000円といった設定です。奨学金制度(月23,450円)と、東京都の助成金(年間24万円)についての案内もあります。「東京サドベリースクールは新しい教育実践の環境であるため、学校教育法第一条にある”学校”としておりません。」と明記されているので、在籍校は別に置いたまま通う形になります。

所在地
東京都世田谷区北烏山1-34-4
運営
一般財団法人 東京サドベリースクール(2009年4月設立)
対象
在籍は5歳〜20歳(入学対象は年度始まりの4月1日時点で5〜17歳)
開所
平日週5日間 9:30〜16:00、年間200日前後を目安(公式内に「10時から16時」との記載もあり)
費用
入学金 1人目550,000円・2人目以降275,000円/学費 1人目 年間844,200円(月70,350円)・2人目以降 年間630,000円(月52,500円)
入学手続の費用
学校説明会・見学3,300円/1日体験6,600円/1週間体験22,000円/1次面談3,300円
定員
人数の明示はなく「定員になり次第受付終了」との告知
出席扱い
「出席扱いになる」という断定の記載は確認できず(学籍について「地元学区の小学校や中学校に籍を置き…卒業資格を得るケースがあります」との記載)
種別
デモクラティックスクール(学校教育法第一条の学校ではない旨を公式に明記)

出典:東京サドベリースクール/入学案内(2026年9月確認)

つくった食べものを手渡しているところ

世田谷区内の民間②|代田・祖師谷・用賀・二子玉川

老舗のNPO、区内に3拠点を持つフリースクール、屋外を拠点にするスクールの3か所です。費用の考え方がそれぞれ違います。

⑧ フリースクール僕んち(NPO法人 僕んち)

代田にある、1994年5月に始まった老舗です。羽根木プレーパークを拠点にした屋外の活動が軸で、合宿・キャンプ、旅プロジェクト、おむすび食堂(毎週月曜12〜14時・無料)など体験型の企画が並びます。入会の条件について、公式にこう書かれています。「年間を通して、人数に余裕があれば、いつでも入会可能です。唯一の条件は、ご本人の希望である事です。」

会員種別が2つあり、毎日利用したい人向けの正会員(入会金50,000円+月35,000円)と、時々利用したい人向けの準会員(入会金20,000円+在籍費20,000円+利用日ごとに2,000円)に分かれています。体験入会は1日5,000円で初回無料。なお開所時間は、トップページと会員募集ページで水曜日の記載が食い違っていました(前者は12〜17時、後者は10〜15時)。曜日と時間は問い合わせのときに確認してください。在籍校の出席扱いについては、公式サイトに記載を確認できませんでした。

所在地
〒155-0033 東京都世田谷区代田4-32-17 サンハイツB
運営
特定非営利活動法人 僕んち(1994年5月設立)
対象
公式サイトに記載を確認できず(入会条件は「ご本人の希望である事」)
開所
月・火・木・金 10〜17時、水曜(トップページは12〜17時、会員募集ページは10〜15時と記載が異なる)。ほかに金曜夜の部(月1回19時半まで)、土曜 月2回
費用
正会員=入会金50,000円+月会費35,000円/準会員=入会金20,000円+月会費20,000円+利用日数×2,000円/体験入会 1日5,000円(初回無料)
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず
相談
水曜15〜17時(それ以外の日程も応相談)

出典:NPOフリースクール僕んち/会員募集(2026年9月確認)

⑨ 学び舎トーカ(祖師谷・用賀中町・自由が丘ESアート)

区内に3つのキャンパスを持つフリースクールです。公式サイトは「『不登校』という言葉をやめ、子どもたちを『学習航海者』と捉える」という立場を掲げ、児童思春期精神科医・臨床心理士・大学研究機関との連携を明記しています。「どのキャンパスでも、子どもへの関わり方や大切にしている考え方は同じ」とのことなので、通いやすさで選べます。

費用は「月額利用料:19,000円〜69,000円・利用日数等によって変わります」。この記事のなかで下限がいちばん低い設定です。通い方についても「毎日通うことが前提ではありません。学校と併用したり、週に数回から始めたりと、通い方はさまざまです」と書かれています。出席扱いは断定しておらず、「在籍校や自治体によって対応が異なります。これまでに出席扱いとなったケースも多くあります」という表現です。開所曜日・時間と定員は公式サイトに記載がないので、問い合わせが必要です。

祖師谷キャンパス
〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷4丁目2-11 307(小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩7〜8分/公式内で表記が異なる)
用賀中町キャンパス
東京都世田谷区用賀4-13-3 ハイマートピア用賀4階(東急田園都市線「用賀」駅 徒歩2分)
自由が丘ESアートキャンパス
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢6丁目16-14(東急大井町線「九品仏」駅 徒歩2分/「自由が丘」駅 徒歩8分)。毎日午後にアートタイム
対象
小学生・中学生
開所
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
定員
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
費用
月額利用料 19,000円〜69,000円(利用日数等によって変わる)。入会金・年会費・教材費の記載は確認できず
出席扱い
「在籍校や自治体によって対応が異なります。これまでに出席扱いとなったケースも多くあります」(断定の記載ではない)

出典:学び舎トーカ/学費・利用について(2026年9月確認)

子どもたちが通学に使う電車

⑩ 太陽と森のスクール

多摩川の河川敷と二子玉川公園を主な活動場所にする、屋外型のフリースクールです。「おうちフリースクールのため、体験の際に詳細場所はお伝えいたします」として番地は公開しておらず、集合場所は「二子玉川公園 スターバックス前」。荒天のときは室内施設を使います。

開所は「基本的に月・水・金の週3日」「10:00〜14:30」で、曜日は固定制ですが、前日18時までの連絡で翌月末までの空いている日に振替ができます(上限 月2回)。出席扱いについては「学校長の方針により異なりますが、世田谷区は比較的協力的な学校が多い印象です。ご希望があれば、一緒に学校と連携できるよう働きかけていきましょう。」という書き方で、断定はしていません。費用は公式サイトの学費ページが画像のみで、金額をテキストとして確認できませんでした。無料体験を実施中とのことなので、そこで確認するのが確実です。

所在地
東京都世田谷区二子玉川上野毛(番地は非公開。集合場所は二子玉川公園 スターバックス前)
対象
6歳〜18歳(着替えや荷物の整理を自立して行えること、グループで行動できることが条件と明記)
開所
基本的に月・水・金の週3日 10:00〜14:30(祝日や活動によって変更の場合あり)
振替
前日18時までの連絡で翌月末までの空いている日に振替可(上限 月2回)
費用
公式サイトの学費ページが画像のみのため、金額を確認できず(要問合せ)。無料体験を実施中
出席扱い
「学校長の方針により異なりますが…一緒に学校と連携できるよう働きかけていきましょう。」(断定の記載ではない)
アクセス
東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅から集合場所まで約徒歩8分/東急大井町線「上野毛」駅から約徒歩12分
所属
東京都フリースクール等ネットワーク/NPO法人フリースクール全国ネットワーク 会員

出典:太陽と森のスクール(2026年9月確認)

畑で実った果実

世田谷区・東京都の支援制度|使えるのは都の月2万円だけです

世田谷区と東京都の公式資料で確認できた内容を整理します。世田谷区の特徴は、公的な受け皿が非常に厚い一方で、民間に通う家庭への区独自の助成が確認できないことです。

制度確認できた内容
東京都フリースクール等利用者支援事業月額最大2万円の助成。令和8年度の申請受付は令和8年5月27日〜令和9年2月12日。入会金・施設維持費・教材費などは対象外。夜間・週末のみの利用は対象外
世田谷区独自の上乗せ区公式サイトで確認できず(不登校支援カテゴリ全9項目、保護者向けハンドブック、不登校支援ガイドライン、令和8年度当初予算概要まで確認)
ほっとルームせたがYah!オンライン区内在住で不登校またはその傾向がある小1〜中3が対象。月・金 11:00〜15:00、水 10:30〜16:30。「本事業利用に係る費用は無料です」。区が株式会社トライグループに委託
校内別室「ほっとルーム」令和8年度当初予算概要に「全区立小中学校(91校)で展開」と記載。「学校に登校しているが、教室で授業を受けることが難しい児童生徒が安心して過ごせる学校内の居場所」
学びの多様化学校世田谷中学校分教室「ねいろ」(弦巻3-16-8・令和4年4月開設・各学年20名/年間総授業時数910時間)と北沢学園中学校(北沢4-32-20・令和8年4月開校・各学年20名/年間総授業時数840時間)の2校
オンラインのほうが、出席扱いの書き方がはっきりしています

ほっとスクール4館の個別ページには、費用も出席扱いも記載がありません(出席扱いについては、区の「学びの多様化学校(不登校特例校)等基本構想」に「通室日は学校での出席扱いになる。」という記述があります)。
これに対してほっとルームせたがYah!オンラインは、区の事業案内に「参加した区立小中学校の児童・生徒について、学期毎に教育相談課より在籍学校あてに出席日等を報告することにより、在籍学校での出席扱い」と、仕組みまで書かれています。費用も「無料」と明記。家から出るのが難しい時期に、先に手をつけやすいのはこちらです。

学びの多様化学校は「抽選」になることがあります

対象は「不登校(連続または継続して30日以上欠席している生徒)または、不登校の傾向がみられる児童・生徒」で、「世田谷区内に在住している児童・生徒(小学6年生、中学1~2年生)」。学区ではなく区内全域が対象です。
申込時期は新1年生が8月上旬、新2・3年生が11月上旬と決まっていて、面談や授業体験を経て教育委員会が判断します。申込が多数の場合は抽選で、区のQ&Aに「抽選結果は、募集期間の終了後、数日中に不登校支援窓口からお電話でお知らせします。」と書かれています。思い立った月に動けるとは限らないので、逆算が必要です。

民間に通うなら、区の上乗せはない前提で

荒川区には東京都の月2万円に区独自の助成(月額2万円上限)を上乗せする制度がありますが、世田谷区については、区公式サイトのどのページにもフリースクール利用料の助成に関する記載を確認できませんでした。
つまり、たとえば学び舎トーカの月19,000円なら都の助成でほぼカバーできますが、東京サドベリースクールの入学金550,000円は、都の助成でも対象外(入会金は対象外)で全額自己負担になります。民間を検討するときは、月額だけでなく初期費用を必ず合計して見てください。

出典:世田谷区 ほっとスクール(教育支援センター)/世田谷区 ほっとルームせたがYah!オンライン/世田谷区 学びの多様化学校(不登校特例校)/世田谷区 令和9年4月転入学 募集要項(PDF)/世田谷区 令和8年度当初予算概要(PDF)/世田谷区立学びの多様化学校(不登校特例校)等基本構想(PDF)/東京都 フリースクール等利用者等支援事業(2026年9月確認)

黒板に子どもの字で書かれたメッセージ
まずは、メタバース校舎をのぞいてみませんか

無料の体験説明会では、実際の授業の様子をご覧いただけます。お子さんの参加は必須ではありません。保護者の方だけで、話を聞くところから始めていただけます。

NIJINアカデミーの世田谷区内3教室を、もう少し詳しく

世田谷区には、NIJINアカデミーのリアル教室が3か所あります。1つの区に3教室があるのは、全国でもここだけです。それぞれ場所も曜日も運営者も違うので、家からの距離と生活リズムで選べます。

世田谷下高井戸8D校は赤堤4-41-5のあいばらビル301。京王線・世田谷線の下高井戸駅から徒歩3分で、水・木・金の10時〜15時に開いています。定員6〜7名。この記事の⑥で紹介した8Dこども教室と公式サイトに記載された住所が同じで、表現・アート系の活動が重なります。「水曜日(満席)・木曜日(あと1名)・金曜日(満席)」と空き状況が公開されているので、まず確認してください。

自由が丘校は奥沢6丁目33-7 内海ビルⅢ 205号室、自由が丘駅南口から徒歩5分。毎週月曜日の10時〜15時、定員5名と、この3校でいちばん小さい規模です。二子玉川校は玉川4-11-2 あっぷるハウス2階で、運営は株式会社ウィズダムアカデミー。毎週月曜9時30分〜14時30分、対象は小学1年生〜6年生で、昼食・食材・備品などの諸費用が月11,000円に含まれます。

3校に共通するのは、リアル教室に行く日と、家からメタバース校舎に参加する日を組み合わせられること。ほっとスクールが「同時に2か所は使えない」のに対して、こちらは週のなかで場所を使い分ける設計になっています。

NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校の活動の様子
所在地
〒156-0044 東京都世田谷区赤堤4-41-5 あいばらビル301《京王線・東急世田谷線「下高井戸」駅 徒歩3分》
開校
水曜日・木曜日・金曜日 10:00〜15:00
定員
6〜7名
対象
小学生・中学生
空き状況
水曜日(満席)・木曜日(あと1名)・金曜日(満席)。ウェイティング・ご相談受付(2026年9月確認)
連絡先
080-9641-5558 / nijin.academy.shimotakaido8d@gmail.com
費用
ハイブリッド通学(週1回)合計47,443円/月(リアル校16,500円+メタバース校23,760円+施設使用料1,683円+教室授業料5,500円)。週2回は合計69,443円/月
区内の他の教室
自由が丘校(奥沢6-33-7/月曜/定員5名)、二子玉川校(玉川4-11-2/月曜/小1〜小6)
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校(2026年9月確認)

オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学

世田谷区は、公的な受け皿がとても厚い区です。ほっとスクール4か所、学びの多様化学校2校、全91校の校内別室、無料のオンライン。ここまで揃っている区はそう多くありません。

ただし、いくつか条件があります。ほっとスクールは同時に2か所を使えず、希望丘は説明会に出てからでないと見学できません。学びの多様化学校は申込時期が年2回に限られ、抽選になることもあります。「今すぐ、明日から」に応えられる入口ばかりではないのが実際のところです。

そのあいだを埋める選択肢として、NIJINアカデミーのメタバース校舎があります。平日は毎日開いていて、家から参加できます。顔も声も出さずチャットだけで参加してかまいませんし、区内3校のリアル教室に週1回だけ通う形と組み合わせることもできます。待っている時間を、何もない時間にしないための置き場所として見てみてください。

メタバース校舎のオンライン授業の画面
メタバース校舎の特徴
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
  • 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
  • 出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

特性とつきあいながら、学びと打ち込みたいことの両方を進めている中学1年生の話です。教室に入りにくい時期に何が助けになったのかが、本人の言葉で語られています。

出席扱いを相談するときの進め方

自分で決めた級に挑戦しているタイピング検定の画面

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。

  1. 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
  2. 市町村の教育委員会 学校教育課に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口です。市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
  3. 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
  4. 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を必ず確認します。
  5. 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

見学のときに聞いておきたい6つのこと
  • 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
  • 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
  • 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
  • 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
  • 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
  • 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です

よくある質問

世田谷区立の学校に通っています。まずどこに相談すればいいですか?
在籍校の担任の先生と、区の不登校支援窓口です。ほっとスクールは4か所とも月曜日〜金曜日の午前9時〜午後5時に相談を受け付けています(城山 03-6453-1527/尾山台 03-5706-5631/希望丘 03-6304-6808/北沢 03-6416-8864)。学校に登校できている日があるなら、まず校内別室「ほっとルーム」について学校に聞いてみるのも入口になります。
ほっとスクールは4か所ありますが、通いながら比べられますか?
できません。区の公式ページに「複数のほっとスクールに同時に通室することはできませんので、どの施設を見学するか迷われている場合は、お申し込みの前に、見学を希望される施設へご相談ください。」と明記されています。見学の段階で決めることになります。なお希望丘だけは、見学の前に保護者向け説明会(原則毎月第3木曜日)への参加が必要です。
校外での活動で水辺に立ち寄った場面
フリースクールの費用に、世田谷区の補助はありますか?
世田谷区独自のフリースクール利用料助成は、区公式サイトで確認できませんでした(不登校支援のカテゴリ、保護者向けハンドブック、不登校支援ガイドライン、令和8年度当初予算概要まで確認しています)。使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業の月額上限2万円です。令和8年度の申請受付は令和8年5月27日から令和9年2月12日まで。入会金・施設維持費・教材費などは対象外です。
費用がいちばん抑えられるのはどこですか?
公的な施設(ほっとスクール4館・学びの多様化学校)は、公式サイトに費用の記載がありません。「ほっとルームせたがYah!オンライン」は「本事業利用に係る費用は無料です」と明記されています。民間では学び舎トーカが「月額利用料:19,000円〜69,000円」と下限を公表しており、8Dこども教室の2時間コースが16,500円/月(月3回)です。一方で東京サドベリースクールは入学金550,000円・学費 年間844,200円と幅があります。
この記事の情報は最新ですか?
2026年9月時点で、世田谷区・東京都の公式資料および各施設の公式サイトを確認して作成しています。なお、ほっとスクールの一覧ページには「令和8年4月には4か所目のほっとスクール『北沢』が開設します。」という開設前の表現が残っていました。フリースクール僕んちは水曜の開所時間が、学び舎トーカ祖師谷は最寄駅からの徒歩分数が、それぞれ公式サイト内で食い違っています。費用や開所日は変更されることがあるため、見学のお申し込み前に必ず各施設へ直接ご確認ください。

まとめ

世田谷区内の10か所を見てきました。選び方の軸は次の3つです。

世田谷区での選び方
  • 今日から何かを始めたいなら——ほっとルームせたがYah!オンライン。費用は無料で、出席扱いの仕組みまで区が公表しています
  • 小さな集団がいいなら——ほっとスクール「尾山台」(定員10名程度)。民間ならNIJINアカデミー自由が丘校(定員5名)や8Dこども教室(6〜7名)
  • 学校そのものを変えるなら——学びの多様化学校2校。ただし申込は年2回で、抽選になることがあります

世田谷区は、公的な入口の数では23区でも屈指です。そのぶん、どこから入るかで手続きも待ち時間も変わります。ほっとスクールは見学の前に絞り込みが要り、学びの多様化学校は申込月が決まっている。「いつ動くか」を先に決めておくと、選択肢が減りません。

そして民間を考えるなら、区の上乗せはない前提で、月額と初期費用を合計して見積もること。出席扱いについては、この区の民間施設はいずれも断定した書き方をしていません。在籍校の校長判断になるので、見学のときに「学校への報告をどんな形で出してもらえるか」を必ず聞いてください。同じ費用でも、そこが違えば意味が変わります。

広い草原に立って空を見上げているところ
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