- 八王子市と周辺から通える10か所の、住所・対象・費用・開所日
- 八王子市が出席扱いの要件を12項目のガイドラインで明文化していること
- 市独自の利用料補助は確認できず、使えるのは東京都の月額上限2万円だけであること
- 高尾・西部に自然体験型、駅前に学習支援型という、市内のはっきりした二極分化
八王子でフリースクールを探すときに、先に知っておきたい3つのこと
1. 公的な受け皿が、全国的に見てもかなり厚い
八王子市には適応指導教室が3か所(ぎんなん・松の実・やまゆり)あり、さらに市立高尾山学園という学びの多様化学校があります。高尾山学園は平成16年4月、構造改革特区制度を使って開設されたもので、小学4年生から中学3年生までの八王子市民が転学して通う形をとります。加えて、東京都のポータルにはオンライン型の教育支援センター「はちっこルーム」も掲載されています。
これだけの選択肢を市が自前で持っている自治体は多くありません。民間を探す前に、まず公的な選択肢を一度は確認しておくのが八王子での順番です。
出典:八王子市 適応指導教室/八王子市 高尾山学園の概要(2026年9月確認)
2. 出席扱いの要件が、12項目で明文化されている
八王子市は「八王子市立学校における不登校児童・生徒の出席取扱いガイドライン」を公表しています。民間施設に通う場合の要件が項目立てで整理されていて、たとえば「学校と施設が相互に児童・生徒を支援するために、必要な情報を交換するなど、学校との間に十分な連携・協力関係が保たれている」ことが挙げられています。手続きとしては、施設の責任者が「民間施設の相談・指導状況等報告書」を作成し、校長が確認する流れです。
注意しておきたいのが第1要件で、「当該児童・生徒が公的機関での指導機会が得られない、もしくは通うことができない」と書かれています。つまり公的機関に通えるならまずそちらが前提、という組み立てです。公的な受け皿が3教室+高尾山学園と厚い八王子では、この一文が他の自治体より重く働く可能性があります。
出典:八王子市 フリースクール等民間施設・団体との連携(2026年9月確認)
3. 市独自の補助は確認できず、使えるのは東京都の月2万円
八王子市の公式サイトと、東京都の「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ」の八王子市ページを確認しましたが、市独自のフリースクール利用料補助は確認できませんでした。都のポータルの八王子市ページには、そもそも「経済的支援」という項目自体がありません。
使えるのは東京都フリースクール等利用者等支援事業(月額上限2万円)です。都内在住の不登校の小中学生が対象なので、多摩地域でも区部と同じように申請できます。ただし助成されるのは「利用料」だけで、入会金・施設維持費・教材費は対象外です。入会金が数万円かかる施設や、月々の施設維持費が別建てになっている施設では、実際にカバーされる割合が下がります。
出典:東京都フリースクール等利用者等支援事業(2026年9月確認)
【一覧表】八王子市から通えるフリースクール10選
八王子市とその周辺から通える10か所です。費用・対象・開所日は各施設の公式サイトまたは八王子市の公式資料に記載されている内容をそのまま掲載しています(2026年9月確認)。記載がない項目は「記載なし」「要問合せ」としています。
| 施設名 | 市町村 | 種別 | 対象 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| ① 八王子市適応指導教室(3教室) | 八王子市 | 公的 | 小・中 | 記載なし |
| ② 八王子市立高尾山学園 | 八王子市 | 公的 | 小4〜中3 | 記載なし |
| ③ NEOS自由学園 | 八王子市 | 民間 | 小1〜中3 | 27,500円/月 |
| ④ フリースクール Forest Island | 八王子市 | 民間 | 小1〜中3 | 20,000円〜/月 |
| ⑤ 若者支援スクール AHHA | 八王子市 | 民間 | 記載なし | 25,000円〜/月 |
| ⑥ ならはらの森 なかの学舎 | 八王子市 | 民間 | 記載なし | 記載なし |
| ⑦ 昼間の塾フレップ 八王子本校 | 八王子市 | 民間 | 記載なし | 記載なし |
| ⑧ NIJINアカデミー南大沢校 | 八王子市 | 民間 | 小・中 | ハイブリッド |
| ⑨ こどもリビング | 多摩市 | 民間 | 小1〜中3 | 43,000円/月 |
| ⑩ 工芸技能学院 小中フリースクール | 日野市 | 民間 | 小5〜中3 | 記載なし |

NIJINアカデミーは、全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクールです。「まだどこにするか決めていないけれど、選択肢を整理したい」というご相談だけでも大丈夫です。お子さんの参加は必須ではありません。保護者の方だけで、話を聞くところから始めていただけます。
八王子市の公的な受け皿|まずここから
八王子市立の小中学校に在籍しているなら、ここが出発点になります。全国的に見ても選択肢が多い部分です。
① 八王子市適応指導教室(ぎんなん・松の実・やまゆり)
八王子市が設置する適応指導教室で、市内に3教室あります。ぎんなん教室は散田町の八王子市教育センター内、松の実教室は市立鹿島小学校内、やまゆり教室は市立高尾山学園内にあります。やまゆり教室は「年間30日以上の欠席」が要件とされています。
市の公式ページには「指導要録上の出席扱いになります」と明記されており、教室が毎月、在籍学校長に通級状況を報告して連携する仕組みです。教科指導は原則として個別学習。朝が苦手な場合も「初めは通える時間に来て、少しずつ生活のリズムを取り戻すようにします」と柔軟に対応すると書かれています。通級は毎日でなくてもよく、教育相談室との併用も可能です。
利用料については市の公式ページに記載がありませんでした。ここは教育指導課にご確認ください。
- 所在地
- ぎんなん教室=八王子市散田町2-37-1(八王子市教育センター内)/松の実教室=八王子市鹿島13(市立鹿島小学校内)/やまゆり教室=八王子市館町1097-30(市立高尾山学園内)
- 対象
- 長く学校を休んでいる小学生・中学生(やまゆり教室は年間30日以上の欠席が要件)
- 開所
- 月〜金 9:30〜14:30
- 費用
- 公式サイトに記載なし
- 出席扱い
- 記載あり(「指導要録上の出席扱いになります」)
- 内容
- 教科学習(原則個別)・教育相談・カウンセリング・体験的活動
Googleマップで場所を見る(ぎんなん教室=八王子市散田町2-37-1)
出典:八王子市 適応指導教室(2026年9月確認)
② 八王子市立高尾山学園
平成16年4月、構造改革特区制度で開設された公立の小中一貫校(学びの多様化学校)です。市の公式ページでは「不登校の児童・生徒のための体験型学校」と説明されています。八王子市内在住の小学4年生から中学3年生が対象です。
入学要件は、市内に住所があることに加えて、「年間30日以上の欠席、または保健室や相談室登校、適応指導教室に通っていて、現在もその状態が続いていること」(病気や経済的理由による欠席者は除く)。転入学の前に、併設の適応指導教室「やまゆり教室」への通室が必要です。
フリースクールとは性格が違い、在籍そのものが市立学校に移る形なので、「出席扱い」の枠組みとは別のものとして考えることになります。
- 所在地
- 八王子市館町1097-30(JR高尾駅・京王高尾駅南口よりバス10分)
- 種別
- 市立の学びの多様化学校(小中一貫校)
- 対象
- 八王子市内在住の小学4年生〜中学3年生
- 入学要件
- 年間30日以上の欠席、または保健室・相談室登校、適応指導教室通級の状態が続いていること(病気・経済的理由による欠席は除く)
- 費用
- 公式サイトに記載なし
- 手続き
- 転入学前に併設の適応指導教室「やまゆり教室」への通室が必要
- 問い合わせ
- 教育指導課 042-663-3216
Googleマップで場所を見る(八王子市館町1097-30)
出典:八王子市 高尾山学園の概要(2026年9月確認)

八王子市内の民間5か所|高尾・西部と駅前で性格が分かれます
市内の民間施設は、自然体験を軸にする高尾・西部の施設と、学習支援を軸にする八王子駅周辺の施設に、きれいに分かれています。
③ NEOS自由学園
散田町と台町の2拠点で運営されている施設です。英会話・パソコン・生成AI・子ども話し方トレーニングを学習の中心に据えているのが特徴で、教職員免許資格者と英会話講師が対応します。ITスキル寄りの設計は、市内でも珍しい部類です。
費用は入会費用6,000円(税込)、月料金27,500円、教材費等500円と公式サイトに明記されています。東京都のフリースクール等利用料助成金の申請支援も行っていると書かれています。出席扱いについては公式サイトに明記がありませんでした。
- 所在地
- 散田町学習室=八王子市散田町2-37/台町教室=八王子市台町3-20-1
- 対象
- 小学1年生〜中学3年生(3年生以下で家族同伴の場合は要相談)
- 開所
- 毎週 月・木・金 午前9時30分より
- 費用
- 入会費用6,000円(税込)/月料金27,500円/教材費等500円
- 出席扱い
- 公式サイトに記載なし
- 内容
- 英会話・パソコン・生成AI・子ども話し方トレーニング
Googleマップで場所を見る(散田町学習室=八王子市散田町2-37)
出典:NEOS自由学園(2026年9月確認)
④ フリースクール Forest Island(NPO法人Big Forest)
高尾町にあるNPO法人運営の施設です。初等部は火・木・土、中等部は火・木と、学齢で開校曜日を分けているのが特徴。開校時間は10:00〜15:30です。
料金は入会金無料で、通い放題のベーシックプラン33,000円、週1回のライトプラン20,000円、単発5,500円(いずれも税込)の3段階。市内では珍しく、料金体系を全面的に公開しています。東京都の助成が「利用料」のみを対象とすることを考えると、入会金がかからない設計は実質的な負担で効いてきます。出席扱いについては公式サイトに明記がありませんでした。
- 所在地
- 〒193-0844 東京都八王子市高尾町1596-2
- 対象
- 小学1年生〜中学3年生(高校生は要問合せ)
- 開所
- 初等部=毎週火・木・土/中等部=毎週火・木/10:00〜15:30
- 費用
- 入会金無料。ベーシックプラン(何回でも)33,000円/ライトプラン(週1回・曜日固定)20,000円/単発5,500円(いずれも税込)
- 出席扱い
- 公式サイトに記載なし
Googleマップで場所を見る(東京都八王子市高尾町1596-2)
出典:NPO法人Big Forest フリースクールForest Island(2026年9月確認)
⑤ 若者支援スクール AHHA(アハ)
弐分方町にある施設で、多摩地域では珍しい寄宿型(住み込み)のコースを持っています。寄宿型は月曜から金曜の夕方まで、通学型は平日10時〜16時です。
費用は寄宿型が入会金80,000円・月額73,000円(冬季追加8,000円)、通学型が入会金10,000円・月額25,000円または1日2,000円。国際NGOによる「国内留学プログラム」、非認知能力育成の「Science of Life プログラム」、独自の英会話プログラムを展開しており、通信制高校のサポートと海外研修の機会もあると記載されています。出席扱いについては公式サイトに明記がありませんでした。
なお東京都の助成は「利用料」が対象で入会金は対象外なので、寄宿型の入会金80,000円は全額が自己負担になる点は押さえておいてください。
- 所在地
- 東京都八王子市弐分方町343-2
- 対象
- 公式サイトに学年の記載なし
- 開所
- 寄宿型=月〜金 夕方まで/通学型=平日10:00〜16:00
- 費用
- 寄宿型=入会金80,000円・月額73,000円(冬季追加8,000円)/通学型=入会金10,000円・月額25,000円または2,000円/日
- 出席扱い
- 公式サイトに記載なし
- 内容
- 国内留学プログラム/Science of Life プログラム/英会話
Googleマップで場所を見る(東京都八王子市弐分方町343-2)
出典:若者支援スクール AHHA(2026年9月確認)
⑥ ならはらの森 なかの学舎
楢原町にあるNPO法人運営の居場所です。自然遊び・仲間との生活づくり・興味の追究を重視し、遊び場と子ども食堂もあわせて運営しています。緑の多い環境で過ごせる場所です。
対象・開所時間・費用のいずれも公式サイトに記載がなく、要問合せとなります。なお公式サイトには、登録児童生徒数の増加により新規の見学・体験・入会の受付を停止中という告知が出ています(2026年9月時点)。多摩地域の受け皿が足りていないことが、こういう形で表に出ています。
- 所在地
- 〒193-0803 東京都八王子市楢原町1378-16
- 対象
- 公式サイトに記載なし(要問合せ)
- 開所
- 公式サイトに記載なし(要問合せ)
- 費用
- 公式サイトに記載なし(要問合せ)
- 出席扱い
- 公式サイトに記載なし
- 備考
- 2026年9月時点で新規の見学・体験・入会の受付を停止中との告知あり
Googleマップで場所を見る(東京都八王子市楢原町1378-16)
出典:ならはらの森 なかの学舎(2026年9月確認)
⑦ 一般社団法人 昼間の塾フレップ 八王子本校
八王子駅至近の元横山町にある市街地型の施設です。「不登校のお子様も自分らしく過ごせる居場所」「サードプレイス」を掲げ、個々のペースに合わせた学習に加えて、絵やものづくり、ゲーム、外遊びを取り入れています。
費用については「フレップでは入塾料はいただいておりません」と入会金がかからないことを明記していますが、月謝の金額は公式サイトに記載がありません(月額制と日数制の二種類がある旨のみ)。開所曜日は火・水・金・土の11:00〜16:00ですが、一時的な縮小の告知が出ていることがあるため、問い合わせ時にご確認ください。
- 所在地
- 東京都八王子市元横山町1-10-3 池田ビル216
- 対象
- 公式サイトに学年の記載なし
- 開所
- 火・水・金・土 11:00〜16:00(公式サイトに一時的な開所曜日縮小の告知あり。要問合せ)
- 費用
- 入会金なし(「入塾料はいただいておりません」)。月謝の金額は公式サイトに記載なし(月額制と日数制の二種類)
- 出席扱い
- 公式サイトに記載なし
Googleマップで場所を見る(東京都八王子市元横山町1-10-3 池田ビル216)
出典:一般社団法人 昼間の塾フレップ(2026年9月確認)

南大沢と、近隣市の2か所
八王子市南部の南大沢と、多摩市・日野市の施設です。京王相模原線・中央線沿線から通える範囲に入ります。
⑧ NIJINアカデミー南大沢校
南大沢にある木曜開校のリアル教室です。定員8名、9:30〜14:30の開校で、小学生・中学生が対象。開校日以外の平日は、自宅からメタバース校舎の授業に参加できる形です。詳しくは記事の後半で紹介します。
- 所在地
- 東京都八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F
- 開校
- 毎週木曜日 09:30〜14:30
- 定員
- 8名
- 対象
- 小学生・中学生
- 連絡先
- 042-682-2528
- 出席扱い
- NIJINアカデミー全体として、希望者の9割以上が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
Googleマップで場所を見る(東京都八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F)
出典:NIJINアカデミー南大沢校(2026年9月確認)
⑨ こどもリビング
京王線・小田急線の聖蹟桜ヶ丘に近い一ノ宮にある施設です。学童保育・フリースクール・コミュニティカフェを融合させた形で、開所時間が8:00〜20:00と圏内でも最長クラス。共働き家庭の受け皿として機能しています。
「自活」をテーマに、「人を大切にする」「物を大切にする」「自分の事に責任を持つ」の三ヶ条を掲げています。費用は会員登録料3,000円、フリースクールレギュラー会員43,000円/月(上限63,000円、年会費12,000円)など。東京都の助成金(月上限2万円)の申請が可能である旨も記載されています。出席扱いについては公式サイトに明記がありませんでした。
- 所在地
- 東京都多摩市一ノ宮2-45-3
- 対象
- 小学1年生〜中学3年生
- 開所
- 8:00〜20:00(土日祝および12/29〜1/4は休み)
- 費用
- 会員登録料3,000円/フリースクールレギュラー会員43,000円/月(上限63,000円、年会費12,000円)/学童レギュラー会員23,000円/月(上限43,000円、年会費12,000円)/延長料250円/30分
- 出席扱い
- 公式サイトに記載なし(東京都助成金の申請が可能である旨の記載あり)
Googleマップで場所を見る(東京都多摩市一ノ宮2-45-3)
出典:こどもリビング(2026年9月確認)
⑩ 工芸技能学院 小中フリースクール
京王線「百草園」駅に近い落川にある施設です。美術工芸教育を通じて自信を取り戻すことを目指すという、他にはない路線をとっています。対象は小学5年生〜中学3年生。集団生活が苦手な児童、子どもの特性理解を求める家庭を主な対象としています。
注目したいのは出席扱いの記載で、公式サイトに「在籍している学校の出席扱いとなります」と明記されています。今回調べた八王子圏の施設のなかで、出席扱いをここまではっきり書いているのはここだけでした。卒業後は高等部(通信制高校の学習)や専門校への進学が可能とされています。費用は募集要項へのリンクがあるのみで、サイト本体には金額の記載がありません。
- 所在地
- 〒191-0034 東京都日野市落川993(2F)
- 対象
- 小学5年生〜中学3年生
- 開所
- 公式サイトに記載なし(要問合せ)
- 費用
- 公式サイトに金額の記載なし(募集要項PDFへのリンクあり)
- 出席扱い
- 記載あり(「在籍している学校の出席扱いとなります」)
- 内容
- 美術工芸教育による自信回復
出典:工芸技能学院 小中フリースクール(2026年9月確認)
八王子市・東京都の支援制度|市独自の補助は確認できませんでした
八王子市と東京都の公式資料で確認できた内容を整理します。市独自の利用料補助は確認できず、使えるのは東京都の月額上限2万円のみという状況です。
| 自治体 | 確認できた内容 |
|---|---|
| 八王子市 | 適応指導教室3教室+市立高尾山学園+オンラインの「はちっこルーム」を設置。出席扱いの要件を12項目のガイドラインで明文化。保護者向けのフリースクール利用料補助は確認できず |
| 東京都 | 東京都フリースクール等利用者等支援事業=月額上限2万円。都内在住の不登校の小中学生が対象で、多摩地域も含む。令和8年度の申請受付は令和8年5月27日〜令和9年2月12日、四半期ごとに支給。入会金・施設維持費・教材費は対象外 |
東京都内には、都の月2万円に加えて区独自の助成を上乗せしている区が複数あります。一方、八王子市では市独自の助成が確認できず、多摩地域の他市でも同様の傾向が見られます。
同じ東京都に住んでいても、使える金額に差が出る構造になっているということです。引っ越しの予定がある場合や、近隣市の施設を検討している場合は、「どこの市の学校に在籍しているか」で制度が変わる点を先に確認しておくと無駄がありません。
市のガイドラインでは、民間施設での出席扱いの要件の筆頭に「当該児童・生徒が公的機関での指導機会が得られない、もしくは通うことができない」が置かれています。
適応指導教室3教室と高尾山学園という厚い公的受け皿を持つ八王子市では、この要件が実務上どう運用されるかで結論が変わり得ます。民間施設を検討する段階で、在籍校の担任と教育指導課(042-663-3216)に、この点をあらかじめ相談しておくことをおすすめします。
出典:八王子市 フリースクール等民間施設・団体との連携/東京都フリースクール等利用者等支援事業/TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 八王子市(2026年9月確認)

NIJINアカデミー南大沢校を、もう少し詳しく
京王相模原線「南大沢」駅の近く、フレスコビル2階にある教室です。毎週木曜日の9:30〜14:30、定員8名という小さな規模で運営されています。
八王子市は面積が広く、高尾・西部の施設に通おうとすると南大沢からはかなりの距離になります。京王相模原線沿線に受け皿があること自体が、この地域では意味を持ちます。多摩市・町田市方面からも通いやすい位置です。
そしてもうひとつの柱が、リアル教室とメタバース校舎の組み合わせです。南大沢校の開校は木曜日ですが、それ以外の平日は自宅からメタバース校舎の授業に参加できます。週1日の通学から始めて、慣れてきたら日数を増やすという進め方ができます。

- 所在地
- 東京都八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F
- 開校
- 毎週木曜日 09:30〜14:30
- 定員
- 8名
- 対象
- 小学生・中学生
- 連絡先
- 042-682-2528
- 費用
- 授業料と施設使用料の組み合わせ。メタバース通学/ハイブリッド通学/リアル教室通学から選べます(詳細は教室ページをご確認ください)
- 出席扱い
- NIJINアカデミー全体として、希望者の9割以上が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
出典:NIJINアカデミー南大沢校(2026年9月確認)
オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学
八王子市は、公的な受け皿が厚い一方で市独自の補助がなく、東京都の月2万円だけが頼りという地域です。しかもその2万円は「利用料」にしかかからないので、入会金や施設維持費が大きい施設ほど自己負担が残ります。
そして市内で人気のある施設は、なかの学舎のように新規受付を停止しているところもあります。多摩の受け皿は、数のうえでは足りていません。
そのうえで、どの施設を選んでも「残りの平日をどう過ごすか」という問題は残ります。NIJINアカデミーのメタバース校舎は、その部分を埋める選択肢です。平日は毎日開いていて、家から参加できます。片道1時間かけて通う日と、家から参加する日を組み合わせられる、と考えてみてください。

- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
- 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
- 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
- 出席扱いを希望した生徒の9割以上が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
- 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円
無料の体験説明会では、実際の授業の様子をご覧いただけます。お子さんの参加は必須ではありません。保護者の方だけで、話を聞くところから始めていただけます。
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
文章だけでは、実際にどんな大人が子どもと関わっているのかまでは伝わりません。NIJINアカデミーのスタッフが何を考えて子どもと向き合っているのかを話している動画です。
出席扱いを相談するときの進め方

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。
- 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
- 市町村の教育委員会 学校教育課に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口です。市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
- 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
- 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を必ず確認します。
- 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。
参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
- 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
- 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
- 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
- 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
- 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
- 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です
よくある質問
まとめ
八王子市とその周辺から通える10か所を見てきました。選び方の軸は次の3つです。
- 費用を抑えたいなら——まず八王子市の適応指導教室3教室。民間なら入会金がかからないForest Island(週1回20,000円)やフレップ
- 出席扱いを重視するなら——公式に明記している適応指導教室と、日野市の工芸技能学院。民間を選ぶ場合は第1要件の扱いを在籍校に先に確認
- 学びの中身で選ぶなら——ITスキル中心のNEOS自由学園、自然体験のForest Island、美術工芸の工芸技能学院、寄宿型のAHHA
八王子は、公的な受け皿が全国的に見ても厚い、めずらしい自治体です。適応指導教室3教室に高尾山学園、オンラインのはちっこルームまで揃っています。そのぶん民間を選ぶときにはガイドラインの第1要件が効いてくるので、順番としては「まず公的を確認、そのうえで民間」が現実的です。市の補助がない以上、東京都の2万円をどこまで使えるか(入会金や施設維持費が対象外である点)も、施設を比べるときの材料になります。どの施設に決めるにしても、見学は複数行ったほうが判断しやすくなります。

NIJINアカデミーでは、無料の体験説明会を毎週開いています。「まだ何も決めていない」「他のフリースクールと比べたい」という段階のご相談で大丈夫です。平日毎日開いているメタバース校舎の授業を、実際にご覧いただけます。
