学びの多様化学校一覧|全国84校を都道府県別にまとめました【2026年度】

学びの多様化学校一覧|全国84校を都道府県別にまとめました【2026年度】

「学びの多様化学校って、うちの近くにもあるの?」——いちばん最初に知りたいのは、たぶんそこだと思います。

この記事では、文部科学省が公表している学びの多様化学校(旧・不登校特例校)の一覧をもとに、全国84校を都道府県別・地方別に整理しました。小学生が通える学校、高校、公立と私立の違いもひと目でわかるようにしています。

結論:2026年度の学びの多様化学校
  • 全国で84校——2026年4月に25校が新たに指定され、2023年4月の24校から3年で3倍以上に増えました
  • 設置されているのは34都道府県——東京都14校、福岡県8校、神奈川県5校が多く、13県はまだ1校もありません
  • 中学校が中心——中学校段階を持つ学校が62校。小学生が通える学校は16校、高校は14校です
  • 公立59校・私立25校——公立は授業料がかかりませんが、多くは「その市区町村に住んでいること」が条件です
この記事でわかること
  • 学びの多様化学校の全国一覧(都道府県別・2026年4月時点)
  • 本校型・分校型・分教室型・コース指定型の違い
  • 一覧を見るときに気をつけたい「住所」「定員」「転校」のこと
  • 近くにない地域で、今からできること
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の編集部が、文部科学省の公表資料をもとにまとめています。通える学校が近くにないという相談も、私たちのもとにたくさん届きます。

学びの多様化学校とは(30秒でおさらい)

学びの多様化学校は、不登校の子どもの実態に配慮した「特別の教育課程」を組むことを、文部科学大臣から認められた学校です。2004年に「不登校特例校」として始まり、2023年8月に今の名前になりました。

授業時数や教科の中身を学校ごとに工夫できるのが特徴で、「学び直しの時間」「探究」「ソーシャルスキル」などの新しい教科を設けている学校が多いのが一覧からも読み取れます。国は、各都道府県・政令指定都市に1校以上を置き、将来的に全国300校を目指すとしています。

対象になる子ども、入り方、知っておきたいデメリットは学びの多様化学校のデメリット|対象・入り方とフリースクールとの違いで詳しく解説しています。

出典:文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)について」/文部科学省「学びの多様化学校の設置に向けて(手引き)」(2026年9月確認)

学びの多様化学校の4つの形態

一覧には「本校型」「分校型」「分教室型」「コース指定型」の4つの形態が出てきます。形態によって、通い方や手続きの感覚が少しずつ違います。

形態校数どんな学校か
本校型32校学校全体が学びの多様化学校。独立した校舎を持つ
分校型12校ある学校の「分校」として、別の場所に設けられている
分教室型29校ある学校の一部の学級だけが指定されている。母体の学校の中や近くにある
コース指定型11校高校の中の1コースとして指定されている(すべて高校)

分校型・分教室型は「母体の学校」の一部という扱いです。いまの学校に籍を置いたまま通えるわけではなく、多くの場合は母体校への転校(転学)の手続きが必要になります。扱いは自治体によって違うので、教育委員会に確認しておくと安心です。

出典:文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」(2026年9月確認)

学びの多様化学校はどれくらい増えているか

学びの多様化学校は、2004年(平成16年)に八王子市と京都市で最初の2校が指定されてから、しばらくは年に0〜2校のペースでした。大きく増え始めたのは、国が不登校対策「COCOLOプラン」で設置を後押しした2023年以降です。

指定年新たに指定累計
平成16年2校2校
平成17年1校3校
平成18年1校4校
平成19年2校6校
平成20年1校7校
平成24年1校8校
平成26年1校9校
平成29年1校10校
平成30年1校11校
令和2年3校14校
令和3年2校16校
令和4年4校20校
令和5年4校24校
令和6年11校35校
令和7年24校59校
令和8年25校84校

※文部科学省の一覧(2026年4月時点で指定されている84校)を指定年ごとに数えたもの。途中で廃止・統合された学校は含みません。

とくに2026年(令和8年)は1年で25校が新たに加わり、全体の約3割が今年度指定の学校です。「去年調べたときはなかった」地域にも、学校ができている可能性があるので、以前に調べたことがある方も改めて確認してみてください。国は、各都道府県・政令指定都市に1校以上、将来的に全国300校の設置を目指しています。

出典:文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」(2026年9月確認)

明るい光が入る誰もいない教室(イメージ写真)
NIJINアカデミーのイベントに集まった全国の子どもたちとスタッフの集合写真オルタナティブスクールという選択肢

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【都道府県別】学びの多様化学校 全国一覧(2026年4月時点・84校)

文部科学省の一覧(2026年4月時点)を、地方ごと・都道府県ごとに並べ替えました。「指定」は文部科学大臣の指定を受けた年です。令和8年(2026年)指定の25校は、今年度に開校・指定されたばかりの学校です。

学校名の下の小さな文字は所在地(市区町村)です。公立の学校は、原則としてその市区町村(県立の場合はその県)に住んでいる子どもが対象になります。

北海道・東北(10校)

都道府県学校名・所在地校種形態設置指定
北海道
3校
星槎もみじ中学校
札幌市
中学校本校型私立平成26年
釧路市立くしろ創明学園(北中学校の分校)
釧路市
中学校分校型公立令和8年
星槎国際高等学校 通信制課程リベラルアーツコース
札幌市
高校コース指定型私立令和7年
青森県
1校
東奥学園高等学校 レバレッジコース
青森市
高校コース指定型私立令和8年
宮城県
3校
白石市立白石南小学校・白石南中学校
白石市
小・中本校型公立令和5年
ろりぽっぷ学園小学校
仙台市
小学校本校型私立令和5年
富谷市立富谷中学校西成田教室
富谷市
中学校分教室型公立令和4年
秋田県
1校
秋田修英高等学校 ステップUPコース
大仙市
高校コース指定型私立令和7年
山形県
1校
上山市立西郷小学校・西郷中学校
上山市
小・中本校型公立令和7年
福島県
1校
棚倉町立棚倉中学校
棚倉町
中学校分教室型公立令和7年

このエリアで、2026年4月時点で文部科学省の一覧に学校がない県:岩手県。

関東(25校)

都道府県学校名・所在地校種形態設置指定
茨城県
1校
リリーベール小学校リリーガーデン
水戸市
小学校分教室型私立令和7年
栃木県
1校
那須塩原市立三島中学校プリズム
那須塩原市
中学校分教室型公立令和8年
埼玉県
2校
さいたま市立いろどり学園小学部・中学部
さいたま市
小・中本校型公立令和8年
川口市立芝園学園中学校
川口市
中学校本校型公立令和8年
千葉県
2校
習志野市立袖ヶ浦西小学校
習志野市
小学校分教室型公立令和7年
浦安市立浦安中学校UMI
浦安市
中学校分教室型公立令和7年
東京都
14校
八王子市立高尾山学園小学部・中学部
八王子市
小・中本校型公立平成16年
東京シューレ葛飾中学校
葛飾区
中学校本校型私立平成19年
東京シューレ江戸川小学校
江戸川区
小学校本校型私立令和2年
東京みらい中学校
足立区
中学校本校型私立令和6年
世田谷区立北沢学園中学校
世田谷区
中学校本校型公立令和8年
福生市立牛浜もくせい中学校(福生第一中学校の分校)
福生市
中学校分校型公立令和2年
調布市立第七中学校はしうち教室
調布市
中学校分教室型公立平成30年
大田区立御園中学校みらい学園
大田区
中学校分教室型公立令和3年
世田谷区立世田谷中学校ねいろ
世田谷区
中学校分教室型公立令和4年
大田区立大森第四小学校 みらい学園初等部
大田区
小学校分教室型公立令和6年
港区立御成門学園御成門中学校
港区
中学校分教室型公立令和7年
町田市立山崎中学校 分教室「ゆめのき」
町田市
中学校分教室型公立令和7年
府中市立浅間中学校「かがやき」
府中市
中学校分教室型公立令和7年
NHK学園高等学校 ライフデザインコース
国立市
高校コース指定型私立平成20年
神奈川県
5校
星槎中学校
横浜市
中学校本校型私立平成17年
星槎高等学校
横浜市
高校本校型私立令和2年
横浜きりん学園
横浜市
小・中本校型私立令和7年
鎌倉市立由比ガ浜中学校(御成中学校の分校)
鎌倉市
中学校分校型公立令和7年
大和市立引地台中学校
大和市
中学校分教室型公立令和4年

このエリアで、2026年4月時点で文部科学省の一覧に学校がない県:群馬県。

地域の居場所もあわせて調べるなら:さいたま市のフリースクールといろどり学園/浦安市のフリースクールと学びの多様化学校UMI/町田市のフリースクールと学びの多様化学校

中部(北陸・甲信越・東海)(11校)

都道府県学校名・所在地校種形態設置指定
新潟県
2校
小千谷市立小千谷中学校上ノ山分校
小千谷市
中学校分校型公立令和8年
上越市立諏訪中学校(雄志中学校の分校)
上越市
中学校分校型公立令和8年
富山県
1校
富山市立古志はるかぜ学園小学部・中学部
富山市
小・中本校型公立令和8年
岐阜県
4校
西濃学園中学校
揖斐郡
中学校本校型私立平成29年
岐阜市立草潤中学校
岐阜市
中学校本校型公立令和3年
北方町立北学園 特例教室「オンリー1」
北方町
中学校分教室型公立令和6年
高山市立宮中学校 学びの多様化教室「にじ色」
高山市
中学校分教室型公立令和6年
静岡県
2校
静岡学園なごみ中学校
静岡市
中学校本校型私立令和8年
静岡市立末広中学校
静岡市
中学校分教室型公立令和8年
愛知県
2校
星槎名古屋中学校
名古屋市
中学校本校型私立平成24年
愛知県立日進高等学校附属中学校
日進市
中学校本校型公立令和8年

このエリアで、2026年4月時点で文部科学省の一覧に学校がない県:石川県・福井県・山梨県・長野県。

地域の居場所もあわせて調べるなら:静岡市のフリースクールと末広中分教室

近畿(13校)

都道府県学校名・所在地校種形態設置指定
三重県
1校
三重県立みえ四葉ヶ咲中学校
津市
中学校本校型公立令和7年
滋賀県
1校
長浜市立浅井中学校
長浜市
中学校分教室型公立令和8年
京都府
2校
京都市立洛風中学校
京都市
中学校本校型公立平成16年
京都市立洛友中学校【昼間部】
京都市
中学校本校型公立平成19年
大阪府
3校
大阪市立心和中学校
大阪市
中学校本校型公立令和6年
大阪府教育センター附属高等学校窓明分校
大阪市
高校分校型公立令和8年
精華高等学校 フリーアカデミーコース
堺市
高校コース指定型私立令和6年
兵庫県
4校
生野学園高等学校
朝来市
高校本校型私立令和6年
生野学園中学校
朝来市
中学校本校型私立令和7年
尼崎市立尼崎琴葉中学校
尼崎市
中学校本校型公立令和8年
神戸市立湊翔楠中学校 分校(通称:みらいポート)
神戸市
中学校分校型公立令和7年
奈良県
2校
大和郡山市立郡山北小学校ASU
大和郡山市
小学校分教室型公立令和5年
大和郡山市立郡山中学校ASU
大和郡山市
中学校分教室型公立令和5年

このエリアで、2026年4月時点で文部科学省の一覧に学校がない県:和歌山県。

中国・四国(8校)

都道府県学校名・所在地校種形態設置指定
島根県
1校
石見智翠館高等学校 アスライズコース
江津市
高校コース指定型私立令和8年
岡山県
2校
美作市立作東中学校 樸学園
美作市
中学校分教室型公立令和7年
岡山県美作高等学校 普通科Bloomコース
津山市
高校コース指定型私立令和6年
山口県
1校
下関市立文洋中学校関西分校
下関市
中学校分校型公立令和8年
香川県
1校
三豊市立高瀬中学校
三豊市
中学校分教室型公立令和4年
高知県
3校
高知市立潮江中学校SOLA
高知市
中学校分教室型公立令和8年
いの町立伊野小学校きぼう
いの町
小学校分教室型公立令和8年
いの町立伊野中学校きぼう
いの町
中学校分教室型公立令和8年

このエリアで、2026年4月時点で文部科学省の一覧に学校がない県:鳥取県・広島県・徳島県・愛媛県。

九州・沖縄(17校)

都道府県学校名・所在地校種形態設置指定
福岡県
8校
福岡市立百道松原中学校
福岡市
中学校本校型公立令和7年
大牟田市立宅峰中学校ほしぞら分校
大牟田市
中学校分校型公立令和6年
宇美町立原田小学校ハピネス分校
宇美町
小学校分校型公立令和7年
宇美町立宇美南中学校ハピネス分校
宇美町
中学校分校型公立令和7年
大野城市立みずほ中学校
大野城市
中学校分校型公立令和8年
福岡海星女子学院高等学校 ブライトコース
福岡市
高校コース指定型私立令和7年
福岡県立小郡高等学校 みらい創造コース
小郡市
高校コース指定型公立令和7年
慶成高等学校 至誠コース
北九州市
高校コース指定型私立令和7年
長崎県
1校
長崎市立桜馬場中学校
長崎市
中学校分教室型公立令和8年
大分県
1校
玖珠町立くす若草小中学校
玖珠町
小・中本校型公立令和6年
宮崎県
3校
宮崎市立ひなた中学校【昼間部】
宮崎市
中学校本校型公立令和7年
都城市立あやめ野中学校
都城市
中学校本校型公立令和8年
延岡市立南浦中学校 熊野江教室
延岡市
中学校分教室型公立令和6年
鹿児島県
3校
志布志市立悠志学園
志布志市
小・中本校型公立令和8年
さつま町立宮之城中学校
さつま町
中学校分教室型公立令和8年
鹿児島城西高等学校 ドリームコース
日置市
高校コース指定型私立平成18年
沖縄県
1校
東表中学校(県内6分教室)
県内6か所
中学校分教室型私立令和7年

このエリアで、2026年4月時点で文部科学省の一覧に学校がない県:佐賀県・熊本県。

地域の居場所もあわせて調べるなら:福岡市のフリースクールと百道松原中/長崎市のフリースクールと県内初の学びの多様化学校

出典:文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」(2026年9月確認)

一覧を見るときに気をつけたい3つのこと

見学の前に確認
「近くにある」=「通える」とは限りません

一覧で学校が見つかったら、次の3つを教育委員会や学校に確認しておきましょう。

01
住所の条件

公立は「市内在住」など、住んでいる地域が条件になることがほとんどです。たとえば、さいたま市のいろどり学園は「市内在住で、原則30日以上欠席している、またはしていた児童生徒」が対象です。

02
定員と募集時期

定員があり、申し込みが多いと入れないことがあります。4月だけでなく、年度の途中で転入を受け付ける学校もあるので、募集時期を早めに確認しておきましょう。

03
転校が必要かどうか

学びの多様化学校に通うには、多くの場合その学校(分教室型なら母体校)への転校が必要です。いまの学校とのつながりをどうするかも、あわせて考えておきたい点です。

条件に合うか分からない段階でも、説明会や見学に参加できる学校は多くあります。

出典:さいたま市「学びの多様化学校について」(2026年9月確認)

近くにない・入れないときに今からできること

2026年時点でも、13県にはまだ学びの多様化学校がありません。設置されている県でも、公立は住んでいる市区町村の学校にしか通えないことが多く、「一覧には載っているのに、うちからは通えない」という家庭の方がむしろ多いのが実情です。

その場合は、教育支援センター(適応指導教室)やフリースクール、オンラインで学べる場を並行して探すのが現実的です。学校以外の場で学んだ日数が、在籍校の判断で出席扱いになるケースもあります(最終判断は在籍校・校長)。詳しくは学びの多様化学校が近くにない・定員オーバーのときの選択肢にまとめています。

NIJINアカデミーは、住んでいる場所に関係なく参加できるオンライン中心のオルタナティブスクールです。メタバース校舎に8〜10人の少人数クラスがあり、1対1の専任サポート担任がつきます。カメラや音声をオフにしたまま見学・参加することもできます。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています。

近くに学校がなくても、
学びの場はつくれます

いまの学校に籍を置いたまま、全国どこからでも参加できます。まずはLINEで、お子さんの状況を気軽にご相談ください。

希望者の出席認定率 97%8〜10人の少人数クラス在籍校はそのまま
机に並んだノートと文房具(イメージ写真)

学びの多様化学校とほかの学びの場を比べる

学びの多様化学校が近くにない、あるいは入れなかったときに検討されることが多いのが、教育支援センター(適応指導教室)、民間のフリースクール、そしてオンラインの学びの場です。

4つの学びの場を正直に比較
学びの多様化学校・教育支援センター・フリースクール・NIJIN

不登校の子が使える代表的な学びの場を、6つの観点で並べました。

学びの多様化学校教育支援センター民間フリースクールNIJIN(オンライン)
住んでいる地域に関係なく使える×△△○
いまの学校に籍を置いたまま使える×○○○
少人数で過ごせる○△△○
学習の記録が在籍校の出席につながる○○△○
カメラ・声を出さずに参加できる×××○
毎日通える対面の校舎がある○○○×

○=対応 △=場所・施設による ×=基本的に非対応 / ※一般的な傾向。出席扱いは最終的に在籍校の校長が判断します。2026年9月時点。

学びの多様化学校は、少人数で、学校そのものに籍を置いて学べるのが最大の強みです。一方で、多くは転校が必要で、住んでいる地域に学校がなければ使えません。教育支援センター(適応指導教室)は市区町村が運営する無料の場で、在籍校に籍を置いたまま通えますが、開いている時間や人数は地域によって違います。フリースクールは場所ごとに雰囲気も費用もさまざまです。

NIJINアカデミーは、対面の校舎に毎日通う形ではないかわりに、住んでいる場所に関係なく、いまの学校に籍を置いたまま、自宅から参加できるのが特徴です。どれか1つを選ぶのではなく、たとえば「学びの多様化学校の見学を進めながら、いまはオンラインで学びを続ける」といった組み合わせもできます。

どの学びの場にも、得意なことと苦手なことがあります。大切なのは、制度の名前ではなく、いまのお子さんの状態に合っているかです。「毎日通う力がまだ戻っていない」「人の多い場所が苦手」「勉強の遅れが気になる」など、いちばん気になっていることから優先順位をつけると、選ぶべき場所が見えやすくなります。

テーブルで工作をする子どもたち

NIJINアカデミーという選択肢

学びの多様化学校が通える範囲にない地域でも、学びの場をつくる方法はあります。そのひとつが、全国どこからでも参加できるNIJINアカデミーです。

NIJINアカデミーは、全国から900名を超える子どもたちが通う、不登校の小中学生のためのオルタナティブスクールです。公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、「学校では本来の姿を出せない子ども」と数多く出会ったことをきっかけに立ち上げました。

メタバース校舎に、いつでも入れる

授業や休み時間は、オンライン上の「メタバース校舎」で過ごします。アバターで校舎の中を動き回り、話したい子のところへ近づいて会話ができます。カメラや音声をオフにしたまま、チャットやリアクションボタンで参加することもできるので、人と話すことに不安がある子も、自分に合った距離から始められます。

8〜10人の少人数クラスと、1対1の担任

クラスは8〜10人ほどの少人数で、学年をこえた子どもたちが一緒に過ごします。一人ひとりに専任のサポート担任がつき、学習の進み具合や気持ちの変化を見ながら伴走します。担任は、教員経験や不登校経験を持つ大人から選ばれています。

授業を選べて、学び直しもできる

月100コマ以上の授業から、興味のあるものを選んで参加できます。教員研修の講師を務める先生や企業・専門家による授業もあり、TOPPANと共同研究したAI型学習ドリル「navima」で、小1〜中3の範囲の学び直しや先取りも自分のペースで進められます。

通い始めた子どもたちの変化

メタバース校舎では、異年齢・異地域の友達と平均3日で友達ができると言われています。自由度の高さに「半信半疑」だった保護者のもとで、入学初日に「友達できたよ!」と笑顔で話した子もいます。

小5から学校に行けなくなり、腹痛や眠れない日を抱えていた中学1年生は、NIJINでプログラミングに出会って「作る側」になり、教育の展示会で企業とともに登壇しました。読み書きに困難のある中学2年生は、デジタルツールでCG制作に打ち込み、展示会のステージで将来のビジョンを語っています。合う環境に出会うと、子どもは驚くほど変わっていく——それが、NIJINで日々見ている光景です。

在籍校の出席扱いと、全国のリアル教室

在籍校と連携し、学習の記録を共有しています。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終的な判断は在籍校の校長)。オンラインだけでなく、全国52か所のリアル教室に週1回から通うこともできます。

費用は、入学金33,000円、授業料は年払いで月19,800円・月払いで月23,760円(施設利用料 月1,683円が別途)です。

保護者にとっての安心

子どもが学校に行けなくなると、保護者も孤立しがちです。NIJINアカデミーでは、専任のサポート担任が子どもの様子を保護者と共有し、在籍校とのやりとりについても相談にのります。保護者同士がつながる機会もあり、「同じ悩みを持つ家庭がほかにもある」と知るだけで気持ちが軽くなったという声も聞かれます。学びの場選びに迷っている段階からでも、まずは話を聞いてみるところから始められます。

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

NIJINアカデミーの公式YouTubeチャンネルで、いちばん多く再生されている動画です。メタバース校舎での授業やクラスの様子、子どもたちの表情から、学校とは違う学びの場の雰囲気が伝わると思います。

よくある質問

学びの多様化学校は全部で何校ありますか?
文部科学省の一覧では、2026年4月時点で全国84校です(本校型32校・分校型12校・分教室型29校・コース指定型11校)。2026年4月に25校が新たに指定されました。
住んでいる市区町村以外の学びの多様化学校に通えますか?
公立の場合は、その市区町村(県立はその県)に住んでいることが条件になっていることがほとんどです。私立は住所の制限がないことが多い一方、授業料がかかります。区域外からの受け入れの有無は、学校や教育委員会に確認してください。
小学生が通える学びの多様化学校はありますか?
あります。小学校段階を持つ学校は2026年4月時点で16校で、小中一貫の学校も含まれます。中学校段階の学校に比べると、まだ少ないのが現状です。
学びの多様化学校の高校はありますか?
14校あります。多くは私立高校の中のコース(コース指定型)で、公立では大阪府の窓明分校、福岡県立小郡高校のみらい創造コースなどがあります。
学びの多様化学校はこれからも増えますか?
国は各都道府県・政令指定都市に1校以上、将来的に全国300校の設置を目指しています。2026年4月だけで25校が加わっており、今後も増えていく見込みです。
一覧に載っていない学校は、学びの多様化学校ではないのですか?
この記事の一覧は、文部科学省が公表している2026年4月時点の指定校です。自治体独自の不登校支援の学級や教室は、学びの多様化学校とは別の仕組みの場合があります。
公立の学びの多様化学校に、別の市区町村から通うことはできますか?
原則として、その市区町村に住んでいる子どもが対象です。区域外就学などで受け入れる場合もありますが、扱いは自治体ごとに違うため教育委員会に確認してください。
タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校の数が足りない地域に住んでいることは、子どもの可能性とは何の関係もありません。近くに学校がなくても、その子が安心して学べる場所は必ずつくれます。

山あいの駅のホーム(イメージ写真)

まとめ

学びの多様化学校は、2026年4月時点で全国84校。3年前の3倍以上に増えましたが、設置されているのは34都道府県で、公立の多くは住んでいる市区町村の子どもしか通えません。一覧で近くの学校が見つかったら、住所の条件・定員・転校の必要性を確認したうえで、説明会や見学に参加してみてください。近くにない場合も、教育支援センターやフリースクール、オンラインの学びの場を並行して探しておけば、選択肢が途切れることはありません。

学びの多様化学校と、
どちらが合うか一緒に考えませんか

「近くにない」「定員で入れなかった」というご相談もよくいただきます。NIJINアカデミーのスタッフが、LINEでお話をうかがいます。

希望者の出席認定率 97%8〜10人の少人数クラス在籍校はそのまま