福岡市から通えるフリースクール10選|7区の費用・出席扱い・百道松原中まで公式情報で比較【2026年版】

福岡市のフリースクール10選 費用・助成・出席扱いのまとめ

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在籍900名超/出席認定 希望者の97%(しくみを見る)/少人数8〜10人制

福岡市でフリースクールを探すとき、知っておくと動き方が変わることが3つあります。ひとつめ。福岡市は、民間フリースクールの一覧もガイドラインも公表していません。市の不登校支援ページを最後まで見ても、民間施設へのリンクは1件もありませんでした。かわりに福岡県教育委員会のリーフレット(令和8年3月)に、市内21施設の名前と住所と電話が載っています。これが福岡市民にとって唯一の公的な一覧です。ふたつめ。学びの多様化学校「福岡市立百道松原中学校」が、令和7年4月に開校しています。早良区百道、福岡市教育センターのなかです。みっつめ。フリースクールの利用料を保護者に補助する制度は、市にも県にもありません。県の補助金はフリースクールの運営者に出すものです。福岡市とその周辺から通える10か所を、公式情報だけを出典にまとめました。
結論:福岡市から通えるフリースクール選びの要点
  • 選択肢は10か所——福岡市から通える学びの場を、公的な支援・民間フリースクール・オンラインに分けて、費用・開所日時・出席扱いの対応とあわせて一覧表にまとめました
  • この記事のポイント——7区の費用・出席扱い・百道松原中まで公式情報で比較(2026年9月時点・各公式情報で確認)
  • 出席扱いは在籍校の校長が判断——通えば自動的に出席になるわけではありません。施設を決める前に担任の先生と教育委員会へ相談するのが近道です(文部科学省通知 令和元年10月25日)
  • 外出が難しい日はオンラインも——NIJINアカデミーのメタバース校舎は平日毎日開校、月100コマ、顔も声も出さずに参加でき、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 福岡市と近隣の10か所の、住所・対象・費用・開所日
  • 福岡市が民間施設の一覧を出しておらず、頼れるのは県のリーフレットだということ
  • 令和7年4月に開校した学びの多様化学校「福岡市立百道松原中学校」
  • 県の補助金が「運営者向け」で、その要件が施設選びのヒントになること
  • 全国展開校のうち、福岡市に実際に校舎があるのはどこか

福岡でフリースクールを探すときに、先に知っておきたい3つのこと

1. 福岡市は民間施設の一覧を出していません。頼りになるのは県のリーフレットです

これは探し始めてすぐに突き当たる壁です。福岡市教育委員会は、民間フリースクールの一覧も、出席扱いのガイドラインも公表していません。市の不登校支援ページに並んでいるリンクを全部たどりましたが、民間施設に関するものは1件もありませんでした。教育相談ガイドのPDFにも記載がありません。

窓辺の机とノートパソコン

そのかわりに使えるのが福岡県教育委員会の「福岡県不登校児童生徒支援リーフレット」(令和8年3月)です。PDFのなかに教育支援センターの一覧と民間施設の一覧の両方が入っていて、福岡市内の21施設について名称・住所・電話が載っています。福岡市にお住まいなら、まずこのPDFを開いてみてください。

ただし2つ注意があります。この一覧は「出席扱いで連携している施設のリスト」ではありません。支援をしている施設の紹介一覧です。載っている=出席扱いが確約される、ではないということです。もうひとつ、名称・住所・電話しか載っていません。料金も開所日時も書かれていないので、そこから先は各施設の公式サイトか電話で確かめることになります。

もう一つ、福岡県こどもまんなかポータルサイトもフリースクールのカテゴリで費用や開所時間まで掲載しています。ただし施設の公式サイトと金額が食い違っている例がありました(この記事では公式サイトの数字を優先しています)。

出典:福岡県 不登校児童生徒支援リーフレット/同 PDF/福岡市 不登校に関する相談(2026年9月確認)

2. 学びの多様化学校「福岡市立百道松原中学校」は、すでに開校しています

令和7年4月に開校済みです。所在地は福岡市早良区百道3丁目10番1号——公的な適応指導教室「まつ風学級」と同じ、福岡市教育センターのなかにあります。

対象は福岡市内に住民登録している新中学1〜3年生で、「不登校、または、不登校傾向の児童生徒」。転入学検討委員会で「学校生活や支援が適しているか検討」する選考があります。出願の時期は学年によって異なり、1月26日から8月21日までのあいだに複数の時期が設けられています。

学校の特色として、公式サイトにこう書かれています。「始業は午前9時30分。1日4時限で学習内容を柔軟に設定します。職場体験をはじめとした、人や社会とつながる活動を行うほか、相談しやすい環境を整え、一人一人の学びをサポート」。授業見学は随時受け付け、令和8年度の転入学面談も受付中とされています。

募集人員と通学区域は公式に記載がありませんでした。092-832-7120(平日9:00〜17:00)、または学校直通 092-400-0133 へご確認ください。

出典:福岡市 百道松原中学校 生徒募集案内(PDF)/福岡市立百道松原中学校(2026年9月確認)

3. 利用料の補助はありません。ただし県の補助金は施設選びのヒントになります

福岡市が保護者にフリースクールの利用料を補助する制度は、確認できませんでした。市教育委員会のサイト、教育施策のページ、不登校支援のページ、令和8年度の予算・補助金関連のページを横断して確認しましたが、該当する制度は見つかりませんでした。

よく混同されるのが「福岡県フリースクール支援事業補助金」です。これはフリースクールの運営者(非営利法人。学校法人を除く)に出す補助金で、保護者が利用料の補助を受けられる制度ではありません。上限200万円、補助率2分の1。令和8年度の申請期間は4月1日〜5月29日で、すでに終了しています。

この補助金の要件が、施設選びのヒントになります

福岡県フリースクール支援事業補助金の主な要件には、こう書かれています。
・1年以上の活動実績があること
・複数の児童生徒を受け入れていること
・前年度に「出席扱い」となった児童生徒がいること
・営利本位でない利用料設定であること

つまりこの補助金を受けている施設は、県の審査を通り、前年度に出席扱いの実績があった施設ということになります。保護者が直接お金を受け取れる制度ではありませんが、施設を見るときの目安にはなります。見学のときに「県の支援事業補助金を受けていますか」と聞いてみるのもひとつの方法です。

出典:福岡県 フリースクール支援事業補助金/同 交付要綱(PDF)(2026年9月確認)

【一覧表】福岡市から通えるフリースクール10選

福岡市とその周辺から通える10か所です。費用・対象・開所日は各施設の公式サイト、または福岡県の公式資料に記載されている内容をそのまま掲載しています(2026年9月確認)。記載がない項目は「記載なし」「要問合せ」としています。

施設名市町村種別対象費用
① 教育支援センター(はまかぜ・まつ風・すまいる5教室)福岡市(全7区に計7教室)公的小・中記載なし
② スタディプレイス 箱崎校・野方校東区・西区民間小高学年〜高校生34,100〜40,700円/月
③ 箱崎自由学舎えすぺらんさ東区民間小4〜20歳ぐらい小は日額2,500円/中は35,000円/月
④ オルタナティブスクール TERA中央区民間小5〜中338,000〜42,000円/月
⑤ オルタナティブ・フリースクール KAKERU西区民間小1〜中333,000〜60,000円/月
⑥ N中等部 福岡薬院キャンパス中央区民間中学生37,400〜73,700円/月
⑦ CAN!P school城南区民間小1〜小655,000円/月
⑧ 福岡大学 学習支援教室ゆとりあ城南区民間(大学附設)小4以上・中学生5,000円/月
⑨ みんなの学び館早良区民間小学生35,000円/月+施設5,000円
⑩ NIJINアカデミー福岡福津校福津市民間小1〜中3ハイブリッド
白い机に置かれた文房具

福岡市の公的な受け皿と、東区の2か所

公的な教室は7区すべてにあります。東区には、費用の考え方がまったく違う2つの施設があります。

① 教育支援センター(はまかぜ学級・まつ風学級・すまいる学級5教室)

福岡市の公的な受け皿です。市のリーフレットには「不登校児童生徒が安心して過ごせる学びの場として、市内全区に設置」と書かれています。実際の構えははまかぜ学級1・まつ風学級1・すまいる学級5教室の計7教室で、7区すべてをカバーしています。

対象は「福岡市内在住の小中学生」。「市立の小中学校に在籍していること」という限定は、公式資料には書かれていません。居住の要件だけです。ただし国立・私立に在籍している場合にどうなるかも書かれていないので、この点は電話でご確認ください。入級期間は「入級日からその年度末まで」。申し込みは電話相談のあと、面接相談を継続的に実施する形です。

開所日時は教室によって公表の度合いが違います。まつ風学級は「月〜金曜日(週5日)」で、月・水・金が10:00〜14:15、火・木が10:00〜13:15、定員約20名。はまかぜ学級は1組が「月・水・金の 10:00〜14:15 火・木の 10:00〜13:15」、2組が「火曜日と木曜日の 10:30〜12:00」です。すまいる学級5教室の開級曜日と時間は、市の公式PDFで確認できませんでした。

費用についても、公式資料に記載を確認できませんでした。公設なので無料と思われますが、書かれていないので断定しません。教育支援センターに通うことが出席扱いになるかどうかも、福岡市の公式資料には明示がありません。092-832-7120(月〜金 9:00〜16:00)へご確認ください。

はまかぜ学級(中央区)
〒810-0065 福岡市中央区地行浜2丁目1-28 福岡市こども総合相談センター4F/地下鉄空港線「唐人町駅」徒歩約15分
まつ風学級(早良区)
福岡市早良区百道3-10-1 福岡市教育センター新館3階/地下鉄「藤崎駅」徒歩10分
すまいる学級 東箱崎教室(東区)
福岡市東区箱崎5丁目11-20(東箱崎小学校内)
すまいる学級 東住吉教室(博多区)
福岡市博多区博多駅南2丁目6-1(東住吉小学校内)
すまいる学級 壱岐東教室(西区)
福岡市西区橋本1丁目14-1(壱岐東小学校内)
すまいる学級 金山教室(城南区)
福岡市城南区松山1丁目20-56(金山小学校内)
すまいる学級 野多目教室(南区)
福岡市南区野多目2丁目6-1(野多目小学校内)
開所(まつ風学級)
月〜金(週5日)月・水・金 10:00〜14:15/火・木 10:00〜13:15(定員約20名)
開所(すまいる学級)
公式PDFに記載なし(要問合せ)
対象
福岡市内在住の小中学生
費用
公式資料に記載なし(要問合せ)
相談窓口
092-832-7120(月〜金 9:00〜16:00)

出典:福岡市 教育支援センター(PDF)/福岡市 まつ風学級(PDF)/福岡市 学校生活の相談(2026年9月確認)

② スタディプレイス 箱崎校(東区)・野方校(西区)

認定NPO法人エデュケーションエーキューブが運営する2校です。箱崎校は東区箱崎、野方校は西区野方。市の東側と西側に1校ずつという配置になっています。

出席扱いについて、公式サイトにこう書かれています。「スタディプレイスに通うすべての子ども達が所属校の出席扱いになっています。(2023/7/1現在)」——「すべて」と書いている施設は、この記事のなかでもごくわずかです。

開所は平日 月〜金の9:30〜15:30。1日の流れは「朝の挨拶・読書」が9:30〜9:55、「放課後自由時間」が14:45〜15:15で終わります。学校とほぼ同じ時間帯です。

費用は入学金55,000円(税込。iPadレンタル費用と初月体験費用を含む)、週5回コース 月40,700円(税込)、週3回コース 月34,100円(税込)。そして「ひとり親世帯、生活保護世帯などを対象に授業料最大50〜70%を免除する特別奨学制度があります」。この記事の10か所で、減免制度を公表しているのはここだけです。

県のポータルサイトと金額が違います

福岡県こどもまんなかポータルサイトには「週1コース 10,000円 週3コース 24,000円 週5コース 30,000円 設備費2,000円」と載っています。施設の公式サイトの金額(入学金55,000円/週5 40,700円/週3 34,100円)とかなり違います。この記事では公式サイトの数字を採用しています。県のポータルの情報が古い可能性が高いですが、いずれにしても070-5495-2695 へ直接ご確認ください。
なお春日原校は大野城市にあり、福岡市外です。

箱崎校 所在地
〒812-0053 福岡市東区箱崎6-14-18
野方校 所在地
〒819-0043 福岡市西区野方1-19-33
対象
小学生・中学生・高校生(県ポータルは「小高学年〜高校生」)
開所
平日 月〜金 9:30〜15:30
費用
入学金 55,000円(税込。iPadレンタル費用・初月体験費用を含む)/週5回コース 月40,700円(税込)/週3回コース 月34,100円(税込)
減免
ひとり親世帯・生活保護世帯などを対象に授業料 最大50〜70%を免除する特別奨学制度あり
オンライン
記載なし
出席扱い
「スタディプレイスに通うすべての子ども達が所属校の出席扱いになっています。(2023/7/1現在)」と記載
電話
070-5495-2695

出典:スタディプレイス(認定NPO法人エデュケーションエーキューブ)(2026年9月確認)

高架沿いの住宅街の道

③ 箱崎自由学舎えすぺらんさ

認定NPO法人 箱崎自由学舎 ESPERANZA が運営しています。東区箱崎。対象は「小4〜20歳ぐらい」——この記事のなかで、いちばん幅の広い受け入れです。中学を過ぎても居場所が続く、という構えになっています。

開所は平日 月〜金の10:00〜17:30。夕方まで開いているのも特徴です。

費用の組み立てが独特です。小学生は日額2,500円で施設利用料なし。中学生は月額35,000円+施設利用料 年額100,000円(入学金なし)。高校生は週3コース 月30,000円/週5コース 月50,000円+施設利用料 年額100,000円(入学金なし)。小学生は「行った日だけ払う」形なので、通える日が読めない段階には合います。

出席扱いについては、公式サイトに明示の記載がありませんでした。092-643-8615 へご確認ください。公式サイトの最新の更新は2026年9月1日で、現在も動いている施設です。

所在地
〒812-0053 福岡市東区箱崎3-18-8
対象
小4〜20歳ぐらい
開所
平日 月〜金 10:00〜17:30
費用(小学生)
日額2,500円/施設利用料なし
費用(中学生)
月額35,000円+施設利用料 年額100,000円(入学金なし)
費用(高校生)
週3コース 月30,000円/週5コース 月50,000円+施設利用料 年額100,000円(入学金なし)
オンライン
記載なし
出席扱い
公式サイトに記載なし(要問合せ)
電話
092-643-8615

出典:箱崎自由学舎えすぺらんさ/福岡県こどもまんなかポータルサイト(2026年9月確認)

机と椅子が並ぶ教室

中央区・西区——費用と出席扱いをいちばん明確に書いている3か所

情報の出し方がていねいな施設が、このエリアに集まっています。出席扱いの手順まで書いているところもあります。

④ オルタナティブスクール TERA

中央区唐人町、株式会社 寺子屋ネット福岡が運営しています。対象は「小学5年生〜中学3年生が対象です」と明記されています。

この記事の10か所のなかで、出席扱いの説明がいちばん具体的です。公式サイトの原文はこうです。「「出席扱い」をご希望の場合には、まず保護者の方から学校へ相談していただきます。学校長と教育委員会の判断になりますが、「出席扱い」として認められた場合、毎月の出席や活動内容の報告を当校から在籍校に対して行います。」

誰が何をするかが順番に書かれています。まず保護者が学校に相談する。決めるのは校長と教育委員会。認められたら、施設が毎月の報告を学校に出す。「出席扱いになります」と一言で済ませていないぶん、実際に動くときに迷いません。

開所は月・水・木・金が10:00〜15:00、火曜が13:30〜17:00。曜日によって時間帯が変わります。費用は入学金10,000円(入学時のみ)、施設使用料35,000円(年間)、月額利用料は週3日利用38,000円/週5日利用42,000円。週3日と週5日の差が月4,000円なので、日数を増やしやすい価格設計です。

所在地
〒810-0063 福岡市中央区唐人町1-1-1 成城ビル
対象
小学5年生〜中学3年生
開所
月・水・木・金 10:00〜15:00/火 13:30〜17:00
費用
入学金 10,000円(入学時のみ)/施設使用料 35,000円(年間)/月額利用料 週3日利用 38,000円・週5日利用 42,000円
オンライン
記載なし
出席扱い
「「出席扱い」をご希望の場合には、まず保護者の方から学校へ相談していただきます。学校長と教育委員会の判断になりますが、「出席扱い」として認められた場合、毎月の出席や活動内容の報告を当校から在籍校に対して行います。」と記載
電話
092-791-9690(代)

出典:オルタナティブスクール TERA(寺子屋ネット福岡)(2026年9月確認)

⑤ オルタナティブ・フリースクール KAKERU

西区今津。対象は小学1年生〜中学3年生で、随時入学を受け付けていると明記されています。

出席扱いについては「これまで通っている子どもたちは、ほぼ全員が出席扱いとなっています」。ただし「学校との連携や条件は必要」「詳細は個別にご相談ください」とも書かれています。実績を示しつつ、約束はしない書き方です。

開所は火曜日〜金曜日の9:00〜15:00。費用は週2登校33,000円/月、週3登校47,000円/月、週4登校60,000円/月。「昼食代・活動費・施設利用料・教材費を含み」「入学金・年会費はかかりません」——入学金がないのは、この記事の民間の施設ではここだけです。昼食が含まれているのも、日々の負担を考えると大きい違いです。

なお県のリーフレットでは住所の区名が抜けていますが、施設の公式サイトで「福岡市西区今津4798-321」と確認しています。

所在地
福岡市西区今津4798-321
対象
小学1年生〜中学3年生(随時入学受付)
開所
火曜日〜金曜日 9:00〜15:00
費用
週2登校 33,000円/月/週3登校 47,000円/月/週4登校 60,000円/月。昼食代・活動費・施設利用料・教材費を含む。入学金・年会費なし
オンライン
記載なし
出席扱い
「これまで通っている子どもたちは、ほぼ全員が出席扱いとなっています」(学校との連携や条件は必要・詳細は個別相談と記載)
電話
090-8955-4919

出典:オルタナティブ・フリースクール KAKERU(2026年9月確認)

線路を走る電車

⑥ N中等部 福岡薬院キャンパス

中央区渡辺通、小学館ビルの2階。西鉄大牟田線と地下鉄七隈線の「薬院駅」から徒歩約2分です。学校法人角川ドワンゴ学園が運営しています。

開校時間は月曜日〜金曜日の9:00〜18:00(土日祝は休み。イベント時のみ開校)。

費用はこの記事のなかでいちばん細かく公開されています。入学金110,000円(税込)、週1日(火)37,400円/月、週3日(月・水・金)56,100円/月、週5日 73,700円/月、設備管理費 11,000円/月。これに加えてMacBook Air(約16万円以上)、セキュリティソフト5,000円、学力テスト受験料 1回1,850円(年3回予定)が必要です。支払いはクレジットカード決済のみ。

通学コースのほかにネットコースがあるので、通うのが難しい時期に切り替えることができます。出席扱いについては、キャンパスのページに記載がありませんでした。0120-0252-15(ガイダンス2番/平日10:00〜18:30)へご確認ください。

所在地
福岡県福岡市中央区渡辺通2-4-8 小学館ビル2F
アクセス
西鉄大牟田線「薬院駅」徒歩約2分/地下鉄七隈線「薬院駅」徒歩約2分
対象
中学生
開所
月曜日〜金曜日 9:00〜18:00(土日祝休。イベント時のみ開校)
費用
入学金 110,000円(税込)/週1日(火)37,400円・週3日(月水金)56,100円・週5日 73,700円(各 月額)/設備管理費 11,000円/月
その他の費用
MacBook Air(約16万円以上)、セキュリティソフト5,000円、学力テスト受験料 1回1,850円(年3回予定)。クレジットカード決済のみ
オンライン
あり(ネットコースを別に設置)
出席扱い
キャンパスページに記載なし(要問合せ)
電話
0120-0252-15(ガイダンス2番/平日10:00〜18:30)

出典:N中等部 福岡薬院キャンパス/N中等部 学費(2026年9月確認)

夜の街のオフィスビル

城南区・早良区、そして福津——月5,000円から月5万円台まで

同じ市内でも、費用の幅がいちばん大きいのがこのエリアです。大学が運営している教室もあります。

⑦ CAN!P school

城南区友丘。西鉄バス「友泉亭」から徒歩7分、地下鉄七隈線「金山駅」から徒歩20分です。

対象は「新1年生〜6年生」——小学生のみです。中学生の受け入れはありません。開所は月〜金曜日の9:00〜14:30で、平日は毎日開いています。

費用は入学金110,000円、月額55,000円(年間660,000円)、施設費55,000円(毎年4月に徴収)。この記事の10か所のなかで、月額はいちばん高いです。そのぶん平日毎日、小学生だけの環境という条件になります。

出席扱いについては、明示の記載がありませんでした。092-600-0539 または 080-8098-1501 へご確認ください。

所在地
〒814-0112 福岡市城南区友丘4-2-2
アクセス
西鉄バス「友泉亭」徒歩7分/地下鉄七隈線「金山駅」徒歩20分
対象
新1年生〜6年生(小学生のみ)
開所
月〜金曜日 9:00〜14:30
費用
入学金 110,000円/月額 55,000円(年間660,000円)/施設費 55,000円(毎年4月徴収)
オンライン
記載なし
出席扱い
明示の記載なし(要問合せ)
電話
092-600-0539/080-8098-1501

出典:CAN!P school(2026年9月確認)

⑧ 福岡大学臨床心理センター附設 学校適応支援教室ゆとりあ

福岡大学の臨床心理センターが運営している教室です。城南区七隈、地下鉄七隈線「福大前駅」の近くにあります。

対象は小学生(原則4年生以上)と中学生で、「心理的・発達的要因で学校や集団適応に困難がある子ども」。通級日は月・水・木・金の週4日で、個別活動が10:30〜12:00、集団活動が13:00〜15:20という組み立てです。

そして費用です。通級料は月額5,000円+教材費(実費)。この記事の10か所のなかで、いちばん安いです。月額5,000円で週4日通える場所は、ほかにありません。

ただし入り方に条件があります。臨床心理センターでの相談面接を受けたうえで、支援が適切と判断された場合に入級する形です。「申し込めばすぐ通える」というものではありません。出席扱いについては記載がありませんでした。092-871-8056 へご確認ください(県のポータルには別の番号が載っていますが、この記事は公式サイトの番号を採用しています)。

所在地
〒814-0180 福岡市城南区七隈8-19-1(福岡大学臨床心理センター)
対象
小学生(原則4年生以上)・中学生で、心理的・発達的要因で学校や集団適応に困難がある子ども
開所
通級日 月・水・木・金(週4日)/個別活動 10:30〜12:00/集団活動 13:00〜15:20
費用
通級料 月額5,000円+教材費(実費)
入級の条件
臨床心理センターでの相談面接を受けたうえで、支援が適切と判断された場合に入級
オンライン
記載なし
出席扱い
記載なし(要問合せ)
電話
092-871-8056

出典:福岡大学臨床心理センター附設 学校適応支援教室ゆとりあ(2026年9月確認)

公園の東屋とベンチ

⑨ みんなの学び館

NPO法人みんなの学び館が運営しています。早良区城西、西鉄バス「城西橋」から徒歩1分、地下鉄空港線「西新駅」から徒歩7分。

フリースクールの対象は小学生です(施設全体としては放課後等デイサービスなども含む複合施設で、公式サイトには「0歳から100歳まで」とあります)。開所は平日 月〜金の9:30〜14:00。

費用は入学金50,000円、月謝35,000円、施設利用料(月額)5,000円。出席扱いについては、公式サイトに記載がありませんでした。092-202-1655 へご確認ください。

なお費用と開所時間は福岡県こどもまんなかポータルサイトの記載によります。公式サイトには金額の掲載がないため、最新の金額は直接ご確認ください。

所在地
〒814-0003 福岡市早良区城西2-2-59
アクセス
西鉄バス「城西橋」徒歩1分/地下鉄空港線「西新駅」徒歩7分/地下鉄七隈線「別府駅」徒歩18分
対象
フリースクールは小学生(施設全体は複合施設)
開所
平日 月〜金 9:30〜14:00
費用
入学金 50,000円/月謝 35,000円/施設利用料(月額)5,000円 ※福岡県こどもまんなかポータルサイトの記載
オンライン
記載なし
出席扱い
公式サイトに記載なし(要問合せ)
電話
092-202-1655

出典:みんなの学び館/福岡県こどもまんなかポータルサイト(2026年9月確認)

⑩ NIJINアカデミー福岡福津校

福津市中央、JR鹿児島本線「福間駅」から徒歩6分。開校は火曜日の9:30〜14:30、定員5名、対象は小学1年生〜中学3年生です。

福岡市内ではありません。ただしJR鹿児島本線で博多駅から快速で約30分、東区の千早・香椎からは20分ほどです。東区の北側からは、市内の城南区や早良区へ出るより時間が読めることがあります。

この記事のほかの施設と違うのは、メタバース校舎との組み合わせが前提になっていることです。費用もその組み合わせで公開されています——メタバース+週1日通学コースで月額46,343円(年払いの場合42,383円)。内訳はメタバース料金23,760円(年払いで19,800円)+施設使用料1,683円+リアル校料金16,500円+4,400円。別途、入学金33,000円とイベント等の費用がかかります。

所在地
福岡県福津市中央6丁目11-27
アクセス
JR「福間駅」徒歩6分
開校
火曜日 9:30〜14:30
定員
5名
対象
小学1年生〜中学3年生
連絡先
nijin.academy.fukutsu@gmail.com
費用
メタバース+週1日通学コース 月額46,343円(年払いで42,383円)。内訳:メタバース料金23,760円(年払いで19,800円)+施設使用料1,683円+リアル校料金16,500円+4,400円。別途 入学金33,000円、イベント等費用
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー福岡福津校(2026年9月確認)

木立の中の小道

福岡市・福岡県の支援制度|利用料の補助はなく、頼れるのは県のリーフレットです

福岡市・福岡県の公式資料で確認できた内容を整理します。公的な教室は7区すべてにあるのに、民間施設の情報は市がほとんど出していない——このギャップが福岡市の特徴です。

自治体確認できた内容
福岡市(施設)教育支援センターを「市内全区に設置」。はまかぜ学級(中央区)+まつ風学級(早良区)+すまいる学級5教室=計7教室で7区をカバー。対象は「福岡市内在住の小中学生」(市立在籍という限定は公式にはなし)。入級期間は「入級日からその年度末まで」。費用・出席扱いの可否は公式資料に記載なし
福岡市(学校)学びの多様化学校「福岡市立百道松原中学校」が令和7年4月に開校済み。早良区百道3丁目10番1号(福岡市教育センター内)。対象は市内に住民登録している新中学1〜3年生で「不登校、または、不登校傾向の児童生徒」。転入学検討委員会による選考あり。募集人員・通学区域は公式に記載なし。授業見学は随時受付
福岡市(情報)民間フリースクールの一覧・ガイドラインは公表していません。不登校支援ページのリンク全30件を確認しましたが、民間施設関連は0件。教育相談ガイドにも記載なし。保護者向けの利用料補助も確認できませんでした
福岡県(一覧)「福岡県不登校児童生徒支援リーフレット」(令和8年3月・福岡県教育委員会)に、教育支援センター一覧と民間施設一覧の両方を掲載。福岡市内21施設の名称・住所・電話が載っています。ただし「出席扱いで連携している施設の一覧」ではなく、掲載=出席扱い確約ではありません。ほかに福岡県こどもまんなかポータルサイトが費用・開所時間まで掲載
福岡県(補助)「福岡県フリースクール支援事業補助金」は運営者(非営利法人。学校法人を除く)向け。上限200万円・補助率2分の1。令和8年度の申請は4月1日〜5月29日で終了。主な要件は1年以上の活動実績/複数の児童生徒の受け入れ/前年度に「出席扱い」となった児童生徒がいること/営利本位でない利用料設定。保護者が直接受け取れる制度ではありません
福岡県(指針)同リーフレットに出席扱いの要件を明記。「学校外の公的機関又は民間団体・施設等で学習を行った場合や、自宅でICT等を活用した学習を行った場合、右記に記載している『出席扱い等の要件』を満たすと校長が判断した場合は、指導要録上の出席扱いとすることができます。」
書類に記入する手元
福岡県が示している「出席扱い等の要件」(原文)

学校外の公的機関または民間団体・施設の場合——
・「保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること。」
・「当該施設に通所又は入所して相談・指導を受ける場合を前提とすること。」
・「当該施設における相談・指導が不登校のこどもの社会的自立を目指すものとなっており、かつ、こどもが現在において登校を希望しているかにかかわらず、希望した際に円滑な学校復帰が可能となるよう個別指導等の適切な支援を実施していると評価できる場合。」

自宅でICTを活用して学習する場合——
・「ICT等を活用して自宅で学習する場合には、訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること。」

前提として「こども・保護者との相談や情報共有」「スクールカウンセラー等の専門家による面談」「不登校対策委員会等のケース会議」が挙げられています。自宅での学習を出席扱いにしたい場合、対面指導とセットであることが要件——これは押さえておいてください。

全国展開校で、福岡市内に実際に校舎があるのはどこか

まとめサイトに載っていても、実際には市内に校舎がないことがあります。運営元の公式サイトで1つずつ確認しました。
市内に校舎があるもの——N中等部 福岡薬院キャンパス(中央区)/クラーク国際中等部 福岡キャンパス(「薬院駅より徒歩5分」・小6〜中3。住所の区名・費用・時間・電話は公式に記載なし)/学研WILL学園 福岡博多キャンパス(博多区博多駅前2-20-15 第7岡部ビル4F-B・平日9:00〜21:00/土11:00〜19:00・2025年4月開校・0120-883-122。費用は公式に記載なし)/第一学院中等部 博多キャンパス(博多区博多駅前2-3-7。中等部の個別ページは現在開けず、費用・時間は確認できず)/勇志国際中等部 福岡学習センター(博多区博多駅前2-20-15 第7岡部ビル7F・入学金22,000円・通学生月40,000円・ネット生月30,000円・施設設備費11,000円/年)/星槎国際高等学校 福岡中央のフリースクール(中央区白金1丁目6番2号・小学校高学年〜中学生・092-534-6705。最大1週間の無料体験。費用・時間・出席扱いは公式に記載なし)。
市内に校舎がないもの——東京大志学園(運営元の教室一覧は池袋・芦屋の2か所のみ。「東京都池袋以外の地域においてはオンラインにて支援を行っています」と明記。福岡校は現在ありません)/明光フリースクール(公式に「【福岡市】※開校準備中」とのみ。開校済みの教室はありません)/飛鳥未来中等部・初等部(全8教室は札幌駅前・仙台・千葉・お茶の水・立川・名古屋・大阪・神戸のみで、九州に校舎はありません)。

福岡市の不登校は、令和5年度で5,177人です

福岡市教育委員会の資料(令和6年11月14日)によると、令和5年度の福岡市の不登校児童生徒数は、小学校2,403人・中学校2,774人の合計5,177人。令和4年度比で1.2倍です。
※1,000人あたりの出現率は同じ資料に記載がありません。年度別の連続した推移表も、この公式資料からは取れませんでした。令和6年度の市独自の公表資料も確認できていません。この記事では令和5年度の数値のみを引用しています。
相談先を探しているのは、あなたの家庭だけではありません。

出典:福岡市 教育支援センター(PDF)/福岡市 不登校に関する相談/福岡市 「問題行動・不登校等に関する調査」の結果と取組み(PDF)/福岡県 不登校児童生徒支援リーフレット(PDF)/福岡県 フリースクール支援事業補助金/福岡県こどもまんなかポータルサイト(2026年9月確認)

机の上のカレンダー
NIJINアカデミーの校外活動で笑顔を見せる不登校を経験した子どもたちオルタナティブスクールという選択肢

学校に合わないからこそ、輝く個性がある。

NIJINアカデミーは、日本初、公教育を持ち運び可能にした
オルタナティブスクール(小中高一貫校)です。

  • 累計入学 900名超
  • 出席認定率 97%(希望者)
  • 全国52か所のリアル教室

※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る

NIJINアカデミー福岡福津校を、もう少し詳しく

福津市中央、JR鹿児島本線「福間駅」から徒歩6分。火曜日の9:30〜14:30に開いています。定員5名、対象は小学1年生〜中学3年生です。

福岡市内ではありません。ただしJR鹿児島本線は本数が多く、博多駅から快速で約30分、東区の千早や香椎からは20分ほどです。東区の北側からは、市内の城南区や早良区の施設へ出るより、時間が読めることがあります。「市内」という区切りだけで探すと見落としてしまう位置です。

この記事で見てきたとおり、福岡市内には月5,000円のゆとりあから月55,000円のCAN!Pまで、性格の違う施設が並んでいます。そのなかで福津校が違うのは、リアル教室とメタバース校舎の組み合わせが前提になっていることです。火曜日に福津へ行き、それ以外の平日は家からメタバース校舎の授業に参加する。そういう週の組み方を最初から想定しています。

NIJINアカデミーのメタバース校舎と家庭での学びの様子
所在地
福岡県福津市中央6丁目11-27
アクセス
JR「福間駅」徒歩6分
開校
火曜日 9:30〜14:30
定員
5名
対象
小学1年生〜中学3年生
連絡先
nijin.academy.fukutsu@gmail.com
費用
メタバース+週1日通学コース 月額46,343円(年払いで42,383円)。内訳:メタバース料金23,760円(年払いで19,800円)+施設使用料1,683円+リアル校料金16,500円+4,400円。別途 入学金33,000円、イベント等費用
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー福岡福津校(2026年9月確認)

オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学

福岡市は、公的な教室の配置はしっかりしている地域です。7区すべてに教室があり、学びの多様化学校も開校しました。

それでも、民間の施設を探そうとすると壁があります。ひとつは情報です。市は民間施設の一覧を出していません。県のリーフレットには名前と住所と電話しか載っていないので、料金や開所日時は21施設に1つずつ当たることになります。

もうひとつは費用です。市にも県にも保護者向けの補助はなく、この記事の10か所の月額は5,000円から55,000円まで10倍以上の開きがありました。しかも安いところには入級の条件があったり、対象が限られていたりします。

そして場所です。中央区と城南区に集まっていて、南区・博多区にお住まいの場合は移動時間が読めません。

NIJINアカデミーのメタバース校舎は、この3つに直接効きます。区がどこでも関係なく、平日は毎日開いていて、費用が公開されています。移動がないので、体調が読めない日でも「行けなかった」になりません。

福津の教室に行く火曜日と、家から参加する日を組み合わせる。あるいは市内の公的な教室に通う日と、家から参加する日を組み合わせる。週の埋め方として、候補に入れてみてください。

NIJINアカデミーのオンライン授業の画面
メタバース校舎の特徴
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
  • 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
  • 出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

決まった時間に決まったことをする、という学校の形が合わなかった子の話です。

出席扱いを相談するときの進め方

本を開いて読む手元

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。

  1. 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
  2. 市町村の教育委員会 学校教育課に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口です。市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
  3. 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
  4. 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を必ず確認します。
  5. 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

見学のときに聞いておきたい6つのこと
  • 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
  • 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
  • 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
  • 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
  • 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
  • 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です

よくある質問

福岡市立の学校に通っています。まずどこに相談すればいいですか?
在籍校の担任の先生と、福岡市の教育相談窓口(092-832-7120/月〜金 9:00〜16:00)です。教育支援センターへの入級は、電話相談のあとに面接相談を継続的に実施する形になっています。対象は「福岡市内在住の小中学生」で、市内全区に教室があります。
福岡市が公表しているフリースクールの一覧はありますか?
福岡市教育委員会は、民間フリースクールの一覧もガイドラインも公表していません。市の不登校支援ページのリンクをすべて確認しましたが、民間施設に関するものはありませんでした。かわりに福岡県教育委員会の「福岡県不登校児童生徒支援リーフレット」(令和8年3月)に、福岡市内21施設の名称・住所・電話が掲載されています。ただし「出席扱いで連携している施設の一覧」ではないので、載っている=出席扱いが確約される、ではありません。
「福岡市立百道松原中学校」はどんな学校ですか?
令和7年4月に開校した学びの多様化学校です。早良区百道3丁目10番1号、福岡市教育センターのなかにあります。対象は福岡市内に住民登録している新中学1〜3年生で、「不登校、または、不登校傾向の児童生徒」。転入学検討委員会で学校生活や支援が適しているかを検討する選考があります。始業は午前9時30分、1日4時限で学習内容を柔軟に設定し、職場体験など人や社会とつながる活動を行うとされています。募集人員と通学区域は公式に記載がありませんので、092-832-7120 または学校直通 092-400-0133 へご確認ください。
フリースクールの費用に補助はありますか?
保護者が利用料の補助を受けられる制度は、福岡市でも福岡県でも確認できませんでした。「福岡県フリースクール支援事業補助金」という制度はありますが、これはフリースクールの運営者(非営利法人。学校法人を除く)に出す補助金で、上限200万円・補助率2分の1です。保護者が直接受け取れるものではありません。ただしこの補助金の要件に「前年度に『出席扱い』となった児童生徒がいること」が入っているので、受けている施設かどうかは施設選びの目安になります。
フリースクールに通うと出席扱いになりますか?
自動的にはなりません。福岡県のリーフレットは「『出席扱い等の要件』を満たすと校長が判断した場合は、指導要録上の出席扱いとすることができます。」としています。要件は、保護者と学校との十分な連携・協力関係、施設に通所または入所して相談・指導を受けること、施設の相談・指導が社会的自立を目指すものであること、の3つです。自宅でICTを活用して学習する場合は「訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること」という要件が加わります。判断するのは在籍校の校長です。
費用がいちばん安いのはどこですか?
福岡大学臨床心理センター附設の学校適応支援教室ゆとりあ(城南区)で、通級料は月額5,000円+教材費(実費)です。週4日(月・水・木・金)通えます。ただし臨床心理センターでの相談面接を受けたうえで、支援が適切と判断された場合に入級する形なので、申し込めばすぐ通えるものではありません。次に安いのは箱崎自由学舎えすぺらんさの小学生(日額2,500円・施設利用料なし)です。
この記事の情報は最新ですか?
2026年9月時点で、福岡市・福岡県の公式資料および各施設の公式サイトを確認して作成しています。この記事をつくる過程で、全国展開校のうち東京大志学園は福岡市内に校舎がないこと(運営元の教室一覧は池袋・芦屋の2か所のみ)、明光フリースクールは「【福岡市】※開校準備中」の記載のみで開校済みの教室がないこと、飛鳥未来中等部・初等部は九州に校舎がないことが分かりました。いずれもこの記事には載せていません。また県のポータルサイトと施設の公式サイトで金額が食い違う例もありました。見学のお申し込み前に必ず直接ご確認ください。

まとめ

福岡市とその周辺から通える10か所を見てきました。選び方の軸は次の3つです。

福岡エリアでの選び方
  • まず公的な相談から始めるなら——教育相談窓口(092-832-7120)。教育支援センターは7区すべてにあります
  • 費用を抑えたいなら——福岡大学の学習支援教室ゆとりあ(城南区・月5,000円+教材費)。週4日通えます。ただし相談面接を経ての入級になります
  • 出席扱いを最優先にするなら——オルタナティブスクールTERA(中央区)、スタディプレイス(東区・西区)、KAKERU(西区)。3か所とも出席扱いについて公式サイトに具体的に書いています

福岡市は、公的な教室の配置は行き届いている地域です。7区すべてに教室があり、学びの多様化学校も開校しました。

そのうえで、民間の施設を探すときに効いてくるのは情報の少なさです。市は民間施設の一覧を出しておらず、県のリーフレットにも名前と住所と電話しか載っていません。料金も開所日時も、1施設ずつ当たることになります。この記事がその手間を少しでも減らせていればと思います。

そして最後にもうひとつ。全国展開校のなかには、福岡市に校舎がないものがあります。東京大志学園、明光フリースクール、飛鳥未来——いずれもまとめサイトには名前が出てきますが、運営元の公式サイトで確認すると市内に通える校舎はありませんでした。見学に行く前に、その施設の公式サイトと電話で一度確かめる——それだけで、無駄足をひとつ減らせます。

まっすぐに伸びる並木道
NIJINアカデミーのイベントに集まった全国の子どもたちとスタッフの集合写真日本最大級のオルタナティブスクール|小中高一貫校

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