渋谷区から通えるフリースクール10選|代々木・代官山・広尾まで費用と助成金を公式情報で比較【2026年版】

東京都渋谷区のフリースクール10選 費用・助成・出席扱いのまとめ

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渋谷区でフリースクールを探すと、二つのことに気づきます。ひとつは公的な支援が三層になっていること。対面のけやき教室、メタバースのバーチャルけやき、そして中学生限定のチャレンジクラス。しかもメタバースのほうが(8:00〜18:00)対面(10:00〜16:00)より長く開いています。もうひとつは、民間の多くが料金を公式サイトに書いていないこと。「渋谷区のフリースクール」とまとめて呼ばれるものの中身も、民間フリースクール・オルタナティブスクール・通信制高校グループの中等部と、種別がばらばらです。さらに渋谷区独自の利用料助成は区公式サイトで確認できず、使えるのは東京都の月額上限2万円だけ。渋谷区とその周辺から通える10か所を、公式情報だけを出典にまとめました。
結論:渋谷区から通えるフリースクール選びの要点
  • 選択肢は10か所——渋谷区から通える学びの場を、公的な支援・民間フリースクール・オンラインに分けて、費用・開所日時・出席扱いの対応とあわせて一覧表にまとめました
  • この記事のポイント——代々木・代官山・広尾まで費用と助成金を公式情報で比較(2026年9月時点・各公式情報で確認)
  • 出席扱いは在籍校の校長が判断——通えば自動的に出席になるわけではありません。施設を決める前に担任の先生と教育委員会へ相談するのが近道です(文部科学省通知 令和元年10月25日)
  • 外出が難しい日はオンラインも——NIJINアカデミーのメタバース校舎は平日毎日開校、月100コマ、顔も声も出さずに参加でき、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 渋谷区・新宿区・港区の10か所の、住所・対象・費用・開所日
  • 渋谷区の公的支援が「けやき教室・バーチャルけやき・チャレンジクラス」の三層になっていること
  • メタバースのバーチャルけやきが、対面のけやき教室より長く開いていること
  • 渋谷区独自の助成が確認できず、使えるのは東京都の月額上限2万円だけであること
  • 民間のうち月額を公式サイトに明記しているのはどこか

渋谷でフリースクールを探すときに、先に知っておきたい3つのこと

1. 渋谷区の公的支援は、対面・メタバース・校内の三層になっています

渋谷区の不登校支援は、ひとつの教室で完結していません。対面の「けやき教室」、メタバース空間の「バーチャルけやき」、そして渋谷区立笹塚中学校の中にある「チャレンジクラス」の三つが、別々の入口として並んでいます。

興味深いのは開いている時間です。けやき教室は月〜金の10:00〜16:00ですが、バーチャルけやきは月〜金の8:00〜18:00。メタバースのほうが、対面より1日4時間も長く開いています。朝がつらい日、夕方になってようやく体が動く日にも入口があるという設計です。一方でチャレンジクラスの対象は「渋谷区立中学校に在籍している中学生」で、小学生には校内の受け皿が公式には確認できません。

室内のテーブルを囲んで大人と子どもが一緒に活動する様子

出典:渋谷区 教育センター/東京都 TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ(渋谷区)(2026年9月確認)

2. 民間の多くが、料金を公式サイトに書いていません

今回、渋谷区内の民間施設を一つずつ公式サイトで確認しました。結果は正直なところ意外でした。月額や入会金を公式サイト上で確認できたのは、N中等部(角川ドワンゴ学園)とBranch room、そして区外のビリーバーズ広尾や東京YMCA「あっとY」など。ヒロック初等部、フリースクールゆうがく、YES International School 東京校は、サイト内に料金ページや記載はあるものの、金額そのものを本文から確認できませんでした。

これは施設の善し悪しではなく、「見学や面談で個別に案内する」という運営方針によるものです。ただ、家計の見通しを立ててから動きたい家庭にとっては、「料金が公式に載っているかどうか」自体が比較の軸になります。この記事では、公式に書かれている金額だけを載せ、書かれていないものは推測せず「要問合せ」としています。

3. 「渋谷区のフリースクール」は、種別がばらばらです

検索でまとめて出てくる施設も、法的な位置づけと中身はかなり違います。民間フリースクール(ゆうがく、Branch room)、オルタナティブスクール(ヒロック初等部、YES International School)、通信制高校グループの中等部(N中等部、ルネ中等部、トライ式中等部)——同じ一覧に並んでいても、通い方も費用の桁も別物です。

もうひとつ、古い情報に注意が必要です。東京シューレの新宿拠点は2024年3月31日をもって閉鎖され、現在は王子・大田の2か所に統合されています。渋谷から通える距離の東京シューレ拠点は、いまは存在しません。この記事の一覧では、種別を必ず明示しています。

出典:フリースクール東京シューレ(2026年9月確認)

【一覧表】渋谷区から通えるフリースクール10選

渋谷区とその周辺から通える10か所です。費用・対象・開所日は各施設の公式サイトまたは渋谷区・東京都の公式資料に記載されている内容をそのまま掲載しています(2026年9月確認)。記載がない項目は「記載なし」「要問合せ」としています。

施設名市町村種別対象費用
① 渋谷区教育支援センター けやき教室渋谷区公的小・中記載なし
② バーチャルけやき渋谷区公的(メタバース)小・中記載なし
③ チャレンジクラス(笹塚中学校内)渋谷区公的(区立中学生)中学生記載なし
④ NIJINアカデミー恵比寿校渋谷区民間小〜高43,493円〜/月
⑤ フリースクールゆうがく渋谷区民間小5〜中3要問合せ
⑥ ヒロック初等部 代々木校渋谷区オルタナティブ小1〜小4要問合せ
⑦ Branch room渋谷区民間要問合せ1時間半15,000円
⑧ YES International School 東京校渋谷区オルタナティブ要問合せ要問合せ
⑨ N中等部 新宿キャンパス渋谷区通信制グループ中等部中学生37,400円〜/月
⑩ ビリーバーズ広尾港区民間小・中・高6,900円〜(チケット制)
明るい室内で体を動かして過ごす子どもたち

渋谷区の公的な受け皿3か所|対面・メタバース・校内

費用はいずれも公式サイトに記載が見つからず、要問合せです。まずはここから相談を始める、という順路になります。

① 渋谷区教育支援センター けやき教室

渋谷区の対面の受け皿です。区公式サイトは「けやき教室は、様々な理由により学校への登校が難しい児童・生徒のための居場所であり、学習の補助、社会的自立への支援を行っています。子供たちが安心して過ごしながら、自分のペースで学習や小集団での活動、体験学習に取り組むことができます。」と説明しています。相談員が在籍校との連携も図りながら支援する、という書き方です。

入口の書き方に注目してください。東京都のポータルは対象を「区内在住・在学の小学生・中学生」としています。「区立に在籍していること」ではなく「在住または在学」なので、私立や国立に通っている子にも入口があると読める書き方です。

所在地については公式ソースの記述が分かれています。都のポータルは「所在地は非公開 見学をご希望の場合は、教育センター教育相談係までご連絡ください」と記載。一方、渋谷区教育委員会の『令和7年度 点検及び評価報告書』には「けやき教室は、令和6年4月から渋谷区文化総合センター大和田9階に移転しました。」とあります。見学は事前連絡が前提と考えてください(教育相談 03-3463-3798)。費用と出席扱いについては、区公式・都公式のいずれにも記載を確認できませんでした。

相談窓口
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町5-6 渋谷区子育てネウボラ6階(渋谷区教育センター)
所在地
非公開(見学は教育センター教育相談係へ事前連絡)
対象
区内在住・在学の小学生・中学生
開室
月曜日〜金曜日 10:00〜16:00(休日・祝日・年末年始を除く)
費用
区公式・都公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
出席扱い
区公式・都公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
電話
03-3463-3492(教育センター)/03-3463-3798(教育相談)

出典:渋谷区 教育センター/東京都 TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ(渋谷区)(2026年9月確認)

② バーチャルけやき(メタバース空間による不登校支援)

渋谷区が、東京都のバーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)事業と連携して運営しているメタバース空間です。けやき教室の職員による指導に加えて、心理士によるカウンセリングも受けられると記載されています。

この記事でいちばん強調したいのがここです。開所は月〜金の8:00〜18:00。対面のけやき教室(10:00〜16:00)より朝は2時間早く、夕方は2時間遅くまで開いています。家から出るのが難しい時期でも、また学校の時間帯に合わせるのが難しい子でも、入口が用意されている形です。

対象はけやき教室と同じく区内在住・在学の小学生・中学生。申し込み・問い合わせは教育センターの教育相談(03-3463-3798)です。費用と出席扱いについては公式サイトに記載を確認できませんでしたので、相談のときに必ず確認してください。

形態
メタバース空間(東京都のVLP事業と連携)
対象
区内在住・在学の小学生・中学生
開所
月曜日〜金曜日 8:00〜18:00(休日・祝日・年末年始を除く)
内容
けやき教室職員による指導、心理士によるカウンセリング
費用
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
電話
03-3463-3798(教育センター 教育相談)

出典:東京都 TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ(渋谷区)/東京都 バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(2026年9月確認)

机に並んで絵を描く子どもたち

③ チャレンジクラス(渋谷区立笹塚中学校内)

学校の中にある別室型の受け皿です。渋谷区立笹塚中学校の中に置かれていて、開所は月曜日から土曜日の9:00〜15:00。しかも「8:25以降登校可能」と、登校時刻に幅を持たせていることが都のポータルに明記されています。土曜日も開いているのは、この記事で扱う10か所のなかでここだけです。

ただし対象は「渋谷区立中学校に在籍している中学生」。区立の中学生に限定されており、小学生と、私立・国立に通う中学生は対象外と読めます。けやき教室・バーチャルけやきが「在住または在学」なのと比べると、入口の幅がはっきり違います。

なお、渋谷区が校内の別室支援を何校に設置しているかは、区公式サイト・点検評価報告書のいずれからも確認できませんでした。公的に確認できるのは笹塚中学校内のチャレンジクラス1か所です。費用・出席扱いの記載も確認できていません。

所在地
東京都渋谷区笹塚3-10-1(渋谷区立笹塚中学校内)
対象
渋谷区立中学校に在籍している中学生
開所
月曜日〜土曜日 9:00〜15:00(8:25以降登校可能)
費用
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
電話
03-3376-3364

出典:東京都 TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ(渋谷区)(2026年9月確認)

色鉛筆を使って絵を仕上げる手元

渋谷区内の民間4か所|活動の中身が、ここまで違う

ミュージカル、個別の「好き」起点、探究、ホームスクーラーの拠点。渋谷区の民間は、方向性がきれいに分かれています。

④ NIJINアカデミー恵比寿校(恵比寿ミュージカル教室)

ミュージカルを活動の中心に置いたリアル教室です。開校場所は恵比寿カルフール、恵比寿駅東口から徒歩5分。毎週木曜日の9:30〜14:00、定員6名で、対象は小学生から高校生までです。

教室長の嵯峨聖美さんは、音楽大学のミュージカルコースを出てブロードウェイ作品に出演し、通信制高校の教員も務めた方です。教室ページには、自身の聴覚過敏や光への苦手意識と向き合ってきた経験が書かれていて、「私が悩んだ『過敏なほどの五感の感受性』は、表現者としての豊かな感性に」という言葉が置かれています。ダンス、歌、演技、そして探究の時間を組み合わせた1日の流れです。

費用は公式に明示されています。ハイブリッド通学(週1回)で合計53,493円/月、リアル教室通学(週1回・メタバースクラスへの所属なし)で合計43,493円/月。どちらにも恵比寿校授業料(ミュージカル)10,450円と探究資材費1,100円が含まれます。詳しくは記事の後半で紹介します。

開校場所
恵比寿カルフール ※恵比寿駅東口徒歩5分
開校
毎週木曜日 9:30〜14:00
定員
6名
対象
小学生〜高校生
費用
ハイブリッド通学(週1回)合計53,493円/リアル教室通学(週1回)合計43,493円
連絡先
nijinacademy.stmtheater@gmail.com
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー恵比寿校(2026年9月確認)

⑤ フリースクールゆうがく

JR代々木駅西口から徒歩0分という、渋谷区内でもっとも駅に近い民間施設です。代々木1-29-5の3階にあります。

対象について公式サイトは「小学校5年生から中学3年生までです。高校生や中学、高校の既卒生も利用している時がありますので、お気軽にご相談ください。」と書いています。小4以下は対象外と読める点に注意してください。

出席扱いについては「出席認定された場合、ゆうがくに登校すれば在籍校の出席として扱われます。」と明記があります。費用は「体験は2回できます費用はかかりません。」という記載のみで、入会金・月額を公式サイト上で確認できませんでした。開所曜日・時間も同様です。まず体験2回を使って、そこで費用を確認する流れになります。

所在地
東京都渋谷区代々木1-29-5 3F
最寄駅
JR山手線・総武線「代々木駅」西口より徒歩0分
対象
小学校5年生〜中学3年生(高校生・既卒生も相談可)
開所
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
費用
公式サイトに金額の記載を確認できず(体験は2回まで無料)
出席扱い
記載あり(「出席認定された場合、ゆうがくに登校すれば在籍校の出席として扱われます。」)

出典:フリースクールゆうがく(2026年9月確認)

布と道具を手に細かい作業をする手元

⑥ ヒロック初等部 代々木校

渋谷区富ヶ谷1-11-12、代々木公園駅から徒歩1分のオルタナティブスクールです。公式サイトによると「初等部は小1〜4年生対象」。中等部は「対象:10〜15歳(公教育の小学5・6年生と中学生に相当)」で、駒沢公園の隣に開校しています。

小学校低学年から受け入れているのは、渋谷区内ではめずらしい設計です。この記事で見たとおり、区の公的な校内別室は中学生限定で、フリースクールゆうがくは小5以上。小1〜小4の子が日中に通える場所を渋谷区内で探すと、選択肢はかなり絞られます。

学費については、サイト内のHTMLページからは金額を確認できませんでした(募集要項のPDF側に掲載されているとみられます)。確認できたのは見学費(10,000円、2回目以降5,000円)のみです。また年度や学年によって募集が締め切られている告知が出ることがあるので、問い合わせの前に募集状況を確認してください。

所在地
東京都渋谷区富ヶ谷1-11-12 LOビル1階
最寄駅
代々木公園駅 徒歩1分
対象
初等部は小学1年生〜4年生(中等部は10〜15歳・駒沢公園の隣)
開校
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
費用
学費の金額を公式サイトのページ上で確認できず(見学費10,000円/2回目以降5,000円)
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず
募集
年度・学年により募集終了の告知が出ることがあるため要確認

出典:ヒロック初等部 代々木校(2026年9月確認)

⑦ Branch room(代官山)

代官山町9-10 Sodacco 2T02。株式会社WOODYが運営する、発達に特性のある子ども・不登校の子ども向けの個別支援の場です。子どもの「好き」を起点にした支援を掲げていて、体験プログラムには「好きなこと発見シート」が付きます。

料金の考え方が、この記事の10か所のなかでいちばん独特です。定期利用は「1時間半15,000円で月の回数により変動」。月額いくらではなく、1回あたりの時間で価格が決まる個別支援型です。体験プログラムは1回3,500円。

開所については「平日もご利用頂ける形」という記載にとどまり、具体的な曜日・時間は公式サイトから確認できませんでした。対象年齢も同様です。東京都の助成(月額上限2万円)の対象施設として公式に言及されていますので、実質負担を見積もるときは助成とあわせて計算してみてください。

所在地
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02
運営
株式会社WOODY
対象
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
開所
「平日もご利用頂ける形」との記載のみ(曜日・時間は要問合せ)
費用
体験プログラム3,500円(1回)/定期利用は1時間半15,000円で月の回数により変動
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず

出典:Branch room(2026年9月確認)

体育館で体を動かす子ども

渋谷区内・近隣の3か所|種別が違うことを先に知っておく

アンブレラスクール、通信制高校グループの中等部、チケット制の居場所。同じ一覧に並んでいても、通い方も費用の考え方も別物です。

⑧ YES International School 東京校

渋谷区東4丁目11-8。表参道・渋谷・恵比寿・広尾の各駅から歩ける場所にあります。学校教育法上の一条校ではなく、公式サイトは「NPO法人 日本ホームスクール支援協会の認定校となりました。ホームスクーラーのための学びの拠点となり、サポート支援する日本初の『アンブレラスクール』です。」と説明しています。

「アンブレラスクール」という言葉はまだ聞き慣れないと思います。家庭を学びの中心に置きつつ、その傘の下で拠点として使える、という考え方です。家庭学習が中心になっている子にとっては、通所型のフリースクールとは別の選択肢になります。

開校時間は「平日 10:00〜18:00、土日祝は営業しておりません。」と明記。18時まで開いているのは、この記事の10か所では最長です。一方、対象学年と会費の金額は、公式サイト上で確認できませんでした(会費ページへのリンクはあります)。

所在地
〒150-0011 東京都渋谷区東4丁目11-8
最寄駅
表参道駅・渋谷駅・恵比寿駅・広尾駅(公式サイトに「最寄駅」の明示なし)
種別
オルタナティブスクール/アンブレラスクール(一条校ではない)
開校
平日 10:00〜18:00(土日祝は営業なし)
対象
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
費用
公式サイトに金額の記載を確認できず(要問合せ)
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず

出典:YES International School 東京校(2026年9月確認)

⑨ N中等部 新宿キャンパス

学校法人角川ドワンゴ学園が運営する中等部です。名称は「新宿キャンパス」ですが、所在地は渋谷区代々木4丁目29番地3。東京都の『令和7年度 フリースクール等利用者支援事業 児童生徒通所施設一覧』でも、所在地欄は「東京都 渋谷区」になっています。京王新線 初台駅から徒歩6分、小田急線 参宮橋駅から徒歩9分です。

この記事の10か所のなかで、料金体系をもっとも細かく公開しているのがここです。入学金110,000円、通学コースは週1日(火)37,400円/月、週3日(月・水・金)56,100円/月、週5日73,700円/月(いずれも税込)、これに設備管理費11,000円/月が加わります。さらにMacBook Air(約16万円以上)、セキュリティソフト5,000円、学力テスト受験料1回1,850円(年3回予定)が必要と明記されています。支払いはクレジットカード決済のみです。

キャンパスの開校時間は月〜金 9:00〜18:00。出席扱いについては、学費ページ上で記載を確認できませんでしたので、在籍校との調整も含めて直接ご確認ください。

所在地
東京都渋谷区代々木4丁目29番地3
最寄駅
京王新線 初台駅 徒歩6分/小田急線 参宮橋駅 徒歩9分
種別
通信制高校グループ(学校法人角川ドワンゴ学園)の中等部
開校
月曜日〜金曜日 9:00〜18:00(キャンパス開校時間)
費用
入学金110,000円/週1日37,400円・週3日56,100円・週5日73,700円(月額・税込)+設備管理費11,000円/月。ほかにMacBook Air等が必要
出席扱い
学費ページ上で記載を確認できず(要問合せ)

出典:N中等部 新宿キャンパス/N中等部 通学コースの学費(2026年9月確認)

湖のほとりで過ごす子ども

⑩ ビリーバーズ広尾

港区南麻布5-3-20 有栖川ビル2F、東京メトロ日比谷線「広尾駅」から歩ける距離にあります。運営は一般社団法人ビリーバーズ。恵比寿・代官山から見ると、区は違っても生活圏としては近い場所です。

費用の設計が明快です。入会金も年会費も無料で、単発チケット6,900円、5回チケット31,800円、10回チケット52,000円、通い放題62,500円。まず1回だけ試して、合いそうなら回数券に移る、という入り方ができます。渋谷区内の民間の多くが料金非公開なのと比べると、対照的です。

開所は毎週月〜金(祝日を除く)の10:00〜14:00、対象は小中高生。出席扱いについては「利用者の中には、利用日が学校の出席扱いになっている子もいます」という書き方で、断定はしていません。公式に「利用者募集中」と告知されています。

所在地
〒106-0047 東京都港区南麻布5-3-20 有栖川ビル2F
運営
一般社団法人ビリーバーズ
最寄駅
東京メトロ日比谷線「広尾駅」
対象
小中高生
開所
毎週月・火・水・木・金(祝日を除く)10:00〜14:00
費用
入会金・年会費無料/単発チケット6,900円、5回31,800円、10回52,000円、通い放題62,500円
出席扱い
記載あり(「利用者の中には、利用日が学校の出席扱いになっている子もいます」)

出典:ビリーバーズ広尾(2026年9月確認)

校外学習で歩く子どもとスタッフ

渋谷区・東京都の支援制度|使えるのは都の月2万円だけです

渋谷区・東京都の公式資料で確認できた内容を整理します。渋谷区の家庭にとって重いのは、区独自の上乗せ助成が確認できないことです。

渋谷区独自のフリースクール利用料助成は、確認できませんでした

渋谷区公式サイトを「フリースクール」「助成」で確認しましたが、フリースクールの利用料を区が独自に助成する制度のページは見つかりませんでした。東京都のポータルの渋谷区ページにも区独自助成の項目はなく、助成は東京都の事業としてのみ掲載されています。

つまり渋谷区在住で民間施設に通う場合、使える公的な助成は東京都の制度だけということになります。区が力を入れているのは金銭的な助成ではなく、けやき教室・バーチャルけやき・教育相談・訪問支援といった「場と人」のほうです。点検評価報告書には「スクールソーシャルワーカーを派遣型から通年の学校配置としたことにより、学校訪問相談件数は、3,613件と前年比約1.4倍となりました。」という記載もあります。

東京都フリースクール等利用者支援事業=月額上限2万円

都内在住の小・中学生の保護者が対象で、フリースクール等の利用料に対して月額上限2万円を助成、四半期ごとに支給されます。令和8年度の申請受付は令和8年5月27日〜令和9年2月12日。

対象外になる費用に注意してください

都の公式サイトは「※入会金・施設維持費・教材費などは対象外」と明記しています。
たとえば入会金が高額な施設では、その部分は自己負担のままです。また夜間・週末のみの利用は対象外で、通所型のフリースクール等を利用(または利用予定)であることが要件になっています。月額の一部だけが対象、と考えて見積もってください。

調理台のある広い活動スペース

都の「一覧」は、認証でも網羅でもありません

東京都は『令和7年度 フリースクール等利用者支援事業 児童生徒通所施設一覧』を公表していて、渋谷区所在としてアイディア高等学院中等部、考学舎 青山教室、フリースクール みんなのプロジェクト学校、フリースクールゆうがく、ヒロック初等部 代々木校、atelier rote、Branch room、Loohcs高等学院、N中等部 新宿キャンパス、sparK、YES International School 東京校が掲載されています(年度によって変わります)。

ただし掲載基準は「本事業の要件を全て満たす施設として、申請者を通じて、施設から確認書の提出を受けた施設のうち、掲載の同意をいただけた施設」。申請と同意がベースなので、載っていない=助成が使えない、ではありません。また都のポータルは民間支援について「都が個々の民間支援について評価・認証しているものではありません。」とも明記しています。載っている・載っていないを、質の保証と読まないでください。

自治体確認できた内容
渋谷区けやき教室(対面・月〜金10:00〜16:00)、バーチャルけやき(メタバース・月〜金8:00〜18:00)、チャレンジクラス(笹塚中学校内・月〜土9:00〜15:00・区立中学生)を設置。フリースクール利用料の区独自助成は区公式サイトで確認できず
東京都フリースクール等利用者支援事業=月額上限2万円。対象は都内在住の小・中学生の保護者。四半期ごとに支給。入会金・施設維持費・教材費などは対象外。令和8年度の受付は令和8年5月27日〜令和9年2月12日
学びの多様化学校文部科学省の設置者一覧に渋谷区の学校は含まれていません。都内では八王子市・葛飾区・江戸川区・足立区・福生市・調布市・大田区・世田谷区・港区・町田市・府中市に設置

出典:東京都 フリースクール等利用者支援事業/東京都 TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ(民間支援)/文部科学省 学びの多様化学校(2026年9月確認)

ブロックを並べてつくった作品
まずは、メタバース校舎をのぞいてみませんか

無料の体験説明会では、実際の授業の様子をご覧いただけます。お子さんの参加は必須ではありません。保護者の方だけで、話を聞くところから始めていただけます。

NIJINアカデミー恵比寿校を、もう少し詳しく

恵比寿駅東口から徒歩5分、恵比寿カルフールで開いているミュージカルの教室です。毎週木曜日の9:30〜14:00、定員6名、対象は小学生から高校生まで。1日の流れには、ダンスの時間、歌の時間、演技、そして探究の時間が組まれています。

教室長の嵯峨聖美さんは、音楽大学のミュージカルコースを出てブロードウェイ作品に出演し、紅白歌合戦のバックコーラスも務めたあと、通信制高校の教員として働いてきた方です。教室ページには、聴覚過敏や蛍光灯の白い光への苦手意識、極度の緊張と向き合ってきた経験が率直に書かれていて、「輝いている人ほど、皆何かを抱えながら必死に表現している」という一文が置かれています。

この記事で見てきたとおり、渋谷区内で小学生が日中に通える民間の場は多くありません。フリースクールゆうがくは小5以上、ヒロック初等部は小1〜小4、チャレンジクラスは区立中学生限定。恵比寿校は小学生から高校生までを一つの教室で受け入れています。

費用も公式に明示されています。ハイブリッド通学(週1回)合計53,493円/月=リアル校16,500円+メタバース校23,760円(年払いなら月あたり19,800円)+施設使用料1,683円+恵比寿校授業料(ミュージカル)10,450円+探究資材費1,100円。リアル教室通学(週1回・メタバースクラスへの所属なし)は合計43,493円/月です。教室ページには「都内の小・中学生の方には 東京都フリースクール等利用料助成金 が活用できる可能性があります。」とも記載されています。

NIJINアカデミー恵比寿校でダンスに取り組む子どもたち
開校場所
恵比寿カルフール ※恵比寿駅東口徒歩5分
開校
毎週木曜日 9:30〜14:00
定員
6名
対象
小学生〜高校生
活動
ダンス・歌・演技・探究(ミュージカル)
費用
ハイブリッド通学(週1回)合計53,493円/リアル教室通学(週1回)合計43,493円
連絡先
nijinacademy.stmtheater@gmail.com
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー恵比寿校(2026年9月確認)

オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学

渋谷区は、公的な入口が三つあるという点では恵まれた地域です。特にバーチャルけやきが8:00〜18:00と長く開いているのは、他区と比べても大きい。一方で、民間は料金が公式に分からない施設が多く、開所時間も短めです。ビリーバーズ広尾は10:00〜14:00、東京YMCAの「あっとY」は週3日・2時間半。「毎日通える場所」を探すと、渋谷区内では選択肢がぐっと狭くなります。

どの施設を選んでも「残りの平日をどう過ごすか」という問題は残ります。NIJINアカデミーのメタバース校舎は、その部分を埋める選択肢です。平日は毎日開いていて、家から参加できます。移動がないので、通勤ラッシュの山手線に子どもを乗せる必要もありません。

恵比寿校に通う木曜日と、家から参加する日を組み合わせる。東京都の月額上限2万円の助成とあわせて、費用の総額を見ながら設計できる形として、候補に入れてみてください。

メタバース校舎(ovice)のオンライン授業の画面
メタバース校舎の特徴
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
  • 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
  • 出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円

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話すことに不安があった子が、NIJINアカデミーでどんなふうに自分の表現を見つけていったか。恵比寿校が大切にしている「表現」というテーマと、まっすぐ重なる回です。

出席扱いを相談するときの進め方

全校ホームルームに参加している画面

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。

  1. 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
  2. 市町村の教育委員会 学校教育課に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口です。市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
  3. 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
  4. 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を必ず確認します。
  5. 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

見学のときに聞いておきたい6つのこと
  • 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
  • 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
  • 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
  • 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
  • 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
  • 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です

よくある質問

渋谷区立の学校に通っています。まずどこに相談すればいいですか?
在籍校の担任の先生と、渋谷区教育センターです(宇田川町5-6 渋谷区子育てネウボラ6階、03-3463-3492、開室8:30〜17:00・相談受付9:00〜17:00)。教育相談は03-3463-3798、不登校相談ダイヤルは03-3463-3518(月〜金・第3日曜 9:00〜17:00)です。けやき教室とバーチャルけやきの見学・利用の相談も、この窓口から始まります。
けやき教室はどこにありますか?
東京都のポータルには「所在地は非公開 見学をご希望の場合は、教育センター教育相談係までご連絡ください」と記載されています。一方、渋谷区教育委員会の『令和7年度 点検及び評価報告書』には「けやき教室は、令和6年4月から渋谷区文化総合センター大和田9階に移転しました。」という記述があります。見学は事前連絡が前提と考えて、教育相談(03-3463-3798)にお問い合わせください。
黒板に手書きで描かれた教室の案内
フリースクールの費用に補助はありますか?
渋谷区独自の助成は区公式サイトで確認できませんでした。使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業で、都内在住の小・中学生の保護者を対象に、利用料に対して月額上限2万円が四半期ごとに支給されます。ただし「入会金・施設維持費・教材費などは対象外」と明記されており、夜間・週末のみの利用も対象外です。令和8年度の受付は令和8年5月27日〜令和9年2月12日です。
小学校低学年の子が渋谷区内で日中に通える場所はありますか?
選択肢は限られます。公的なチャレンジクラスは「渋谷区立中学校に在籍している中学生」が対象、フリースクールゆうがくは小学校5年生から。小1〜小4を明示して受け入れているのはヒロック初等部 代々木校、小学生から高校生までを受け入れているのがNIJINアカデミー恵比寿校です。けやき教室とバーチャルけやきは「区内在住・在学の小学生・中学生」が対象なので、まずは教育センターへの相談もあわせて検討してください。
費用が公式に分かる施設はどこですか?
N中等部 新宿キャンパス(入学金110,000円・週1日37,400円〜/月+設備管理費11,000円/月)、NIJINアカデミー恵比寿校(週1回 合計43,493円/月〜)、ビリーバーズ広尾(入会金・年会費無料、単発チケット6,900円〜)、Branch room(体験3,500円、定期利用は1時間半15,000円で月の回数により変動)です。フリースクールゆうがく、ヒロック初等部、YES International School 東京校は、公式サイトのページ上で金額を確認できませんでした。
この記事の情報は最新ですか?
2026年9月時点で、渋谷区・東京都・文部科学省の公式資料および各施設の公式サイトを確認して作成しています。なお東京シューレの新宿拠点は2024年3月31日をもって閉鎖され、現在は王子・大田の2か所に統合されています。古いまとめ記事には残っていることがあるのでご注意ください。費用や開所日は変更されることがあるため、見学のお申し込み前に必ず各施設へ直接ご確認ください。

まとめ

渋谷区とその周辺から通える10か所を見てきました。選び方の軸は次の3つです。

渋谷エリアでの選び方
  • まず公的な相談から始めるなら——けやき教室と、8:00〜18:00と長く開いているバーチャルけやき。どちらも入口は教育センターの教育相談(03-3463-3798)です
  • 費用を先に知りたいなら——料金体系を細かく公開しているN中等部、入会金・年会費無料のビリーバーズ広尾、月額を明示しているNIJINアカデミー恵比寿校
  • 活動の中身で選ぶなら——ミュージカルの恵比寿校、「好き」起点の個別支援のBranch room、ホームスクーラーの拠点であるYES International School 東京校

渋谷区は、公的な入口が三つあり、そのうちひとつがメタバースで長時間開いているという、他の区にはあまりない構造を持っています。その一方で、区独自の助成はなく、民間は料金が公式に分からないところが多い。この二つを頭に入れておくと、見学のときに何を聞けばいいかがはっきりします。費用の内訳(入会金・施設維持費・教材費が別かどうか)と、学校への報告の形式。この2点は、必ず直接確認してください。見学は複数行ったほうが、判断しやすくなります。

屋外のイベントで飲み物を手に笑う子ども
まず一歩だけ、話を聞いてみませんか

NIJINアカデミーでは、無料の体験説明会を毎週開いています。「まだ何も決めていない」「他のフリースクールと比べたい」という段階のご相談で大丈夫です。平日毎日開いているメタバース校舎の授業を、実際にご覧いただけます。