鎌倉のフリースクール10選|補助月1.3万円・逗子・藤沢まで比較【2026年版】

神奈川県鎌倉市のフリースクール10選 費用・助成・出席扱いのまとめ

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在籍900名超/出席認定 希望者の97%(しくみを見る)/少人数8〜10人制

鎌倉市にはフリースクール等利用児童生徒支援補助金があります。月ごとの利用料等の2分の1、上限1.3万円。制度が始まった2023年9月時点では「3分の1・上限1万円」でしたから、その後拡充されていることになります。しかももうひとつ大事な点があって、この補助は施設が鎌倉市内にある必要がありません。市が公表する認定施設一覧には、横浜・逗子・藤沢・茅ヶ崎の施設が並んでいます。つまり「鎌倉市在住であること」が条件です。鎌倉市とその周辺から通える10か所を、公式情報だけを出典にまとめました。
結論:鎌倉市から通えるフリースクール選びの要点
  • 選択肢は10か所——鎌倉市から通える学びの場を、公的な支援・民間フリースクール・オンラインに分けて、費用・開所日時・出席扱いの対応とあわせて一覧表にまとめました
  • この記事のポイント——逗子・藤沢まで費用と補助金を公式情報で比較(2026年9月時点・各公式情報で確認)
  • 出席扱いは在籍校の校長が判断——通えば自動的に出席になるわけではありません。施設を決める前に担任の先生と教育委員会へ相談するのが近道です(文部科学省通知 令和元年10月25日)
  • 外出が難しい日はオンラインも——NIJINアカデミーのメタバース校舎は平日毎日開校、月100コマ、顔も声も出さずに参加でき、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 鎌倉市と周辺から通える10か所の、住所・対象・費用・開所日
  • 鎌倉市の補助は月1.3万円で、市外の認定施設に通っても対象になること
  • 公的な教育支援教室「ひだまり」が大船にあり、市立の学びの多様化学校も開校していること
  • 同じ大船駅を使っていても、市境をまたぐと補助が使えなくなること

鎌倉でフリースクールを探すときに、先に知っておきたい3つのこと

1. 補助は月1.3万円。しかも拡充されている

鎌倉市のフリースクール等利用児童生徒支援補助金は、市の公式ページに「児童生徒1人あたりの補助金額は、月ごとの利用料等の2分の1の額で、上限1.3万円です」と書かれています。対象は小学生・中学生・高校生です。

この制度は2023年9月に受付が始まりましたが、当時の市の記者発表資料では「利用料等の3分の1、上限10,000円」でした。現在は補助率も上限額も引き上げられています。実績報告は3か月ごとの年4回です。

出典:鎌倉市 フリースクール等利用児童生徒支援補助金/鎌倉市 記者発表資料(2023年8月1日)(2026年9月確認)

2. 施設は市内でなくてもいい

ここが見落とされやすい点です。補助の要件は「市内在住の児童生徒の保護者」であることで、施設の所在地は問われません。市が公表している認定施設一覧には、逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・横浜市など市外の施設が多数含まれています。

施設側の認定要件は6項目で、1年以上の活動実績、週1回以上の開所、生活習慣・学習習慣の改善指導、相談業務の人員配置、在籍学校との情報連携、個人情報の適切な取り扱いです。通いたい施設が認定を受けているかどうかを、見学の前に市の一覧で確認しておくと無駄がありません。

出典:鎌倉市 フリースクール等の施設認定(2026年9月確認)

3. 公的な受け皿は大船に集まっている

鎌倉市の教育支援教室「ひだまり」は大船駅から徒歩5分にあります。9時20分開室、15時下校で、市の説明では「在籍校と組み合わせて通室することもできます」とされ、毎日通うことが必須要件ではありません。

加えて、令和7年4月には市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)が開校しました。御成中学校の分校で、授業時数を減らした柔軟な教育課程を組み、市内全域から入学できます。

ただし民間側も大船に集中しているため、鎌倉駅周辺や腰越・深沢方面からは、どこを選んでも大船まで出ることになりやすいという地理があります。

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【一覧表】鎌倉市から通えるフリースクール10選

鎌倉市とその周辺から通える10か所です。費用・対象・開所日は各施設の公式サイトまたは鎌倉市・神奈川県の公式資料に記載されている内容をそのまま掲載しています(2026年9月確認)。記載がない項目は「記載なし」「要問合せ」としています。

施設名市町村種別対象費用
① 教育支援教室「ひだまり」鎌倉市公的小・中記載なし
② 市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)鎌倉市公的中学生記載なし
③ フリースクールLargo鎌倉市民間小・中30,000円/月
④ フリースクールSeeds 大船教室鎌倉市民間小3〜中311,800円〜/月
⑤ FAB CONNECT(ファブラボ鎌倉)鎌倉市民間市内の小中高無料
⑥ NIJINアカデミー鎌倉深沢校鎌倉市民間小1〜中3ハイブリッド
⑦ フリースクールここだね逗子市民間小1〜中31回3,850円
⑧ 逗子オルタナティブスクールFRASCO逗子市民間小4〜中3記載なし
⑨ NPO法人 森の仔じゆうがっこう藤沢市民間小学生〜16,000円〜/月
⑩ 一般社団法人 湘南サドベリースクール茅ヶ崎市民間5〜18歳記載なし
橋のある水辺をながめる子ども

鎌倉のフリースクールの選び方|補助月1.3万円の試算・目的別の候補・申請までの5ステップ

「鎌倉 フリースクール」で探している方にとっての一番の特徴は、市の補助(利用料等の2分の1・上限1.3万円)が、市外の認定施設でも使えることです。上の一覧の10か所を、補助・目的・手順の3つの表に並べ直しました。数字と記載は、上の一覧と同じく各自治体・各施設の公式情報に書かれている内容だけです(2026年9月確認)。

補助を使った場合の月額の試算

鎌倉市の補助(2分の1・上限1.3万円)を当てはめた試算|認定施設だった場合
施設(一覧の番号)公式の月額補助の額家庭の負担
③ フリースクールLargo月会費30,000円13,000円(上限)17,000円
④ フリースクールSeeds 大船教室授業料11,800円〜5,900円〜5,900円〜(別に施設費・活動費)
⑨ 森の仔じゆうがっこう(藤沢市)週1回16,000円〜8,000円〜8,000円〜
⑤ FAB CONNECT参加費無料—0円(一定範囲を超える材料費のみ有料)

試算は記事内の公式の金額を2分の1にした単純計算です。どの費目が「利用料等」に入るか、通いたい施設が市の認定施設か(市外の施設も一覧に多数あり)は、こどもみらい部青少年課(0467-61-3886)でご確認ください。

目的別|鎌倉市から通える候補

目的別に見た、鎌倉市から通えるフリースクール
目的候補(一覧の番号)確認できている内容
まず公的な場所から① 教育支援教室「ひだまり」大船駅徒歩5分。9時20分開室・15時下校。在籍校と組み合わせた通室も可
在籍ごと移りたい② 市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)令和7年4月開校。定員は各学年10名程度、市内全域から入学可、給食あり
平日毎日通いたい③ Largo/④ Seeds/⑦ ここだね/⑩ 湘南サドベリー月〜金 10時〜13時半/月〜金 10時〜15時/月〜金 9時〜14時/月〜金 9時〜16時
出席扱いの記載がある所③ Largo「学校へ通室の報告書を毎月提出(通室は学校の出席になります)」
週1回の教室+家から⑥ NIJINアカデミー鎌倉深沢校木曜 10時〜15時・定員8名。ほかの平日はメタバース校舎に参加

申請までの5ステップ

鎌倉市でフリースクールを使い始めるまでの5ステップ
ステップやること窓口
1担任の先生に、学校の外で学ぶことと出席扱いについて相談する在籍校
2ひだまりの入室(面談→体験通室5回程度→通室届)も含めて相談する児童生徒支援課 教育相談・支援担当 0467-61-3809
3市の認定施設一覧で、通いたい施設が補助の対象か確認する(市外の施設も可)鎌倉市の公式サイト
4見学・利用開始。学校と施設の情報共有を承諾する各施設・在籍校
5補助を申請し、3か月ごと年4回の実績報告を行うこどもみらい部青少年課 0467-61-3886

鎌倉市の公的な受け皿|まずここから

鎌倉市立の小中学校に在籍しているなら、ここが出発点になります。市立の学びの多様化学校が開校した点が新しいところです。

① 鎌倉市教育支援教室「ひだまり」

大船駅から徒歩5分にある、鎌倉市の教育支援教室です。9時20分開室、15時下校。市の説明では「個人のペースで通室可能」とされていて、毎日通うことは必須要件ではありません。

活動は個別学習、調理実習、各種工作、園芸活動、SST、校外学習。入室は、教育相談員と保護者の面談 → 子どもを含めた面談 → 体験通室(5回程度)→ 関係者による検討 → 通室届を学校長へ提出、という流れです。

「在籍校と組み合わせて通室することもできます」と書かれている一方、「通室=出席扱い」と断定する文言は公式ページでは確認できませんでした。利用料についても記載がないため、この2点は児童生徒支援課にご確認ください。

所在地
鎌倉市大船2-7-8(JR大船駅から徒歩5分)
対象
不登校の小中学生(別資料では小学1年生〜中学3年生)
開所
9時20分開室、15時00分下校
費用
公式サイトに記載なし(要問合せ)
出席扱い
公式サイトに明記なし(「在籍校と組み合わせて通室することもできます」との記載)
内容
個別学習・調理実習・各種工作・園芸活動・SST・校外学習
連絡先
児童生徒支援課 教育相談・支援担当 0467-61-3809

出典:鎌倉市 教育支援教室ひだまり(2026年9月確認)

② 鎌倉市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)

令和7年4月に設置された、御成中学校の分校です。授業時数を減らした柔軟な教育課程を組む「学びの多様化学校」で、定員は各学年10名程度、合計30名程度。市内全域から入学でき、給食もあります。

フリースクールとは性格が違い、在籍そのものが市立中学校に移る形なので、「出席扱い」の枠組みとは別のものとして考えることになります。

所在地
鎌倉市由比ガ浜3-9-24
種別
市立の学びの多様化学校(御成中学校の分校)
設置
令和7年4月
定員
30名(各学年10名)程度
対象
市内全域から入学可
費用
公式サイトに記載なし
備考
授業時数を減らした柔軟な教育課程。給食あり

出典:鎌倉市 学びの多様化学校(2026年9月確認)

机に紙を広げて作業する様子

鎌倉市内の民間4か所

常盤・小袋谷・扇ガ谷に散らばっています。費用の幅が広く、無料で通える場所もあります。

③ フリースクールLargo(認定NPO法人 鎌倉あそび基地「ふかふか」)

常盤にある「ふかふか」の中で運営されている施設です。月〜金の10時〜13時半に開いていて、野外体験活動、ワークショップ、個別の学習支援、親同士の交流を行っています。食・建築・マイコン・洋裁・演劇・漫画など「本物に触れ、学ぶプログラム」が特徴です。

出席扱いについて、「学校へ通室の報告書を毎月提出(通室は学校の出席になります)」と明記されています。今回調べた湘南エリアの民間施設で、ここまではっきり書いているのは数少ない例です。費用は入会金30,000円、年会費10,000円、月会費30,000円。見学は無料です。

所在地
〒248-0022 鎌倉市常盤145「ふかふか」
対象
小・中学生およびLargoを利用し中学を卒業した高校生、保護者
開所
月〜金 10時〜13時半(毎月第1火曜日は閉室。夏季・冬季・年末年始休室あり)
費用
入会金30,000円/年会費10,000円/月会費30,000円
出席扱い
記載あり(「学校へ通室の報告書を毎月提出(通室は学校の出席になります)」)
内容
野外体験活動・ワークショップ・個別の学習支援・親同士の交流

出典:フリースクールLargo(2026年9月確認)

④ フリースクールSeeds 大船教室

大船駅から徒歩10分の小袋谷にある施設です。週1〜5日、午前・午後・終日から選べるのが特徴で、月〜金の10時〜15時に開いています。

「対話→遊び→学び→イベント」を循環させた個別・協同学習を行い、eラーニング「すらら」の利用やSSTにも対応。高卒資格取得が可能な「Seeds学院高等部」も併設しています。費用は授業料11,800円/月〜、施設費2,700円/月、活動費2,750円/月〜と、通う頻度に応じて調整できる設計です。出席扱いについては記載がありませんでした。

所在地
〒247-0055 鎌倉市小袋谷1-9-3 大船Rビル2F(大船駅徒歩10分)
対象
小学校3年生〜中学3年生(小学校1、2年生は要相談)
開所
月〜金(祝日除く)10時〜15時。週1〜5日、午前・午後・終日から選択
費用
授業料11,800円/月〜/施設費2,700円/月/活動費2,750円/月〜
出席扱い
公式サイトに記載なし
内容
個別・協同学習、eラーニング「すらら」、SST。高等部を併設

出典:フリースクールSeeds(2026年9月確認)

⑤ FAB CONNECT(ファブラボ鎌倉/一般社団法人 国際STEM学習協会)

扇ガ谷のファブラボ鎌倉が母体の、「みんなでつくる21世紀型のフリースクール」です。木曜日の10時〜12時、定員4名という小さな枠で、デジタル工作機械を使った試行錯誤と学び合いが軸になっています。

特筆すべきは費用で、参加費は無料(一定の範囲を超える材料費のみ有料)。今回調べた湘南エリアで、参加費無料を公式に掲げている民間の居場所はここだけでした。対象は鎌倉市内の小中高生で、小学生は慣れるまで保護者同伴です。

所在地
ファブラボ鎌倉=〒248-0011 鎌倉市扇ガ谷1-10-6 結の蔵 壱(FAB CONNECTの実施場所は要問合せ)
対象
鎌倉市内の小中高生(小学生は慣れるまで保護者同伴)
開所
木曜日 10:00〜12:00(毎月最終木曜日は休所)/定員4名
費用
参加費無料(一定の範囲を超える材料費は有料)
出席扱い
公式サイトに記載なし
内容
デジタルファブリケーション機材を使った制作と学び合い

出典:FAB CONNECT(ファブラボ鎌倉)(2026年9月確認)

⑥ NIJINアカデミー鎌倉深沢校

常盤の波形住建ビル3階(幼児教室みらい塾内)にある木曜開校のリアル教室です。定員8名、10時〜15時の開校で、小学1年生〜中学3年生が対象。開校日以外の平日は、自宅からメタバース校舎の授業に参加できる形です。詳しくは記事の後半で紹介します。

所在地
神奈川県鎌倉市常盤62-1 波形住建ビル3F(幼児教室みらい塾)
開校
毎週木曜日 10時〜15時
定員
8名
対象
小学1年生〜中学3年生
連絡先
nijinacademy.kamakura.fukasawa@gmail.com
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー鎌倉深沢校(2026年9月確認)

ケースに並んだ制作の材料

逗子・藤沢・茅ヶ崎の4か所|鎌倉市民なら補助の対象になります

鎌倉市の補助は施設の所在地を問いません。市外でも認定施設なら対象です(一覧は市の公式ページでご確認ください)。

⑦ フリースクールここだね(認定NPO法人ここだね)

逗子市山の根にある施設です。月〜金の9時〜14時に開いていて、14時〜18時は相談・個別支援の時間にあてられています。朝学習、個別・グループ学習、体験学習、スポーツタイム、アートセラピー、おやつ作りなど、1日の流れが組まれています。

費用は利用料1回3,850円+年会費80,000円という、都度払いと年会費の組み合わせ。きょうだい割引・年度途中入会割引があり分割も可能で、ひとり親世帯等の減額制度も用意されています。出席扱いについては記載がありませんでした。

所在地
活動拠点=逗子市山の根3-5-20(法人事務所=逗子市小坪2-11-19)
対象
小学1年〜中学3年(定員 1日10名くらい)
開所
月〜金 9:00〜14:00(登録人数により曜日の変更あり)/14:00〜18:00は相談・個別支援
費用
見学2,000円/体験1回2,000円(3回まで)/利用料1回3,850円/年会費80,000円。きょうだい割引・年度途中入会割引あり、分割可。ひとり親世帯等の減額制度あり
出席扱い
公式サイトに記載なし

出典:フリースクールここだね(2026年9月確認)

⑧ 逗子オルタナティブスクールFRASCO

2024年4月に開校した施設です。「教科と探究、どちらも育む独自のカリキュラム」を掲げ、「公立でも私立でもない、『今、変わりたい』に応える小学4年生からの新しい学びの選択肢」と説明しています。

対象は小学4年生〜中学3年生(平日コースは小学3年生から体験可能)。入学時期が4月・7月・10月・1月の年4回と決まっているのが特徴です。開所時間と費用は公式サイトに記載がなく、要問合せとなります。

所在地
神奈川県逗子市新宿1丁目1-13(運営法人のプレスリリースによる。公式サイト本文では確認できず)
対象
小学4年生〜中学3年生(平日コースは小学3年生から体験可能)
開所
公式サイトに記載なし(要問合せ)
入学時期
4月・7月・10月・1月の年4回
費用
公式サイトに記載なし(要問合せ)
出席扱い
公式サイトに記載なし

出典:逗子オルタナティブスクールFRASCO(2026年9月確認)

⑨ NPO法人 森の仔じゆうがっこう

藤沢市亀井野に本部、大庭に教室があります。開所は月・水・金の10時30分〜16時30分(水は14時まで)。自然体験合宿・デイキャンプ(年5回程度)、フットサル(月1回)、畑での野菜作り、家族参加型の体験学習が柱です。

費用は週1回16,000円/月〜。カウンセリング(60分6,000円〜)も併設していて、家族支援まで含めた設計になっています。出席扱いについては記載がありませんでした。

所在地
本部=藤沢市亀井野2-21-9 2F/大庭教室=藤沢市大庭5404-3 205号室
対象
フリースクール=小学生〜(その他は活動によって異なる)
開所
月・水・金 10:30〜16:30(水は〜14:00)
費用
週1回16,000円/月〜/カウンセリング60分6,000円〜
出席扱い
公式サイトに記載なし
内容
自然体験合宿・デイキャンプ・フットサル・畑での野菜作り・家族参加型の体験学習

出典:NPO法人 森の仔じゆうがっこう(2026年9月確認)

⑩ 一般社団法人 湘南サドベリースクール

茅ヶ崎市十間坂にある、「カリキュラムなし・先生なし・テストなし」のサドベリー教育を実践する施設です。月〜金の9時〜16時と平日フル開所。異年齢の子どもたちが対等に話し合って運営を決めていく形をとっています。

費用は公式サイトに記載がなく要問合せですが、鎌倉市の補助金認定施設になったことを自ら公表しています。鎌倉市在住であれば、茅ヶ崎まで通っても補助の対象になるということです。

所在地
神奈川県茅ヶ崎市十間坂2-1-56
対象
5〜18歳(トップページでは4歳からの記載もあり)
開所
月〜金 9:00〜16:00
費用
公式サイトに記載なし(要問合せ)
出席扱い
公式サイトに記載なし
備考
鎌倉市の補助金認定施設であることを公表

出典:一般社団法人 湘南サドベリースクール(2026年9月確認)

鎌倉市・神奈川県の支援制度|市の補助は月1.3万円、県は市町村を後押しする形

鎌倉市と神奈川県の公式資料で確認できた内容を整理します。県が保護者に直接出すのではなく、市町村の制度を県が後押しする二段構えです。

自治体確認できた内容
鎌倉市フリースクール等利用児童生徒支援補助金=月ごとの利用料等の2分の1、上限1.3万円。対象は小学生・中学生・高校生。要件は市内在住、在籍学校への登校が困難、認定施設に原則在籍、学校と施設の情報共有を承諾、相談機関との連携、他団体から同補助を受けていない、市税滞納がないこと。施設の所在地は問われない。実績報告は3か月ごとの年4回。教育支援教室「ひだまり」+市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)を設置
神奈川県フリースクール等利用児童・生徒支援事業は市町村または市町村教育委員会が補助対象で、県公式に「保護者の方に直接補助する制度ではございません」と明記。補助率1/3、基準額は児童・生徒1人につき「通所月数×1万円」。実施市町村は相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町。あわせて県がフリースクール等の一覧を施設ごとのPDFで公表
「政令市だから県の制度から外れている」わけではありません

県の公式ページには政令指定都市を除外する記載がなく、政令市である相模原市が実施市町村として明記されています。
横浜市・川崎市が実施市町村に載っていないのは、除外されているからではなく両市がこの事業を使った補助制度を実施していないためと読むのが正確です。近隣の市に引っ越す予定がある場合などは、「県の制度があるか」ではなく「その市が実施しているか」を見てください。

同じ大船駅を使っていても、線路の向こう側だと補助が消えます

大船駅周辺は、ひだまり(鎌倉市)、Seeds大船教室(鎌倉市)と受け皿が集まる湘南のハブです。ところが駅の北側は横浜市栄区で、横浜市には保護者向けのフリースクール利用料補助が確認できません。
つまり同じ大船駅を使って同じ施設に通っていても、住所が鎌倉市か横浜市栄区かで月1.3万円の差が出ます。引っ越しや学区の相談をする場面では、ここを先に確認しておくと判断が変わることがあります。

出典:鎌倉市 補助金/神奈川県 フリースクール等に通う子どもへの支援/神奈川県 フリースクール等の紹介(2026年9月確認)

手づくりの作品を光にかざす子ども
NIJINアカデミーのイベントに集まった全国の子どもたちとスタッフの集合写真オルタナティブスクールという選択肢

学校に合わないからこそ、輝く個性がある。

NIJINアカデミーは、日本初、公教育を持ち運び可能にした
オルタナティブスクール(小中高一貫校)です。

  • 累計入学 900名超
  • 出席認定率 97%(希望者)
  • 全国52か所のリアル教室

※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る

NIJINアカデミー鎌倉深沢校を、もう少し詳しく

常盤の波形住建ビル3階、幼児教室みらい塾の中で開かれている教室です。毎週木曜日の10時〜15時、定員8名。小学1年生から中学3年生までが対象です。

鎌倉市の受け皿は大船に集中していますが、深沢は市の中央部にあたります。鎌倉駅方面・腰越方面から大船まで出るより近い、という家庭は少なくないはずです。

そしてもうひとつの柱が、リアル教室とメタバース校舎の組み合わせです。鎌倉深沢校の開校は木曜日ですが、それ以外の平日は自宅からメタバース校舎の授業に参加できます。鎌倉市の補助は月の利用料の2分の1・上限1.3万円なので、通い方を組み立てるときの材料になります。

NIJINアカデミー鎌倉深沢校で学習に取り組む子ども
所在地
神奈川県鎌倉市常盤62-1 波形住建ビル3F(幼児教室みらい塾)
開校
毎週木曜日 10時〜15時
定員
8名
対象
小学1年生〜中学3年生
連絡先
nijinacademy.kamakura.fukasawa@gmail.com
費用
メタバース通学/ハイブリッド通学から選べます(詳細は教室ページをご確認ください)
出席扱い
NIJINアカデミー全体として、希望者の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)

出典:NIJINアカデミー鎌倉深沢校(2026年9月確認)

オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学

鎌倉市は、補助が月1.3万円あって、しかも市外の認定施設でも使えるという、全国的に見ても条件のいい地域です。そのぶん選択肢を広く取れます。

ただし実際に通うとなると、大船・逗子・藤沢・茅ヶ崎と、どこを選んでも移動が発生します。週に何日通えるかは、子どもの体力と家庭の送迎の事情で決まってしまうのが実情です。

そして、どの施設を選んでも「残りの平日をどう過ごすか」という問題は残ります。NIJINアカデミーのメタバース校舎は、その部分を埋める選択肢です。平日は毎日開いていて、家から参加できます。深沢に行く日と、家から参加する日を組み合わせられる、と考えてみてください。

NIJINアカデミーのオンライン授業の画面
メタバース校舎の特徴
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
  • 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
  • 出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

文章だけでは、授業の空気感までは伝わりません。絵本のプロを迎えた授業の様子です。子どもたちがどんなふうに関わっているかが、そのまま映っています。

出席扱いを相談するときの進め方

ヘッドホンをつけてパソコンに向かう子ども

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。

  1. 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
  2. 市町村の教育委員会 学校教育課に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口です。市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
  3. 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
  4. 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を必ず確認します。
  5. 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

見学のときに聞いておきたい6つのこと
  • 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
  • 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
  • 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
  • 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
  • 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
  • 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です

よくある質問

鎌倉市立の学校に通っています。まずどこに相談すればいいですか?
在籍校の担任の先生と、教育支援教室「ひだまり」(大船2-7-8)です。入室は教育相談員との面談から始まり、体験通室を経て通室届を学校長へ提出する流れです。窓口は児童生徒支援課 教育相談・支援担当(0467-61-3809)。令和7年4月に開校した市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)も選択肢に入ります。
フリースクールの費用に補助はありますか?
あります。鎌倉市フリースクール等利用児童生徒支援補助金で、月ごとの利用料等の2分の1・上限1.3万円です。対象は小学生・中学生・高校生。制度開始時(2023年9月)は3分の1・上限1万円でしたが、現在は拡充されています。実績報告は3か月ごとの年4回で、窓口はこどもみらい部青少年課(0467-61-3886)です。
鎌倉市外の施設に通っても補助は出ますか?
出ます。補助の要件は「市内在住の児童生徒の保護者」であることで、施設の所在地は問われません。市が公表する認定施設一覧には逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・横浜市などの施設が多数含まれています。ただし通いたい施設が認定を受けているかどうかは、事前に市の一覧で確認してください。
費用を抑えられる施設はありますか?
FAB CONNECT(ファブラボ鎌倉)が参加費無料と公式に明記しています(一定の範囲を超える材料費のみ有料)。ただし木曜10時〜12時・定員4名です。フリースクールSeedsは授業料11,800円/月〜で、週1〜5日・午前/午後/終日から選べるため、通う頻度で調整できます。
この記事の情報は最新ですか?
2026年9月時点で、鎌倉市・神奈川県の公式資料および各施設の公式サイトを確認して作成しています。なお、県の一覧に掲載されている施設のなかには居場所を休止中と県資料に記載されているものもありました。費用や開所日は変更されることがあるため、見学のお申し込み前に必ず各施設へ直接ご確認ください。

まとめ

鎌倉市とその周辺から通える10か所を見てきました。選び方の軸は次の3つです。

鎌倉エリアでの選び方
  • 費用を抑えたいなら——まず教育支援教室「ひだまり」。民間なら参加費無料のFAB CONNECT、週1回16,000円の森の仔じゆうがっこう(藤沢市)
  • 出席扱いを重視するなら——公式に明記しているフリースクールLargo。ほかの施設は見学のときに直接確認を
  • 補助を最大限使うなら——市の認定施設一覧から選ぶ。市外の施設でも対象になるので、選択肢は逗子・藤沢・茅ヶ崎まで広がります

鎌倉は、制度の条件が全国的に見ても良い地域です。月1.3万円の補助があり、施設の所在地も問われない。学びの多様化学校も開校しました。一方で、受け皿が大船に集中していること、費用を公表していない施設が半数近くあることは、一覧を見ただけでは分かりません。まず市の認定施設一覧を開いて、そのうえで見学に行く。この順番で進めると無駄がありません。どの施設に決めるにしても、見学は複数行ったほうが判断しやすくなります。

海をながめる子ども
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