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「子どもが学校に行けなくなって、毎日どうしていいかわからない」「だれにも相談できず、ひとりで泣いている」。子どもの不登校は、親にとっても大きな出来事です。子どもの相談先は探しても、親自身の相談先は後回しになりがちです。
けれども、親が話せる場所を持つことは、子どもを支えるためにいちばん大切な準備です。親が相談できる場所は、思っているよりたくさんあります。
この記事では、不登校の親が相談できる場所、親の会の探し方と参加の仕方、家族との向き合い方、親自身の休み方を整理します。
- 不登校の親が相談できる場所は、学校・公的機関・民間・親どうしの4つ
- スクールカウンセラーや教育相談は、親だけでも無料で使える
- 親の会は、同じ立場の親と経験を分かち合える場
- 相談の目的は、解決策をもらうことだけでなく、気持ちを整理すること
- 親が休むことは、子どもを支え続けるための準備
親にも相談先が必要な理由
文部科学省の調査では、2024年度に不登校だった小中学生は約35万4千人。それだけの数の家庭で、親が悩んでいます。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
不登校の親が抱える悩みは、子どものことだけではありません。
| 親の悩み | 内容 |
|---|---|
| 子どもへの関わり方 | 休ませてよいのか。どう声をかければよいのか |
| 将来への不安 | 勉強の遅れ、進路、このまま続くのではないか |
| 自分を責める気持ち | 育て方が悪かったのではないか |
| 周りの目 | 祖父母、親せき、ほかの保護者にどう思われるか |
| 仕事との両立 | 子どもを家に置いて働けるか。仕事を続けられるか |
| 孤独 | だれにも話せない。わかってくれる人がいない |
こうした悩みを、ひとりで抱え続けるのは無理があります。親が追いつめられると、その緊張は子どもに伝わります。親が落ち着きを取りもどすことが、子どもの安心につながります。
不登校の相談先の全体像は、専門ページの不登校の相談先で整理しています。
親の気持ちは時期によって変わる
不登校の子を持つ親の気持ちは、時期によって大きく変わります。今の自分がどの時期にいるのかがわかると、少し楽になります。
| 時期 | 親の気持ち | この時期に合う相談 |
|---|---|---|
| 行きしぶりが始まった | とまどい、あせり。なんとか行かせようとする | スクールカウンセラー、担任 |
| 休みが続きはじめた | 不安、自分を責める気持ち。原因を探し続ける | 電話相談、教育相談室 |
| 長引いてきた | 疲れ、孤独。先が見えない | 親の会、スクールカウンセラー |
| 少し落ち着いてきた | 子どもの様子を受け入れはじめる。次を考える | 教育支援センター、学びの場の相談 |
| 子どもが動きはじめた | 期待と、また戻るのではという不安 | 親の会、進路の相談 |
最初の時期は、多くの親が、「なんとかして学校に行かせなければ」と考えます。毎朝の「行く、行かない」のやりとりで、親子ともに消耗します。この時期にいちばん必要なのは、「休ませてもよい」と言ってくれる専門家の言葉です。
休みが続くと、原因探しが始まります。「あのとき、こうしていれば」「自分の育て方が悪かったのでは」。けれども、不登校の原因は一つではなく、本人にもはっきりしないことがほとんどです。育て方だけで決まるものでもありません。自分を責める気持ちが強いときは、ひとりで考え続けず、だれかに話してください。
長引いてくると、疲れと孤独が大きくなります。周りの家庭はふつうに学校に通っているように見え、取り残されたように感じます。この時期に、同じ立場の親と出会えることは、大きな支えになります。
どの時期の気持ちも、まちがいではありません。行きつ戻りつしながら、少しずつ変わっていきます。

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親が相談できる場所
親が相談できる場所を、四つのグループに分けました。
| グループ | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
| 学校 | スクールカウンセラー、担任、養護教諭 | 無料。学校の様子がわかる。保護者だけの相談もできる |
| 公的機関 | 教育相談室、子ども家庭支援の窓口、保健センター | 無料。心理や福祉の専門家がいる |
| 民間 | フリースクールの相談、民間のカウンセリング | 有料の場合もある。不登校にくわしい |
| 親どうし | 不登校の親の会、保護者の交流会 | 同じ立場の人と、経験を分かち合える |
スクールカウンセラー
子どもが会えなくても、親だけで相談できます。関わり方の助言をもらえるだけでなく、学校との橋渡しもしてもらえます。くわしくは不登校とスクールカウンセラーで紹介しています。
教育相談室
市区町村の教育委員会が設けている相談の窓口です。学校とは別の場所で、心理の専門家に相談できます。学校には話しにくいことも、相談しやすい場所です。
電話やLINEの相談
外に出る余裕がないとき、夜に不安が大きくなったときに使えます。不登校の相談を電話・LINEでしたいときで、窓口をまとめています。

親の会とは
親の会は、不登校の子を持つ親が集まり、経験や気持ちを話し合う場です。地域の親が自主的に開いているもの、フリースクールや支援団体が開いているもの、教育支援センターが開いているものなど、さまざまな形があります。
専門家の相談とはちがうよさがあります
「うちだけではなかった」と感じられることが、大きな支えになります。
少し先を歩んでいる親から、実際の経験を聞けます。
地域の学校、フリースクール、高校などの、生きた情報が集まります。
だれにも話せなかったことを言葉にすると、気持ちが軽くなります。
専門家の相談は、助言をもらう場です。親の会は、分かち合う場です。「それ、うちも同じでした」という一言は、どんな助言よりも力になることがあります。
親の会の探し方
親の会は、次のような方法で探せます。
| 探し方 | 内容 |
|---|---|
| 学校や教育委員会に聞く | スクールカウンセラーや教育相談室が、地域の会を知っていることがある |
| 教育支援センターに聞く | センターが保護者の会を開いていることがある |
| 自治体の広報や公式サイトを見る | 市民活動として、紹介されていることがある |
| インターネットで調べる | 「市区町村名 不登校 親の会」で検索する |
| フリースクールに聞く | 保護者の交流会を開いているところがある |
| オンラインの会を探す | 住んでいる地域に関係なく、参加できる会がある |
近くに会がない場合や、地元では参加しにくい場合は、オンラインの親の会が便利です。家から参加でき、顔を出さずに聞くだけの参加ができる会もあります。
まずはLINEでお話ししませんか
お子さんの様子を聞かせてください。NIJINアカデミーのスタッフがお話をうかがいます。
親の会の種類を知る
親の会といっても、運営している人や、進め方はさまざまです。種類を知っておくと、自分に合う会を探しやすくなります。
| 種類 | 運営 | 特徴 |
|---|---|---|
| 地域の自主的な会 | 不登校を経験した親など | 少人数で、じっくり話せる。地域の情報が集まる |
| 教育支援センターの保護者会 | 教育委員会 | 職員が進行する。センターを利用していなくても参加できる場合がある |
| 支援団体やフリースクールの会 | NPOや民間の団体 | 専門のスタッフがいる。学習会や講演を開くこともある |
| オンラインの会 | 個人や団体 | 住んでいる地域に関係なく参加できる。顔を出さずに聞くだけの参加もできる |
| 学校のPTAや保護者の会 | 学校、PTA | 同じ学校の保護者と話せる。話しにくいと感じる人もいる |
地域の会は、近い立場の親と顔を合わせて話せるよさがあります。一方で、「知っている人に会うかもしれない」と、参加しにくく感じる人もいます。そういうときは、となりの市の会や、オンラインの会から始めるとよいでしょう。
会によって、参加している親の子どもの年齢や、不登校の期間もちがいます。小学生の親が多い会、中高生の親が多い会、不登校を経験した子がすでに大人になっている親が運営する会。少し先を歩んでいる親の話は、先の見通しを持つ助けになります。
親の会で気をつけたいこと
親の会は心強い場所ですが、気をつけたいこともあります。
| 気をつけたいこと | 理由 |
|---|---|
| ほかの家庭と比べすぎない | 子どもの状態も、家庭の事情も、一人ひとりちがう |
| 聞いた方法を、そのまま当てはめない | よその子に合った方法が、わが子に合うとは限らない |
| 特定の考え方を強くすすめる会には、距離を置く | 「こうすれば必ずよくなる」という話には、慎重に |
| 高額な教材や講座をすすめられたら、すぐに決めない | 持ち帰って、家族や専門家に相談する |
| 参加して疲れるなら、休んでよい | 会に通うことが、負担になっては意味がない |
ほかの家庭の話を聞いて、「うちはもっと長い」「あの家の子はもう動き出している」と、かえって落ちこむことがあります。子どもの回復のペースは、本当に一人ひとりちがいます。比べるためではなく、支え合うために参加する、という気持ちでいてください。
「この方法で、必ず学校に戻れます」といった話や、高額な費用がかかるプログラムをすすめられたときは、その場で決めないでください。不登校に、だれにでも効く一つの方法はありません。あせっている時期ほど、強い言葉に引きつけられやすくなります。迷ったら、スクールカウンセラーや教育相談室に、「こういう話を聞いたのですが」と相談してみてください。
親の会に参加するとき
初めての参加は、緊張するものです。知っておくと安心なことをまとめます。
- 話したくないことは、話さなくてよい
- ほかの家庭のやり方は、参考にとどめる
- 会で聞いた話は、外では話さない
- 合わないと感じたら、別の会を探してよい
会によって、雰囲気は大きくちがいます。話し合いが中心の会、学習会を開く会、お茶を飲みながら雑談する会。1回で判断せず、いくつかの会をのぞいてみると、自分に合う場所が見つかりやすくなります。

相談先の選び方
どこに相談すればよいかは、今の気持ちや困りごとによって変わります。
| 今の状態 | 合いやすい相談先 |
|---|---|
| とにかく今、話を聞いてほしい | 電話相談 |
| 子どもへの関わり方を知りたい | スクールカウンセラー、教育相談室 |
| 学校との関係に悩んでいる | スクールカウンセラー、教育相談室 |
| 同じ立場の人と話したい | 親の会 |
| 自分の心身の不調がある | かかりつけ医、保健センター |
| 子どもの居場所を探したい | 教育支援センター、フリースクールの相談 |
一つにしぼる必要はありません。専門家の相談と、親の会を、両方持っておくのがおすすめです。専門家からは見立てと助言を、親の会からは共感と情報を得られます。
家族との向き合い方
不登校をめぐって、家族の中で考えがちがうことはよくあります。
| 相手 | よくあるすれちがい | 向き合い方 |
|---|---|---|
| 配偶者 | 「厳しくすべき」と「休ませたい」で対立する | 学校や専門家との面談に、一緒に出る |
| 祖父母 | 「甘やかしている」と言われる | 専門家から受けた説明を、そのまま伝える |
| きょうだい | 「自分だけ学校に行くのはずるい」と言う | きょうだいと二人の時間をつくる |
夫婦の考えがそろっていないと、子どもは混乱します。家庭の中だけで話し合うと、感情的になりがちです。第三者のいる場で、同じ説明を一緒に聞くことが、考えをそろえる近道です。

仕事との両立に悩んだとき
子どもが学校に行けなくなると、仕事を続けられるかどうかに悩む親は少なくありません。とくに小学生の場合、子どもを家にひとりで置いておくことへの不安があります。
| 困りごと | 考えられる方法 |
|---|---|
| 日中、子どもが家にひとりになる | 在宅勤務、時短勤務、勤務時間の調整を職場に相談する |
| 送り迎えの時間が取れない | 送迎のいらない学びの場、祖父母や家族との分担 |
| 急な休みが多くなる | 職場に事情を伝え、理解を得る。休暇の制度を確かめる |
| 昼食の準備 | つくり置き、子どもと一緒に準備する習慣づくり |
| 親が仕事をやめるべきか迷う | すぐに決めず、まず働き方の調整を試す |
仕事をやめることが、必ずしも子どものためになるとは限りません。親が仕事という自分の世界を持っていることは、親自身の支えになります。経済的な安定も、家庭の安心の土台です。すぐにやめると決めず、まず働き方を調整できないかを、職場に相談してみてください。
職場に不登校のことを伝えるかどうかは、迷うところです。くわしく話す必要はありません。「子どもの体調のことで、しばらく勤務の調整をお願いしたい」と伝えるだけでも、理解を得られることがあります。
子どもが日中に通える場所や、自宅から参加できる学びの場があると、親が仕事を続けやすくなります。学校の外で通える公的な場所については、教育支援センターとはで紹介しています。
事例で見る親の相談
相談の場でよく聞かれる三つの例を紹介します。特定の人ではなく、一般的な姿をもとにしています。
親の会で気持ちが軽くなったLさん
小学5年生の子どもが学校に行けなくなって半年。Lさんは、ママ友との集まりにも行けなくなり、孤独を感じていました。スクールカウンセラーから地域の親の会を教えてもらい、思いきって参加しました。最初は聞いているだけでしたが、ほかの親の話に何度もうなずき、帰り道に涙が出ました。「ひとりじゃなかった」と感じたそうです。今は月に1回、通っています。
夫婦で面談に出たMさん
中学1年生の子どもの不登校をめぐって、Mさんと夫の考えは対立していました。夫は「甘やかすな」と言い、Mさんは休ませたいと考えていました。Mさんは、夫を教育相談室の面談に誘いました。心理の専門家から、今は休養が必要な時期であること、無理に行かせると長引きやすいことを聞き、夫の態度が変わりました。夫婦で同じ方向を向けるようになり、家の中の空気が落ち着きました。
オンラインの会に参加したNさん
Nさんの住む町には、親の会がありませんでした。仕事もあり、遠くの会に通う時間もありません。インターネットで見つけたオンラインの親の会に、夜、家から参加しました。全国の親と話すうちに、地元では聞けなかった情報も手に入りました。
| 例 | 使った相談先 | 変わったこと |
|---|---|---|
| Lさん | 地域の親の会 | 孤独がやわらぎ、気持ちが軽くなった |
| Mさん | 教育相談室(夫婦で) | 夫婦の考えがそろった |
| Nさん | オンラインの親の会 | 近くに会がなくても、仲間と情報を得られた |
三人とも、一歩ふみ出して、だれかに話したことが転機になっています。
NIJINアカデミーで自分らしさを取り戻した子どもたちと保護者が、自分の言葉で語ったインタビューです。
小1で不登校に|生徒インタビュー「学校っていう場所が、自分には合ってなかったっぽい」かなでさんが見つけた、爽やかな毎日
小6|生徒インタビュー「苦しいんだったらちゃんとみんなに言う」不登校を経験した僕が、そのままの自分でいられるようになるまで
中1の母|保護者インタビューオンラインスクールを選んで正解だったのか――悩み続けた母が見た、娘の変化
親自身が休むために
不登校が続くと、親の生活は子ども中心になります。自分のための時間は、なくなっていきます。
- 1日に15分、自分だけの時間をつくる
- 家族で役割を分け、交代で休む
- 仕事や趣味など、子ども以外の世界を持ち続ける
- 眠れない、食べられないときは、自分も受診する
- 「今日はここまで」と決めて、調べものを切り上げる
親が休むことは、手を抜くことではありません。子どもを支え続けるための準備です。心身の不調があるときは、不登校で病院に行くなら何科?でふれたように、保護者自身も医療機関を頼ってください。
自分を責める気持ちとの向き合い方
不登校の親の多くが、「自分の育て方が悪かったのでは」と自分を責めます。周りからの「甘やかしすぎ」「もっと厳しく」という言葉が、その気持ちを強くします。
不登校の背景は、学校の環境、友人関係、本人の気質や体調、学習のつまずきなど、いくつもの要因が重なっていることがほとんどです。親の育て方だけで決まるものではありません。文部科学省も、不登校は多様な要因や背景によって、だれにでも起こり得るものだとしています。
| 自分を責める言葉 | 別の見方 |
|---|---|
| 「私の育て方が悪かった」 | 要因は一つではない。育て方だけでは決まらない |
| 「もっと早く気づいていれば」 | 気づいた今が、動けるいちばん早い時点 |
| 「厳しくしすぎた」「甘やかしすぎた」 | どちらの親も同じように悩む。正解は一つではない |
| 「あのとき休ませなければ」 | 休んだから長引いたのではなく、休む必要があった |
| 「私がしっかりしなければ」 | ひとりで背負わず、頼ってよい |
自分を責める気持ちは、子どもを大切に思っているからこそ生まれます。けれども、責め続けても状況は変わりません。過去の原因を探すより、今日できることに目を向けるほうが、親子ともに前に進めます。
責める気持ちが止まらないときは、スクールカウンセラーや親の会で、そのまま話してみてください。「みんな同じように感じるんですよ」と言われるだけで、少し楽になります。
相談するときに伝えたいこと
どの相談先でも、伝える内容はほぼ同じです。メモを一枚つくっておくと、どこでも使えます。
- 子どもの学年と、いつから行けなくなったか
- 今の生活の様子(起きる時間、食事、過ごし方)
- 学校とのやりとりの状況
- これまでに相談した窓口と、言われたこと
- いちばん困っていること
- 親自身の体調と気持ち
最後の項目も、遠慮せずに書いてください。「眠れていません」「仕事に集中できません」という親自身の状態は、相談員にとって大切な情報です。親がどのくらい追いつめられているかによって、優先する支援が変わります。
子どもの居場所が見つかると親も楽になる
親の不安の多くは、「子どもが家にいて、どこともつながっていない」ことから生まれます。子どもに、学びと人とのつながりの場ができると、親の気持ちも落ち着きます。
子どもの今の状態に合わせて選びます
| 別室登校 | 教育支援センター | 通学型フリースクール | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|---|
| 外出がむずかしくても参加できる | × | × | × | ○ |
| 送迎がいらない | × | △ | △ | ○ |
| 保護者も相談できる | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 在籍校を変えずに使える | ○ | ○ | ○ | ○ |
自治体や学校によって運用は異なります。NIJINアカデミーの出席扱いは在籍校の校長の判断によります。
NIJINアカデミーという選択肢
音や人の多さ、話すことにハードルがある子にとって、「自宅から、自分に合った距離で参加できる」ことは大きな意味を持ちます。
NIJINアカデミーは、全国から900名を超える子どもたちが通う、不登校の小中学生のためのオルタナティブスクールです。公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、「学校では本来の姿を出せない子ども」と数多く出会ったことをきっかけに立ち上げました。
メタバース校舎に、いつでも入れる
授業や休み時間は、オンライン上の「メタバース校舎」で過ごします。アバターで校舎の中を動き回り、話したい子のところへ近づいて会話ができます。カメラや音声をオフにしたまま、チャットやリアクションボタンで参加することもできるので、人と話すことに不安がある子も、自分に合った距離から始められます。
8〜10人の少人数クラスと、1対1の担任
クラスは8〜10人ほどの少人数で、学年をこえた子どもたちが一緒に過ごします。一人ひとりに専任のサポート担任がつき、学習の進み具合や気持ちの変化を見ながら伴走します。担任は、教員経験や不登校経験を持つ大人から選ばれています。
授業を選べて、学び直しもできる
月100コマ以上の授業から、興味のあるものを選んで参加できます。教員研修の講師を務める先生や企業・専門家による授業もあり、TOPPANと共同研究したAI型学習ドリル「navima」で、小1〜中3の範囲の学び直しや先取りも自分のペースで進められます。
通い始めた子どもたちの変化
メタバース校舎では、異年齢・異地域の友達と平均3日で友達ができると言われています。自由度の高さに「半信半疑」だった保護者のもとで、入学初日に「友達できたよ!」と笑顔で話した子もいます。
小5から学校に行けなくなり、腹痛や眠れない日を抱えていた中学1年生は、NIJINでプログラミングに出会って「作る側」になり、教育の展示会で企業とともに登壇しました。読み書きに困難のある中学2年生は、デジタルツールでCG制作に打ち込み、展示会のステージで将来のビジョンを語っています。合う環境に出会うと、子どもは驚くほど変わっていく——それが、NIJINで日々見ている光景です。
在籍校の出席扱いと、全国のリアル教室
在籍校と連携し、学習の記録を共有しています。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終的な判断は在籍校の校長)。オンラインだけでなく、全国52か所のリアル教室に週1回から通うこともできます。
費用は、入学金33,000円、授業料は年払いで月19,800円・月払いで月23,760円(施設利用料 月1,683円が別途)です。
保護者にとっての安心
子どもが学校に行けなくなると、保護者も孤立しがちです。NIJINアカデミーでは、専任のサポート担任が子どもの様子を保護者と共有し、在籍校とのやりとりについても相談にのります。保護者同士がつながる機会もあり、「同じ悩みを持つ家庭がほかにもある」と知るだけで気持ちが軽くなったという声も聞かれます。学びの場選びに迷っている段階からでも、まずは話を聞いてみるところから始められます。
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式YouTubeチャンネルの人気動画です。感覚の過敏さが理由で学校がつらくなったお子さんと、そのお母さんが「環境を変える」という答えにたどり着くまでを、越谷校に通うご家庭へのインタビューで紹介しています。
よくある質問
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。特性は、合う環境に出会えば「困りごと」から「その子らしさ」に変わっていきます。学校の種類よりも、その子が安心して力を出せる場所かどうかを大事にしてほしいと思います。
まとめ
不登校の親が相談できる場所は、学校、公的機関、民間、親どうしの四つです。スクールカウンセラーや教育相談室は、親だけでも無料で使えます。親の会は、同じ立場の親と経験を分かち合える場です。
相談の目的は、解決策をもらうことだけではありません。気持ちを整理し、ひとりではないと感じることにも意味があります。
親が休むこと、話せる場所を持つことは、子どもを支え続けるためのいちばんの準備です。
一緒に探しませんか
在籍校はそのままで、自宅から参加できます。まずはLINEで気軽にご相談ください。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」/政府広報オンライン「暮らしの相談窓口(子育て・教育)」(2026年10月確認)

