「情緒学級にいると高校に行けないのでは」「内申点がつかないと聞いて不安」——中学校で情緒学級を選ぶとき、また小学校から情緒学級に通っている子が中学校に上がるとき、保護者がいちばん気にするのが高校受験です。
結論から言うと、情緒学級に在籍していても、高校を受験する資格は通常学級の子とまったく同じです。ただし、内申点(評定)の扱いや入試での配慮は自治体・学校によって差があり、早めの情報収集で選べる道の数が変わります。この記事では、仕組みと進路の選択肢、学年ごとの準備を整理します。
- 受験資格は同じ——中学校を卒業すれば、在籍していた学級に関係なく高校を受験できます
- 内申点は学校に確認が必要——情緒学級は学年どおりの内容を学ぶため評定がつくことが多いものの、扱いは自治体・学校で違います
- 進路は全日制だけではない——通信制、定時制、高等専修学校など、内申点の比重が小さい選択肢があります
- 中1〜中2の確認が道を広げる——中3になってから知ると、選べる学校が限られることがあります
- 情緒学級と内申点(調査書)の関係
- 入試で受けられる配慮と申請の流れ
- 情緒学級の子が選ぶことの多い6つの進路
- 中1・中2・中3でやっておくこと
- 欠席が多い場合の考え方
この記事は、全国から累計1000名を超える不登校の小中学生が通うNIJINアカデミーが、文部科学省の資料と保護者から寄せられる相談をもとにまとめたものです。高校入試の制度は都道府県ごとに異なり、毎年見直されます。必ずお住まいの都道府県教育委員会と、在籍する中学校で最新の情報を確認してください。
情緒学級の子も高校を受験できる
高校を受験する資格は、中学校を卒業していること(または卒業見込みであること)です。在籍していたのが通常学級か情緒学級かは、資格には関係ありません。情緒学級は地域の中学校の中にある学級なので、卒業すればその中学校の卒業生になります。
情緒学級(自閉症・情緒障害特別支援学級)は、原則として通常の学級と同じ学年の内容を学ぶ学級です。知的障害の特別支援学級とちがい、教科の内容を大きく替えることは基本的にありません。そのため、高校で必要になる学力を中学校のうちに積み上げていくことができます。学級の仕組みは情緒学級とは?で解説しています。
出典:福島県教育委員会「特別支援学級Q&A」/文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」(2026年10月確認)
情緒学級で学ぶ中学生はどのくらいいるか
情緒学級から高校を目指す子は、決して少数ではありません。文部科学省の資料によると、自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する小中学生は2023年度で約19万6,500人。特別支援学級の中でもっとも多く、2007年度の約3万8,000人から16年でおよそ5倍に増えています。
出典:文部科学省「特別支援教育の充実について」。そのほかは肢体不自由・病弱・難聴・言語障害・弱視の合計。
在籍する子が増えるにつれて、情緒学級から高校へ進む道すじも、以前より広がってきました。通信制高校の数が増え、公立高校でも不登校経験や特性に配慮した入試やコースを設ける動きが出ています。「情緒学級だから進学できない」という時代ではありません。必要なのは、仕組みを知って早めに動くことです。
出典:文部科学省「特別支援教育の充実について」(2026年10月確認)
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内申点(調査書)と情緒学級の関係
高校入試、とくに公立高校の入試では、当日の学力検査の点数に加えて、中学校が作成する調査書(内申書)が使われます。調査書には各教科の評定(5段階)が記載され、これを点数化したものが内申点です。
評定がつくかどうかは「何を学んでいるか」で決まる
評定は、学習指導要領に定められたその学年の目標に照らしてつけられます。情緒学級で学年どおりの内容を学び、定期テストや提出物で評価できる材料があれば、通常学級と同じように評定をつけることができます。
一方で、心理的な要因で長く休んでいた子などは、必要に応じて一部の教科を下の学年の内容に替えることがあります。その場合、その教科は5段階の評定ではなく、文章での評価になることがあります。「情緒学級だから評定がつかない」のではなく、「学年の内容とちがうことを学んでいる教科は評定がつきにくい」というのが正確な理解です。
学校によって扱いが違う点
実際の運用は、自治体や学校によって違います。保護者から聞かれる例を挙げます。
| よく聞くケース | 確認したいこと |
|---|---|
| 全教科、通常学級と同じ基準で評定がつく | 定期テストは同じ問題か。提出物の基準は同じか |
| 交流学級で受けている教科だけ評定がつく | 情緒学級で受けている教科はどう評価されるか |
| 評定はつくが、参考扱いと言われた | 調査書にどう記載されるのか。高校側にどう伝わるのか |
| 評定がつかず、文章の評価のみ | 評定がつくようにするには何が必要か。いつまでに変更できるか |
大切なのは、中1のうちに「評定のつけ方」を担任に聞いておくことです。公立高校の入試で中1からの評定を使う都道府県もあれば、中3だけを使う都道府県もあります。自分の県がどちらかによって、準備を始める時期が変わります。

入試で受けられる配慮
障害や特性のある受験生は、入試で配慮を受けられることがあります。公立高校の場合、中学校を通じて都道府県の教育委員会に事前に申請するのが一般的です。
| 配慮の例 | 内容 |
|---|---|
| 別室での受験 | 少人数または個別の部屋で受ける |
| 座席の配慮 | 出入口の近く、前方、窓ぎわなど |
| 時間の延長 | 読み書きに困難がある場合など |
| 問題用紙の拡大 | 文字を大きくした用紙を使う |
| 面接での配慮 | 質問の仕方を工夫する、筆談を認めるなど |
| 付き添い・待機場所 | 保護者が近くで待機できる |
どの配慮が認められるかは、都道府県や学校、そして本人の状態によって違います。申請には、中学校でふだん受けている配慮の実績が重視されることが多いため、定期テストで別室受験をしている、時間を延ばしてもらっているといった記録が役に立ちます。個別の指導計画や個別の教育支援計画に配慮の内容を書いておいてもらうと、申請のときの根拠になります。
私立高校は学校ごとに対応が違います。受けたい学校が決まったら、学校説明会や個別相談で早めに問い合わせましょう。
情緒学級の子が選ぶことの多い6つの進路
高校段階の学びの場は、全日制だけではありません。子どもの特性や体調に合う場を、幅広く見ておきましょう。
それぞれに良さと注意点があります
毎日通う一般的な高校。内申点と学力検査で合否が決まります。少人数制や面倒見のよさを打ち出す私立もあります
午前・午後・夜間などの時間帯で学びます。少人数で、自分のペースを保ちやすい学校が多いです
自宅学習とスクーリングで単位を取ります。登校の頻度を選べる学校が増えています
仕事に結びつく分野を学びます。大学入学資格が得られる学校もあります
2018年度から高校でも通級が始まりました。実施校は限られます
主に知的障害などのある子が対象です。知的な遅れのない子は対象にならないことが多いです
全日制高校を目指す場合
全日制の公立高校は、内申点と当日の学力検査の合計で合否が決まるのが一般的です。評定がしっかりついていれば、情緒学級に在籍していたことが不利に働くとは限りません。気をつけたいのは、高校に入ってからの環境です。
高校には、小・中学校のような特別支援学級はほとんどありません。1クラスの人数は40人ほどになり、教科ごとに先生が替わり、移動教室も増えます。「受かるかどうか」だけでなく「入ってから通い続けられるか」を基準に、学校見学で雰囲気を確かめておきましょう。少人数のクラス編成をしている学校、相談室やカウンセラーの体制が整っている学校、通級による指導を実施している学校など、支援の手厚さは学校によって違います。
通信制・定時制という選択
通信制高校は、内申点の比重が小さく、面接や作文で選考する学校が多いのが特徴です。登校は週1日から週5日まで選べる学校があり、オンラインで授業を受けられる学校も増えています。卒業すれば全日制と同じ高校卒業資格が得られます。
定時制高校は、1日の授業時間が短く、少人数の学校が多いため、大人数の教室が苦手な子に合うことがあります。3年で卒業できる仕組みを持つ学校もあります。
「全日制に行けないから通信制」と消去法で考えるのではなく、子どもが力を出しやすい環境はどれかという視点で選ぶと、入学後の満足度が変わってきます。
出典:文部科学省「特別支援教育の現状」(2026年10月確認)
中1から中3までの準備スケジュール
高校受験の準備は、中3になってからでは間に合わないことがあります。学年ごとにやっておきたいことをまとめました。
| 学年 | やっておきたいこと |
|---|---|
| 中学入学前 | 学校説明会で、情緒学級の評定のつけ方と進学実績を聞く |
| 中1 | 担任に、各教科の評定のつけ方と定期テストの受け方を確認する。自分の県の入試で何年生の評定が使われるかを調べる |
| 中2 | 高校の種類を知る。夏〜秋に学校見学や合同説明会に参加する。定期テストでの配慮を記録に残してもらう |
| 中3の春〜夏 | 志望校の候補を3〜5校あげる。入試での配慮について中学校に相談する |
| 中3の秋 | 個別相談会で、私立・通信制に特性のことを伝えて相談する。配慮申請の締め切りを確認する |
| 中3の冬 | 出願。体調を崩しやすい時期なので、無理のない受験日程を組む |
とくに中2の夏から秋は、動きやすい時期です。受験生本人よりも先に、保護者だけで説明会に行ってみるのも一つの方法です。パンフレットではわからない、校舎の広さ、生徒の雰囲気、先生の話し方が見えてきます。
「中1の面談で内申点のことを聞いたら、うちの学校では情緒学級でも通常学級と同じテストを受ければ同じように評定がつくとわかりました。もっと早く聞けばよかったと思うくらい、気持ちが楽になりました」(中学2年生の保護者)
話を聞かせてください
情緒学級からの進路や、学校に行きづらいときの学び方について、NIJINアカデミーのスタッフがLINEでお話をうかがいます。

高校の種類ごとの入試のちがい
高校の種類によって、選考で重視されるものが変わります。子どもの得意・不得意と照らして、力を出しやすい選考方法の学校を選ぶのも一つの考え方です。
| 高校の種類 | 主な選考方法 | 内申点の比重 | 向いている子 |
|---|---|---|---|
| 公立全日制 | 学力検査+調査書(面接・作文を課す学校も) | 大きい | 評定が安定してついていて、毎日の登校に不安が少ない子 |
| 私立全日制 | 学力試験、推薦は面接・作文など | 学校による | 面倒見のよさや少人数など、校風との相性を重視したい子 |
| 定時制 | 学力検査+面接・作文など | 比較的小さい | 1日の授業時間を短くしたい子、少人数が合う子 |
| 通信制 | 面接・作文・書類が中心 | 小さい | 登校の頻度を自分で選びたい子、体調に波がある子 |
| 高等専修学校 | 面接・作文など | 小さい | 好きな分野がはっきりしている子 |
面接が苦手な子、作文が苦手な子、筆記試験の時間配分が苦手な子など、つまずきやすい場面は一人ひとりちがいます。苦手な選考方法を避けるのか、配慮を申請して受けるのかを、中3の夏までに担任と相談しておきましょう。
学校見学で確かめたいこと
志望校を選ぶときは、偏差値や通学時間だけでなく、入学後の過ごしやすさを確かめることが欠かせません。見学や個別相談では、次の点を聞いてみてください。
- 1クラスの人数と、少人数で受けられる授業があるか
- 教室を移動する回数と、校舎の広さ
- スクールカウンセラーや相談室の体制
- 特性のある生徒への配慮の実績(座席、テスト、提出物など)
- 通級による指導を実施しているか
- 欠席や遅刻が増えたときの対応と、単位の扱い
- 中退や転学をした生徒への進路のサポート
説明会で質問しにくいときは、個別相談の時間を使いましょう。特性のことを伝えると不利になるのではと心配する保護者もいますが、入学後に必要な配慮を受けるためには、早い段階で伝えておくほうが結果的に安心です。学校の反応そのものが、その学校の姿勢を知る手がかりになります。
受験期に崩れやすい心と体を守る
受験が近づくと、周りの雰囲気が変わり、子どもは強いプレッシャーを感じます。環境の変化に敏感な子ほど、秋から冬にかけて体調を崩しやすくなります。
勉強の中身より、土台を守ることを優先します
睡眠と食事の時間を変えないことが、いちばんの受験対策になります
出願日、試験日、発表日をカレンダーに書き、見通しを持てるようにします
第一志望がだめでも進める道を、あらかじめ親子で確認しておきます
「落ちたらどうしよう」という不安が強い子には、併願校や二次募集、通信制の出願時期など、次の手が必ずあることを具体的に伝えてください。見通しが立つだけで、気持ちが落ち着く子は多くいます。試験会場の下見をしておく、当日の持ち物を一緒に確認するといった準備も、不安を小さくします。
欠席が多いときの高校受験
情緒学級に在籍していても、学校に行きづらくなる子はいます。欠席日数が多いと、調査書に記載される出欠の記録が気になるところです。
近年は、不登校の経験がある生徒に配慮した入試の仕組みを設ける都道府県が増えています。欠席日数を合否の判断に使わない、欠席の理由を本人が説明する書類を提出できる、といった仕組みです。内容は都道府県によって大きく違うため、教育委員会が毎年公表する入学者選抜の実施要項で確認してください。
また、学校の外で学んだ日が、在籍校の校長の判断で出席扱いになる仕組みがあります。教育支援センターやフリースクール、自宅でのオンライン学習が対象になり得ます。出席扱いになれば、調査書の欠席日数にも反映されます。くわしくは不登校の「出席扱い」とは?をご覧ください。
勉強の遅れが心配な場合は、学校に行けない期間も学びを止めないことが、選択肢を広げます。少しずつでも学習の記録を残しておくと、評定をつけてもらう材料にもなります。
進路面談で担任に伝えておきたいこと
中学校の進路面談は、限られた時間で進みます。先生から提案を待つだけでなく、家庭の側から伝えておくと話が具体的になります。
担任の先生は、進路については通常学級の生徒を多く見ているため、情緒学級からの進学事例をあまり知らないこともあります。そのときは、特別支援教育コーディネーターや進路指導の先生にも同席してもらうと、過去の事例や使える制度を教えてもらいやすくなります。面談で聞いたことはメモに残し、次の面談で続きを話せるようにしておきましょう。学校だけで情報が足りないと感じたら、教育委員会の教育相談室や、不登校の相談先12選で紹介している窓口も使えます。
NIJINアカデミーで自分らしさを取り戻した子どもたちと保護者が、自分の言葉で語ったインタビューです。
小1で不登校に|生徒インタビュー「学校っていう場所が、自分には合ってなかったっぽい」かなでさんが見つけた、爽やかな毎日
小6|生徒インタビュー「苦しいんだったらちゃんとみんなに言う」不登校を経験した僕が、そのままの自分でいられるようになるまで
中1の母|保護者インタビューオンラインスクールを選んで正解だったのか――悩み続けた母が見た、娘の変化
情緒学級を続けるか、通常学級に移るか
「高校受験を考えると、中学校では通常学級にしたほうがいいのでは」と迷う保護者も多くいます。考えるときの軸を3つ挙げます。
1つ目は、本人が毎日通い続けられるかどうかです。通常学級に移って内申点がついても、疲れきって学校に行けなくなってしまえば、かえって選択肢は狭まります。
2つ目は、情緒学級のままで評定がつくかどうかです。つくのであれば、受験のために学級を変える必要は小さくなります。
3つ目は、高校での環境です。高校には情緒学級のような場がほとんどないため、中学校のうちに少しずつ大きな集団に慣れておきたい、という考え方もあります。その場合は、交流学級で過ごす教科を段階的に増やす方法があります。
学級の選び方については、特別支援学級とは?の「高校受験と卒業後の進路」も参考にしてください。
高校卒業後まで見すえて考える
高校受験はゴールではなく、その先の進学や就職につながる通過点です。情緒学級で身につけた力は、高校以降の生活でも役に立ちます。
- 自分の苦手な場面と、楽になる方法を言葉で説明できる
- 困ったときに、大人に助けを求められる
- 配慮をお願いするときの伝え方を知っている
- 気持ちが乱れたときの切り替え方を持っている
- 自分の得意なこと、好きなことを知っている
高校や大学、職場では、自分から配慮を求めることが必要になります。「何に困っていて、どうしてもらえると助かるか」を自分で説明できる力は、内申点と同じくらい、将来を支える力になります。自立活動の時間は、この力を育てるためにあります。
情緒学級からの進路を支える学びの場
学校での学びに加えて、学校の外の場を組み合わせている家庭もあります。5つの観点で比べました。
中学生が使える代表的な場を並べました
| 情緒学級 | 学習塾 | 教育支援センター | NIJIN(オンライン) | |
|---|---|---|---|---|
| 学年どおりの内容を学べる | ○ | ○ | △ | ○ |
| 学校に行けない日も学べる | × | ○ | △ | ○ |
| 出席扱いにつながる | ○ | × | ○ | ○ |
| 少人数で特性に合わせてもらえる | ○ | △ | ○ | ○ |
| 自宅から参加できる | × | △ | × | ○ |
| 毎日通える対面の校舎がある | ○ | ○ | ○ | × |
○=対応 △=場所による ×=非対応。一般的な傾向で、学校・施設によって異なります。
学校に通えている間は、情緒学級での学びを軸にするのが基本です。行けない日が増えてきたときに、学びを続けられる場をもう一つ持っておくと、進路の選択肢を保ちやすくなります。

NIJINアカデミーという選択肢
音や人の多さ、話すことにハードルがある子にとって、「自宅から、自分に合った距離で参加できる」ことは大きな意味を持ちます。
NIJINアカデミーは、全国から累計1000名を超える子どもたちが通う、不登校の小中学生のためのオルタナティブスクールです。公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、「学校では本来の姿を出せない子ども」と数多く出会ったことをきっかけに立ち上げました。
メタバース校舎に、いつでも入れる
授業や休み時間は、オンライン上の「メタバース校舎」で過ごします。アバターで校舎の中を動き回り、話したい子のところへ近づいて会話ができます。カメラや音声をオフにしたまま、チャットやリアクションボタンで参加することもできるので、人と話すことに不安がある子も、自分に合った距離から始められます。
8〜10人の少人数クラスと、1対1の担任
クラスは8〜10人ほどの少人数で、学年をこえた子どもたちが一緒に過ごします。一人ひとりに専任のサポート担任がつき、学習の進み具合や気持ちの変化を見ながら伴走します。担任は、教員経験や不登校経験を持つ大人から選ばれています。
授業を選べて、学び直しもできる
月100コマ以上の授業から、興味のあるものを選んで参加できます。教員研修の講師を務める先生や企業・専門家による授業もあり、TOPPANと共同研究したAI型学習ドリル「navima」で、小1〜中3の範囲の学び直しや先取りも自分のペースで進められます。
通い始めた子どもたちの変化
メタバース校舎では、異年齢・異地域の友達と平均3日で友達ができると言われています。自由度の高さに「半信半疑」だった保護者のもとで、入学初日に「友達できたよ!」と笑顔で話した子もいます。
小5から学校に行けなくなり、腹痛や眠れない日を抱えていた中学1年生は、NIJINでプログラミングに出会って「作る側」になり、教育の展示会で企業とともに登壇しました。読み書きに困難のある中学2年生は、デジタルツールでCG制作に打ち込み、展示会のステージで将来のビジョンを語っています。合う環境に出会うと、子どもは驚くほど変わっていく——それが、NIJINで日々見ている光景です。
在籍校の出席扱いと、全国のリアル教室
在籍校と連携し、学習の記録を共有しています。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終的な判断は在籍校の校長)。オンラインだけでなく、全国52か所のリアル教室に週1回から通うこともできます。
費用は、入学金33,000円、授業料は年払いで月19,800円・月払いで月23,760円(施設利用料 月1,683円が別途)です。
保護者にとっての安心
子どもが学校に行けなくなると、保護者も孤立しがちです。NIJINアカデミーでは、専任のサポート担任が子どもの様子を保護者と共有し、在籍校とのやりとりについても相談にのります。保護者同士がつながる機会もあり、「同じ悩みを持つ家庭がほかにもある」と知るだけで気持ちが軽くなったという声も聞かれます。学びの場選びに迷っている段階からでも、まずは話を聞いてみるところから始められます。
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式YouTubeチャンネルの人気動画です。感覚の過敏さが理由で学校がつらくなったお子さんと、そのお母さんが「環境を変える」という答えにたどり着くまでを、越谷校に通うご家庭へのインタビューで紹介しています。
よくある質問
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。特性は、合う環境に出会えば「困りごと」から「その子らしさ」に変わっていきます。学校の種類よりも、その子が安心して力を出せる場所かどうかを大事にしてほしいと思います。

まとめ
情緒学級に在籍していても、高校を受験する資格は通常学級の子と同じです。情緒学級は学年どおりの内容を学ぶ学級なので、評定がつくことも多く、全日制高校を目指すこともできます。ただし評定の扱いや入試での配慮は自治体・学校によって違うため、中1のうちに担任へ確認し、中2で学校見学を始めておくと選べる道が広がります。通信制や定時制など、内申点の比重が小さい進路もあります。大切なのは、合格することだけでなく、入学後に通い続けられる環境を選ぶこと。そして、自分の困りごとを自分の言葉で伝えられる力を、中学校のうちに育てておくことです。
一緒に考えませんか
進路の相談も、学校に行きづらいときの学び方の相談も。NIJINアカデミーのスタッフがLINEでお話をうかがいます。

