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在籍900名超/出席認定 希望者の97%(しくみを見る)/少人数8〜10人制
「フリースクール」と「オルタナティブスクール」。どちらも学校の外にある学びの場として紹介されますが、何が違うのか、わが子にはどちらが合うのかがわかりにくい言葉です。施設のサイトを見比べても、同じ場所が両方の名前で呼ばれていることさえあります。この記事では、2つの言葉の成り立ちと違いを、文部科学省の調査や通知をもとに整理し、費用・出席扱い・卒業の扱い、そして選ぶときに確認したいことまでまとめます。
- 出発点が違います——フリースクールは「学校に行きづらい子の居場所」から、オルタナティブスクールは「従来の学校とは別の教育をしたい」という理念から生まれました
- 法律上の区別はありません——どちらも法律で定義された名称ではなく、多くは学校教育法上の「学校」ではない民間の施設です。名乗り方は運営者が決めています
- 籍・出席・卒業のルールは共通です——小中学生は地元の学校に籍を置いたまま通い、出席扱いにするかどうかは在籍校の校長が判断します
- 選ぶ基準は名前ではなく中身です——時間割の有無、スタッフの関わり方、学校との連携、費用を、施設ごとに確かめるのが確実です
この記事は、全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINアカデミー自身も「オンラインフリースクール」と呼ばれることがあり、2つの言葉の境目にいる当事者として、できるだけ中立に整理しました。
フリースクールとオルタナティブスクールの違いは「出発点」にある
先にいちばん大事なことをお伝えします。この2つは、国が決めた分類ではありません。「フリースクール」も「オルタナティブスクール」も、法律に定義のない呼び名です。そのため「ここからここまでがフリースクール」という線は引けません。
それでも2つの言葉が使い分けられているのは、生まれた背景が違うからです。違いは次の3点に集約できます。
あくまで一般的な傾向です。実際には両方の性格をあわせ持つ施設も多くあります。
フリースクールは「学校に行きづらい子が安心して過ごせる場をつくる」ことから始まりました。オルタナティブスクールは「学校とは別の教育のかたちをつくる」ことから始まっています。
フリースクールは不登校・行き渋りの子を主な対象にしています。オルタナティブスクールは、不登校かどうかに関係なく、その教育を選びたい家庭が対象です。
フリースクールは、その日の過ごし方を本人が決める場が多めです。オルタナティブスクールは、教育理念にもとづく独自のカリキュラムや時間割を持つ場が多めです。
つまり、フリースクールは「いまの学校がつらい」という困りごとに応える場として、オルタナティブスクールは「こういう教育を受けさせたい」という希望に応える場として広がってきました。入口が違うので、同じ「学校の外の学びの場」でも雰囲気や一日の流れが変わってきます。
フリースクールとは|不登校の子の居場所として広がった民間施設
フリースクールは、学校に行きづらい子どもが日中を過ごし、学んだり人と関わったりできる民間の施設の総称です。NPO法人、一般社団法人、株式会社、個人など、運営者はさまざまです。規模も、数人の子が民家で過ごす場から、数十人が通う施設まで幅があります。
文部科学省は2015年に、こうした民間の施設を全国規模で調べています。調査の対象は「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設」。474か所に調査票を送り、319か所から回答を得ました。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 調査票の送付数/回答数 | 474件/319件(回収率67%) |
| 在籍する義務教育段階の子どもの数 | 約4,200人(小学生約1,800人、中学生約2,400人) |
| 会費(授業料)の平均 | 月額 約3万3千円 |
| 入会金の平均 | 約5万3千円 |
| 施設の類型 | フリースクール(フリースペースを含む)73.6%/親の会2.5%/学習塾5.7%/その他特色ある教育を行う施設など18.2% |
出典:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」(2015年8月)。調査から時間がたっているため、現在の施設数や費用は変わっている可能性があります。
この調査で目を引くのは、施設の類型です。回答した施設の7割強が「フリースクール(フリースペースを含む)」と答え、2割弱が「その他特色ある教育を行う施設など」と答えています。国の調査の上でも、居場所型のフリースクールと、独自の教育を行う施設は、同じ枠の中で並んで存在しているわけです。
フリースクールで過ごす一日のイメージ
フリースクールの過ごし方は施設によって本当にさまざまですが、よく見られるのは次のような形です。来る時間も帰る時間も本人が決める。午前は各自の学習や読書、午後はゲーム・料理・外遊びなどの活動。スタッフは教えるというより、そばにいて話を聞き、必要なときに手を貸す。こうした場は、まず心と体を休めたい時期の子にとって、無理のない一歩になります。
一方で、学習指導に力を入れているフリースクールや、時間割のあるフリースクールもあります。「フリースクール=勉強しない場所」ではありません。名前だけでは中身がわからないのは、ここでも同じです。
オルタナティブスクールという選択肢学校に合わないからこそ、輝く個性がある。
NIJINアカデミーは、日本初、公教育を持ち運び可能にした
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※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。
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オルタナティブスクールとは|独自の教育理念で運営される「もうひとつの学校」
オルタナティブ(alternative)は「もうひとつの」「代わりの」という意味の英語です。オルタナティブスクールは、従来の学校の一斉授業や学年制とは違う考え方で教育を行う学校・施設を指します。こちらも法律上の定義はありません。
日本で知られている代表的な教育の考え方を挙げます。同じ名前を掲げていても、学校ごとに取り入れ方は異なります。
| 教育の考え方 | 生まれた国 | 特徴(一般的な説明) |
|---|---|---|
| シュタイナー教育 | ドイツ | 絵・音楽・手仕事などの芸術的な活動を学び全体に取り入れ、子どもの発達段階に合わせて内容を組み立てる |
| モンテッソーリ教育 | イタリア | 整えられた環境と教具の中から、子どもが自分で活動を選んで取り組む。異年齢で過ごすことが多い |
| イエナプラン教育 | ドイツ(オランダで発展) | 異年齢のグループで生活し、対話・遊び・学習・行事を循環させる |
| サドベリー教育 | アメリカ | 決まったカリキュラムやテストを設けず、子どもとスタッフの話し合いで学校を運営する |
| フレネ教育 | フランス | 子どもが書いた文章を教材にするなど、表現と個別の学習計画を重視する |
オルタナティブスクールには、大きく2つのタイプがあります。ひとつは学校法人として認可を受け、学校教育法上の「学校」(いわゆる一条校)になっているタイプ。この場合は私立の小学校・中学校と同じ扱いで、その学校に籍を置いて卒業します。もうひとつは認可を受けていない民間の施設として運営されているタイプで、数としてはこちらが多数です。後者に通う小中学生は、フリースクールと同じく、地元の学校に籍を置いたまま通うことになります。
検討しているオルタナティブスクールが「一条校かどうか」は、最初に確認したい点です。籍をどこに置くのか、卒業証書をどこが出すのか、学費に公的な支援が使えるのかが、ここで変わります。学校のサイトに書かれていないときは、見学のときに直接聞いて大丈夫です。

8つの観点で比べる|フリースクールとオルタナティブスクールの比較表
ここまでの内容を、保護者の方が気にされることの多い8つの観点で並べます。繰り返しになりますが、どちらも幅の広い言葉です。表は「そういう傾向がある」という目安として見てください。
| 観点 | フリースクール | オルタナティブスクール |
|---|---|---|
| 出発点 | 学校に行きづらい子の居場所づくり | 従来の学校とは別の教育の実践 |
| 主な対象 | 不登校・行き渋りの小中学生(高校生を受け入れる場も) | その教育を選びたい家庭の子(不登校かどうかは問わない) |
| 一日の過ごし方 | 本人が決める部分が大きい。来る時間も自由な場が多い | 独自の時間割やプロジェクトがある場が多い |
| 大人の関わり方 | 見守り・相談が中心 | 教育理念にもとづいて学びを組み立てる |
| 通い方 | 週1日〜、短時間からでも利用しやすい | 週5日の全日制が多い(併用できる学校もある) |
| 籍(義務教育段階) | 地元の小中学校に置いたまま | 一条校ならその学校、それ以外は地元の小中学校に置いたまま |
| 出席扱い | 要件を満たせば在籍校の校長の判断で可能 | 同じ(一条校の場合はその学校の出席) |
| 法律上の位置づけ | 定義なし。民間の施設 | 定義なし。一条校の場合は私立学校 |
表を見ると、違いが大きいのは上の5行(出発点・対象・過ごし方・大人の関わり方・通い方)で、下の3行(籍・出席・法律)は一条校のケースを除いてほぼ同じだとわかります。制度の面ではほとんど差がなく、差が出るのは日々の中身です。
LINEで聞いてみませんか
「フリースクールとオルタナティブスクール、うちはどちらを見ればいい?」という段階のご相談も歓迎です。LINEでスタッフがお話をうかがいます。
どちらも同じ|籍・出席扱い・卒業証書のルール
保護者の方がいちばん不安に感じるのは、「学校に行かずに通って、あとで困らないか」という点だと思います。ここは、フリースクールでもオルタナティブスクール(一条校を除く)でも同じルールです。順に見ていきます。
籍は地元の学校に置いたまま
小学生・中学生は、住んでいる地域の小中学校(または在籍している私立・国立の学校)に籍があります。民間の施設に通い始めても、この籍は動きません。転校の手続きも不要です。通知表も卒業証書も、在籍校から出ます。
出席扱いは在籍校の校長が判断する
学校の外で学んだ日を、在籍校の「出席」として扱ってもらえる仕組みがあります。根拠は、文部科学省が2019年(令和元年)10月25日に出した通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」です。この通知は、支援の考え方として「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、子どもが自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指すと示しています。
通知の別記では、学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けている場合の出席扱いの要件が示されています。主なものは次のとおりです。
- 保護者と学校との間に、十分な連携・協力関係が保たれていること
- 民間施設の場合は、校長が教育委員会と連携して、その施設での相談・指導が適切かどうかを判断すること
- その施設に通所または入所して、相談・指導を受けていること
- 学習の計画や内容が、在籍校の教育課程に照らして適切と判断されること
出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日。同じ通知の別記2では、自宅でICT等を活用して学習した場合の出席扱いについても定められています。
大切なのは、「フリースクールだから出席扱いになる」「オルタナティブスクールだからならない」という決まりはないことです。判断するのは在籍校の校長で、見られるのは施設の名前ではなく、学校との連携と学びの中身です。ですから、施設を選ぶときは「出席扱いの実績があるか」「学校に渡す記録を出してもらえるか」を確かめるのが実際的です。
成績や進学への影響
2024年8月には学校教育法施行規則が改正され、不登校の子が学校外の機関や自宅で行った学習の成果を、一定の要件のもとで在籍校の成績評価に反映できることが法令の上でも明確になりました。要件には、学習の計画・内容が在籍校の教育課程に照らして適切であること、学校が保護者や民間団体などと連携して学習の状況を継続的に把握していることなどが挙げられています。
出典:文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果の成績評価に係る法令改正について」(2024年8月)
高校受験の資格は、在籍している中学校を卒業する(または卒業見込みである)ことで得られます。民間の施設に通っていたこと自体が、受験資格を左右することはありません。内申書の扱いは都道府県や高校によって違うので、中学2年生の後半あたりから、在籍校の先生に相談しておくと安心です。
フリースクールでもオルタナティブスクールでも、進め方は同じです。
- 担任または教頭先生に相談する「学校の外で学ぶ場を使いたい。出席扱いについて相談したい」と伝えます。電話でも面談でもかまいません。
- 通う先の資料を学校に渡す活動内容、開所日、スタッフ体制、学習記録の見本など。施設側が用意してくれることも多いです。
- 学校と施設が連絡を取り合う学習の状況を、月ごとの報告書などで学校に共有します。
- 校長が判断する学期の途中から認められることもあります。結論が出るまでに時間がかかる場合もあるので、早めに動くと安心です。
費用の違い|月謝・入会金と、使える助成
費用は、フリースクールかオルタナティブスクールかよりも、通う日数と運営の形で決まります。
フリースクールについては、先ほどの文部科学省の調査(2015年)で、会費の平均が月額約3万3千円、入会金の平均が約5万3千円という数字が出ています。ただしこれは平均で、月数千円の場から月5万円を超える場まであります。週1日だけ利用する、午前だけ利用するといった使い方ができる場では、負担はその分軽くなります。
オルタナティブスクールには、同じような公的な統計がありません。週5日の全日制で、専任のスタッフが独自のカリキュラムを運営する学校が多いため、フリースクールよりも高めになる傾向があります。学校法人の一条校であれば私立学校としての学費がかかり、施設費や教材費が別に必要なこともあります。金額は必ず各校の募集要項で確かめてください。
自治体の助成が使えることがある
民間の施設の利用料に、自治体が助成を出している地域があります。たとえば東京都は、フリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者に対して、利用料を月額2万円を上限に助成する事業を行っています(令和8年度の申請期間は2026年5月27日から2027年2月12日まで)。
出典:東京都の報道発表(フリースクール等の利用料の助成)(2026年4月)
都道府県だけでなく、市区町村が独自に助成していることもあります。対象になる施設の条件(自治体の基準を満たしているか、など)は制度ごとに違うので、お住まいの自治体の教育委員会のページで「フリースクール 助成」を調べるか、通いたい施設に「助成の対象になっていますか」と聞いてみてください。
参考までに、NIJINアカデミーのメタバース通学は月額25,443円(税込・施設利用料込)、入学金は33,000円(税込)です。リアル教室にも通うハイブリッド通学は月額41,943円からで、リアル教室の料金は教室によって異なります。

うちの子にはどちらが合う?|いまの状態から考える
どちらが優れているということはありません。合う・合わないは、お子さんのいまの状態で変わります。よくある3つの場面に分けて考えてみます(一般的な例です)。
お子さんの状態は時期によって変わります。いまに合う場を選び、合わなくなったら変えてかまいません。
朝起きるのがつらい、人に会うのが怖い。そんな時期は、行く日も時間も自分で決められる居場所型のフリースクールや、自宅から参加できるオンラインの場が負担になりにくいです。
一斉授業が退屈、決まりごとが苦しい、もっと深く学びたい。そんな子には、独自のカリキュラムやプロジェクト学習のあるオルタナティブスクールが合うことがあります。
行事や好きな教科だけは学校に行きたい子には、週1日から使える場や、学校と併用できる場が向いています。併用できるかどうかは施設ごとに違います。
気をつけたいのは、保護者の方が「この教育がいい」と思っても、お子さん本人の気持ちが追いついていない場合です。全日制のオルタナティブスクールは、週5日通うことが前提のことが多く、エネルギーが戻りきっていない時期には負担になることがあります。逆に、元気が戻ってきた子にとっては、自由な居場所だけでは物足りなくなることもあります。お子さんの状態は変わっていくものと考えて、一度決めたら変えられないと思い込まないことが大切です。
体調の面で気になることがあるとき(眠れない、食欲がない、朝に強い不調が出るなど)は、学びの場を探すことと並行して、小児科などの医療機関に相談することも選択肢に入れてください。
見学・体験で確かめたい8つの質問
名前で判断できない以上、中身は自分の目で確かめるしかありません。見学や体験のときに聞いておきたいことをまとめました。フリースクールでもオルタナティブスクールでも、そのまま使えます。
- 一日の流れは決まっていますか、本人が決めますか——決まった流れが安心な子と、自由なほうが楽な子がいます
- いま何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同じ年ごろの子がいるかどうかは、続けやすさに関わります
- スタッフはどんな経歴の方ですか——教員経験、福祉や心理の資格、不登校の経験など、強みは場によって違います
- 学習はどう進めますか——教科の学習をするのか、するなら教材は何か、学び直しはできるか
- 出席扱いの実績はありますか——「対応できます」と「実績があります」は違います。学校に渡す記録の見本も見せてもらいましょう
- 在籍校や教育委員会との連絡は、誰がどう行いますか——保護者任せなのか、施設が動いてくれるのかで負担が変わります
- 費用の総額はいくらですか——月謝のほかに、入会金・施設費・教材費・行事費・昼食代がかかるかどうか
- 休んだとき、やめるときの扱いは——通えない月の費用、退会の連絡期限を先に聞いておくと安心です
体験は、できれば1回で決めずに、2〜3回、違う曜日に行ってみることをおすすめします。初回は緊張していて、その場が合うかどうかまで本人にもわからないことが多いからです。帰り道に「どうだった?」と結論を求めるより、数日たってからの様子(また行くと言うか、話題に出すか)を見るほうが、本音が見えやすいです。
NIJINアカデミーで自分らしさを取り戻した子どもたちと保護者が、自分の言葉で語ったインタビューです。
小1で不登校に|生徒インタビュー「学校っていう場所が、自分には合ってなかったっぽい」かなでさんが見つけた、爽やかな毎日
小6|生徒インタビュー「苦しいんだったらちゃんとみんなに言う」不登校を経験した僕が、そのままの自分でいられるようになるまで
中1の母|保護者インタビューオンラインスクールを選んで正解だったのか――悩み続けた母が見た、娘の変化
名前より中身で選ぶ|3つの学びの場を比べる
最後に、居場所型のフリースクール、全日制のオルタナティブスクール、そしてオンラインを中心としたNIJINアカデミーを、同じ観点で並べます。NIJINアカデミーにも当然、対応していないことがあります。そこも含めて見てください。
左の2列は一般的な傾向です。施設によって異なります。
| 居場所型フリースクール | 全日制オルタナティブスクール | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 外出が難しい時期でも参加できる | △ | × | ○ |
| 時間割・授業がある | △ | ○ | ○ |
| 週1日など少ない日数から使える | ○ | △ | ○ |
| 住んでいる地域に関係なく通える | × | × | ○ |
| 毎日通える校舎・校庭・給食がある | △ | ○ | × |
| 在籍校の出席扱いに対応 | △ | △ | ○ |
○=対応 △=施設による ×=非対応 / ※左の2列は一般的な傾向です。出席扱いの最終判断は在籍校の校長が行います。
NIJINアカデミーは、どちらに当たる?
NIJINアカデミーは、自分たちをオルタナティブスクールと呼んでいます。小学1年生から中学3年生までを対象に、メタバース(バーチャル)校舎を中心に学ぶ民間の学びの場で、一条校ではありません。通う子は、地元の学校に籍を置いたまま参加します。
一方で、通っている子の多くは学校に行きづらさを感じている子で、「オンラインフリースクール」と紹介されることもあります。つまりNIJINアカデミーは、フリースクールの「安心できる居場所」と、オルタナティブスクールの「独自の学び」の両方の性格を持つ場です。具体的には次のような仕組みがあります。
- 居場所として——アバターでメタバース校舎に登校します。カメラも音声もオフのまま、チャットやリアクションだけで参加することもできます
- 学びとして——平日は毎日開校し、月100コマの授業から受けたいものを選びます。現役・元教員などの教師陣による対話的な授業のほか、企業や専門家による特別授業もあります
- 人との関わり——8〜10人の少人数・異年齢クラスに担任がつき、ホームルームやクラス会議があります。1対1の専任サポート担任も伴走します
- 学校との連携——在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校の校長)
- リアルの場——全国52か所のリアル教室に、週1日から通えます。アート・体操・プログラミング・農園など、教室ごとに特色があります
「まず休みたい時期」の子は見ているだけの参加から始められ、「元気はあるが学校が合わない」子は授業やプロジェクトに次々参加できる。入口の違う子が同じ校舎にいることが、NIJINアカデミーの特徴です。定期テストはなく、担任の所見による学びのポートフォリオで成長を記録していきます。
もちろん、毎日通える校舎や校庭、給食はありません。体を動かす場や対面の友だちを毎日の生活の中心にしたい子には、通学型の場のほうが合います。ここは正直にお伝えしておきたい点です。

NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを3分弱でまとめた、チャンネルでいちばん見られている紹介動画です。メタバース校舎やリアル教室での子どもたちの様子を、まず映像で見てみてください。
学校の外で学ぶことは、国の方針でも認められている
「学校に行かずに別の場で学ぶのは、わがままではないか」と悩む保護者の方は少なくありません。この点は、法律の上でもはっきりしています。
2016年に成立した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」(教育機会確保法)は、第13条で、不登校の子が学校以外の場で行う多様で適切な学習活動の重要性と、休養の必要性を踏まえて、国や自治体が本人と保護者に情報提供や助言などの支援を行うことを定めています。
出典:文部科学省「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」
文部科学省の調査では、小・中学校の不登校の子どもは約35万4千人で過去最多となり、そのうち約13万6千人は、学校の内外の機関で専門的な相談や指導を受けていません(令和6年度)。学校の外に学びの場を持つことは、特別なことではなくなっています。それでも、どこにもつながっていない子がまだ多いのが現状です。
出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」
フリースクールとオルタナティブスクールのどちらを選ぶかは、その先の話です。まずは「学校の外にも学びの場がある」と知っているだけで、親子の気持ちは少し軽くなります。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。フリースクールか、オルタナティブスクールか。呼び名がどちらであっても、その子が明るさを出せる場かどうかが、いちばん大事な基準なのだと思います。
よくある質問
まとめ
フリースクールとオルタナティブスクールの違いは、出発点にあります。フリースクールは学校に行きづらい子の居場所から、オルタナティブスクールは従来の学校とは別の教育をつくるところから始まりました。そのため、フリースクールは過ごし方を本人が決められる場が多く、オルタナティブスクールは独自のカリキュラムを持つ場が多い、という傾向があります。
ただし、どちらも法律で決められた名前ではありません。一条校を除けば、籍は地元の学校に置いたままで、出席扱いは在籍校の校長が判断し、卒業証書は在籍校から出ます。制度の面ではほとんど差がなく、違いが出るのは日々の中身です。
ですから、選ぶときは名前ではなく、一日の流れ、スタッフの関わり方、学校との連携、費用の総額を、見学と体験で確かめてください。そして、お子さんの状態が変わったら、場を変えてかまいません。いま合う場をひとつ見つけること。それが、次の一歩につながっていきます。
ご家庭のご相談をお待ちしています
メタバース校舎は、見ているだけの参加から始められます。気になることは、LINEでスタッフにお気軽にご相談ください。

