帯広市のフリースクール/オルタナティブスクール5選|費用・出席扱い【2026年】

帯広市のフリースクール4選 費用・助成・出席扱いのまとめ

帯広市で、子どもが学校に行けない日が続いている。どこに相談すればいいのか、十勝にフリースクールはあるのか、費用はいくらかかるのか。調べ始めると、閉じてしまったサイトや、施設数だけを並べたまとめページにあたって、かえって分からなくなります。

この記事では、北海道教育委員会の民間施設一覧に帯広市から掲載されている7か所を1件ずつ確認し、自前の公式サイトで今の情報を確認できた4か所を紹介します。あわせて、帯広市の教育支援センター「ひろびろ」と、オンラインで参加する「ひろびろチョイス」の対象・時間・出席扱いを、市のパンフレットの記載どおりに整理しました。

助成については、北海道と帯広市のどちらにも、保護者向けのフリースクール利用料の助成を公式サイトでは確認できませんでした。だからこそ、費用のかからない市の支援から順に見ていく価値があります。

結論:帯広市のフリースクール選びの要点
  • 選択肢は5か所——帯広市の学びの場を、公的な支援・民間フリースクール・オンラインに分けて、費用・開所日時・出席扱いの対応とあわせて一覧表にまとめました
  • この記事のポイント——市の「ひろびろ」は出席扱い、民間4か所の開所日と費用(2026年10月時点・各公式情報で確認)
  • 出席扱いは在籍校の校長が判断——通えば自動的に出席になるわけではありません。施設を決める前に担任の先生と教育委員会へ相談するのが近道です(文部科学省通知 令和元年10月25日)
  • 外出が難しい日はオンラインも——NIJINアカデミーのメタバース校舎は平日毎日開校、月100コマ、顔も声も出さずに参加でき、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 帯広市内で公式サイトを確認できたフリースクール4か所の所在地・開所日時・費用・出席扱い
  • 帯広市教育支援センター「ひろびろ」の時間(10時〜15時の出入り自由)と出席扱いの記載
  • オンラインで参加する「ひろびろチョイス」の3つのプログラムと申し込みの流れ
  • 北海道・帯広市のフリースクール利用料の助成を公式で確認した結果
  • 市の支援・民間施設・オンラインの違いを5つの観点で比較
  • 在籍校に出席扱いを相談するときの進め方

この記事の結論

帯広市のフリースクールは、北海道教育委員会の一覧に7か所が載り、そのうち公式サイトで今の情報を確かめられた民間4か所(星槎適応指導教室えみな・chilno・自由学舎クラムボン・みんなの居場所ひので)とオンラインのNIJINアカデミーの5つを紹介します。費用の例は、クラムボンが1日1,700円(月の上限20,000円)+年会費3,000円、ひので(放課後等デイサービスの機能をもつ居場所)が福祉サービスの受給者証にもとづく自己負担で所得に応じて月の上限0円・4,600円・37,200円、NIJINのメタバース校舎が月25,443円(税込・施設利用料込)です。市の公的な入口は教育支援センター「ひろびろ」(利用日は出席扱い)とオンラインの「ひろびろチョイス」。保護者向けのフリースクール利用料の助成は、帯広市・北海道とも公式サイトでは確認できませんでした。

帯広市でフリースクールを探すときに、最初に知っておきたいこと

北海道教育委員会の「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」には、帯広市の施設として7か所が掲載されています。十勝管内で一覧に名前が載っているのは、この帯広市の7か所だけで、音更町・芽室町・幕別町の施設は掲載されていません。

ただし、この7か所を1件ずつ当たっていくと、自前の公式サイトで今の受け入れ状況や時間を確認できるのは4か所でした。ほかは、一覧に公式サイトの掲載がない施設、確認した時点で公式サイトが開けなかった施設、一覧に電話番号だけが載っている自主夜間中学です。この記事では、公式サイトで確認できた4か所だけを載せています。数を増やすより、電話をかける前に情報が合っている状態を優先しました。

もう一つ知っておきたいのは、帯広市の公的な支援が対面とオンラインの2本立てになっていることです。対面の「ひろびろ」と、メタバースを使う「ひろびろチョイス」があり、どちらも市内の小・中学校・義務教育学校に在籍する児童生徒が対象です。「まだ外に出るのは難しい」という段階でも、使える窓口が用意されています。

そして費用の話です。帯広市にも北海道にも、フリースクールの利用料を保護者に補助する制度を公式サイトでは確認できませんでした。民間施設の側も、公式サイトに月額の数字を出していないところが目立ちます。「いくらかかるか」は、見学の電話で最初に聞く項目だと思っておいてください。

立ち止まってしまう場所
帯広市で学校に行けない日が続いたとき3つの不安

北海道教育委員会の民間施設一覧に帯広市から載っているのは7か所です。ただし、自前の公式サイトで今の受け入れ状況まで確認できる施設は、そのうち4か所にとどまります。

01
出席と進路への不安

「欠席が続いたら、高校受験はどうなるのか」。出席扱いを決めるのは在籍校の校長です。帯広市の教育支援センター「ひろびろ」は、パンフレットで利用日が学校での出席扱いになると明記しています。まずここを確認すると、話の順番が決まります。

02
費用がいくらかかるのか読めない

帯広市内の民間施設は、公式サイトに月額を数字で出していないところが目立ちます。料金表が画像だけの施設や、コース料金に含まれると書くだけの施設もあります。見学の電話で最初に聞くべき項目になります。

03
通える場所が市の中心部に集まっている

公式サイトを確認できた4か所は、いずれも帯広市内です。音更町・芽室町・幕別町には、道の一覧に載る民間施設を確認できませんでした。市外から通う場合は、送迎の負担を先に見積もる必要があります。

不安を3つに分けると、「どこに相談し、いくらかかるか聞き、どう出席を相談するか」を順番に決められます。

【一覧表】帯広市のフリースクール5か所

各施設の公式サイトと北海道教育委員会の民間施設一覧で確認した内容です。費用は2026年9月時点の公式記載で、変わることがあるため見学時に確認してください。

施設名市町村種別対象費用
星槎適応指導教室 えみな帯広市フリースクール(学校法人)小4〜中3公式サイトで金額を確認できず(要問合せ)
フリースクール chilno(チルノ)帯広市フリースクール(株式会社)明記なし(要問合せ)コース料金に含む。金額は要問合せ
自由学舎クラムボン帯広市居場所型フリースクール小・中・高校生、青年1日1,700円(月の上限20,000円)+年会費3,000円
みんなの居場所 ひので帯広市放課後等デイサービスとフリースクールの機能をめざす居場所(NPO法人)小4〜中3福祉サービスの受給者証にもとづく1割負担(所得に応じて月の上限0円・4,600円・37,200円)+年会費3,000円など
NIJINアカデミー(メタバース校舎)オンラインオルタナティブスクール小学生・中学生月23,760円+施設利用料1,683円

エリア別の早見|帯広市のどこから通いやすいか

帯広市の学びの場は、駅に近い中心部と、東側の住宅地に分かれています。所在地は各公式サイトと北海道教育委員会の一覧で確かめたものです。送迎や十勝バスの路線と合わせて、通い続けられるかを見てください。

エリアこの地区にある場所通いやすい人
中心部(西2〜西5条・帯広駅の周り)星槎適応指導教室えみな(西5条南10丁目)/chilno(西3条南6丁目)/市の教育支援センター「ひろびろ」(西3条南5丁目、令和8年度から)帯広駅の近くや、西側の住宅地に住んでいる人
東部(東3条〜東11条)自由学舎クラムボン(東3条南27丁目)/みんなの居場所ひので(東11条南9丁目・市民活動プラザ六中3階)東側の住宅地や、札内(幕別町)寄りから通う人
自宅から(市内全域・十勝の町村)市の「ひろびろチョイス」(市内の小・中学校の在籍者)/クラムボンの訪問型「おうちにクラムボン」/NIJINアカデミーのメタバース校舎外出が難しい時期の人、冬の送迎が負担になる人
音更町・芽室町・幕別町北海道教育委員会の一覧に、町内の民間施設は載っていません。町の教育支援センター・相談窓口が入口ですまず町の教育委員会へ。音更町の窓口は音更町のフリースクール・相談先6選で整理しています

帯広市内のフリースクール(2か所)|開所時間を公式サイトで確認できた施設

帯広市の中心部にあり、公式サイトで開所の考え方や出席扱いの記載を確認できた2か所です。どちらも「毎日通える」形をとっているため、週の回数から決めなくて済みます。

01 星槎適応指導教室 えみな

学校法人国際学園が運営する星槎国際高等学校帯広が、校舎の中に開いている教室です。公式サイトでの名称は「星槎適応指導教室 えみな」で、北海道教育委員会の民間施設一覧には「星槎フリースクール えみな」として掲載されています。対象は小学4年生から中学3年生です。

公式サイトには「毎日通えるようになりました!午前・午後のみもOK」と書かれており、週の途中から、半日だけという始め方ができます。時間割は画像で掲載されていますが、開室曜日と時間の数字はテキストでは示されていないため、見学の電話で確かめるのが確実です。

出席扱いについては、「在籍校の学校長の判断により、フリースクールに登校した日数を、正式な登校日数に振り替えることもできます」と明記しています。高校まで見通して相談したい場合は、同じ敷地に高校があることが強みになります。

所在地
北海道帯広市西5条南10丁目37番地
運営
学校法人国際学園 星槎国際高等学校帯広
対象
小学4年生〜中学3年生
開所日時
「毎日通える」「午前・午後のみもOK」と記載。曜日・時間の数字は公式サイトでは確認できず(要問合せ)
費用
料金表は画像掲載のため金額を確認できず(要問合せ)。支払いは月々の振込、または3か月ごとの振込から選択
出席扱い
在籍校の校長の判断により、登校日数に振り替えられる場合がある(公式サイト記載)
連絡先
0155-22-3830

出典:星槎国際高等学校帯広「フリースクール」(2026年9月確認)/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」

02 フリースクール chilno(チルノ)

株式会社十勝eスポーツ教育センターが運営するフリースクールです。帯広市が市街地の活性化事業として紹介している次世代型教育施設の中にあり、eスポーツやゲームを入り口に、人と関わる練習を重ねていくという考え方をとっています。ゲームが好きで、外に出るきっかけがつかめない子に向いた入り口です。

公式サイトには「毎日10時〜20時まで開校」と書かれています。午前から夜まで幅があるため、朝が起きられない時期でも、午後や夕方から顔を出すという通い方ができます。市内中心部の西3条南6丁目にあり、帯広駅から歩ける距離です。

費用は「スターコース」に含まれ、フリースクールの利用に追加料金はかからないと説明されています。ただしコース自体の金額は公式サイトに数字で出ていないため、問い合わせが必要です。出席扱いについては、在籍校の校長の判断で登校日数に振り替えられる場合があると記載しています。

所在地
北海道帯広市西3条南6丁目20
運営
株式会社十勝eスポーツ教育センター
対象
公式サイトに明記なし(要問合せ)
開所日時
毎日 10:00〜20:00
費用
「スターコース」に含まれ追加料金なしと記載。コースの金額は公式サイトでは確認できず(要問合せ)
出席扱い
在籍校の校長の判断により、登校日数に振り替えられる場合がある(公式サイト記載)
連絡先
0155-65-0693/080-6019-1926

出典:chilno(チルノ)公式サイト(2026年9月確認)/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」

日本の街並み

帯広市内の居場所型フリースクール(2か所)

学習より、まず安心して過ごせる時間をつくることを中心にした場です。どちらも公式サイトで、対象・開所時間・費用を確認できました。

03 自由学舎クラムボン

帯広市東3条南27丁目にある、市民団体が運営する居場所型のフリースクールです。北海道教育委員会の民間施設一覧に、帯広市の施設として掲載されています。学習の指導より、安心して過ごせる時間をつくることを中心にした場です。

公式ブログ「こども達の居場所として|自由学舎クラムボン」では、いちご狩りなどの体験や、日々の様子が写真つきで報告されています。最新の記事は2026年6月で、活動は続いています。見学・体験で子どもが訪れた日の記録も残っており、通い始める前の空気感をつかめます。

公式サイトの「居場所クラムボン」の案内では、月〜金曜の10時〜15時(第4木曜は13時30分まで、祝日休み)の間、いつ来ていつ帰ってもよいとされています。費用は年会費3,000円と、1日1,700円(月の上限20,000円)で、教材費・活動費は実費です。出席扱いについては、帯広市では教育委員会との連携のもと、義務教育段階のクラムボンでの活動日数が学校の出席日に認定されていると書かれています(最終判断は各学校長)。外出が難しい子には、スタッフが自宅に来る訪問型の「おうちにクラムボン」もあります。問い合わせの電話で、この4点をまとめて聞くのが早い施設です。「今、何人くらい通っていますか」「何曜日の何時に行けばよいですか」から始めてみてください。

所在地
北海道帯広市東3条南27丁目4番地(社会福祉法人元気の里とかち 奏~かなで~ 内)
種別
居場所型のフリースクール(北海道教育委員会の民間施設一覧に掲載)
対象
不登校、または不登校気味の小・中・高校生/通信制高校で学ぶ高校生/在学していない青少年
開所日時
月〜金曜 10:00〜15:00(第4木曜は13:30まで、祝日休み)。時間内の出入りは自由。訪問型は月〜木曜の10:00〜15:00の中で週1回2時間
費用
年会費3,000円(4月更新)+利用料1日1,700円(月の上限20,000円)。教材費・活動費は実費。訪問型は1回2時間2,500円
出席扱い
帯広市では教育委員会との連携のもと、義務教育段階の活動日数が学校の出席日に認定されていると記載(最終判断は各学校長)
活動状況
公式ブログの最新記事は2026年6月
連絡先
090-5077-2724(直通、受付10:00〜18:00)/0155-26-7130(奏 代表)

出典:自由学舎クラムボン 公式ブログ/自由学舎クラムボン「居場所クラムボン」・「おうちにクラムボン」(2026年10月確認)(2026年9月確認)/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」

04 みんなの居場所 ひので(NPO法人 地域子育てネットすくさぽ)

帯広市東11条南9丁目の「市民活動プラザ六中」3階にある居場所です。運営はNPO法人地域子育てネットすくさぽで、北海道教育委員会の民間施設一覧に帯広市の施設として載っています。公式サイトでは、放課後等デイサービスとフリースクールの両方の役割をめざす場として紹介されています。

対象は小学4年生〜中学3年生で、一部の時間帯は小学1〜3年生を受け入れる場合もあります。開いているのは火曜〜土曜で、午前(10:15〜12:15)は「不登校生対応枠」と案内されています。午後は14:30〜17:30です(学校のない日は時間が変わります)。

費用は、放課後等デイサービスと同じ福祉サービスのしくみで、市町村が出す受給者証にもとづいて決まります。公式サイトでは、原則としてサービス費用の1割を負担し、世帯の所得に応じて月の負担上限額が決まると案内されています(生活保護・市民税非課税の世帯は0円、一般世帯は年収約890万円までが月4,600円、それをこえると月37,200円)。ほかに冷暖房費(1回200円・8回以上は月1,400円まで)と、NPO法人の年会費3,000円(一般世帯)がかかります。受給者証が前提のため、利用できるかどうかは見学の申し込みのときに施設へ相談してください。出席扱いについては、学校との連携の中で「学校の出席カウント」をしてもらっているケースもあると書かれていますが、条件は書かれていません。

所在地
北海道帯広市東11条南9丁目1番地 市民活動プラザ六中3F
運営
特定非営利活動法人 地域子育てネットすくさぽ
対象
小学4年生〜中学3年生(一部の時間帯は小1〜3年生も受け入れる場合あり)
開所日時
火〜土曜。午前10:15〜12:15(不登校生対応枠)、午後14:30〜17:30。学校のない日は午前10:00〜13:00・午後14:00〜17:00
費用
福祉サービス(放課後等デイサービス)と同じく受給者証にもとづく算定で、原則サービス費用の1割。月の負担上限は生活保護・市民税非課税世帯0円、一般世帯4,600円(年収約890万円まで)または37,200円。冷暖房費1回200円(上限1,400円)、年会費3,000円(一般世帯)
出席扱い
学校との連携の中で出席としてカウントされているケースもあると記載(条件は要問合せ、最終判断は在籍校の校長)
連絡先
050-8884-1098(法人)/公式サイトの問い合わせフォーム

出典:すくさぽ「ひのでのご利用・見学」/すくさぽ「ひのでについて」(2026年10月確認)/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」

帯広市の公的な支援|ひろびろ・ひろびろチョイス・相談窓口・助成の有無

帯広市教育支援センター「ひろびろ」

帯広市が設置している対面型の教育支援センターです。名称は「帯広市教育支援センター ひろびろ」で、市のホームページでは「主に心理的要因や集団不適応等によって、不登校の状態にある児童生徒」を対象とした支援として紹介されています。対象は帯広市内の小・中学校および義務教育学校に在籍する児童生徒です。

いちばん大きな特徴は、時間の自由さです。パンフレットには「10時〜15時の間、何時に来て、何時に帰ってもかまいません」と書かれています。「9時に間に合わない」「午前中だけなら動ける」という段階から使える設計になっています。指導員2名が個別に対応します。

過ごし方は、自分で立てた計画に基づいた学習活動、自然体験学習や馬に触れる体験活動、スポーツセンター等で体を動かす活動から選びます。金曜日は帯広図書館を利用した読書活動にあてられています。十勝らしく、馬に触れる体験が活動に入っているのは、他の自治体ではあまり見ない項目です。

出席扱いについて、パンフレットは「ひろびろ」を利用した日は学校での出席扱いとなるとしています。在籍校を移す必要はありません。ここが、民間施設を検討する前にまず確認しておきたい点です。

申し込みは4段階です。①保護者が学校に相談・申し込み、②学校から教育支援センターへ申し込み、③教育支援センターで教育相談と学習体験、④保護者が利用を判断して開始、という流れです。入口は在籍校なので、担任の先生に「ひろびろを考えています」と伝えるところから始まります。所在地は、パンフレットによると令和8年度から帯広市西3条南5丁目9-1です。費用についてはパンフレットに記載がないため、申し込みの際に確認してください。

出典:帯広市「いじめ・不登校に対する取り組み」/帯広市 教育支援センターひろびろ パンフレット(PDF)(2026年9月確認)

オンラインで参加する「ひろびろチョイス」

帯広市は、対面の「ひろびろ」と並べて、オンラインで参加する「ひろびろチョイス」を用意しています。メタバースのプラットフォームを使い、自宅から参加できる仕組みです。対象は「ひろびろ」と同じく市内の小・中学校・義務教育学校に在籍する児童生徒で、パンフレットでは通学できない状態が継続的・断続的に30日以上続いている子を主に想定しつつ、学校へ行きづらい状況にある希望者も相談できるとしています。

中身は3つのプログラムに分かれています。「個別チョイス」は、教科書やスタディサプリでの学習、電子図書館の利用、相談員への相談などを自分で選ぶもの。「サポチョイス」は、フリースクールが提供するオンライン学習支援や、リアルの体験・居場所の提供。「クラブチョイス」は週1度程度、市内の各所でネイル体験やプログラミング、季節のイベントを行うものです。このほかにリモートゲームや企画チョイスもあります。

1日は基本3校時(1校時45分)で、ログインできるのは10時から14時15分までです。月曜から金曜まで、曜日ごとに違うプログラムが組まれています。オンラインだけで終わらず、クラブチョイスで市内に出かける機会が組み込まれているのが、この仕組みの特徴です。

出席扱いについて、パンフレットは「チョイスの参加は出席扱いになるが、要件を満たす必要がある」としています。申し込みのときに、学校と要件を確認する手順になっています。申し込みは、保護者がパンフレット内の説明動画を見たうえで、QRコードからフォームに入力して送信すると、2日程度で学校から連絡が来る流れです。問い合わせは帯広市教育委員会学校教育指導課(0155-65-4205)です。

出典:帯広市「ひろびろチョイス」/帯広市 ひろびろチョイス パンフレット(PDF)(2026年9月確認)

相談の窓口

どこから相談すればよいか分からないときの入口は、帯広市の教育相談センター(0155-25-2595)です。学校教育指導課(市庁舎8階)にあり、月曜から金曜の9時〜17時に受け付けています(祝日・年末年始を除く)。「ひろびろ」の利用を考えている場合も、この番号から相談できます。

帯広市には、このほかにアイヌ教育相談員の窓口があります。生活館(帯広市柏林台東町、0155-34-6552)で、火曜から土曜の9時〜16時に受け付けています。

学校の中の別室や校内教育支援センターについては、市の公式サイトでは設置状況を確認できませんでした。在籍校にある居場所は、担任の先生に直接聞くのが確実です。また、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)は、文部科学省の設置者一覧で北海道内は札幌市の2校のみで、帯広市には設置されていません。

出典:帯広市「教育相談窓口」/文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」(2026年9月確認)

フリースクール利用料の助成はあるか

結論から書きます。帯広市独自のフリースクール利用料の助成は、市の公式サイトでは確認できませんでした。市の「教育援助の制度」のページに並んでいるのは、就学援助、帯広市の奨学金、入学支度金、障害者高等教育補助金、就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験の5つで、フリースクールの利用料を対象にした制度はありません。

北海道についても、保護者に対してフリースクール利用料を補助する道の制度は、北海道教育委員会の公式ページでは確認できませんでした。道のページに載っているのは、民間施設の一覧と自主夜間中学の一覧、施設への支援に関する情報です。北海道内では札幌市が独自の助成を設けていますが、これは札幌市民向けの制度で、帯広市の世帯は対象になりません。

そのため、帯広市で費用を抑えたい場合は、まず費用のかからない公的な支援(ひろびろ・ひろびろチョイス)を軸に置き、そのうえで民間やオンラインを組み合わせるという順番が現実的です。制度は年度で変わるため、最新の状況は帯広市教育委員会学校教育指導課(0155-65-4205)に確認してください。

出典:帯広市「教育援助の制度」/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設への支援について」/北海道教育委員会「自主夜間中学一覧及びフリースクールなど民間の相談・指導施設に関する資料」(2026年9月確認)

3つの選択肢を正直に比較
ひろびろ・民間フリースクール・NIJINを5観点で
ひろびろ/ひろびろチョイス(市)民間フリースクール(帯広市内)NIJIN(オンライン)
費用の見通しが立つ○△○
平日毎日参加できる△△○
自宅から参加できる△×○
小学校低学年も相談できる△△○
対面での運動・体験活動○○×

○=対応 △=一部・施設による ×=非対応 / 「ひろびろ」は10時〜15時の間の出入り自由、「ひろびろチョイス」はログイン10時〜14時15分(帯広市パンフレット)。費用・制度は2026年9月時点。

NIJINアカデミー(メタバース校舎とリアル教室の様子)
メタバース校舎を、
のぞいてみませんか。

無料の体験説明会では、実際の授業の様子をご覧いただけます。保護者の方だけの参加でも大丈夫です。

希望者の出席認定率 97%メタバース+リアル教室参加日も休みも柔軟に

メタバース通学 月25,443円(税込・施設利用料込)/入学金33,000円(税込)
ハイブリッド通学は月41,943円〜。リアル教室の料金・開校日は教室によって異なります。

北海道内のNIJINアカデミー リアル教室

NIJINアカデミーは、メタバース校舎を中心に、全国にリアル教室を広げているオルタナティブスクールです。2026年9月時点で、北海道内のリアル教室は札幌市の2校です。札幌市南区の「NIJINアカデミー札幌南校」(毎週月曜 10:00〜15:00、小学1年生〜中学3年生)と、札幌市清田区の「NIJINアカデミー札幌大きなかぶ校」(毎週木曜 10:00〜15:00)があります。帯広市や十勝管内にリアル教室はありません。

帯広市から札幌市までは片道4時間前後かかるため、通学の選択肢にはなりません。帯広市にお住まいの場合は、平日毎日開いているメタバース校舎を軸に考えるのが現実的です。帯広市内の民間施設に週1〜2回通い、それ以外の日は自宅からメタバース校舎の授業に出るという組み合わせもできます。

北海道内のリアル教室
札幌南校(札幌市南区・毎週月曜 10:00〜15:00)/札幌大きなかぶ校(札幌市清田区・毎週木曜 10:00〜15:00)
帯広市・十勝管内のリアル教室
2026年9月時点でなし
メタバース校舎
平日毎日開校、月100コマ、少人数8〜10人のクラス
対象
小学生・中学生
出席扱い
希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
費用
教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円
在籍
全国から累計1000名を超える子どもたちが在籍

出典:NIJINアカデミー 全国の教室一覧(2026年9月確認)

日本の街並み

オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学

帯広市は広く、冬は路面が悪くなります。市の中心部にある施設まで、毎日送迎するのは現実的でないという家庭も少なくありません。市の「ひろびろチョイス」はログインできる時間が10時から14時15分までで、1日3校時です。「もっと授業の選択肢がほしい」「平日毎日、決まった居場所がほしい」という場合、自宅から参加するNIJINアカデミーのメタバース校舎が次の選択肢になります。

メタバース校舎では、アバターで教室に入ります。顔も声も出さずに、チャットだけで参加することから始められます。平日毎日開校し、月100コマの授業から受けたいものを選べます。クラスは8〜10人の少人数で、異年齢で構成され、担任の先生がつきます。タツロー校長のもと、全国から累計1000名を超える子どもたちが同じ教室で学んでいます。

帯広市の公的な支援と組み合わせて使うこともできます。たとえば、クラブチョイスで市内に出かける日はそちらに参加し、それ以外の平日はメタバース校舎の授業に出る、という形です。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められていますが、最終的な判断は在籍校の校長が行います。ここは「ひろびろ」でも民間施設でも同じです。

メタバース校舎の特徴
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
  • 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
  • 出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

年中でのいじめと体調不良を経て、小1で自分で新しい学びの道を選んだお子さんの話です。

出席扱いを相談するときの進め方

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。

  1. 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
  2. 市町村の教育委員会(学務課・指導室など)に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、教育委員会が実質的な窓口です。市役所・町村役場の代表番号からつないでもらえます。
  3. 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
  4. 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を確認します。
  5. 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

見学のときに聞いておきたい6つのこと
  • 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
  • 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
  • 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
  • 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
  • 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
  • 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です
日本の街並み

よくある質問

帯広市の教育支援センター「ひろびろ」は何時から何時までですか?
帯広市のパンフレットには「10時〜15時の間、何時に来て、何時に帰ってもかまいません」と書かれています。金曜日は帯広図書館を利用した読書活動にあてられています。申し込みは在籍校を通して行います。
「ひろびろ」に通うと出席扱いになりますか?
帯広市のパンフレットは、「ひろびろ」を利用した日は学校での出席扱いとなると記載しています。在籍校を移す必要もありません。詳しい手続きは、担任の先生か学校教育指導課(0155-65-4205)に確認してください。
「ひろびろチョイス」はどんな仕組みですか?
オンラインで参加する市の支援です。個別チョイス(学習・電子図書館・相談)、サポチョイス(フリースクールによる支援や体験)、クラブチョイス(週1度程度、市内でネイル体験やプログラミングなど)の3つで構成され、ログインできるのは10時から14時15分までです。
帯広市や北海道にフリースクール利用料の助成はありますか?
2026年9月時点で、帯広市独自の助成は市の公式サイトでは確認できませんでした。北海道についても、保護者向けにフリースクール利用料を補助する道の制度は、北海道教育委員会の公式ページでは確認できませんでした。
帯広市の民間フリースクールの費用はいくらですか?
公式サイトで数字を確認できたのは2か所です。自由学舎クラムボンは年会費3,000円と1日1,700円(月の上限20,000円)、みんなの居場所ひのでは福祉サービスの受給者証にもとづく算定(原則1割負担、一般世帯は月の上限4,600円または37,200円)です。星槎適応指導教室えみなは料金表が画像掲載、チルノはコース料金に含まれるという記載のため、電話での問い合わせが必要です。
音更町や芽室町にフリースクールはありますか?
北海道教育委員会の民間施設一覧では、十勝管内で掲載されているのは帯広市の7か所のみで、音更町・芽室町・幕別町の施設は確認できませんでした。町内の相談窓口は、各町の教育委員会に問い合わせてください。
オンラインのフリースクールでも出席扱いになりますか?
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、自宅でICT等を活用した学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとしています。NIJINアカデミーでは、希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています。
小学校低学年でも通える場所はありますか?
自由学舎クラムボンは「不登校、または不登校気味の小・中・高校生」が対象で、学年の下限は書かれていません。星槎適応指導教室えみなは小学4年生から、みんなの居場所ひのでは小学4年生から(一部の時間帯は小1〜3年生も受け入れる場合あり)です。NIJINアカデミーのメタバース校舎は小学生・中学生が対象です。
家から出られない時期でも使える場はありますか?
市の「ひろびろチョイス」は自宅からオンラインで参加できます。自由学舎クラムボンには、スタッフが自宅に来る訪問型の「おうちにクラムボン」(月〜木曜の10時〜15時の中で週1回2時間、1回2,500円+年会費3,000円)があります。NIJINアカデミーのメタバース校舎も、顔も声も出さずに参加できます。
見学や体験は、どう申し込めばよいですか?
民間施設は電話か問い合わせフォームで申し込みます。クラムボンは、見学・利用の説明のあと数回の体験を経て正式に決める流れで、見学は保護者だけでもかまいません。市の「ひろびろ」は在籍校を通して申し込みます。どの場所も、本人の気持ちを聞いてから決めるのがおすすめです。

まとめ

帯広市でフリースクールを探すときは、まず帯広市の教育相談センター(0155-25-2595)に相談し、対面の「ひろびろ」と、オンラインの「ひろびろチョイス」のどちらから始めるかを考えるのが順番です。「ひろびろ」は10時〜15時の間の出入りが自由で、利用日は学校での出席扱いになるとパンフレットに明記されています。申し込みの入口は在籍校なので、担任の先生への相談が第一歩になります。

民間施設は、帯広市内で公式サイトを確認できたのが4か所です。星槎適応指導教室えみな、フリースクールchilno、自由学舎クラムボン、みんなの居場所ひのでで、費用の数字が公式サイトで分かるのはクラムボンとひのでです。電話では「対象学年」「開所曜日と時間」「月額」「出席扱いの実績」の4点を聞いておくと比べやすくなります。

助成は、北海道にも帯広市にも公式サイトで確認できませんでした。だからこそ、費用のかからない市の支援を軸に置き、足りない部分を民間やオンラインで補う組み立てが向いています。平日毎日の居場所や、自宅からの参加を考えるなら、NIJINアカデミーのメタバース校舎も比べてみてください。どの場所を選ぶ場合も、出席扱いは早めに在籍校と話しておくことが大切です。

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