「朝になると体が動かない」「学校の話を出すと会話が止まる」「欠席が続いているけれど、どこへ相談すればよいのかわからない」。帯広市でお子さんの不登校や行きしぶりに悩むとき、保護者だけで答えを急ぐ必要はありません。
帯広市には、教育相談センター、対面型の教育支援センター「ひろびろ」、自宅から参加できる「ひろびろチョイス」、学校内外の相談員、子育て・発達の相談窓口、北海道の24時間電話相談、地域のフリースクールなどがあります。状況に応じて、複数の窓口を組み合わせて利用できます。
本記事では、相談内容ごとに窓口や居場所の役割、連絡方法、利用前に確認したいことを紹介します。いきなり登校を目標にする必要はありません。本人の安心と家庭の負担を考えながら、話しやすいところへ相談を始めてみましょう。
- 自治体・北海道の教育相談窓口と、学校内で使える相談先
- 教育支援センターや民間の居場所を選ぶときの確認点
- オンラインを含む、地域から利用できる学びの選択肢
NIJINアカデミーは、子どもが学校に在籍したまま自宅から参加できるオンラインの学び場です。地域の相談機関や学校と並行して、本人に合う学び方を検討する選択肢として紹介します。利用条件や費用は公式説明会でご確認ください。
- 帯広市で不登校を相談できる主な市の窓口と連絡方法
- 学校の中・教育委員会・教育支援センターの役割
- 子ども家庭・保健福祉・電話やSNSの相談先
- 学校外の居場所や民間・オンラインの学びを比べる視点
- 相談前に伝えたいことと、次の一歩の決め方
NIJINアカデミーより この記事では、まず帯広市や北海道の公的な相談先と地域の居場所を紹介し、後半で学校に在籍したまま検討できるオンラインの学びとしてNIJINアカデミーも取り上げます。公的窓口と民間の学び場の違いを、ご家庭で選択肢を比べる際の参考にしてください。
帯広市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
「朝になると体が動かない」「学校の話を出すと会話が止まる」「欠席が続いているけれど、誰に相談したらよいのかわからない」。帯広市でお子さんの不登校や行きしぶりに悩んでいるとき、保護者だけで答えを急いで出す必要はありません。困っていることを一つ選び、話しやすい窓口につながることから始められます。
帯広市には、教育委員会の教育相談センター、対面型の教育支援センター「ひろびろ」、自宅から参加できるオンライン支援「ひろびろチョイス」、学校内のスクールカウンセラーや心の教室相談員があります。子育てや発達、子ども本人の悩みを受け止める窓口、十勝管内の相談機関や民間の居場所も選択肢です。
この記事では、各相談先の役割、連絡先、利用の流れ、確認しておきたい点をまとめました。相談は「学校へ戻す方法」を決めるためだけのものではありません。本人の安心を確保し、家庭の負担を少し軽くし、学校や地域とこれからを考えるためにも利用できます。
今すぐ本人が動けなくても、保護者だけで相談できる窓口があります。欠席日数や診断の有無を理由に、相談を先延ばしにしなくて大丈夫です。最初の電話で事情をすべて説明する必要もありません。「学校に行きづらい状態が続き、相談先を知りたい」と伝えれば、担当部署や次の手順を案内してもらえます。
窓口の受付時間や対象、申込方法は年度や運営状況で変わります。記事の情報を手がかりにしつつ、利用前に各公式ページで最新情報を確認してください。緊急の安全確保が必要な場合は、通常の教育相談の予約を待たず、救急・警察など適切な窓口へつないでください。
通学以外の学び方について、まずは情報を集めてみませんか
体験・個別相談で、参加方法や費用、在籍校との連携などを確認できます。申し込みを急がず、保護者だけで話を聞くこともできます。
相談を始める前に知っておきたいこと|準備・地域の状況・全国データ
相談の前に、原因や解決策を整理しておく必要はありません。子ども本人が相談を望まないときは、保護者だけで先に相談できる窓口もあります。「何から話せばよいかわからない」「本人の気持ちをまだ聞けていない」と、そのまま伝えて大丈夫です。電話が難しい場合は、メール・フォーム・学校経由など別の方法があるかを尋ねてみましょう。
- 今いちばん気になることを一つ伝える
- 保護者だけ・電話だけで相談できるか確認する
- 次に連絡する窓口と時期を一緒に決める
数字で見る帯広市の不登校|令和6年度は413人
文部科学省の令和6年度調査では、小・中学校の不登校児童生徒は全国で353,970人となり、前年度から増加しました。これは全国の状況を示す数値で、帯広市の人数と同じではありません。自治体ごとの数を比べるときは、対象校種、調査年度、定義がそろっているかを確かめる必要があります。
帯広市が公表した令和6年度の人数は、小学生134人・中学生279人、合計413人です。市の案内は文部科学省調査に基づく値として掲載しています。人数の増減だけで一人ひとりの困りごとや必要な支援を判断することはできません。欠席日数だけでなく、本人がどんな時間に苦しくなるか、安心して過ごせる場所があるかも大切な手がかりです。帯広市「ひろびろチョイス・令和6年度の不登校状況」
| 帯広市・令和6年度 | 人数 |
|---|---|
| 小学校 | 134人 |
| 中学校 | 279人 |
| 小・中学校合計 | 413人 |
数字が増えたからといって、家庭の努力が足りないという意味ではありません。不登校の背景は、体調、気持ち、人間関係、学習の負担、環境の変化など一人ひとり異なります。本人の状態を欠席日数だけで測らず、どんな時間に苦しくなるか、安心して過ごせる場所はあるかを丁寧に見ていきます。
帯広市は対面の「ひろびろ」とオンラインの「ひろびろチョイス」を用意し、希望や状況に応じて学びや人とのつながりを得る道を設けています。支援へのつながり方も、学校の先生に相談する、教育相談センターへ電話する、家庭からオンライン窓口を確認するなど複数あります。
市内の最新人数や学年別の状況を知りたい場合は、市教育委員会の公表資料や会議録を確認し、必要であれば学校教育指導課へ問い合わせてください。統計の公開状況が限られている場合も、相談先は利用できます。数字が分からないままでも、今困っていることを伝えることから始められます。
相談につながっていない子どもに関する最新の全国データ
文部科学省の令和6年度調査では、小・中学校の不登校児童生徒は353,970人でした。そのうち学校内外の機関等で専門的な相談・指導等を受けていない児童生徒は135,724人(38.3%)、90日以上欠席した児童生徒は191,958人(54.2%)です。いずれも全国値で、自治体ごとの人数を示すものではありません。文部科学省「令和6年度調査結果の概要」
| 令和6年度・全国の小中学校 | 人数(概数) |
|---|---|
| 不登校児童生徒 | 353,970人 |
| 学校内外で専門的な相談・指導等を受けていない児童生徒 | 135,724人(38.3%) |
| 90日以上欠席した児童生徒 | 191,958人(54.2%) |
「専門的な相談・指導等を受けていない」という集計は、子どもや保護者に相談する意思がないという意味ではありません。相談先を知らない、本人が外へ出られない、家庭が連絡方法に迷っているなど、事情は一人ひとり異なります。地域の窓口を知り、保護者だけでも相談を始められることが大切です。文部科学省「令和6年度調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について」(調査結果概要は2026年1月16日更新)
困りごと別|帯広市の不登校の相談先を選ぶ
相談先を選ぶときは「どこが正解か」を一度に決めなくても大丈夫です。学校との連絡を整えたいなら在籍校や教育相談センター、自宅で過ごしながら学びや人とのつながりを求めるなら「ひろびろチョイス」、外出して過ごせる場所を探すなら「ひろびろ」や民間施設など、困りごとに近い窓口から問い合わせられます。
気持ちや体調の落ち込み、発達の心配が大きい場合は、子育て支援課の発達相談や保健の窓口、医療機関にも相談できます。子ども本人が電話をためらうなら、保護者が先に相談し、本人にどの情報を伝えるか一緒に考えてください。電話が難しいときは、学校や窓口にメール・フォームの有無を確認できます。
| 今の希望・困りごと | 相談先の候補 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 学校との話し合いを進めたい | 担任・校内相談員、教育相談センター | 誰が窓口か、連絡頻度、共有範囲 |
| 自宅から人や学びにつながりたい | ひろびろチョイス、学校教育指導課 | 対象、申込方法、参加できる時間 |
| 外出先の居場所を探したい | ひろびろ、地域のフリースクール | 見学、通室時間、送迎、費用 |
| 心身や発達の相談をしたい | こども発達相談室、保健・医療機関 | 相談対象、予約、必要書類 |
| 夜間や休日につらさが強い | 北海道子ども相談支援センター等 | 受付時間、匿名相談、緊急時の連絡先 |
最初に利用した窓口が合わないと感じたら、担当者に別の相談先を尋ねたり、相談方法を変えたりできます。説明を受けたから利用を決めなければならない、ということもありません。本人の状態や家族の負担を確かめながら、相談先を組み合わせていきましょう。
「欠席が始まった日」「今朝の様子」「本人が嫌がること」のような一つの具体例だけでも、相談は始められます。連絡の前に、もっとも困っていることを一文にしておくと、話がまとまりやすくなります。
学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・校内の支援
学校へ相談するときは、登校を促す話し合いだけでなく、今の負担を減らす調整を求めることもできます。たとえば、朝の連絡方法を簡単にする、別室や保健室で過ごす、授業の一部だけ参加する、プリントや課題を自宅で受け取る、本人が安心できる先生を連絡窓口にするなどです。利用できる内容は学校や状況で異なるため、希望を伝えて相談します。
帯広市教育委員会は、市内小・中学校の相談体制としてスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、心の教室相談員、家庭訪問相談員などを案内しています。どの職種が在籍校に配置されているか、保護者のみで話せるかは、担任や学校教育指導課へ確認してください。担当者が分からない場合は、職員室に「教育相談を希望」と伝えるだけでも構いません。
学校とのやりとりが負担になっている場合は、連絡する曜日や時間、電話かメールか、誰にどの頻度で連絡するかを決める方法があります。「毎日の電話は難しいので、週に一度メールで欠席連絡をしたい」のように、続けられる形を具体的に伝えてみましょう。連絡が途切れても責められないこと、必要な時だけ連絡できることを確認しておくと安心です。
子どもが学校の人と顔を合わせたくないときは、訪問や面談を急がず、保護者だけで情報を共有する方法から相談できます。本人が参加する場合も、短時間、オンライン、第三者の同席など選択肢があるか尋ねてください。子どもの同意を得ずに予定を決めると、相談そのものが不安になることがあります。
学校に相談することと、学校だけで解決することは同じではありません。教育相談センター、ひろびろ、子育てや保健の窓口と連携できるかも相談できます。欠席の背景を一つに決めつけず、本人の安心、安全、学ぶ機会を軸に、学校と家庭で共有できる範囲を確かめていきましょう。
帯広市の公的な相談窓口|教育相談センター・学校教育指導課
帯広市教育委員会の教育相談センターは、不登校、いじめ、非行、友人関係、進学など、子どもの教育に関する相談を受けています。窓口は学校教育指導課内で、電話は0155-25-2595、相談時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで(祝日・年末年始を除く)と案内されています。電話相談のほか、来所して面接相談をする方法もあります。
「不登校というほどか分からない」「何を相談したいかまとまっていない」という段階でも、現在の状況を話して構いません。電話では、相談したい子の学年、欠席や行きしぶりが始まった時期、家庭で困っていること、学校へすでに伝えた内容などを、話せる範囲で伝えます。はじめに保護者だけで相談できるか、来所予約が必要かを確認しましょう。
学校教育指導課の案内では、アイヌ教育相談員へ相談する窓口も紹介されています。生活館の相談員の電話は0155-34-6552、相談時間は火曜日から土曜日の午前9時から午後4時まで(祝日・年末年始を除く)です。アイヌ文化や生活上の困りごと、学校との関係で安心して話せる相手が必要な場合に、対象や利用方法を確認できます。
教育相談センターの所在地は帯広市役所内(西5条南7丁目1番地、市庁舎8階)と市が案内しています。対面相談が負担なら、まず電話で相談の進め方を聞くこともできます。窓口の混雑、予約、相談可能な方法は変わることがあるため、訪問する前に電話や公式ページで最新情報を確かめてください。
帯広市の子どもに関する相談窓口一覧には、学校生活の不登校・いじめ・発達などの相談先として教育相談センターが掲載されています。教育の窓口か家庭・福祉の窓口か迷っても、話しやすい先に相談すれば担当先を案内してもらえる場合があります。必要に応じて、学校との連絡や「ひろびろ」「ひろびろチョイス」の申込みについても尋ねてください。
家以外の居場所|教育支援センター「ひろびろ」
帯広市教育支援センター「ひろびろ」は、市内の小・中学校や義務教育学校に在籍し、不登校の状態にある子どもが、学校に籍を置いたまま利用できる対面型の支援の場です。市の2026年度パンフレットでは、一人ひとりの状況に応じた学習や支援を通じ、自立を支えることを目的にしています。利用については、まず在籍校または教育相談センター0155-25-2595へ相談します。
活動には、自分で立てた計画に基づく学習、自然体験、馬に触れる体験、図書館での読書、スポーツセンターなどで体を動かす活動が含まれます。指導員が個々の状況に合わせて支援すると市は説明しています。利用時間は午前10時から午後3時の間で、来る時刻や帰る時刻を調整できると案内されています。毎日同じ時間に通うことが前提か、本人の希望に合わせて相談してください。
2026年度から施設が移転し、新住所は帯広市西3条南5丁目9-1とパンフレットに記載されています。昼食は給食がなく、弁当などを用意する案内です。通室方法は家庭で判断し、公共交通機関や保護者の送迎が考えられます。送迎が難しい場合は、オンラインの「ひろびろチョイス」も選択肢として市が紹介しています。
申込みの流れは、保護者から在籍校へ利用を相談し、学校から教育支援センターへ申込み、センターで教育相談や学習活動を体験し、その後に保護者が利用するか判断する形です。市の資料では体験のあと、約1週間程度で学校から利用希望を確認するとされています。見学や体験の日程、必要書類、保護者の同席、利用できる曜日は申込み時に最新情報を確認してください。
市のパンフレットには「ひろびろ」を利用した日を学校で出席扱いにするとあります。実際の手続きや記録方法、在籍校との連携については、利用開始前に学校とセンターの双方へ確認しましょう。出席扱いだけを利用の目的にせず、本人が安心して過ごせるか、通室後の疲れや家庭の送迎負担はどうかも、始めたあとに振り返ることが大切です。
学校へ出向くことや外出が難しい場合、帯広市にはオンラインで不登校支援を受けられる「ひろびろチョイス」があります。市教育委員会の2026年4月版パンフレットは、デジタル技術を使って多様な学びの機会を確保し、社会的自立につなげることを目的に掲げています。利用を検討するときの問い合わせ先は、学校教育指導課0155-65-4205です。
対象は帯広市内の小・中学校および義務教育学校に在籍する子どもで、主に心理的要因や集団不適応などによって不登校の状態にある児童生徒です。パンフレットには継続的・断続的に30日以上学校へ通えない状況を基本対象としつつ、学校へ行きづらいなど希望がある場合は教育委員会へ相談するよう記載されています。年齢や状態だけで自己判断せず、対象になるかを相談してください。
申込時には、個人情報の取扱いに同意すること、インターネット接続環境があることなどが案内されています。保護者が説明動画を視聴し、子どもと保護者が希望・趣旨を確認したうえでフォームから申し込む流れです。申込み後は、数日程度で学校から連絡があると資料に記載されています。申込フォームや接続手段は更新される可能性があるため、帯広市公式ページの最新案内を使ってください。
活動は、本人が学びを選ぶ時間、学習や体験をサポートする時間、週に一度程度の地域活動などで構成されています。午前10時から午後2時15分までログイン可能で、途中参加・途中退室もできると案内されています。オンライン参加を一日中続ける必要はありません。画面を見るのが疲れる子、音声やカメラを使うのが苦手な子には、どんな参加方法が可能かを確認できます。
市の資料には、要件を満たした場合に出席扱いや学習成果の通知表への反映が可能とあり、申込時に学校と要件を確認するよう記載されています。自動的に出席扱いになるものではありません。家庭の通信環境、本人が使う端末、個人情報の扱い、支援員への相談方法、参加の休止や変更についても、利用を決める前に確かめておくと安心です。
心・体・発達のことが気になるとき|子どもと家庭の相談先
学校へ行けない状態が続くと、保護者自身も睡眠不足や疲れ、仕事との調整などで余裕がなくなることがあります。帯広市の子ども相談窓口一覧では、発達相談や子育て相談、子ども本人の悩みを受け止める相談先が案内されています。教育の相談と家庭・保健の相談を並行してもかまいません。本人の安全や健康を守るために、保護者だけで話せる先を尋ねてみてください。
帯広市のこども発達相談室は、子どもの発達について相談する窓口として掲載され、電話は0155-25-9700です。発達の相談は、必ず診断を受けるためのものではありません。生活や学習の中で難しく感じる場面、得意なこと、環境を変えると落ち着くことなどを整理し、必要な支援を一緒に考えられます。対象年齢、担当者、予約の要否は窓口に確認してください。
帯広市幼児ことばの教室は、ことばの発達に関する相談・指導を行い、電話は0155-25-9727と市が案内しています。心身の不調や食事・睡眠の変化が気になるときは、市の健康相談0155-25-9721や帯広保健所など、保健・医療の窓口に相談する方法もあります。症状が急に悪化した、強い痛みがあるなどの場合は、予約制の相談を待たず医療機関へ連絡してください。
家庭の子育て全般や子どもの養育に関する困りごとは、市の子育て支援課0155-25-9700が相談窓口として掲載されています。虐待の心配や家庭内で安全を保てない状況では、市の相談窓口または児童相談所全国共通ダイヤル189などへ早めに連絡してください。危険が差し迫る場合は警察・救急へつなぎ、子どもを一人で抱え込ませないことを優先します。
不登校の理由を病気や発達特性だけに結びつける必要はありません。本人がつらいと感じていること、安心できる過ごし方、体調や生活の変化を、決めつけずに共有します。診断の有無にかかわらず、学校や家庭でできる調整を相談できます。医療や専門相談を利用するときは、学校へ伝える内容をどこまで共有してよいか、本人の気持ちを尊重しながら決めてください。
夜間・休日・電話が苦手なとき|電話やオンラインの相談先
相談窓口が閉まっている夜間や休日に、子どもが悩みを話したくなる場合もあります。北海道教育委員会の子ども相談支援センターは、電話0120-3882-56で毎日24時間、無料で相談を受け付けています。匿名相談もできると案内され、不登校、いじめ、進路、友人関係、家庭の悩みなどについて子どもや保護者が相談できます。
帯広市の子ども相談窓口一覧には、十勝教育局のいじめ相談室・義務教育相談、帯広市のヤングテレホン相談、北海道帯広児童相談所、十勝こども家庭支援センターなども掲載されています。受付日や対象年齢、受付時間はそれぞれ異なります。子ども本人が相談するのか、保護者が代理で相談するのかを伝え、必要な連絡先を確認してください。
電話で話すことが難しい子どもは、メール、SNS、チャット、Webフォームなど文字で相談する手段があるか、公式ページで確認できます。オンライン相談はすぐ返信が来るとは限らず、窓口によっては保護者や学校への共有が行われることもあります。相談を始める前に、匿名で話せるか、どの情報が記録されるか、緊急時に使える方法かを確かめてください。
本人が「何から話せばよいか分からない」ときは、「学校のこと」「家でつらいこと」「今すぐ話を聞いてほしい」など短い言葉で始められます。保護者も、欠席日数を正確に数えてからでなくてかまいません。今日の安全や体調に関わることを先に伝え、次に連絡できる場所や時間を相談員と確認しましょう。
自傷のおそれ、暴力、重大なけがや急病など、命の危険が迫っているときは、通常の相談窓口の折り返しを待たず119番、110番、医療機関など緊急の窓口へ連絡してください。緊急性が判断できない場合も、一人で見守り続けず、身近な大人や専門機関に状況を伝えてください。
民間の居場所・フリースクール・保護者同士で話せる場
公的な相談先に加えて、帯広市や十勝地域には民間の居場所、フリースクール、保護者の会があります。北海道教育委員会の掲載一覧には、帯広市内の「星槎フリースクールえみな」「自由学舎クラムボン」「子どもと文化のひろば ぷれいおん・とかち」などが挙げられています。道の一覧はすべての施設を網羅したものではなく、活動の保証や推奨を示すものでもありません。
帯広市のNPO紹介ページに掲載されたWEWとかちは、不登校を語る親の会「時熟」、学習支援の居場所「歩歩」、フリースクール・フリースペース「くるみの森」などを活動として挙げています。同ページの活動日や所在地は掲載更新が古い場合があるため、参加前に現況を問い合わせてください。市の民間施設一覧や団体の最新発信もあわせて確認します。
帯広市教育委員会の「ひろびろチョイス」では、地域の団体が学びや体験、居場所を支えるプログラムも掲載されています。オンラインで参加できる学習サポート、リアルの体験活動や居場所など、選択肢は一つの建物に通う形だけではありません。参加費、対象学年、開催頻度、保護者の付き添い、本人が途中で退出できるかを、各団体へ確認してください。
見学時は、スタッフとの関わり方、静かに休める場所、活動の選択肢、学習の進め方、子どものプライバシー、保護者への連絡頻度、事故や体調不良時の対応を質問します。月会費だけでなく、入会金、教材費、食費、交通費、行事費、欠席時や休会時の扱いも含めて比べます。本人が参加をためらう場合、保護者だけで見学できるかを先に聞いてください。
親の会は、経験や情報を共有できる一方、他の家庭の経過が自分の家庭にも当てはまるとは限りません。話を聞くだけでもよいか、匿名で参加できるか、途中退出ができるか、費用や守秘の考え方を確認しましょう。参加後に疲れが強くなるなら、距離を置いたり別の相談先を探したりしてかまいません。
NIJINアカデミー|学校に在籍したまま利用できる、もうひとつの学びの場
地域の相談窓口や居場所を調べたうえで、自宅から学びや人とのつながりを持てる方法を探している家庭には、オンラインの学び場も選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま利用するオンライン中心のオルタナティブスクールです。市の教育相談センターや「ひろびろチョイス」とは運営主体や支援内容が異なるため、それぞれの利用条件を比較して検討できます。
検討時は、オンライン授業の頻度や時間、学び方、スタッフとの面談、交流活動、費用、必要な端末・通信環境、休会や退会の条件などを確認します。画面を長時間見ることが疲れる子どももいます。体験できるか、参加する活動を選べるか、途中で休憩できるかを本人と確かめましょう。保護者が先に説明を聞いてから、本人に情報を伝える進め方もできます。
学校外で学んだ活動を出席扱いにするかどうかは、利用先が一律に決めることではありません。文部科学省の通知や自治体の取扱い、本人の状況、在籍校との連携を踏まえ、在籍校の校長が個別に判断します。希望する場合は、利用前に学校へ相談し、学習記録や活動内容の報告方法、面談の頻度、必要な書類を確認してください。
外出して人と過ごす時間を望む子には、「ひろびろ」や地域の居場所が合う場合もあり、家から始めたい子にはオンラインが負担の少ない入口になることがあります。どれか一つに決める必要はありません。本人が「少し試してみてもよい」と思える範囲で情報を集め、利用中も心身の負担が増えていないか確認しましょう。
NIJINアカデミーの利用が帯広市の制度に含まれるわけではありません。具体的な参加条件、学費、体験方法、出席扱いの手続きは、それぞれNIJINアカデミーと在籍校に直接確認してください。公的支援と民間サービスの役割を混同せず、家庭に必要なサポートを整理するための一つの候補として見ていきます。
近くのリアルキャンパスも公式一覧で確認できます
NIJINアカデミーはオンラインのメタバース校舎を中心に、全国にリアルキャンパスを案内しています。自治体によって通いやすい教室の有無や距離は異なります。通学も検討したい場合は、公式のリアルキャンパス一覧で所在地・開校日・対象プランを確認し、居住地から無理なく通えるかを相談してください。近隣に通学先が見つからない場合も、自宅から参加するオンラインの学び方を検討できます。
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。
サービスの説明を読むだけでは、学びの場の雰囲気や大切にしている考え方が分かりにくいことがあります。NIJINアカデミーの公式「お役立ち情報」ページでは、公式チャンネルの人気動画が紹介されています。そこで紹介されている「過去最多不登校35万人の本質的原因について解説します」は、学校に行けない子どもを取り巻く状況や学びの選択肢について考える入口になります。
動画の内容を見て、家庭の状況に合うかどうかは別に考えてください。視聴したからといって、入学や体験を決める必要はありません。本人の関心や画面越しの交流への感じ方を確認し、必要な場合は授業体験や個別相談で日々の活動、参加時間、保護者の関わり、費用や利用条件を尋ねられます。
「今の子どもに合うか分からない」という疑問も相談のテーマになります。動画を見て気になった点をメモして、NIJINアカデミーの説明や体験の場で確認し、帯広市の教育相談や在籍校での話し合いと並行して比較できます。無理に結論を急がず、本人が安心できる選択を探してください。
NIJINアカデミー公式チャンネルの動画は、利用を決めるための情報の一つとしてご覧ください。気になった点は、体験や個別相談で直接確かめられます。
学校の外の選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
帯広市内の相談先や学びの場には、それぞれ異なる役割があります。教育相談センターは教育上の悩みを整理する窓口、「ひろびろ」は通室して学習・体験を行う支援の場、「ひろびろチョイス」は自宅からデジタルで学びや人とつながる仕組みです。民間フリースクールやオンラインスクールは、各団体の方針に沿って活動を提供します。
| 選択肢 | 主な役割 | 費用・参加方法 | 出席扱い等 |
|---|---|---|---|
| 教育相談センター | 不登校・いじめ・進路などの相談 | 公的相談、電話・面接 | 相談のみで出席扱いにはならない |
| ひろびろ | 対面の居場所、学習や体験活動 | 学校と相談して通室。送迎等を確認 | 市資料に利用日の扱いを掲載。個別確認 |
| ひろびろチョイス | オンラインの学び、交流・体験 | 市の申込手続き、通信環境が必要 | 要件を満たす場合に学校が判断 |
| 民間フリースクール | 施設ごとの居場所、学習、活動 | 会費・月謝・教材費・交通費等 | 在籍校と連携し個別に確認 |
| NIJINアカデミー | 自宅から参加するオンラインの学び | 利用条件・費用・端末を公式に確認 | 在籍校の校長が個別に判断 |
選択肢の費用を比べるときは、利用開始に必要な費用だけでなく、月ごとの支出や移動負担も確認します。市の支援にかかる費用や利用できる教材、端末などは、制度・年度ごとに最新案内を確かめましょう。民間サービスは金額だけでなく、活動日数、欠席時の扱い、保護者面談、退会手続きも含めて質問します。
出席扱い、通知表や成績評価、在籍校との連絡は、それぞれ別に確認したい事項です。市のパンフレットに利用日の扱いが記載されている場合でも、具体的な記録や学校との共有方法を学校に尋ねましょう。民間施設へ通ったりオンライン学習を利用したりする場合も、自動で出席になるとは限りません。
可能なら保護者だけで説明を聞き、本人に負担の少ない見学・体験方法を相談してください。見学の当日、子どもが参加を断った場合も、家庭で情報を持ち帰って検討できます。本人が「行かない」と言える余地を残しながら、選択肢を一緒に比べていきましょう。
相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談の前に準備するものは、完璧な日誌や診断書ではありません。欠席が始まった時期、朝や前日の様子、睡眠・食事・体調、学校と話した内容、本人が嫌がることや安心できること、保護者が最も困っていることを、思い出せる範囲でメモします。分からない項目は空欄のままで大丈夫です。
- 今日:相談したいことを一つ選び、連絡先と受付方法をメモする。
- 1週間以内:学校または教育相談センターのうち、話しやすい一か所へ連絡する。
- 2週間以内:必要に応じて「ひろびろ」「ひろびろチョイス」や民間の居場所を見学・体験できるか確認する。
- 1か月後:本人の安心感、心身の疲れ、家庭の負担を振り返り、続ける・休む・別の先を探すか話し合う。
本人が相談を望まない場合は、まず保護者だけで相談できる窓口を探します。「ここに必ず行く」と決める前に、どんな場所かを大人が確かめて、本人に伝えることもできます。見学や体験を断ったときは、その意思を大切にし、相談方法や時期を変えましょう。
相談した日には、担当者名、次の連絡先、折り返しの予定、学校へ共有される情報をメモしておきます。本人の情報をどこまで共有してよいか、緊急時はどのような連絡になるかを質問して構いません。家庭内で共有する内容も、本人が安心できる範囲を一緒に考えます。
状況が変わったら、決めていた利用を延期したり、学校との連絡方法を見直したりできます。短期間で登校再開を目標にしすぎず、生活リズムや食事、好きな活動、休める場所など、安心して過ごすための小さな変化を見つけてください。
帯広市の不登校相談先についてよくある質問
相談するのは、欠席が何日になってからですか?
日数が一定に達する前でも、行きしぶりや体調の変化が気になった段階で相談できます。「不登校と呼べるか分からない」と伝えて、利用できる窓口や制度を確認してください。ひろびろチョイスの対象には目安がありますが、希望がある場合は教育委員会に相談するよう市の案内にあります。
本人が話したがらないのですが、保護者だけで相談できますか?
教育相談センターや子育て・発達の相談先へ、保護者のみで話せるかを確認してください。相談先によって面接方法や予約条件は異なります。本人を無理に連れていくことを前提にせず、まず大人が相談内容や選択肢を聞く方法もあります。
「ひろびろ」と「ひろびろチョイス」はどう違いますか?
ひろびろは、教育支援センターへ通室して学習や自然体験、読書、運動などを行う対面型の支援です。ひろびろチョイスは、オンラインで学びを選び、人や地域とつながる支援です。対象や申込方法、利用可能時間が異なるため、本人の希望や送迎、通信環境に合わせて学校教育指導課へ確認しましょう。
ひろびろチョイスに参加すると出席扱いになりますか?
市の案内では要件を満たす場合に出席扱いになると説明されています。申込み時に、在籍校と出席要件や記録の方法を確認してください。すべての参加が自動的に出席になるわけではありません。
フリースクールへ通うと出席扱いになりますか?
自動的には決まりません。施設での活動、本人の状況、在籍校との連携などを踏まえ、校長が個別に判断します。利用前に学校へ相談し、活動記録や連絡方法、必要書類を確かめてください。
相談した内容は学校やほかの機関に共有されますか?
共有範囲は相談先や支援内容により異なります。初回相談で、記録の保管、学校との連携、保護者へ伝える内容を尋ねてください。本人の安全に関わる場合など、例外的な対応があるかも確認しておきます。
夜間や休日に子どもが相談できるところはありますか?
北海道教育委員会の子ども相談支援センターは、電話0120-3882-56で毎日24時間相談を受け付けています。最新の対象や匿名相談の条件を公式ページで確認してください。命の危険が迫っている場合は、相談の返事を待たず緊急窓口へつないでください。
帯広市で不登校の相談を始めるときに覚えておきたいこと
帯広市には、教育相談センター、在籍校の相談員、教育支援センター「ひろびろ」、オンラインの「ひろびろチョイス」、子育てや発達の相談先、北海道の24時間電話相談、地域の民間施設など、役割の異なる相談先があります。最初から全部を比べる必要はありません。話しやすい窓口を一つ選び、困っていることを一つ伝えるところから始められます。
「ひろびろ」は2026年度に施設が移転し、「ひろびろチョイス」も2026年4月版の申込案内が公開されています。以前の住所、受付方法、対象条件を見聞きした場合は、帯広市公式ページの最新版で確認してください。相談内容に合わせて、在籍校または学校教育指導課へ連絡できます。
どの選択肢が合うかは、子どもによって異なります。外へ出ることが負担な時期には家庭で過ごすことを優先し、少し動けそうなら短時間の見学を検討するなど、本人の変化に合わせて考えていきましょう。通室やオンライン利用を始めても、途中で調整したり別の方法に切り替えたりできます。
相談は、すぐ登校を再開させるためだけのものではありません。子どもが安心して過ごす方法を探し、保護者が一人で抱えていることを分け、学校や地域の人と次の一歩を考えるためにも利用できます。最初の連絡が難しければ、公式ページを保存する、伝えたいことを一行書く、保護者だけで相談できるか聞くなど小さな準備から始めてください。
オンラインの学びや居場所も比較したい家庭は、NIJINアカデミーの体験や個別相談で利用条件を確認できます。公的な窓口、在籍校、地域の施設と並べて情報を集め、本人が「これなら試せる」と感じられる方法を一緒に探してください。
参考にした公式情報・資料
- 帯広市「教育相談窓口」
- 帯広市「いじめ・不登校に対する取り組み」
- 帯広市「教育支援センターひろびろ」2026年度パンフレット
- 帯広市「ひろびろチョイス」2026年4月パンフレット
- 帯広市「子どもに関する相談窓口」
- 帯広市「悩みの相談窓口」
- 帯広市「WEWとかち」
- 北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」
- 文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等調査結果」
- 子どもと文化のひろば ぷれいおん・とかち「令和6年度WAM助成事業報告書」
- 北海道教育委員会「子ども相談支援センター」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
- NIJINアカデミー「お役立ち情報」・公式動画
情報確認日:2026年10月16日。公的窓口・施設の受付時間、対象、利用方法は変更される場合があります。利用前に最新の公式情報をご確認ください。

