八王子市で中学受験を考える前に|私立中学9校・指定校変更・受験しない道

八王子市で環境を変える5つの方法|私立中学・公立・受験しない道

小学校で、特定の同級生との関係がしんどい。いまは何とか通えているけれど、学区の中学に上がれば同じ顔ぶれがそのまま持ち上がる。だから私立中学に入れて、環境ごと変えてあげたい——八王子市でそう考えている小5・小6の保護者の方に向けた記事です。

この記事では、八王子市で環境を変える方法を5つ、費用と結果が出る時期まで並べます。私立受験は有力な方法のひとつですが、それだけが方法ではありません。八王子市には中学校の学校選択制があり、受験をしなくても通う中学を選べる仕組みがあります。

結論:八王子市で私立中学を考えるときの要点
  • 八王子市内の私立中学は9校——文部科学省「学校コード」で所在地を確認した学校の一覧と、費用の目安をまとめました
  • 費用は公立の約2.9倍——私立中学の年間学習費は平均1,560,359円(公立542,450円)。受験準備の塾代は小4〜小6で約233万〜287万円とされます
  • 私立で変わるのは「誰と過ごすか」——同じ年齢の30〜40人・固定の時間割という学校の「構造」は、公立でも私立でも変わりません
  • 受験せずに環境を変える方法もある——NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、8〜10人の異年齢クラス、月100コマから授業を選べるメタバース校舎。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 八王子市の中学校は「学校選択制」で、市内すべての市立中学校から選べること(令和9年度入学分の申請は2026年8月14日で終了、9月下旬〜10月上旬に再開予定)
  • 八王子市の指定校変更の承認基準にある「その他(教育的配慮)」の中身と、相談先
  • 八王子市内の私立中学9校と、東京都の初年度納付金の平均(1,048,034円)・授業料助成(令和8年度は最大12万円)
  • 不登校の児童生徒のための市立「高尾山学園」と、3つの適応指導教室
  • 「場所・人を変える」と「構造を変える」のちがいと、受験しないで環境を変える方法
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。「学校に行けなくなってから」ではなく、「行けているうちに別の場所も見ておく」という使い方をされているご家庭もあります。

「この子たちと、あと3年間同じ教室にいるのか」

八王子市の市立中学校は、住所によって「指定校」が決まります。ただし八王子市は中学校で「学校選択制」を実施していて、市の案内では「住所により指定されている学校(指定校)と指定校以外の学校の中から、お子さんや保護者の希望により、就学する学校を選ぶことができる」とされています。選べる範囲は市内すべての中学校です。

ただし、各校の受け入れ可能人数は教室数で決まり、定員に達した学校は「選択除外」になります。市の案内には「年度途中に定員を満たした場合は、随時選択除外となります」とあります。令和9年度(2027年度)入学分の学校選択の申請は2026年8月14日で受付を終了しており、空きのある学校について9月下旬から10月上旬に受付を再開する予定です。入学通知書は1月下旬に届く予定です。なお小学校は、令和3年度から学校選択制ではなく「指定校変更制度」に移っています。

つまり八王子市では、「学区の中学に行かせたくない」という気持ちに対して、受験以外の道が制度として用意されています。それでも私立を考えるのは、選択制で別の市立中学に行っても、同じ小学校から同じ中学を選ぶ子がいるかもしれない、近くの中学ではやはり顔ぶれが重なる、という不安があるからではないでしょうか。

毎朝「行ってきます」の声が小さくなっていく。帰ってきてから、学校の話をしなくなった。その様子を見て「中学ではこの関係から離してあげたい」と考えるのは、ごく自然なことです。この記事は、受験を勧めるためでも止めるためでもなく、判断の材料を並べるために書いています。

出典:八王子市「学校選択制」(2026年9月確認)

出典:八王子市「選択できる学校は。」(2026年9月確認)

出典:八王子市「八王子市立学校への新入学のご案内(令和9年度)」(2026年9月確認)

中学に上がるとき、不登校は1.5倍に増えます

まず、保護者が感じている不安がデータとして裏づけられることを確認しておきます。

文部科学省の調査(令和6年度)によると、全国の不登校児童生徒数は学年が上がるごとに増え、小6で38,080人、中1で58,736人。小6から中1にかけて1年で20,656人、率にして52.1%の増加で、小1から中3までのどの学年の変わり目よりも大きな跳ね上がりです。

中学に上がると、教科担任制になって先生との関係が薄くなり、定期テストで順位がつき、部活動の上下関係が入ってきます。同じ調査では、不登校のきっかけとして「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が13.2%、「教職員との関係をめぐる問題」が15.6%挙がっています。

八王子市でも、不登校は増えています。市の不登校総合対策「つながるプラン」では、「本市でも平成29年度の約500人に比べ、令和3年度には約1,500人と増えています」と記されています。市はこの計画を令和5年度からの5か年計画として策定し、2023年6月には、フリースクール等の民間施設や自宅でのICT等を活用した学習を出席として扱う際の「出席取扱いガイドライン」も定めています(出席扱いの判断は校長)。

出典:八王子市「不登校総合対策『つながるプラン』」(2026年9月確認)

出典:八王子市「出席取扱いガイドライン」(2026年9月確認)

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月確認)

ここが大切

この数字は脅すためのものではありません。「中学に上がる前に手を打っておきたい」という判断は、遅すぎるどころか、むしろ早いということを確認するためのものです。多くのご家庭が動き出すのは、子どもが実際に行けなくなってからです。

八王子市の中学受験と、私立へ進む子の割合

文部科学省の「学校コード」一覧で八王子市内に所在地がある私立中学校は9校です。市内に住みながら私立を選ぶ場合も、市内に複数の候補があります。9校のうち、共立女子第二と東京純心女子は東京都の「都内私立中学校入学者選抜実施要項」で女子校として募集しています。

東京都教育委員会の調査では、令和7年3月に都内の公立小学校を卒業した98,264人のうち、私立中学校に進学したのは19,572人(19.9%)で、都内の公立中学校等は75,428人(76.8%)でした。都全体で見ると、およそ5人に1人が私立に進んでいることになります。

都内私立中学の入試は、願書の受付が1月10日以降、選抜は2月1日以降に各校が日程を決めて行います。八王子市内の学校にも、適性検査型や英語、プレゼンテーションなど、4教科の筆記試験以外の入試を設けている学校があります。受験の形が多様になっているぶん、「うちの子に合う入り方があるか」を早めに調べておく価値はあります。

出典:東京都教育委員会「令和7年度 公立学校統計調査報告書【進路状況調査編】調査結果の概要」(2026年9月確認)

出典:東京都「令和8年度 都内私立中学校入学者選抜実施要項」(2026年9月確認)

八王子市の保護者が迷う3つのこと
八王子市で中学の環境を考えるとき

学校選択制がある八王子市では、受験以外の選択肢も最初から視野に入ります。

01
人間関係が持ち上がる不安

学区の中学に進めば、小学校の顔ぶれの多くがそのまま同じ学校にいます。学校選択制で別の市立中学を選べても、同じ小学校の子が同じ学校を選ぶ可能性は残ります。

02
受験の費用と時間

私立を選ぶなら、塾代に加えて東京都の平均で初年度104万円余りの納付金がかかります。都の授業料助成(令和8年度は最大12万円)はありますが、負担はゼロにはなりません。

03
合わなかったときの次の一手

八王子市には指定校変更の「その他(教育的配慮)」や、不登校の児童生徒のための市立高尾山学園、3つの適応指導教室があります。進学先で行き詰まったときの道も、先に知っておけます。

「どこに入るか」と同時に、「入ったあと合わなかったらどうするか」まで考えておくと、判断がぶれにくくなります。
机の上のノートと鉛筆

「環境を変える」には、2つの意味があります

ここがこの記事のいちばん大事なところです。環境を変えるというとき、実は性質のちがう2つの軸があり、ほとんどの場合この2つは区別されずに語られています。

環境を変える2つの軸
学区の中学・私立中学・NIJINで何が変わるか
学区の公立中学私立中学NIJIN(オンライン)
① 場所・人が変わる(誰と過ごすか)×○○
② 構造が変わる(同学年だけ/時間割が固定)××○
対面の校舎・部活動がある○○×
受験なしで始められる○×○

○=変わる・ある ×=変わらない・ない / ※一般的な傾向。制度は2026年9月時点。

私立中学は、①を確実に変えられます。学区の同級生とは離れられる。新しい顔ぶれのなかで、もう一度やり直せる。これは本当に効きます。ただし②は私立でも変わりません。同じ年齢の子が30〜40人集まった教室に、決められた時間割で毎日いる。この構造そのものは公立でも私立でも同じです。

私立を選んで解決するケース

いまのしんどさが「特定の誰かとの関係」から来ているなら、私立中学は有効な手段です。私立には市内のさまざまな地域、場合によっては市外からも生徒が集まるので、小学校の人間関係から物理的に離れることは、ほぼ確実にできます。ここは迷わず肯定してよい部分です。

八王子市内には私立中学が9校あり、共立女子第二と東京純心女子の女子校2校も含まれます。女子校という環境そのものを選びたい場合も、都心まで通わずに候補を持てるのは、八王子市に住むご家庭の強みです。学校ごとに校風や入試の形がちがうので、説明会や学校見学で「この学校の雰囲気なら通えそうか」をお子さんと一緒に確かめてみてください。

場所を変えても、同じことが起きうるケース

困りごとが「同学年の集団のなかで自分の位置を作ること、そのもの」にある場合は、少し慎重に考えたほうがいいかもしれません。たとえば、こういうお子さんです。

  • 教室のざわざわした音や人の多さで、帰る頃には消耗しきっている
  • グループを作る場面(班決め、体育のペア、休み時間)がいちばんしんどい
  • 大人数のなかだと発言できないが、少人数や年下の子となら話せる
  • 「みんなと同じペース」で進むことに無理が出ている

こうした場合、顔ぶれが入れ替わっても、半年から1年ほどで似た構図が戻ってくることがあります。問題が「誰といるか」ではなく「どういう作りの場にいるか」にあるからです。そして私立の場合、合わなかったときの次の一手が限られます。学区がないので、転校するにはもう一度どこかを受け直すか、八王子市の公立中学に入り直すことになります。

八王子市の私立中学9校と、かかる費用

文部科学省の「学校コード」一覧(2026年5月20日更新)で、八王子市内に所在地がある私立の中学校・中等教育学校は次の9校です。

穎明館中学校/八王子実践中学校/明治大学付属八王子中学校/共立女子第二中学校/東京純心女子中学校/工学院大学附属中学校/帝京八王子中学校/八王子学園八王子中学校/帝京大学中学校

出典:文部科学省「学校コード」(2026年9月確認)。通信制や特定の対象者向けの学校を含む場合があります。募集状況は各校の公式サイトでご確認ください。

東京都が公表した「令和8年度 都内私立中学校の学費の状況」(184校)では、初年度納付金の平均は1,048,034円で、前年度から1.4%上がりました。内訳は授業料524,818円、入学金263,929円、施設費29,238円、その他230,049円です。学校によって幅があり、最も低い学校で668,000円、最も高い学校で2,117,800円でした。

授業料の負担を軽くする制度として、東京都の「私立中学校等授業料軽減助成金」があります。生徒と保護者が都内に住んでいれば、保護者の所得にかかわらず対象になり、都外の私立中学に通う場合も対象です。令和8年度は基本額の年10万円に、所得にかかわらない臨時支援2万円が加わり、保護者が負担した授業料額を上限に最大12万円です。令和8年度分の申請はオンラインのみで、2026年9月1日から10月15日まで受け付けています。

なお、高校には国の「高等学校等就学支援金」がありますが、私立中学校の授業料を対象にした同じような国の制度はありません。私立中学の授業料への支援は、この都の助成金が中心になります。12万円の助成を差し引いても、初年度の納付金は平均で90万円を超える計算です。

出典:東京都「令和8年度 都内私立中学校の学費の状況」(2026年9月確認)

出典:東京都「保護者向け『私立中学校等授業料軽減助成金』申請受付開始」(2026年9月確認)

出典:東京都生活文化局「私立中学校等授業料軽減助成金」(2026年9月確認)

全国の平均では、文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」で私立中学校に通う子ども1人あたりの年間の学習費総額は1,560,359円(塾・習い事などの学校外活動費422,981円を含む)。公立中学校は542,450円で、およそ2.9倍です。3年間では私立で約468万円になります。

出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(2026年9月確認)

受験までの塾代と、1年半という時間

私立中学に進むまでには、受験準備の費用もかかります。中学受験の大手4塾(SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー)の場合、小4から小6までの3年間でおよそ233万円〜287万円とされています(季節講習・テスト代を含む試算)。受験料や入学手続き金は別です。

出典:ダイヤモンド教育ラボ「中学受験の大手4大塾の年間費用(料金)を比較」(2026年9月確認)

費用と同じくらい大事なのが時間です。いま小5のお子さんの場合、受験の結果が出るのは2028年の1〜2月、小6なら2027年の1〜2月です。その間、通塾と定期的なテストによる順位づけが続きます。これが合うお子さんもいます。塾に自分の居場所を見つけて、学校がしんどくても塾があるから持ちこたえた、という話は珍しくありません。ただ、すでに人間関係で消耗しているお子さんにとっては、評価される場が1つ増えることでもあります。

もうひとつ。中学受験では、第一志望に合格するのは3割程度と言われます(公的な統計はなく、塾や受験メディアでよく語られる経験則です)。併願をしっかり組めば進学先そのものは確保できますが、結果によっては、離れたかった学区の中学に進む可能性もあります。そのときに何を用意しておくかも、受験を決める前に考えておく価値があります。

公園の緑と街並み
NIJINアカデミーのイベントに集まった全国の子どもたちとスタッフの集合写真オルタナティブスクールという選択肢

学校に合わないからこそ、輝く個性がある。

NIJINアカデミーは、日本初、公教育を持ち運び可能にした
オルタナティブスクール(小中高一貫校)です。

  • 累計入学 1000名超
  • 出席認定率 97%(希望者)
  • 全国52か所のリアル教室

※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る

私立以外に、八王子市で環境を変える方法があります

八王子市には、受験をしなくても通う学校や過ごす場所を変えられる仕組みが、いくつも用意されています。どれも市の公式ページで確認できる制度です。

学校選択制:市内すべての市立中学校から選べる

冒頭で触れたとおり、八王子市の中学校は市内すべての中学校を選択できます。定員に達した学校は選択除外になりますが、選択除外の学校でも、指定校変更の承認基準に当てはまる場合などは入学できます(教室数が不足する場合は制限があります)。令和9年度入学分の申請は8月14日で終了していますが、空きのある学校については9月下旬から10月上旬に受付を再開する予定です。次年度分の日程は、市の新入学の案内で確認できます。

指定校変更:「その他(教育的配慮)」という基準がある

八王子市の「指定校変更承認基準」は14項目あり、その中に「その他(教育的配慮)」があります。原文は次のとおりです。

八王子市 指定校変更承認基準 14「その他(教育的配慮)」

「上記のほか、いじめや不登校等により教育的配慮が必要である等、指定校以外の市立学校に就学する相当の理由がある場合」(対象:小学校・中学校の全学年/承認期間:相当の理由が解消するまで)

ほかに「身体的理由」(病弱等により通学、通院等について考慮する必要がある場合。医師の診断書等が必要)などの区分もあります。「教育的配慮」の手続きは、学務課(学事担当)の窓口のみで、転居届と一緒には申請できません。学校選択制の申請期間を過ぎてから人間関係がこじれた場合や、入学後に学校を変えたくなった場合の道として知っておくと安心です。

高尾山学園と、3つの適応指導教室

八王子市には、平成16年(2004年)4月に構造改革特別区域として開設された市立高尾山学園があります。不登校の児童生徒のための公立の小中一貫校で、対象は市内在住の小学4年生から中学3年生で、年間30日以上欠席している子です。希望する場合は、まず学園内の適応指導教室「やまゆり教室」に通い、学園への適応状況を確かめてから転入学に進みます。指定校変更の承認基準にも「高尾山学園への就学」という区分があります。

適応指導教室は、ほかにぎんなん教室(散田町、教育センター内)と松の実教室(鹿島)があり、不登校の小中学生が在籍校を通じて、または直接電話で申し込めます。

まずは、学校選択制と指定校変更については八王子市教育委員会 学校教育部の学事担当(電話042-620-7339)に、高尾山学園や適応指導教室、不登校の相談については学校教育部 教育指導課に相談するところから始めてください。

出典:八王子市「指定校変更申請」(2026年9月確認)

出典:八王子市「選択できる学校は。」(2026年9月確認)

出典:八王子市「高尾山学園 学園の概要」(2026年9月確認)

出典:八王子市「適応指導教室」(2026年9月確認)

八王子市で取れる選択肢を、並べます

ここまでの方法を、八王子市で実際に取れる選択肢として並べます。八王子市内には都立の中高一貫校(南多摩中等教育学校、八王子市明神町)もあるため、列に加えています。都立中高一貫校の入学者は、学力検査ではなく「各校の特色に照らした適性検査等」で決まります。

出典:東京都教育委員会「都立中高一貫教育校とは」(2026年9月確認)

出典:東京都立南多摩中等教育学校(2026年9月確認)

八王子市で取れる選択肢を比較
八王子市で環境を変える選択肢
学区の公立中学学校選択制私立中学公立中高一貫校NIJIN(併用可)
小学校の顔ぶれから離れられる×△○○○
受験なしで始められる○○××○
費用の負担が小さい○○×○△
同学年だけの集団ではない××××○
対面の校舎・部活動がある○○○○×

○=あてはまる △=一部 ×=あてはまらない / ※一般的な傾向。費用・制度は2026年9月時点。

NIJINアカデミーは、ほかの選択肢と両立できます。学区の公立中学に在籍したまま併用することも、私立に通いながら使うこともできます。「受験するかどうかを決める前に、もうひとつの場を見てから決められる」——これがこの選択肢の実用的な意味です。

受験しないで、環境を変えるという方法

NIJINアカデミーは、メタバース(バーチャル)校舎を中心としたオルタナティブスクールです。全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています。この記事の文脈で大事なのは、①の場所・人だけでなく、②の構造そのものが変わるという点です。

全国から参加します。クラスメイトは北海道から九州まで、いろいろな地域の子です。八王子市の同級生と同じクラスになることは、ほとんどありません。8〜10人の少人数・異年齢クラスなので、「同学年のなかで自分の位置を確保する」という競技そのものがありません。授業は月100コマから選びます。時間割が上から決められているのではなく、受けたいものを選んで参加します。カメラも音声もオフのまま参加できます。「まず見ているだけ」から始められます。

メタバース校舎の基本データ
  • 平日毎日開校。月100コマのリアルタイム授業から選べます(アーカイブ授業500本以上)
  • 8〜10人の少人数×異年齢クラス。担任がつき、週2回のクラス会議・ホームルームがあります
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけの参加から始められます
  • 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 費用は月額25,443円(教育費23,760円+施設利用料1,683円)。年払いなら教育費が月あたり19,800円。入学金33,000円は初月のみ

八王子市内には、NIJINアカデミーのリアル教室「NIJINアカデミー南大沢校」があります。所在地は八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F、開校日は毎週木曜日9:30〜14:30で、定員8名・小学生と中学生が対象の少人数の教室です。

ふだんは八王子市のご自宅からメタバース校舎に参加し、木曜日だけ南大沢校に通う、という組み合わせもできます。料金や見学・体験の申し込みは南大沢校のページでご確認ください。

八王子市は、フリースクール等の民間施設や自宅でのICT等を活用した学習を出席として扱う際の「出席取扱いガイドライン」を定めています。在籍する八王子市立中学校に籍を置いたままNIJINを併用し、出席扱いについては在籍校の校長と相談する、という使い方ができます。

出典:NIJINアカデミー南大沢校(2026年9月確認)

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/全国のリアル教室一覧(2026年9月確認)

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。教室でうまく話せない子も、グループに入れない子も、場所が変われば別の顔を見せます。変わる必要があるのは子どもではなく、その子に合う場のほうかもしれません。

自宅の机とノートパソコン

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

「時間どおり・決まりどおり」がつらかった小学生が、自分に合う居場所を見つけるまでの話です。

よくある質問

学校に行けている子でも入れますか。不登校の子のための場所ではないのですか。
学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。NIJINアカデミーは「学校に行けなくなった子の受け皿」としてだけでなく、学び方の選択肢として使っていただけます。在籍校はそのままです。お子さんの状況に合うかどうかは、無料の説明会やLINEでご相談ください。
八王子市の学校選択制は、いつ申請しますか。
令和9年度(2027年度)入学分は2026年8月14日で受付を終了し、空きのある学校について9月下旬から10月上旬に受付を再開する予定です。次年度分の日程は八王子市教育委員会 学校教育部の学事担当(042-620-7339)でご確認ください。
人間関係を理由に、入学後に別の市立中学へ移ることはできますか。
八王子市の指定校変更承認基準には「その他(教育的配慮)」があり、「いじめや不登校等により教育的配慮が必要である等、指定校以外の市立学校に就学する相当の理由がある場合」とされています。対象は小学校・中学校の全学年で、手続きは学務課(学事担当)の窓口のみです。
八王子市に住んでいて私立中学に通うと、授業料の助成はありますか。
東京都の「私立中学校等授業料軽減助成金」があり、所得制限はありません。令和8年度は年10万円に臨時支援2万円が加わり、保護者が負担した授業料額を上限に最大12万円です。都外の私立中学に通う場合も対象で、申請はオンラインのみ、2026年9月1日から10月15日までです。
八王子市から通えるNIJINの教室はありますか。
八王子市内に「NIJINアカデミー南大沢校」(八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F、毎週木曜日9:30〜14:30、定員8名)があります。メタバース校舎なら、八王子市のご自宅から平日毎日参加できます。
中学受験の勉強と両立できますか。
NIJINの授業は月100コマから受けたいものを選んで参加する形なので、塾の日程に合わせて参加する日を調整できます。受験勉強で疲れたときの居場所として使うご家庭もあります。受験するかどうかを決める前の段階でも、まずはLINEでご相談ください。

まとめ

八王子市には、私立中学が9校あり、中学校の学校選択制で市内すべての市立中学校から選ぶこともでき、指定校変更には「その他(教育的配慮)」という基準もあります。不登校の児童生徒のための高尾山学園や、3つの適応指導教室もあります。「学区の中学しかない」という状況ではありません。

私立中学は、特定の誰かとの関係から離れるための確かな方法です。一方で、同学年だけの集団で、決まった時間割のなかで過ごすという「構造」は、私立でも学区の中学でも変わりません。どちらがお子さんのしんどさの原因に近いのかを見きわめることが、学校選びのいちばんの土台になります。

費用は、東京都の平均で初年度104万円余り。都の助成を使っても、受験までの塾代を含めれば大きな決断です。結果が出るのは、小5なら2028年、小6なら2027年の2月です。

受験するかどうかを、今日決める必要はありません。決める前に、もうひとつの場所を見てから決めていただければと思います。

NIJINアカデミーのイベントに集まった全国の子どもたちとスタッフの集合写真日本最大級のオルタナティブスクール|小中高一貫校

NIJINアカデミーを選ぶ家庭が、増えています。

2023年9月の開校から、累計1000名を超える子どもたちが入学。
まずはLINEで、体験会の日程や学費を聞いてみませんか。

  • 平日毎日ひらく、メタバース校舎
  • 8〜10人の少人数クラス
  • カメラ・マイクオフから参加OK

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る