枚方市の私立中学2校と、受験しない選択肢|中学で環境を変える5つの方法

枚方市の私立中学2校を比較|受験しない道・費用・指定校変更

小学校の同級生との関係が、このまま中学でも続くのがしんどい。枚方市では、住んでいる場所の通学区域をもとに教育委員会が入学する市立中学校を指定するので、同じ小学校の子の多くがそのまま同じ中学に上がります。だから私立に入れて、顔ぶれごと変えてあげたい——そう考えて、この記事を開いた方も多いと思います。

この記事では、枚方市で環境を変える方法を5つ、費用と結果が出る時期まで並べます。私立受験は有力な方法のひとつですが、それだけが方法ではありません。市の指定校変更の区分や、教育支援センター「ルポ」、校内教育支援ルームなど、受験をしないで選べる道も公式の情報をもとに確認していきます。

結論:枚方市で私立中学を考えるときの要点
  • 枚方市内の私立中学は2校——文部科学省「学校コード」で所在地を確認した学校の一覧と、費用の目安をまとめました
  • 費用は公立の約2.9倍——私立中学の年間学習費は平均1,560,359円(公立542,450円)。受験準備の塾代は小4〜小6で約233万〜287万円とされます
  • 私立で変わるのは「誰と過ごすか」——同じ年齢の30〜40人・固定の時間割という学校の「構造」は、公立でも私立でも変わりません
  • 受験せずに環境を変える方法もある——NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、8〜10人の異年齢クラス、月100コマから授業を選べるメタバース校舎。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 枚方市の市立中学は通学区域で指定され、新1年生向けの指定校変更の申出は2026年10月30日から11月2日であること
  • 指定校変更の区分に「いじめ等によるもの」「不登校児童又は生徒の再登校に資するためのもの」があること
  • 枚方市内の私立中学2校(常翔啓光学園・東海大学付属大阪仰星高等学校中等部)の入試の時期と費用
  • 大阪府の授業料支援は私立高校等が対象で、私立中学生は家計急変時の減免が中心であること
  • 「環境を変える」の2つの意味と、私立で変わること・変わらないこと
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。「学校に行けなくなってから」ではなく、「行けているうちに別の場所も見ておく」という使い方をされているご家庭もあります。

「この子たちと、あと3年間同じ教室にいるのか」

枚方市では、居住地による通学区域に基づいて、教育委員会が入学する市立中学校を指定します。どこに住んでいるかで進む中学校が決まる仕組みで、市は指定校以外の中学校を希望できる「通学区域制度の弾力的運用」を、新1年生向けに設けています。令和9年(2027年)4月に入学する新1年生は、9月25日から29日が就学相談、10月30日から11月2日が指定校変更の申出期間で、就学通知書は抽選がなければ11月下旬に送られます。

ただし、この弾力的運用で申し出られる理由は4つに限られています。自宅から指定校の正門までが1.2kmを超え、その半分未満の距離に別の市立中学校があるとき、特定の部活動に入部する意思があり指定校にその部活動がないとき、小学校在学中に指定校を変更していて、いまの小学校の接続中学校を希望するとき、小学校の接続中学校が複数に分かれていて指定校以外の接続中学校を希望するとき、です。友人関係の悩みが、この4つにそのまま入るわけではありません。多くの家庭にとっては、住所で決まる中学校がそのまま進学先になります。

つまり、何もしなければ、いま同じ小学校に通っている子の多くと同じ中学に進みます。子どもが毎朝どんな顔で家を出ていくか、いちばん近くで見ているのは保護者です。「あと3年間、この関係が続くのか」と考えて動き出すのは、心配しすぎでも早すぎでもありません。ここから、枚方市で取れる方法をひとつずつ見ていきます。

出典:枚方市「令和9年度中学校入学予定者の通学区域制度の弾力的運用について」/枚方市「小・中学校の就学手続など」(2026年9月確認)

中学に上がるとき、不登校は1.5倍に増えます

まず、保護者が感じている不安がデータとして裏づけられることを確認しておきます。

文部科学省の調査(令和6年度)によると、全国の不登校児童生徒数は学年が上がるごとに増え、小6で38,080人、中1で58,736人。小6から中1にかけて1年で20,656人、率にして52.1%の増加で、小1から中3までのどの学年の変わり目よりも大きな跳ね上がりです。

中学に上がると、教科担任制になって先生との関係が薄くなり、定期テストで順位がつき、部活動の上下関係が入ってきます。同じ調査では、不登校のきっかけとして「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が13.2%、「教職員との関係をめぐる問題」が15.6%挙がっています。

枚方市教育委員会児童生徒支援課の資料「不登校の現状と課題について」によると、市立学校の不登校児童生徒は令和4年度(2022年度)に999人で、内訳は小学校355人(不登校率1.79%)、中学校644人(不登校率6.36%)でした。中学校では、在籍する生徒10,119人のうち644人にあたり、約16人に1人です。市の「子どもの居場所サポートガイド」にも、「特に中学1年に進級した際に不登校となる人数が大幅に増える傾向がみられます」と書かれています。

出典:枚方市教育委員会「不登校の現状と課題について」/枚方市「子どもの居場所サポートガイド 不登校支援ガイド」(2026年9月確認)

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月確認)

ここが大切

この数字は脅すためのものではありません。「中学に上がる前に手を打っておきたい」という判断は、遅すぎるどころか、むしろ早いということを確認するためのものです。多くのご家庭が動き出すのは、子どもが実際に行けなくなってからです。

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枚方市の中学受験と、市内の私立中学

枚方市内には、常翔啓光学園中学校(禁野本町)と東海大学付属大阪仰星高等学校中等部の2校の私立中学があります。常翔啓光学園中学校は男女共学で、「特進選抜コース」(募集30名)と「未来探求コース」(募集60名)があります。

入試の時期は、常翔啓光学園中学校の2027年度入試が1月16日(土)から18日(月)です。A日程(一般入試)とA日程(未来入試)が1月16日、B日程とC日程が1月17日(日)、D日程が1月18日です。インターネット出願は12月1日から始まります。東海大学付属大阪仰星高等学校中等部は、一般入学試験(2027年度)のインターネット出願が12月3日(木)9時から始まり、締切はA日程が2027年1月16日正午、B日程が1月18日8時、C日程が1月19日16時です。説明会は、常翔啓光学園が10月24日と11月7日(プレテスト②を含む)、東海大仰星は秋のオープンスクールが10月24日、入試説明会が11月7日と11月21日の案内が出ています。

2校とも年明けの数日に入試が集まるので、受験を考えるなら、秋のうちに説明会やプレテストで学校を見比べ、どの日程でどこを受けるかを決めておく必要があります。受験をするかどうかは家庭ごとにちがう判断です。周りの動きに合わせるより、お子さんにとって何を変えたいのかから考えるのが近道です。

出典:常翔啓光学園中学校「2027年度 入試要項」/常翔啓光学園中学校・高等学校/常翔啓光学園中学校/東海大学付属大阪仰星高等学校中等部「インターネット出願」/東海大学付属大阪仰星高等学校中等部「イベント」(2026年9月確認)

枚方市の保護者が迷う3つのこと
枚方市で中学の環境を考えるとき

私立を考え始めた枚方市の保護者が、最初に引っかかりやすいのは次の3つです。

01
人間関係が持ち上がる不安

枚方市の市立中学は、通学区域によって指定されるのが原則です。弾力的運用で申し出られる理由は4つで、同じ小学校の顔ぶれが、そのまま同じ中学に上がりやすい仕組みです。

02
受験の費用と時間

常翔啓光学園中学校の入試は1月16日から18日、東海大仰星の出願締切は1月16日から19日です。受験準備と、入学後の学費をどこまで続けられるかが大きな判断材料になります。

03
合わなかったときの次の一手

私立には学区がありません。入ってから合わなかった場合、次の行き先は他校への転学か、住所地の市立中学への転入、市の教育支援センター「ルポ」などになります。

「私立に行けば解決するか」ではなく、「何を変えたいのか」から考えると迷いが減ります。
クリップボードと文房具

「環境を変える」には、2つの意味があります

ここがこの記事のいちばん大事なところです。環境を変えるというとき、実は性質のちがう2つの軸があり、ほとんどの場合この2つは区別されずに語られています。

環境を変える2つの軸
学区の中学・私立中学・NIJINで何が変わるか
学区の公立中学私立中学NIJIN(オンライン)
① 場所・人が変わる(誰と過ごすか)×○○
② 構造が変わる(同学年だけ/時間割が固定)××○
対面の校舎・部活動がある○○×
受験なしで始められる○×○

○=変わる・ある ×=変わらない・ない / ※一般的な傾向。制度は2026年9月時点。

私立中学は、①を確実に変えられます。学区の同級生とは離れられる。新しい顔ぶれのなかで、もう一度やり直せる。これは本当に効きます。ただし②は私立でも変わりません。同じ年齢の子が30〜40人集まった教室に、決められた時間割で毎日いる。この構造そのものは公立でも私立でも同じです。

私立を選んで解決するケース

困りごとが「特定の誰か、特定のグループとの関係」にはっきりあるなら、私立中学はとても有効です。枚方市の市立中学では同じ小学校の子の多くと一緒になりますが、私立ならいろいろな地域から生徒が集まるので、その関係から物理的に離れられます。新しい場所で、最初から自分の立ち位置を作り直せます。

枚方市内の私立中学2校は、入試の形がそれぞれちがいます。常翔啓光学園中学校は男女共学で、特進選抜コースは国語・算数(または国語・算数・理科)、未来探求コースは国語・算数が入試科目です。A日程には作文と面接(保護者同伴)で受ける「未来入試」もあります。東海大学付属大阪仰星高等学校中等部は、A・B・Cの3日程で一般入学試験を行い、検定料は単願で2万円、複数日程の同時出願には割引があります。通学時間や学校の雰囲気は、説明会で実際に見て比べて選べます。「あの子たちがいない場所なら、この子は元気にやれる」と保護者がはっきり言える場合は、私立受験は環境を変える確実な方法です。

出典:常翔啓光学園中学校「2027年度 入試要項」/常翔啓光学園中学校「入試情報」/東海大学付属大阪仰星高等学校中等部「インターネット出願」(2026年9月確認)

場所を変えても、同じことが起きうるケース

困りごとが「同学年の集団のなかで自分の位置を作ること、そのもの」にある場合は、少し慎重に考えたほうがいいかもしれません。たとえば、こういうお子さんです。

  • 教室のざわざわした音や人の多さで、帰る頃には消耗しきっている
  • グループを作る場面(班決め、体育のペア、休み時間)がいちばんしんどい
  • 大人数のなかだと発言できないが、少人数や年下の子となら話せる
  • 「みんなと同じペース」で進むことに無理が出ている

こうした場合、顔ぶれが入れ替わっても、半年から1年ほどで似た構図が戻ってくることがあります。問題が「誰といるか」ではなく「どういう作りの場にいるか」にあるからです。そして私立の場合、合わなかったときの次の一手が限られます。学区がないので、転校するにはもう一度どこかを受け直すか、枚方市の公立中学に入り直すことになります。

枚方市の私立中学2校と、かかる費用

文部科学省の「学校コード」一覧(2026年5月20日更新)で、枚方市内に所在地がある私立の中学校・中等教育学校は次の2校です。

常翔啓光学園中学校/東海大学付属大阪仰星高等学校中等部

出典:文部科学省「学校コード」(2026年9月確認)。通信制や特定の対象者向けの学校を含む場合があります。募集状況は各校の公式サイトでご確認ください。

枚方市内の私立中学の費用は、学校が公表している情報で確認できます。常翔啓光学園中学校の2027年度入試要項では、入学金が220,000円、授業料が年額640,000円(160,000円×4期)、ほかに振興費50,000円、学年諸費83,000円で、入学金とあわせた合計は993,000円です。入学手続時には、納入金①220,000円と②80,000円を納めます。これとは別に、修学旅行費が20〜30万円程度必要と案内されています。全国平均では、文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」で、私立中学校に通う子どもの学校教育費は年間1,128,061円、そのうち授業料は458,018円でした。公立中学校の学校教育費は150,761円です。

助成について、大阪府は「授業料支援補助金は、私立高校や高等専修学校等の生徒を対象としています」と説明しています。私立中学校の生徒については、「学資負担者の家計急変の場合は授業料の減免の対象になる場合があります」という扱いです。府の案内(令和7年度)では、保護者の失職の場合は失職している期間の授業料の全額、著しい収入の減少の場合は授業料の2分の1が減免の対象で、申請は学校へ書類を出して行います。なお、中学から高校に上がると、府の授業料支援(所得制限なし、全日制は標準授業料の年63万円が上限)の対象になります。

高校には国の就学支援金がありますが、私立中学の授業料を対象にした国の支援制度はありません。国は平成29年度から令和3年度まで、年収400万円未満の世帯の私立小中学生を対象にした「実証事業」を行いましたが、すでに終了しています。家計急変にあたらない世帯では、中学3年間の授業料は家庭の負担になります。受験準備の塾代も含めて「続けられるかどうか」まで家族で話しておくと、あとで慌てずに済みます。

出典:常翔啓光学園中学校「2027年度 入試要項」/文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」/大阪府「大阪府の私立小中学校生に対する授業料支援はありますか。」/大阪府「私立高等学校等授業料減免制度(家計急変世帯への支援)」/大阪府「令和8年度以降の授業料支援制度について」/文部科学省「私立小中学校等に通う児童生徒への経済的支援に関する実証事業について」(2026年9月確認)

全国の平均では、文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」で私立中学校に通う子ども1人あたりの年間の学習費総額は1,560,359円(塾・習い事などの学校外活動費422,981円を含む)。公立中学校は542,450円で、およそ2.9倍です。3年間では私立で約468万円になります。

出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(2026年9月確認)

受験までの塾代と、1年半という時間

私立中学に進むまでには、受験準備の費用もかかります。中学受験の大手4塾(SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー)の場合、小4から小6までの3年間でおよそ233万円〜287万円とされています(季節講習・テスト代を含む試算)。受験料や入学手続き金は別です。

出典:ダイヤモンド教育ラボ「中学受験の大手4大塾の年間費用(料金)を比較」(2026年9月確認)

費用と同じくらい大事なのが時間です。いま小5のお子さんの場合、受験の結果が出るのは2028年の1〜2月、小6なら2027年の1〜2月です。その間、通塾と定期的なテストによる順位づけが続きます。これが合うお子さんもいます。塾に自分の居場所を見つけて、学校がしんどくても塾があるから持ちこたえた、という話は珍しくありません。ただ、すでに人間関係で消耗しているお子さんにとっては、評価される場が1つ増えることでもあります。

もうひとつ。中学受験では、第一志望に合格するのは3割程度と言われます(公的な統計はなく、塾や受験メディアでよく語られる経験則です)。併願をしっかり組めば進学先そのものは確保できますが、結果によっては、離れたかった学区の中学に進む可能性もあります。そのときに何を用意しておくかも、受験を決める前に考えておく価値があります。

私立に決める前に、
もうひとつの選択肢を
希望者の出席認定率 97%メタバース+リアル教室在籍校はそのまま
花が咲く庭園の石畳

私立以外に、枚方市で環境を変える方法があります

私立受験のほかにも、枚方市には学区の顔ぶれから離れたり、学校とは別の居場所を持ったりする公的な仕組みがあります。まず知っておきたいのが、市の指定校変更の区分です。

指定校変更:「いじめ等によるもの」「不登校児童又は生徒の再登校に資するためのもの」の区分があります

枚方市の指定校変更には12の区分があり、その中に「いじめ等によるもの」と「不登校児童又は生徒の再登校に資するためのもの」があります。どちらも許可期間は「卒業まで」で、必要書類は「校長所見〔学校での指導にもかかわらず解消見込のないもの〕」です。このほか「その他(教育的配慮を要するもの)」の区分があり、許可期間は「必要とする期間」、必要書類は「校長所見・関係機関の証明等」とされています。

中学校の入学時には、この区分とは別に、先にお伝えした4つの理由による「通学区域制度の弾力的運用」があります。申出期間は10月30日から11月2日の10時〜正午と15時〜17時で、抽選の有無は11月11日に公表され、受入数を超えたときの公開抽選は11月19日です。就学通知書は抽選がなければ11月下旬、抽選があれば12月中旬に送られます。お子さんの状況がどの区分に近いのかは、校長所見をどう書いてもらえるかも含めて、在籍校と教育委員会で話し合って決まるので、まず在籍校に状況を伝えるところからになります。

教育支援センター「ルポ」と、校内教育支援ルーム

枚方市立教育文化センター(磯島北町)の教育支援センター「ルポ」は、枚方市在住の不登校の状態にある児童・生徒が対象です。開室は月曜から金曜の10時から15時で、本人の学習意欲に重点を置いた自習、小集団のグループ活動、体験学習などがあり、児童・生徒には週1回、保護者には月1回のカウンセリングも行われます。学校の中にも校内教育支援ルームがあり、様々な立場の教員や教育支援ルーム指導員と一緒に、児童生徒の状態に合わせた学習支援や相談活動が行われます。

学校以外の場所について、市は民間施設を「学習に重点を置いている施設、体験活動を通した集団活動に重点を置いている施設などさまざま」と紹介し、「一定の要件を満たすことで学校長が指導要録上の出席扱いとすることもできます」としています。

指定校変更や就学のことなら、まず枚方市教育委員会事務局 学校教育部 学校支援課(050-7105-8043)に、不登校の相談や教育支援センター「ルポ」のことなら児童生徒課(050-7105-8048)に相談するところから始められます。

出典:枚方市「小・中学校の就学手続など」/枚方市「令和9年度中学校入学予定者の通学区域制度の弾力的運用について」/枚方市「教育支援センター「ルポ」の活動」/枚方市「子どもの居場所サポートガイド 不登校支援ガイド」/枚方市「不登校支援について」(2026年9月確認)

枚方市で取れる選択肢を、並べます

ここまでの方法を、枚方市で実際に選べるかどうかで並べます。どれか1つに決める必要はなく、組み合わせることもできます。

枚方市で取れる選択肢を比較
枚方市で環境を変える選択肢
学区の公立中学指定校変更私立中学NIJIN(併用可)
小学校の顔ぶれから離れられる×△○○
受験なしで始められる○○×○
費用の負担が小さい○○×△
同学年だけの集団ではない×××○
対面の校舎・部活動がある○○○×

○=あてはまる △=一部 ×=あてはまらない / ※一般的な傾向。指定校変更は承諾された場合。費用・制度は2026年9月時点。

NIJINアカデミーは、ほかの選択肢と両立できます。学区の公立中学に在籍したまま併用することも、私立に通いながら使うこともできます。「受験するかどうかを決める前に、もうひとつの場を見てから決められる」——これがこの選択肢の実用的な意味です。

受験しないで、環境を変えるという方法

NIJINアカデミーは、メタバース(バーチャル)校舎を中心としたオルタナティブスクールです。全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています。この記事の文脈で大事なのは、①の場所・人だけでなく、②の構造そのものが変わるという点です。

全国から参加します。クラスメイトは北海道から九州まで、いろいろな地域の子です。枚方市の同級生と同じクラスになることは、ほとんどありません。8〜10人の少人数・異年齢クラスなので、「同学年のなかで自分の位置を確保する」という競技そのものがありません。授業は月100コマから選びます。時間割が上から決められているのではなく、受けたいものを選んで参加します。カメラも音声もオフのまま参加できます。「まず見ているだけ」から始められます。

メタバース校舎の基本データ
  • 平日毎日開校。月100コマのリアルタイム授業から選べます(アーカイブ授業500本以上)
  • 8〜10人の少人数×異年齢クラス。担任がつき、週2回のクラス会議・ホームルームがあります
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけの参加から始められます
  • 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 費用は月額25,443円(教育費23,760円+施設利用料1,683円)。年払いなら教育費が月あたり19,800円。入学金33,000円は初月のみ

枚方市内にNIJINアカデミーのリアル教室はまだありません。大阪府内では、吹田市の大阪吹田校 e-spark(吹田市広芝町19-31、江坂駅から徒歩6分、毎週木曜日10:00〜15:00、小学生・中学生、定員15人)、茨木市南春日丘の大阪茨木校(毎週金曜日9:30〜14:30、小1〜中3)、大阪市都島区の大阪都島校(都島駅から徒歩15分、毎週水曜日9:00〜14:00、2027年度は変更の可能性あり)があります。

リアル教室に通わない日も、メタバース校舎なら枚方市の自宅から参加できます。授業は月100コマから受けたいものを選ぶ形で、NIJINの案内にも「学校に行きながら、こちらに通うこともできます」とあります。在籍校に通いながら放課後や休みの日に様子を見る、塾のない日だけ参加する、といった使い方もできます。

出典:NIJINアカデミー大阪吹田校 e-spark/NIJINアカデミー大阪茨木校/NIJINアカデミー大阪都島校/NIJINアカデミー「NIJINアカデミーとは」(2026年9月確認)

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/全国のリアル教室一覧(2026年9月確認)

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。教室でうまく話せない子も、グループに入れない子も、場所が変われば別の顔を見せます。変わる必要があるのは子どもではなく、その子に合う場のほうかもしれません。

砂地に生えた草で作った顔

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

年中でのいじめと体調不良を経て、小1で自分で新しい学びの道を選んだお子さんの話です。

よくある質問

学校に行けている子でも入れますか。不登校の子のための場所ではないのですか。
学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。NIJINアカデミーは「学校に行けなくなった子の受け皿」としてだけでなく、学び方の選択肢として使っていただけます。在籍校はそのままです。お子さんの状況に合うかどうかは、無料の説明会やLINEでご相談ください。
枚方市で、指定された校区以外の市立中学に通うことはできますか。
枚方市には、新1年生向けの「通学区域制度の弾力的運用」があります。理由は、指定校までの距離が1.2kmを超えてその半分未満の中学校があるとき、特定の部活動に入部する意思があり指定校にその部活動がないとき、小学校在学中に指定校を変更していたとき、小学校の接続中学校が複数に分かれているときの4つです。令和9年4月入学の申出期間は2026年10月30日から11月2日で、窓口は学校支援課(050-7105-8043)です。
いじめや人間関係が理由で、中学の指定校を変えられますか。
枚方市の指定校変更には「いじめ等によるもの」「不登校児童又は生徒の再登校に資するためのもの」「その他(教育的配慮を要するもの)」の区分があります。前の2つは「校長所見〔学校での指導にもかかわらず解消見込のないもの〕」、「その他」は「校長所見・関係機関の証明等」が必要書類です。まず在籍校に状況を伝え、学校支援課(050-7105-8043)に相談してください。
大阪府に、私立中学の授業料の助成はありますか。
大阪府の授業料支援補助金は私立高校等の生徒が対象です。私立中学生は、学資負担者の家計急変(失職や所得の大幅な減少)の場合に授業料減免の対象になる場合があり、申請は学校を通じて行います。私立中学の授業料を対象にした国の支援制度もありません。
枚方市から通えるNIJINの教室はありますか。
枚方市内にリアル教室はまだありませんが、大阪府内に吹田市の大阪吹田校 e-spark(江坂駅から徒歩6分、毎週木曜日)、茨木市の大阪茨木校(毎週金曜日)、大阪市都島区の大阪都島校(毎週水曜日)があります。メタバース校舎なら、枚方市の自宅から参加できます。
中学受験の勉強と両立できますか。
授業は月100コマから受けたいものを選ぶ形なので、塾のある日は参加を控えるなど、量を調整できます。受験するかどうかを決める前に「別の場の空気を知っておく」ための使い方もできます。

まとめ

枚方市では、市立中学は通学区域によって指定されるのが原則です。だからこそ「私立に入れて環境を変えたい」と考えるのは自然なことです。市内には常翔啓光学園と東海大学付属大阪仰星高等学校中等部の2校の私立中学があり、特定の誰かとの関係から離れることが目的なら、私立中学は確実に効きます。

ただし、私立で変わるのは「誰と過ごすか」で、同学年だけの集団や決まった時間割という「構造」は変わりません。お子さんのしんどさがどちらから来ているのかを見きわめることが、受験を決める前にいちばん大事な作業です。

枚方市には、「いじめ等によるもの」を含む指定校変更の区分、教育支援センター「ルポ」、校内教育支援ルームといった公的な選択肢もあります。そしてNIJINアカデミーは、在籍校はそのままで、どの選択肢とも組み合わせて使えます。

受験するかどうかを、今日決める必要はありません。決める前に、もうひとつの場所を見てから決めていただければと思います。

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