同級生と違う中学へ進むには?豊中市の私立中学3校と5つの方法

豊中市の私立中学3校を比較|受験しない道・費用・指定校変更

小学校の同級生との関係が、このまま中学でも続くのがしんどい。豊中市では、住所によって通う市立中学校が指定されるので、同じ小学校の子の多くがそのまま同じ中学に上がります。だから私立に入れて、顔ぶれごと変えてあげたい——そう考えて、この記事を開いた方も多いと思います。

この記事では、豊中市で環境を変える方法を5つ、費用と結果が出る時期まで並べます。私立受験は有力な方法のひとつですが、それだけが方法ではありません。市の校区外通学の承諾事由や、令和9年4月に開校予定の学びの多様化学校、青少年交流文化館いぶきの創造活動など、受験をしないで選べる道も公式の情報をもとに確認していきます。

結論:豊中市で私立中学を考えるときの要点
  • 豊中市内の私立中学は3校——文部科学省「学校コード」で所在地を確認した学校の一覧と、費用の目安をまとめました
  • 費用は公立の約2.9倍——私立中学の年間学習費は平均1,560,359円(公立542,450円)。受験準備の塾代は小4〜小6で約233万〜287万円とされます
  • 私立で変わるのは「誰と過ごすか」——同じ年齢の30〜40人・固定の時間割という学校の「構造」は、公立でも私立でも変わりません
  • 受験せずに環境を変える方法もある——NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、8〜10人の異年齢クラス、月100コマから授業を選べるメタバース校舎。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 豊中市の市立中学は住所で指定され、校区外通学の承諾事由に「いじめ等で指定校を変更する場合」があること
  • 豊中市内の私立中学3校(梅花・箕面自由学園・履正社)の入試の形と入学時の費用
  • 豊中市が令和9年4月に開校予定の学びの多様化学校「彩葉(いろは)中学校」
  • 大阪府の授業料支援は私立高校等が対象で、私立中学生は家計急変時の減免が中心であること
  • 「環境を変える」の2つの意味と、私立で変わること・変わらないこと
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。「学校に行けなくなってから」ではなく、「行けているうちに別の場所も見ておく」という使い方をされているご家庭もあります。

「この子たちと、あと3年間同じ教室にいるのか」

豊中市の新1年生の入学案内には、「住所地により通学する学校を指定しており、原則は指定学校への入学が必要です」とあります。どこに住んでいるかで進む中学校が決まる仕組みで、市のホームページでは、市立中学校・義務教育学校(後期課程)の通学区域を学校別や50音別で調べることができます。中学校の新1年生には、10月中旬から下旬頃に就学通知書が郵送されます。

指定された学校以外に通う方法として、市は「校区外通学」の手続きを設けていて、転居や留守家庭、身体的な理由、いじめ等といった承諾事由を定めています。ただし、「特定の部活動に参加もしくは在籍するために、指定した通学区域以外から通学することを一切認めていません」とも明記されていて、どんな理由でも変えられるわけではありません。多くの家庭にとっては、住所で決まる中学校がそのまま進学先になります。

つまり、何もしなければ、いま同じ小学校に通っている子の多くと同じ中学に進みます。子どもが毎朝どんな顔で家を出ていくか、いちばん近くで見ているのは保護者です。「あと3年間、この関係が続くのか」と考えて動き出すのは、心配しすぎでも早すぎでもありません。ここから、豊中市で取れる方法をひとつずつ見ていきます。

出典:豊中市「小学校・中学校・義務教育学校新1年生の入学」/豊中市「校区外通学」(2026年9月確認)

中学に上がるとき、不登校は1.5倍に増えます

まず、保護者が感じている不安がデータとして裏づけられることを確認しておきます。

文部科学省の調査(令和6年度)によると、全国の不登校児童生徒数は学年が上がるごとに増え、小6で38,080人、中1で58,736人。小6から中1にかけて1年で20,656人、率にして52.1%の増加で、小1から中3までのどの学年の変わり目よりも大きな跳ね上がりです。

中学に上がると、教科担任制になって先生との関係が薄くなり、定期テストで順位がつき、部活動の上下関係が入ってきます。同じ調査では、不登校のきっかけとして「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が13.2%、「教職員との関係をめぐる問題」が15.6%挙がっています。

豊中市教育委員会の「豊中市学びの多様化学校 基本構想」(令和6年12月)によると、市立学校の不登校児童生徒は令和5年度(2023年度)に1,020人(児童423人・生徒597人)で、平成30年度(2018年度)の360人(児童124人・生徒236人)の約3倍に増えました。中学生だけで見ても、5年で236人から597人になっています。こうした状況を受けて、市は学びの多様化学校の開校を決めています。

出典:豊中市教育委員会「豊中市学びの多様化学校 基本構想」(2026年9月確認)

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月確認)

ここが大切

この数字は脅すためのものではありません。「中学に上がる前に手を打っておきたい」という判断は、遅すぎるどころか、むしろ早いということを確認するためのものです。多くのご家庭が動き出すのは、子どもが実際に行けなくなってからです。

NIJINアカデミーの校外活動で笑顔を見せる不登校を経験した子どもたちオルタナティブスクールという選択肢

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  • 累計入学 1000名超
  • 出席認定率 97%(希望者)
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※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。

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豊中市の中学受験と、市内の私立中学

豊中市内には、梅花中学校(上野西)、箕面自由学園中学校(宮山町)、履正社中学校(長興寺南)の3校の私立中学があります。箕面自由学園中学校は校名に「箕面」とありますが、所在地は豊中市宮山町です。3校とも同じ法人の高等学校があり、中学から入ると高校段階までの進路を見通した選択になります。

入試の時期は、梅花中学校と箕面自由学園中学校がともに年明けの1月中旬です。梅花中学校の2027年度入試は、A1日程・A2日程が1月16日(土)、B日程が1月17日(日)、C日程が1月20日(水)です。箕面自由学園中学校の2027年度入試は、A日程が1月16日(土)、B日程が1月17日(日)、C日程が1月18日(月)です。履正社中学校はプレテストを年3回(10月・11月・12月)実施する予定と案内していて、一般入試は4教科型・3教科型・2教科型から選べます。

同じ日に複数の学校の試験が重なるので、受験を考えるなら、秋のうちに説明会やプレテストで学校を見比べ、どの日程でどこを受けるかを決めておく必要があります。受験をするかどうかは家庭ごとにちがう判断です。周りの動きに合わせるより、お子さんにとって何を変えたいのかから考えるのが近道です。

出典:梅花中学校「入試要項」/梅花中学校・梅花高等学校/箕面自由学園中学校「生徒募集要項」/履正社中学校「入試情報」/履正社「中学校 募集要項」(2026年9月確認)

豊中市の保護者が迷う3つのこと
豊中市で中学の環境を考えるとき

私立を考え始めた豊中市の保護者が、最初に引っかかりやすいのは次の3つです。

01
人間関係が持ち上がる不安

豊中市の市立中学は、住所によって指定されるのが原則です。同じ小学校の顔ぶれが、そのまま同じ中学に上がりやすい仕組みです。

02
受験の費用と時間

梅花中学校と箕面自由学園中学校の入試は、どちらも1月16日から20日の間にあります。受験準備と、入学後の学費をどこまで続けられるかが大きな判断材料になります。

03
合わなかったときの次の一手

私立には学区がありません。入ってから合わなかった場合、次の行き先は他校への転学か、住所地の市立中学への転入、市の青少年交流文化館いぶき(創造活動)などになります。

「私立に行けば解決するか」ではなく、「何を変えたいのか」から考えると迷いが減ります。
カラフルな付箋とノート

「環境を変える」には、2つの意味があります

ここがこの記事のいちばん大事なところです。環境を変えるというとき、実は性質のちがう2つの軸があり、ほとんどの場合この2つは区別されずに語られています。

環境を変える2つの軸
学区の中学・私立中学・NIJINで何が変わるか
学区の公立中学私立中学NIJIN(オンライン)
① 場所・人が変わる(誰と過ごすか)×○○
② 構造が変わる(同学年だけ/時間割が固定)××○
対面の校舎・部活動がある○○×
受験なしで始められる○×○

○=変わる・ある ×=変わらない・ない / ※一般的な傾向。制度は2026年9月時点。

私立中学は、①を確実に変えられます。学区の同級生とは離れられる。新しい顔ぶれのなかで、もう一度やり直せる。これは本当に効きます。ただし②は私立でも変わりません。同じ年齢の子が30〜40人集まった教室に、決められた時間割で毎日いる。この構造そのものは公立でも私立でも同じです。

私立を選んで解決するケース

困りごとが「特定の誰か、特定のグループとの関係」にはっきりあるなら、私立中学はとても有効です。豊中市の市立中学では同じ小学校の子の多くと一緒になりますが、私立ならいろいろな地域から生徒が集まるので、その関係から物理的に離れられます。新しい場所で、最初から自分の立ち位置を作り直せます。

豊中市内の私立中学3校は、学校の形がそれぞれちがいます。梅花中学校は女子校で、「進学チャレンジコース」と「舞台芸術エレガンスコース」があり、一般入試は国語・算数、ほかに英語のE入試もあります。箕面自由学園中学校は男女共学で、募集人員は120名(内部進学含む)、「理数探究S/理数探究コース」と「文理探究コース」が約60名ずつです。履正社中学校は「学藝コース(中高六年一貫)」と「3ヵ年独立コース」を案内しています。女子校か共学か、コースの中身、通学時間とあわせて比べて選べます。「あの子たちがいない場所なら、この子は元気にやれる」と保護者がはっきり言える場合は、私立受験は環境を変える確実な方法です。

出典:梅花中学校「入試要項」/梅花中学校・梅花高等学校/箕面自由学園中学校「生徒募集要項」/履正社「中学校 募集要項」(2026年9月確認)

場所を変えても、同じことが起きうるケース

困りごとが「同学年の集団のなかで自分の位置を作ること、そのもの」にある場合は、少し慎重に考えたほうがいいかもしれません。たとえば、こういうお子さんです。

  • 教室のざわざわした音や人の多さで、帰る頃には消耗しきっている
  • グループを作る場面(班決め、体育のペア、休み時間)がいちばんしんどい
  • 大人数のなかだと発言できないが、少人数や年下の子となら話せる
  • 「みんなと同じペース」で進むことに無理が出ている

こうした場合、顔ぶれが入れ替わっても、半年から1年ほどで似た構図が戻ってくることがあります。問題が「誰といるか」ではなく「どういう作りの場にいるか」にあるからです。そして私立の場合、合わなかったときの次の一手が限られます。学区がないので、転校するにはもう一度どこかを受け直すか、豊中市の公立中学に入り直すことになります。

豊中市の私立中学3校と、かかる費用

文部科学省の「学校コード」一覧(2026年5月20日更新)で、豊中市内に所在地がある私立の中学校・中等教育学校は次の3校です。

梅花中学校/箕面自由学園中学校/履正社中学校

出典:文部科学省「学校コード」(2026年9月確認)。通信制や特定の対象者向けの学校を含む場合があります。募集状況は各校の公式サイトでご確認ください。

豊中市内の私立中学の費用は、学校が公表している情報で確認できます。箕面自由学園中学校は、入学金300,000円(2027年度予定)、授業料570,000円、施設費60,000円です。梅花中学校(2027年度予定)は、授業料が年額630,000円で、ほかに旅行等積立金330,000円、PTA会費・生徒会費15,600円、制服・体操服等が約90,000円です。履正社中学校は、2026年度の入学前費用として入学金240,000円、制服代(男子約120,000円・女子約150,000円)、タブレット費約80,000円を示しています。全国平均では、文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」で、私立中学校に通う子どもの学校教育費は年間1,128,061円、そのうち授業料は458,018円でした。公立中学校の学校教育費は150,761円です。

助成について、大阪府は「授業料支援補助金は、私立高校や高等専修学校等の生徒を対象としています」と説明しています。私立中学校の生徒については、「学資負担者の家計急変の場合は授業料の減免の対象になる場合があります」という扱いです。府の案内(令和7年度)では、保護者の失職の場合は全額、前年と比べて総所得金額が2分の1以下に減った場合は2分の1が減免の対象で、申請は学校へ書類を出して行います。なお、中学から高校に上がると、府の授業料支援(「所得や世帯の子どもの人数に制限なく」、全日制は標準授業料の年63万円が上限)の対象になります。

高校には国の就学支援金がありますが、私立中学の授業料を対象にした国の支援制度はありません。国は平成29年度から令和3年度まで、年収400万円未満の世帯の私立小中学生を対象にした「実証事業」を行いましたが、すでに終了しています。家計急変にあたらない世帯では、中学3年間の授業料は家庭の負担になります。受験準備の塾代も含めて「続けられるかどうか」まで家族で話しておくと、あとで慌てずに済みます。

出典:箕面自由学園中学校「生徒募集要項」/梅花中学校「入試要項」/履正社中学校「学費・奨学金」/文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」/大阪府「大阪府の私立小中学校生に対する授業料支援はありますか。」/大阪府「私立高等学校等授業料減免制度(家計急変世帯への支援)」/大阪府「令和8年度以降の授業料支援制度について」/文部科学省「私立小中学校等に通う児童生徒への経済的支援に関する実証事業について」(2026年9月確認)

全国の平均では、文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」で私立中学校に通う子ども1人あたりの年間の学習費総額は1,560,359円(塾・習い事などの学校外活動費422,981円を含む)。公立中学校は542,450円で、およそ2.9倍です。3年間では私立で約468万円になります。

出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(2026年9月確認)

受験までの塾代と、1年半という時間

私立中学に進むまでには、受験準備の費用もかかります。中学受験の大手4塾(SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー)の場合、小4から小6までの3年間でおよそ233万円〜287万円とされています(季節講習・テスト代を含む試算)。受験料や入学手続き金は別です。

出典:ダイヤモンド教育ラボ「中学受験の大手4大塾の年間費用(料金)を比較」(2026年9月確認)

費用と同じくらい大事なのが時間です。いま小5のお子さんの場合、受験の結果が出るのは2028年の1〜2月、小6なら2027年の1〜2月です。その間、通塾と定期的なテストによる順位づけが続きます。これが合うお子さんもいます。塾に自分の居場所を見つけて、学校がしんどくても塾があるから持ちこたえた、という話は珍しくありません。ただ、すでに人間関係で消耗しているお子さんにとっては、評価される場が1つ増えることでもあります。

もうひとつ。中学受験では、第一志望に合格するのは3割程度と言われます(公的な統計はなく、塾や受験メディアでよく語られる経験則です)。併願をしっかり組めば進学先そのものは確保できますが、結果によっては、離れたかった学区の中学に進む可能性もあります。そのときに何を用意しておくかも、受験を決める前に考えておく価値があります。

私立に決める前に、
もうひとつの選択肢を
希望者の出席認定率 97%メタバース+リアル教室在籍校はそのまま
緑の丘と青空

私立以外に、豊中市で環境を変える方法があります

私立受験のほかにも、豊中市には学区の顔ぶれから離れたり、学校とは別の居場所を持ったりする公的な仕組みがあります。まず知っておきたいのが、市の校区外通学の承諾事由です。

校区外通学:「いじめ等で指定校を変更する場合」という承諾事由があります

豊中市の校区外通学には7つの承諾事由があり、そのひとつが「いじめ等で指定校を変更する場合」です。内容は「いじめ、不登校等により、学校での指導にもかかわらず解消の見込みがなく、再登校に資するため、指定校の変更を希望するときで、特に教育上の配慮を要するものと、教育委員会・学校が協議し、その必要性を認めたとき」とされています。「豊中市指定校変更の承諾に関する要綱」では、この区分は「個別事情に応じ、教育委員会が相当と認めること」が要件です。

また要綱では、変更後の通学は徒歩か公共交通機関によること、通学途中の事故は保護者が責任を持つこと、が申立ての条件になっています。友人関係のしんどさがこの事由にあたるかどうかは、学校と教育委員会の協議で判断されるので、まずは在籍校に状況を伝え、学務保健課に相談するところからになります。

令和9年4月開校予定の学びの多様化学校「彩葉(いろは)中学校」

豊中市は、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)として市立彩葉(いろは)中学校を、令和9年4月に開校する予定です。閉校した市立島田小学校の施設を活用し、所在地は庄内栄町2-20-1です。対象は「豊中市内に住所を有し、豊中市立学校に在籍し、不登校または不登校傾向にあり、学びの多様化学校への登校意欲がある生徒」で、1学年あたり20〜25人、3学級の規模です。基本構想では、1日の授業を4〜5時間程度にして、ゆとりをもった時間割を設定するとしています。令和9年4月入学の申込受付はすでに終了していると案内されています。

青少年交流文化館いぶき(創造活動)と、学校内の別室

服部西町の青少年交流文化館いぶき(創造活動)は、「不登校状態にある豊中市在住の学齢期の児童生徒」が対象です。登館活動は水曜と金曜の10時から15時、火曜と木曜の10時から12時で、土曜は個人援助です。クッキングや体を動かす活動、学習のほか、社会見学、乗馬体験、ハイキングなどの館外活動もあります。「在籍校での出席認定とすることができます」とされていて、利用は初回相談で援助方針を決めるところから始まります。在籍校の中でも、教室以外の別室での対応などが検討されます。市は「別室やICT活用の詳細は学校によって異なりますので、各学校にお問い合わせください」としています。

校区外通学のことなら、まず豊中市教育委員会事務局 学務保健課(06-6858-2553)に、学校の行きづらさや不登校の相談なら児童生徒課 創造活動係(06-4866-6310、火曜から土曜の9時から17時)に、学びの多様化学校については学校教育課 学びの多様化学校開校プロジェクト・チーム(06-6151-3153)に相談するところから始められます。

出典:豊中市「校区外通学」/豊中市「指定校変更の承諾に関する要綱」/豊中市「学びの多様化学校」/豊中市教育委員会「豊中市学びの多様化学校 基本構想」/豊中市「青少年交流文化館いぶき(創造活動)」/豊中市「学校内における支援」/豊中市「不登校などの相談」(2026年9月確認)

豊中市で取れる選択肢を、並べます

ここまでの方法を、豊中市で実際に選べるかどうかで並べます。どれか1つに決める必要はなく、組み合わせることもできます。

豊中市で取れる選択肢を比較
豊中市で環境を変える選択肢
学区の公立中学指定校変更私立中学NIJIN(併用可)
小学校の顔ぶれから離れられる×△○○
受験なしで始められる○○×○
費用の負担が小さい○○×△
同学年だけの集団ではない×××○
対面の校舎・部活動がある○○○×

○=あてはまる △=一部 ×=あてはまらない / ※一般的な傾向。指定校変更は承諾された場合。費用・制度は2026年9月時点。

NIJINアカデミーは、ほかの選択肢と両立できます。学区の公立中学に在籍したまま併用することも、私立に通いながら使うこともできます。「受験するかどうかを決める前に、もうひとつの場を見てから決められる」——これがこの選択肢の実用的な意味です。

受験しないで、環境を変えるという方法

NIJINアカデミーは、メタバース(バーチャル)校舎を中心としたオルタナティブスクールです。全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています。この記事の文脈で大事なのは、①の場所・人だけでなく、②の構造そのものが変わるという点です。

全国から参加します。クラスメイトは北海道から九州まで、いろいろな地域の子です。豊中市の同級生と同じクラスになることは、ほとんどありません。8〜10人の少人数・異年齢クラスなので、「同学年のなかで自分の位置を確保する」という競技そのものがありません。授業は月100コマから選びます。時間割が上から決められているのではなく、受けたいものを選んで参加します。カメラも音声もオフのまま参加できます。「まず見ているだけ」から始められます。

メタバース校舎の基本データ
  • 平日毎日開校。月100コマのリアルタイム授業から選べます(アーカイブ授業500本以上)
  • 8〜10人の少人数×異年齢クラス。担任がつき、週2回のクラス会議・ホームルームがあります
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけの参加から始められます
  • 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 費用は月額25,443円(教育費23,760円+施設利用料1,683円)。年払いなら教育費が月あたり19,800円。入学金33,000円は初月のみ

豊中市から近いNIJINアカデミーのリアル教室は、吹田市の大阪吹田校 e-sparkです。所在地は吹田市広芝町19-31で、江坂駅から徒歩6分、毎週木曜日10:00〜15:00に開校しています。対象は小学生・中学生で、少人数(8〜10人制、定員15人)です。ほかに、茨木市南春日丘の大阪茨木校(毎週金曜日9:30〜14:30、小1〜中3)、大阪市都島区の大阪都島校(都島駅から徒歩15分、毎週水曜日9:00〜14:00、2027年度は変更の可能性あり)があります。

リアル教室に通わない日も、メタバース校舎なら豊中市の自宅から参加できます。授業は月100コマから受けたいものを選ぶ形で、NIJINの案内にも「学校に行きながら、こちらに通うこともできます」とあります。在籍校に通いながら放課後や休みの日に様子を見る、塾のない日だけ参加する、といった使い方もできます。

出典:NIJINアカデミー大阪吹田校 e-spark/NIJINアカデミー大阪茨木校/NIJINアカデミー大阪都島校/NIJINアカデミー「NIJINアカデミーとは」(2026年9月確認)

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/全国のリアル教室一覧(2026年9月確認)

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。教室でうまく話せない子も、グループに入れない子も、場所が変われば別の顔を見せます。変わる必要があるのは子どもではなく、その子に合う場のほうかもしれません。

紙に絵を描く子ども

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

感覚の過敏さが理由で学校がつらくなったお子さんと、そのお母さんが「環境を変える」という答えにたどり着くまでの話です。越谷校に通うご家庭のインタビューです。

よくある質問

学校に行けている子でも入れますか。不登校の子のための場所ではないのですか。
学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。NIJINアカデミーは「学校に行けなくなった子の受け皿」としてだけでなく、学び方の選択肢として使っていただけます。在籍校はそのままです。お子さんの状況に合うかどうかは、無料の説明会やLINEでご相談ください。
豊中市で、指定された校区以外の市立中学に通うことはできますか。
豊中市の校区外通学には7つの承諾事由があり、そのひとつが「いじめ等で指定校を変更する場合」です。学校での指導にもかかわらず解消の見込みがなく、特に教育上の配慮を要するものと教育委員会・学校が協議して必要性を認めたときが対象です。部活動のための校区外通学は認められていません。窓口は教育委員会事務局 学務保健課(06-6858-2553)です。
豊中市の学びの多様化学校には、どんな子が通えますか。
令和9年4月開校予定の市立彩葉(いろは)中学校は、豊中市内に住所があり、豊中市立学校に在籍し、不登校または不登校傾向にあり、学びの多様化学校への登校意欲がある生徒が対象です。1学年20〜25人の規模です。令和9年4月入学の申込受付は終了しています。問い合わせは学校教育課 学びの多様化学校開校プロジェクト・チーム(06-6151-3153)です。
大阪府に、私立中学の授業料の助成はありますか。
大阪府の授業料支援補助金は私立高校等の生徒が対象です。私立中学生は、学資負担者の家計急変(失職や所得の大幅な減少)の場合に授業料減免の対象になる場合があり、申請は学校を通じて行います。私立中学の授業料を対象にした国の支援制度もありません。
豊中市から通えるNIJINの教室はありますか。
吹田市の大阪吹田校 e-spark(江坂駅から徒歩6分、毎週木曜日)、茨木市の大阪茨木校(毎週金曜日)、大阪市都島区の大阪都島校(毎週水曜日)があります。メタバース校舎なら、豊中市の自宅から参加できます。
中学受験の勉強と両立できますか。
授業は月100コマから受けたいものを選ぶ形なので、塾のある日は参加を控えるなど、量を調整できます。受験するかどうかを決める前に「別の場の空気を知っておく」ための使い方もできます。

まとめ

豊中市では、市立中学は住所によって指定されるのが原則です。だからこそ「私立に入れて環境を変えたい」と考えるのは自然なことです。市内には梅花・箕面自由学園・履正社の3校の私立中学があり、特定の誰かとの関係から離れることが目的なら、私立中学は確実に効きます。

ただし、私立で変わるのは「誰と過ごすか」で、同学年だけの集団や決まった時間割という「構造」は変わりません。お子さんのしんどさがどちらから来ているのかを見きわめることが、受験を決める前にいちばん大事な作業です。

豊中市には、「いじめ等で指定校を変更する場合」を含む校区外通学の承諾事由、令和9年4月に開校予定の学びの多様化学校、青少年交流文化館いぶき(創造活動)といった公的な選択肢もあります。そしてNIJINアカデミーは、在籍校はそのままで、どの選択肢とも組み合わせて使えます。

受験するかどうかを、今日決める必要はありません。決める前に、もうひとつの場所を見てから決めていただければと思います。

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希望者の出席認定率 97%メタバース+リアル教室在籍校はそのまま