習志野市のフリースクール/オルタナティブスクール10選|公的4か所と費用

千葉県習志野市のフリースクール10選 費用・助成・出席扱いのまとめ
習志野市の不登校支援には、他の市とはっきり違う一点があります。令和7年4月に開設された学びの多様化学校「習志野市立袖ケ浦西小学校分教室」は、小学校2年生から6年生のための教室です。中学生になるのを待たずに、小学生のうちに学びの場を選び直せる。ただし入室するには、在籍を袖ケ浦西小学校へ移す=転校が必要で、教室が置かれているのは第三中学校の東棟2階です。一方で、市内の民間施設は多くありません。京成本線と東葉高速線で八千代市・千葉市美浜区へ出る前提で探すと、選択肢はぐっと広がります。この記事では、習志野市とその周辺の10か所を、公式資料だけを出典に並べました。
結論:習志野市から通えるフリースクール選びの要点
  • 選択肢は10か所——習志野市から通える学びの場を、公的な支援・民間フリースクール・オンラインに分けて、費用・開所日時・出席扱いの対応とあわせて一覧表にまとめました
  • この記事のポイント——袖ケ浦西小学校分教室・フレンドあいあいから八千代・幕張まで公式情報で比較(2026年9月時点・各公式情報で確認)
  • 出席扱いは在籍校の校長が判断——通えば自動的に出席になるわけではありません。施設を決める前に担任の先生と教育委員会へ相談するのが近道です(文部科学省通知 令和元年10月25日)
  • 外出が難しい日はオンラインも——NIJINアカデミーのメタバース校舎は平日毎日開校、月100コマ、顔も声も出さずに参加でき、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています
この記事でわかること
  • 習志野市の学びの多様化学校は小2〜小6が対象。中学校の校舎の中に置かれています
  • 入室には転校が必要。市公式の入室の流れと要件を原文で載せました
  • フレンドあいあいの対象は「本市に在住、または、市立小中学校在籍」。市外の子は使えません
  • 市内の民間は谷津に1か所。八千代市・千葉市美浜区まで含めて10か所を整理しました
  • 市の基本方針にはICTを使った学習を校長の判断で出席扱いにすると明記されています

習志野でフリースクールを探すときに、先に知っておきたい3つのこと

1. 習志野市の学びの多様化学校は「小学生のための教室」です

学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)は、全国では中学校段階に置かれることが多い仕組みです。習志野市が令和7年4月1日に開設した「習志野市立袖ケ浦西小学校分教室」は、対象が「習志野市立小学校の第2学年から第6学年までに在籍している」児童。小学生のための教室です。

しかも設置場所は、本校である袖ケ浦西小学校ではありません。市公式の記載は「習志野市袖ケ浦4丁目3番1号(習志野市立第三中学校東棟2階)」。小学生が、中学校の校舎の一角に通う設計になっています。給食の提供はあり、通学は保護者による送迎が原則(徒歩・自家用車・公共交通機関の利用が可能)と書かれています。

リビングでタブレットを一緒にのぞく親子

この「小学生のうちに選び直せる」という設計には、市の数字の裏づけがあります。習志野市不登校支援基本方針によれば、令和5年度の不登校児童生徒は本市は499人(小学校226人、中学校273人)。割合では小学校で2.50%、中学校で6.72%です。中学校で跳ね上がる前の段階に受け皿を置く、という判断が読み取れます。

出典:習志野市 学びの多様化学校「習志野市立袖ケ浦西小学校分教室」/習志野市不登校支援基本方針(令和7年3月・PDF)(2026年9月確認)

2. 分教室に入るには、転校が必要です

ここが、いちばん誤解されやすいところです。市公式のQ&Aには、在籍校に籍を置いたまま通えるかという問いに対して「転校していただく必要があります。」と書かれています。分教室は「通える教室」ではなく「転校先の学校」です。

入室の流れも市が公開しています。①電話相談(習志野市教育委員会 児童生徒指導課 047-411-8034)→ ②保護者・児童本人と児童生徒指導課職員で面談・見学 → ③申請書の提出 → ④教育委員会で審査 → ⑤結果の通知。要件は「習志野市立小学校の第2学年から第6学年までに在籍している」「本人・保護者が入室を希望しており、分教室へ登校する意欲が見られる」「不登校(年間30日以上の欠席)またはそれに準じる状態にある」の3つです。もとの小学校に戻ることについては、市のQ&Aで随時相談できると案内されています。

つまり、学校に籍を置いたまま日中の居場所だけを確保したい、という段階では分教室は選択肢に入りません。その段階で使うのは、次に挙げる校内教育支援センターやフレンドあいあい、あるいは民間施設になります。「どの段階の話をしているのか」を先に決めると、相談がまっすぐ進みます。

3. 公的な教室は「習志野市の子」しか使えません

適応指導教室フレンドあいあいの対象は、市公式の表記で「本市に在住、または、市立小中学校在籍の小学校1年生から中学校3年生まで」。分教室の対象も「習志野市立小学校」に在籍していることが前提です。隣の船橋市や八千代市、千葉市の公的な教室は、それぞれの市の子どもを対象にしていますから、市境を越えて公的施設を使うことは基本的にできません。

市外へ通う場合、選択肢は民間施設に限られます。習志野市は東西に細長く、京成本線(京成津田沼・谷津・実籾)、JR総武線(津田沼・幕張本郷)、JR京葉線(新習志野)、そして勝田台で接続する東葉高速線が走っています。市内で完結させようとせず、この路線図の上で探すのが現実的です。

【一覧表】習志野市から通えるフリースクール10選

習志野市内の公的な受け皿4か所と、習志野市・八千代市・千葉市美浜区の民間6か所です。費用や対象は各施設の公式サイト・自治体公式資料の記載をそのまま載せています。「記載なし」は、公式に見あたらなかったという意味です。

施設名市町村種別対象費用
① 校内教育支援センター(校内適応指導教室)習志野市公的(学校内)市立小中学校の児童生徒市公式サイトに記載なし
② 習志野市総合教育センター 教育相談習志野市公的(相談)子どもの教育の悩み全般市公式サイトに記載なし
③ 適応指導教室 フレンドあいあい習志野市公的(適応指導教室)市在住または市立小中在籍の小1〜中3市公式サイトに記載なし
④ 学びの多様化学校 袖ケ浦西小学校分教室習志野市公立(分教室)市立小学校の第2〜第6学年市公式サイトに記載なし(給食あり)
⑤ フリースクール ネモ 習志野習志野市民間年齢制限なし入会金50,000円/月会費39,000円
⑥ フリースクール まなびかふぇ八千代市民間小学生・中学生公式サイトに記載なし
⑦ フリースクール 南十字舎八千代市民間小中高の全学年公式サイトに記載なし
⑧ 運動あそびフリースクール Beyond Beyond八千代市民間公式に記載を確認できず公式に記載を確認できず
⑨ First Steps千葉市美浜区民間小・中・高・特別支援学校生月額5,000円(週1)+教材費等1,000円
⑩ NPO法人 ちば森の楽校千葉市美浜区民間小・中学生入会金800円/月額20,000円
リビングで学習する子どもと、少し離れて見守る保護者

習志野市内の公的な4か所|「学校の中」から「学籍を移す教室」まで

習志野市の公的な支援は、学校の中・学校の外・学籍そのものを移す、という3つの段でできています。どの段の話をしているかで、相談先も手続きも変わります。

① 校内教育支援センター(校内適応指導教室)

いちばん手前の段です。習志野市不登校支援基本方針には「各学校に校内教育支援センター(校内適応指導教室)を設置し、児童生徒一人ひとりが自分のペースで学習や生活ができるように、教育相談員の配置や教職員との連携により、その支援の充実を図る。」と書かれています。

教室に入れなくても、学校の建物の中には来られる。その状態をそのまま受けとめる場所です。市の教育相談サポートガイドでも、相談先の筆頭に「校内教育支援センター・スクールカウンセラー・教育相談員」が並び、所在は「各学校」、内容は「学校生活や家庭生活、発達・行動についての悩み等」とされています。まずは担任の先生に、この名前を出して聞いてみるのが最短です。

所在地
市内の各小中学校(設置校)
対象
習志野市立小中学校の児童生徒
内容
学校生活や家庭生活、発達・行動についての悩み等
費用
市公式サイトに記載なし
問い合わせ
各学校へ

出典:習志野市不登校支援基本方針(PDF)/習志野市 教育相談サポートガイド(2026年9月確認)

② 習志野市総合教育センター 教育相談

市の相談窓口です。所在地は習志野市東習志野3-4-4。代表は047-476-1715ですが、相談は教育相談専用の047-475-8341が入口になります。特別支援教育相談(047-476-0210)、青少年テレホン相談(047-475-7867)と、内容ごとに番号が分かれているのが特徴です。

メールでの相談窓口も用意されていて、市の教育相談サポートガイドには「習志野子どもホッとライン」と「いじめメール相談」(tsunagaru@city.narashino.lg.jp)が載っています。扱う内容は教育相談、不登校、いじめ、心身の悩み、養育相談、進路相談。次に挙げるフレンドあいあいも、この総合教育センターの中にある教室です。学びの多様化学校について聞きたいときは、教育委員会指導課(047-451-1132)が案内されています。

所在地
〒275-0001 千葉県習志野市東習志野3-4-4
電話
047-475-8341(教育相談専用)/代表 047-476-1715
内容
教育相談、不登校、いじめ、心身の悩み、養育相談、進路相談
メール
tsunagaru@city.narashino.lg.jp(いじめメール相談)
費用
市公式サイトに記載なし

出典:習志野市 総合教育センター/習志野市 教育相談サポートガイド(2026年9月確認)

タブレットに文字を書き込む生徒

③ 適応指導教室 フレンドあいあい

学校の外にある、市の教室です。市公式の記載はきわめて簡潔で、所在地は「東習志野こども園内2階」、対象は「本市に在住、または、市立小中学校在籍の小学校1年生から中学校3年生まで」、開室は「月曜日から金曜日の午前9時から午後3時まで(体育の日は11時15分まで)」。活動は「学習、レク、スポーツ、創作活動等」とされています。

小学1年生から中学3年生までを一つの教室で受けとめる形です。市の基本方針では「学校へ通うことが難しい児童生徒が、社会的自立や学校復帰に向け自分のペースで過ごすことができる居場所づくりに努める」と位置づけられています。費用と出席の扱いについては市公式サイトに記載を確認できませんでしたので、申請手続きとあわせて電話で確認してください。

所在地
東習志野こども園内2階(習志野市総合教育センター)
対象
本市に在住、または、市立小中学校在籍の小学校1年生から中学校3年生まで
開室
月曜日から金曜日の午前9時から午後3時まで(体育の日は11時15分まで)
活動
学習、レク、スポーツ、創作活動等
費用
市公式サイトに記載なし(要問合せ)
電話
047-471-1236

出典:習志野市 フレンドあいあい(2026年9月確認)

④ 学びの多様化学校 習志野市立袖ケ浦西小学校分教室

令和7年4月1日に開設された、学びの多様化学校の分教室です。場所は「習志野市袖ケ浦4丁目3番1号(習志野市立第三中学校東棟2階)」。本校は袖ケ浦西小学校ですが、教室そのものは中学校の校舎の中にあります。

対象は3つの要件をすべて満たす児童です。「習志野市立小学校の第2学年から第6学年までに在籍している」「本人・保護者が入室を希望しており、分教室へ登校する意欲が見られる」「不登校(年間30日以上の欠席)またはそれに準じる状態にある」。そして市のQ&Aでは、在籍校のまま通えるかという問いに「転校していただく必要があります。」と明記されています。

入室の流れは電話相談 → 面談・見学 → 申請書の提出 → 教育委員会で審査 → 結果の通知。給食の提供はあり、通学は保護者による送迎が原則で、徒歩・自家用車・公共交通機関のいずれも可とされています。もとの小学校に戻りたくなったときは随時相談できる、とも書かれています。定員・授業時数・費用については市公式ページに記載を確認できませんでしたので、電話相談のときに確認してください。

所在地
習志野市袖ケ浦4丁目3番1号(習志野市立第三中学校東棟2階)
開設
令和7年4月1日
対象
習志野市立小学校の第2学年から第6学年(ほか2要件あり)
在籍
転校していただく必要があります
給食
あり
通学
保護者による送迎が原則(徒歩・自家用車・公共交通機関)
相談
習志野市教育委員会 児童生徒指導課 047-411-8034

出典:習志野市 学びの多様化学校「習志野市立袖ケ浦西小学校分教室」(2026年9月確認)

小さな黒板にひらがなを書く子どもの手

習志野市と八千代市の民間3か所|通う日数と過ごし方を自分で決める

京成本線と東葉高速線でつながる範囲です。同じ「フリースクール」でも、時間割の有無と料金の考え方がまったく違います。

⑤ フリースクール ネモ(習志野)

NPO法人ネモネットが運営するフリースクールで、所在地は〒275-0026 千葉県習志野市谷津2-18-33。公式サイトには2025年4月16日をもって「京成谷津駅(千葉県習志野市)」に引っ越ししたと書かれています。船橋市が公開している不登校相談リーフレットにも、習志野市の民間施設として「フリースクール ネモ習志野」の名前と住所・電話が載っています。

いちばんの特徴は、時間割を持たないことです。公式サイトには「あらかじめ決められたプログラム(時間割)はほとんどありません」「週にどのくらい通うのか、何時に来て、何時に帰るのかも自分で決められます」とあります。過ごし方の例として挙がっているのは「テレビゲームやボードゲームで遊んだり、自由に使えるipadやパソコンで絵をかいたり、楽器を演奏したり公園で遊ぶ」。活動は月に数回のメンバーミーティングで決まります。

対象は「年齢制限を設けていない」とされ、小中高生から20代・30代までが利用しているとのことです。費用は入会金50,000円、月会費39,000円(消費税込)と公開されています。出席の扱いについては公式サイトに記載を確認できませんでした。

所在地
〒275-0026 千葉県習志野市谷津2-18-33
最寄り
京成谷津駅
対象
年齢制限を設けていない
過ごし方
決められた時間割はほとんどない。通う日数・時間も自分で決める
費用
入会金50,000円/月会費39,000円(消費税込)
出席扱い
公式サイトに記載を確認できず(要問合せ)
電話
047-406-3819(月・水・木・金 10時〜17時)

出典:NPO法人ネモネット フリースクールネモ/船橋市 不登校相談リーフレット(2026年9月確認)

⑥ フリースクール まなびかふぇ

東葉高速線・八千代緑が丘駅の周辺にあります。所在地は千葉県八千代市緑が丘2-33-1 エム・ケービル301。対象は「小学生・中学生」、開校日は火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、開校時間は9:30〜15:30と公開されています。

出席の扱いについて踏み込んで書いているのが特徴です。公式サイトには「『お子様・保護者様・学校・教育委員会』と連携し、共に出席認定を目指します。実績多数あり。」とあります。学校とのやりとりを施設側が担う前提で設計されている、ということです。

室内はほっこり・プレイ・学び・トークの4つのエリアに分かれていて、基礎学習のほかにアートセラピーや読み聞かせ、英会話、プログラミング体験が用意されています。費用は公式サイトに記載を確認できませんでした。船橋市の不登校相談リーフレットにも、八千代市の施設として住所と電話が掲載されています。

所在地
千葉県八千代市緑が丘2-33-1 エム・ケービル301
対象
小学生・中学生
開校日
火曜日・水曜日・木曜日・金曜日
開校時間
9:30〜15:30
内容
基礎学習、アートセラピー、読み聞かせ、英会話、プログラミング体験
出席扱い
「共に出席認定を目指します。実績多数あり。」
費用
公式サイトに記載なし(要問合せ)
電話
047-406-4857

出典:フリースクール まなびかふぇ 公式サイト/船橋市 不登校相談リーフレット(2026年9月確認)

畳の部屋に置かれた机と本棚

⑦ フリースクール 南十字舎

京成本線・八千代台の周辺で運営されているフリースクールです。対象は「不登校などの小中高生全学年を対象とした学校です」、開室は「月曜日から金曜日の午前10時から午後5時までの間であれば、いつでも利用できる」。自由登校制で、学年で区切らない縦割りの教室だと説明されています。

学習は完全個別指導で、「学研教室の教材を使い、文部科学省の学習指導要領に完全準拠した学び」と書かれています。あわせて鹿島学園高等学校との提携があり、高校卒業資格まで見通せる設計です。

⚠️ 所在地の番地と費用は公式サイトに記載を確認できませんでした。京成本線の八千代台は、京成津田沼から数駅です。通う前提で検討するなら、場所と料金は電話かメールで先に確認してください。

所在地
八千代台(番地は公式サイトに記載を確認できず・要問合せ)
対象
不登校などの小中高生全学年
開室
月曜日から金曜日の午前10時から午後5時までの間であれば、いつでも利用できる
学習
完全個別指導。学研教室の教材を使い、学習指導要領に準拠
進路
鹿島学園高等学校との提携あり
費用
公式サイトに記載なし(要問合せ)
連絡先
080-3737-1382/school@minamijuji.com

出典:南十字舎 公式サイト(2026年9月確認)

粘土でつくった家の作品が並んでいる

八千代緑が丘と、幕張・稲毛の海側|体を動かす、外で過ごす3か所

室内で机に向かうことが、いまは難しいという段階もあります。体を動かす、外に出る、を軸にした3か所です。

⑧ 運動あそびフリースクール Beyond Beyond

船橋市が公開している不登校相談リーフレットに、八千代市の民間施設として掲載されています。リーフレット上の表記は所在地「八千代市緑が丘西1-11-1」、連絡先「090-7762-9286」。名前のとおり、運動あそびを軸にした場所です。

⚠️ 対象・開室日時・費用については、公式サイトを確認できませんでした。この記事に載せているのは、自治体が公開している資料に記載された施設名・所在地・電話番号だけです。検討する場合は、必ず電話で直接確認してください。

同じ緑が丘には⑥のまなびかふぇもあります。東葉高速線の八千代緑が丘駅は、勝田台で京成本線と、西船橋でJR総武線とつながっています。習志野市内からは、京成津田沼から勝田台まわり、またはJR津田沼から西船橋まわりという2つの行き方があります。

所在地
八千代市緑が丘西1-11-1
対象
公式に記載を確認できず(要問合せ)
開室
公式に記載を確認できず(要問合せ)
費用
公式に記載を確認できず(要問合せ)
電話
090-7762-9286

出典:船橋市 不登校相談リーフレット(2026年9月確認)

⑨ First Steps

千葉市が公開しているフリースクール等民間施設情報に、情報シートが載っている施設です。所在地は千葉市美浜区打瀬2-11 パティオス6番館105号。海浜幕張の住宅街の中にあります。対象は小・中・高・特別支援学校生。

開設は「火曜日:10時〜12時」で、そのほかの曜日・時間は要相談とされています。毎日通う場所というより、週に一度の起点をつくる場所です。費用は月額授業料5,000円(週1)、教材費・体験活動費1,000円(利用状況による応相談)と、この記事の中ではもっとも低い水準で公開されています。

活動は、屋内が絵画、音楽、読書、ルールのある遊び、屋外が散歩・自然体験。あわせて教育相談と親の会が用意されています。出席の扱いについては、情報シートに「当施設が出席日数として扱われるようになった」という記載があります。習志野市の子が使えるかどうかは民間施設なので市境の制限はありませんが、在籍校の判断になります。

所在地
千葉市美浜区打瀬2-11 パティオス6番館105号
対象
小・中・高・特別支援学校生
開設
火曜日 10時〜12時(ほかの曜日・時間は要相談)
費用
月額授業料5,000円(週1)/教材費・体験活動費1,000円
活動
絵画・音楽・読書・ルールのある遊び/散歩・自然体験/教育相談/親の会
出席扱い
「当施設が出席日数として扱われるようになった」と記載
連絡先
043-216-4610/firststeps.kids.mama@gmail.com

出典:千葉市 フリースクール等民間施設情報(2026年9月確認)

机を囲んでブロックで遊ぶ子どもたち

⑩ NPO法人 ちば森の楽校

こちらも千葉市の民間施設情報に情報シートがある施設です。所在地が千葉市美浜区高浜7-2 稲毛海浜公園、つまり公園の中にあります。対象は小・中学生、開設は月〜金 10:00〜15:00と、平日の日中がまるごと開いています。

活動の幅がこの記事の中では飛び抜けています。屋内はボードゲームや調理、工作、お金の学習、屋外は畑、火起こし、バスケ、田植え、稲刈り、動物園。机に向かうかたちの学習が、いまはしんどいという段階でも入りやすい設計です。

出席の扱いについては、情報シートに「出席日数にカウントして頂きます」と書かれ、毎月末に活動状況報告を書面で提出する運用まで明記されています。学校に渡す記録の形が決まっているかどうかは、出席扱いの相談がスムーズに進むかどうかを大きく左右します。費用は入会金800円、月額授業料20,000円、ほかに教材費・体験活動費です。

所在地
千葉市美浜区高浜7-2 稲毛海浜公園
対象
小・中学生
開設
月〜金 10:00〜15:00
費用
入会金800円/月額授業料20,000円/ほかに教材費・体験活動費
活動
ボードゲーム・調理・工作・お金の学習/畑・火起こし・バスケ・田植え・稲刈り・動物園
出席扱い
「出席日数にカウントして頂きます」毎月末に活動状況報告を書面で提出
連絡先
090-4941-9329

出典:千葉市 フリースクール等民間施設情報(2026年9月確認)

道ばたにしゃがんで草花をのぞきこむ子どもたち

習志野市の制度と、費用をどう見るか

まず補助について。習志野市の公式サイトには、保護者向けのフリースクール利用料の補助・助成に関するページを確認できませんでした。民間施設に通う場合、費用は全額自己負担が前提になります。⑤の月会費39,000円と、⑨の月額5,000円(週1)のあいだには、7倍以上の開きがあります。「週に何日通うか」を先に決めてから費用を見ると、比較が成立します。

夜の食卓で向かい合って話す家族

次に、習志野市の制度でいちばん使いでがあるのが、ICTを使った学習の扱いです。習志野市不登校支援基本方針には、こう書かれています。「ICTを活用した学習支援を推進する。また、ICTを活用した学習について、学習への取り組み状況などの一定の要件を満たした上で、校長の判断により、指導要録上の出席扱いとする。」

市の方針文書に、オンラインでの学習を出席扱いにする道筋が明記されている。これは大きい点です。自宅から参加するオンラインの学びも、市として想定されている選択肢に入っているということだからです。実際の判断は在籍校の校長が行いますが、相談を始めるときに市の方針文書を持っていけるかどうかで、話の進み方は変わります。

そして、民間施設とのつきあい方についても方針に記載があります。「フリースクールなどの民間施設等で学習や生活を行う児童生徒の支援については、学校、保護者、民間施設等と連携を図り、取り組んでいく。」。学校の外を選んだら学校と縁が切れる、という設計にはなっていません。

出典:習志野市不登校支援基本方針(令和7年3月・習志野市教育委員会・PDF)(2026年9月確認)

机に向かう子どもと、隣に座る保護者
NIJINアカデミーの校外活動で笑顔を見せる不登校を経験した子どもたちオルタナティブスクールという選択肢

学校に合わないからこそ、輝く個性がある。

NIJINアカデミーは、日本初、公教育を持ち運び可能にした
オルタナティブスクール(小中高一貫校)です。

  • 累計入学 1000名超
  • 出席認定率 97%(希望者)
  • 全国52か所のリアル教室

※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る

習志野市から通えるリアル教室|NIJINアカデミー千葉佐倉校

NIJINアカデミーは、メタバース校舎を本校として全国から通うオルタナティブスクールです。そのうえで、実際に人と会える場所として全国にリアル教室を置いています。習志野市からもっとも通いやすいのが千葉佐倉校です。

開校場所は志津コミュニティセンター。京成線「ユーカリが丘駅」から車で1分、「公園駅」から徒歩1分で、「勝田台駅」からバスも出ています。京成本線でつながっているため、京成津田沼・谷津・実籾からは乗り換えなしで勝田台まで行けます。105台分の無料駐車場が併設されているので、自家用車での送迎もしやすい立地です。教室ページには、佐倉市のほか八千代市・船橋市・印西市・白井市・四街道市・酒々井町・成田市など広い範囲から通っていると書かれています。

開校は毎週木曜日の10時〜15時、対象は小学1年生から中学3年生。週1日のリアル教室と、平日毎日開いているメタバース校舎を組み合わせるのが基本の形です。⑤〜⑩の施設と違い、通えない日はオンラインで続けられる点が、通う頻度の波が大きい時期には効いてきます。

下の写真は、千葉佐倉校ではなく別の教室(山梨甲府校)のようすです。

NIJINアカデミーのリアル教室で体を動かす子どもたち(写真は山梨甲府校)
開校場所
志津コミュニティセンター(千葉県佐倉市)
最寄り
京成線「ユーカリが丘駅」から車で1分/「公園駅」から徒歩1分/「勝田台駅」からバス
駐車場
105台分の無料駐車場を併設
開校曜日
毎週木曜日
開校時間
10:00〜15:00
対象
小学1年生〜中学3年生
料金
メタバース教育 ¥25,443/ハイブリッド通学 ¥47,443(初月のみ入学金33,000円)
連絡先
nijinacademy.chibasakura@gmail.com

出典:NIJINアカデミー千葉佐倉校(2026年9月確認)

オンラインという選択肢|NIJINアカデミーのメタバース通学

習志野市の分教室は小学2年生からが対象で、フレンドあいあいは市在住または市立小中在籍が要件です。条件に合わない、あるいは外に出ること自体がいまは難しいという段階では、自宅から参加できる選択肢が現実的になります。

NIJINアカデミーのメタバース校舎は、平日毎日開いています。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加する形なので、朝から全部出る必要はありません。1コマだけ出て、その日は終わり、でもかまいません。クラスは8〜10人の少人数・異年齢で、担任の先生がつきます。

参加のしかたも幅があります。顔も声も出さずに、チャットだけで参加するところから始める生徒が多くいます。習志野市の基本方針にICTを活用した学習を校長の判断で出席扱いにすると書かれている以上、自宅からの参加も、在籍校との相談のテーブルに載せられるということです。

ノートパソコンを並べてオンラインの授業に参加する様子
メタバース校舎の特徴
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加できます
  • 少人数8〜10人のクラス。異年齢で構成され、担任の先生がつきます
  • 顔も声も出さずに参加できます。チャットだけでの参加からで大丈夫です
  • 出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校)
  • 教育費 月額23,760円(年払いの場合 月あたり19,800円)+施設利用料1,683円

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

学校の外にいる時間を、そのまま挑戦の時間に変えている生徒たちがいます。英検・漢検・世界遺産検定と、自分で決めた検定に次々と挑む「検定アンバサダープロジェクト」。実際に取り組んでいる子へのインタビューです。

出席扱いを相談するときの進め方

床に座ってタブレットをのぞく親子

フリースクールに通えば自動的に出席になる制度ではありません。文部科学省の通知は、校長が設置者である教育委員会と十分に連携をとって判断するものと定めています。判断するのは在籍校です。

  1. 施設を決める前に、担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階でかまいません。事後報告より、検討中に話しておくほうが進みます。
  2. 市町村の教育委員会 学校教育課に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口です。市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
  3. 公的な教育支援センターを先に確認する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料または低額で、出席扱いにも対応していることが多いため、話が整理されます。
  4. 民間・オンラインを検討するここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」「頻度はどのくらいですか」を必ず確認します。
  5. 記録を学校に提出し、判断を待つ判断には時間がかかることがあります。学期の途中でも、早めに動くほうが安全です。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

見学のときに聞いておきたい6つのこと
  • 1日の流れは決まっていますか、自由ですか——構造化された時間割が合う子と、自由なほうが合う子で真逆になります
  • 今、何人くらい通っていますか。学年の内訳は——同年代がいるかどうかで、通い続けられるかが変わります
  • 出席扱いの実績は何件くらいありますか——「対応可能」と「実績あり」は違います
  • 学校に渡す記録は、どんな粒度で、どのくらいの頻度ですか——ここが曖昧だと学校が判断できません
  • 途中で行けなくなったとき、費用はどうなりますか——日額制か月額制かで負担がまったく違います
  • 送迎はありますか。ない場合、最寄りの公共交通は——通い続けられるかを決める、いちばん大きな要因です

よくある質問

袖ケ浦西小学校分教室に、いまの学校に籍を置いたまま通えますか
通えません。習志野市の公式Q&Aには「転校していただく必要があります。」と明記されています。対象は習志野市立小学校の第2学年から第6学年で、ほかに「本人・保護者が入室を希望しており、分教室へ登校する意欲が見られる」「不登校(年間30日以上の欠席)またはそれに準じる状態にある」という要件があります。まずは習志野市教育委員会 児童生徒指導課(047-411-8034)への電話相談から始まります。
分教室は小学生だけですか。中学生はどうすればいいですか
習志野市の分教室は、市公式の記載どおり「習志野市立小学校の第2学年から第6学年」が対象です。中学生の場合は、各学校の校内教育支援センター、適応指導教室フレンドあいあい(小1〜中3が対象)、または民間施設・オンラインという組み合わせになります。相談の入口は総合教育センターの教育相談専用(047-475-8341)です。
明るいリビングのようす
フレンドあいあいは、習志野市外に住んでいても使えますか
対象は市公式の表記で「本市に在住、または、市立小中学校在籍の小学校1年生から中学校3年生まで」です。市外にお住まいで市立小中学校にも在籍していない場合は対象外になります。公的な教室はどの市でも同様の考え方なので、市境をまたぐ場合は民間施設が選択肢になります。
習志野市にフリースクールの利用料補助はありますか
2026年9月時点で、習志野市の公式サイトに保護者向けのフリースクール利用料の補助・助成に関するページは確認できませんでした。制度は年度で変わることがあるため、検討時には市の教育委員会に直接確認することをおすすめします。
オンラインで学んだ場合も、出席扱いになりますか
習志野市不登校支援基本方針には「ICTを活用した学習について、学習への取り組み状況などの一定の要件を満たした上で、校長の判断により、指導要録上の出席扱いとする。」と書かれています。自動的に認められる制度ではなく、判断するのは在籍校の校長です。施設を決める前に、担任の先生に相談しておくと進みやすくなります。
習志野市内に民間のフリースクールは少ないのでしょうか
船橋市が公開している不登校相談リーフレットで、習志野市内の民間施設として掲載されているのは谷津のフリースクール ネモです。ただし習志野市は京成本線・JR総武線・JR京葉線が走り、勝田台で東葉高速線に接続します。八千代市の緑が丘・八千代台、千葉市美浜区の幕張・稲毛海浜公園まで含めると、選べる幅はかなり広がります。

まとめ

習志野市を整理すると、こうなります。

学校の中に校内教育支援センターがあり、学校の外にフレンドあいあいがあり、その先に学籍そのものを移す袖ケ浦西小学校分教室がある。3つの段が用意されていて、しかも分教室は小学生のための教室です。中学に上がるのを待たずに、小学生のうちに場所を選び直せる市だということです。

一方で、分教室に入るには転校が必要で、公的な教室はいずれも習志野市の子が対象です。「いまの学校に籍を置いたまま、日中の居場所をつくりたい」という段階なら、校内教育支援センターかフレンドあいあい、もしくは民間施設という組み合わせになります。

民間は、市内の谷津にあるネモのほか、京成本線と東葉高速線で八千代市へ、JRで千葉市美浜区へという2方向に広がっています。費用は月5,000円から39,000円まで幅がありますが、この差の多くは「週に何日通うか」の差です。先に通う頻度の見込みを立てると、比較がまっすぐになります。

そして、通えない日が続いても止まらない形として、自宅から参加できる学びがあります。習志野市の基本方針には、ICTを活用した学習を校長の判断で出席扱いにすると書かれています。どれか1つを選ぶのではなく、通える日と通えない日の両方に受け皿を置く——それが、いちばん途切れにくい組み方です。

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