「ニジアカ(NIJINアカデミー)では、本当の自分の姿が出せている」——そう笑顔で語ってくれたのは、しーにゃんさん。地方の小規模校で「ちゃんとしなきゃ」と目立たないように過ごしていた彼女が、NIJINアカデミーと出会ったのは小学5年生の3月でした。あれから、小学6年生を経て、いまは中学生に。少しずつ「本当の自分」を取り戻し、挑戦を重ねてきたしーにゃんさんの歩みと、担任のせれてぃー先生が教わったことを紹介します。

「学校に行きたくない」気づかぬうちに溜まっていた小さなストレス
しーにゃんさんが学校に行けなくなったのは、小学5年生になってすぐのこと。最初は自分でも理由がわからず戸惑ったといいます。
しーにゃんさんの言葉
5年生になって、急に行きたくなくなりました。4年生までは普通に行けていたけど、誰かと喧嘩したわけでもないし、理由もわからない状態で。でも行きたくないってなっちゃった。
通っていたのは全校100人くらいの小さな学校で、6年間ずっと同じクラス。だから気になったことがずっと気になっちゃう。授業中に立ち歩く子がいて、先生がすごく怒っているのを聞いているのも辛くて。体調を崩して1週間休んだら勉強についていけなくなって、テストも溜まって「行きたくなーい!」ってなりました。
小さな「嫌だな」が積み重なり、5年生であふれた——そんな感覚だったそうです。もう限界だと思い、勇気をふりしぼってお母さんに伝えたとき、返ってきたのは「いいよ」という言葉でした。「ママは私と同じタイプだから、気持ちを理解してくれて」。まずはその日を休むことから、しーにゃんさんのペースが始まりました。
市の不登校支援の場も、環境が合わなかった
その後、しーにゃんさんは市が運営する不登校支援の場に通い始めます。けれど、そこも長くは続きませんでした。小学校とその場に共通していたのは、「怒っている(ように見える)大人」がいたことだったといいます。
しーにゃんさんの言葉
課題を担当してくれる先生がいたんですが、怒っているわけじゃないんだけど言い方が強くて。あ、これは嫌だな…と。週2回くらい行っていたけど、そこから行けなくなっちゃいました。
NIJINアカデミーとの出会い|小学5年生の3月
合う場所が見つからず悩んでいたお母さんが、たくさん調べる中でたどりついたのがNIJINアカデミーでした。きっかけは、YouTube。タツロー校長の動画を見て「そうだな」と共感することが多かったそうです。ホームページを紙に印刷して見せてもらったしーにゃんさんも「いいな」と思い、お父さんの後押しもあって、小学5年生の3月、体験に参加しました。
タツロー校長のYouTubeチャンネル
「学校に行きたくない」「今の教育システムに違和感がある」——そんな声に向き合う、NIJINアカデミー星野達郎校長のチャンネルです。脱・学校のタツロー校長
メタバース校舎が初めてで操作に戸惑っていたしーにゃんさんに、「こうしたらいいよ」と優しく声をかけたのが、今も担任をしているせれてぃー先生でした。最初は顔出しも声出しもせず、それでもチャットで少し会話に参加してみると、ちゃんと返してもらえたのが嬉しかったといいます。「先生が素敵だなと思った」。体験してよかった、お母さんも喜んでいた——しーにゃんさんは、すぐに入学を決めました。
NIJINアカデミーでの毎日|普通の日常が、特別な日常
入学後は、メタバース校舎でオンラインを中心に過ごすしーにゃんさん。月・木の集まりや体育、全体ホームルームやクラス会議など、「出られるときは必ず出るようにしている」と、少しずつ前のめりになっていきました。
しーにゃんさんの言葉
同じクラスの子と、せれてぃー先生と4人でロブロックスをやったことがあって。みんなでクリアを目指してるのに「全然せれてぃー先生が仕事してなーい!」って弄ったり、思いがけないことが起きてみんな爆笑で。小学校のときは1人でやっていたオンラインゲームも、ニジアカにはやっている人が結構いて、そっちの仲間もできて。とにかく毎日が楽しいです。
「小学校ではシャイだから、まだ友だちとは会いづらい」と話すしーにゃんさん。けれどNIJINアカデミーでは、そのシャイモードになることがないといいます。「ニジアカのしーにゃんは、もうほぼ家のしーにゃん。居心地がいいから、本当の自分が出ている感じ」。安心できる場所で自分を取り戻したことは、今では、小学校へ週1回ほど担任の先生に会いに雑談へ行く、という一歩にもつながっています。
「好き」を表現して、受け入れられて、長所になった
しーにゃんさんの好きなことは、絵を描くこと、デザインをすること。入学してすぐ、Canvaで作ったデザインをみんなに見せたところ、たくさん褒められて——「これ、自分の長所かも」という大きな自信につながりました。
しーにゃんさんの言葉
自分でも結構おしゃれだと思って見せたら、すごく褒められて嬉しかった。ニジアカは、長所を活かしたことをやらせてもらえて、褒めてもらえるのが良いところだと思います。
2025年の学園祭で開かれたNIJINアカデミー公式キャラクター選手権では、しーにゃんさんの作品「にじたまちゃん」がみごと選ばれました。NIJINに込められた「虹」と、ニジアカ生のあふれる個性が、カラフルな玉で表現されています。全体ホームルームでは、先生や生徒からのお祝いもありました。

落ち着いたクラスから、せれ①クラスへ
しーにゃんさんは、今でこそ不登校の理由を自分の言葉にできていますが、一見すると「落ち着いた子」に見られがちなのだそうです。だからこそ入学当初は、落ち着いたメンバーがそろったクラスで過ごしました。そこで彼女は、着実に自信と経験を積み重ねていきます。
だんだんと笑顔が見られるようになったころ、担任のせれてぃー先生は、あることに気づきます。先生自身がいじられて、一番笑っているのがしーにゃんさんだったのです(笑)。そこで思いきって、ニジアカで(本当に)一番よくしゃべり、よくふざける「せれ①クラス」へ。所属クラスを変えたことで、しーにゃんさんの世界はさらに広がりました。

クラスのみんなと東京でリアルクラス会議をしたり、門出を祝う会では、大勢の人の前でニジアカでの軌跡を発表したり。人前が得意なタイプではなかったしーにゃんさんが、自分から前に出ていくようになっていきました。

いまは「中学生の会」で、新たな挑戦
小学5年生の3月にNIJINアカデミーと出会ったしーにゃんさんは、小学6年生を経て、いまは中学生になりました。今はクラスの枠も飛び出して、イラスト好きの、同じ校舎の中学生が集まる「中学生の会」で活動しています。目標は、NIJIN教育万博でのブース出展。そのために、原価計算をしたり、オリジナルキャラクターのキーホルダーづくりに挑戦したりしています。入学当初、チャットでそっと参加していた彼女が、今は「好き」を形にしようとしている——その成長は、まわりの大人たちを驚かせています。
いつかNIJINアカデミーに恩返しがしたい
しーにゃんさんの言葉
ニジアカは本当に良い場所です。合う人・合わない人はいると思うけど、もし今、学校のことで悩んでいる人がいるなら、一度は試してほしい。私は、いつかニジアカに恩返しができたらなって思っています。自分の好きな仕事もやりつつ、ニジアカを支えるスタッフみたいな仕事もするのが、今の私の夢です。
担任のせれてぃー先生が、教わったこと
「学校に行けない」という状態は、その子の一部分でしかありません。担任のせれてぃー先生は、しーにゃんさんから、氷山の一角ではなく、「その子」自身を見ることの大切さを教えてもらったといいます。落ち着いて見える子の中にも、思いきり笑いたい気持ち、挑戦したい気持ちがある。それが安心して出せる場所さえあれば、子どもは自分から動き出していく。しーにゃんさんの歩みが、それを教えてくれています。
NIJINアカデミーをのぞいてみませんか?
NIJINアカデミーは、オンラインで、その子のペースで学び・つながれる不登校の子のための学校です。しーにゃんさんのように、「本当の自分」を取り戻し、「好き」を長所に育てていける場所があります。まずは公式LINEで最新情報を受け取り、無料の体験会で雰囲気を見てみてください。
まとめ
地方の小規模校で「ちゃんとしなきゃ」と過ごしていたしーにゃんさんは、小学5年生の3月にNIJINアカデミーと出会い、「本当の自分」を取り戻し、絵やデザインという「好き」を長所へと育てていきました。小学6年生を経て中学生になった今は、クラスを飛び出して「中学生の会」で新たな挑戦を続けています。「落ち着いた子」に見えても、その子の中には笑いたい気持ちも挑戦したい気持ちもある。氷山の一角ではなく「その子」自身を見ること——しーにゃんさんの歩みが教えてくれる、いちばん大切なことです。
よくある質問
- Q. 不登校でも、途中からNIJINアカデミーに入れますか?
- A. はい。学年や時期の途中からでも入学できます。まずは無料の体験会で、メタバース校舎や授業の雰囲気を体験してみるのがおすすめです。
- Q. 顔出しや声出しが苦手でも大丈夫ですか?
- A. 大丈夫です。しーにゃんさんも最初は顔出し・声出しをせず、チャットから少しずつ参加していました。その子のペースで関われます。
- Q. 「好きなこと」を活かせる場はありますか?
- A. あります。デザインやイラスト、ゲーム、鉄道など、子どもの「好き」から生まれたサークルや活動が豊富です。好きを表現し、認め合える環境を大切にしています。

