お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。水戸市には、学校の中、水戸市教育相談室、教育支援センター「うめの香ひろば」、子育て支援課、茨城県の相談窓口、夜間や休日の電話・LINEまで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。
この記事では、水戸市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。
- 迷ったら、最初の1本は「水戸市教育相談室(029-244-6730)」——水戸市総合教育研究所。平日9:00〜20:00、土曜9:00〜17:00。保護者だけの相談も受け付けていて、来所相談は電話で予約します
- 学校に代わる居場所は、教育支援センター「うめの香ひろば」——対象は小学3年生〜中学3年生。通うには教育相談室の定期相談が入口です。通った日を出席扱いにするかは、校長が判断します
- 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310——文字で話したいお子さんには、みとっこLINE相談(こども専用)があります
- 民間の居場所・NIJINアカデミーも選択肢——民間施設の出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、全国どこからでもオンラインで参加できます
- 水戸市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
- 学校の中・水戸市教育相談室・県の相談窓口の電話番号と受付時間
- うめの香ひろばに通うまでの流れと、出席扱いの考え方
- 夜間・休日・LINEで使える窓口と、水戸市のフリースクール5か所の一覧と場所ごとの早見・県の補助(令和8年度)
- NIJINアカデミーという選択肢
この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。全国どこからでもオンラインで参加できます。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。
この記事の結論
水戸市で不登校の相談をするなら、最初の窓口は水戸市教育相談室(029-244-6730・平日9:00〜20:00、土曜9:00〜17:00)です。保護者だけでも相談でき、市の教育支援センター「うめの香ひろば」(小学3年生〜中学3年生・火〜金)にもここから通い始めます。
民間のフリースクールは、茨城県の一覧(令和7年7月時点)に水戸市内5か所。費用は無料から月26,000円(入会金は別)まで幅があります。県の授業料補助は月15,000円まで(住民税非課税世帯などの条件あり)。水戸市独自のフリースクール利用料の補助は、市の公式ページでは確認できませんでした。
夜間・休日は24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)につながります。(2026年10月22日確認)
| 知りたいこと | 水戸市の窓口・答え |
|---|---|
| まず相談したい | 水戸市教育相談室 029-244-6730(笠原町・水戸市総合教育研究所1階) |
| 家以外の居場所 | うめの香ひろば(市・小3〜中3)/民間のフリースクール5か所(県の一覧) |
| 学校の中の居場所 | 校内フリースクール(全中学校16校と小学校9校・令和8年度方針) |
| 費用の補助 | 県の補助:授業料等の2分の1・月15,000円まで(所得などの条件あり) |
| 夜間・休日 | 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310/子どもホットライン 029-221-8181 |
水戸市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、水戸市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。
先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。
水戸市には、学校の中の相談、水戸市教育支援センター(教育相談室・うめの香ひろば)、水戸市子育て支援課、茨城県の相談窓口、夜間や休日でもつながる電話とLINEまで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。
最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。
決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。
学校の中・市の教育相談室・県の窓口・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。
水戸市の教育相談室は、保護者だけの相談も受け付けています。お子さんを連れて行けなくても、まず保護者が話すところから始められます。
相談する前に、準備は要りません
「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。
もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

通学以外の学び方について、まずは情報を集めてみませんか
体験・個別相談で、参加方法や費用、在籍校との連携などを確認できます。申し込みを急がず、保護者だけで話を聞くこともできます。
NIJINアカデミーの体験・相談を見る数字で見る不登校と水戸市の相談|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません
相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。
全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。中学校では、在籍する生徒の15人に1人ほどにあたる計算です。
| 小学校 | 中学校 | |
|---|---|---|
| 全国の不登校(令和6年度) | 137,704人 | 216,266人 |
| 全国・1,000人あたり | 23.0人 | 67.9人 |
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)
水戸市の教育相談には、年間でこれだけの相談が寄せられています
水戸市教育委員会の点検・評価報告書(令和6年度分)によると、水戸市教育支援センター(教育相談室・うめの香ひろば)の相談の実績は、児童生徒・保護者などからの来所相談が470件(延べ4,583件)、電話相談が1,939件でした。家庭や学校のことで悩み、水戸市の窓口に相談した方が、毎年これだけいらっしゃいます。
水戸市は、令和8年度の教育行政方針で、「学校及び学校外の専門機関等とつながっていない不登校児童生徒」をゼロにすることを目標指標に掲げています。窓口は、相談する人が来るのを待っています。
出典:水戸市「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書(令和6年度分)」/水戸市「令和8年度水戸市教育行政方針」(2026年10月確認)
相談につながっていない子が、全国で約4割
同じ全国調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。
ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。
不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。
出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)
困りごと別|水戸市の不登校の相談先の選び方
相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。
| こんな状況 | まず連絡する先 | 次に考えたい窓口 |
|---|---|---|
| 行き渋りが始まったばかり | 担任・学校のスクールカウンセラー | 水戸市教育相談室(電話相談) |
| 学校に話しづらい | 水戸市教育相談室(電話相談)/みとっこLINE相談(こども専用) | 茨城県教育研修センター「子どもの教育相談」 |
| 家以外に通える場所がほしい | 水戸市教育相談室(うめの香ひろばは、定期相談から) | 民間のフリースクール等・NIJINアカデミー |
| 外出がほとんどできない | 水戸市教育相談室(電話相談・家庭訪問相談) | NIJINアカデミー(自宅から参加) |
| 学習や集団生活、発達のことが気になる | 茨城県教育研修センター「発達が気になる子どもの教育相談」 | 水戸市教育相談室(専門医相談) |
| 家庭の事情も絡んでいる | 水戸市子育て支援課(家庭児童相談) | 茨城県中央児童相談所 |
| 夜間・休日に不安が強くなった | 24時間子供SOSダイヤル/子どもホットライン | 翌平日に水戸市教育相談室 |
| 保護者自身がつらい | 水戸市保健所「こころの健康相談」 | 水戸市教育相談室(保護者のみの相談) |
| 出席扱いについて知りたい | 在籍校の担任・校長 | 水戸市教育相談室 |
困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です
「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。
- まず、水戸市教育相談室(029-244-6730)に1本平日9:00〜20:00、土曜9:00〜17:00。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
- 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や校内フリースクールの有無を聞きます。
- 家以外の居場所を見学するうめの香ひろばや民間の居場所は、見学や体験から始められます。
- 選択肢を広げて比べるオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・校内フリースクール
学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。
担任・管理職
最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。水戸市は、令和8年度の教育行政方針で、不登校児童生徒の早期発見・早期支援を掲げ、学校の相談体制を強化するとしています。「最近、行き渋りが続いている」と伝えるだけで、学校の側も動きやすくなります。
スクールカウンセラー・心の教室相談員
水戸市は、学校の相談体制の充実のために、スクールカウンセラーと心の教室相談員の活用促進を方針に挙げています。学校生活や不登校の悩みを、心理の専門家などに相談できます。配置や相談できる曜日・時間は学校によって異なるため、担任か管理職に「スクールカウンセラーに相談したい」と伝えて、日程を聞いてみてください。
校内フリースクール
教室に入るのがつらいとき、校内に自分のペースで過ごせる別の場所があると、学校とのつながりが保ちやすくなります。水戸市は、「自分の学級に入りづらい生徒や、長期欠席等で学校生活に不安を抱える生徒」のための専用教室として、令和6年度から全中学校(16校)に校内フリースクールを設置しました。令和8年度の教育行政方針では、小学校9校(新設3校)と全中学校での支援の充実が示されています。小学校は一部の学校に限られますので、お子さんの学校にあるかどうかは、担任か管理職に聞いてみてください。
スクールソーシャルワーカー
家庭の事情が絡む場合のために、水戸市はスクールソーシャルワーカーの活用促進と、「家庭的な問題を抱える児童生徒への教育・福祉両面からの専門的支援の充実」を方針に挙げています。学校に「家庭のことも含めて相談できるスタッフがいるか」を聞いてみる価値があります。
「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。
学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育委員会の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。
出典:水戸市「令和8年度水戸市教育行政方針」/水戸市「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書(令和6年度分)」(2026年10月確認)
水戸市教育委員会の窓口|教育相談室の電話・来所相談といじめ・青少年相談
学校とは別の立場で、水戸市の専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。水戸市教育委員会の総合教育研究所にある、水戸市教育支援センターの「教育相談室」です。
教育相談室(電話相談・来所相談)
「学校に行きづらい」「友人関係で悩んでいる」といった、教育上のさまざまな悩みを受け付けています。電話相談は平日9:00〜20:00、土曜9:00〜17:00。日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)は休みです。来所相談は、来所の前に電話で予約をします。
| 相談の種類 | 電話・連絡先 | 受付 |
|---|---|---|
| 教育相談室・電話相談(来所相談の予約も) | 029-244-6730 | 平日 9:00〜20:00/土 9:00〜17:00 |
| いじめ・青少年相談電話 | 029-244-1347 | 月〜金 9:00〜17:00 |
教育相談室でできること
水戸市教育支援センターの案内パンフレットによると、教育相談室では、子どもの将来の自立に向けた支援について、来所相談(定期相談)・電話相談・家庭訪問相談・専門医相談の方法で相談に応じています。対象は、水戸市立の小学校・中学校・義務教育学校に在籍する、または水戸市内に住む小中学生と、その保護者です。教職員からの相談も受け付けています。
- 相談例登校できない、クラスになじめない、勉強が分からない、生活リズムが乱れている、子どもへの関わり方に悩む、など
- 保護者だけの相談保護者だけの相談も受け付けています
- 子どもへの関わり遊びを通して気持ちを表現する「プレイセラピー」も行われます
- 所在地・問い合わせ水戸市笠原町978-5(水戸市総合教育研究所1階)。総合教育研究所 教育研究課は029-244-1331。バスは、水戸駅北口6番乗り場から「笠原住宅前」下車、または水戸駅南口3番乗り場から「県庁バスターミナル」下車で徒歩5分
いじめ・青少年相談
いじめ、非行などに関する相談と、青少年の悩みに関する相談を、専用の電話で受け付けています。学校でのいじめが背景にあるかもしれないときは、この窓口も選択肢になります。
市の教育相談室は、水戸市立学校に在籍する子ども、または水戸市内に住む小中学生が対象です。私立や国立の学校に通っていても、水戸市内にお住まいなら対象に含まれます。市外にお住まいの場合は、次のセクション以降の県の窓口が使えます。
出典:水戸市「教育相談」/水戸市教育支援センター(教育相談室・うめの香ひろば)総合案内パンフレット/水戸市「いじめ・不登校対策ポータルサイト」/水戸市「いじめ・青少年相談」/水戸市で実施している相談窓口一覧(市民相談室)(2026年10月確認)
家以外の居場所|教育支援センター「うめの香ひろば」
「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。水戸市には、学校に代わる居場所として、教育支援センターの「うめの香ひろば」があります。
教育支援センター「うめの香ひろば」
水戸市教育委員会が設けた公的な施設で、小集団活動を通じて、不登校の児童生徒の学校復帰と自立を目指した支援を行っています。対象は、水戸市立の小学校・中学校・義務教育学校に在籍する、または水戸市内に住む小学3年生から中学3年生です。場所は、教育相談室と同じ水戸市総合教育研究所(笠原町978-5)です。
- 開室日火曜日〜金曜日(金曜日は13:00まで)。日曜・祝日・年末年始と、学校の長期休業期間はお休みです。詳しい時間は電話でご確認ください
- 通う頻度毎日通う必要はありません。定期相談の中で、本人と話し合って、週のどの曜日に通うかを決めます
- 1日の流れ自分の時間、みんなで活動する時間、昼食、学習タイム、帰りの会の順です。自分の時間は、一人で過ごしても、相談員やほかの通級生と遊んだり勉強したりしても構いません
- 活動の例読書、学習、タイピング練習、運動、カードゲーム、ボードゲーム、散策や調理などの外でのイベント、作品づくり
- 学習持参したタブレットやワークで自主学習をします。学校のオンライン授業への参加や、動画教材での学習に対応した学習室があります
通い始めるまでの流れ
- 電話で予約する029-244-6730(相談申込み専用)に電話をして、「定期相談希望」と伝えます。
- インテーク(初回面接)最初にお話をうかがう面接です。
- 定期相談月2回、決まった曜日と時間に、子どもと保護者がそれぞれ担当の相談員と面接します。
- 見学・体験担当の相談員と相談して決めた日時に、うめの香ひろばを見学し、体験します。
- 正式に通級通級までの期間は、子どもによって異なります。
ポイントは、通うには、教育相談室の定期相談を受けることが条件になっていることです。通い始めたあとも定期相談は続きます。不安や問題が解決すると定期相談は終了しますが、中学校を卒業するまでは、再び申し込むことができます。
出席扱いについて
うめの香ひろばに通った日は、学校に知らせます。指導要録上の出席扱いにするかどうかは、各学校の校長が判断します。費用や交通費の扱いについては、案内ページに記載がないため、見学の前に教育相談室へ電話で聞いてみてください。
出典:水戸市「教育支援センター「うめの香ひろば」とは何ですか。」/水戸市「教育相談」/水戸市教育支援センター(教育相談室・うめの香ひろば)総合案内パンフレット/水戸市「いじめ・不登校対策ポータルサイト」(2026年10月確認)

心・体・発達のことが気になるとき|子育て支援課・児童相談所・県の教育相談
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。
水戸市子育て支援課「家庭児童相談」
家族、友だち、学校など、子どもに関わる家庭の悩みを受け付ける、水戸市の窓口です。市役所2階で相談員が対応します。電話は029-232-9111、月〜金の8:30〜17:15(祝日・年末年始を除く)。不登校の理由がはっきりしなくても、家庭のことも含めて話したいときに使えます。
茨城県中央児童相談所
子どもに関する悩みを、家庭や学校のことも含めて受け付ける、茨城県の機関です。電話は029-221-4150、月〜金の8:30〜17:15。友だち関係、学校、家庭などの悩みを相談できます。
茨城県教育研修センターの相談(笠間市)
茨城県教育研修センターでは、登校のこと、学校生活、家庭生活、子育てやしつけのことなどを相談できる「子どもの教育相談」があります。費用は無料です。電話相談(0296-71-3870)、FAX、メール(7830@center.ibk.ed.jp、24時間受付)があり、来所相談は事前の電話予約が必要です(0296-78-3219、月〜金 9:00〜16:30)。電話相談の受付は、月〜金 8:30〜18:00、土曜 8:30〜17:00です(休日・12/29〜1/3を除く)。県の相談窓口の一覧には別の番号が載っていることがありますが、茨城県教育研修センターの公式ページでは、電話相談の番号は0296-71-3870です(2026年10月確認)。
学習でのつまずき、友達関係の困りごと、運動や指先を使う活動の苦手さ、発音や話し方が不明瞭なことなど、発達が気になるお子さんについては、「発達が気になる子どもの教育相談」(0296-78-2777、月〜金 9:30〜16:30)が窓口です。まず電話で相談し、必要に応じて来所相談に進みます。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う関わり方を一緒に考える窓口です。
体の不調が強いとき
朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、かかりつけ医や専門機関に相談してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。受診先の選び方に迷うときは、教育相談室や児童相談所で聞くこともできます。
保護者自身の心が疲れたとき
お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための窓口もあります。水戸市保健所の「こころの健康相談」は、保健師・精神保健福祉士・社会福祉士が、こころの健康に関する悩みを、本人にもその家族にも受け付けています。電話は健康づくり課(029-243-7311)、月〜金の9:00〜12:00、13:00〜16:00(祝日・年末年始を除く)。面接相談を希望する場合は、事前に電話で予約をします。
出典:水戸市「水戸市で実施している相談窓口一覧(市民相談室)」/水戸市「いじめ・不登校対策ポータルサイト」/茨城県教育研修センター「子どもの教育相談」/茨城県教育研修センター「発達が気になる子どもの教育相談」/水戸市「こころの健康相談(保健師等)」(2026年10月確認)
茨城県の教育事務所・こころの電話相談
学校生活の悩みは、茨城県の水戸教育事務所の中にある「生徒指導相談室」でも相談できます。電話は029-221-5550で、月・水は9:00〜16:30、火・木・金は9:00〜18:30です。同じ番号が、いじめなどの相談を受ける「いじめ・体罰解消サポートセンター(県央地区)」の窓口にもなっています。
不登校や思春期の心の問題は、県の「いばらきこころのホットライン」(029-244-0556、毎日9:00〜12:00、13:00〜16:00、祝日・年末年始を除く)でも相談できます。
出典:茨城県教育委員会「子育てに関する教育相談窓口」(2026年10月確認)
夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE
夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEやチャットで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。
| 窓口 | 連絡先 | 受付 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間(夜間・休日を含む) | 子ども・保護者 |
| 子どもホットライン(茨城県教育委員会) | 029-221-8181 | 24時間(12/29〜1/3は留守番電話) | 子ども |
| みとっこLINE相談(水戸市・こども専用) | 水戸市公式LINEの友だち追加→メニュー「相談窓口」→「【こども専用】相談する」 | 受付は24時間。対応は平日 8:30〜17:15(時間外は翌開庁日以降に回答) | 水戸市在住のおおむね18歳未満 |
| みとっこ相談フォーム(水戸市子育て支援課) | インターネットのフォーム | 24時間受付 | 家族・友だち・学校などの困りごと |
| いばらき子どもSNS相談 | SNS(LINEなど) | 毎日 17:00〜22:00 | 18歳までの子ども |
| こどもの人権110番(法務省) | 0120-007-110/LINEじんけん相談あり | 平日 8:30〜17:15(無料) | 子ども・大人 |
| チャイルドライン | 0120-99-7777/チャットあり | 電話は毎日 16:00〜21:00(無料) | 18歳までの子ども |
どれを選べばいい?
夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルか子どもホットラインが、いつでもつながる最初の一本です。24時間子供SOSダイヤルは、原則として、かけた所在地の教育委員会の相談機関につながります。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」というお子さんには、みとっこLINE相談があります。受付は24時間で、回答は平日の日中になります。
お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、いばらき子どもSNS相談が向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。
なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の虐待対応ダイヤル「189」(通話料無料、最寄りの児童相談所につながります)が使えます。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/水戸市「いじめ・不登校対策ポータルサイト」/水戸市「みとっこLINE相談(こども専用)」/茨城県教育委員会「子育てに関する教育相談窓口」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン/こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」」(2026年10月確認)

民間の居場所・出席扱い・保護者が話を聞いてもらえる場
公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所があります。茨城県教育委員会は、「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」という一覧を公表していて(令和7年7月時点の情報)、水戸市内に所在する5施設の名称・所在地・対象・電話番号・費用・開設日が載っています。対象は小学生から高校生までが中心で、費用は無料のものから月謝制のものまで、施設によって大きく違います。利用を考えるときは、一覧の情報が変わっていないか、各施設に直接問い合わせる形です。
水戸市も、令和8年度の教育行政方針で「民間フリースクール等と連携した支援」を掲げています。県の一覧の最新版は、茨城県教育庁 生徒支援・いじめ対策推進室(029-301-5229)に問い合わせると教えてもらえます。
民間のフリースクールに通う費用への補助(令和8年度)
茨城県は、令和8年度の事業として、民間フリースクールに通う不登校の児童生徒の保護者に、授業料等の補助を行っています。条件があり、すべてのご家庭が対象ではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 保護者が支払う授業料等の2分の1以内。上限は不登校の児童生徒1人につき月15,000円(年間180,000円) |
| 主な条件 | 茨城県内に居住し、小学校・中学校・義務教育学校などに在籍する不登校の児童生徒であること。住民税非課税世帯・要保護世帯・準要保護世帯のいずれかであること。施設は、申立書に定める要件を満たす施設 |
| 申請の締め切り(必着) | 第Ⅰ期(4/1〜7/31の分)2026年8月31日/第Ⅱ期(4/1〜11/30の分)2026年12月26日/第Ⅲ期(4/1〜2027年3/31の分)2027年3月31日 |
| 問い合わせ先 | 茨城県教育庁 生徒支援・いじめ対策推進室 029-301-5229 |
すでに交付が決まった月の分は、次の期の申請から除かれます。自分のご家庭が対象になるか、通う予定の施設が補助の要件を満たすかは、申請の前に県の窓口で確認してください。
民間施設に通う場合の出席扱い
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設で相談・指導を受けている場合も、校長は指導要録上の出席扱いにできるとされています。ただし、民間施設は、公的機関での指導の機会が得られない、または公的機関に通うことが困難な場合で、本人・保護者の希望もあり適切と判断されるときに考慮されるという整理です。民間施設での相談・指導が個々の児童生徒にとって適切かどうかは、校長が、設置者である教育委員会と十分に連携して判断します。保護者と学校との間の十分な連携・協力関係も、要件の1つです。
- 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
- 教育相談室にも相談する水戸市教育相談室(029-244-6730)で、お子さんの状況と、うめの香ひろばを含めた選択肢を相談できます。
- 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
- 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。
保護者自身が、話を聞いてもらえる場
「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。公式ページで確認できる、保護者が話を聞いてもらえる窓口を紹介します。
- 水戸市教育相談室の保護者面接教育相談室の定期相談では、子どもと保護者がそれぞれ担当の相談員と面接します。保護者だけの相談も受け付けています(029-244-6730)
- 水戸市保健所「こころの健康相談」保護者自身のこころの悩みを、保健師などに相談できます(029-243-7311、事前予約)
親の会などの民間の集まりは、開催状況が変わりやすいため、ここでは掲載していません。お住まいの地域の集まりは、教育相談室に聞いてみてください。
出典:茨城県教育委員会「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」(令和7年7月)/茨城県教育委員会「民間フリースクール通所に係る授業等の補助」/茨城県教育委員会「民間フリースクール連携推進事業」/文部科学省「不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」/水戸市「令和8年度水戸市教育行政方針」(2026年10月確認)

水戸市のフリースクール5か所|県の一覧に載る民間の居場所と場所ごとの早見
水戸市のフリースクールを探すと、施設の情報が散らばっていて比べにくいと感じる方が多いと思います。ここでは、茨城県教育委員会が公表している一覧(令和7年7月時点)に載っている、水戸市内の5か所を表にまとめました。一覧は、各施設が県の様式で提出した内容です。県がフリースクールを評価したものではなく、詳しいことは各施設に直接問い合わせる形です。
| 施設名(一覧の表記) | 所在地 | 対象 | 開設日 | 費用(一覧の記載) |
|---|---|---|---|---|
| フリースクール みとなんでもクラブ(仮) | 泉町(中心市街地) | 小・中・高校生 | 月・木・金 10〜15時 | 無料(交通費などの実費は家庭負担) |
| こどもフリースクール はじまるくん | 東野町 | 小・中・高校生 | 年中無休 9〜20時(要相談) | 0円〜3,000円(所得に応じて) |
| こどもフリースクール Happyえがお | 東野町 | 小・中・高校生 | 年中無休 9〜20時(要相談) | 無料(食事・おやつ付き) |
| 子どもの居場所 ポルタ | 見川 | 小学生〜中学生 | 月・火・木 9〜17時 | 登録料 年5,000円+参加料 1回1,000円 |
| 水戸学ゼミナール | 笠原町 | 小・中・高校生 | 月〜土 9〜12時 | 入塾金22,000円+月謝 週1回18,500円/週2回26,000円 |
みとなんでもクラブ・はじまるくん・Happyえがおの3か所は、2026年10月時点で、施設のウェブサイトでは現在の活動内容を確かめられませんでした。見学の前に、県の一覧の連絡先か、茨城県教育庁 生徒支援・いじめ対策推進室(029-301-5229)で最新の状況を確認してください。費用や開設日は年度によって変わることがあります。
場所ごとの早見|市内のどこにあるか
水戸市には区がないため、町名ごとに整理しました。公的な窓口と民間の居場所を並べると、通いやすさを考えやすくなります。
| 場所 | 公的な窓口 | 民間の居場所(県の一覧) | 水戸駅からの目安 |
|---|---|---|---|
| 笠原町(県庁の周辺) | 水戸市教育相談室・うめの香ひろば(水戸市総合教育研究所) | 水戸学ゼミナール | バス(教育相談室は水戸駅北口6番・南口3番乗り場から) |
| 泉町(中心市街地) | - | みとなんでもクラブ(仮) | バスで10分(一覧の記載) |
| 見川 | - | 子どもの居場所 ポルタ | 約20分(一覧の記載) |
| 東野町 | - | はじまるくん・Happyえがお | バスで20分(一覧の記載) |
| 市外・オンライン | 茨城県教育研修センター(笠間市) | NIJINアカデミー(自宅から参加) | - |
見学のときに聞いておきたいこと
- 出席扱いの実績在籍校への報告を、どのような形で出してもらえるか
- 費用の内訳月謝のほかに、入会金・交通費・食費・行事の実費がかかるか
- 県の補助の対象か県の授業料補助の要件を満たす施設かどうか
- 通う回数週何回から通えるか、途中で回数を変えられるか
- 体験の有無体験が何回できるか、保護者だけの見学ができるか
近くの市町村のフリースクールも含めて費用や開所日を比べたいときは、水戸市のフリースクール7選も参考にしてください。
出典:茨城県教育委員会「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」(令和7年7月)(2026年10月確認。県のサイトが保守中のため、公開時点の写しで確認)/水戸市「教育相談」(2026年10月確認)
NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所
ここまで、水戸市と茨城県の公的な窓口と、民間の居場所の探し方を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。
この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。
- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
- 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
- 自宅から参加できます。外出が難しいお子さんも、家にいながら授業に参加できます
- 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
- 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ
茨城県内のリアル教室
オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあり、茨城県内にも教室があります。いずれも週1回の開室で、水戸市からは距離があるため、まずは自宅から参加できるメタバース校舎を試す、という使い方もできます。体験や説明会の申込は公式サイトから行えます。
| 教室 | 所在地 | 開室日・時間 |
|---|---|---|
| NIJINアカデミー茨城阿見校 | 稲敷郡阿見町中央2丁目 | 毎週金曜 9:30〜14:30 |
| NIJINアカデミー茨城潮来校 | 潮来市 | 毎週木曜 10:00〜15:00 |
| NIJINアカデミー茨城下妻校 | 下妻市 | 毎週水曜 10:00〜15:00 |
どの教室も「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、週に1回だけリアル教室に顔を出す、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。
出典:NIJINアカデミーとは/NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー茨城阿見校/NIJINアカデミー茨城潮来校/NIJINアカデミー茨城下妻校(2026年10月確認)
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。
学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
学校の外の場所は、教育支援センター、民間のフリースクール等、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。
| うめの香ひろば(市) | 民間のフリースクール等 | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 在籍校に在籍したまま利用できる | ○ | ○ | ○ |
| 出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校) | ○ | ○ | ○ |
| 自宅から参加できる | × | △ | ○ |
| 平日に毎日、対面で通える場所がある | △ | △ | × |
○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。うめの香ひろばの開室は火〜金(金曜は13:00まで)。
| うめの香ひろば(市) | 民間のフリースクール等 | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 水戸市立の小・中・義務教育学校に在籍、または水戸市内に住む小学3年生〜中学3年生 | 施設ごとに異なる(県の一覧では小学生〜高校生が中心) | 小・中・高の子ども(全国) |
| 費用 | 費用は教育相談室にご確認ください | 施設によって無料から月謝制まで。県の補助(月15,000円まで・所得要件あり)がある | 月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ) |
| 入り方 | 教育相談室に電話し、定期相談を受けてから見学・体験 | 見学・体験から直接申込 | 無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談 |
| 向いているご家庭 | 家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい。相談員と一緒に進めたい | 少人数の対面の居場所を探している/通う回数を選びたい | 外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい |
民間のフリースクール等の費用や通い方は、施設によって大きく違います。上の表は、県の一覧と県の補助事業の案内にもとづく整理です。実際の金額や開室日は、各施設に直接ご確認ください。
選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、うめの香ひろばに週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。
完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。
最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。
朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。
寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。
今日から1か月の動き方
- 今日〜3日以内水戸市教育相談室(029-244-6730)か、みとっこLINE相談(こども専用)で、状況を一度話してみます。
- 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内フリースクールの有無を聞きます。
- 2週間以内うめの香ひろば(教育相談室の定期相談から)か、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを、見学・体験の予約まで進めます。
- 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。
お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。
相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。
よくある質問
水戸市で不登校の相談先を探すときに覚えておきたいこと
水戸市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、水戸市教育相談室とうめの香ひろば、水戸市子育て支援課と県の相談窓口、夜間・休日の電話とLINE、民間の居場所と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず水戸市教育相談室(029-244-6730)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。
家以外の居場所がほしいときは、教育支援センター「うめの香ひろば」や、民間のフリースクール等があります。外出が難しいときは、オンラインの学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。全国どこからでもオンラインで参加できます。
選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。


