- 秋田で出席扱いを相談するときの、具体的な順番と連絡先
- 秋田は「通える施設がない」地域が多く、それが要件の判断に関わってくること
- リアル教室に通う場合とオンラインで学ぶ場合で、根拠になる通知が違うこと
- にかほ校が在籍校に毎週渡している記録の中身
NIJINアカデミーは全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクールです。出席扱いを希望した生徒のうち、9割以上が在籍校で出席として認められています(最終判断は在籍校によります)。秋田県内には秋田にかほ校があり、由利本荘市・秋田市・山形県酒田市からも通学されています。
まず前提:出席扱いを決めるのは、在籍校の校長先生です
フリースクールに通えば自動的に出席になる、という制度ではありません。文部科学省の通知は「校長が、設置者である教育委員会と十分な連携をとって判断するものとすること」と定めており、判断の主体はあくまで在籍している学校です。
だからこそ、順番が大事になります。施設を決めてから学校に事後報告するより、検討している段階で担任の先生に一度相談しておくほうが、話が通りやすくなります。
参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
秋田で相談する順番と、連絡先
秋田県で出席扱いを進める場合、次の順番で動くとスムーズです。
- 在籍校の担任の先生に相談する「学校の外で学ぶことを考えているのですが、出席扱いについて相談させてください」と伝えます。この時点では施設が決まっていなくて構いません。担任から学年主任・教頭・校長へ話が上がる流れになります。
- 市町村の教育委員会に問い合わせる校長は教育委員会と連携して判断するため、市町村教委が実質的な窓口になります。にかほ市の場合は教育委員会 学校教育課(0184-38-2266)です。他市にお住まいの場合も、市役所の代表番号から「教育委員会 学校教育課」につないでもらえます。
- 公的な教育支援センターの利用を検討する通知は、まず教育委員会等が設置する公的機関を基本としています。無料で利用でき、出席扱いにも対応しているので、選択肢として先に確認しておくと話が整理されます。
- 民間の施設・オンラインを検討する公的機関が遠い、日程が合わない、お子さんに合わないといった場合に、民間フリースクールやオンラインが選択肢に入ります。ここで施設側に「出席扱いの実績はありますか」「学校へ渡す記録は出してもらえますか」を確認します。
- 学校に記録を提出し、判断を待つ施設から発行される学習記録を学校に渡します。判断には時間がかかることもあるので、学期の途中からでも早めに動くほうが安全です。
「対応可能です」と「実績があります」は違います。見学のときは、その施設が実際に何件くらい出席扱いにつながった実績を持っているか、そして学校に渡す記録を毎週なのか毎月なのか、どんな粒度で出しているかまで踏み込んで聞いてみてください。ここが曖昧な施設だと、学校側が判断材料を持てません。
秋田では「通える施設がない」ことが、判断に関わってきます
ここが、秋田で相談するときに知っておいていただきたい点です。
文部科学省の通知は、出席扱いの取り扱いを2つに分けています。施設に通って指導を受ける場合(別記1)と、自宅でICT等を活用して学習する場合(別記2)です。そして別記2には、次の要件が含まれています。
「ICT等を活用した学習活動を出席扱いとするのは,基本的に当該児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であること。」
つまり、自宅でのオンライン学習を出席扱いにする際は、「通える施設がない」ことがむしろ前提として想定されているということです。
秋田県は、民間のフリースクール自体が県内に数えるほどしかなく、秋田市に集中しています。県北や県南、沿岸部にお住まいの場合、車で1時間以上かけないと通える施設がない、というご家庭が珍しくありません。これは不利な条件に見えて、別記2の要件に照らすと、むしろ状況を説明しやすい材料になります。「近くに通える場所がないので、自宅からオンラインで学んでいます」という実態を、そのまま伝えれば足ります。
にかほ校の場合、どちらの通知が関わるのか
NIJINアカデミー秋田にかほ校は、週1日はにかほ市の教室に通い、残りの平日は自宅からメタバース校舎で学ぶ「ハイブリッド通学」が基本の形です。この場合、通知でいう2つの類型の両方に関わります。
| 通い方 | 関わる通知 | 主な要件 |
|---|---|---|
| 週1日、にかほ校に通学 | 別記1(施設で相談・指導を受ける場合) | 保護者と学校の連携/校長が教育委員会と連携して判断/通所が前提 |
| 平日、自宅からメタバース校舎 | 別記2(自宅でのICT等の学習) | 上記に加え、計画的な学習プログラムであること/校長が状況を把握できること/通える施設がない場合であること |
どちらの類型で申請するかは、お住まいの場所と通学頻度によって変わります。迷ったら、両方の実態をそのまま学校に伝えてください。「週1日は教室に通い、他の日は自宅からオンラインで授業を受けています」と説明できれば、学校側が適切な形で整理してくれます。
参考:文部科学省 別記1/別記2(令和元年10月25日通知)
にかほ校が、在籍校に毎週渡しているもの
校長が判断するには、材料が必要です。通知も「校長は、当該児童生徒に対する対面指導や学習活動の状況等について、その状況を十分に把握すること」と求めています。学校が把握できる形で記録が届いているかどうかが、認められるかどうかを分けます。
NIJINアカデミーでは、学習内容・活動の様子・担任からの所見を記載した「学びのポートフォリオ」を毎週発行し、在籍校と共有しています。月1回のまとめではなく毎週の粒度で出しているのは、学校側が学期末にまとめて判断するのではなく、その都度状況を把握できるようにするためです。
加えて、メタバース校舎は平日毎日開校しています。学校に行けなかった日も、そちらには参加できていた、という記録が積み上がる形になります。これが「計画的な学習プログラム」という要件に対する説明材料になります。
秋田県にかほ市象潟町関建石45-333(象潟ICより車で4分、駐車場あり)。開校は木曜日10:00〜15:00、定員6名、小学1年生〜中学3年生が対象です。農業を軸に、野菜の栽培から地域イベントの企画・実施まで挑戦できる教室です。にかほ市・由利本荘市・秋田市・山形県酒田市から通われています。
秋田県内・近隣の公的な相談先
民間の施設を検討する前に、まず無料で相談できる窓口を確認しておくことをおすすめします。判断するのは学校ですから、学校とつながっている公的な窓口に先に相談しておくと、話が早く進みます。
| 相談先 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 在籍校の担任・スクールカウンセラー | 最初の相談先。出席扱いの話もここから | 無料 |
| 市町村教育委員会 学校教育課 | 校長が連携する先。制度の運用を確認できる(にかほ市 0184-38-2266) | 無料 |
| 市町村の教育支援センター(適応指導教室) | 公的な通所支援。出席扱いに対応 | 基本的に無料 |
| 24時間子供SOSダイヤル | 0120-0-78310(全国共通・24時間) | 無料 |
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。出席日数は、その子の価値を測るものではありません。ただ、進路の場面で不利にならないよう整えておけることは整えておく。それだけのことだと考えています。
よくある質問
まとめ
出席扱いを決めるのは在籍校の校長先生で、その判断には教育委員会との連携と、状況を把握できる記録が必要になります。秋田では通える範囲に施設がないご家庭が多くありますが、それは自宅でのオンライン学習を出席扱いにする際に、むしろ状況を説明しやすい条件になります。
順番としては、担任の先生への相談から。そのうえで市町村教育委員会と公的な教育支援センターを確認し、足りない部分を民間やオンラインで補う。この流れで動けば、無理がありません。秋田にかほ校でも、見学と体験を無料で受け付けています。出席扱いの進め方についても、遠慮なくご相談ください。
秋田にかほ校では、無料の見学・体験を受け付けています。「まだ通うか決めていないけれど、出席扱いの進め方だけ聞きたい」というご相談でも大丈夫です。遠方の方は、平日毎日開いているメタバース校舎の体験説明会からどうぞ。

