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在籍900名超 / 出席認定 希望者の9割以上 / 少人数8〜10人制
- 「先生と2人なら話せる」から始まった、ある生徒のマイプロジェクト
- 大きな目標を自分で小さく分けることが、なぜ自信につながるのか
- 「見てもらえる」経験が、次の挑戦のエネルギーになる理由
- 「好き」が「誰かのため」へ広がっていく学びの循環
この記事は、全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。ここでご紹介するのは、全体会議で実際に共有された一人の生徒のストーリーです。
最初は「先生と2人なら話せる」から始まった
入学したばかりの頃は、大勢の前で話したり、自分の考えを表現したりすることは簡単ではありませんでした。けれど、信頼できる先生と1対1であれば、自分の好きなことについて話すことができました。
そこで見えてきたのが、その子の大好きなもの。サッカーです。
NIJINアカデミーでは、その「好き」を無理に別の学びへ変えようとはしません。むしろ「それ、やってみよう」と、その子の興味からスタートします。そこから始まったのが、「リフティング100回を目指す」というマイプロジェクトでした。
大きな目標を、自分で小さくしていく
いきなり100回を目指すのではありません。10回、20回、30回。自分で少しずつ目標を設定しながら、挑戦を重ねていきました。
大人から「今日はここまでやりなさい」と言われたわけではありません。自分で決めて、自分で挑戦する。だからこそ、「昨日よりできた」「次はもう少しやってみたい」という気持ちが生まれていきます。この小さな「できた」の積み重ねが、少しずつ本人の自信になっていきました。
「見てもらえる」ことで、挑戦は続いていく
挑戦したことを校舎の仲間たちに発信すると、「すごい!」「応援してる!」「また記録伸びたね!」といった温かい反応が返ってきます。
たった一つのリアクションやコメントかもしれません。でも、子どもにとっては「自分の挑戦を誰かが見てくれている」という大きな経験です。
頑張っても誰にも気づかれないのではなく、挑戦すれば、誰かが見てくれる。できたことを、一緒に喜んでくれる。そんな環境があることで、「もう一回やってみよう」という次のエネルギーにつながっていきました。
「好き」は、自信へと変わっていく
挑戦を重ねる中で、自分の「好き」に自信が生まれていきました。そして、その変化はリフティングだけにとどまりません。やがて「自分が好きなサッカーを使って、誰かに楽しい時間を届けたい」という気持ちへと広がっていきます。
そこで生まれたのが、自分で考えた「ホーム体育」です。家の中でも安全に楽しめるよう、ビニール袋や靴下など、身近にあるものを使って体を動かす遊びを考え、自ら企画・発信するようになりました。
最初は、自分の好きなことを楽しんでいた一人の子ども。その「好き」が、自信になり、誰かとのつながりになり、そして「誰かをハッピーにしたい」という思いへと広がっていったのです。
マイプロジェクトや探究学習で、子どもの「好き」を仲間とのつながりや自信につなげています。授業の様子は無料体験会でご覧いただけます。
なぜ、この変化が生まれたのか
このストーリーの背景には、NIJINアカデミーが大切にしている3つの関わりがあります。
1.目標もステップも、自分で決める
大人から与えられた課題ではなく、「これをやってみたい」という本人の気持ちを出発点にする。そして、大きな目標を小さなステップに分け、自分のペースで進んでいきます。
自分で決めたからこそ、挑戦が「やらされるもの」ではなくなります。「できた」「もう少しやりたい」という内側から生まれるエネルギーが、次の行動につながっていきます。NIJINアカデミーには定期テストがなく、担任の所見(学びのポートフォリオ)で一人ひとりの歩みを記録していくため、点数では測れないこうした挑戦もきちんと残ります。
2.「見てもらえる」「認めてもらえる」コミュニティがある
子どもが何かに挑戦したとき、「すごいね」「面白いね」「応援しているよ」と返してくれる仲間や大人がいます。8〜10人程度の少人数クラスと、いつでも入れるバーチャル校舎があることで、発信がきちんと誰かに届きます。
結果だけではなく、挑戦したこと。続けたこと。工夫したこと。その一つひとつを見てもらえる。その経験が、「自分はここにいていい」「自分のことを出しても大丈夫」という安心感につながっていきます。安心できるからこそ、次の一歩を踏み出せるのです。
3.「好き」が「誰かのため」に広がっていく
最初は「自分が楽しい」というところから始まったサッカー。けれど、自分の「好き」を認めてもらい、それを通して人とつながる経験を重ねることで、「これを誰かにも伝えたい」「一緒に楽しみたい」という気持ちが生まれました。
これはNIJINアカデミーが大切にしている、「自分を好きになる」「学びを好きになる」「社会を好きになる」という学びの広がりにもつながっています。自分の「好き」が、誰かの笑顔につながる。その経験は、子どもにとって大きな学びになります。
「好き」は、未来につながる学びになる
一見すると、「サッカーが好き」ということは、単なる趣味のように見えるかもしれません。けれど、その「好き」の中にはたくさんの学びがあります。
| 子どもがしていたこと | そこで育っているもの |
|---|---|
| 自分で目標を決める | 主体性 |
| 練習方法を考える/もう一度挑戦する | 試行錯誤する力 |
| 挑戦したことを仲間に伝える | 自己表現・コミュニケーション |
| 仲間から応援される | 安心感と自己肯定感 |
| 今度は自分が誰かを楽しませる | 他者との協働・社会とのつながり |
だからこそ、NIJINアカデミーでは「その子が何を好きなのか」をとても大切にしています。
本来の自分とつながると、子どもは動き始める
子どもが動き出すために、いつも大きなきっかけが必要なわけではありません。「これ好き」「ちょっとやってみたい」。そんな小さな気持ちから始まることがあります。
その気持ちを大人が見つけ、否定せず、急かさず、一緒に面白がる。そして、挑戦したことを仲間が見てくれる。その積み重ねによって、「自分にもできるかもしれない」という気持ちが育っていきます。
今回のストーリーは、「好き」をきっかけに、本来の自分とつながっていく子どもの姿を教えてくれました。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。「好きなこと以外には取り組めない」と見えていた姿の奥にも、まだ動き出していないだけの力があったのだと思います。
よくある質問
まとめ
自分の好きなことに夢中になる。自分で目標を決める。挑戦する。認めてもらう。そして、その「好き」を使って誰かを笑顔にする。学びは、教えられるものだけではありません。自分の中にある「好き」から始まり、人とつながり、社会へと広がっていくこともあります。
NIJINアカデミーはこれからも、一人ひとりの中にある「やってみたい」「面白い」「好き」という内発的なエネルギーを大切に育みながら、その子らしい学びと挑戦を応援していきます。自分の「好き」が、自分をハッピーにする。そしていつか、その「好き」が、誰かのハッピーにもつながっていく。そんな学びの循環を、これからもつくり続けていきます。

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