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「なんとなく学校に行けない」から始まった不登校。小4男子の母が語る、オンラインスクールNIJINアカデミーに出会うまで

保護者インタビュー 保護者インタビューのアイキャッチ画像

不登校の小4男子の母が語る、オンラインフリースクールNIJINアカデミーに出会うまで

先生が嫌だったわけでも、友達関係で悩んだわけでもない。それでも学校に足が向かなくなった息子と、 「なんとなく」という言葉の重さに戸惑いながら向き合ってきた母親がいます。 比較に苦しんだ日々から、オンラインフリースクール「NIJINアカデミー」で息子が発表に挑戦し、 毎朝の習慣を取り戻すまで――ありのままの体験談をお届けします。

取材対象:小学4年生 男子児童の保護者 キーワード:不登校 / 行き渋り / オンラインフリースクール

今回登場するご家庭のプロフィール

お子さん
しょうたろうくん(仮名)・10歳・小学4年生・一人っこ
性格
明るく優しい。少しこだわりが強い一面も
不登校の経緯
小学1年生1学期から行き渋りが始まり、2学期にはほぼ登校できない状態に
現在
NIJINアカデミーに在籍し、毎朝の体育の授業への参加を軸に生活リズムを確立。バスケットボールの習い事も週4日継続中

この記事の要点

  • 不登校のきっかけは、いじめや先生との相性といった明確な理由ではなく「なんとなく行きたくない」という気持ちからだった
  • 母親自身も学歴に依存しない人生経験を持っていたことが、息子の選択を否定せずに受け止める土台になった
  • 本人が「親と離れたくない」という思いからオンラインフリースクールを希望し、NIJINアカデミーに出会った
  • 入学の決め手は、先生たちから伝わってきた「使命感」と「本気度」だった
  • 「10時の体育に出る」というハードルの低い習慣から始め、生活リズムと自信を少しずつ取り戻していった
  • 「ニジアカがダメなら学校に行く」という選択肢も本人に伝え続け、学校との関わりを完全には断たない方針をとっている

1「なんとなく行きたくない」から不登校がはじまった日

現在10歳、小学4年生のしょうたろうくん。明るく優しい性格で、少しこだわりが強い一面もあるという一人っ子です。 平日の朝は自分を整える時間を持ってから、10時スタートの体育の授業には必ず参加。 その他の授業は興味のあるものを選んで受け、放課後はバスケットボールの習い事に週4日通うという、 今では自分なりのリズムを持った生活を送っています。

お母さまが登壇した100人カイギの様子

しかし、ここに至るまでの道のりは平坦ではありませんでした。行き渋りが始まったのは、小学1年生の1学期。 「今日は休みたい」という言葉が出始めた頃、母親は無理に行かせることはせず、休める時は休もうというスタンスで見守っていたといいます。

お母さん

1学期からなんとなく「今日は休みたい」が始まって。私もじゃあいいんじゃないみたいな感じで、 別に咎めることもなく休める時は休もうというところから始まったんですけど、2学期にはもう行けない状態になっていて。

1年生の間は、担任の先生が息子を気にかけ、毎週金曜日の夕方に学校で会う時間を作ってくれていました。 しかし2年生以降、その関わりも自然となくなっていったそうです。

印象的なのは、不登校のきっかけとして語られる大きな出来事が「特になかった」ということです。 先生が嫌なわけでも、友達関係がこじれたわけでもない。学校の友達とは、今でも遊ぶ関係だといいます。

なんとなく「やだ」が始まりだったから、私はそこに戸惑うっていうのはありましたよね。

「行き渋り」から「不登校」への移行も、本人にとってはっきりした自覚を伴うものではなかったようです。 母親は当時をこう振り返ります。「行きしぶったからといって、その先に不登校になると思っていなかった。 気づいたら、あ、うち不登校なんだ、という状態だった」と。多くの保護者が共感するであろう、 不登校が始まる瞬間のリアルな戸惑いがここに表れています。

2周りと比べて戸惑った母親自身の葛藤

行き渋りが始まった当初、母親はSNSで胸の内をふと吐露したことがあったといいます。すると、 同じように行き渋りを経験した周囲の母親たちから共感の声が寄せられました。夫とも常に話し合いを重ねており、 不登校そのものをネガティブに捉えすぎることはなかったそうです。

教育への違和感が夫婦で一致していた

夫婦で話す中で見えてきたのは、「学校に対して大きな不満はないけれど、冷静に考えると合わない部分もあるよね」 という感覚が共有できていたということでした。自由な選択肢が広がる時代に、画一的な学校教育とのミスマッチを 感じていたのは、実は息子だけではなく両親自身も同じだったのです。

お母さん

こんなにみんな自由な時代なのに、学校に対して不満というかミスマッチだよねっていうところは、 私にも夫にもあったから。息子が言ってることも全くわからないわけじゃなかった。

さらに大きかったのは、母親自身が「学歴で今の人生が成り立っているわけではない」という実感を持っていたことでした。 いわゆる優等生として学校生活を送ったことがイコール今の幸せにつながっている、という感覚を持っていなかったため、 息子が学校に行けないことを人生の失敗のようには捉えなかったといいます。

祖父母など周囲からも特に何も言われなかったことも、精神的な支えになりました。そして何より、 本人がとても元気に楽しく過ごしていたことが、家族の安心材料になっていたそうです。

お母さん

明らかに元気がなくなっていたら心配だったと思うけど、すごい楽しそうだったから。 目の前の子どもの笑顔が一番、というのはありましたね。

とはいえ、「この先どうしよう」という漠然とした不安がなかったわけではありません。 共感はできても、答えが見えない中で、次の一歩を探す日々が続いていました。

3なぜオンラインフリースクール「NIJINアカデミー」を選んだのか

次の一歩を探す中で出会ったのが、NIJINアカデミーでした。きっかけはInstagramでの発信。 当時、他のオンラインフリースクールも並行して調べていた中で、NIJINアカデミーの発信を見て 「これは本気度が違う」と感じたことが決め手になったといいます。

最初からオンライン一択だった理由

興味深いのは、フリースクールなどリアルの居場所ではなく、最初からオンラインフリースクールだけを 探していたという点です。理由は、本人が「親と離れたくない」という気持ちを強く持っていたこと。 家から通える環境であることが、家族にとって譲れない条件でした。

お母さん

どこかに行くっていうのができなくて。それは多分、親と離れたくないが結構強くて。 だから家から学校に通えるっていうのが理想でした。

とはいえ、入学前には「オンラインの学校とは何なのか」という戸惑いもありました。 授業や講座をオンラインで受けるイメージはあっても、「学校」という概念とオンラインがどうしても結びつかなかった、 と母親は当時を振り返ります。

一方で、その概念のギャップを乗り越えていたのは、むしろ本人の方だったといいます。 メタバース空間の使い方やその中で成り立つコミュニティのあり方を、子どもの方が自然に理解し、 想像できていたというのです。

彼の方が理解してるかも。やってみなきゃわかんないからやってみようっていうのが一番大きかったですね。

4入学初日、感じた「大人の本気」

不安よりも「やってみよう」という気持ちで迎えた入学初日。母親が鮮明に覚えているのは、 スタッフから伝わってきた熱量だったそうです。

お母さん

使命を持ってやってらっしゃるのがすごい伝わってきたから。大人の本気というかがめちゃめちゃ伝わってきて、 「あ、もう大丈夫、お任せします」って思えました。

この「大人の本気度が伝わったことで安心できた」という感覚は、初めてオンラインフリースクールに我が子を託す 保護者にとって、大きな判断材料の一つになるのではないでしょうか。現在、しょうたろうくんの担任は、 本人いわく「元気なのがめっちゃわかる」という先生。楽しい雰囲気の中で、学びの時間が積み重ねられています。

5発表に挑戦する息子と、できた生活習慣

挑戦しやすい環境が自信につながる

NIJINアカデミーでの日々の中で、しょうたろうくんは積極的に発表の機会を任されるようになりました。 「次はこれをお願いできる?」と先生から声をかけられ、やったことのないことにも挑戦しやすい環境が 整っているといいます。

お母さん

安心してるんだと思うんですよね。学力的に言えばみんなの途中というか、タイピングもゆっくりだし、 感想文も書けるわけじゃない。でも、できることの中でできることをやったらいいよ、というのが前提。 発表するっていうのは彼の中で自信になってるみたいで、友達に話したりしています。

夏休みには「肝試し作り」など、季節ごとの企画も用意され、飽きさせない工夫がされているそうです。

「10時の体育に出る」という小さな習慣の力

毎朝のホーム体育の様子

母親が最も大きな変化として挙げたのが、「毎朝起きて、体育の授業に出る」という生活習慣が 身についたことでした。不登校の子どもにとって、生活リズムを整えることが難しいという声はよく聞かれますが、 その背景には、ハードルの低い設計があったといいます。

1

10時の体育に出る

達成しやすい
最初の一歩

2

無理に求めない

それ以降は
本人のペースへ

3

習慣として定着

小さなステップの
積み重ね

  • 「とにかく10時の体育には出よう」という、達成しやすい最初の一歩から始める
  • それ以降の活動については無理に求めず、本人のペースに任せる
  • 小さなステップを積み重ねることで、自然と習慣として定着していく

「習慣化するのが難しい」という声を保護者からよく聞くという話に対しても、 母親は「ハードルがめちゃめちゃ低いというのはあると思う」と分析しています。 無理のない目標設定こそが、行き渋りや不登校を経験した子どもにとっての第一歩になるようです。

6「ニジアカがダメなら学校へ」という家族のルール

印象的だったのは、母親が自身の心の状態についても率直に語っていた点です。 家庭を安定させるために、母親自身が無理をしすぎない「パンパンにならない」ことを大切にしているといいます。

お母さん

私がパンパンになるぐらいだったら、息子は学校に行かなきゃいけないっていうのもあるんですよ。 だからニジアカがダメだったら学校に行くかもしれない、というところにはいる。それは彼にも伝えてあります。

学校という場所との関わりを完全に断つのではなく、選択肢として持ち続けようという方針を、 家族で共有しているとのこと。実際、リアルイベントへの参加も母親からの働きかけで実現しました。 「先生に会いたくない」という気持ちがあるわけではないと確認した上で、 「ニジアカに所属している」という自覚を持ってもらうために、あえてリアルの場に足を運んだといいます。

「もっと参加してほしい」という本音と、気づいた前提の違い

正直な気持ちとして、「せっかく整った環境なのだから、もっと活用してほしい」と思うこともあると、 母親は率直に語ります。しかし、その思いを伝える中で見えてきたのは、 自分と息子とでは「学校」に対する判断基準の前提そのものが違う、という気づきでした。

お母さん

私は「漢字練習何ページ」みたいなしんどさを知っているけど、彼はそういう経験自体をしていない。 授業の良さは私にはわかるけど、彼にとってはそれが当たり前だから、受けたい時に受けるよ、という感覚なんですよね。

家の中にいると「こんなに環境が整っているのに、なぜもっと活用しないのか」と感じてしまいがちですが、 比較対象を持たない子ども本人には、その感覚がそもそも存在しないのかもしれない――。 多くの保護者が抱くジレンマに対する、率直で示唆に富んだ気づきです。

7過去の自分に伝えたいこと

インタビューの最後に、一番しんどかった時期の自分に声をかけるとしたら何と言うか、という問いに、 母親はしばらく考えたのち、次のように答えました。

お母さん

周りとの比較がやっぱりきつかったんだなって思う。行けない学校に行けないことをマイナスに 取られていたんだよなって、今なら思う。学校に行けない理由も、本当に一人ひとり違うっていうのも、 今だから理解できるから言ってあげたい。

「不登校イコール〇〇」という単純な図式ではなく、行けない理由も、そこからの道のりも一人ひとり違う。 その理解があるからこそ、今は「辛いこともあるけれど、結構楽しくやってるよ」と、 軽やかに言えるようになったといいます。

道はそこだけじゃないから、楽しいこともあるよって、もっと大きく言っていいと思う。

そして最後に、同じように悩む保護者へのメッセージとして、こう締めくくりました。

お母さん

隣や近所に同じ考えを持った人がいなかったとしても、オンラインなら全国につながっている。 こういう風に思っている人がいっぱいいるんだと思えれば、それってすごく心強いですよね。

編集後記

今回のインタビューを通して見えてきたのは、「不登校からの回復」という一本道のストーリーではなく、 家庭ごとに異なる判断基準やペースを大切にしながら、小さな習慣を積み重ねていくプロセスでした。 「10時の体育に出る」という一つの約束事から始まったしょうたろうくんの毎日は、 今日も発表への挑戦や仲間との時間へとつながっています。

本人映像インタビュー

この記事の元になった動画で見る

今回ご紹介した内容は、実際のインタビュー動画からの書き起こしをもとに構成しています

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