千代田区の私立小学校3校一覧|学費・転入編入と、受験以外で環境を変える方法【2026年最新】

千代田区の私立小学校3校一覧|不登校の子の学びの場と費用

千代田区にある私立小学校は、東京都の名簿で確認できるのは3校(暁星小学校・白百合学園小学校・雙葉小学校)です。男子校が1校、女子校が2校で、共学の学校はありません。初年度の納付金は、公式に確認できた範囲で約117万〜127万円。途中から入る道は、暁星と白百合が年度ごとに発表する編入試験です(雙葉は編入試験なし)。受験のほかにも、区の「はくちょう教室」や全校のスペシャルサポートルーム、都の助成(月上限2万円)を使えるフリースクールで環境を変える方法があります。

この記事は、東京都・千代田区・各校の公式サイトで2026年10月に確認できた内容だけで作りました。確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし(要問い合わせ)」と書いています。偏差値・倍率・評判は扱いません。

結論:千代田区の私立小学校を調べる前に知っておきたい5つのこと
  • 区内の私立小学校は3校——九段下・飯田橋の暁星小学校(男子校)と白百合学園小学校(女子校)、四ツ谷の雙葉小学校(女子校)です。3校ともキリスト教(カトリック)の学校です
  • 初年度の納付金は約117万〜127万円——入学時に納めるお金と1年目の年額の合計。制服や給食費など、表の外のお金も別にかかります
  • 途中からの入口は限られています——暁星は毎年12月ごろに編入学試験の対象学年と人数を発表、白百合は2027年度の転・編入募集を2026年12月に掲載予定、雙葉は編入試験を行っていません
  • 転校しなくても環境は変えられます——区立の全校にあるスペシャルサポートルーム、適応指導教室「はくちょう教室」、メタバース空間のVLPなど、籍を変えずに使える場があります
  • 費用の支えは都の助成が中心です——フリースクール等の利用料に月額上限2万円。区独自の利用料助成は確認できませんでしたが、私立学校等に通う子どもの家庭向けに区の電子商品券「ちよだBRIDGE」があります

千代田区で私立小学校を調べる前に、押さえておきたい3つのこと

1. 「いまの学校が合わないかもしれない」と私立を調べるのは、自然なことです

私立小学校を調べ始めるきっかけは、ご家庭によってさまざまです。教育方針にひかれて、という場合もあれば、いまの学校でのつまずきや、人間関係の疲れがきっかけになることもあります。「環境を変えれば、この子は楽になるかもしれない」と考えるのは、お子さんを大切に思うからこそです。

ただ、私立小学校は「すぐに移れる場所」ではありません。この記事では、千代田区の3校の事実を整理したうえで、受験や編入のほかにどんな選択肢があるかまで、一つの記事で見渡せるようにしました。

2. 私立小学校の入口は、ほとんどが「新1年生の入学試験」です

千代田区の3校とも、募集の中心は新1年生です。2027年度入学の試験は、白百合学園小学校が2026年11月1日、雙葉小学校が11月1日〜3日、暁星小学校が11月2日(一次)・4日(二次)に行われます。3校とも出願期間はすでに終わっています(2026年10月確認)。

途中の学年から入る道は、学年と人数が限られた編入試験だけです。しかも3校のうち雙葉小学校は編入試験を行っていません。「いまの学年のうちに移りたい」と考えている場合は、時期と対象学年を先に確かめることが欠かせません。

3. 千代田区の区立小学校は、住所で通う学校が決まります

千代田区の区立小学校は8校(麹町・九段・番町・富士見・お茶の水・千代田・昌平・和泉)で、お住まいの住所によって就学する学校が指定されています。中学校には学校選択制がありますが、小学校にはありません。

指定された学校以外を希望するときは「指定校変更」の相談になります。区の公式サイトには、転居予定、保護者の就労、兄姉の在学、登下校の安全上の懸念などの例と、「特別の事情があると教育委員会が認めた場合」という項目が載っています。ただし学区域の子どもの入学が優先され、児童数や教室数によっては変更できない場合があります。相談先は教育委員会事務局 子ども部学務課学務係(03-5211-4284)です。

出典:千代田区 区立小学校の通学区域(2026年10月確認)

【一覧表】千代田区の私立小学校3校|所在地・最寄り駅・初年度の納付金・転入編入

東京都生活文化局の「私立小学校一覧」(令和8年4月1日現在)で所在地が千代田区になっている学校は3校です。所在地・学費・編入は、各校の公式サイトと募集要項の記載をそのまま載せています。

学校名所在地最寄り駅共学・別学初年度の納付金転入・編入
01 暁星小学校千代田区富士見1丁目九段下駅/飯田橋駅男子校約1,266,000円(ほかに制服等購入費 約12万円)あり(毎年12月ごろに対象学年・人数を発表)
02 白百合学園小学校千代田区九段北2丁目飯田橋駅・九段下駅 徒歩10分女子校約1,270,000円年度により異なる(2027年度分は2026年12月に掲載予定)
03 雙葉小学校千代田区六番町四ツ谷駅 麴町口 徒歩5分女子校1,171,200円(ほかに学年費・積立金・給食費など)なし(編入試験は行っていない)

※2026年10月に東京都の名簿と各校の公式サイト・募集要項で確認。初年度の納付金は、入学時に納める額と1年目の年額を合計したものです。暁星小学校の年額は「2026年度生実績」、白百合学園小学校と雙葉小学校は2027年度の募集要項・入試案内の金額です。「約」がつく項目を含むため、合計も目安です。金額は改定されることがあるため、出願前に各校の最新の募集要項でお確かめください。

NIJINアカデミーの校外活動で、橋の見える公園に集まって手を上げる子どもたち私立だけじゃない、オルタナティブスクールという選択肢

学校に合わないからこそ、輝く個性がある。

NIJINアカデミーは、日本初、公教育を持ち運び可能にした
オルタナティブスクール(小中高一貫校)です。

  • 累計入学 1000名超
  • 出席認定率 97%(希望者)
  • 全国52か所のリアル教室

※出席扱いの最終判断は在籍校です。数字はNIJINアカデミー公式サイトの掲載値。

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る

千代田区の私立小学校の学費|初年度の納付金の内訳と、表の外でかかるお金

私立小学校の費用は、「入学時に一度だけ納めるお金」と「毎年納めるお金」に分かれます。3校とも、公式サイトか募集要項で金額を確認できました。

学校名入学時に納める額毎年の納付金(年額)合計(初年度)
暁星小学校入学手続金 300,000円授業料 約48万円・施設費12.5万円・維持費20.4万円・飲料費2.2万円・学級費 約6.5万円・後援会・校友会費 約7万円(計 約96.6万円)約1,266,000円
白百合学園小学校入学金 400,000円授業料 474,000円・施設維持費 336,000円・学年費(教材費など)約60,000円約1,270,000円
雙葉小学校入学金 270,000円授業料 544,800円・施設維持費 284,400円・後援会費 72,000円1,171,200円

※暁星小学校は「2027年度(令和9年度)生 募集要項」の「諸費用(2026年度生実績)」、白百合学園小学校は「2027年度募集要項」の納付金等一覧、雙葉小学校は入試案内の「諸費用」の記載です(2026年10月確認)。

表の外でかかるお金も、公式に書かれています

暁星小学校の募集要項には、入学前に制服等購入費 約12万円、2年生からは合宿費 約5〜7万円がかかると書かれています。受験料は25,500円(受験料25,000円・資料代500円)です。

雙葉小学校の入試案内には、上の表とは別に学年費等(年額 約67,000円)、積立金(年額 約66,000円)、給食費(年額 約127,000円)などの負担があると明記されています。白百合学園小学校の検定料は30,000円で、制服・体操服の採寸・販売は合格後の11月に行うと案内されています。

6年間の総額で比べるときは、こうした表の外の費用と、通学にかかる交通費まで見積もっておくと安心です。

補足

千代田区は2026年度、私立学校等(国立・都立・インターナショナルスクール・フリースクールを含む)に通う小中学生を養育している保護者に、区内の指定店舗で使える電子商品券(PayPay商品券)を子ども1人あたり8万円分交付する「ちよだBRIDGE」を始めています(利用期間は2026年9月1日〜2027年3月31日)。学費そのものの助成ではありません。申請の方法や期間は、区の子ども総務課(03-5211-4272)でお確かめください(千代田区 報道発表 令和8年7月16日)。

千代田区の私立小学校に、途中から入れる?|転入・編入の公式情報

「いまの学校から移りたい」と考えたとき、いちばん知りたいのは途中の学年から入れるかどうかです。3校の公式情報を並べると、学校ごとに考え方がはっきり違います。

学校名公式サイトの記載(2026年10月確認)
暁星小学校編入学試験あり。毎年12月ごろに対象学年と人数、募集要項の詳細をホームページのお知らせで発表。試験は毎年1月下旬〜2月上旬の週末で、その学年までに学ぶ国語・算数のテストと、生活力をみるテスト。東京都の私立小学校に在学している場合は、在学先の学校長の許可を得たことを証明する所定の用紙が必要
白百合学園小学校転入・編入の募集は年度により異なり、2027年度分は2026年12月に掲載予定。帰国子女の特別枠はなく、一般の方と同じ試験
雙葉小学校編入試験はなし。転勤などで一度退学した児童の「復学」制度(6年生の4月まで)があるため、欠員の補充はしていない

編入を考えるときに知っておきたいこと

まず、編入は「いつでも受けられる試験」ではありません。暁星と白百合は、対象学年や人数を12月ごろに発表する形です。お子さんの学年が対象になるかどうかは、発表を待たないとわかりません。

次に、試験には学力のテストがあります。いまの学校で疲れているお子さんにとって、試験の準備そのものが大きな負担になることもあります。「環境を変えること」と「受験に向けてがんばること」を同時に背負わせていないか、一度立ち止まって考えてみてください。

そして、3校とも男女別の学校です。男の子なら区内で候補になるのは暁星小学校だけ、女の子なら白百合学園小学校と雙葉小学校の2校になります。

千代田区の朝の歩道を親子で歩く様子。私立小学校への通学や環境を変えることを考える場面(イメージ)

千代田区の私立小学校3校を、1校ずつ|所在地・最寄り駅・学費・編入

01 暁星小学校|九段下・飯田橋から通う、カトリックの男子校

富士見1丁目にある男子校です。1888年にカトリック・マリア会の宣教師によって創立された暁星学園の小学校で、幼稚園から高校までの一貫教育を行っています。公式サイトのQ&Aには、中学への進学は「強制ではありません」が「進学を原則としています」と書かれています。

2027年度の募集は男児120名(暁星幼稚園からの受験者約40名を含む)。通学時間の制限は設けておらず、保護者の判断に任せる方針です。スクールカウンセラーが常勤し、保護者の相談も受け付けていると案内されています。昼食は毎日お弁当で、事前注文制の仕出し弁当もあります。

所在地
東京都千代田区富士見1-1-13
最寄り
九段下駅(東西線 出口1・7番/半蔵門線・都営新宿線 出口1番)/飯田橋駅(JR中央・総武線 西口/有楽町線・南北線・大江戸線 出口B2a)※徒歩分数は公式サイトに記載なし
共学・別学
男子校
系列
暁星中学校・高等学校(暁星学園)
初年度の納付金
約1,266,000円(入学手続金30万円+年額 約96.6万円〈2026年度生実績〉)/制服等購入費 約12万円
転入・編入
あり(毎年12月ごろに対象学年・人数を発表、試験は1月下旬〜2月上旬)
連絡先
03-3261-1510(平日9時〜16時)

出典:暁星小学校 学校紹介・アクセス/入試情報/2027年度生 募集要項(2026年10月確認)

02 白百合学園小学校|九段北の丘にある、カトリックの女子校

九段北2丁目にある女子校です。公式サイトのQ&Aでは、家族を含めて宗教は入学に影響しないこと、入学後はキリスト教的精神に基づく学校であることへの理解と協力を求めることが書かれています。

2027年度の募集は第1学年の女児約60名。付属の幼稚園からも約60名が入学し、付属の中学校へは内部試験を経て「ほぼ全員進学」と案内されています。通学範囲の規定はありませんが、8時の登校を意識して1時間圏内で通う子が多いとのことです。

所在地
東京都千代田区九段北2-4-1
最寄り
JR総武線 飯田橋駅 西口 徒歩10分/地下鉄 飯田橋駅 B2a出口 徒歩10分(東西線・有楽町線・南北線・都営大江戸線)/地下鉄 九段下駅 出口1 徒歩10分(東西線・半蔵門線・都営新宿線)
共学・別学
女子校
系列
白百合学園 中学校・高等学校(付属の中学校へは内部試験)
初年度の納付金
約1,270,000円(入学金400,000円、授業料474,000円・施設維持費336,000円・学年費 約60,000円〈年額〉)
転入・編入
年度により異なる(2027年度分は2026年12月に掲載予定)
連絡先
03-3234-6662

出典:白百合学園小学校 アクセス/入試案内/よくある質問(2026年10月確認)

03 雙葉小学校|四ツ谷駅から歩いて5分の女子校

六番町にある女子校で、女子修道会「幼きイエス会」を設立母体とする雙葉学園の小学校です。宗教の授業を1年生から週1時間行い、英語は1年生から、英語を母語とする教員と日本人の教員がそれぞれ週1時間ずつ担当しています。

2027年度の募集は女子約40名。通学時間は徒歩を含めて60分以内であることが入学の条件で、在学中も60分以内と定められています。保護者のうち1人が同居していることも条件です。週5日制で、給食があります(アレルギーは届け出のうえ相談、個別の除去食はなし)。

所在地
東京都千代田区六番町14-1
最寄り
JR四ツ谷駅 麴町口 徒歩5分(総武線各駅停車・中央線快速)/東京メトロ丸ノ内線 四ツ谷駅 赤坂口/東京メトロ南北線 四ツ谷駅 3番出口から麴町口へ
共学・別学
女子校
系列
雙葉中学校・高等学校、雙葉小学校附属幼稚園(雙葉学園)
初年度の納付金
1,171,200円(入学金270,000円、授業料544,800円・施設維持費284,400円・後援会費72,000円〈年額〉)/ほかに学年費等 約67,000円・積立金 約66,000円・給食費 約127,000円(年額)など
転入・編入
なし(編入試験は行っていない。復学制度あり)
連絡先
03-3263-0822

出典:雙葉小学校 アクセス/入試案内/Q&A(2026年10月確認)

補足

千代田区に住んでいても、区の外の私立小学校に通うお子さんもいます。東京都の「私立小学校一覧」で、千代田区と接する区にある学校の所在地は下の表のとおりです。中央区・台東区には名簿上、私立小学校がありません。学費や編入の有無はこの記事では確認していないため、各校の公式サイトでお確かめください。

区学校名所在地(東京都の名簿の表記)
新宿区学習院初等科新宿区若葉1丁目
文京区日本女子大学附属豊明小学校文京区目白台1丁目
港区聖心女子学院初等科/東洋英和女学院小学部港区白金4丁目/港区六本木5丁目

出典:東京都生活文化局「私立小学校・中学校・高等学校・特別支援学校」学校一覧(令和8年4月1日現在)(2026年10月確認)

通学で考える|千代田区の私立小学校3校と最寄り駅

小学生の通学は、毎日のことです。3校は通学時間についての考え方もそれぞれ違います。雙葉は「60分以内」が入学・在学の条件、白百合は規定なし(1時間圏内の子が多い)、暁星は制限なし(保護者の判断)です。

駅路線学校と公式のアクセス表記
九段下駅東西線・半蔵門線・都営新宿線暁星:東西線 出口1・7番/半蔵門線・新宿線 出口1番
白百合:出口1 徒歩10分
飯田橋駅JR中央・総武線暁星:西口
白百合:西口 徒歩10分
飯田橋駅有楽町線・南北線・東西線・都営大江戸線暁星:出口B2a(東西線を除く3路線)
白百合:B2a出口 徒歩10分
四ツ谷駅JR総武線各駅停車・中央線快速雙葉:麴町口 徒歩5分
四ツ谷駅東京メトロ丸ノ内線・南北線雙葉:丸ノ内線 赤坂口/南北線 3番出口から麴町口

暁星と白百合は、九段下と飯田橋の間にあり、使える駅が重なります。雙葉は四ツ谷駅が最寄りです。見学は、実際に通う時間帯に、実際の経路で行ってみると、朝の混み具合や乗り換えの負担まで確かめられます。

転入・編入を考えるときの進め方と、学校見学で聞いておきたいこと

  1. 編入の有無と、発表の時期を確かめる雙葉は編入試験がありません。暁星は毎年12月ごろ、白百合は2027年度分を2026年12月に案内する予定です。発表されたら、お子さんの学年が対象かを最初に確認します。
  2. 出願の条件を読む暁星は、都内の私立小学校に在学している場合に在学先の校長の許可を証明する書類が必要です。通学時間や保護者の同居など、学校ごとの条件も確かめます。
  3. 説明会・公開行事に参加する学校の雰囲気は、パンフレットだけではわかりません。説明会や行事の予約は、各校の公式サイトで受け付けています。
  4. お子さん本人の気持ちを聞く「試験を受けてでも移りたいか」「いまは少し休みたいか」。答えがすぐに出なくても大丈夫です。
  5. 受験しない場合の道も並べておく結果がどうであっても、次に何をするかが見えていると、親子とも落ち着いて臨めます。後半の比較表を参考にしてください。
見学・説明会で聞いておきたい6つのこと
  • 途中から入る子は、学校生活にどう迎えられますか——編入生へのサポートの有無は、安心感を大きく左右します
  • 担任以外に相談できる人はいますか——スクールカウンセラーの体制や、保護者が相談できる窓口を確かめます
  • 体調や気持ちの波で休みがちになったとき、どう対応していますか——「休んでも戻れる」雰囲気があるかどうかです
  • 募集要項の金額のほかに、毎年かかる費用は何ですか——制服・給食・合宿・積立金など、表の外のお金を確認します
  • 保護者が学校に来る場面は、どのくらいありますか——共働きのご家庭は特に確かめておきたい点です
  • 系列の中学校への進学は、どう決まりますか——6年間のあとの見通しを早めにつかんでおけます
千代田区の私立小学校の資料を親子で見比べながら、学費や転入編入を書き出す場面(イメージ)

学費・受験・通学が壁になるとき|私立小学校への転校以外に、環境を変える方法

私立小学校の学費は、初年度だけで100万円を超えます。試験の準備が負担になる、男女別の学校しかない、編入の枠がない。こうした壁があるのは、ご家庭の努力が足りないからではありません。千代田区には、籍を変えずに使える場や、学び方そのものを変える選択肢もあります。

比較表
いまの学校のまま/私立へ転校/学校の外の学び場を足す/オンライン

費用・手続き・籍の扱いを、千代田区と東京都の公式情報で並べました。

公立のまま(スペシャルサポートルーム・はくちょう教室)私立小学校へ転校フリースクール・オルタナティブスクールオンライン(メタバース校舎など)
費用の目安授業料はかからない(はくちょう教室の利用料は公式に記載なし)初年度 約117万〜127万円(区内3校)施設によって異なる。都の助成(月上限2万円)ありNIJINアカデミーは月25,443円
手続き学校に相談のうえ、はくちょう教室へ保護者が連絡編入試験(学年・時期が限られ、雙葉はなし)各施設に申し込み。出席扱いは在籍校と相談各スクールに申し込み。出席扱いは在籍校と相談
籍の扱いいまの学校のまま転校するいまの学校のままいまの学校のまま
家から出る必要○ 通う○ 毎日通学△ 週1日〜、施設による× 自宅から参加できる
男女どちらも選べるか(区内)○△ 3校とも男女別○○

※2026年10月時点。助成の条件や出席扱いの判断は、各制度の公式情報と在籍校でお確かめください。

スペシャルサポートルーム(校内教育支援センター)|区内のすべての学校に

千代田区は、自分のクラスに入りづらい子どもが、落ち着いた空間で自分のペースで学習・生活できる場所を、区内のすべての学校内に設置しています。学級から配信されるオンライン授業を、一人一台端末で受けることもできます。相談先は各校の担任または副校長です。このほか、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、大学生のボランティアが朝の登校と登校後に寄り添う「登校サポーター」もあります。

はくちょう教室|千代田区の適応指導教室(神田須田町)

学校を休みがちな子どものための教室で、学校に籍を置いたまま通えます。場所は千代田区立教育研究所(神田須田町1-4-4 PMO神田須田町2・3階)で、JR・地下鉄の神田駅から徒歩5分、淡路町駅・小川町駅から徒歩1分です。

対象は、区の公式ページでは「千代田区立小学校・中学校・中等教育学校(前期課程)在籍の児童・生徒」と「千代田区内在住の児童・生徒」と書かれています。開室は月曜〜金曜の10時〜15時で、土日と在籍校が休みの期間はお休みです。学習は一人ひとりの習熟に合わせた自学自習が原則で、簡単なスポーツや植物の栽培、悩みの相談もあります。昼食は各自持参です。

登録を希望するときは、事前に学校に相談したうえで、保護者がはくちょう教室へ直接連絡します(03-3256-8446)。見学と面談のあと、登録手続きの説明があります。私立小学校に在籍しているお子さんの扱いや利用料は公式ページに記載がないため、教室にお確かめください。

バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)|メタバース空間の居場所

VLPは、3Dメタバース空間につくられたバーチャル空間です。GIGA端末からアバターを操作してコミュニケーションをとったり、自学自習のWEB教材やプログラミング教材を使ったりできます。東京都のポータルサイトでは、対象は千代田区内の公立学校に在籍する小中学生、問い合わせは教育研究所(03-3256-8446)と案内されています。

神田一橋中学校チャレンジクラス|中学生になってからの選択肢

区の令和8年度の不登校対策リーフレットでは、神田一橋中学校の不登校の生徒のための「チャレンジクラス」が新しい取り組みとして紹介されています。ゆとりある時程・時間割と少人数の学級で、チャレンジクラス独自の担任がつきます。対象は年間30日以上欠席している生徒、または30日未満でも断続的な不登校や不登校の傾向が見られる生徒です。いま小学生のお子さんにとっては、中学校に上がるときの選択肢の一つとして知っておくと安心です。

フリースクール・オルタナティブスクール|籍はいまの学校のまま、通う場所を足す

民間のフリースクールやオルタナティブスクールは、いまの学校に籍を置いたまま通う場所です。千代田区は「フリースクール等民間施設との連携」を不登校対策の柱の一つに挙げ、教育委員会・学校と施設が定期的に情報交換会を行っています。費用の支えは、東京都の助成です。

助成額
フリースクール等の利用料に月額上限2万円(利用料が2万円未満なら利用料と同額)
対象者
都内在住の不登校の小・中学生で、日中にフリースクール等に通所している子どもの保護者(ほかに都が定める要件あり)
対象外
入会金・施設維持費・教材費など
申請期間
令和8年5月27日〜令和9年2月12日(令和8年4月分までさかのぼって申請可)
支給
四半期ごと。在籍校が確認した利用状況報告の提出が必要
問い合わせ
東京都フリースクール等利用料助成金事務局 03-6800-8763(9時〜18時、日曜・祝日を除く)

千代田区の公式サイトを確認した範囲では、区独自のフリースクール利用料助成は確認できませんでした(2026年10月時点)。前に紹介した「ちよだBRIDGE」は、フリースクールを含む私立学校等に通う子どもの家庭が対象の電子商品券で、利用料の助成とは仕組みが違います。千代田区のフリースクールの一覧と費用は、千代田区のフリースクール11選の記事にまとめています。

千代田区の相談窓口

窓口内容電話・時間
教育相談(神田司町2-16)性格や行動、発達、いじめ、不登校などの相談。臨床心理士・公認心理師が対応(区内在住または在学の幼児〜高校生)03-3256-8140/月〜金 10時〜18時、土 9時〜17時
児童・家庭支援センター(神田司町2-16)子どもと家庭にかかわる総合相談(区内在住の18歳未満)対面(予約)03-5298-5521 月〜金 9時〜17時/千代田っこホットライン 03-3256-8150(24時間)
はくちょう教室(教育研究所)はくちょう教室の見学・面談、VLPの問い合わせ03-3256-8446
教育委員会 子ども部指導課不登校対策全般、神田一橋中学校チャレンジクラス03-5211-4286

出典:千代田区の不登校対策(令和8年度 不登校対策リーフレットを含む)/はくちょう教室/TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ(千代田区)/東京都フリースクール等利用者支援事業(2026年10月確認)

NIJINアカデミーという選択肢|私立小学校ではなく、いまの学校に「足す」場所です

NIJINアカデミーは、私立小学校でもインターナショナルスクールでもありません。いまの学校に籍を置いたまま、日本語で学べるオルタナティブスクールです。自宅からアバターで参加するメタバース校舎を軸に、全国52か所のリアル教室を組み合わせて使えます。

メタバース校舎は平日毎日開校し、月100コマのオンライン授業から選んで参加できます。クラスは8〜10人の少人数で、顔も声も出さずに参加できます。月額は25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円、税込)で、初月のみ入学金33,000円がかかります。年払いにすると年間47,520円お得です。出席扱いを希望したご家庭の97%が在籍校で出席として認められています(最終的な判断は在籍校の校長です)。

千代田区内にリアル教室はありませんが、区内の駅から乗り換えなしで向かえる教室があります。

教室場所・最寄り開校日時・対象千代田区からの行き方の一例
江東大島校江東区大島2-40-5 YLAB 2F/都営新宿線 西大島駅 徒歩3分月・火 10時〜15時(各曜日定員6名、月曜クラスは満員と記載)/小1〜中3都営新宿線(九段下・神保町・小川町・岩本町など)から乗り換えなしで西大島駅へ
町屋南千住校荒川区荒川8丁目(詳細は問い合わせ)/町屋駅 徒歩12分毎週金曜 10時〜15時(定員5名)/小学生・中学生東京メトロ千代田線(大手町・新御茶ノ水など)から乗り換えなしで町屋駅へ
池袋校豊島区(自宅開催のため詳細は問い合わせ)/池袋・目白・雑司が谷・鬼子母神から火・木 10時〜15時(定員4名)/小学生東京メトロ有楽町線(飯田橋・市ケ谷・麹町など)で池袋駅へ

リアル教室とメタバース校舎を組み合わせる「ハイブリッド通学」の月額(税込)は、教室ページの記載で江東大島校の週1コースが49,643円(リアル教室通学なら41,843円)、町屋南千住校が47,943円、池袋校が49,943円です。どれも初月のみ入学金33,000円が別にかかります。池袋校は2026年9月に開校した新しい教室で、教室ページには「毎週火曜日」という表記もあるため、通える曜日は教室にお確かめください。

通うのが負担なら、まずメタバース通学だけで始めるのも一つの方法です。迷うときは、保護者の方だけで説明会に参加していただくこともできます。無料体験説明会の日程を見る

合うお子さん・合わないお子さん

合いやすいお子さん合いにくいお子さん
いまは毎日通学するのがつらく、まず家から学びたい私立小学校のような、毎日通う校舎と系列校への進学を求めている
人と話すのは苦手でも、チャットやアバターなら参加できそう英語で学ぶ環境(インターナショナルスクール)を求めている
籍はいまの学校に置いたまま、出席扱いも相談したいオンラインの画面を見ることそのものに強い負担を感じる
受験の準備はせずに、学び方を変えてみたい大人数のなかで競い合う雰囲気のほうが力を出せる

どちらが良い・悪いではなく、いまのお子さんに合うかどうかです。

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/全国のリアル教室一覧/江東大島校/町屋南千住校/池袋校(2026年10月確認)

千代田区の自宅のリビングで、子どもがタブレットでオンラインの学びに参加し、保護者が見守る場面(イメージ)

よくある質問

千代田区にある私立小学校は何校ですか。
東京都生活文化局の「私立小学校一覧」(令和8年4月1日現在)で所在地が千代田区になっているのは、暁星小学校(富士見1丁目)、白百合学園小学校(九段北2丁目)、雙葉小学校(六番町)の3校です。暁星は男子校、白百合と雙葉は女子校です。
千代田区の私立小学校の学費は、どのくらいかかりますか。
入学時に納めるお金と1年目の年額を合わせると、暁星小学校が約1,266,000円、白百合学園小学校が約1,270,000円、雙葉小学校が1,171,200円です。このほか、制服、給食、合宿、積立金などがかかる学校もあります。最新の金額は各校の募集要項でお確かめください。
途中の学年から入ることはできますか。
暁星小学校は編入学試験があり、毎年12月ごろに対象学年と人数を発表し、1月下旬〜2月上旬に試験を行います。白百合学園小学校は年度によって異なり、2027年度分は2026年12月に掲載予定です。雙葉小学校は編入試験を行っていません。
男の子が通える私立小学校は、千代田区にありますか。
区内では暁星小学校(男子校)があります。白百合学園小学校と雙葉小学校は女子校です。区内に共学の私立小学校はありません。
千代田区の適応指導教室は、どこにありますか。
「はくちょう教室」が千代田区立教育研究所(神田須田町1-4-4 PMO神田須田町2・3階)にあります。開室は月曜〜金曜の10時〜15時です。学校に相談したうえで、保護者がはくちょう教室(03-3256-8446)へ直接連絡し、見学と面談をする流れです。
千代田区にフリースクールの助成はありますか。
東京都の助成(利用料に月額上限2万円)を千代田区にお住まいの方も申請できます。区独自の利用料助成は、2026年10月時点で区の公式サイトでは確認できませんでした。私立学校等(フリースクールを含む)に通う小中学生の家庭向けには、区の電子商品券「ちよだBRIDGE」(子ども1人8万円分)があります。
私立小学校に通っていて学校に行きづらくなったら、どこに相談できますか。
まずは在籍している学校の担任の先生やスクールカウンセラーに相談してみてください。区の教育相談(03-3256-8140)は、区内在住または在学の子どもが対象です。はくちょう教室の対象には「千代田区内在住の児童・生徒」も含まれていますが、私立在籍の場合の扱いは教室にお確かめください。
NIJINアカデミーは私立小学校ですか。
いいえ。NIJINアカデミーは、いまの学校に籍を置いたまま日本語で学べるオルタナティブスクールです。転校の手続きはいりません。出席扱いは在籍校の校長が判断します。

まとめ

千代田区で私立小学校を考えるときのポイントを、もう一度整理します。

1つめは、3校の「入口」を確かめること。暁星小学校は男子校、白百合学園小学校と雙葉小学校は女子校です。新1年生のほかに入れる道は、暁星と白百合が12月ごろに発表する編入・転入の募集だけで、雙葉は編入試験がありません。

2つめは、6年間の総額で比べること。初年度の納付金は約117万〜127万円。制服や給食費、合宿、積立金など、表の外の費用も見ておきましょう。

3つめは、転校以外の方法も並べて考えること。区内すべての学校にあるスペシャルサポートルーム、はくちょう教室、VLP、そして都の助成を使えるフリースクールやオンラインの学び。籍を変えずに環境を変える方法は、千代田区にもいくつもあります。

どの道を選ぶにしても、お子さんの「いま」に合っているかがいちばん大切です。受験をしない、いったん立ち止まる、という選択も、前に進むための一歩です。

NIJINアカデミーのイベントに集まった全国の子どもたちとスタッフの集合写真日本最大級のオルタナティブスクール|小中高一貫校

NIJINアカデミーを選ぶ家庭が、増えています。

2023年9月の開校から、累計1000名を超える子どもたちが入学。
まずはLINEで、体験会の日程や学費を聞いてみませんか。

  • 平日毎日ひらく、メタバース校舎
  • 8〜10人の少人数クラス
  • カメラ・マイクオフから参加OK

友だち追加は無料・相談だけでもOKです|デジタルパンフレットを見る