お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。結論:迷ったら、最初の1本は川口市立教育研究所の教育相談室(048-267-1123)です。学校に代わる公的な居場所は、市内4か所の地域教育支援センターと、中学生向けの芝園学園中学校です。民間のフリースクールは、たとえば月15,000円〜45,000円(通う日数による)で、市の利用料の補助は公式ページでは確認できませんでした。ほかにも、学校の中、埼玉県の相談窓口、夜間や休日の電話・LINE、保護者の会まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。
この記事では、川口市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。
- 迷ったら、最初の1本は「教育相談室(048-267-1123)」——川口市立教育研究所。電話は月〜金 9:00〜16:30(12:00〜13:00を除く)。児童生徒と保護者が対象で、来室は予約制です
- 学校に代わる居場所は、地域教育支援センター(東・西・南・北)——小学生は「わくわくスクール」、中学生は「チャレンジスクール」。入口は教育相談室か在籍校です。中学生には、令和8年4月開校の芝園学園中学校(学びの多様化学校)もあります
- 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310——埼玉県の「よりそうみんなの電話」も毎日24時間。文字で話したいときは、LINEの「親と子どもの悩みごと相談@埼玉」
- 民間の居場所・親の会・NIJINアカデミーも選択肢——出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、川口市のご自宅からオンラインで参加できます
- 川口市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
- 学校の中・川口市立教育研究所・指導課の窓口の電話番号と受付時間
- 地域教育支援センター4か所の曜日・時間と、芝園学園中学校(学びの多様化学校)の入り方
- 夜間・休日・LINEで使える窓口と、埼玉県の相談窓口、親の会
- 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
- 川口・鳩ヶ谷・戸塚・芝・安行など地区ごとの早見と、近くのフリースクールの費用
この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。川口市のご自宅からもオンラインで参加できます。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。
この記事の結論
川口市の不登校の相談は、教育相談室(048-267-1123・月〜金 9:00〜16:30、12:00〜13:00を除く)が入口です。学校に代わる公的な居場所は、地域教育支援センター4か所(東=東本郷・西=上青木西・南=朝日・北=石神)と、中学生向けの芝園学園中学校(芝園町・令和8年4月開校)。夜間・休日は24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)につながります。
民間では、川口市里の「Me-Mic LABO」(中学生以上・1日3,000円)、西川口駅の近くの「星槎みらい学校」(蕨市塚越・小4〜中3・月15,000円〜45,000円)などがあります。川口市のフリースクール利用料の補助は、市の公式ページでは確認できませんでした。お住まいの地区(川口・鳩ヶ谷・戸塚・芝・安行など)ごとの早見は、「地区別の早見」の章にまとめています。
川口市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、川口市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。
先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。
川口市には、学校の中の相談、川口市立教育研究所の教育相談、地域教育支援センター(わくわくスクール・チャレンジスクール)、令和8年4月に開校した芝園学園中学校、埼玉県の相談窓口、夜間や休日でもつながる電話、保護者同士の会まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。
最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。
決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、相談員に話すだけで構いません。
学校の中・市の窓口・県の窓口・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。
川口市立教育研究所の教育相談室は、児童生徒と保護者が電話で相談できる窓口です。保護者が直接かけられます。
相談する前に、準備は要りません
「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。
もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

通学以外の学び方について、まずは情報を集めてみませんか
体験・個別相談で、参加方法や費用、在籍校との連携などを確認できます。申し込みを急がず、保護者だけで話を聞くこともできます。
NIJINアカデミーの体験・相談を見る数字で見る川口市の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません
相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。
川口市の公表資料(令和6年度)によると、不登校の児童生徒は、小学校で549人(在籍の1.92%)、中学校で954人(6.94%)、あわせて1,503人です。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校19.2人、中学校69.3人、合計35.4人にあたります。中学校では、在籍する生徒の14人に1人ほどが不登校という計算です。
全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。
| 小学校 | 中学校 | |
|---|---|---|
| 川口市の不登校(令和6年度) | 549人(在籍の1.92%) | 954人(在籍の6.94%) |
| 川口市・1,000人あたり | 19.2人 | 69.3人 |
| 全国の不登校(令和6年度) | 137,704人 | 216,266人 |
| 全国・1,000人あたり | 23.0人 | 67.9人 |
川口市の不登校は、令和5年度の1,602人から、令和6年度は1,503人へと99人減っています。数は減っていても、1,500人を超えるお子さんが、いま学校に通いづらい状態にあります。
出典:川口市不登校児童生徒支援協議会「不登校児童生徒の支援に関する提言」(令和8年3月)/川口市 教育委員会事務点検評価(外部評価報告書)/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)
相談につながっていない子が、全国で約4割
同じ全国調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。
ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。
不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。
出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)
困りごと別|川口市の不登校の相談先の選び方
相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。
| こんな状況 | まず連絡する先 | 次に考えたい窓口 |
|---|---|---|
| 行き渋りが始まったばかり | 担任・学校のスクールカウンセラー | 川口市立教育研究所の教育相談(電話) |
| 学校に話しづらい | 教育相談室(048-267-1123) | 彩の国 よりそうみんなの電話・メール教育相談(埼玉県) |
| 家以外に通える場所がほしい | 在籍校 または 教育相談室(地域教育支援センターの一次相談) | 民間の居場所・NIJINアカデミー |
| 外出がほとんどできない | 訪問相談(学校または教育研究所に申込) | NIJINアカデミー(自宅から参加) |
| 中学生で、少人数の学校で学びたい | 在籍校 または 指導課(芝園学園中学校) | 地域教育支援センター(チャレンジスクール) |
| 体調や発達のことが気になる | 子ども発達相談センター「るるる」/こども家庭センター | 教育研究所の医療相談(予約制)・かかりつけ医 |
| 夜間・休日に不安が強くなった | 24時間子供SOSダイヤル/彩の国 よりそうみんなの電話 | 翌平日に教育相談室 |
| 同じ立場の保護者と話したい | 親の会(ルピナスの会・ぷらっとほーむ かわぐち) | 市・県の相談窓口 |
| 出席扱いについて知りたい | 在籍校の担任・校長 | 教育相談室 |
困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です
「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。
- まず、教育相談室に1本電話は月〜金 9:00〜16:30(12:00〜13:00を除く/048-267-1123)。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
- 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や、教室以外で過ごせる場所の有無を聞きます。
- 家以外の居場所を見学する地域教育支援センターや民間の居場所は、相談や見学から始められます。
- 選択肢を広げて比べるメタバースなどのオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・ほっとルーム
学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。
担任・管理職
最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。相談を考えたら、担任に「スクールカウンセラーに相談したい」と伝えるところから始まります。申込の方法は学校によって違うことがあるので、そのまま担任に聞いてみてください。
スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー
川口市不登校児童生徒支援協議会の提言(令和8年3月)では、各学校の生徒指導部会や教育相談部会を中心に、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが連携して支援につなげると整理されています。心の面の悩みはスクールカウンセラーに、家庭の事情や福祉の制度が絡む場合はスクールソーシャルワーカーに、というように役割が分かれています。スクールソーシャルワーカーは、川口市教育委員会の指導課に配置されています。スクールカウンセラーが学校にいる曜日や時間は学校によって違うため、担任に聞いてみてください。
校内教育支援センター「ほっとルーム」
教室に入るのがつらいとき、校内に安心して過ごせる別の場所があると、学校とのつながりが保ちやすくなります。川口市の提言には、校内教育支援センター「ほっとルーム」が、令和5年度にモデル校へ設置され、令和6年度からは支援員が配置されたと書かれています。教室に入りづらい児童生徒が、落ち着いた場所で自分のペースで学習や生活ができる居場所で、教室に戻ることだけを目的にはしていません。どの学校にあるかは学校によって違うので、お子さんの学校にあるかどうかは、担任か管理職に聞いてみてください。
学校巡回教育相談
学校生活で不適応を起こしている児童生徒の相談では、教育委員会の指導主事やアドバイザーが学校を訪問して、助言や支援をする「学校巡回教育相談」もあります。保護者が学校を通じて申し込む形で、在籍校の担任か特別支援教育コーディネーターに相談します。
「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。
学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育研究所の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。
出典:川口市不登校児童生徒支援協議会「不登校児童生徒の支援に関する提言」(令和8年3月)/川口市「教育相談」(川口市立教育研究所/令和8年5月31日更新)/川口市 指導課「スクールソーシャルワーカー採用募集」(2026年10月確認)
教育研究所と指導課の窓口|川口市の電話・来室・訪問・医療相談
学校とは別の立場で、川口市の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。川口市立教育研究所の教育相談室(上青木分室)と、川口市教育委員会の指導課です。
川口市立教育研究所の教育相談
子どもの教育全般の相談を受け付けています。登校しぶり、不安や気持ちの揺れ、学習の遅れのほか、発達に課題があると思われる子どもの就学や進路の心配も対象です。教育相談員、カウンセラー、指導主事などが対応します。電話相談は月〜金の9:00〜16:30(12:00〜13:00、土日祝日・年末年始を除く)で、対象は児童生徒と保護者です。来室しての相談は予約制で、教育相談室に電話で予約します。
| 相談の種類 | 電話・連絡先 | 受付・対象 |
|---|---|---|
| 電話相談・来室相談の予約(教育相談室) | 048-267-1123 | 月〜金 9:00〜16:30(12:00〜13:00を除く)。児童生徒と保護者 |
| 訪問相談 | 048-267-8208(申込は学校または教育研究所) | 月〜金 9:00〜17:00のうち1時間程度。家庭にひきこもりがちな児童生徒 |
| 医療相談(精神科の専門医・予約制) | 048-267-8208(申込は学校または教育研究所) | 原則 毎月第3火曜日 15:00〜17:00。精神面で不安のある児童生徒 |
| 学校巡回教育相談 | 在籍校の担任または特別支援教育コーディネーターへ | 保護者が学校を通じて申込。学校生活で不適応を起こしている児童生徒 |
訪問相談・医療相談
外出が難しくて家から出られないお子さんには、訪問相談員が家庭を訪ねて、1時間ほど相談や支援をする訪問相談があります。精神面の不安が強いお子さんには、精神科の専門医が対応する医療相談があり、予約制です。どちらも申込は、学校または教育研究所(上青木分室 048-267-8208)です。
教育研究所 上青木分室(教育相談室)の場所
- 所在地川口市上青木3-12-63(SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ6階)
- 電話教育相談室 048-267-1123/上青木分室 048-267-8208/フリーダイヤル 0120-818-718
- 受付9:00〜16:30(土日祝日・年末年始は休み)
- 一次相談地域教育支援センターの一次相談も、ここで行います
指導課(川口市教育委員会)
川口市教育委員会の指導課は、不登校支援の担当です。後で紹介する芝園学園中学校(学びの多様化学校)への転入学に関することは、指導課の指導係が窓口です。電話は048-259-7661・7662(直通)で、平日の8:30〜17:15(土日祝日・年末年始を除く)。川口市青木2-1-1の第二本庁舎5階にあります。お子さんの不登校などの相談は、市のページで教育研究所(048-267-1123)が案内されています。
訪問相談・医療相談・学校巡回教育相談は、学校を通じて申し込む形です。学校に伝えにくいときは、まず教育相談室に電話をかけて、「学校には、まだ話していない」ことも含めて相談してみてください。地域教育支援センターは、市内に住む不登校の小・中学生も対象です。
出典:川口市「教育相談」(川口市立教育研究所/令和8年5月31日更新)/川口市 指導課「教育相談」/川口市 指導課「不登校支援に関する情報」/川口市「学びの多様化学校(令和8年4月開校)」(2026年10月確認)
家以外の居場所|地域教育支援センター4か所・芝園学園中学校
「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。川口市には、学校に代わる居場所として、地域教育支援センター(適応指導教室)があります。令和8年度からは4か所に設置されました。
地域教育支援センター(わくわくスクール・チャレンジスクール)
川口市の小・中学校に在籍している、または川口市内に住んでいて、いま不登校の状態にある小・中学生のための教室です。小学生は「わくわくスクール」、中学生は「チャレンジスクール」と呼ばれています。学習の時間(まなびタイム)、体験活動、スポーツ活動、教育相談などに取り組みます。
| センター | 所在地 | 開いている曜日と時間 |
|---|---|---|
| 東教育支援センター | 東本郷630(東本郷小学校内) | 月・火・木 10:00〜14:30/水・金 10:00〜12:00 |
| 西教育支援センター | 上青木西2-14-14(上青木公民館内) | 火 10:00〜14:30/木 11:00〜14:30/金 10:00〜14:30 |
| 南教育支援センター | 朝日5-9-18(川口市立高等学校第2校地 朝日教室内) | 火・水・木 10:00〜14:30/月・金 10:00〜12:00 |
| 北教育支援センター | 石神1440(神根東小学校内) | 月・火・水 10:00〜14:35/木・金 10:00〜12:00 |
- 開く日原則として月〜金。祝日、県民の日、会場になっている学校の振替休業日は開きません
- 問い合わせ教育相談室 048-267-1123
- 一次相談上青木分室(川口市上青木3-12-63)で行います。センターに通うことを考えたら、まず教育相談室に電話します
- 曜日と時間開く曜日と時間はセンターごとに違います。お子さんが通えそうな曜日のセンターがあるか、教育相談室に聞いてみてください
通所した日が出席扱いになるかどうかは、在籍校の校長が判断します。通う前に、担任に伝えておくと安心です。また、市の教育委員会のページには、教育支援センターについて「オンラインでの支援も始まりました」という案内があります。外出が難しいお子さんは、教育相談室にオンラインでの参加について聞いてみてください。
川口市立芝園学園中学校(学びの多様化学校)
令和8年4月に開校した、不登校の生徒の実態に配慮した特別な教育課程で学べる中学校です。文部科学省が指定する「学びの多様化学校」で、旧・芝園学園陽春分校の校舎を使い、夜間中学も併設しています。所在地は川口市芝園町3-18。各学年15名程度の1学級の少人数で、対面での活動を大切にし、人とのふれ合いを通して社会的な自立をめざします。
- 授業年間の授業時数を約2割減らして学び直しの時間を設け、始業を約1時間遅らせています
- 学校生活学校指定の制服はなく、気持ちを落ち着けられる場所も設けられています
- 対象川口市内に住んでいる、または市立小・中学校に在籍している生徒です。小学生は対象ではありません
- 問い合わせ川口市教育委員会 指導課 指導係 048-259-7661・7662(平日 8:30〜17:15)
令和9年度当初の転入学は、説明会(令和8年8月28日と9月3日)への参加が条件で、申込は令和8年8月7日までに終了しています。次の機会や、年度の途中の転入については、指導課に聞いてみてください。
出典:川口市「教育相談」(川口市立教育研究所/令和8年5月31日更新)/川口市 指導課「教育相談」/川口市不登校児童生徒支援協議会「不登校児童生徒の支援に関する提言」(令和8年3月)/川口市「学びの多様化学校(令和8年4月開校)」/埼玉県 市町村立教育支援センター一覧(令和8年4月1日時点)(2026年10月確認)

地区別の早見|川口・鳩ヶ谷・戸塚・芝・安行など、地区ごとの近い相談先と居場所
川口市は広く、地区によって近くにある窓口や居場所が違います。市の「地区分類一覧」の10地区に、ここまでで紹介した公的な場所と、民間の居場所の所在地を当てはめました。電話の相談先は、どの地区でも同じで、まず教育相談室(048-267-1123)です。
| 地区(主な町名) | 地区の中にある場所 | 近い地域教育支援センター(目安) |
|---|---|---|
| 中央(本町・栄町・幸町・川口1〜3丁目など) | この記事で紹介した窓口・居場所はありません | 南(朝日)・西(上青木西) |
| 横曽根(西川口・飯塚・並木・仲町など) | 地区のすぐ外、西川口駅東口から徒歩7分の所に民間の「星槎みらい学校」(蕨市塚越) | 西(上青木西)・南(朝日) |
| 青木(青木・上青木・上青木西・前川など) | 教育相談室(上青木3-12-63)、西教育支援センター(上青木西2-14-14)、指導課・こども家庭センター(青木2-1-1 第二本庁舎)、子ども発達相談センター「るるる」(青木3-17-11) | 西(上青木西) |
| 南平(朝日・元郷・領家・弥平など) | 南教育支援センター(朝日5-9-18) | 南(朝日) |
| 新郷(東本郷・赤井・榛松・江戸袋など) | 東教育支援センター(東本郷630) | 東(東本郷) |
| 神根(石神・神戸・木曽呂・赤山など) | 北教育支援センター(石神1440) | 北(石神) |
| 芝(芝・芝園町・芝下・柳崎など) | 芝園学園中学校(芝園町3-18・中学生)、埼玉県南児童相談所(芝下1-1-56) | 西(上青木西)・北(石神) |
| 安行(安行・安行原・安行慈林・安行出羽など) | この記事で紹介した窓口・居場所はありません | 北(石神)・東(東本郷) |
| 戸塚(戸塚・東川口・戸塚東・差間など) | この記事で紹介した窓口・居場所はありません | 北(石神)・東(東本郷) |
| 鳩ヶ谷(鳩ヶ谷本町・坂下町・里・三ツ和・八幡木など) | 民間の「Me-Mic LABO」(里・中学生以上) | 北(石神)・東(東本郷) |
「近い地域教育支援センター」は、地区の位置から見た目安です。市のページには、地区や学区ごとに通うセンターを決める決まりは書かれていません。開いている曜日と時間もセンターごとに違うため、どのセンターが通いやすいかは、一次相談のときに教育相談室で聞いてみてください。
中学生なら、芝園学園中学校も地区を問わず選択肢に
芝園学園中学校(学びの多様化学校)は芝地区にありますが、対象は川口市内に住んでいる、または市立小・中学校に在籍している生徒で、地区の制限は書かれていません。転入学の相談は、指導課 指導係(048-259-7661・7662)です。
地区の外の窓口も、電話なら同じように使えます
戸塚・安行・鳩ヶ谷のように、市の窓口が地区の中に少ない地域でも、教育相談室の電話相談や、埼玉県の24時間の電話・LINEは同じように使えます。外出が難しいときは、教育研究所の訪問相談(申込は学校または教育研究所)や、自宅から参加できるオンラインの学びもあります。
出典:川口市「地域から探す(地区分類一覧)」/川口市「教育相談」(川口市立教育研究所/令和8年5月31日更新)/川口市「地域教育支援センター」/川口市 指導課「不登校支援に関する情報」/川口市「学びの多様化学校(令和8年4月開校)」/埼玉県「児童相談所のごあんない」(2026年10月確認)
心・体・発達のことが気になるとき|こども家庭センター・るるる・児童相談所
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。
川口市こども家庭センター
児童福祉と母子保健の専門職が連携して、子どもとその家庭を支える、市の窓口です(令和6年4月から)。子どもの性格やしつけ、保育園・幼稚園・学校などの集団生活での困りごと、子育てがうまくいかない、愛情を感じにくいといった保護者自身の悩み、夫婦間の悩みなどを相談できます。電話は048-259-9005で、月〜金の8:30〜17:15。来所の窓口は月〜金の9:00〜16:30です(土日祝日・年末年始は休み)。所在地は川口市青木2-1-1の第二本庁舎3階。電話と来所のどちらも利用できるとされています。
子ども発達相談センター「るるる」
お子さんの発達について、気になることや心配なことを相談できる市の窓口です。「落ち着きがない」「言葉が遅い」「お友達と遊べない」といった相談の例が挙げられています。個別の発達相談のほか、小児科医・臨床心理士・作業療法士・言語聴覚士による専門相談、保育所・幼稚園・小学校への巡回訪問などがあります。電話は048-259-9048で、月〜金の8:30〜17:15。窓口は9:00〜16:30で、面接相談は事前に電話で日にちを予約します。所在地は川口市青木3-17-11(市役所青木三丁目分室2階)です。「乳幼児期から切れ目のない支援」とされていて、対象の年齢は市のページに載っていません。学齢のお子さんの場合は、電話で聞いてみてください。
埼玉県の南児童相談所
18歳未満の子どもに関する相談を受ける県の機関で、川口市・蕨市・戸田市を担当するのは南児童相談所(川口市芝下1-1-56)です。県のページでは、不登校、落ち着きがない、わがまま、反抗といった性格や行動についての相談、しつけ、進路、教育、遊びの相談も受けると案内されています。電話は048-262-4152で、月〜金の8:30〜18:15(土日祝日・年末年始は休み)。
| 窓口 | 電話 | 受付 |
|---|---|---|
| 川口市こども家庭センター | 048-259-9005 | 電話 月〜金 8:30〜17:15/窓口 9:00〜16:30 |
| 子ども発達相談センター「るるる」 | 048-259-9048 | 電話 月〜金 8:30〜17:15/窓口 9:00〜16:30 |
| 南児童相談所(埼玉県) | 048-262-4152 | 月〜金 8:30〜18:15 |
| 川口市立教育研究所 医療相談(精神科の専門医・予約制) | 048-267-8208 | 原則 毎月第3火曜日 15:00〜17:00(申込は学校または教育研究所) |
体の不調が強いとき
朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、かかりつけ医や専門機関への相談を検討してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。川口市は、市内の精神科等の医療機関や訪問看護ステーションを一覧にした「かわぐちメンタルヘルスガイド」(令和8年9月1日更新)を公表しています。問い合わせ先は、川口市保健所 疾病対策課 精神保健係(048-423-6748、平日 8:30〜17:15)です。相談先に迷うときは、教育相談室やこども家庭センターの相談員に聞いてみてください。
保護者自身の心が疲れたとき
お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための相談は、前のこども家庭センターが、保護者自身の悩みも受け付けています。「子どもを責めてしまう」「どう接していいか分からない」といった気持ちは、相談員に話すだけで少し整理されることがあります。
出典:川口市「こども家庭センター」/川口市「子ども発達相談センター『るるる』」/埼玉県「児童相談所のごあんない」/川口市「教育相談」(川口市立教育研究所/令和8年5月31日更新)/川口市「かわぐちメンタルヘルスガイド」(2026年10月確認)
夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE
夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEやメールで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。
| 窓口 | 連絡先 | 受付 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間(夜間・休日を含む) | 子ども・保護者 |
| 彩の国 よりそうみんなの電話教育相談・子供用(埼玉県) | #7300 または 0120-86-3192 | 毎日24時間(無料回線) | 埼玉県内の子ども(原則18歳まで) |
| 彩の国 よりそうみんなの電話教育相談・保護者用(埼玉県) | 048-556-0874 | 毎日24時間 | 保護者 |
| 親と子どもの悩みごと相談@埼玉(LINE) | LINEアプリで検索して友だち追加(QRコードも可) | 月〜金 9:00〜22:00/土日祝 9:00〜17:00(12月29日〜1月3日を除く) | 埼玉県内に住む子どもと保護者 |
| 子どもスマイルネット(埼玉県) | 048-822-7007 | 毎日 10:30〜18:00(休みの日は県のページで案内) | 18歳未満の子ども・保護者(相談は無料、電話代は自己負担) |
| いじめ相談メール(川口市) | ijimesoudan@city.kawaguchi.saitama.jp | 返信には氏名・住所・在籍校名と学年が必要 | 市立学校の児童生徒・保護者 |
| こどもの人権110番(法務省) | 0120-007-110 | 平日 8:30〜17:15(無料) | 子ども・大人 |
| チャイルドライン | 0120-99-7777 | 毎日 16:00〜21:00(12月29日〜1月3日は休み・無料) | 子ども |
どれを選べばいい?
夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルか、埼玉県のよりそうみんなの電話が、いつでもつながる最初の一本です。よりそうみんなの電話には、保護者用の番号(048-556-0874)もあります。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」という保護者やお子さんには、LINEの親と子どもの悩みごと相談@埼玉があります。
埼玉県教育委員会の相談窓口の一覧(2025年12月掲載)には、県内の中学校・高校などに通う生徒向けの「SNS教育相談」(LINE、月〜金の17:00〜22:00)も載っています。登録用のQRコードは、学校で配られるリーフレットに書かれています。
お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや子どもスマイルネットが向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。
なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の相談ダイヤル「189」(24時間・通話料無料)につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/埼玉県立総合教育センター「教育相談」/埼玉県教育委員会「困ったときの相談窓口」/埼玉県「親と子どもの悩みごと相談@埼玉(LINE)」/埼玉県「子どもスマイルネット」/川口市「いじめ相談テレフォン等」/埼玉県「児童相談所のごあんない」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン(2026年10月確認)

民間の居場所・出席扱い・保護者同士で話せる場
公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所、保護者同士が話せる会があります。埼玉県教育委員会は「不登校の子供たちとその保護者を支援するためのサイト」で、県内の民間団体・施設の一覧、親の会の一覧、市町村立教育支援センターの一覧を公表しています(令和8年7月31日掲載)。民間団体・施設の一覧は地域別にまとまっていて、名称・所在地・電話番号などが載っています。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。
民間の居場所を選ぶときの観点
民間の居場所は、通う日数、時間帯、費用、活動の内容が、施設によってかなり違います。見学の前に、家庭で次の3つを話しておくと比べやすくなります。
- 週に何日、何時間くらい通えそうかお子さんの調子に合わせて、回数を選べるかどうかも見ます
- 費用は月いくらまでか入会金、月会費、保険料、行事費などが別になっていないかを、公式サイトで確認します
- 出席扱いの実績と、学校に出す記録「出席扱いにした実績はあるか」「どんな記録をどのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます
学校教育法の学校ではない施設の場合、出席扱いにするかどうかを判断するのは、在籍校の校長です。
民間施設に通う場合の出席扱い
川口市と、すぐ近くの民間フリースクール(公式サイトで確認)
「川口市 フリースクール」で調べる方のために、公式サイトで所在地・対象・費用を確かめられた施設を載せます。埼玉県の「民間活動団体・施設一覧」で、川口市内のフリースクールとして載っているのは、Me-Mic LABOです。このほか、西川口駅の近く(蕨市)に星槎みらい学校があります。
| 施設 | 所在地・最寄り | 対象 | 開いている日 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| Me-Mic LABO(アートスタジオ+フリースクール) | 川口市里(鳩ヶ谷地区)。埼玉高速鉄道「新井宿駅」から徒歩約11分 | 中学生以上 | 月〜金 10:00〜16:00(日時はスタッフと調整) | 1日3,000円。施設維持費 年15,000円。材料費は別 |
| 星槎みらい学校(星槎国際高等学校 川口学習センター内) | 蕨市塚越5-37-16。西川口駅東口から徒歩7分 | 小学4年生〜中学3年生 | 週1日〜5日から選ぶ | 入所金20,000円。月15,000円(週1日)〜45,000円(週5日)。小学生は初年度の学費免除(入所金のみ) |
Me-Mic LABOは、教科の学習支援のほか、工芸・絵画・映像・音楽などのアート活動に取り組んでいます。初めての問い合わせは、公式サイトから行う形です。星槎みらい学校は、5日間の体験期間や学校説明会があり、心理検査やカウンセリングにも対応しています(電話 048-229-3522)。どちらも、費用や開いている日は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確認してください。
川口市の公式ページでは、フリースクールの利用料の補助は確認できませんでした(2026年10月)。地域教育支援センターの利用の費用は市のページに書かれていないため、教育相談室に聞いてみてください。
出典:Me-Mic LABO 公式サイト/星槎国際高等学校「星槎みらい学校」案内(2026年)/埼玉県「民間活動団体・施設一覧」(2026年10月確認)
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設は公的機関が原則とされ、公的機関に通えない場合などに限って考慮できるとされています。出席扱いにするかどうかは、校長が教育委員会と連携して判断します。川口市の場合、公的な居場所としては地域教育支援センターがあるので、民間施設を考えるときも、先に教育相談室(048-267-1123)や担任に相談しておくと、話が進めやすくなります。
- 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
- 教育相談室や指導課に相談する出席扱いの考え方や、地域教育支援センターとの組み合わせを聞きます。
- 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
- 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。
保護者同士で話せる場
「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。埼玉県が公表している「不登校の子を持つ親の会」の一覧には、川口市で活動する会として次の2つが載っています。日時や場所は変わることがあるため、参加前に各団体へ問い合わせてください。連絡先は、県の一覧に載っています。
- ぷらっとほーむ かわぐち不登校ネットワーク不登校の子どもを持つ親の会。川口市立生涯学習プラザで、毎月第4日曜日の午後に開かれ、参加費は無料です。川口市不登校児童生徒支援協議会の委員にも名を連ねています
- ルピナスの会 川口不登校引きこもり親の会不登校・引きこもりの子どもを持つ親の会。かわぐち市民パートナーステーションの会議室で、偶数月の第4土曜日の18:00〜20:00に開かれ、参加費は無料です
市の提言には、不登校の中学生と保護者を対象にした進路の説明会「保護者とともに不登校を考える会」を実施すると書かれています。各学校や地区では、不登校の保護者会が開かれることもあります。実施の有無や日程は、教育研究所 上青木分室(048-267-8208)か、在籍校に聞いてみてください。
民間団体・親の会の内容は、県の一覧に載っている情報です。開催日や場所は変わることがあるため、最新の情報は各団体へご確認ください。
出典:埼玉県教育委員会「不登校の子供たちとその保護者を支援するためのサイト」/埼玉県「民間活動団体・施設一覧」/埼玉県「不登校の子を持つ親の会(保護者の会)」一覧/川口市不登校児童生徒支援協議会「不登校児童生徒の支援に関する提言」(令和8年3月)/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(2026年10月確認)

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所
ここまで、川口市の公的な窓口と、民間の居場所の探し方を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。
この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。
- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
- 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
- カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
- 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
- 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ
川口市のご自宅から参加できます
NIJINアカデミーは、全国どこからでもオンラインで参加できます。川口市にお住まいでも、ご自宅のパソコンやタブレットから、メタバース校舎の授業に参加できます。外出が難しい日が続いているお子さんや、まず家で様子を見たいというご家庭にも合います。
埼玉県内のリアル教室
オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあります。埼玉県内には、越谷市に教室があります。
| 教室 | 所在地 | 開室日・時間 |
|---|---|---|
| フリースクール NIJINアカデミー越谷校 | 越谷市赤山町1-147 マリフラット2 | 毎週火・木曜日 10:00〜15:00(18:00までの延長預かりあり) |
メタバース校舎に、リアル教室を組み合わせるハイブリッド通学は、月額41,943円〜(税込。メタバース通学25,443円+リアル校16,500円〜で、リアル校の料金は教室によって異なります)です。「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、地域教育支援センターや民間の居場所に通いながら、家ではメタバース校舎の授業を受ける、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。
出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー越谷校(2026年10月確認)
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。
学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
学校の外の場所は、地域教育支援センター、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。
| 川口市の地域教育支援センター | 民間の居場所(県の一覧から探す) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 在籍校に在籍したまま利用できる | ○ | △ | ○ |
| 出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校) | ○ | △ | ○ |
| 自宅から参加できる | △ | △ | ○ |
| 平日に毎日、対面で通える場所がある | △ | △ | × |
○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。センターの「自宅から参加」は、訪問相談とオンライン支援の案内にもとづく△です。NIJINの対面の教室は、この記事では埼玉県内の越谷校を取り上げています。
| 川口市の地域教育支援センター | 民間の居場所(県の一覧から探す) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 川口市の小・中学校に在籍、または市内在住の、不登校の小・中学生 | 施設ごとに異なる(年齢・学年など) | 小・中・高の子ども(全国) |
| 費用 | 利用前に教育相談室(048-267-1123)へ | 施設によって異なる(入会金・月会費・行事費などを公式サイトで) | 月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ) |
| 入り方 | 教育相談室に電話(一次相談)。在籍校にも相談 | 見学・相談(電話など)から直接申込 | 無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談 |
| 向いているご家庭 | 家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい | 少人数の対面の居場所を探している/回数を選びたい | 外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい |
民間の居場所の費用は、施設によって差が大きくなります。県の一覧には費用が載っていないため、気になる施設の公式サイトで、入会金や保険料なども含めて確認してください。
選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、地域教育支援センターに週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。
完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。
最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。
朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。
寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。
今日から1か月の動き方
- 今日〜3日以内川口市立教育研究所の教育相談室(048-267-1123)か、埼玉県の「親と子どもの悩みごと相談@埼玉」(LINE)で、状況を一度話してみます。
- 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内の「ほっとルーム」の有無を聞きます。
- 2週間以内地域教育支援センターか、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。
- 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。
お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。
相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。
よくある質問
まとめ
川口市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、川口市立教育研究所、地域教育支援センター、埼玉県の相談窓口、夜間・休日の電話、保護者の会と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず教育相談室(048-267-1123)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。
家以外の居場所がほしいときは、川口市の地域教育支援センター(東・西・南・北)や、民間の居場所があります。中学生には、令和8年4月に開校した芝園学園中学校(学びの多様化学校)もあります。外出が難しいときは、メタバースを使った学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。川口市のご自宅からでも、オンラインで参加できます。
選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。


