お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。那覇市には、学校の中、那覇市教育委員会の教育相談課、自立支援教室、こども家庭センターなは、沖縄県の相談窓口、夜間や休日の電話、民間の居場所や保護者の会まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。市と沖縄県の公的な窓口・教室だけでも、この記事で13を紹介しています。
この記事では、那覇市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。
- 迷ったら、最初の1本は「青少年ダイヤル「なは」(098-941-7867)」——那覇市教育委員会 教育相談課の電話相談。月〜金 9:00〜12:00・13:00〜17:00で、予約は要りません。子ども本人も、保護者もかけられます。来所相談は予約制です
- 学校に代わる居場所は、自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)——入口は在籍校か教育相談課(098-941-7868)。きら星学級は家庭訪問などのアウトリーチも行います。出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です
- 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310——子どもの発達や家庭の悩みは、こども家庭センターなは(098-861-5026)や中央児童相談所(098-886-2900)へ
- 民間の居場所・親の会・NIJINアカデミーも選択肢——民間施設の出席扱いも、判断するのは在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、那覇市のご自宅からオンラインで参加できます
- 那覇市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
- 学校の中・教育相談課・沖縄県の窓口の電話番号と受付時間
- 自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)や青少年わいわい広場など、家以外の居場所の入り方
- 夜間・休日に使える窓口と、民間の居場所・保護者の会
- 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。那覇市のご自宅からもオンラインで参加できます。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。
この記事の結論
那覇市で不登校の相談ができる、市と沖縄県の公的な窓口・教室は、この記事で紹介するだけで13あります。最初の1本は、予約の要らない青少年ダイヤル「なは」(098-941-7867、月〜金 9:00〜12:00・13:00〜17:00)がおすすめです。
学校に代わる公的な居場所は、教育相談課の自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)。民間の居場所の月額は、金額を確認できた施設で11,000円〜45,000円です。
お金の支援は、那覇市のフリースクール利用料の補助は、2024年3月更新の市の回答では実施は示されておらず、「今後も調査研究」とされています。沖縄県は、出席扱いになっている中高生のバス・モノレール通学費を支援しています(所得の条件あり)。那覇市まなびクーポン(小4〜中3・対象の世帯、年84,000円〜120,000円)は、市に登録された塾・家庭教師・通信教育などに使えます。
那覇市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、那覇市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。
先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。
那覇市には、学校の中の相談、那覇市教育委員会 教育相談課の電話・来所相談、自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)、こども家庭センターなはや保健所の相談、沖縄県の窓口、夜間や休日でもつながる電話、民間の居場所や保護者同士の会まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。
最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。
決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、相談員に話すだけで構いません。
学校の中・市の窓口・県の窓口・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。
那覇市の青少年ダイヤル「なは」は、予約の要らない電話相談です。保護者も、学校を通さずに直接かけられます。
相談する前に、準備は要りません
「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。
もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

通学以外の学び方について、まずは情報を集めてみませんか
体験・個別相談で、参加方法や費用、在籍校との連携などを確認できます。申し込みを急がず、保護者だけで話を聞くこともできます。
NIJINアカデミーの体験・相談を見る数字で見る不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません
相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。
全国では、令和6年度の小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。中学校では、在籍する生徒の15人に1人ほどが不登校という計算です。
| 1,000人あたりの不登校(令和6年度・全国) | |
|---|---|
| 小学校 | 23.0人 |
| 中学校 | 67.9人 |
| 小・中学校の合計 | 38.6人 |
これは全国の数字で、那覇市のお子さんにそのままあてはまるとは限りません。それでも、「一部のご家庭だけの話ではない」ことは確かです。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)
那覇市教育委員会も、不登校の増加を課題として挙げています
那覇市教育委員会の教育事務点検評価報告書(令和7年度の事業を評価したもの)では、市の「不登校対策の取り組み」について、外部評価で「不登校児童生徒の増加は沖縄県全体の特徴であるが、那覇市でも例外ではない」と述べられています。内部評価では、「低年齢化する不登校の子どもたち」への対応が課題として挙げられています。市として、不登校への支援を重点の一つに置いているということです。
出典:那覇市「令和8年 教育事務点検評価報告書(令和7年度事業)」(2026年10月確認)
相談につながっていない子が、全国で約4割
同じ調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。
ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、市の自立支援教室への通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。
不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。
出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)
困りごと別|那覇市の不登校の相談先の選び方
相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。
| こんな状況 | まず連絡する先 | 次に考えたい窓口 |
|---|---|---|
| 行き渋りが始まったばかり | 担任・学校の相談担当 | 青少年ダイヤル「なは」(電話相談) |
| 学校に話しづらい | 青少年ダイヤル「なは」/教育相談課 | 沖縄県立総合教育センターの教育相談 |
| 家以外に通える場所がほしい | 在籍校 または 教育相談課(自立支援教室:あけもどろ学級・きら星学級) | 民間の居場所・NIJINアカデミー |
| 外出がほとんどできない | 教育相談課(きら星学級は家庭訪問などのアウトリーチも行う) | NIJINアカデミー(自宅から参加) |
| 気軽に立ち寄れる無料の場所がほしい | 青少年わいわい広場(30歳未満・無料) | 自立支援教室・民間の居場所 |
| 体調や発達のことが気になる | こども家庭センターなは/那覇市保健所の思春期相談 | 沖縄県立総合教育センターの特別支援教育相談/かかりつけ医 |
| 夜間・休日に不安が強くなった | 24時間子供SOSダイヤル | 翌平日に青少年ダイヤル「なは」 |
| 同じ立場の保護者と話したい | 不登校・ひきこもりを考える那覇・南部親の会 | 教育相談課 |
| お子さんが15歳を過ぎている | 沖縄県立総合教育センター/sorae(ソラエ)なはセンター | 中央児童相談所(18歳未満) |
| 出席扱いについて知りたい | 在籍校の担任・校長 | 教育相談課 |
困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です
「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。
- まず、青少年ダイヤル「なは」に1本電話は月〜金 9:00〜12:00・13:00〜17:00(098-941-7867)。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
- 学校内の窓口を確認する担任に、校内の相談の体制や、校内の別室(校内自立支援室)の有無を聞きます。
- 家以外の居場所を見学する自立支援教室や民間の居場所は、まず相談や見学から始められます。
- 選択肢を広げて比べるメタバースなどのオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

地域別|那覇市のどこに住んでいるかで見る相談先と居場所
那覇市の公的な窓口は、市の中心部(松山・泉崎)と、首里石嶺町、与儀に分かれています。お住まいの地域から近い窓口を、下の表にまとめました。町名は位置の目安で、市の正式な地区分けとは限りません。どの地域にお住まいでも、相談先は住所で決まるものではありません。電話相談なら、どこからでも同じようにかけられます。
| お住まいの地域(町の例) | 近くにある公的な窓口 | 近くの民間の居場所・会 |
|---|---|---|
| 那覇の中心部(松山・泉崎・久茂地・牧志・安里など) | 教育相談課・青少年わいわい広場(松山2丁目の津波避難ビル。モノレール美栄橋駅から徒歩10分、バスは「若松入口」)/こども家庭センターなは(那覇市役所2階、泉崎1丁目) | みらい学び舎(安里) |
| 与儀・大道・松川の周辺 | 那覇市保健所(与儀1丁目):思春期相談、こころの健康相談、ひきこもりの相談 | フリースクール星槎那覇「ちゅら星★教室」(大道)/不登校・ひきこもりを考える那覇・南部親の会(会場は那覇市保健所) |
| 首里の周辺(首里石嶺町など) | 沖縄県中央児童相談所(首里石嶺町4丁目)/sorae なはセンター(首里石嶺町4丁目、沖縄県総合福祉センター西棟3階) | この記事で確認できた施設はありません。オンラインの学びも選択肢です |
| 那覇の北側(銘苅・おもろまち・安謝など) | 市の窓口は中心部に集まっています。まず電話から始めると動きやすくなります | KHJ てぃんさぐぬ花の会(銘苅2丁目、なは市民活動支援センター内)/北どなりの浦添市に、沖縄オルタナティブスクール らしく(浦添市宮城) |
| 小禄の周辺 | 市と県の窓口は中心部や首里にあるため、青少年ダイヤル「なは」への電話と、在籍校の教育相談支援員への相談から始めるのが近道です | この記事で確認できた施設はありません。オンラインの学びも選択肢です |
| どの地域でも | 在籍校の担任・教育相談支援員/青少年ダイヤル「なは」/沖縄県立総合教育センターの教育相談(沖縄市にあるため、まず電話で)/24時間子供SOSダイヤル | NIJINアカデミーのメタバース校舎(自宅から参加) |
市の教育相談課の事業概要パンフレット(令和6年度版)では、家庭の経済的な課題がある児童生徒のために、各中学校区に子ども寄添支援員(スクールソーシャルワーカー)を派遣しているとされています。家計のことも含めて心配があるときは、在籍校に「寄添支援員さんに相談できますか」と聞いてみてください。
那覇市と周辺のフリースクールを、場所・費用・対象学年で8か所比べた記事もあります。通える範囲の施設を探すときは、那覇市のフリースクール8選もあわせてご覧ください。
出典:那覇市「教育相談・支援」(令和8年6月更新)/那覇市教育相談課「パンフレット(事業概要)」/沖縄県子ども・若者みらい相談プラザ sorae/沖縄県「中央児童相談所」/那覇市保健所「ひきこもりについての相談」(2026年10月確認)
学校の中で相談する|担任・教育相談支援員・校内自立支援室
学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。
担任・管理職
最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。相談を考えたら、担任に「学校の中で相談できる人はいますか」と伝えるところから始まります。相談の体制や申込の方法は学校によって違うことがあるので、そのまま担任に聞いてみてください。
教育相談支援員
令和8年度版「那覇市の教育」によると、那覇市は、不登校や不登校傾向の児童生徒とその保護者の相談・支援のために、教育相談支援員を市内の小中学校に配置しています。教室以外の場所での支援や、家庭訪問、保護者の相談などを行う役割です。配置の曜日や時間は学校によって違うため、担任に「教育相談支援員に話を聞いてもらえますか」と聞いてみてください。
校内自立支援室
教室に入るのがつらいとき、校内に安心して過ごせる別の場所があると、学校とのつながりが保ちやすくなります。那覇市では、授業に入りづらい児童生徒や不登校の児童生徒のために、校内に部屋を設けて学習支援員を置く「校内自立支援室事業」を行っています。令和8年度の実施校は、小学校4校・中学校1校の計5校です。全校にあるわけではないので、お子さんの学校が対象かどうかは、担任か管理職に聞いてみてください。
「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。学校の中で相談できる人と、教室以外で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。
学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育相談課や県の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。
出典:那覇市「令和8年度 那覇市の教育」第4章/那覇市教育相談課「パンフレット(事業概要)」/那覇市教育委員会「教育相談課」(2026年10月確認)
教育相談課と沖縄県の窓口|青少年ダイヤル「なは」・県立総合教育センター・sorae
学校とは別の立場で、相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。那覇市教育委員会の教育相談課(青少年ダイヤル「なは」)と、沖縄県立総合教育センター、沖縄県の子ども・若者総合相談センター sorae(ソラエ)です。
那覇市教育委員会 教育相談課・青少年ダイヤル「なは」
教育相談課には、心理士や教育相談員がいて、子どもと保護者、教職員の相談を受けています。不登校、非行、情緒や行動の心配、学業や進路など、教育全般の悩みが相談の対象です。電話相談の青少年ダイヤル「なは」は予約が要らず、月〜金の9:00〜12:00・13:00〜17:00に、専用の番号に直接かけられます。子ども本人からの電話も受け付けています。
| 相談の種類 | 電話・連絡先 | 受付 |
|---|---|---|
| 青少年ダイヤル「なは」(電話相談・予約不要) | 098-941-7867 | 月〜金 9:00〜12:00、13:00〜17:00 |
| 教育相談課(来所相談・予約が必要) | 098-941-7868 | 月〜金 9:00〜17:00 |
| 学校教育課 企画・特別支援グループ(特別な教育的支援を必要とする幼児・児童生徒) | 098-917-3506 | 月〜金 8:30〜17:00 |
- 来所相談予約が必要なので、先に電話で申し込みます(098-941-7868)。継続して支援が必要な場合は、担当による定期的な面接があります
- 所在地那覇市松山2丁目22-1(那覇市津波避難ビル2階)。モノレール「美栄橋駅」から徒歩10分
- 番号の変更教育相談課の電話番号は、2023年1月16日に変更されています。以前の資料にある098-832から始まる番号ではなく、上の番号にかけてください
沖縄県立総合教育センターの教育相談
沖縄県立総合教育センターでも、教育相談を受け付けています。対象は、小学生・中学生・高校生とその保護者、教師などで、学校になじめない・不登校、進路、いじめ、学業不振など幅広い相談に電話と来所で応じています。電話は教育相談専用ダイヤル098-933-7537です。受付の曜日と時間は、センターの公式ページでご確認ください。センターは沖縄市与儀にあるため、まずは電話から始める形になります。
沖縄県子ども・若者みらい相談プラザ sorae(ソラエ)
沖縄県が設けている「子ども・若者総合相談センター」です。ニート、ひきこもり、不登校など、社会生活を送るうえで困難を抱える子ども・若者(0歳からおおむね39歳以下)と、そのご家族の相談を受けています。教育機関や支援機関からの相談も受け付けています。那覇市首里石嶺町の沖縄県総合福祉センター西棟3階に「sorae なはセンター」があり、電話は098-943-5335です。開所の曜日と時間は、事前に電話か公式ページでご確認ください。
市の教育相談課は、小・中学生の相談が中心の窓口です。高校生のお子さんの相談や、「どこに相談すればいいか分からない」ときは、県立総合教育センターやsoraeから始めるのが確実です。
出典:那覇市「青少年相談」/那覇市「教育相談・支援」/那覇市「教育に関する相談案内」(令和8年1月更新)/那覇市教育委員会「教育相談課」/那覇市教育相談課「パンフレット(事業概要)」/沖縄県立総合教育センター「教育相談」/沖縄県子ども・若者みらい相談プラザsorae(2026年10月確認)
家以外の居場所|自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)・青少年わいわい広場
「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。那覇市には、学校に代わる居場所として、教育相談課が運営する自立支援教室があります。
自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)
那覇市教育委員会 教育相談課が運営する、不登校や登校しぶりの状態にある児童生徒のための教室です。市の事業概要パンフレットによると、対象は、不登校や登校しぶり(10日以上30日未満の欠席)の状態にある児童生徒。日中に過ごせる場所、個別の支援、さまざまな活動を通して、学校との連携や社会的な自立を目指す事業とされています。令和8年度版「那覇市の教育」にも、教育相談課の事業として掲載されています。
| 教室 | 内容 | 問い合わせ |
|---|---|---|
| あけもどろ学級 | 心理的・情緒的な不安のために学校に行けない児童生徒のための教室。集団での活動、カウンセリング、学習の支援を通して、社会的な自立を目指します | 教育相談課 098-941-7868 |
| きら星学級 | 学校の外で指導や相談が必要な不登校の児童生徒に、日中の支援を行う教室。園芸、職場体験、工作、スポーツなどの活動があります。学校訪問や家庭訪問などのアウトリーチ、通所が難しい児童生徒の送迎も行います | 教育相談課 098-941-7868 |
- 窓口那覇市教育委員会 教育相談課(那覇市松山2丁目22-1 津波避難ビル)
- 通う日・時間教室ごとの開室日と時間は、教育相談課に問い合わせてください。通い方は相談して決めます
- 見学・利用在籍校の担任か、教育相談課(098-941-7868)に相談します
- 出席扱い出席扱いにするかどうかは、在籍校の校長が判断します。通い始める前に、担任に相談しておくと安心です
このほか、教育相談課には学習支援員がいて、不登校の児童生徒の学習を支えています。家庭訪問や送迎があるため、「外出は難しいけれど、誰かとはつながりたい」というお子さんの場合も、相談の対象になります。
青少年わいわい広場(無料の交流・居場所)
同じ津波避難ビルの3階にある、那覇市教育委員会の施設です。卓球、ダンス、バドミントン、バスケットボール、バンド練習、読書、勉強などができます。利用は無料で、那覇市に住んでいる・通勤している・通学している30歳未満の青少年が対象です。
- 利用時間月〜金(水曜を除く)は13:00〜19:00、土日は9:00〜17:00。市立小中学校の長期休業期間中の平日は9:00〜19:00
- 休みの日水曜日、祝日、慰霊の日(6月23日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
- 予約・問い合わせ利用時間内に電話で受け付けています(098-868-2035)。専用の駐車場はありません
「学校には行けないけれど、人のいる場所には少し出てみたい」という段階の居場所として、知っておいてください。
出典:那覇市教育相談課「パンフレット(事業概要)」/那覇市「令和8年度 那覇市の教育」第4章/那覇市「学校が苦手な児童生徒の保護者の方へ」(令和7年12月更新)/那覇市教育委員会「青少年わいわい広場」(2026年10月確認)

心・体・発達のことが気になるとき|こども家庭センターなは・児童相談所・保健所
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。
こども家庭センターなは(那覇市役所)
那覇市役所2階(旧食堂側)にある、子どもと家庭の相談窓口です。対象は、妊娠期から18歳までの子どものいるご家庭で、しつけ、遊び、こころ、からだ、性格、家庭や学校での生活など、子どもに関する相談全般を受け付けています。来室でも電話でも相談でき、匿名での相談も可能です。電話は098-861-5026で、月〜金の8:30〜17:15(祝日、慰霊の日、年末年始を除く)。
沖縄県中央児童相談所
18歳未満の子どもとその家族の相談を受ける、沖縄県の機関です。那覇市は、この中央児童相談所の管轄に入っています。相談内容には「いじめや不登校」も挙げられていて、性格や行動上の問題、しつけ、子どもの発達や障害の心配も相談できます。児童福祉司、児童心理司、精神科医、小児科医などの専門職員が対応します。相談は無料です(施設への入所や里親委託には、所得に応じた負担があります)。電話は098-886-2900、所在地は那覇市首里石嶺町4丁目404-2。来所の際は、事前に電話で予約します。
那覇市保健所の思春期相談・こころの健康相談
那覇市保健所(那覇市与儀1丁目3番21号)では、思春期の体や心の悩みの相談と、睡眠のこと、気分の落ち込みといった心の健康の相談を受けています。
| 窓口 | 電話 | 受付 |
|---|---|---|
| こども家庭センターなは(那覇市役所2階) | 098-861-5026 | 月〜金 8:30〜17:15 |
| 那覇市保健所 思春期相談(地域保健課) | 098-853-7962 | 月〜金 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日を除く) |
| 那覇市保健所 こころの健康相談(精神保健) | 098-853-7973 | 月〜金 9:00〜11:30、13:00〜16:30 |
| 沖縄県中央児童相談所 | 098-886-2900 | 来所は事前に電話で予約 |
| 学校教育課 企画・特別支援グループ | 098-917-3506 | 月〜金 8:30〜17:00 |
発達の特性が気になるとき
「学校の集団が苦手」「こだわりが強い」「感覚が敏感」といったお子さんの特性が気になる保護者は、沖縄県立総合教育センターの特別支援教育相談(098-933-7526)が相談先の1つです。障害のある、あるいは「気になる」「もしかしたら?」という幼児児童生徒の保護者や関係者が対象で、電話と来所で相談できます。那覇市教育委員会の学校教育課 企画・特別支援グループ(098-917-3506)は、特別な教育的支援を必要とする幼児・児童生徒についての相談窓口です。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う関わり方を一緒に考える窓口です。
体の不調が強いとき
朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、かかりつけ医や専門機関への相談を検討してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。相談先に迷うときは、こども家庭センターなはや保健所の相談員に聞いてみてください。
保護者自身の心が疲れたとき
お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための窓口もあります。那覇市保健所の精神保健の相談(098-853-7973)は、睡眠の悩みや気分の落ち込みなど、心の健康の相談を、月〜金の9:00〜11:30・13:00〜16:30に受け付けています。ひきこもりの相談もこの窓口で、電話、来所、家庭訪問で受けています。
出典:那覇市「子育てに関する相談(こども家庭センターなは)」(令和8年1月更新)/那覇市「児童相談窓口(こども家庭センターなは)」/沖縄県「中央児童相談所の相談内容と利用方法」/沖縄県「中央児童相談所」/那覇市保健所「思春期の健康に関する事業と相談等」(令和8年9月更新)/那覇市保健所「ひきこもりについての相談」(令和8年10月更新)/沖縄県立総合教育センター「教育相談」/那覇市「教育に関する相談案内」(令和8年1月更新)(2026年10月確認)
夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE
夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEやチャットで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。
| 窓口 | 連絡先 | 受付 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間(夜間・休日を含む) | 子ども・保護者 |
| 青少年ダイヤル「なは」(那覇市教育委員会) | 098-941-7867 | 月〜金 9:00〜12:00、13:00〜17:00 | 子ども・保護者 |
| こども家庭センターなは(那覇市役所) | 098-861-5026(匿名可) | 月〜金 8:30〜17:15 | 妊娠期〜18歳の子どものいる家庭 |
| こどもの人権110番(法務省) | 0120-007-110 | 平日 8:30〜17:15(無料) | 子ども・大人 |
| 法務局LINEじんけん相談 | LINEで「法務局LINEじんけん相談」を利用 | 受付日時は法務省のページでご確認ください | 子ども・大人 |
| チャイルドライン | 0120-99-7777/チャットあり | 電話は毎日 16:00〜21:00(12月29日〜1月3日は休み) | 子ども |
どれを選べばいい?
夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルが、いつでもつながる最初の一本です。電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関につながる仕組みで、つながらないときは何度でもかけてよいと案内されています。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」という保護者やお子さんには、法務局のLINE相談や、チャイルドラインのチャットがあります。
お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、青少年ダイヤル「なは」が向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。
なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の相談ダイヤル「189」につながります。沖縄県の中央児童相談所の「おきなわ子ども虐待ホットライン」(098-886-2900)は、平日は17:15から翌朝8:30まで、土日祝日は24時間、受け付けています。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/那覇市「教育に関する相談案内」(令和8年1月更新)/那覇市「子育てに関する相談(こども家庭センターなは)」(令和8年1月更新)/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン(2026年10月確認)

民間の居場所・出席扱い・保護者同士で話せる場
公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所、保護者同士が話せる会があります。那覇市とその周辺にも、通い方や料金の違う施設があります。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。
民間の居場所の例(種類が違う3つ)
ここでは、公式サイトで内容を確認できた施設から、通い方や費用のタイプが異なる3つを例として紹介します。これ以外にも施設はありますので、あくまで「どんなタイプがあるか」の目安としてご覧ください。費用は2026年10月に各公式サイトで確認した金額です(税込か税別かは、各施設の表記によります)。変更されることがあるため、申込の前に公式サイトでご確認ください。
| 施設(所在) | 通い方・特徴 | 費用 | 問い合わせ |
|---|---|---|---|
| みらい学び舎(那覇市安里) | 対象は小学3年生〜中学3年生(ほかの学年は相談)。月〜金の13:00〜21:00で、8つの時間帯から選ぶ。学校の長期休みはお休み。公式サイトに「在籍校の校長の許可が出れば、出席扱いとなります」と記載 | 月額は、週1日11,000円/週2日21,120円/週3日30,360円/週4日37,840円/週5日44,000円。入会金と運用管理費は別途 | 098-963-7667/070-5813-6488 |
| フリースクール星槎那覇「ちゅら星★教室」(那覇市大道) | 対象は中学1〜3年生で、不登校や不登校傾向の生徒、学校に行きたくても事情で通えない生徒。1コマ50分で、登校するコマ数を選ぶ。入所前に本人を交えた個別相談がある。在籍校へ出席状況と学習の進み具合を定期的に報告 | 登校するコマ数によって異なる月謝制。金額は公式サイトの表でご確認ください | 098-917-0501 |
| 沖縄オルタナティブスクール らしく(浦添市宮城) | 対象は小学生・中学生。平日5日、9:00〜16:00で、基本は学校のカレンダーに沿う。公立学校に通いながら利用でき、那覇市などの小中学校と連携。見学・体験は随時 | 入学金40,000円。月額は週1日16,000円/週2日27,000円/週3・4日40,000円/週5日45,000円。1日利用4,000円 | 090-6865-1163 |
通う回数や時間帯、費用の組み立ては、施設によってかなり違います。那覇市と周辺の施設を8か所比べた記事「那覇市のフリースクール8選」もあわせてご覧ください。「週に何日通えるか」「費用は月いくらまでか」を、見学の前に家庭で話しておくと比べやすくなります。出席扱いにするかどうかは、どの施設でも、在籍校の校長が判断します。利用の前に、担任へ相談してください。
民間施設に通う場合の出席扱いと、県の通学費支援
那覇市教育委員会は、民間施設で支援を受ける児童生徒の出席扱いについて、保護者や民間施設と連携しながら、児童生徒の利益を最優先に判断するよう各学校長に周知している、と市の電子相談システムで回答しています(2024年3月更新の回答です)。判断するのは、在籍校の校長です。
また、沖縄県は、在籍校が出席扱いとするフリースクールへの通学費支援を行っています。対象は、中学生・高校生で、世帯が市町村民税非課税であることなどの所得の条件を満たし、在籍校の校長が指導要録上の出席扱いとすることを確認した人です。支援されるのはバスとモノレールの通学費で、オキカなどが交付されます。申請は随時受け付けていて、毎月5日までに出すと、審査のあと翌月1日から使えます。問い合わせは、沖縄県教育委員会 教育支援課(バス通学費等支援の専用ダイヤル 098-866-2116)です。
- 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
- 那覇市の教育相談課に相談する出席扱いの考え方や、通う場所の選び方を聞きます(098-941-7868)。
- 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
- 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。
保護者同士で話せる場
「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。那覇市保健所のページ(令和8年10月更新)で、開催が案内されている会を紹介します。日程と場所は変わることがあるため、参加前に各団体へ問い合わせてください。
- 不登校・ひきこもりを考える那覇・南部親の会ひきこもりや不登校のお子さんのいる親同士が、近況報告をしながら思いを共有し、先輩の話を聞く会。毎月第4土曜日の14:00〜16:00に定例会があり、場所は那覇市保健所(与儀1丁目3番21号)3階の増進室。電話 090-3797-6888
- KHJ全国ひきこもり家族会 沖縄支部 てぃんさぐぬ花の会ひきこもりのご本人やご家族向けの相談と、元ひきこもりの方を交えた対話交流会。毎月第1土曜日の10:00〜12:00に交流会があり、場所は那覇市銘苅2丁目3-1 なは市民活動支援センター内。電話 070-5277-2036。不登校の先に、ひきこもりへの心配がある保護者は、こちらも選択肢です
内容は2026年10月時点の公表情報にもとづきます。定員や変更がありますので、参加前に各団体へご確認ください。
出典:みらい学び舎/フリースクール星槎那覇「ちゅら星★教室」/沖縄オルタナティブスクール らしく/那覇市「電子相談システム:不登校・自宅学習・フリースクールの補助や出席扱い」(2024年3月更新)/沖縄県「在籍校が出席扱いとするフリースクールへの通学費支援」/那覇市保健所「ひきこもりについての相談」(令和8年10月更新)(2026年10月確認)

那覇市・沖縄県の公的な支援制度|補助・クーポン・通学費・就学援助
相談先とあわせて、お金や学びの面で使える公的な制度を、市と県の公式ページで確かめて一覧にしました(2026年10月確認)。制度は年度ごとに変わることがあるので、使う前に各窓口へご確認ください。
| 制度 | 内容 | 対象 | 問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級) | 日中の居場所、個別の支援、学習の支援。きら星学級は家庭訪問などのアウトリーチや送迎も行う | 不登校や登校しぶりの状態にある那覇市の児童生徒 | 在籍校、または教育相談課 098-941-7868 |
| 教育相談支援員・校内自立支援室 | 学校の中での相談や、教室以外で過ごせる部屋(校内自立支援室は令和8年度は5校) | 那覇市立小中学校の児童生徒と保護者 | 在籍校の担任・管理職 |
| 那覇市のフリースクール利用料の補助 | 市の回答(2024年3月更新)では、補助の実施は示されておらず、全国の状況を見ながら今後も調査研究するとされています | ― | 教育相談課 098-941-7868 |
| 沖縄県のフリースクール通学費支援 | バス・モノレールの通学費を支援(オキカなどを交付)。毎月5日までに申請すると、審査のあと翌月1日から使える | 中高生。所得の条件(住民税非課税の世帯など)を満たし、在籍校が指導要録上の出席扱いとしていること。通所区域の定めがない施設に限る | 沖縄県教育委員会 教育支援課(バス通学費等支援の専用ダイヤル 098-866-2116) |
| 那覇市まなびクーポン(令和8年度) | 市に登録された学習塾・家庭教師・通信教育などで使えるクーポン。小学4〜6年生は年84,000円、中学生は年120,000円。利用は令和9年2月28日まで | 那覇市在住の小学4年生〜中学3年生で、生活保護・就学援助・児童扶養手当のいずれかの世帯 | 申込:こども政策課 098-861-2110(申込の締切は令和9年1月31日)/利用:まなびクーポン事務局 098-943-2977 |
| 就学援助 | 学校給食費、学用品費、修学旅行費、医療費などの援助 | 経済的な理由で就学が難しい小・中学生の保護者 | 各学校、または学務課 098-917-3505 |
まなびクーポンは、不登校のお子さんも使えますか
市のページに書かれている条件は、学年(小4〜中3)と世帯(生活保護・就学援助・児童扶養手当)です。学校に通っているかどうかの条件は書かれていません。使えるのは、国語・算数(数学)・理科・社会・英語・プログラミングのどれかを学べる、市に登録された事業者です。フリースクールが登録されているかは市のページに書かれていないため、通いたい教室が使えるかどうかは、まなびクーポン事務局(098-943-2977、平日10:30〜17:30)に聞いてみてください。家で学べる通信教育や家庭教師も対象になるため、外出が難しい時期の学びの支えとして検討できます。
出典:那覇市「那覇市まなびクーポン事業」(令和8年9月更新)/沖縄県「在籍校が出席扱いとするフリースクールへの通学費支援」(2026年9月更新)/那覇市電子相談システム「不登校・自宅学習・フリースクールの補助や出席扱いについて」(2024年3月更新)/那覇市「教育相談・支援」(令和8年6月更新)(2026年10月確認)
NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所
ここまで、那覇市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。
この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。
- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
- 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
- カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
- 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
- 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ
那覇市のご自宅から参加できます
NIJINアカデミーは、全国どこからでもオンラインで参加できます。那覇市にお住まいでも、ご自宅のパソコンやタブレットから、メタバース校舎の授業に参加できます。外出が難しい日が続いているお子さんや、まず家で様子を見たいというご家庭にも合います。
「通わなければいけない」ものではありません。市の自立支援教室や民間の居場所に通いながら、家ではメタバース校舎の授業を受ける、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。
出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み(2026年10月確認)
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。
学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
学校の外の場所は、市の自立支援教室、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。
| 那覇市の自立支援教室 | 民間の居場所(3施設の例) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 在籍校に在籍したまま利用できる | ○ | ○ | ○ |
| 出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校) | ○ | ○ | ○ |
| 自宅から参加できる | △ | × | ○ |
| 平日に毎日、対面で通える場所がある | △ | △ | × |
○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。自立支援教室の自宅への対応は、きら星学級のアウトリーチ(家庭訪問など)。NIJINの対面の教室は、この記事では那覇市内のものを取り上げていません。
| 那覇市の自立支援教室 | 民間の居場所(3施設の例) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 不登校や登校しぶり(10日以上30日未満の欠席)の状態にある児童生徒 | 施設ごとに異なる(小学3年〜中学3年、中学生、小中学生など) | 小・中・高の子ども(全国) |
| 費用 | 利用前に教育相談課(098-941-7868)へ | 金額を確認できた2施設では、月額11,000円〜45,000円(入会金などは別) | 月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ) |
| 入り方 | 在籍校または教育相談課に相談 | 見学・相談(電話など)から直接申込 | 無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談 |
| 向いているご家庭 | 家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい。外出が難しい日は家庭訪問の相談もしたい | 少人数の対面の居場所を探している/通う日数を選びたい | 外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい |
上の表の「民間の居場所」の費用は、紹介した3施設のうち、公式サイトに月額が載っている2施設(みらい学び舎は週1〜5日で11,000円〜44,000円、らしくは週1〜5日で16,000円〜45,000円)から、月額だけを比べた目安です。星槎那覇は月謝制で、金額は公式サイトの表で確認できます。入会金や保険料などは別に必要です。
選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、市の自立支援教室に週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。
完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。
最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。
朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。
寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。
今日から1か月の動き方
- 今日〜3日以内青少年ダイヤル「なは」(098-941-7867)か、こども家庭センターなは(098-861-5026)で、状況を一度話してみます。
- 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、校内の相談の体制や、校内自立支援室の有無を聞きます。
- 2週間以内自立支援教室(教育相談課)か、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。
- 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。
お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。
相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。
よくある質問
まとめ
那覇市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、那覇市教育委員会の教育相談課、こども家庭センターなはや保健所、沖縄県の相談窓口、夜間・休日の電話、民間の居場所と保護者の会と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず青少年ダイヤル「なは」(098-941-7867)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。
家以外の居場所がほしいときは、教育相談課の自立支援教室(あけもどろ学級・きら星学級)や、民間の居場所があります。外出が難しいときは、メタバースを使った学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。那覇市のご自宅からでも、オンラインで参加できます。
選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。


