お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。京都市には、学校の中、京都市教育委員会のこども相談センターパトナ、教育支援センター「ふれあいの杜」、夜間や休日の電話・LINE、民間の居場所や保護者の会まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。
迷ったら、最初の1本はこども相談総合案内(075-254-8107)です。パトナの来所相談は無料で、市の教育支援センター「ふれあいの杜」は市内8か所(6学習室と2サテライト)にあります。この記事では、京都市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。
- 迷ったら、最初の1本は「こども相談総合案内 075-254-8107」——こども相談センターパトナの電話ガイド。京都市の教育・福祉・保健の相談機関を案内します。来所相談は075-254-1108に電話で予約(無料・保護者から直接可)
- 学校に代わる居場所は、教育支援センター「ふれあいの杜」——入口は在籍校から不登校相談支援センター(075-254-8125)への申請。外出が難しいときは「オンラインの居場所」(令和8年度参加者募集)もあります
- 夜間・休日は、こども相談24時間ホットライン #7333——24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 もあります。文字で話したいときは親子のための相談LINE(平日10:00〜20:00)
- 民間の居場所・保護者の会・NIJINアカデミーも選択肢——民間施設の出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、京都市北区にも週1回のリアル教室があります
- 京都市の相談先を、困りごと別・区別(中京区など11区)に選ぶ方法
- 学校の中・教育委員会・児童福祉センターの窓口の電話番号と受付時間
- ふれあいの杜・オンラインの居場所・洛風洛友中学校の入り方
- 夜間・休日・LINEで使える窓口と、民間の居場所・保護者の会
- 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。京都市北区には、週1回のリアル教室(京都金閣寺校)もあります。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。
この記事の結論
京都市で不登校の相談をするなら、迷ったときはこども相談総合案内(075-254-8107)へ。こども相談センターパトナ(中京区)の来所相談は無料で、保護者が直接予約できます(075-254-1108)。
学校に代わる市の居場所「ふれあいの杜」は、中京区・北区・下京区・南区・伏見区・右京区の8か所(6学習室と2サテライト、小4〜中3)。入り方は、在籍校を通じて不登校相談支援センター(075-254-8125)へ申請します。
子育て全般の相談は、お住まいの区役所・支所の「子どもはぐくみ室」(11区と支所)でも受けています。区ごとの電話番号と近い学習室は、下の「区から探す」の表にまとめました。
京都市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、京都市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。
先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。
京都市には、学校の中の相談、京都市教育委員会のこども相談センターパトナ、教育支援センター「ふれあいの杜」、夜間や休日でもつながる電話とLINE、民間の居場所や保護者の会まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。
最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。
決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。
学校の中・教育委員会・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。
こども相談センターパトナの来所相談は、保護者が直接電話で予約できます。学校を通さずに始められます。
相談する前に、準備は要りません
「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。
もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

通学以外の学び方について、まずは情報を集めてみませんか
体験・個別相談で、参加方法や費用、在籍校との連携などを確認できます。申し込みを急がず、保護者だけで話を聞くこともできます。
NIJINアカデミーの体験・相談を見る数字で見る京都の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません
相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。
文部科学省の調査(令和6年度)では、京都府全体の不登校の児童生徒は、在籍する児童生徒1,000人あたり35.8人です(都道府県別のグラフの値で、京都市だけの数字ではありません)。全国平均は38.6人です。
全国では、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。中学校では、おおよそ15人に1人という計算です。
| 小学校 | 中学校 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 京都府・1,000人あたり(令和6年度) | ― | ― | 35.8人 |
| 全国の不登校(令和6年度) | 137,704人 | 216,266人 | 353,970人 |
| 全国・1,000人あたり | 23.0人 | 67.9人 | 38.6人 |
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)
相談につながっていない子が、全国で約4割
同じ調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。
ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。
不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。
出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)
困りごと別|京都市の不登校の相談先の選び方
相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。
| こんな状況 | まず連絡する先 | 次に考えたい窓口 |
|---|---|---|
| 行き渋りが始まったばかり | 担任・学校のスクールカウンセラー | こども相談センターパトナの来所相談 |
| 学校に話しづらい | こども相談総合案内/パトナの来所相談 | 日曜不登校相談 |
| 家以外に通える場所がほしい | 在籍校 → 不登校相談支援センター(ふれあいの杜の入級相談) | 民間の居場所・NIJINアカデミー |
| 外出がほとんどできない | 在籍校(オンラインの居場所の参加希望書) | NIJINアカデミー(自宅から参加) |
| 中学生で、少人数の学校で学び直したい | 在籍校 → 不登校相談支援センター(洛風・洛友中学校の転入相談) | ふれあいの杜 |
| 体調や発達のことが気になる | パトナ/児童福祉センター/総合育成支援課 | 小児科・専門機関の受診 |
| 夜間・休日に不安が強くなった | こども相談24時間ホットライン(#7333)/24時間子供SOSダイヤル | 翌平日にこども相談総合案内 |
| 同じ立場の保護者と話したい | 保護者の会「With One」 | あんようほのぼのワークショップ |
| 出席扱いについて知りたい | 在籍校の担任・校長 | 不登校相談支援センター |
困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です
「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。
- まず、こども相談総合案内(075-254-8107)に1本どの窓口が合うか迷うときの電話ガイドです。今の状況を話して、案内を受けます。
- 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や別室の有無を聞きます。
- 家以外の居場所を見学するふれあいの杜や民間の居場所は、相談や見学から始められます。
- 選択肢を広げて比べるメタバースなどのオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

区から探す|京都市11区の不登校の相談・支援の窓口
京都市の不登校の支援は、市の窓口(パトナ・不登校相談支援センター)が中心で、区ごとに別の不登校の窓口があるわけではありません。そのうえで、お住まいの区から使いやすいのは、区役所・支所の「子どもはぐくみ室」と、近くにあるふれあいの杜の学習室です。ここでは、京都市の公式資料で確かめた内容を区ごとに並べました。
区ごとの早見表(子どもはぐくみ室・児童相談所・近い学習室)
子どもはぐくみ室は、子育てに関する悩みを幅広く受け付ける区役所・支所の窓口です(平日の日中。土日祝日と年末年始は休み)。表の電話番号は「子育て相談担当」の番号です。不登校そのものの相談や、学校に代わる居場所の相談は、パトナや不登校相談支援センターが窓口になります。
| 区 | 子どもはぐくみ室(子育て相談担当) | 児童相談所の担当 | 近いふれあいの杜(目安) | 市の民間団体一覧で区内にある団体数 |
|---|---|---|---|---|
| 北区 | 075-432-1454 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 北学習室 | 2 |
| 上京区 | 075-441-2873 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 北学習室・烏丸御池学習室 | 1 |
| 左京区 | 075-702-1222 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 烏丸御池学習室 | 2 |
| 中京区 | 075-812-2598 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 烏丸御池学習室・西大路御池学習室(中学生) | 7 |
| 東山区 | 075-561-9349 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 烏丸御池学習室・京都駅南学習室 | 一覧に区内の団体なし |
| 山科区 | 075-592-3259 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | サテライト醍醐学習室・烏丸御池学習室 | 一覧に区内の団体なし |
| 下京区 | 075-371-7219 | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 四条大宮学習室・京都駅南学習室 | 2 |
| 南区 | 075-681-3574 | 京都市第二児童相談所 075-612-2727 | 京都駅南学習室 | 4 |
| 右京区 | 075-861-2179(京北地域は京北出張所 075-852-1816) | 京都市児童相談所 075-950-0748 | サテライト太秦天神川学習室・西大路御池学習室(中学生) | 4 |
| 西京区 | 075-392-5691(洛西支所 075-332-9186) | 京都市児童相談所 075-950-0748 | 西大路御池学習室(中学生)・サテライト太秦天神川学習室 | 1 |
| 伏見区 | 075-611-1163(深草支所 075-642-3879、醍醐支所 075-571-6748) | 京都市第二児童相談所 075-612-2727 | 伏見学習室・サテライト醍醐学習室 | 2 |
「近いふれあいの杜」は、地図の上で近い学習室の目安です。どの学習室に通うかは、不登校相談支援センターでの面接相談などをふまえて決まり、希望の学習室に入れるとは限りません。民間団体の数は、京都市教育委員会の「フリースクール等民間団体の情報提供」(令和8年4月1日現在)で所在区が書かれている団体を数えたものです。市が認証やあっせんをするものではないので、利用を考えるときは各団体に直接お問い合わせください。オンラインの団体も一覧に載っています。
ふれあいの杜の8か所(令和8年度)
ふれあいの杜は、京都市立小学校4年生から中学校3年生のうち、入級が適切と判断された子が、在籍校に籍を置いたまま通う市の教育支援センターです。令和8年4月のリーフレットでは、次の6学習室と2サテライトが案内されています。
| 学習室 | 場所(区) | 最寄り | 対象 | 開いている日・時間 |
|---|---|---|---|---|
| 烏丸御池学習室 | 中京区(教育相談総合センター=パトナの4階) | 地下鉄「烏丸御池」徒歩約3分 | 小4〜中3 | 月・火・木・金のうち週1日から。10〜15時のうち1時間程度から |
| 西大路御池学習室 | 中京区(西大路御池の北西角、京一商西京同窓会館2階) | 地下鉄「西大路御池」すぐ | 中1〜中3 | 月・火・木・金。10〜12時/13〜15時の2部制(国・数・英が中心) |
| 北学習室 | 北区(北総合支援学校楽只サテライト施設 北館3階) | 市バス「千本北大路」徒歩約3分 | 小4〜中3 | 月・火・木・金。10〜15時 |
| 四条大宮学習室(4コース制) | 下京区(洛友中学校 南校舎) | 阪急「大宮」・嵐電「四条大宮」徒歩約3分 | 小4〜中3 | 月・火・木・金。1日・半日・半日3教科・1時間個別の4コース |
| 京都駅南学習室 | 南区(元山王小学校 北校舎1階) | 地下鉄「京都」徒歩約7分 | 小4〜中3 | 月・火・木・金。10〜12時/13〜15時の2部制(令和8年度から職員が常駐する学習室に) |
| 伏見学習室 | 伏見区深草(伏見いきいき市民活動センター1階) | 近鉄「伏見」徒歩約5分 | 小4〜中3(令和8年度から小学生も対象) | 月・火・木・金。10〜12時/13〜15時の2部制 |
| サテライト太秦天神川学習室 | 右京区(サンサ右京3階 右京中央図書館) | 地下鉄「太秦天神川」すぐ | 小4〜中3 | 木曜。10〜12時/13〜15時の2部制 |
| サテライト醍醐学習室 | 伏見区醍醐(パセオ・ダイゴロー西館4階 醍醐中央図書館) | 地下鉄「醍醐」すぐ | 小4〜中3 | 月・金曜。10〜12時(令和8年度から週2日) |
入級の申請は、どの学習室でも在籍校を通じて不登校相談支援センター(075-254-8125)に行います。電話番号や曜日は変わることがあるので、最新の内容は京都市のページでご確認ください。
中京区で相談先を探すとき
中京区には、京都市の不登校支援の拠点が集まっています。姉小路通東洞院東入の教育相談総合センターに、こども相談センターパトナ、不登校相談支援センター、ふれあいの杜の烏丸御池学習室が入っています(地下鉄「烏丸御池」から徒歩約3分)。中学生なら、西大路御池学習室も中京区です。
- 学校のこと・不登校の不安を話したい:パトナの来所相談(075-254-1108、予約制・無料)
- どこに相談するか迷う:こども相談総合案内(075-254-8107)
- 学校に代わる居場所がほしい:在籍校を通じて不登校相談支援センター(075-254-8125)へ
- 子育て全般の相談:中京区役所 子どもはぐくみ室(075-812-2598、西堀川通御池下る)
市の民間団体の一覧で所在区が中京区の団体は7つ(YUME school 京都二条校、わたしらしくいられる場所 くらら庵、おだやかにわたしらしくいられる場所 ゆらり庵、特定非営利活動法人 みらいのとびら カンガルーハウス、トライ式中等部 丸太町キャンパス、クラーク国際中等部 京都キャンパス、いばしょかふぇ)です。費用や日時は、各団体の情報提供シートと各団体への問い合わせでご確認ください。
南区・伏見区にお住まいのとき
南区・伏見区は、児童相談所と発達の相談の担当が、ほかの区と分かれています。児童相談所は京都市第二児童相談所(075-612-2727)、発達の相談は発達相談部門(075-612-2700)です。どちらも平日の日中の受付です。ふれあいの杜は、南区に京都駅南学習室、伏見区に伏見学習室とサテライト醍醐学習室があります。
出典:京都市教育委員会「ふれあいの杜 利用のご案内」(令和8年4月)/京都市教育委員会「ふれあいの杜」/京都市「子育て支援に係る主な子育て相談窓口の連絡先」(各区役所・支所 子どもはぐくみ室一覧)/京都市教育委員会「フリースクール等民間団体の情報提供」(令和8年4月1日現在)(2026年10月確認)
学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・校内サポートルーム
学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。
担任・管理職
最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。京都市では、ふれあいの杜や洛風・洛友中学校、オンラインの居場所など、市の不登校支援の多くが在籍校を通じて申請する形になっています。学校に状況を伝えておくことが、そのまま次の窓口への入口になります。
スクールカウンセラー
京都市教育委員会は、公認心理師・臨床心理士のスクールカウンセラーを、全市立の小・中・小中・高・総合支援学校に配置していると案内しています。学校生活や不登校の悩みを、心理の専門家に相談できます。開いている曜日と時間は学校によって異なるので、担任か学校に聞いてみてください。
スクールソーシャルワーカー
教育だけでなく、福祉などの専門知識を使って、子どもを取り巻く環境に働きかける専門職です。京都市では、全市立中学校区などに配置されていると案内されています。家庭の事情も絡む場合は、学校に「相談できるスタッフがいるか」を聞いてみる価値があります。
校内サポートルーム
京都市教育委員会は、教室以外に安心して自分のペースで学習・生活できる「校内サポートルーム」の設置を進めてきたと公表しています。設置の有無や使い方は学校によって違いますので、お子さんの学校にあるかどうかを、担任か管理職に聞いてみてください。
「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。
学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育委員会の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。
出典:京都市教育委員会「不登校の子どもたちへの支援」/京都市教育委員会「メタバースを活用した不登校の子どもたちへの新しい支援」(令和6年12月発表)(2026年10月確認)
京都市教育委員会の窓口|こども相談センターパトナ・日曜不登校相談・不登校相談支援センター
学校とは別の立場で、京都市の専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。京都市教育委員会の教育相談総合センター「こども相談センターパトナ」と、教育支援センターの入口になる「不登校相談支援センター」です。
こども相談センターパトナの来所相談
不登校、友人関係、いじめ、学習など、学校生活の悩みを、教育・心理の専門カウンセラーと直接話せる窓口です。事前に電話で予約し、1回は45分、相談は無料です。対象は、京都市に住んでいる、または京都市立学校に在籍する小学生から高校生と、その保護者です。保護者が直接電話で予約できます。
| 相談の種類 | 電話・連絡先 | 受付 |
|---|---|---|
| 来所相談の予約 | 075-254-1108 | 月・火・木・金 10:00〜21:00/第1・3・5水曜 10:00〜17:00/土曜 9:00〜17:00 |
| 日曜不登校相談の申込 | 075-254-8107(こども相談総合案内) | 日曜 10:00〜17:00(予約制・希望日の前日までに申込) |
| こども相談総合案内(電話ガイド) | 075-254-8107 | 月・火・木・金 10:00〜20:30/水・土・日 10:00〜16:30 |
祝日、年末年始、第2・4水曜(来所相談)、第4日曜は休みです。受付時間は変更されることがあるので、かける前に京都市のページでご確認ください。
日曜不登校相談
平日に動きにくい保護者のために、毎週日曜日に、不登校の不安について相談員が直接話を聞いてアドバイスする窓口があります。1回45分で無料、継続面接はありません。
こども相談総合案内(電話ガイド)
「どこに相談すればいいか分からない」というときの電話です。内容に応じて、京都市の教育・福祉・保健の相談機関を案内してくれます。対象は、京都市に住む小学生から高校生と保護者で、案内先は京都市内の機関です。
不登校相談支援センター
不登校の状態にあって、登校に向けた支援方法や、在籍校以外での学習を希望するときの相談窓口です。ふれあいの杜や、洛風・洛友中学校、オンラインの居場所の相談は、ここが窓口になります。
- 電話075-254-8125
- 受付月・火・木・金 9:00〜17:00
- 所在地京都市中京区姉小路通東洞院東入曇華院前町706-3(教育相談総合センター・こども相談センターパトナ内)。地下鉄「烏丸御池」から徒歩3分
- 対象京都市立小学校4年生から中学校3年生で、長期間(目安は30日以上)不登校が続いている児童生徒。相談を希望する場合は、必ず京都市立の在籍校から申請します
不登校相談支援センターと、ふれあいの杜は、京都市立学校に在籍する子どもが対象の窓口です。私立・国立の学校に通っているご家庭は、パトナの来所相談(京都市に住んでいれば対象)から始めるのが確実です。
出典:京都市教育委員会「こども相談センターパトナ カウンセリング」/京都市教育委員会「日曜不登校相談」/京都市教育委員会「こども相談総合案内」/京都市教育委員会「不登校相談支援センター」/京都市教育委員会「ふれあいの杜」(2026年10月確認)
家以外の居場所|ふれあいの杜・オンラインの居場所・洛風洛友中学校
「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。京都市には、学校に代わる居場所として、教育支援センター「ふれあいの杜」や、オンラインの居場所があります。
教育支援センター「ふれあいの杜」
京都市教育委員会が運営する教育支援センターで、6つの学習室と2つのサテライト学習室があります。在籍校に籍を置いたまま通います。学習室は中京区・北区・下京区・南区・伏見区・右京区にあり、場所と曜日は「区から探す」の表にまとめています。活動は、教科学習(自学自習)、体験活動、創作活動などです。対象は、京都市立小学校4年生から中学校3年生のうち、入級が適切と判断された児童生徒です。
- 入り方まず在籍校に相談し、在籍校を通じて不登校相談支援センター(075-254-8125)に申請します。面接相談や体験的活動を経て、入級が適切と判断されると入級できます
- 注意点希望する学習室に必ず入れるとは限りません
- 問い合わせ京都市教育委員会 生徒指導課 075-213-5622
通った日の出席の扱いは、在籍校の校長が判断します。通い始める前に、担任か管理職に「出席扱いはどうなるか」を聞いておくと安心です。
オンラインの居場所(令和8年度)
外出が難しい子ども向けに、京都市教育委員会が、ICTを活用して学びの機会を保障し、さまざまな活動を通して社会的自立をめざす取り組みです。令和8年度の参加者を募集しています。対象は、京都市立の小・中・義務教育学校に在籍する小学4年生から中学3年生のうち、長期欠席傾向(30日以上が目安)にある児童生徒です。
- 内容ホームルームでのミニゲームやクイズによる交流、毎月のテーマで課題発見と解決を考える教科横断型のオンライン授業
- 申込チラシの「参加希望書」に記入して在籍校に提出します。その後、運営を担う株式会社成基から保護者宛てに、説明会動画や利用登録のメールが届きます
- 問い合わせ不登校相談支援センター 075-254-8125
学びの多様化学校(洛風中学校・洛友中学校昼間部)
不登校を経験した生徒が学ぶ、京都市立の中学校です。洛風中学校は、年間の総授業時数を770時数(一般の中学校は1015時数)に設定し、生徒一人一人が学びやすい条件を整えています。対象は、京都市立小学校6年生または中学校に在籍し、不登校または不登校傾向にあって、本人と保護者の住所が京都市内(または八幡市・久御山町の一部地域)にある方です。希望すれば誰でも入れるわけではなく、最終的に教育委員会が判断します。
令和8年度は、前期の転入学が定員に達し、後期の募集はありません。令和9年度の日程は市のページにまだ載っていません。参考までに、令和8年度に転入する場合は、令和7年12月5日までに、在籍校を通じて不登校相談支援センターに相談申請する流れでした。令和9年度の転入を考える方は、早めに在籍校へ相談し、市教育委員会の生徒指導課(075-213-5622)に日程を聞いてみてください。
出典:京都市教育委員会「ふれあいの杜」/京都市教育委員会「オンラインの居場所」/京都市教育委員会「洛風中学校」/京都市教育委員会「洛友中学校(昼間部)」/京都市教育委員会「令和8年度 洛風・洛友中学校(昼間部)転入学について」(2026年10月確認)

心・体・発達のことが気になるとき|児童福祉センター・総合育成支援課・医療
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。
京都市児童福祉センター(児童相談所)
18歳未満の子どもに関する相談を受ける、京都市の機関です。電話は075-950-0748で、受付は平日の8:30〜17:00です。この番号は、南区・伏見区以外にお住まいの方の窓口で、南区・伏見区は第二児童福祉センター(京都市第二児童相談所、075-612-2727)が担当します。子どもの発達の相談も、児童福祉センターの発達相談所で受けています。
教育委員会の総合育成支援課
子どもの発達や障害に関わる教育・就学についての電話相談です。電話は075-254-1155、月・火・木・金の10:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、年末年始、夏季の学校統一閉鎖日を除く)。「学校の集団が苦手」「こだわりが強い」「感覚が敏感」といったお子さんの特性が気になる保護者は、相談先の1つとして覚えておいてください。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う学びの場を一緒に考える窓口です。
子ども・若者総合相談窓口
ひきこもりや不登校などの悩みがある39歳までの本人と家族が相談できる窓口です。電話は075-708-5440(中央青少年活動センター)。月〜土(水曜を除く)は10:00〜20:00、日曜・祝日は10:00〜17:00です。お子さんが学校の年齢を過ぎても、同じ窓口で続けて相談できます。
体の不調が強いとき
朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、かかりつけ医や専門の医療機関に相談してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。受診先に迷うときは、パトナやこども相談総合案内で聞いてみてください。
保護者自身の心が疲れたとき
お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための相談もあります。京都市の「親と子のこころのほっとライン」(075-801-1177)は、子育てやしつけ、親子関係などの悩みを受け付けています。受付は9:00〜16:30で、火曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始は休みです。
出典:京都市「児童相談所」/京都市「子育て・教育などの相談」/京都市「親と子のこころのほっとライン」(2026年10月確認)
夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE
夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。
| 窓口 | 連絡先 | 受付 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間(夜間・休日を含む) | 子ども・保護者 |
| こども相談24時間ホットライン(京都市) | #7333(ダイヤル回線・IP電話は 075-351-7834) | 年中無休・24時間 | 京都市に住む高校生年代までの子どもと保護者 |
| 親と子のこころのほっとライン(京都市) | 075-801-1177 | 9:00〜16:30(火曜・年末年始休み) | 親・子ども |
| 親子のための相談LINE(京都市) | LINEで「親子のための相談LINE」を友だち追加 | 平日 10:00〜20:00 | 京都市在住の子ども・保護者 |
| こどもの人権110番(法務省) | 0120-007-110 | 平日 8:30〜17:15(無料) | 子ども・大人 |
| チャイルドライン | 0120-99-7777 | 毎日 16:00〜21:00(無料) | 子ども |
どれを選べばいい?
夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、こども相談24時間ホットライン(#7333)か、24時間子供SOSダイヤルが、いつでもつながる最初の一本です。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」という保護者やお子さんには、親子のための相談LINEがあります。平日の10:00〜20:00に、LINEで相談を始められます。
お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、こども相談24時間ホットラインが向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。
なお、京都府教育委員会の「ほっこりんく」(府の24時間教育相談窓口)は、京都市を除く府内の市町立学校などに通うお子さんが対象です。京都市にお住まいのご家庭は、ここまでに紹介した京都市の窓口をお使いください。
家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の相談ダイヤル「189」につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/京都市教育委員会「こども相談24時間ホットライン」/京都市「親と子のこころのほっとライン」/京都市「児童相談所(親子のための相談LINE)」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン/京都府「電話教育相談(ほっこりんく)」(2026年10月確認)

民間の居場所・出席扱い・保護者同士で話せる場
公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所、保護者同士が話せる会があります。京都市教育委員会は「不登校児童生徒の支援に係るフリースクール等民間団体の情報提供」を公表していて(令和8年4月1日現在)、38団体の名称・所在区が載っています。掲載の要件には「京都市立学校から団体の活動が指導要録上の出席扱いと認められた実績があること」が含まれます。ただし、市が団体を認証したり、利用をあっせんしたりするものではないと明記されており、利用を考えるときは各団体に直接問い合わせる形です。
民間の居場所の例(種類が違う3つ)
ここでは、京都市が公表している各団体の情報提供シートから、通い方や費用のタイプが異なる3つを例として紹介します。これ以外にも施設はありますので、あくまで「どんなタイプがあるか」の目安としてご覧ください。費用や日時は変更されることがあるため、申込の前に必ず各団体に確認してください。
| 施設(所在) | 通い方・特徴 | 費用 | 問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 安養寺フリースクール(上京区) | 対象は4歳〜高校生。月・火・木・金の10:00〜14:00。シートには「小中学生のほぼ全てのケースで、在籍校の出席日数として取り扱っていただいている」と記載 | 1日2,500円 | 075-414-4192 |
| フリースクールほっとハウス(南区) | 対象は小中学生。火・水・金の10:00〜19:00(17時以降は勉強会)。近鉄十条駅から徒歩10分 | 入会金35,000円・月額15,000円・食費1回300円 | 075-672-3125 |
| わく星学校(左京区) | 義務教育年限が対象。月〜金の9:30〜16:00。京都バス「岩倉村松」から徒歩10分 | 参加費41,000円(シートの記載) | 075-702-7338 |
出席扱いの最終判断は、どの施設の場合も在籍校の校長です。通う日数や時間帯、費用の組み立ては施設によってかなり違うので、「週に何日通えるか」「費用は月いくらまでか」を、見学の前に家庭で話しておくと比べやすくなります。NIJINアカデミーも、この市の一覧(北区)に掲載されています。
民間施設に通う場合の出席扱い
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設は公的機関が原則とされ、公的機関に通えない場合などに限って考慮できるとされています。判断するのは在籍校の校長で、保護者と学校の連携、施設の実情、学習内容が適切かなどを確認します。
- 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
- 不登校相談支援センターにも相談する市の支援の窓口です。民間施設を含めた学びの場の相談ができます(075-254-8125)。
- 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
- 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。
保護者同士で話せる場
「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。京都市教育委員会が実施している、令和8年度の保護者向けの会を紹介します。
- 保護者の会「With One(ウィズ・ワン)」京都市教育委員会が株式会社成基に運営を委託している、不登校のお子さんの保護者の会。対象は京都市立小・中・義務教育学校に在籍する不登校のお子さんの保護者です。連続講座ではなく、一度だけの参加もできます。第3回(9月26日)の申込は終了し、第4回以降は10月・1月・2月に予定されていて、日程は決まり次第、市のページでお知らせされます。問い合わせは With One 運営事務局 075-256-8803
- あんようほのぼのワークショップ京都市教育委員会の委託事業で、安養寺フリースクールが開く、専門家による学習会と保護者の交流会。京都市に住む、または京都市立学校に在籍する小・中・高校生の保護者が対象です。令和8年度は6月から翌年2月まで計20回の予定で、会場は北区紫野下鳥田町のギャラリー恒河沙。参加は無料(実費がかかる場合あり)、各回30名程度で、希望者が多い場合は抽選です。開催日前日までに、電話かFAXで申し込みます(075-414-4192)
日程は2026年10月10日時点のものです。定員や変更がありますので、参加前に各公式ページでご確認ください。
出典:京都市教育委員会「フリースクール等民間団体の情報提供」(令和8年4月1日現在)/京都市「安養寺フリースクール 情報提供シート」/京都市「フリースクールほっとハウス 情報提供シート」/京都市「わく星学校 情報提供シート」/京都市教育委員会「保護者の会 With One」/京都市教育委員会「あんようほのぼのワークショップ」(2026年10月確認)

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所
ここまで、京都市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。
この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。
- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
- 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
- カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
- 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
- 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ
京都市内のリアル教室
オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあり、京都市の北区にも教室があります。週1回の開室で、体験会は公式サイトから予約できます。
| 教室 | 所在地 | 開室日・時間 |
|---|---|---|
| NIJINアカデミー京都金閣寺校 | 京都市北区平野宮西町16 | 毎週木曜 10:00〜15:00(定員5名・小1〜中3) |
リアル教室とメタバースを組み合わせる「ハイブリッド通学」は、月額41,943円〜(リアル校の料金は教室ごとに異なります)。京都金閣寺校の場合は、メタバース授業料23,760円、施設使用料1,683円、リアル校16,500円、材料費2,000円で合計43,943円です。どの教室も「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、週に1回だけリアル教室に顔を出す、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。
出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー京都金閣寺校(2026年10月確認)
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。
学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
学校の外の場所は、教育支援センター、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。
| ふれあいの杜(市) | 民間の居場所(3施設の例) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 在籍校に在籍したまま利用できる | ○ | ○ | ○ |
| 出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校) | ○ | ○ | ○ |
| 自宅から参加できる | △ | △ | ○ |
| 平日に毎日、対面で通える場所がある | ○ | △ | × |
○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。ふれあいの杜の自宅参加は、市の「オンラインの居場所」が別にあります。
| ふれあいの杜(市) | 民間の居場所(3施設の例) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 京都市立小学校4年生〜中学校3年生で、入級が適切と判断された児童生徒 | 施設ごとに異なる(4歳〜高校生、小中学生、義務教育年限など) | 小・中・高の子ども(全国) |
| 費用 | 在籍校・不登校相談支援センターで確認 | 安養寺は1日2,500円、ほっとハウスは入会金35,000円+月額15,000円など、施設ごとに異なる | 月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ) |
| 入り方 | 在籍校 → 不登校相談支援センターに申請 | 施設に直接問い合わせ | 無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談 |
| 向いているご家庭 | 市の枠組みの中で、学校に代わる居場所と学習の場がほしい | 少人数の対面の居場所を探している/回数を選びたい | 外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい |
上の表の「民間の居場所」の費用は、紹介した3施設の情報提供シートの記載です。料金の単位(1日・月額・参加費)が施設によって違うため、月あたりに直した比較はしていません。入会金や保険料などは別に必要な場合があります。
選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、ふれあいの杜に通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。
完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。
最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。
朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。
寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。
今日から1か月の動き方
- 今日〜3日以内こども相談総合案内(075-254-8107)か、親子のための相談LINEで、状況を一度話してみます。来所相談は、パトナ(075-254-1108)に電話で予約します。
- 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内の別室の有無を聞きます。
- 2週間以内ふれあいの杜の入級相談、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを、相談・見学・体験の予約まで進めます。
- 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。
お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。
相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。
よくある質問
まとめ
京都市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、京都市教育委員会のこども相談センターパトナ、不登校相談支援センター、夜間・休日の電話とLINE、民間の居場所と保護者の会と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まずこども相談総合案内(075-254-8107)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。
家以外の居場所がほしいときは、教育支援センター「ふれあいの杜」や、民間の居場所があります。外出が難しいときは、市のオンラインの居場所や、メタバースを使った学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。京都市北区にも、週1回のリアル教室があります。
選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。


