岡山市の不登校・引きこもり相談先|区別の窓口・支援教室・フリースクール補助金【2026年】

岡山市の不登校の相談先|窓口・居場所・親の会

お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。岡山市には、学校の中、岡山市教育委員会の教育相談室、市内5か所の児童生徒支援教室、こども総合相談所、夜間や休日の電話・LINE、民間の居場所や親の会まで、相談できる窓口がたくさんあります。最初の1本は岡山市教育相談室(086-207-2170)。公的な居場所の児童生徒支援教室は市内5か所、民間施設の利用料には月10,000円を上限とする市の補助があります。

この記事では、岡山市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・民間施設の補助金・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。

結論:岡山市で不登校の相談をするときの要点
  • 迷ったら、最初の1本は「岡山市教育相談室(086-207-2170)」——月〜金 9:00〜18:30、土 9:00〜16:00。市内在住の幼児・児童生徒、保護者、教職員が対象で、来室相談は事前に電話で予約します
  • 学校に代わる居場所は、岡山市児童生徒支援教室(市内5か所)——月〜金 9:30〜16:30。入口は教育相談室か各教室の相談窓口で、面接と体験入室から始まります
  • 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310——文字で話したいときは、親子のための相談LINE(毎日9:00〜21:00)
  • 民間の居場所・親の会・NIJINアカデミーも選択肢——市に登録された民間施設の利用料は、条件を満たせば月額10,000円を上限に補助されます。出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です
この記事でわかること
  • 岡山市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
  • 学校の中・教育相談室・県の相談窓口の電話番号と受付時間
  • 児童生徒支援教室(市内5か所)の入り方と、令和8年度の予定
  • 夜間・休日・LINEで使える窓口と、民間の居場所・親の会
  • 民間施設の利用料の補助金、出席扱いの考え方、NIJINアカデミーという選択肢
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。NIJINのメタバース校舎には、岡山市の自宅からも参加できます。岡山駅から徒歩10分のところには、リアル教室の岡山校もあります。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。

この記事の結論

岡山市で不登校の相談をするなら、まず岡山市教育相談室(086-207-2170/月〜金 9:00〜18:30、土 9:00〜16:00)へ。学校に代わる公的な居場所の教育支援センター(令和8年10月に「児童生徒支援教室」から名称変更)は市内5か所(北区2・中区1・東区1・南区1)で、中学生対象の6か所目が令和8年11月に開所予定です。民間のフリースクールは、市の補助金の登録施設が市内7か所(北区4・東区2・南区1)あり、利用料の2分の1以内・月10,000円までが補助されます(オンライン利用分は対象外)。区ごとの子どもと家庭の相談は、6か所のこども家庭センター(平日 8:30〜17:15)が窓口です。

岡山市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと

お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、岡山市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。

先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。

岡山市には、学校の中の相談、岡山市教育委員会の教育相談室、市内5か所の児童生徒支援教室、こども総合相談所、夜間でもつながる電話とLINE、民間の居場所や保護者同士の会まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。

相談先を探す前に
岡山市で不登校の相談をするとき知っておきたい3つのこと

最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。

01
相談は「整理する場」

決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。

02
1つに絞らなくていい

学校の中・教育委員会・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。

03
保護者の相談から始められる

岡山市教育相談室は、市内在住の幼児・児童生徒、保護者、教職員が対象の窓口です。まず電話で話してみるところから始められます。

迷ったときは「まず岡山市教育相談室(086-207-2170)に1本」。どの窓口が合うかも、相談員に聞いてみてください。

相談する前に、準備は要りません

「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。

もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

1話しやすい窓口を選ぶ学校・自治体・家庭支援の中から一つ
2保護者から相談する本人が話せなくても、現状だけで大丈夫
3次の一歩を決める休息・連絡方法・居場所を一緒に整理
NIJINアカデミーの学びと活動のイメージ

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数字で見る岡山市周辺の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません

相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。

岡山県の公表資料(令和6年度・国公私立計)によると、岡山県全体では、不登校の児童生徒は小学校で1,807人、中学校で2,434人です。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校19.4人、中学校48.8人、合計29.6人です。県の資料には市町村別の人数が載っていないため、ここでは県全体の数字を紹介しています。

岡山市教育委員会は、令和7年10月に、令和6年度の結果について「不登校児童生徒数、不登校出現率が小学校では増加、中学校では減少しました」と公表しています。

全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。

小学校中学校
岡山県全体の不登校(令和6年度)1,807人2,434人
岡山県・1,000人あたり19.4人48.8人
全国の不登校(令和6年度)137,704人216,266人
全国・1,000人あたり23.0人67.9人

出典:岡山県「令和6年度の状況」(不登校児童生徒数)/岡山市「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等調査(広報連絡資料)」/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)

相談につながっていない子が、全国で約4割

同じ調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。

ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。

ここが大切

不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。

出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)

困りごと別|岡山市の不登校の相談先の選び方

相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。

こんな状況まず連絡する先次に考えたい窓口
行き渋りが始まったばかり担任・学校のスクールカウンセラー岡山市教育相談室(電話相談)
学校に話しづらい岡山市教育相談室(電話相談)ハートフルおかやま110・県総合教育センター
家以外に通える場所がほしい岡山市教育相談室/児童生徒支援教室の相談窓口民間の居場所・NIJINアカデミー
外出がほとんどできない岡山市教育相談室(訪問相談は学校を通じて申込)NIJINアカデミー(自宅から参加)
民間の居場所の利用料が心配教育支援課 多様な学び支援室(補助金制度)登録施設の見学
体調や発達のことが気になるこども総合相談所/発達障害者支援センター「ひか☆りんく」かかりつけ医や専門機関への相談
夜間・休日に不安が強くなった24時間子供SOSダイヤル/親子のための相談LINE翌平日に教育相談室
同じ立場の保護者と話したいふれあい親の会(教育相談室)民間の親の会・保護者の会
出席扱いについて知りたい在籍校の担任・校長教育相談室

困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です

「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。

  1. まず、岡山市教育相談室に1本月〜金 9:00〜18:30、土 9:00〜16:00。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
  2. 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や別室の有無を聞きます。
  3. 家以外の居場所を見学する児童生徒支援教室や民間の居場所は、相談や見学から始められます。
  4. 選択肢を広げて比べるオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。
日本の街並み(写真はイメージです)

区ごとの早見|北区・中区・東区・南区の不登校の相談先と居場所

岡山市教育相談室や児童生徒支援教室は、市全体の窓口です。一方で、子どもと家庭の相談を受けるこども家庭センターは区ごとに置かれています。なお、児童生徒支援教室は、令和8年10月から「教育支援センター」という名前に変わりました(場所や役割の案内は市の公式ページで続いています)。お住まいの区から近い窓口と居場所を、公式ページで確認できた範囲で一覧にしました。通う場所は区で決まるわけではないので、通いやすさで選んで構いません。

区子どもと家庭の相談(こども家庭センター)公的な居場所(教育支援センター/旧 児童生徒支援教室)市の補助金の登録施設(民間)
北区北区中央(北区鹿田町1-1-1)086-803-1824/北区北(北区谷万成2-6-33)086-251-6521ラポート牧山(北区中牧457、相談 086-228-3121)/トラングル一宮(北区一宮855-2、相談 086-284-8460)NPO法人あかね(岡町)/無花果フリースクール(駅元町)/志塾フリースクール岡山(中山下)/NPO法人ステップ(下石井)
中区中区(中区赤坂本町11-47)086-901-1234あおぞら操山(中区国富三丁目9-12 操山公民館3階、086-207-2830)。岡山市教育相談室とふれあい親の会も同じ建物です市の一覧(令和8年8月31日現在)では、中区にある登録施設は見当たりません
東区東区(東区西大寺中2-16-33)086-944-0131すまいる瀬戸(東区瀬戸町下146-1 瀬戸町健康福祉の館内、086-952-9161)NPO法人フリースペースエル(西大寺中)/IPUブリッジ(瀬戸町観音寺)
南区南区西(南区妹尾880-1)086-281-9652/南区南(南区福田690-1)086-261-7127そよかぜ平福(南区三浜町一丁目1-19、小学生対象、相談 086-230-6750)うえまつフリースクール(植松)

こども家庭センターの受付は、平日の8:30〜17:15です。相談内容には、こどもが学校に行きたがらない・行かないことも含まれています。中学生を対象にした6か所目の児童生徒支援教室「かがやき芳泉」は、令和8年11月に開所予定と案内されています。児童生徒支援教室への入室の相談は、どの教室でも岡山市教育相談室(086-207-2170)で受け付けています。

  • 区の保健センターこころの健康について専門医が面接で相談に応じる「こころの健康相談」(予約制・隔月)の窓口です。北区中央 086-803-1265、北区北 086-251-6515、中区 086-274-5164、東区 086-943-3210、南区西 086-281-9625、南区南 086-261-7051
  • どこに相談するか迷ったとき岡山市の子ども・若者支援機関マップでは、相談先に迷った場合の窓口として、岡山市地域子育て支援課(086-803-1607)が案内されています

出典:岡山市「こども家庭センター」/岡山市「岡山市教育支援センター(旧岡山市児童生徒支援教室)」/岡山市「教育相談室・児童生徒支援教室のご案内」/岡山市「子ども・若者支援機関マップ(令和8年8月1日改訂)」/岡山市「民間施設等利用補助金制度に係る登録施設一覧」(2026年10月確認)

学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・校内支援教室

学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。

担任・学校

岡山市は、不登校について「まず相談する先」として、学校か岡山市教育相談室を挙げています。学校では、学校生活の悩みを聞いてもらえるほか、学校の内外にある学びの場や相談機関を紹介してもらえます。最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。

スクールカウンセラー

教育委員会から学校などに配置される、心理の専門家です。公認心理師や臨床心理士などの資格を持つ方が多いとされています。開いている曜日と時間は学校によって違うので、担任に「スクールカウンセラーに相談したい」と伝えるところから始まります。

校内支援教室

学校内の空き教室などを使った居場所です。教室に入りにくいときや、気持ちを落ち着けたいときに使えます。お子さんのペースに合わせて、相談や学習のサポートを受けられると案内されています。利用や相談は、各学校に問い合わせます。

子ども相談主事

福祉や医療の支援が必要な場合に、福祉の窓口へつないだり、手続きを手伝ったりする専門職です。教育委員会から学校などに派遣・配置されています。家庭の事情も絡みそうなときは、学校に「相談できる人がいるか」を聞いてみてください。

学校への伝え方の例

「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。

学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育委員会の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。

出典:岡山市「不登校の児童生徒と保護者への支援」/岡山市「お子さんが不登校で悩む保護者の皆様へ」(2026年10月確認)

岡山市教育委員会と岡山県の窓口|教育相談室・訪問相談・県の教育相談

学校とは別の立場で、専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。岡山市教育委員会の「岡山市教育相談室」と、市の教育支援課 多様な学び支援室、そして岡山県の相談窓口です。

岡山市教育相談室

市内在住の幼児・児童生徒、保護者、教職員を対象に、不登校やいじめなどについて、電話や面接で教育相談を行っています。受付は月〜金 9:00〜18:30、土 9:00〜16:00(祝日・年末年始を除く)。来室相談は、事前に電話で予約してから利用します。

窓口電話・場所受付
岡山市教育相談室(電話相談・来室相談)086-207-2170/岡山市中区国富三丁目9-12 操山公民館3階月〜金 9:00〜18:30、土 9:00〜16:00
教育支援課 多様な学び支援室086-803-1397(市役所)月〜金 8:30〜17:15(市の開庁時間)
教育支援課086-803-1592(市役所)月〜金 8:30〜17:15(市の開庁時間)
いじめ・性被害相談ダイヤル(市教育委員会)086-803-1129電話で受付
  • 来室相談操山公民館3階(バス停「原東・東郵便局前」から徒歩1分、駐車場あり)。トラングル一宮、ラポート牧山、すまいる瀬戸、そよかぜ平福でも相談を受け付けています
  • 専門相談情緒面の発達などについて、専門家が対応します。予約が必要です。精神科医による医療相談も行っていると案内されています
  • 訪問相談家庭に引きこもりがちな不登校の児童生徒が対象です。訪問相談員が家庭を訪ね、1回1時間程度、週1回程度。月〜土 9:00〜17:00で、申込は学校を通じて行います

岡山県の教育相談

岡山県にも、保護者が使える教育相談の窓口があります。県総合教育センターは、幼児・児童生徒、保護者、教職員を対象に、不登校・いじめなどの学校生活の悩みを受け付けています。面接相談は要予約で1回50分です。

窓口電話受付
岡山県総合教育センター(電話相談)0866-56-9115月・火・水・金 9:00〜12:00(面接相談は要予約・9:00〜12:00、13:00〜16:00)
ハートフルおかやま110(岡山県青少年総合相談センター)・総合相談窓口086-224-71108:30〜21:30(年末年始を除く)
同・教育相談(いじめ・不登校など)086-221-74908:30〜12:00、13:00〜17:00(面接は要予約)
県教育行政相談窓口086-226-7909月〜金 9:00〜16:00
ここが大切

面接や電話の相談は、どの窓口も「相談してから決めて」よい場です。岡山市教育相談室で話した内容をもとに、児童生徒支援教室や福祉の窓口につないでもらうこともできます。

出典:岡山市「岡山市教育相談室」/岡山市「子ども・若者支援機関マップ(令和8年8月1日改訂)」/岡山市「お子さんが不登校で悩む保護者の皆様へ」/岡山県「子育て・教育に関する相談窓口」/岡山県教育委員会「相談窓口」(2026年10月確認)

家以外の居場所|岡山市児童生徒支援教室(市内5か所)

「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。岡山市には、学校に代わる居場所として、児童生徒支援教室があります(令和4年4月に「適応指導教室」から名称が変わりました)。

岡山市児童生徒支援教室(市内5か所)

岡山市教育委員会が運営する居場所で、対象は、岡山市在住の不登校の状況にある小学生・中学生です。「学校に行きたいけど行けない」「行きにくい」と感じているお子さんが、自分のペースで通えます。開室は月〜金の9:30〜16:30(祝日・年末年始を除く)。学習は一人ひとりに合わせた内容で、軽スポーツ、調理実習、ゲーム、遠足、自然体験、創作活動などの体験活動もあります。

教室場所のめやす電話
ラポート牧山北区中牧457086-228-3121
あおぞら操山中区国富(操山公民館3階)086-207-2830
トラングル一宮北区一宮855-2(JR備前一宮駅から徒歩約5分)086-284-8460
すまいる瀬戸東区瀬戸町(瀬戸町健康福祉の館1階。JR瀬戸駅から徒歩約7分)086-952-9161
そよかぜ平福(小学生対象)南区三浜町一丁目1-19086-230-6750
  • 活動の形相談員・指導員との1対1の個別支援、数人で行う小集団活動、10〜20人程度の集団活動があります
  • 入り方教育相談室または児童生徒支援教室の相談窓口に相談し、面接による相談を受け、体験入室をしてから入室します。入室後も、在籍校と連携して支援が行われます
  • 今後の予定中学生を対象とした市内6か所目の教室「かがやき芳泉」(旧芳泉幼稚園舎)が、令和8年11月に開所予定と案内されています

出席扱いにするかどうかは、在籍校の校長が判断します。通い始める前に、担任か管理職に「児童生徒支援教室に通うことを考えている」と伝え、出席の扱いについても相談しておくと安心です。

ここが大切

5か所の電話番号は、どれも相談の入口になります。お住まいに近い教室だけでなく、まず岡山市教育相談室(086-207-2170)に電話して、お子さんに合う教室を一緒に考えてもらうこともできます。

出典:岡山市「岡山市児童生徒支援教室」/岡山市「教育相談室・児童生徒支援教室のご案内」/岡山市「子ども・若者支援機関マップ(令和8年8月1日改訂)」(2026年10月確認)

木々に囲まれた公園の小道(写真はイメージです)

心・体・発達のことが気になるとき|こども総合相談所・ひか☆りんく・保健の窓口

朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。

岡山市こども総合相談所(児童相談所)

原則18歳未満のこどもに関する相談を受ける、岡山市の機関です。ことばの発達、養育、非行、いじめや友達関係の悩みなども相談できます。電話は086-803-2525で、受付は月〜金の8:30〜17:15。所在地は、北区鹿田町一丁目1番1号 保健福祉会館5階です。来所の前に、まず電話をしてみてください。

こども家庭センター(各福祉事務所内)

18歳までのすべてのこどもや子育て世帯を対象に、子育ての不安、親子関係の悩み、こどもの不登校などの相談を受けています。受付は平日の8:30〜17:15です。

センター電話
北区中央こども家庭センター086-803-1824
北区北こども家庭センター086-251-6521
中区こども家庭センター086-901-1234
東区こども家庭センター086-944-0131
南区西こども家庭センター086-281-9652
南区南こども家庭センター086-261-7127

発達の特性が気になるとき|発達障害者支援センター「ひか☆りんく」

岡山市発達障害者支援センター「ひか☆りんく」は、岡山市在住の発達障害のある方(疑いを含む)とその家族、関係機関の相談を受けています(086-236-0051、月〜金 8:30〜17:15)。「学校の集団が苦手」「こだわりが強い」「感覚が敏感」といったお子さんの特性が気になる保護者は、相談先の1つとして覚えておいてください。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う関わり方を一緒に考える窓口です。

思春期の心のこと・保護者自身の心

  • 思春期電話相談(岡山市保健所 健康づくり課)086-803-1270。毎週火・木の9:00〜12:00、13:00〜16:00。市内在住の思春期の子どもと家族が対象です
  • こころの相談電話(岡山市こころの健康センター)086-803-1274。月〜金の9:00〜12:00、13:00〜16:00(祝日・年末年始を除く)。心の悩みや不安のある市内在住の方と家族が対象です
  • 岡山市ひきこもり地域支援センター086-803-1326。月〜金の9:30〜12:00、13:00〜15:00。ひきこもり状態の本人と家族が対象です

体の不調が強いとき

朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、かかりつけ医や専門機関に相談してみてください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。受診先の選び方に迷うときは、こども総合相談所や教育相談室に聞いてみてください。

出典:岡山市「こども総合相談所」/岡山市「こども家庭センター」/岡山市「子ども・若者支援機関マップ(令和8年8月1日改訂)」(2026年10月確認)

夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE

夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEやチャットで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。

窓口連絡先受付主な対象
24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)0120-0-7831024時間子ども・保護者
ヤングテレホン いじめ110番(岡山県)086-231-374124時間子ども・保護者
親子のための相談LINE(岡山市)LINEで友だち追加毎日 9:00〜21:00岡山市内に居住し、家庭等での悩みを持つ子どもや保護者
ハートフルおかやま110(LINE相談)LINE公式アカウント @hfokayama火・木・土 17:00〜21:00子ども・保護者
ハートフルおかやま110・総合相談窓口086-224-71108:30〜21:30(年末年始を除く)子ども・保護者
こどもの人権110番(法務省)0120-007-110平日 8:30〜17:15子ども・大人
チャイルドライン0120-99-7777/チャットあり電話は毎日 16:00〜21:00(12/29〜1/3は休み)子ども

どれを選べばいい?

夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルや、ヤングテレホン(24時間)が、いつでもつながる最初の一本です。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」という保護者やお子さんには、親子のための相談LINEがあります。毎日9:00〜21:00に受け付けていて、LINEで友だち追加してから、居住地などを登録して相談を始めます。

お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、ハートフルおかやま110のLINE相談が向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。

なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の虐待対応ダイヤル「189」(24時間)につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。

出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/岡山市「親子のための相談LINE」/岡山市「子ども・若者支援機関マップ(令和8年8月1日改訂)」/岡山県教育委員会「相談窓口」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン(2026年10月確認)

NIJINアカデミーの学びと活動のイメージ

オンラインの学びも、選択肢の一つとして確認できます

本人に合うかどうかは、授業の雰囲気や参加方法を見てから考えられます。体験・個別相談で疑問を確かめられます。

NIJINアカデミーの体験・相談を見る

民間の居場所・利用料の補助金・出席扱い・保護者同士で話せる場

公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所、保護者同士が話せる会があります。岡山市は、不登校の児童生徒が民間施設を使うときの利用料を補助する制度を設けていて、市に登録された施設の一覧も公表しています(令和8年8月31日現在、市内7施設・市外3施設)。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。

市の補助金の登録施設(岡山市内7か所)|まず3つの例

ここでは、市の登録施設一覧から、通い方や費用のタイプが異なる3つを例として紹介します。残りの4施設(NPO法人あかね、NPO法人ステップ、NPO法人フリースペースエル、IPUブリッジ)は、この表のあとにまとめています。あくまで「どんなタイプがあるか」の目安としてご覧ください。費用は市の登録施設一覧に載っている金額で、変更されることがあるため、申込の前に各施設でご確認ください。

施設(所在)通い方・特徴費用問い合わせ
無花果(いちじく)フリースクール(北区駅元町)対象は小学生〜高校生以上。毎週火〜金の10:00〜16:00(放課後18:00まで)。保護者のみの相談も可午前中コースは無料(週1日程度)/月4回コース22,000円/月8回コース(小学生)44,000円、通い放題コース(中学生以上)44,000円(税込)086-899-9805
うえまつフリースクール(南区植松)対象は小学生〜高校生。月〜金の9:00〜18:00(土はイベント時のみ)入会金10,000円(初年度のみ)/月5回12,000円/月10回20,000円/通い放題35,000円/時間利用600円〜086-486-3640
志塾フリースクール岡山(北区中山下)対象は小学生〜おおむね20歳位の若者。居場所は月・火・木・金の13:00〜18:00。訪問支援(アウトリーチ)もある居場所は1回1,300円、月上限20,000円(税別)/訪問支援は岡山市内1回5,000円(60分・税別)080-6349-2307

通う日数や時間帯、費用の組み立ては施設によってかなり違います。「週に何日通えるか」「費用は月いくらまでか」を、見学の前に家庭で話しておくと比べやすくなります。

残りの登録施設4か所(北区・東区)

市の登録施設のうち、上の3つ以外の4施設です。費用は市の登録施設資料に載っている金額です。

施設(所在)対象・通い方費用問い合わせ
NPO法人あかね(北区岡町)小学生・中学生・高校生以上の子ども・若者と家族。居場所は12:00〜16:30(火曜・土日・祝日・長期休暇は休み)で、来る時間・帰る時間は自由。訪問やリモートの伴走支援、放課後等デイサービスもある居場所は月払20,000円/日払2,000円(税抜。2026年9月30日までは月15,000円/日1,500円)。2人目以降は月額が半額080-4118-9265(利用について)
NPO法人ステップ(北区下石井)小学生・中学生・高校生など。火〜土の10:00〜20:00。フリースクール型と個別指導型があり、訪問での支援もあるフリースクールプラン月18,800円〜29,800円、個別指導プラン月36,000円〜(税別)。支援開始準備費30,000円(初月)086-221-1001
NPO法人フリースペースエル(東区西大寺中)基本は小学生・中学生。利用できる日は在籍校の登校日と同じで、8:30〜16:30(Aコース)または8:30〜18:30(Bコース)。予約は不要で、来る時間・帰る時間は自由A:1日1,000円(月の上限10,000円)/B:1日2,000円(月の上限20,000円)086-941-1532
IPUブリッジ(東区瀬戸町観音寺、環太平洋大学のキャンパス内)小学生・中学生。毎週火・金の9:30〜15:00。大学生スタッフとの学習や体験活動、スポーツなど。瀬戸駅・東岡山駅からスクールバスあり月15,000円(税込。課外活動・調理実習の費用を含む)086-908-0320

出典:岡山市「登録施設:NPO法人あかね」/岡山市「登録施設:NPO法人ステップ」/岡山市「登録施設:NPO法人フリースペースエル」/岡山市「登録施設:IPUブリッジ」(2026年10月確認)

見学や体験の進め方も施設ごとに違います。市の資料では、無花果は相談のあと2回ほどの無料体験、志塾は体験3回まで無料、うえまつは無料体験1回、エルは日払いのお試し利用、IPUブリッジは2〜3回の体験参加をしてから入会を決める流れと案内されています。

民間施設の利用料の補助金(令和8年度)

「岡山市不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金制度」は、市に登録された民間施設の利用料の2分の1以内、児童生徒1人につき月額10,000円が上限で補助される制度です。主な条件は次のとおりです。

  • 対象岡山市内に住所があり、申請月を含む過去1年間に合計30日以上学校を欠席している児童生徒の保護者等(在籍校は国公立・私立を問いません)
  • 利用の条件在籍校の授業時間内に、登録施設へ通所して利用料を負担していること。オンラインでの利用分は対象外です
  • 対象にならない費用入学金・入会金、施設整備費、教材費、交通費、食費など
  • 申請期間(令和8年度)第1期(4〜7月利用分)7月18日〜8月31日、第2期(8〜12月利用分)12月25日〜1月31日、第3期(1〜3月利用分)3月26日〜3月31日。岡山市電子申請サービスから申請します

問い合わせは、教育支援課 多様な学び支援室(086-803-1397)です。申請の前に、通いたい施設が登録されているかと、補助の対象になる日数かを、あわせて確認してください。

学用品費・給食費などの就学援助

民間施設の補助金とは別に、経済的な理由で就学に困っている家庭には、岡山市の就学援助があります。学用品費、学校給食費、学校病にかかる医療費などの一部が援助される制度です。令和8年度は、第一次申請の締め切りのあとも令和9年3月31日まで随時申請を受け付けています(随時申請は申請月以降の費用が対象)。問い合わせは、岡山市教育委員会 就学課(086-803-1587)です。

出典:岡山市「就学援助制度について」(2026年10月確認)

民間施設に通う場合の出席扱い

民間施設に通っている日を出席扱いにするかどうかは、在籍校の校長が判断します。文部科学省の通知では、民間施設は公的機関での支援が原則とされ、公的機関に通えない場合などに限って考慮できるとされています。補助金を受けられることと、出席扱いになることは別の話なので、どちらも別々に確認が必要です。

  1. 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
  2. 岡山市教育相談室にも相談する学校外の学びの場について、一緒に考えてもらえます。
  3. 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
  4. 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。

保護者同士で話せる場

「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。公式ページで確認できたものを紹介します。

  • ふれあい親の会(岡山市教育相談室)不登校のお子さんを持つ保護者の会。悩みや不安を話し合い、不登校を経験した方の体験談や、心理学の専門家の話も聞けます。毎月第4土曜日の13:00〜15:00(第4土曜が祝日の場合は第3土曜)、会場は操山公民館3階「つどいの部屋」。申込は不要で、途中からの参加もできます
  • 土曜ひろば(不登校児童生徒を支える会)同じ日時に、お子さんが相談員や学生ボランティアと、卓球などの軽スポーツや自主学習に取り組めます。事前の申込が必要ですが、保護者がふれあい親の会に参加する場合は不要です

開催日は変わることがあります。参加の前に、岡山市教育相談室(086-207-2170)でご確認ください。

出典:岡山市「民間施設等利用補助金制度に係る登録施設一覧」/岡山市「不登校児童生徒民間施設等利用支援補助金(保護者等申請)」/岡山市「同補助金制度(民間施設登録)」/岡山市「登録施設:無花果フリースクール」/岡山市「登録施設:うえまつフリースクール」/岡山市「登録施設:志塾フリースクール岡山」/岡山市「岡山市教育相談室」/岡山市「ふれあい親の会・土曜ひろば」リーフレット(2026年10月確認)

机の上のノートとコーヒー(写真はイメージです)

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所

ここまで、岡山市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。

この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。

NIJINアカデミー(メタバース校舎)の基本データ
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
  • 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
  • カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
  • 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
  • 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ

岡山市からでも、自宅から参加できます

NIJINアカデミーは、全国どこからでもオンラインで参加できます。岡山市の児童生徒支援教室に通う日と、NIJINのメタバース校舎の授業を受ける日を組み合わせる、という使い方も考えられます。外出が難しい日が続いているお子さんも、自宅から顔を出さずに参加できます。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。

なお、前のセクションの市の補助金は、オンラインでの利用分が対象外と案内されています。NIJINのメタバース通学の費用には使えない点も、あらかじめ知っておいてください。

岡山駅の近くには、NIJINアカデミー岡山校(リアル教室)もあります

NIJINアカデミーのリアル教室は全国52か所にあり、岡山市にはNIJINアカデミー岡山校 ワオ高中等部があります。ワオ高等学校 岡山本校に併設された教室で、週1日から通えます。

項目内容
所在地岡山市北区磨屋町7-2(岡山駅から徒歩10分)
開室毎週水曜日 10:00〜15:00(午前は対話型ワークショップ、午後は探究活動やフィールドワーク)
対象小学5年生〜中学3年生(小学4年生以下は要相談)
費用ハイブリッド通学(週1日の通学+メタバース校舎)で月額41,943円(税込)。入学金33,000円(税込)は初月のみ

出典:NIJINアカデミー「岡山校 ワオ高中等部」(2026年10月確認)

岡山校は、市の補助金の登録施設一覧(令和8年8月31日現在)には載っていません。出席扱いの最終判断は、ほかの場所と同じく在籍校の校長です。

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミーとは(2026年10月確認)

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。

NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。

学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い

学校の外の場所は、児童生徒支援教室、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。

学校の外の3つの選択肢
児童生徒支援教室・民間の居場所・NIJINアカデミーを4つの観点で
児童生徒支援教室(市)民間の居場所(3施設の例)NIJINアカデミー
在籍校に在籍したまま利用できる○○○
出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校)○○○
自宅から参加できる×△○
平日に毎日、対面で通える場所がある○△×

○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式ページの記載にもとづく整理(2026年10月)。

児童生徒支援教室(市)民間の居場所(3施設の例)NIJINアカデミー
対象岡山市在住の、不登校の状況にある小学生・中学生施設ごとに異なる(小学生〜高校生、おおむね20歳位まで など)小・中・高の子ども(全国)
費用通室の費用は教育相談室(086-207-2170)に事前確認月額の目安は12,000円〜44,000円(コースによる。無花果の午前中コースは無料)。市の補助金は月額10,000円が上限(登録施設・通所分)月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ)。市の補助金はオンライン分が対象外
入り方教育相談室または教室の相談窓口に相談し、面接・体験入室から見学・相談から直接申込無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談
向いているご家庭家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい少人数の対面の居場所を探している/通う回数を選びたい外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい

上の表の「民間の居場所」の費用は、紹介した3施設(無花果、うえまつ、志塾)の市の登録施設一覧の金額から、月額だけを比べた目安です(志塾の居場所は税別、月上限20,000円)。入会金などは別に必要な場合があります。

ここが大切

選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、市の児童生徒支援教室に週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

机の上のノートとペン(写真はイメージです)

相談前のメモと、今日から1か月の動き方

相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。

相談前のメモ
電話で聞かれやすい3つのことをメモしておく

完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。

01
いつから、どのくらい

最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。

02
どんな場面でつらそうか

朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。

03
体や生活の様子

寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。

「分からない」こと自体も、立派な相談材料です。

今日から1か月の動き方

  1. 今日〜3日以内岡山市教育相談室(086-207-2170)か、親子のための相談LINEで、状況を一度話してみます。
  2. 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内支援教室の有無を聞きます。
  3. 2週間以内児童生徒支援教室か、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。民間施設を考える場合は、補助金の対象になる施設かも聞いておきます。
  4. 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。

お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。

相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。

よくある質問

学校に連絡しづらいのですが、先に相談できますか?
はい。岡山市教育相談室(086-207-2170、月〜金 9:00〜18:30、土 9:00〜16:00)は、市内在住の幼児・児童生徒、保護者、教職員が対象で、電話相談と来室相談があります。来室相談は事前に電話で予約します。岡山県の総合教育センター(0866-56-9115)やハートフルおかやま110(086-221-7490)にも教育相談の窓口があります。
私立や国立の学校に通っていても、岡山市の窓口は使えますか?
岡山市教育相談室や児童生徒支援教室は、対象が岡山市在住のお子さんと案内されています。通っている学校の種類によって使えるかどうかは、電話(086-207-2170)で直接ご確認ください。
児童生徒支援教室に通うと出席扱いになりますか?
出席扱いにするかどうかは、在籍校の校長が判断します。通い始める前に、担任か管理職に相談してください。教室の入り方は、教育相談室や教室の相談窓口に相談し、面接と体験入室を経て入室する流れです。
フリースクールやNIJINアカデミーに通うと出席扱いになりますか?
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設は公的機関が原則とされ、公的機関に通えない場合などに限って考慮できるとされています。出席扱いにするかどうかは、校長が教育委員会と連携して判断します。NIJINアカデミーでは、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(NIJIN公表)。
フリースクールの利用料に補助金はありますか?
岡山市に、不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金制度があります。対象は、市に登録された民間施設を在籍校の授業時間内に利用し、過去1年間に30日以上欠席している児童生徒の保護者等で、利用料の2分の1以内、月額10,000円が上限です。オンライン利用分は対象外です。問い合わせは、教育支援課 多様な学び支援室(086-803-1397)です。
夜間や休日に相談できる窓口はありますか?
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)とヤングテレホン いじめ110番(086-231-3741)は24時間受け付けています。親子のための相談LINE(岡山市)は毎日9:00〜21:00です。チャイルドラインは毎日16:00〜21:00(年末年始を除く)です。
北区・中区・東区・南区で、相談先は違いますか?
岡山市教育相談室(086-207-2170)と児童生徒支援教室(令和8年10月から「教育支援センター」に名称変更)は、市全体の窓口です。区ごとに分かれているのは、子どもと家庭の相談を受けるこども家庭センター(北区2か所・中区・東区・南区2か所)です。児童生徒支援教室は北区2か所、中区・東区・南区に1か所ずつあり、どこに通うかは教育相談室で相談できます。
小学生と中学生で、使える場所は違いますか?
児童生徒支援教室は、岡山市在住の小学生・中学生が対象です。そのうち、そよかぜ平福は小学生が対象で、令和8年11月に開所予定のかがやき芳泉は中学生が対象と案内されています。民間の登録施設は、対象の学年が施設ごとに違います(たとえば、エルは基本的に小・中学生、IPUブリッジは小学生・中学生)。
見学や体験はできますか?
児童生徒支援教室は、教育相談室か教室の相談窓口に相談したあと、面接による相談と体験入室を経て入室します。民間の登録施設も、見学や体験から始められるところが多く、無料体験の回数などは施設ごとに違います。NIJINアカデミーは、無料の体験・説明会で授業の雰囲気を確かめられます。
中学卒業後の進路についても相談できますか?
岡山県青少年総合相談センター(ハートフルおかやま110)に、不登校の生徒や高校中退者などの進路相談の窓口があります(086-224-1121、電話は火・木・土の12:00〜18:00、面接は要予約)。在籍している中学校の担任や、岡山市教育相談室にも相談できます。

まとめ

岡山市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、岡山市教育相談室、児童生徒支援教室、こども総合相談所、夜間・休日の電話とLINE、民間の居場所と親の会と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず岡山市教育相談室(086-207-2170)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。

家以外の居場所がほしいときは、市内5か所の児童生徒支援教室や、市の登録施設になっている民間の居場所があります。民間施設の利用料には、条件を満たせば月額10,000円を上限とする市の補助金もあります。外出が難しいときは、オンラインの学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。

選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。

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