お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。札幌市でまず頼れる公的な相談先は、札幌市教育委員会の教育相談(011-671-3210・平日9:00〜17:00・無料)、通所無料の教育支援センター6か所と4区のサテライト、10区すべてにある区役所の家庭児童相談室です。ほかにも、学校の中の相談、夜間や休日の電話、民間の居場所まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。
この記事では、札幌市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席との関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。
- 迷ったら、最初の1本は「教育相談担当課の電話相談(011-671-3210)」——札幌市教育委員会。月〜金 9:00〜17:00。電話は予約不要で、市内在住の小学生〜高校生について、保護者が直接かけられます。来所相談は予約制です
- 学校に代わる居場所は、札幌市教育支援センター(市内6か所)——入口は在籍校。学校が教育相談担当課に連絡して見学日を調整します。通所した日は欠席・遅刻・早退になりません
- 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310——北海道の子ども相談支援センター(0120-3882-56)も電話は24時間。子どもアシストセンターには子ども専用LINEがあります
- 民間の居場所・NIJINアカデミーも選択肢——民間施設の出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、札幌市の南区・清田区に週1回のリアル教室があります
- 札幌市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
- 学校の中・教育委員会・家庭児童相談室の窓口の電話番号と受付時間
- 教育支援センター6か所の入り方と、通所した日の扱い
- 10区ごとの相談先の早見表(家庭児童相談室・教育支援センター・サテライト)
- 夜間・休日・LINEで使える窓口と、市の一覧に載る民間の居場所
- 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。札幌市内の南区と清田区には、週1回のリアル教室(札幌南校・札幌大きなかぶ校)もあります。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。
この記事の結論
札幌市で不登校の相談をするなら、最初の1本は札幌市教育委員会の教育相談(011-671-3210、平日9:00〜17:00、相談は無料・電話は予約不要)です。
学校に代わる公的な居場所は、教育支援センターが市内6か所(中央・北・白石・豊平・南・西の各区)、サテライトが4区(厚別・東・清田・手稲)、自宅から参加するオンラインコースがあり、通所は無料です(交通費などは自己負担)。申し込みの入口は在籍校です。
区役所の家庭児童相談室は10区すべてにあり、不登校の相談もできます(平日8:45〜17:15)。民間のフリースクール等は、市の一覧に27施設が載っています。市の補助は施設に出るもので、家庭への利用料の助成は市のページでは確認できませんでした。
札幌市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、札幌市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。
先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。
札幌市には、学校の中の相談、札幌市教育委員会の教育相談、市内6か所の教育支援センター、区役所の家庭児童相談室、夜間や休日でもつながる電話、市内の民間のフリースクールまで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。
最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。
決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。
学校の中・教育委員会・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。
札幌市教育委員会の教育相談は、電話なら予約が要りません。保護者が直接かけられます。
相談する前に、準備は要りません
「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。
もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

通学以外の学び方について、まずは情報を集めてみませんか
体験・個別相談で、参加方法や費用、在籍校との連携などを確認できます。申し込みを急がず、保護者だけで話を聞くこともできます。
NIJINアカデミーの体験・相談を見る数字で見る札幌市・北海道の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません
相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。
北海道教育委員会の公表資料(令和6年度)によると、北海道の公立小・中学校の不登校の児童生徒は、小学校で4,864人(1,000人あたり22.5人)、中学校で9,183人(同79.7人)、合わせて14,047人です。この数値には札幌市立学校も含まれています。中学校では、在籍する生徒1,000人のうち約80人にあたります。
全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。
| 小学校 | 中学校 | |
|---|---|---|
| 北海道(公立・札幌市立を含む)の不登校(令和6年度) | 4,864人(1,000人あたり22.5人) | 9,183人(1,000人あたり79.7人) |
| 全国の不登校(令和6年度) | 137,704人 | 216,266人 |
| 全国・1,000人あたり | 23.0人 | 67.9人 |
出典:北海道教育委員会「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(令和6年度)」/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)
相談につながっていない子が、全国で約4割
同じ調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。
ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。
不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。
出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)
困りごと別|札幌市の不登校の相談先の選び方
相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。
| こんな状況 | まず連絡する先 | 次に考えたい窓口 |
|---|---|---|
| 行き渋りが始まったばかり | 担任・学校のスクールカウンセラー | 教育相談担当課の電話相談 |
| 学校に話しづらい | 教育相談担当課の電話相談(保護者が直接かけられます)/子どもアシストセンター | 区役所の家庭児童相談室 |
| 家以外に通える場所がほしい | 在籍校(教育支援センターの見学の相談) | 民間のフリースクール・NIJINアカデミー |
| 外出がほとんどできない | 在籍校(教育支援センターのオンラインコースの相談) | NIJINアカデミー(自宅から参加) |
| 学校の中に居場所がほしい | 担任・相談支援パートナー(校内の別室等) | 教育支援センター |
| 体調や気持ち・家庭のことが気になる | 区役所の家庭児童相談室/札幌市児童相談所 | 札幌こころのセンターの電話相談 |
| 夜間・休日に不安が強くなった | 24時間子供SOSダイヤル/北海道の子ども相談支援センター | 翌平日に教育相談担当課へ |
| 同じ立場の保護者と話したい | 教育支援センターの保護者交流会 | 民間の居場所の相談 |
| 出席扱いについて知りたい | 在籍校の担任・校長 | 教育相談担当課 |
困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です
「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。
- まず、教育相談担当課に電話を1本011-671-3210。月〜金の9:00〜17:00。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
- 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や別室の有無を聞きます。
- 家以外の居場所を見学する教育支援センターは、在籍校に相談して見学の日程を調整します。民間の居場所は、各施設に問い合わせます。
- 選択肢を広げて比べるオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

札幌市10区別|不登校の相談先と、近くの教育支援センター早見表
「住んでいる区のどこに相談すればいいか」をすぐ確かめられるように、10区ごとに、区役所の家庭児童相談室と、区内にある教育支援センター(またはサテライト)をまとめました。教育委員会の教育相談(011-671-3210)は、どの区にお住まいでも同じ番号で受け付けています。
| 区 | 家庭児童相談室(場所・電話) | 区内の教育支援センター・サテライト | 市の一覧に載る民間施設の数 |
|---|---|---|---|
| 中央区 | 中央区南3条西11丁目(地下鉄東西線 西11丁目駅) 011-205-3353 | 教育支援センター大通西(中央区南2条西10丁目、旧・中央区民センター施設内)080-1346-2855 | 9 |
| 北区 | 北保健センター(北25条西6丁目、地下鉄南北線 北24条駅) 011-757-1182 | 教育支援センター新琴似(新琴似7条3丁目、新琴似小学校内)011-765-8378 | 5 |
| 東区 | 東保健センター(北10条東7丁目、地下鉄東豊線 東区役所前駅) 011-711-3212 | サテライト(火曜・金曜):東区体育館(北27条東14丁目)/元町南児童会館(北16条東16丁目) | 3 |
| 白石区 | 白石区複合庁舎(南郷通1丁目南8-1、地下鉄東西線 白石駅) 011-861-2512 | 教育支援センター白石(本通16丁目南4-26、リフレサッポロ2階)011-826-4671。リフレ教育相談室も同じ建物 | 1 |
| 厚別区 | 厚別保健センター(厚別中央1条5丁目、地下鉄東西線 新さっぽろ駅) 011-895-2497 | サテライト(火曜・金曜):厚別南児童会館(厚別南1丁目)/厚別区体育館(厚別中央2条5丁目) | 0(掲載なし) |
| 豊平区 | 豊平区役所(平岸6条10丁目、地下鉄東豊線 美園駅) 011-822-2423 | 教育支援センター月寒(月寒東2条2丁目、月寒中学校敷地内)011-795-4244 | 2 |
| 清田区 | 清田保健センター(平岡1条1丁目) 011-889-2049 | サテライト(月曜・水曜):清田区民センター(清田1条2丁目)/清田区体育館(平岡1条5丁目) | 3 |
| 南区 | 南保健センター(真駒内幸町1丁目、地下鉄南北線 真駒内駅) 011-522-5770 | 教育支援センター真駒内(真駒内幸町2丁目、まこまる3階)011-215-0435。まこまる教育相談室も同じ建物 | 2 |
| 西区 | 西保健センター(琴似2条7丁目、地下鉄東西線 琴似駅) 011-621-4241 | 教育支援センター宮の沢(宮の沢1条1丁目、ちえりあ3階)011-671-3400。ちえりあ教育相談室も同じ建物 | 1 |
| 手稲区 | 手稲保健センター(前田1条11丁目、JR手稲駅) 011-688-8596 | サテライト(月曜・木曜。一部月曜):手稲区体育館(曙2条1丁目)/手稲区民センター(前田1条11丁目) | 1 |
※家庭児童相談室の受付は平日8:45〜17:15。教育支援センターの電話番号は市のリーフレットに載っているものですが、見学や通所の申し込みは在籍校を通して行います。サテライトの会場は月ごとの「開所日程カレンダー」で案内されます。民間施設の数は、札幌市「フリースクール等民間施設一覧」(2026年10月7日更新、全27施設)を区ごとに数えたもので、市内のすべての施設ではありません。
区ごとの使い分けのヒント
- 中央区・北区・白石区・豊平区・南区・西区:区内に通所型の教育支援センターがあります。平日9:30〜14:30に、学習や体験活動に取り組めます。
- 厚別区・東区・清田区・手稲区:区内の体育館や児童会館などで、週2回・2時間ほどのサテライトが開かれています(市立小学校4年生〜中学校3年生が対象)。「短い時間なら」「家の近くなら」という段階のお子さん向けです。
- どの区でも:外出がまだ難しいときは、学校の1人1台端末を使って自宅から参加する教育支援センター・オンラインコースがあります。
- 来所で相談したいとき:教育相談室は西区(ちえりあ)・南区(まこまる)・白石区(リフレ)の3か所です。予約は電話で、2か月前から受け付けています。
出典:札幌市「区役所家庭児童相談室」/札幌市「教育支援センター」/札幌市「教育支援センターのご案内」(PDF)/札幌市「フリースクール等民間施設一覧」/札幌市「教育相談のご案内」(2026年10月確認)
学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・相談支援パートナー
学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで別室や出席の相談がしやすくなります。
担任・管理職
最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。教育支援センターへの通所の相談も、まず在籍校に伝えるところから始まります。「スクールカウンセラーに相談したい」「校内で過ごせる場所はあるか」と、具体的に聞いてみてください。
スクールカウンセラー
札幌市教育委員会は、いじめや不登校などの課題に対応する、臨床心理の専門的知識を持つスクールカウンセラーを学校に配置しています。児童生徒や保護者との教育相談のほか、先生への助言も行います。開いている曜日と時間は、学校によって異なりますので、担任か学校に聞いてみてください。
スクールソーシャルワーカー
福祉の専門家として、お子さんの状況を整理し、医療や福祉の関係機関とつないで支援する職員です。家庭の事情も絡む場合は、学校に「相談できるスタッフがいるか」を聞いてみる価値があります。
相談支援パートナーと、校内の居場所
札幌市教育委員会は、不登校や不登校の心配がある子どもと家庭に、個別の指導や関係機関との連携を行う「相談支援パートナー」を、小学校・中学校・義務教育学校・中等教育学校に配置しています。令和8年度の学校教育の資料では、全小中学校に相談支援パートナーを配置し、校内教育支援センター(別室等)での支援を充実させるとしています。実際の別室の使い方は学校ごとに違うので、お子さんの学校ではどうなっているか、担任に聞いてみてください。
「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。
学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育委員会の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。
出典:札幌市「令和8年度札幌市学校教育(単頁版)」/札幌市教育委員会「令和8年度 事務概要等資料」/札幌市「相談支援パートナー事業」(2026年10月確認)
札幌市教育委員会の窓口|教育相談(電話・来所)と子どもアシストセンター
学校とは別の立場で、札幌市の専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。札幌市教育委員会の教育相談(教育相談担当課)と、子どもの権利救済機関の「子どもアシストセンター」です。
教育相談(電話・来所)
学習、学校生活、発達、不登校、日本語習得、学びの場の相談など、教育全般の相談を受け付けています。対象は、札幌市内在住の小学生から高校生までのお子さんについて、保護者や教師からの相談です。相談は無料で、相談の秘密は守られます。
| 相談の種類 | 連絡先 | 受付・ポイント |
|---|---|---|
| 電話相談 | 011-671-3210(教育相談担当課) | 月〜金 9:00〜17:00。予約は不要。内容によっては折り返しになることがあります |
| 来所相談 | 同じ番号に、保護者が電話で申込 | 予約制。予約は2か月前から。初回は教育相談票の記入が必要(事前に記入して持参も可) |
| 来所の場所 | ちえりあ教育相談室(西区宮の沢)/まこまる教育相談室(南区真駒内幸町)/リフレ教育相談室(白石区本通16丁目南、リフレサッポロ2階) | 予約は電話で調整 |
まずは電話で相談内容を伝えるのが基本の流れで、必要に応じて来所相談が提案されます。相談日は、欠席・遅刻・早退の扱いになりません。来所相談の予約の取りやすさは時期によって変わり、1月から3月は就学の相談が混み合う傾向があるとされています。なお、Eメールでの相談は受け付けていません。小学校入学前のお子さんは、札幌市幼児教育センターが窓口です。
いじめの電話相談・体罰等の窓口
学校でのいじめが背景にあるときは、札幌市教育委員会少年相談室の「いじめ電話相談」(0120-127-830、平日9:00〜17:00、通話無料)も使えます。学校での体罰や性被害の相談窓口は、011-272-6034(平日10:15〜16:45)です。
子どもアシストセンター(札幌市子どもの権利救済機関)
札幌市内在住の18歳未満の子どもに関わる相談を受ける、子どもの権利救済機関です。子ども専用の電話・LINE・メール・面談があり、保護者など大人からの相談にも、大人用の番号で対応しています。児童相談所とは別の機関です。
- 電話子ども専用 0120-66-3783(通話無料)/大人用 011-211-3783
- 受付月〜金 10:00〜20:00、土 10:00〜16:00(日・祝日・年末年始は休み)
- ほかの方法子ども専用のLINE、メール(assist@city.sapporo.jp)、面談(希望する場合は事前に電話)
札幌市の教育相談は市内在住のお子さんが対象で、通っている学校が公立か私立かは条件に書かれていません。まず電話相談で、お子さんの状況を伝えてみてください。
出典:札幌市「教育相談のご案内」/札幌市「気がるに相談を」/札幌市「子どもアシストセンター」(2026年10月確認)
家以外の居場所|札幌市教育支援センター6か所・4区のサテライト・オンラインコース
「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。札幌市には、学校に代わる居場所として、教育支援センターがあります。
札幌市教育支援センター(市内6か所)
札幌市教育委員会が運営する、不登校の状況にある市立小中学校の児童生徒のための居場所です。仲間と学習や体験活動に取り組みながら、人と関わることへの不安や悩みを和らげ、社会的な自立につなげることを目指しています。一人ひとりのペースに合わせた支援を行います。
| センター | 所在地 |
|---|---|
| 宮の沢 | 西区宮の沢1条1丁目1-10(ちえりあ内) |
| 真駒内 | 南区真駒内幸町2丁目2-2 |
| 白石 | 白石区本通16丁目南4-26 |
| 月寒 | 豊平区月寒東2条2丁目4-54 |
| 新琴似 | 北区新琴似7条3丁目2-1 |
| 大通西 | 旧・中央区民センター施設内(「教育支援センター伏見」の移転に伴い、令和8年4月から活動) |
- 利用時間9:00〜15:15(通所生の活動時間は9:30〜14:30)。土・日・祝日、年末年始などは休みで、学校の長期休業期間に準じます
- 活動内容各自の目標に向けた学習、ものづくり・軽運動・カードゲームなどの体験活動、保護者交流会、希望者を対象とした個別の教育相談
- オンラインコース・サテライトオンラインコースや、各区で行うサテライト活動もあります。詳しくは市の公式リーフレットをご覧ください
- 申込・見学保護者が在籍校に相談します。学校が教育相談担当課(011-671-3210)に連絡し、見学日を調整します
センターへ通所した日は、欠席・遅刻・早退にはなりませんと市のページに書かれています。出席の取り扱いの詳細は、在籍校の担任か管理職に確認してください。
教育支援センターは札幌市立の小中学校に在籍するお子さんが対象です。入り口は在籍校なので、まず担任に「教育支援センターの見学をしたい」と伝えるところから始まります。
出典:札幌市「教育支援センター」/札幌市教育センター 要覧(令和8年度)/札幌市教育委員会「令和8年度 事務概要等資料」(2026年10月確認)

費用と、見学から通所までの流れ
市の「教育支援センターのご案内」によると、通所は無料です(交通費や施設外学習費は自己負担)。活動は平日の9:30〜14:30で、午前だけ・午後からだけの参加もできます。午後も活動する日は昼食を持っていきます。小学生の通所は、安全面から保護者の送迎をお願いするとされています。
- 相談:保護者と本人が在籍校と相談し、校内で支援を検討します。
- 見学:学校が書類を教育相談室に出し、見学日時は学校から保護者に連絡されます。見学は活動の見学と説明で30分ほどです。
- 体験通所:各施設と保護者が日程を決めます。体験は4回が基本です。
- 正式な通所:施設から渡される「通所願い」を学校に出して、通所が始まります。
個別に付き添う施設ではなく、小集団での活動が中心です。学校に通えている場合は、通所の対象になりません。
| センター | 電話(市のリーフレット記載) |
|---|---|
| 宮の沢(西区) | 011-671-3400 |
| 真駒内(南区) | 011-215-0435 |
| 白石(白石区) | 011-826-4671 |
| 月寒(豊平区) | 011-795-4244 |
| 新琴似(北区) | 011-765-8378 |
| 大通西(中央区) | 080-1346-2855 |
教育支援センター・サテライト(厚別区・東区・清田区・手稲区)
サテライトは、教育支援センターの支援員が区内の会場に出向いて開く、短い時間の居場所です。対象は市立小学校4年生〜中学校3年生で、参加費は交通費以外無料です。途中から来ても、途中で帰っても大丈夫とされています。カードゲームや軽運動などの交流活動と、持ってきた教材での学習ができます。申し込みは、在籍校に相談 → 学校から書類を提出 → 数回の体験通所 → 「通所願い」を出して正式に通所、の順です。
| 区 | 曜日 | 会場と時間 |
|---|---|---|
| 厚別区 | 火曜・金曜 | 厚別南児童会館(厚別南1丁目15-10、地下鉄ひばりが丘駅から徒歩5分)9:30〜11:30/厚別区体育館(厚別中央2条5丁目1-20、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩5分)13:15〜15:15 |
| 東区 | 火曜・金曜 | 東区体育館(北27条東14丁目3-1、地下鉄元町駅から徒歩5分)9:30〜11:30/元町南児童会館(北16条東16丁目2-1、地下鉄環状通東駅から徒歩3分)9:30〜11:30 |
| 清田区 | 月曜・水曜 | 清田区民センター 集会室4(清田1条2丁目5-35)9:30〜11:30/清田区体育館 多目的室(平岡1条5丁目4-1)9:30〜11:30 |
| 手稲区 | 月曜・木曜(一部月曜) | 手稲区体育館 多目的室(曙2条1丁目2-46)9:30〜11:30/手稲区民センター(前田1条11丁目1-10、JR手稲駅北口から徒歩5分)9:30〜11:30 |
※各区とも、2会場のいずれかで週2回実施。月ごとの会場や持ち物は、毎月の「開所日程カレンダー」で知らされます。曜日と会場の組み合わせは、教育相談担当課(011-671-3210)に確認してください。
教育支援センター・オンラインコース(自宅から参加)
市立小中学校の児童生徒が対象で、学校で使っている1人1台端末を家に持ち帰って参加します。メタバース(仮想空間)にアバターで入るので、初めての人と話すのが苦手でも参加しやすい作りです。基本は月〜金曜で、9:45から学習(まなびタイム)と交流活動が組まれ、体験活動は月1〜2回ほどです。お休みの連絡は要らず、できそうな時間から参加できます。参加の状況は、月末に学校へ伝えられます。申し込みは在籍校からで、親子での30分ほどのオンライン体験のあとに正式に始まります。
出典:札幌市「教育支援センターのご案内」(PDF)/サテライト厚別区(PDF)/サテライト東区(PDF)/サテライト清田区(PDF)/サテライト手稲区(PDF)/教育支援センター・オンラインコース(PDF)(2026年10月確認)
心・体・家庭のことが気になるとき|家庭児童相談室・児童相談所・こころのセンター
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。
区役所の家庭児童相談室
札幌市の各区の保健センター等にある、18歳未満の子どもに関する相談窓口です。教育相談(いじめ、対人関係、不登校など)、親子・家族関係、子どもの心身の発達などの相談を、来所または電話で受け付けています。受付は平日の8:45〜17:15(土日祝・年末年始は休み)です。
| 区 | 電話 |
|---|---|
| 中央区 | 011-205-3353 |
| 北区 | 011-757-1182 |
| 東区 | 011-711-3212 |
| 白石区 | 011-861-2512 |
| 厚別区 | 011-895-2497 |
| 豊平区 | 011-822-2423 |
| 清田区 | 011-889-2049 |
| 南区 | 011-522-5770 |
| 西区 | 011-621-4241 |
| 手稲区 | 011-688-8596 |
札幌市児童相談所
「子どもを家庭で養育することができない」「性格や行動に心配な点がある」「子どもの発達や障がいのことで心配がある」「育児に不安がある」といった相談を受ける、札幌市の機関です。市のページでは、「性格や行動に心配な点がある」の例として、子どもが幼稚園や学校に行きたがらないことが挙げられています。お子さんに関する相談の電話は011-622-8630、所在地は中央区北7条西26丁目1-1です。受付時間は、電話で確認してください。
保護者自身の心が疲れたとき
お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための窓口もあります。札幌こころのセンター(札幌市)の「心の健康づくり電話相談」は、札幌市にお住まいの方が対象です。平日9:00〜17:00は011-622-0556、平日17:00〜21:00と土日祝休日の10:00〜16:00は0570-064-556で受け付けています(12月29日〜1月3日は休み)。相談時間の目安は1回30分です。
体の不調が強いとき
朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、かかりつけ医や専門機関に相談してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。相談先の選び方に迷うときは、家庭児童相談室や児童相談所に聞いてみてください。
出典:札幌市「区役所家庭児童相談室」/札幌市「札幌市児童相談所とは」/札幌市「こころの相談のご案内」(2026年10月確認)
夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE
夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。
| 窓口 | 連絡先 | 受付 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間365日(無料) | 子ども・保護者 |
| 子ども相談支援センター(北海道教育委員会) | 0120-3882-56 | 電話は毎日24時間(無料) | 北海道在住の子ども・保護者 |
| 子どもアシストセンター(札幌市) | 子ども専用 0120-66-3783/大人用 011-211-3783 | 月〜金 10:00〜20:00、土 10:00〜16:00。子ども専用LINEもあり | 子ども・保護者 |
| いじめ電話相談(札幌市教育委員会少年相談室) | 0120-127-830 | 平日 9:00〜17:00(無料) | 子ども・保護者 |
| こどもの人権110番(札幌法務局) | 0120-007-110 | 平日 8:30〜17:15(無料) | 子ども・大人 |
| 少年相談110番(北海道警察本部) | 0120-677-110 | 平日 8:45〜17:30(無料・時間外は留守番電話) | 子ども・保護者 |
| チャイルドライン | 0120-99-7777 | 毎日 16:00〜21:00(無料・年末年始は休み) | 子ども |
どれを選べばいい?
夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルが、いつでもつながる最初の一本です。北海道の子ども相談支援センターも、電話は毎日24時間受け付けています。
お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、子どもアシストセンターの子ども専用LINEが向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(札幌法務局)が窓口になります。
なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、札幌市の子ども安心ホットライン(011-622-0010、24時間・365日)や、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。
出典:札幌市「気がるに相談を」/文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/北海道教育委員会「子ども相談支援センター」/札幌市「子どもアシストセンター」/札幌市「区役所家庭児童相談室」/チャイルドライン(2026年10月確認)

民間の居場所・出席扱い・保護者同士で話せる場
公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所があります。札幌市は「フリースクール等民間施設一覧」を公表していて(2026年10月7日更新)、27施設の名称・所在地・電話番号が載っています。掲載は、令和7年度の札幌市のアンケートに協力し、掲載に同意した施設のみで、市内の施設を網羅したものではありません。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。
市の一覧に載っている民間の居場所の例
ここでは、札幌市の一覧から、法人の種類や所在する区が異なる3つを例として挙げます。これ以外にも施設はありますので、あくまで「こうした施設がある」という目安としてご覧ください。対象や費用、通い方は施設ごとに違い、市の一覧には載っていません。各施設にお問い合わせください。
| 施設 | 所在(区) | 電話 |
|---|---|---|
| 一般社団法人札幌サドベリースクール | 豊平区平岸 | 011-824-5410 |
| 特定非営利活動法人星槎さっぽろ教育センター フリースクール星の教室 | 北区北11条西 | 011-700-3830 |
| 特定非営利活動法人みなぱ 不登校の子のための居場所あれとぽ | 南区南37条西 | 011-211-4766 |
見学や体験の前に、「週に何日通えるか」「費用は月いくらまでか」を家庭で話しておくと、比べやすくなります。出席扱いについては、通う施設に関わらず、在籍校の校長が判断します。
市のフリースクール支援
札幌市は、不登校の子どもたちの受け皿となる市内のフリースクール等民間施設を支援しています。通学定期券がフリースクールへの通学に使える場合があり、詳細は札幌市交通局のページに案内されています。なお、市の一覧に載る施設と、市の補助の対象となる施設は、同じとは限りません。
市の「フリースクール等民間施設事業費補助金」(平成24年度から)は、非営利法人が運営し2年以上の活動実績があるなどの条件を満たした施設の設置者に交付されるもので、1団体あたりの年間上限は、利用する児童生徒の数に応じて160万円〜320万円です。家庭に利用料を直接助成する制度は、市のページでは確認できませんでした。令和8年度は、施設向けの光熱費高騰対策特別支援金(受付は2026年9月30日まで)も行われました。
民間施設に通う場合の出席扱い
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設の利用は、公的機関に通えない場合などに、本人・保護者の希望や学習内容の適切さを確認したうえで考慮できるとされています。判断するのは在籍校の校長で、教育委員会と連携します。
- 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
- 教育相談担当課に相談する011-671-3210。学びの場の相談も、教育相談の対象に含まれています。
- 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
- 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。
保護者同士で話せる場
「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。札幌市の教育支援センターでは、活動の一つとして保護者交流会を行っています。日程や申込は、在籍校か教育相談担当課(011-671-3210)にお問い合わせください。
出典:札幌市「フリースクール等民間施設一覧」/札幌市「フリースクール支援」/札幌市「教育支援センター」/札幌市「教育相談のご案内」(2026年10月確認)

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所
ここまで、札幌市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。
この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。
- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
- 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
- カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
- 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
- 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ
札幌市内のリアル教室
オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあり、札幌市内にも教室があります。体験や説明会の申込は公式サイトから行えます。
| 教室 | 所在地 | 開室日・時間 |
|---|---|---|
| NIJINアカデミー札幌南校 | 札幌市南区澄川4条11丁目4-16(地下鉄南北線「自衛隊前駅」から徒歩10分) | 毎週月曜 10:00〜15:00(リアル校への通学は月4回) |
| NIJINアカデミー札幌大きなかぶ校 | 札幌市清田区(市の一覧では清田区平岡1条2丁目) | 毎週木曜 10:00〜15:00(オンラインとのハイブリッド) |
どの教室も「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、週に1回だけリアル教室に顔を出す、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。
出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー札幌南校/NIJINアカデミー札幌大きなかぶ校/札幌市「フリースクール等民間施設一覧」(2026年10月確認)
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。
学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
学校の外の場所は、教育支援センター、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。
| 教育支援センター(市) | 民間の居場所 | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 在籍校に在籍したまま利用できる | ○ | ○ | ○ |
| 出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校) | ○ | ○ | ○ |
| 自宅から参加できる | △ | △ | ○ |
| 平日に毎日、対面で通える場所がある | ○ | △ | × |
○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。教育支援センターのオンラインコースは、利用の可否を在籍校に確認。
| 教育支援センター(市) | 民間の居場所 | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 札幌市立の小中学校に在籍し、不登校の状況にある児童生徒 | 施設ごとに異なる | 小・中・高の子ども(全国) |
| 費用 | 通所は無料(交通費や施設外学習費は自己負担) | 施設ごとに異なる(市の一覧には費用の記載なし) | 月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ) |
| 入り方 | 在籍校に相談し、学校が教育相談担当課に連絡 | 各施設に問い合わせ、見学・体験 | 無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談 |
| 向いているご家庭 | 家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい | 少人数の対面の居場所を探している/通い方を選びたい | 外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい |
選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、市の教育支援センターに週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。
完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。
最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。
朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。
寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。
今日から1か月の動き方
- 今日〜3日以内教育相談担当課(011-671-3210、月〜金 9:00〜17:00)に電話をして、状況を一度話してみます。
- 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内の別室の有無を聞きます。
- 2週間以内教育支援センターか、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。
- 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。
お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。
相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。
よくある質問
まとめ
札幌市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、札幌市教育委員会の教育相談、教育支援センター、区役所の家庭児童相談室、夜間・休日の電話、民間の居場所と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず教育相談担当課(011-671-3210)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。
家以外の居場所がほしいときは、札幌市教育支援センター(市内6か所)や、民間の居場所があります。外出が難しいときは、オンラインの学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。札幌市内の南区と清田区にも、週1回のリアル教室があります。
選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。


