お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。名古屋市の不登校の相談は、まず総合相談窓口ハートフレンドなごや(052-683-8222)へ。通える教育支援センターは市内4か所、相談先は16区の区役所と3か所の児童相談所にもあり、フリースクール等の利用料には月最大22,000円の市の補助があります。名古屋市には、学校の中のなごや子ども応援委員会、名古屋市教育委員会の総合相談窓口、通所できる教育支援センター、児童相談所、夜間や休日の電話・LINE、民間の居場所まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。
この記事では、名古屋市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。
- 迷ったら、最初の1本は「ハートフレンドなごや 総合相談ダイヤル(052-683-8222)」——名古屋市の子ども教育相談。月〜金 9:30〜19:00、土曜 9:30〜12:00。学校生活の悩みを聞き、学校内外の学びの場や相談機関も紹介してくれます
- 学校に代わる居場所は、なごやフレンドリーナウ(浄心・笠寺・鶴舞・大曽根)——利用の前に見学の予約が必要です(052-521-9640)。外出が難しいときは、教育用メタバース「Nagoya Compass Campus」もあります
- 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 かなごやっ子SOS 052-761-4152——どちらも24時間。文字で話したい子には、LINEの「あいちこども相談」があります
- 民間の居場所・NIJINアカデミーも選択肢——名古屋市は令和8年度からフリースクール等の利用料補助金を始めました。出席扱いの最終判断は在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、名古屋市中村区にも週1回のリアル教室があります
- 名古屋市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
- 学校の中・教育委員会・児童相談所の窓口の電話番号と受付時間
- なごやフレンドリーナウ・教育用メタバース・オンライン学習の入り方
- 夜間・休日・LINEで使える窓口と、民間の居場所・利用料補助金
- 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。名古屋市中村区には、週1回のリアル教室(名古屋中村校)もあります。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。
この記事の結論
名古屋市で不登校の相談をするなら、最初の1本は総合相談窓口ハートフレンドなごや(052-683-8222、月〜金 9:30〜19:00/土 9:30〜12:00)です。通える公的な場所は、教育支援センターなごやフレンドリーナウの4か所(西区・南区・中区・北区)。16区それぞれに区役所の民生子ども課があり、児童相談所は区ごとに3か所で担当が分かれています。フリースクール等の利用料には、令和8年度から月最大22,000円(就学援助の認定を受けている方など。それ以外は月最大11,000円)の市の補助があります。区ごとの窓口は「区ごとの相談先」の表で確かめられます。
名古屋市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと
お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、名古屋市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。
先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。
名古屋市には、学校の中の「なごや子ども応援委員会」、名古屋市教育委員会の総合相談窓口「ハートフレンドなごや」、通所できる教育支援センター「なごやフレンドリーナウ」、児童相談所、夜間や休日でもつながる電話とLINE、民間の居場所まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。
最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。
決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。
学校の中・教育委員会・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。
ハートフレンドなごやの総合相談ダイヤルは、電話で受け付けています。来所の前に、まず声だけで話してみることもできます。
相談する前に、準備は要りません
「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。
もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

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NIJINアカデミーの体験・相談を見る数字で見る名古屋市の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません
相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。
名古屋市教育委員会が公表している資料(令和6年11月の「今後の不登校施策に関する有識者等会議のまとめ」)によると、名古屋市立学校の不登校の児童生徒は、令和5年度に小学校で2,480人、中学校で3,408人、小中あわせて5,888人でした。
全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。
| 小学校 | 中学校 | |
|---|---|---|
| 名古屋市立学校の不登校(令和5年度) | 2,480人 | 3,408人 |
| 全国の不登校(令和6年度) | 137,704人 | 216,266人 |
| 全国・1,000人あたり(令和6年度) | 23.0人 | 67.9人 |
名古屋市の数字は令和5年度、全国の数字は令和6年度と、年度が異なります。人数をそのまま比べることはできません。「名古屋市でも、不登校のお子さんが数千人いる」という規模を知る目安にしてください。
出典:名古屋市教育委員会「今後の不登校施策に関する有識者等会議のまとめ」/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)
相談につながっていない子が、約4割
同じ名古屋市の資料には、もう一つ見ておきたい数字があります。令和5年度の不登校の小中学生5,888人のうち、学校内外の専門機関等で相談・指導を受けていない児童生徒は2,574人、43.7%でした。全国の令和6年度の調査でも、相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。
ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。相談先を知ることが、最初の一歩になります。
不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。
出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)
名古屋市の不登校支援の全体像|公式の支援を一覧で(2026年度)
名古屋市の不登校の支援は、「相談する窓口」「通える場所」「家から使える学び」「お金の支援」の4つに分けると整理しやすくなります。名古屋市の不登校児童生徒支援サイトでは、まずハートフレンドなごやに相談し、状況に合う窓口を紹介してもらう流れが案内されています。下の表は、市の公式ページで確かめた2026年度の支援です。
| 種類 | 名古屋市の支援 | 対象・内容 | 入口 |
|---|---|---|---|
| 相談 | ハートフレンドなごや(総合相談窓口) | 幼児から高校生年齢までの子ども本人と保護者。電話・来所・メールの相談と、引きこもり傾向などがある場合の訪問相談 | 052-683-8222 |
| 相談 | なごや子ども応援委員会 | 市立学校のスクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーなど。区の名前がついた16のブロックと、高校・特別支援学校のブロック(計17)に分かれて対応 | 在籍校/子ども応援課 052-684-4894 |
| 相談 | 区役所 民生子ども課(16区) | 子どもや子育てに関する身近な相談窓口 | 各区(下の表) |
| 相談 | 児童相談所(3か所) | 18歳未満の子どものあらゆる相談。不登校も相談の種類に含まれます | 中央・西部・東部(区で担当が決まる) |
| 相談 | 名古屋市子ども・若者総合相談センター | ひきこもりなど困難を抱える子ども・若者の相談 | 052-961-2544(月〜土 10:00〜17:00) |
| 通う場所 | なごやフレンドリーナウ(教育支援センター) | 心理的な理由で登校していない名古屋市在住の小中学生と保護者。最初は週1〜2日・2時間から | 見学の予約 052-521-9640 ほか |
| 通う場所 | 校内の教室以外の居場所 | 令和8年度は中学校111校と小学校5校の計116校 | 在籍校 |
| 通う場所 | 児童館の平日日中の居場所(モデル事業) | 市内在住の小中学生。白金(昭和区)・瑞穂・港・緑の4館。利用料は原則無料(材料費などの実費あり) | 利用を希望する館に登録申込 |
| 家から | 教育用メタバース「Nagoya Compass Campus」 | 市立小中学校に在籍し、年間30日以上欠席(見込みを含む)していて、家から出にくいなど学校外の支援機関に継続的につながれていない児童生徒 | 在籍校 |
| 家から | 民間オンライン学習プログラム | 年間30日以上欠席している(見込みを含む)児童生徒が自宅などで学習 | 在籍校 |
| お金 | フリースクール等利用料補助金 | 市立小中学校等に在籍する市内在住の保護者。利用料の2分の1(月上限22,000円)または4分の1(月上限11,000円) | 補助金事務局 052-766-7519 |
このほか名古屋市は、令和7年3月に不登校の子どもの多様な学びを支える方針「Nagoya HEART Plan(なごやハートプラン)」をまとめ、令和8年度はフリースクールを運営する団体への補助(設置者補助)も行っています。市の公募で選ばれた学校法人が旧六反小学校の校舎を使って開いた、不登校に対応する私立中学校(星槎名古屋中学校)もあります。
相談の流れ|名古屋市が案内している順番
| お子さんの様子 | 名古屋市が示している相談先の例 |
|---|---|
| 外には出られるが、人と会う不安が強い | なごやフレンドリーナウ |
| 引きこもりの傾向などがある | ハートフレンドなごや(訪問相談) |
| 医療や福祉のケアが必要そう | 医療機関・行政機関など |
| そのほかの不登校や登校しぶり | ハートフレンドなごや(電話・来所・メール相談) |
出典:名古屋市「不登校児童生徒支援サイト」/名古屋市「児童館における平日日中の子どもの居場所づくりモデル事業」/名古屋市「Nagoya HEART Plan」/名古屋市「フリースクール等設置者補助事業」/名古屋市「不登校対応の私立中学校の開設について」/名古屋市子ども・若者総合相談センター(2026年10月確認)
困りごと別|名古屋市の不登校の相談先の選び方
相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。
| こんな状況 | まず連絡する先 | 次に考えたい窓口 |
|---|---|---|
| 行き渋りが始まったばかり | 担任・学校のなごや子ども応援委員会(スクールカウンセラー等) | ハートフレンドなごや(総合相談ダイヤル) |
| 学校に話しづらい | ハートフレンドなごや(総合相談ダイヤル) | なごやフレンドリーナウ |
| 家以外に通える場所がほしい | なごやフレンドリーナウ(見学の予約) | 民間の居場所・NIJINアカデミー |
| 教室には入れないが、学校には行ける | 在籍校(校内の教室以外の居場所づくり) | なごやフレンドリーナウ |
| 外出がほとんどできない | 在籍校(教育用メタバース「Nagoya Compass Campus」の相談) | NIJINアカデミー(自宅から参加) |
| 体調や発達のことが気になる | 児童相談所/発達障害者支援センター「りんくす名古屋」 | かかりつけ医・専門機関への相談 |
| 夜間・休日に不安が強くなった | 24時間子供SOSダイヤル/なごやっ子SOS | 翌平日にハートフレンドなごや |
| 子ども本人が話しやすい形で相談したい | なごもっか(子どもの権利相談室)/あいちこども相談(LINE) | チャイルドライン |
| 出席扱いについて知りたい | 在籍校の担任・校長 | 教育委員会事務局(052-211-8931) |
困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です
「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。
- まず、ハートフレンドなごやに1本052-683-8222。月〜金は9:30〜19:00、土曜は9:30〜12:00です。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
- 学校内の窓口を確認する担任に、なごや子ども応援委員会への相談や、校内の別の居場所の有無を聞きます。
- 家以外の居場所を見学するなごやフレンドリーナウや民間の居場所は、見学から始められます。
- 選択肢を広げて比べるメタバースなどのオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

区ごとの相談先|名古屋市16区の不登校の窓口早見表
「◯◯区で不登校の相談をしたい」ときに、区によって変わるのは区役所の民生子ども課と担当の児童相談所です。ハートフレンドなごや(052-683-8222)となごやフレンドリーナウの4か所は、どの区に住んでいても使えます。学校の中のなごや子ども応援委員会は区の名前がついたブロックに分かれていて、お住まいの地域の担当は子ども応援課(052-684-4894)で確かめられます。
| 区 | 区役所 民生子ども課 | 担当の児童相談所 | 区内にある公的な居場所など |
|---|---|---|---|
| 千種区 | 052-753-1831 | 中央児童相談所(052-757-6111) | — |
| 東区 | 052-934-1186 | 中央児童相談所(052-757-6111) | —(子ども・若者総合相談センターは東区泉の名古屋市教育館8階) |
| 北区 | 052-917-6513 | 中央児童相談所(052-757-6111) | なごやフレンドリーナウ大曽根サテライト(北区平安) |
| 西区 | 052-523-4592 | 西部児童相談所(052-365-3231) | なごやフレンドリーナウ浄心(本所・西区城西) |
| 中村区 | 052-433-2982 | 西部児童相談所(052-365-3231) | —(民間ではNIJINアカデミー名古屋中村校) |
| 中区 | 052-265-2311 | 中央児童相談所(052-757-6111) | なごやフレンドリーナウ鶴舞サテライト(中区千代田) |
| 昭和区 | 052-735-3891 | 中央児童相談所(052-757-6111) | 白金児童館の平日日中の居場所(昭和区白金) |
| 瑞穂区 | 052-852-9382 | 東部児童相談所(052-899-4630) | 瑞穂児童館の平日日中の居場所(瑞穂区萩山町) |
| 熱田区 | 052-683-9911 | 西部児童相談所(052-365-3231) | —(名古屋市教育センターは熱田区神宮) |
| 中川区 | 052-363-4402 | 西部児童相談所(052-365-3231) | — |
| 港区 | 052-654-9712 | 西部児童相談所(052-365-3231) | 港児童館の平日日中の居場所(港区寛政町) |
| 南区 | 052-823-9391 | 東部児童相談所(052-899-4630) | なごやフレンドリーナウ笠寺サテライト(南区東又兵ヱ町) |
| 守山区 | 052-796-4602 | 中央児童相談所(052-757-6111) | — |
| 緑区 | 052-625-3951 | 東部児童相談所(052-899-4630) | 緑児童館の平日日中の居場所(緑区相原郷) |
| 名東区 | 052-778-3091 | 中央児童相談所(052-757-6111) | — |
| 天白区 | 052-807-3881 | 東部児童相談所(052-899-4630) | — |
区役所の民生子ども課は、子どもや子育てに関する相談窓口です(生活保護の相談は別の窓口)。受付時間は区役所によって異なることがあるため、各区役所に確かめてください(名古屋市役所の開庁時間は月〜金 8:45〜17:15)。児童相談所の受付は月〜金の8:45〜17:15です。「—」の区も、ほかの区の施設や市全体の窓口を利用できます。
なごやフレンドリーナウ4か所の最寄り駅|沿線から選ぶ
- 浄心(西区)地下鉄鶴舞線「浄心」駅2番出口から南へ約400m。見学予約 052-521-9640
- 鶴舞サテライト(中区)地下鉄鶴舞線「鶴舞」駅1番出口から北へ約200m、JR中央線「鶴舞」駅から西へ約150m。見学予約 052-262-2320
- 大曽根サテライト(北区)地下鉄名城線「大曽根」駅5番出口・「平安通」駅4番出口からそれぞれ約500m。JR・名鉄瀬戸線・ゆとりーとラインの「大曽根」からも約500m。見学予約 052-750-8971
- 笠寺サテライト(南区)JR東海道本線「笠寺」駅から西へ約500m。見学予約は浄心(052-521-9640)
見学は本人と保護者で行い、見学のあとに学校から申込書を受け取って提出する流れです。地下鉄鶴舞線の沿線なら浄心と鶴舞、名城線の沿線なら大曽根、南部なら笠寺が候補になります。民間のフリースクールを区ごとに探したいときは、同じサイトの名古屋市のフリースクールの記事(区別早見表つき)もあわせてご覧ください。
児童館の平日日中の居場所(2026年6月から・4館)
| 児童館 | 所在地 | 電話 | 時間(学校の開校日の火〜金) |
|---|---|---|---|
| なごホーム(白金児童館) | 昭和区白金一丁目20-24 | 052-881-3020 | 9:00〜13:00 |
| なごホーム(瑞穂児童館) | 瑞穂区萩山町1-22 | 052-852-2229 | 9:00〜13:00 |
| なごホーム(港児童館) | 港区寛政町7-28 | 052-384-4473 | 9:00〜14:30 |
| なごホーム(緑児童館) | 緑区相原郷二丁目701 | 052-623-9656 | 9:00〜14:30 |
対象は、学校には行きづらいけれど児童館には来られる、名古屋市在住の小学生と中学生です。利用には登録の申込が要り、フリースクール等との併用もできます。
出典:名古屋市「区役所民生子ども課一覧」/名古屋市「児童相談」/名古屋市「なごや子ども応援委員会」/名古屋市「なごやフレンドリーナウ」/名古屋市「児童館における平日日中の子どもの居場所づくりモデル事業」(2026年10月確認)
学校の中で相談する|担任・なごや子ども応援委員会・校内の居場所
学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。
担任・管理職
最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。名古屋市の「なごや子ども応援委員会」の相談は、まずお子さんが通う学校に相談すると案内されています。担任に「子ども応援委員会に相談したい」と伝えるところから始まります。
なごや子ども応援委員会(スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー)
名古屋市立の全中学校111校と一部の市立高等学校に、総合援助職またはスクールカウンセラーが常勤で配置されています。市立の幼稚園・小学校・高等学校・特別支援学校にもスクールカウンセラーが配置され、市内をブロックに分けて、常勤のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門職がチームで対応します。対象は、さまざまな悩みや心配を抱える子どもと、その保護者です。
- 相談時間午前10時から午後4時まで(学校の閉庁日、土日祝日、年末年始を除く)
- 入口お子さんが通う学校に相談する
- 家庭訪問専門職が家庭を訪問して、子どもや保護者を支援する取り組みもあります
- 担当の確認お住まいの地域の担当を知りたいときは、子ども応援課(052-684-4894)
校内の教室以外の居場所づくり
教室に入れないとき、校内に安心して過ごせる別の場所があると、学校とのつながりが保ちやすくなります。名古屋市では、余裕教室などを使い、担当の教員が一人ひとりの状況に応じて生活や学びを支える取り組みを、令和8年度に中学校111校と小学校5校の計116校で実施しています。リラックスできる空間や、パーソナルスペースを確保した学習の場など、各校で工夫して運営されています。
利用できるのは、利用を希望し、保護者の承諾が得られた在籍児童生徒のうち、校長が適切であると認めた児童生徒です。小学校は5校のみなので、お子さんの学校が実施校かどうかは、担任か管理職に聞いてみてください。
「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。子ども応援委員会に相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。
学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育委員会の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。
出典:名古屋市「なごや子ども応援委員会」/名古屋市「校内の教室以外の居場所づくり」(2026年10月確認)
名古屋市教育委員会の窓口|ハートフレンドなごやと保護者向け講演会
学校とは別の立場で、名古屋市の専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。名古屋市の子ども教育相談「ハートフレンドなごや」です。あわせて、名古屋市教育委員会事務局の担当課も、問い合わせ先になります。
ハートフレンドなごや(子ども教育相談・総合相談ダイヤル)
学校生活の悩みの相談に応じ、学校の内外にある学びの場や相談機関も紹介する、総合相談の窓口です。電話の総合相談ダイヤルは月〜金の9:30〜19:00、土曜の9:30〜12:00です。日曜・祝日・年末年始は休業します。
| 窓口 | 電話 | 受付 |
|---|---|---|
| ハートフレンドなごや(総合相談ダイヤル) | 052-683-8222 | 月〜金 9:30〜19:00/土 9:30〜12:00 |
| 教育委員会事務局 新しい学校づくり推進課(不登校児童生徒支援) | 052-211-8931 | 電話での問い合わせ先(不登校児童生徒支援の企画調整担当) |
| 教育委員会事務局 教育支援センター(なごやフレンドリーナウ) | 052-521-9640 | 月〜金 8:45〜17:30(祝日・年末年始を除く) |
新しい学校づくり推進課
名古屋市教育委員会事務局の新しい学校づくり推進課は、不登校児童生徒への支援の企画調整を担当しています。校内の居場所づくり、教育用メタバース、民間オンライン学習プログラムなど、市の不登校支援の事業に関する問い合わせ先です。
不登校に関する保護者向け教育講演会
名古屋市教育委員会は、不登校のお子さんについて悩みや不安をもつ保護者を対象に、講演会を行っています。テーマは「不登校児童生徒との関わり方」で、会場は名古屋市教育館です。次の機会の案内は、市のページでご確認ください。
名古屋市の教育委員会の窓口は、名古屋市立の学校に通うお子さんが中心です。私立や国立の学校に通っているご家庭は、まずハートフレンドなごやの総合相談ダイヤルに、利用できる窓口を聞いてみるのが確実です。
出典:名古屋市「不登校児童生徒支援サイト」/名古屋市「子ども教育相談(ハートフレンドなごや)」/名古屋市「不登校に関する保護者向け教育講演会」/名古屋市「不登校に関するその他の関係機関等」(2026年10月確認)
家以外の居場所|なごやフレンドリーナウ・メタバース・オンライン学習
「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。名古屋市には、学校に代わる居場所として、教育支援センター「なごやフレンドリーナウ」があります。外出が難しいお子さん向けには、メタバースの学びもあります。
なごやフレンドリーナウ(教育支援センター)
心理的な理由によって登校していない、名古屋市在住の小中学生とその保護者のための窓口で、通所の場所が市内に4か所あります。利用の前に、施設の見学の予約が必要です。
| 施設 | 所在地 | 電話 |
|---|---|---|
| 浄心(本所) | 西区城西三丁目20番30号 | 052-521-9640 |
| 笠寺サテライト | 南区東又兵ヱ町5丁目1番地(教育相談部:スポーツ振興会館5階/子ども支援部:南生涯学習センター1階) | 問い合わせ・見学は浄心(052-521-9640) |
| 鶴舞サテライト | 中区千代田五丁目18番24号 | 052-262-2320 |
| 大曽根サテライト | 北区平安二丁目21番61号 | 052-750-8971 |
- 応対時間月〜金(祝日・年末年始を除く)の8:45〜17:30(浄心・鶴舞・大曽根)
- 見学の予約浄心・笠寺は052-521-9640、鶴舞は052-262-2320、大曽根は052-750-8971
- 電話相談だけを希望するときハートフレンドなごや(052-683-8222)
- 出席扱い通所を出席扱いにするかどうかの最終判断は、在籍校の校長です。まず担任か管理職に相談してください
教育用メタバース「Nagoya Compass Campus」
家から出にくい状況にある児童生徒のために、名古屋市教育委員会が実施している、メタバース上の学びの場です。学校から貸与されたタブレットなどを使い、自宅からアバターで参加します。令和8年度は、富士ソフト株式会社の「FAMcampus」を利用して実施しています。
- 対象名古屋市立の小・中学校に在籍し、年間30日以上欠席している(見込みを含む)、現在家から出にくい状況などで、学校外の支援機関に継続的につながっていない、利用を希望する児童生徒
- 開校日・時間月〜金の10:00〜16:00(火曜・木曜は12:10まで)。土日祝日と、夏休み・冬休み・春休みなどの長期休業期間は閉校
- 内容月・水・金はオンライン授業。小学1年から中学3年までの学習から自由に選べます。アバター同士のビデオ通話やチャットでの交流もあります
- 費用・端末通信費は家庭の負担です。学校から貸与されたタブレット、または家庭のパソコンやスマートフォンを使います
- 申込お子さんが通う小中学校に相談します
民間オンライン学習プログラム「すらら」
登校しない、またはしたくてもできない状況にあり、本人と保護者が希望する、年間30日以上欠席している(見込みを含む)児童生徒が、自宅などで自分のペースで学べるよう、教育委員会が令和8年度に提供している学習プログラムです。小学1年から中学3年までの内容から自由に選べます。通信費は家庭の負担で、申込は在籍校に申し出ます。
出典:名古屋市「なごやフレンドリーナウ(教育支援センター)」/名古屋市「教育用メタバースを活用した不登校児童生徒支援」/名古屋市「民間オンライン学習プログラムによる学習支援」(2026年10月確認)

心・体・発達のことが気になるとき|児童相談所・りんくす名古屋・医療
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や医療の窓口も選択肢になります。
名古屋市の児童相談所
18歳未満の子どもに関する相談を受ける機関で、本人のほか、家族、学校の先生など、どなたでも相談できます。相談内容の秘密は守られます。受付は月〜金の8:45〜17:15(祝日・休日を除く)です。お住まいの区によって、担当する児童相談所が分かれています。
| 児童相談所 | 電話 | 担当する区 |
|---|---|---|
| 中央児童相談所 | 052-757-6111 | 千種・東・北・中・昭和・守山・名東 |
| 西部児童相談所 | 052-365-3231 | 西・中村・熱田・中川・港 |
| 東部児童相談所 | 052-899-4630 | 瑞穂・南・緑・天白 |
ひきこもり・不登校児童対策事業
名古屋市内に住み、主に家庭の事情で不登校などの状態にある子どもとその家族を、児童相談所などが総合的に支援する事業です。費用は無料です。内容は、大学生などのボランティアが家庭を訪問して交流する「あそびっこ事業」、小グループでの共同作業や野外活動を行う「グループ指導事業(悠歩倶楽部)」、子どもとその家族に心理療法を行う「家族療法事業」の3つです。申込・相談は、上の児童相談所に電話します。
発達の特性が気になるとき|りんくす名古屋
名古屋市発達障害者支援センター「りんくす名古屋」(052-757-6140)は、自閉症などの発達障害のある方とその家族、関係機関からの相談を受けています。「学校の集団が苦手」「こだわりが強い」「感覚が敏感」といったお子さんの特性が気になる保護者は、相談先の1つとして覚えておいてください。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う関わり方を一緒に考える窓口です。
区役所の窓口と、体の不調が強いとき
各区役所の民生子ども課は、児童とひとり親家庭の福祉に関する窓口です。お住まいの区の窓口は、市のページから探せます。また、朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、小児科や心療内科などの医療機関に相談する方法もあります。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。受診先の選び方に迷うときは、児童相談所か、かかりつけ医に聞いてみてください。
保護者自身の心が疲れたとき
お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための窓口もあります。名古屋市精神保健福祉センター「ここらぼ」のこころの健康電話相談(052-483-2215)は、月〜金の12:45〜16:45(祝日・年末年始を除く)に受け付けていて、匿名で利用できます。
出典:名古屋市「児童相談所」/名古屋市「ひきこもり・不登校児童対策事業」/名古屋市「発達障害者支援センター(りんくす名古屋)」/名古屋市「不登校に関するその他の関係機関等」/名古屋市「こころの健康電話相談」(2026年10月確認)
ひきこもりの状態が続くとき|子ども・若者総合相談センター
名古屋市子ども・若者総合相談センターは、ひきこもりなど困難を抱える子ども・若者の相談に面接で応じ、必要に応じてほかの機関につなぐ窓口です。電話は052-961-2544、受付は月〜土の10:00〜17:00(日曜・祝日・年末年始は休み)。場所は東区泉一丁目の名古屋市教育館8階です。
出典:名古屋市「不登校に関するその他の関係機関等」/名古屋市子ども・若者総合相談センター(2026年10月確認)
夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE
夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEやチャットで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。
| 窓口 | 連絡先 | 受付 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間(無料) | 子ども・保護者 |
| なごやっ子SOS(名古屋市) | 052-761-4152 | 24時間365日 | 保護者・子ども・地域の方 |
| こころの電話(愛知県教育・スポーツ振興財団) | 052-261-9671 | 毎日 10:00〜22:00(年末年始を除く) | 教育相談 |
| なごもっか(子どもの権利相談室)・子ども専用 | 0120-874-994 | 月 11:00〜19:00/火・木・金 11:00〜21:00/土 11:00〜17:00(水・祝日・年末年始は休み) | 18歳未満(高校在学中なら18歳を超えても) |
| なごもっか・おとな用 | 052-211-8640 | 同上 | 子どもの権利に関わる大人 |
| あいちこども相談(愛知県・LINE) | LINEで「あいちこども相談」を友だち登録(@aichi-kodomosoudan) | 火・木・日 16:00〜22:00 | 愛知県内公立小中学校の小4〜中3 |
| こどもの人権110番(法務省) | 0120-007-110 | 平日 8:30〜17:15(無料) | 子ども・大人 |
| チャイルドライン | 0120-99-7777/チャットあり | 電話は毎日 16:00〜21:00(無料・年末年始は休み) | 子ども |
どれを選べばいい?
夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルかなごやっ子SOSが、いつでもつながる最初の一本です。なごやっ子SOSは、子育ての悩みや子どもへの虐待などについて、保護者・子ども・地域の方からの相談に応じる電話窓口です。
お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、LINEの「あいちこども相談」が向いています。なごもっかは、子どもの権利に関する相談の窓口で、LINEで相談の予約もできます。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。
なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の相談ダイヤル「189」(24時間・通話料無料)につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。
出典:愛知県「教育相談」/名古屋市「子ども教育相談(ハートフレンドなごや)」/名古屋市「なごやっ子SOS」/名古屋市子どもの権利相談室「なごもっか」/愛知県「あいちこども相談」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン(2026年10月確認)

民間の居場所・利用料補助金・出席扱い
公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所があります。名古屋市は「不登校児童生徒を支援する民間団体(施設)連絡会」を開いていて(令和7年8月20日開催)、参加した団体・施設の名称・所在地・電話番号を一覧で公開しています。愛知県内の団体・施設が載っています。掲載は各団体の申し出にもとづくもので、活動内容の保証や、出席扱いの認定を意味するものではありません。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。
名古屋市内のフリースクールを区ごとに比べたいときは、名古屋市のフリースクールの記事(区別早見表と補助金のまとめ)も参考にしてください。フリースクール等の利用料補助金(令和8年度)
名古屋市は令和8年度から、学校に行きづらさを感じる児童生徒の多様な学びを保障するため、フリースクール等の利用料を補助する制度を始めました。対象や金額は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 名古屋市立の小学校・中学校、特別支援学校(小・中学部)に在籍し、市内に住む不登校児童生徒の保護者 |
| 対象施設 | 不登校児童生徒の支援を主たる目的とする、愛知県内の民設・民営の通所型施設。オンラインのみのコースは対象外。オルタナティブ教育などを主な目的とする施設は原則対象外ですが、運営の実態によっては対象になる場合があります |
| 補助額 | 就学援助の認定を受けている方など:利用料の2分の1(月額上限22,000円)/それ以外の方:利用料の4分の1(月額上限11,000円)。児童生徒1人あたり |
| 申請 | 令和8年度の当初受付は終了しています。間に合わなかった方は令和9年2月15日(月)まで随時受付。オンライン申請または郵送 |
| 問い合わせ | 補助金事務局 052-766-7519(月〜金 9:00〜18:00)/教育委員会事務局 052-211-8932 |
この補助金を受けても、それだけで指導要録上の出席扱いになるわけではありません。受給の要件と出席扱いの要件は別のもので、出席扱いは在籍校が判断します。
民間施設に通う場合の出席扱い
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設で相談・指導を受けている場合の出席扱いは、公的機関に通えない、または通いにくい場合などに限って考慮できるとされています。判断するのは在籍校の校長です。名古屋市の補助金のQ&Aでも、出席扱いは一定の要件を満たしたうえで在籍校が判断する制度と説明され、希望する場合はまず在籍校に相談するよう案内されています。
- 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
- 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
- 補助金の対象かどうかを確認する通所型か、不登校支援を主な目的としている施設か、補助金事務局か施設に聞きます。
- 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。
市の補助制度には、お子さんの心身の状態や希望を踏まえて検討することも求められています。「通わせなければ」と急がず、お子さんの反応を見ながら選んでください。
出典:名古屋市「不登校児童生徒を支援する民間団体(施設)連絡会」/名古屋市「連絡会 参加団体一覧」/名古屋市「フリースクール等利用料補助金」/名古屋市「利用料補助金 Q&A」/名古屋市「利用料補助金の概要(報道発表)」(2026年10月確認)

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所
ここまで、名古屋市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。
この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。
- 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
- 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
- カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
- 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
- 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ
名古屋市内のリアル教室
オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあり、名古屋市中村区にも教室があります。週1回の開室で、体験や説明会の申込は公式サイトから行えます。
| 教室 | 所在地 | 開室日・時間 |
|---|---|---|
| NIJINアカデミー名古屋中村校 | 名古屋市中村区並木2丁目28 あおぞらキッズ園なみき 2階 | 木曜 9:30〜14:30 |
教室は「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、週に1回だけリアル教室に顔を出す、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。なお、名古屋市のフリースクール等利用料補助金は、オンラインのみのコースは対象外とされています。NIJINアカデミーが対象になるかどうかは、補助金事務局に確認してください。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。
出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー名古屋中村校/名古屋市「フリースクール等利用料補助金」(2026年10月確認)
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。
NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。
学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い
学校の外の場所は、教育支援センター、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。
| 教育支援センター(市) | 民間の居場所(連絡会の掲載施設) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 在籍校に在籍したまま利用できる | ○ | ○ | ○ |
| 出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校) | ○ | ○ | ○ |
| 自宅から参加できる | △ | △ | ○ |
| 平日に毎日、対面で通える場所がある | ○ | △ | × |
○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。教育支援センターの自宅参加は、教育用メタバース「Nagoya Compass Campus」。
| 教育支援センター(市) | 民間の居場所(連絡会の掲載施設) | NIJINアカデミー | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 心理的な理由で登校していない、名古屋市在住の小中学生とその保護者 | 施設ごとに異なる | 小・中・高の子ども(全国) |
| 利用料への補助 | 市の施設(見学の予約から) | 通所型で不登校支援が主目的の施設は、市の補助金(月額上限11,000円または22,000円)の対象になる場合あり | オンラインのみのコースは補助の対象外。対象になるかは補助金事務局に確認 |
| 入り方 | 見学の予約(浄心・鶴舞・大曽根・笠寺) | 見学・体験から、施設に直接申込 | 無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談 |
| 向いているご家庭 | 家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい | 少人数の対面の居場所を探している/通う回数を選びたい | 外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい |
NIJINアカデミーの費用は、月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)と入学金33,000円(初月のみ)です。民間の居場所の費用は、施設によって大きく違うため、見学のときに月額と、入会金などの別料金を確認してください。
選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、市の教育支援センターに週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

相談前のメモと、今日から1か月の動き方
相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。
完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。
最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。
朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。
寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。
今日から1か月の動き方
- 今日〜3日以内ハートフレンドなごやの総合相談ダイヤル(052-683-8222)で、状況を一度話してみます。
- 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、なごや子ども応援委員会への相談や、校内の別の居場所の有無を聞きます。
- 2週間以内なごやフレンドリーナウか、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。
- 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。
お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。
相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。
よくある質問
まとめ
名古屋市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中のなごや子ども応援委員会、ハートフレンドなごや、なごやフレンドリーナウ、児童相談所、夜間・休日の電話とLINE、民間の居場所と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まずハートフレンドなごやの総合相談ダイヤル(052-683-8222)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。
家以外の居場所がほしいときは、なごやフレンドリーナウや、民間の居場所があります。外出が難しいときは、教育用メタバース「Nagoya Compass Campus」のような、メタバースを使った学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。名古屋市中村区にも、週1回のリアル教室があります。
選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。


