千葉市の不登校・引きこもり相談先|6区の窓口・ライトポート・教育センター【2026年】

千葉市の不登校の相談先|窓口・居場所・親の会

千葉市で不登校の相談先に迷ったら、最初の1本は千葉市教育センターの電話相談(043-255-3702、平日9時〜17時)です。学校に代わる居場所は、教育支援センター「ライトポート」が6つの区に1か所ずつあり、夜間・休日は千葉市の教育相談ダイヤル24(0120-101-830)が24時間つながります。お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。千葉市には、学校の中、千葉市教育センター、教育支援センター「ライトポート」、夜間や休日の電話・LINE、フリースクール等の利用料助成、民間の居場所まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。

この記事では、千葉市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。

結論:千葉市で不登校の相談をするときの要点
  • 迷ったら、最初の1本は「千葉市教育センターの電話相談(043-255-3702)」——平日9:00〜17:00。学校を通さずかけられます。来所相談は電話で予約、外出が難しいときは家庭訪問相談もあります
  • 学校に代わる居場所は、教育支援センター「ライトポート」(市内6か所)——入口は在籍校か教育センター。通所日を出席扱いにするかは学校長が判断します
  • 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 と、千葉市の教育相談ダイヤル24(0120-101-830)——文字で話したいときはSNS相談@ちば(LINE)
  • 民間の居場所・NIJINアカデミーも選択肢——フリースクール等の利用料は、千葉市の学びサポートクーポン(年額60,000円)の対象になる場合があります。出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です
この記事でわかること
  • 千葉市の相談先を、困りごと別・区ごと(中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区)に選ぶ方法
  • 学校の中・千葉市教育センター・福祉の窓口の電話番号と受付時間
  • ライトポート・グループ活動・家庭訪問相談の入り方と、令和8年度の助成
  • 夜間・休日・LINEで使える窓口と、民間の居場所・利用料助成・保護者の交流会
  • 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。千葉県内には、佐倉市に週1回のリアル教室(千葉佐倉校)もあります。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。

この記事の結論

  • 千葉市の不登校の相談は、千葉市教育センター(043-255-3702・平日9時〜17時)が市全体の入口です。来所相談・家庭訪問相談・ライトポートの相談もここで受けています
  • 教育支援センター「ライトポート」は中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区に1か所ずつ、計6か所。どれも市立小学校の中にあり、小学生は週4日、中学生は週5日です
  • 区ごとに担当が分かれるのは、家庭児童相談室・こども家庭課、青少年サポートセンター(5か所)、児童相談所(東部・西部)です。早見表は「区ごとの相談先」の章にあります
  • 費用の支援は、フリースクール等の利用料の学びサポートクーポン(年額60,000円・月上限10,000円)と、要保護・準要保護のご家庭向けの活動費・通所費の助成です
  • 夜間・休日は24時間の電話(0120-101-830/0120-0-78310)。自宅で学ぶ公的な場として、千葉県のオンライン授業「エデュオプちば」もあります

千葉市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと

お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、千葉市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。

先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。

千葉市には、学校の中の相談、千葉市教育センターの教育相談、教育支援センター「ライトポート」、24時間つながる電話とLINE、フリースクール等の利用料助成まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。

相談先を探す前に
千葉市で不登校の相談をするとき知っておきたい3つのこと

最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。

01
相談は「整理する場」

決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。

02
1つに絞らなくていい

学校の中・教育センター・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。

03
学校に言いにくくても相談できる

千葉市教育センターの電話相談は、学校を通さずに直接かけられます。外出が難しいときは、家庭訪問の相談もあります。

迷ったときは「まず教育センターの電話相談(043-255-3702)に1本」。どの窓口が合うかも、相談員に聞いてみてください。

相談する前に、準備は要りません

「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。

もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

1話しやすい窓口を選ぶ学校・自治体・家庭支援の中から一つ
2保護者から相談する本人が話せなくても、現状だけで大丈夫
3次の一歩を決める休息・連絡方法・居場所を一緒に整理
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数字で見る千葉市の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません

相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。

千葉市だけの人数は、公式資料では取れませんでしたので、千葉県の公表値をお示しします。千葉県が公表した令和6年度の調査(千葉市を含む公立学校)では、千葉県全体の不登校の児童生徒は、小学校で6,121人(全児童の2.09%)、中学校で8,478人(全生徒の5.89%)です。前の年度と比べると、小学校は408人増えています。

全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。

小学校中学校
千葉県全体の不登校(令和6年度・千葉市を含む公立学校)6,121人(2.09%)8,478人(5.89%)
全国の不登校(令和6年度)137,704人216,266人
全国・1,000人あたり23.0人67.9人

出典:千葉県「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の概要」/千葉県「令和6年度調査の概要について(資料)」/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)

相談につながっていない子が、全国で約4割

同じ調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。

ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。

ここが大切

不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。

出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)

困りごと別|千葉市の不登校の相談先の選び方

相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。千葉市の公式サイトにも、状況に合わせて相談先を探せる「不登校児童生徒支援サイト」があります。

こんな状況まず連絡する先次に考えたい窓口
行き渋りが始まったばかり担任・学校のスクールカウンセラー千葉市教育センターの電話相談
学校に話しづらい千葉市教育センターの電話相談(043-255-3702)教育相談ダイヤル24/SNS相談@ちば
教室に入りにくいが、学校には行ける在籍校(別室・ステップルーム)/教育支援課教育支援センター「ライトポート」
家以外に通える場所がほしい在籍校 または 千葉市教育センター(ライトポートの入級相談)民間の居場所・NIJINアカデミー
外出がほとんどできない千葉市教育センター(家庭訪問相談)NIJINアカデミー(自宅から参加)
体調や発達のことが気になる養護教育センター/こども発達相談室/児童相談所小児科・児童精神科の受診
夜間・休日に不安が強くなった24時間子供SOSダイヤル/千葉市教育相談ダイヤル24翌平日に教育センターの電話相談
フリースクールの費用が心配教育支援課(利用料助成・通所費助成)登録施設の見学
出席扱いについて知りたい在籍校の担任・校長学事課(出席の扱いの相談)

困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です

「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。

  1. まず、千葉市教育センターの電話相談に1本平日9:00〜17:00(043-255-3702)。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
  2. 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や別室の有無を聞きます。
  3. 家以外の居場所を見学するライトポートや民間の居場所は、見学から始められます。
  4. 選択肢を広げて比べるメタバースなどのオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。

出典:千葉市「不登校児童生徒支援サイト」/千葉市「不登校や就学に関する相談先」(2026年10月確認)

街並みの風景(写真はイメージです)

区ごとの千葉市の不登校の相談先|中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区

千葉市の不登校の相談先には、市全体で1つの窓口(千葉市教育センター、教育相談ダイヤル24、SNS相談@ちばなど)と、お住まいの区によって担当が分かれる窓口があります。下の表は、区ごとの担当を1枚にまとめたものです。教育支援センター「ライトポート」は6つの区に1か所ずつあり、どれも市立小学校の中に設けられています。

区ライトポート(設置校・電話)子ども・家庭の相談(保健福祉センター)青少年サポートセンター児童相談所
中央区ライトポート中央(大森小学校内)043-261-3831家庭児童相談室 043-221-2151中央 043-245-3700東部 043-277-8820
花見川区ライトポート花見川(朝日ケ丘小学校内)043-276-7520家庭児童相談室 043-275-6445北分室 043-259-1110(区の一部は西分室)西部 043-277-8821
稲毛区ライトポート稲毛(千草台東小学校内)043-285-5550家庭児童相談室 043-284-6139西分室 043-277-0007 または 北分室 043-259-1110(地域による)西部 043-277-8821
若葉区ライトポート若葉(若松台小学校内)043-234-1566こども家庭課 043-233-8150東分室 043-237-5411東部 043-277-8820
緑区ライトポート緑(土気小学校内)043-295-7050こども家庭課 043-292-8137南分室 043-293-5811東部 043-277-8820
美浜区ライトポート美浜(真砂西小学校内)043-278-4501こども家庭課 043-270-3150西分室 043-277-0007西部 043-277-8821

ライトポートの電話番号は各施設の連絡先です。見学や入級の相談は、在籍校を通じて予約するのが千葉市の案内する流れです。入級できるのは千葉市立学校に在籍する子どもで、給食はなくお弁当を持参します。小学生は原則として保護者の送迎、中学生は一人で登下校できます。年度の途中からでも入級できます。家庭児童相談室・こども家庭課の受付は祝日・年末年始を除きます。青少年サポートセンターは平日の9時〜17時です。

中央区の不登校の相談先

ライトポート中央は、中央区大森町268の千葉市立大森小学校の中にあります(043-261-3831)。京成千原線の大森台駅から徒歩5分、またはJR蘇我駅東口からバスで「大森小学校前」下車です。子どもの養育や学校生活の相談は、中央保健福祉センターの家庭児童相談室(043-221-2151、月・火・木・金の9時〜16時)で受けています。不登校や友だち関係の相談は、青少年サポートセンター中央(中央区中央4-13-10、千葉県教育会館本館7階、043-245-3700)が担当です。中央区には、後半で紹介する民間のフリースクールペガサス(新宿)とフリースクール Roots(本町)もあります。

花見川区の不登校の相談先

ライトポート花見川は、花見川区朝日ケ丘2-6-1の千葉市立朝日ケ丘小学校の中にあります(043-276-7520)。JR新検見川駅から京成バス「さつきが丘団地」行きで「畑町ホームランド」下車徒歩3分、またはJR稲毛駅から平和交通バス「にれの木台団地」行きの終点「にれの木台中央」下車徒歩3分です。家庭児童相談室は花見川保健福祉センター(043-275-6445、月・水・木・金の9時〜16時)。青少年サポートセンターは北分室(花見川区花見川3-31-103、花見川市民センター等複合施設1階、043-259-1110)で、区の一部は西分室の担当です。

稲毛区の不登校の相談先

ライトポート稲毛は、稲毛区作草部町1298-1の千葉市立千草台東小学校の中にあります(043-285-5550)。JR西千葉駅から内陸バス「山王町行き」または「みつわ台車庫行き」で「千草台団地下」下車徒歩2分です。市全体の窓口である千葉市教育センターも、稲毛区轟町3-7-9にあります。家庭児童相談室は稲毛保健福祉センター(043-284-6139、月・火・木・金の9時〜16時)。青少年サポートセンターは、お住まいの地域により西分室(043-277-0007)か北分室(043-259-1110)が担当します。

若葉区の不登校の相談先

ライトポート若葉は、若葉区若松台2-25-1の千葉市立若松台小学校の中にあります(043-234-1566)。JR都賀駅東口から平和交通バス「若松台団地」行きで「小学校前」下車です。子どもと家庭の相談は、若葉保健福祉センターのこども家庭課(若葉区貝塚2-19-1、043-233-8150)。青少年サポートセンターは東分室(若葉区千城台西2-1-1、千城台市民センター2階、043-237-5411)です。

緑区の不登校の相談先

ライトポート緑は、緑区土気町1634-2の千葉市立土気小学校の中にあります(043-295-7050)。JR土気駅から徒歩5分です。子どもの福祉の相談は、緑保健福祉センターのこども家庭課(緑区鎌取町226-1、043-292-8137)。青少年サポートセンターは南分室(緑区おゆみ野3-15-2、鎌取コミュニティセンター等複合施設1階、043-293-5811)です。緑区土気町には、後半で紹介する民間の千葉グリーンスクールもあります。

美浜区の不登校の相談先

ライトポート美浜は、美浜区真砂4-5-1の千葉市立真砂西小学校の中にあります(043-278-4501)。JR検見川浜駅から徒歩10分です。子どもと家庭の相談は、美浜保健福祉センターのこども家庭課(美浜区真砂5-15-2、043-270-3150)。青少年サポートセンターは西分室(美浜区高浜3-1-3、千葉市教育会館2階、043-277-0007)です。ひきこもりの相談も受ける子ども・若者総合相談センター「Link」も、美浜区高浜2丁目のこころの健康センター内にあります。

出典:千葉市教育センター「教育支援センター『ライトポート』」(令和8年度)/千葉市「青少年サポートセンター」/千葉市「子どもの相談」/中央保健福祉センターこども家庭課/花見川保健福祉センターこども家庭課/稲毛保健福祉センターこども家庭課/若葉保健福祉センターこども家庭課/緑保健福祉センターこども家庭課/美浜保健福祉センターこども家庭課(2026年10月確認)

学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・ステップルーム

学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。

担任・管理職

最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。千葉市の相談先の案内でも、別室での学習、スクールカウンセラーへの相談、出席の扱い、教育支援センター等の相談は、まず通っている小・中学校に相談できるとされています。

スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー

千葉市は、令和7年度から9年度の「第二次不登校対策パッケージ(誰一人取り残さない千葉市モデル)」で、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる相談・派遣を校内支援体制の柱の1つにしています。学校生活や不登校の悩みを、心理や福祉の専門家に相談できます。開いている曜日と時間は、学校によって異なりますので、担任に聞いてみてください。

校内教育支援センター(ステップルーム)

教室に入れないとき、校内に安心して過ごせる別の場所があると、学校とのつながりが保ちやすくなります。千葉市は、市内の小中学校の校内教育支援センター「ステップルーム」で、教室に入れない児童生徒の学習支援や悩みの相談を行う専任の支援員(ステップルームティーチャー)を、令和8年度の体制として募集しています。お子さんの学校にあるかどうかは、担任か管理職に聞いてみてください。別室での学習に関する相談は、教育委員会の教育支援課(043-245-5935)でも受けています。

学校への伝え方の例

「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。

学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育センターの窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。

出典:千葉市「不登校や就学に関する相談先」/千葉市「第二次不登校対策パッケージ」/千葉市「ステップルームティーチャー(校内教育支援センターの専任支援員)採用候補者募集要項」(2026年10月確認)

千葉市教育センターの窓口|電話・来所・家庭訪問・LINE

学校とは別の立場で、千葉市の専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。千葉市教育センターの教育相談班(電話相談・来所相談・家庭訪問相談)と、いじめや学校生活の悩みを24時間受ける教育相談ダイヤル24、LINEで相談できるSNS相談@ちばです。

電話相談・来所相談(千葉市教育センター)

教育の相談を電話で受け付けています。平日の9:00〜17:00(土日祝・12月29日〜1月3日は休み)。来所相談は、電話で予約をしてから面接で行います。保護者とお子さんそれぞれに相談員がつき、医療相談も行っています。場所は千葉市稲毛区轟町3丁目7番9号です。

相談の種類電話・連絡先受付
電話相談・来所相談の予約(千葉市教育センター)043-255-3702平日 9:00〜17:00
教育相談ダイヤル24(千葉市教育委員会)0120-101-830(市内のみ)24時間(いじめや学校生活の悩みなど)
SNS相談@ちば(LINE)学校で配られるQRコードから友だち追加火・木・日 18:00〜22:00(長期休業中は毎日)

家庭訪問相談

外出や人との交流が難しいお子さんのために、相談員やカウンセラーが家庭を訪問して相談を行います。市のFAQでは、原則として週1回・2時間の訪問で、利用には学校から教育センターへの依頼が必要と案内されています。外に出られない時期でも、保護者が相談の入口をつくれる窓口です。

グループ活動と保護者の交流会

千葉市教育センターでは、小学生向けの「小学校グループ活動」(火・木)と、中学生向けの「中学校グループ活動」(火・水・金)を行っています。少人数で、不安や悩みを和らげたり、学習や活動、スポーツに取り組んだりします。保護者向けには、同じ立場の保護者が語り合い、聞き合う「保護者の交流会」が、毎月1回程度あります。日程と申込方法は、教育センターに問い合わせます。

SNS相談@ちば(LINE)

千葉市立の小学校(4〜6年生)・中学校・中等教育学校・高等学校・特別支援学校に通う児童生徒が対象の、LINE相談です。令和8年4月1日から令和9年3月31日まで実施されています。通常は火・木・日の18:00〜22:00で、春・夏・冬の長期休業中の一部期間は毎日受け付けます。登録は、学校で配られたQRコードを読み取り、LINEで「友だち追加」をします。小学生は、電話や手紙の「教育相談ダイヤル24」なども使えます。

ここが大切

電話相談は学校を通さずに直接かけられます。お子さんが千葉市立学校に通っていない場合も、まずは電話で「うちの場合はどの窓口が合うか」を聞いてみてください。SNS相談@ちばは、千葉市立の学校に在籍する児童生徒が対象です。

出典:千葉市教育センター教育相談班/千葉市教育センター「令和8年度 教育相談事業のご案内」/千葉市「教育相談ダイヤル24のご案内」/千葉市「SNS相談@ちば」/千葉市「不登校やひきこもりの子供に対する事業はありますか」(2026年10月確認)

家以外の居場所|ライトポート6か所・グループ活動・助成

「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。千葉市には、学校に代わる居場所として、教育支援センター「ライトポート」があります。

教育支援センター「ライトポート」(6か所)

千葉市教育委員会が運営する、不登校の小中学生のための教室です。小集団での体験を通じて社会性を育み、自分のペースで適応力を高めることを目的にしています。市内に、花見川・若葉・中央・美浜・緑・稲毛の6か所があり、いずれも市立小学校内に設けられています。活動は、自主学習、グループ活動、スポーツ、相談、コンピュータ、読書、工作・調理などの創作活動、栽培などの自然体験です。

対象開室する日時間
中学生週5日9:30〜15:00(水曜は正午まで)
小学生(小学生専用教室)週4日(月・火・水・金)10:00〜14:30(水曜は正午まで)
  • 入級までの流れ在籍校に相談して入級相談を予約し、保護者とお子さんで見学・職員との面接をします。希望すれば学校を通じて申し込み、10日間の試行通級を経て正式入級となります
  • 問い合わせ在籍する小・中学校、または千葉市教育センター(043-255-3702)
  • 出席扱い通所日を出席扱いにするかどうかは、学校長が判断します。千葉市の助成制度でも、「学校長が通所を出席扱いとして認めている」ことが条件の1つです

お子さんが集団の場に行く力が出てきたかどうかに合わせて、見学だけ先に行く、数日だけ試す、という使い方もできます。まず在籍校か教育センターに「見学したい」と伝えてください。

活動費・通所費の助成(令和8年度)

千葉市教育委員会は、ライトポート、教育センターのグループ活動、フリースクール等に通う児童生徒の保護者に、活動費と通所費を助成しています。対象は、千葉市立学校に在籍し、学校長が通所を出席扱いとして認めていて、要保護または準要保護と認定されているご家庭です。通所費は、片道の距離が小学生2km以上・中学生4km以上で公共交通機関を使う場合が対象です。今年度の申請は、令和9年2月12日までに済ませる必要があります。申請書類は在籍校から受け取ります。

真砂中学校教育相談指導教室

教育支援課が所管する教室で、時間割に沿った教科指導や行事などに、少人数で取り組みます。対象や申込方法は、在籍校か教育支援課(043-245-5935)に聞いてみてください。

学びの多様化学校は、令和12年度に開校予定

千葉市は、学びの多様化学校を令和12年度に開校する計画を公表しています(教育センターの移転と併せて整備)。いま利用できるものではありませんが、不登校の児童生徒の新たな学びの場を市が準備している、という情報として知っておいてください。

出典:千葉市「教育支援センター『ライトポート』(令和8年度)」/千葉市教育センター「令和8年度 教育相談事業のご案内」/千葉市「教育支援センター等活動費・通所費助成について」/千葉市「学びの多様化学校・教育センター施設整備に係る基本計画について」(2026年10月確認)

木々のある公園の道(写真はイメージです)

自宅で受けられる公的なオンライン授業「エデュオプちば」(千葉県)

千葉県教育委員会は、不登校の状態にある小学4〜6年生と中学生を対象に、オンライン授業「エデュオプちば」を配信しています。千葉県内の学校に在籍しているか、県内に住んでいる子が対象で、千葉市の子も含まれます。「不登校の状態」は、目安として30日以上の欠席または連続した欠席があり、いまも自分の教室で授業を受けられていない状態です(欠席の理由は問われません)。

  • 国語・社会・数学(算数)・理科・英語の5教科。長期休業中を除く平日に、Google Meetで行います
  • ハンドルネームとチャットで講師とやりとりし、顔や声を出さずに参加できます
  • 令和8年度からは、新規・継続にかかわらず毎年度の申請が必要です。申込は県の電子申請です
  • 千葉市立の小・中学校に在籍していて、学校から貸与されたギガタブを使う場合は、学校を通じた千葉市教育委員会への届出が別に必要です

問い合わせは、千葉県教育委員会の不登校児童生徒支援室(0120-23-1008)です。

出典:千葉県教育委員会「オンライン授業配信『エデュオプちば』について」(2026年10月確認)

心・体・発達のことが気になるとき|児童相談所・Link・発達の相談・医療

朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や保健の窓口も選択肢になります。

千葉市の児童相談所(東部・西部)

18歳未満の子どもの養護、心身の障害、非行、育成などに関する相談を受ける、千葉市の機関です。相談は無料で、秘密は守られると案内されています。お住まいの区によって窓口が分かれます。

窓口電話担当する区
東部児童相談所043-277-8820中央区・若葉区・緑区
西部児童相談所043-277-8821花見川区・稲毛区・美浜区

各区の保健福祉センターにある「家庭児童相談室」でも、子どもの養育、学校生活、性格・習慣、家族関係などの相談を、午前9時〜午後4時に受けています。電話番号は、区のホームページか千葉市役所コールセンター(043-245-4894)で調べられます。

青少年サポートセンター(市内5か所)

千葉市こども未来局の窓口で、電話と来所で、不登校、いじめ、ネットのトラブル、友人関係などの相談を受けています。月〜金の9:00〜17:00です。お住まいの地域によって窓口が分かれます。

窓口電話担当する地域
中央043-245-3700中央区
東分室043-237-5411若葉区
西分室043-277-0007美浜区、稲毛区・花見川区の一部
南分室043-293-5811緑区
北分室043-259-1110花見川区、稲毛区の一部

外に出ることが難しいとき|子ども・若者総合相談センター「Link」

千葉市在住の30歳代までの子ども・若者とその家族のための総合相談です。ひきこもりの相談もここが窓口で、本人が来所できない場合は、保護者だけの相談もできます。電話は050-3775-7007、月〜金の9:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)で、電話相談は予約不要、来所相談は電話で予約します。インターネットから申し込むこともできます。相談は無料です。場所は美浜区高浜2丁目、千葉市こころの健康センター内です。

発達の特性が気になるとき

「学校の集団が苦手」「こだわりが強い」「感覚が敏感」といったお子さんの特性が気になるときは、養護教育センター(043-277-1199)が、発達特性に係る合理的配慮の相談を受けています。就学前後のお子さんの発達の相談は、こども発達相談室(043-441-8268)です。千葉市の発達障害者支援センターでも、本人・家族の相談を受けています(相談は予約制)。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う関わり方を一緒に考える窓口です。

体の不調が強いとき

朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、小児科や児童精神科への受診を検討してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。受診先の選び方に迷うときは、千葉市教育センターの来所相談で行っている医療相談や、かかりつけの小児科に聞いてみてください。

保護者自身の心が疲れたとき

お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための窓口もあります。千葉市こころの健康センターの「こころの電話」(043-204-1583)は、千葉市在住の方が対象で、月〜金の10:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)。専門の相談員が話を聞く傾聴の電話で、秘密は守られます。1回30分以内の利用が呼びかけられています。

出典:千葉市「子どもの相談」/千葉市「青少年サポートセンター」/千葉市子ども・若者総合相談センター【Link】/千葉市「不登校や就学に関する相談先」/千葉市「発達障害などがある方々への支援」/千葉市「こころの電話」(2026年10月確認)

夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE

夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。

窓口連絡先受付主な対象
24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)0120-0-7831024時間365日子ども・保護者
教育相談ダイヤル24(千葉市教育委員会)0120-101-830(市内のみ)24時間児童生徒・保護者
子どもと親のサポートセンター(千葉県教育委員会)0120-415-446(県内からのみ)24時間児童生徒・保護者・教職員
SNS相談@ちば(LINE)学校で配られるQRコードから友だち追加火・木・日 18:00〜22:00千葉市立学校の児童生徒(小4〜)
こどもの人権110番(法務省)0120-007-110平日 8:30〜17:15(無料)子ども・大人
チャイルドライン0120-99-7777毎日 16:00〜21:00(無料)18歳までの子ども

どれを選べばいい?

夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルか、千葉市の教育相談ダイヤル24が、いつでもつながる最初の一本です。千葉市教育委員会のダイヤルは、臨床心理士・学校心理士などの相談員が対応します。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」というお子さんには、SNS相談@ちばがあります。

千葉県の「子どもと親のサポートセンター」は、24時間の電話に加えて、来所相談(予約制・平日9:00〜17:00)、Eメール相談、オンライン相談などを用意しています。お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインも選べます。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。

なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の相談ダイヤル「189」(通話料無料)につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。

出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/千葉市「教育相談ダイヤル24のご案内」/千葉市「SNS相談@ちば」/千葉県「電話相談窓口について」/千葉県「子どもと親のサポートセンター相談窓口」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン/こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル189」(2026年10月確認)

NIJINアカデミーの学びと活動のイメージ

オンラインの学びも、選択肢の一つとして確認できます

本人に合うかどうかは、授業の雰囲気や参加方法を見てから考えられます。体験・個別相談で疑問を確かめられます。

NIJINアカデミーの体験・相談を見る

民間の居場所・出席扱い・保護者同士で話せる場

公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所、保護者同士が話せる場があります。千葉市は、市内の児童生徒が利用し、出席として取り扱われた実績のあるフリースクール等の情報を公表していて(2026年8月31日更新)、市内20施設・市外5施設の計25施設の情報シートが載っています。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。

フリースクール等の利用料助成「千葉市学びサポートクーポン」

千葉市は、令和8年度から、市が登録したフリースクール等の民間施設の利用料を助成する電子クーポンを始めます。年額60,000円(1か月あたりの上限10,000円)で、利用期間は令和8年10月1日から令和9年3月31日まで、助成人数は200人です。対象は、千葉市立の小・中学校に在籍する不登校の児童生徒の保護者で、登録施設の利用日が在籍校で出席扱いになること、在籍校と施設が情報を共有することへの同意などが条件です。申請はちば電子申請で、市のページでは「申請人数の上限に達するまで受け付ける」と案内されています。受付の状況は変わりますので、申し込む前に教育支援課(043-245-5935)に確認してください。

民間の居場所の例(種類が違う3つ)

ここでは、公式サイトと千葉市の公表情報で内容を確認できた施設から、通い方や費用のタイプが異なる3つを例として紹介します。これ以外にも施設はありますので、あくまで「どんなタイプがあるか」の目安としてご覧ください。費用は、千葉市が掲載している各施設の情報シートと公式サイトの記載で、2026年10月に確認した金額です。変更されることがあるため、申込の前に各施設でご確認ください。

施設(所在)通い方・特徴費用問い合わせ
フリースクールペガサス(中央区新宿)小学生・中学生が対象。午前部(9:00〜12:00)と午後部(13:00〜16:00)があり、各部10人程度。原則、学校のある日(月〜金)に開所。毎月の学習状況を在籍校に報告。見学は予約制月会費27,500円(税込・教材「天神」利用料を含む)+教室運営費1,100円(税込)043-239-7891
フリースクール Roots(中央区本町)月〜金の10:00〜15:00。小・中・高が対象。在籍校と連携し、出席認定の取得を目指す(認定は在籍校ごとの判断で、約束はできないと明記)入会金13,200円。月額22,000円(半日)〜55,000円(終日)。ほかに教室運営費1,100円/月など043-216-4245(電話受付 月〜金 15:00〜19:00)
千葉グリーンスクール(緑区土気町)シュタイナー教育にもとづく学校。小学1年〜中学3年が対象で、週5日、千葉市の小中学校の登校日とほぼ同様。千葉市の在籍校では出席扱いになるとされている入会金60,000円。授業料月額40,000円(教材費・会費は別)公式サイトのお問い合わせから

どの施設も、出席扱いについては「在籍校ごとの判断」が前提です。通う回数や時間帯、費用の組み立ては施設によってかなり違うので、「週に何日通えるか」「費用は月いくらまでか」を、見学の前に家庭で話しておくと比べやすくなります。

民間施設に通う場合の出席扱い

千葉市教育委員会は、「不登校児童生徒が通う民間施設についてのガイドライン」(令和8年4月1日改訂)を公表しています。それによると、民間施設での支援について、校長が、保護者と学校の連携、施設がガイドラインの要件を満たしているか、その支援が個々の児童生徒にとって適切かなどを判断し、要件を満たす場合に指導要録上の出席扱いとすることができます。校長は、施設の参観や電話連絡などで、通所と活動の状況を確認します。出席の扱いに関する相談は、学事課(043-245-5927)でも受けています。

  1. 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
  2. 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
  3. 助成を使う場合は、登録施設かどうかを確認するクーポンが使えるのは、市の登録施設です。
  4. 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。

保護者同士で話せる場

「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。千葉市と千葉県が公式ページで案内しているものを紹介します。

  • 千葉市教育センターの「保護者の交流会」保護者同士が語り合い、聞き合う場で、毎月1回程度の開催が案内されています。日程と申込方法は、教育センター(043-255-3702)に確認します
  • 千葉県・千葉市 不登校サポートセミナー令和8年10月31日(土)9:50〜16:00、千葉県総合教育センター(美浜区若葉2丁目13番地)。県内の不登校児童生徒、保護者、支援に携わる方が対象で、講演と、フリースクールについての講話、教育相談会(千葉市教育センターの個別相談は千葉市在住の方が対象で予約不要。フリースクール等の紹介ブースもあります)が開かれます。子どもと親のサポートセンターの個別相談と懇談会は要予約で、申込は9月29日から先着順です。主催の問い合わせは、県の不登校児童生徒支援室(0120-23-1008)です

日程は2026年10月10日時点のものです。定員や変更がありますので、参加前に各公式ページでご確認ください。

出典:千葉市「千葉市学びサポートクーポン」/千葉市「フリースクール等情報」/千葉市「不登校児童生徒が通う民間施設についてのガイドライン」(令和8年4月1日改訂)/フリースクールペガサス/フリースクール Roots/千葉市掲載「フリースクール Roots 情報シート」/千葉シュタイナー学園グリーンスクール/千葉市掲載「千葉グリーンスクール 情報シート」/千葉県「千葉県・千葉市 不登校サポートセミナー」/千葉市教育センター「令和8年度 教育相談事業のご案内」(2026年10月確認)

机の上のノートとペン(写真はイメージです)

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所

ここまで、千葉市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。

この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。

NIJINアカデミー(メタバース校舎)の基本データ
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
  • 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
  • カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
  • 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
  • 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ

千葉市のお子さんも、自宅から全国のオンライン授業に参加できます。外出が難しい時期でも、まず画面の向こうで同世代とつながる経験ができます。

千葉県内のリアル教室

オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあり、千葉県内にも教室があります。体験や説明会の申込は公式サイトから行えます。

教室所在地開室日・時間
NIJINアカデミー千葉佐倉校佐倉市・志津エリア(公園駅から徒歩1分、ユーカリが丘駅から車で1分)毎週木曜 10:00〜15:00

教室は「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、週に1回だけリアル教室に顔を出す、という使い方もあります。無料のオンライン体験会で、授業と休み時間の様子を見ることもできます。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー千葉佐倉校(2026年10月確認)

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。

NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。

学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い

学校の外の場所は、教育支援センター、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。

学校の外の3つの選択肢
教育支援センター・民間の居場所・NIJINアカデミーを4つの観点で
ライトポート(市)民間の居場所(3施設の例)NIJINアカデミー
在籍校に在籍したまま利用できる○○○
出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校)○○○
自宅から参加できる××○
平日に毎日、対面で通える場所がある△△×

○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。ライトポートは小学生週4日・中学生週5日。

ライトポート(市)民間の居場所(3施設の例)NIJINアカデミー
対象千葉市の小・中学生で、不登校の児童生徒(入級は在籍校を通す)施設ごとに異なる(小・中学生、小1〜中3など)小・中・高の子ども(全国)
費用利用料の記載はなし。要保護・準要保護の家庭は、活動費・通所費の助成の対象になる場合あり月額の目安は施設によって22,000円〜55,000円(入会金などは別)。登録施設は市の利用料助成(月上限10,000円)の対象になる場合あり月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ)
入り方在籍校に相談し、入級相談を予約→見学・面接→試行期間見学・体験から直接申込無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談
向いているご家庭家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい少人数の対面の居場所を探している/回数を選びたい外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい

上の表の「民間の居場所」の費用は、紹介した3施設(ペガサスは月会費、Rootsは半日〜終日、グリーンスクールは授業料)の金額から、月額だけを比べた目安です。入会金や教室運営費などは別に必要です。

ここが大切

選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、ライトポートに週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

ノートとペンのある机(写真はイメージです)

相談前のメモと、今日から1か月の動き方

相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。

相談前のメモ
電話で聞かれやすい3つのことをメモしておく

完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。

01
いつから、どのくらい

最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。

02
どんな場面でつらそうか

朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。

03
体や生活の様子

寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。

「分からない」こと自体も、立派な相談材料です。

今日から1か月の動き方

  1. 今日〜3日以内千葉市教育センターの電話相談(043-255-3702、平日9:00〜17:00)か、夜ならば教育相談ダイヤル24(0120-101-830)で、状況を一度話してみます。
  2. 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内の別室(ステップルーム)の有無を聞きます。
  3. 2週間以内ライトポートか、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。フリースクールを使うなら、利用料助成の受付状況も教育支援課に確認します。
  4. 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。

お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。

相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。

よくある質問

学校に連絡しづらいのですが、先に相談できますか?
はい。千葉市教育センターの電話相談(043-255-3702、平日9:00〜17:00)は、学校を通さずに直接かけられます。夜間や休日は、千葉市の教育相談ダイヤル24(0120-101-830、24時間)や、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)もあります。
外出がほとんどできないときは、どこに相談できますか?
千葉市教育センターの家庭訪問相談があります。相談員やカウンセラーが家庭を訪問する仕組みで、市のFAQでは、利用には学校から教育センターへの依頼が必要と案内されています。保護者だけの相談は、子ども・若者総合相談センター「Link」(050-3775-7007)でも受けています。
ライトポートに通うと出席扱いになりますか?
通所日を出席扱いにするかどうかは、学校長が判断します。千葉市の助成制度でも、学校長が通所を出席扱いとして認めていることが条件の1つです。まず在籍校の担任か管理職、または教育センターに相談してください。
フリースクールやNIJINアカデミーに通うと出席扱いになりますか?
千葉市のガイドライン(令和8年4月1日改訂)では、出席扱いにできるかどうかは、保護者と学校の連携や施設の要件、その支援が適切かなどをもとに、校長が教育委員会と連携して判断するとされています。NIJINアカデミーでは、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(NIJIN公表)。
フリースクールの費用を助成してもらえますか?
千葉市の「学びサポートクーポン」は、年額60,000円(月上限10,000円)で、市の登録施設が対象です。申請は電子申請で、上限に達するまで受け付けるとされています。受付状況は、教育支援課(043-245-5935)に確認してください。そのほか、要保護・準要保護のご家庭には、活動費・通所費の助成もあります。
無料で相談できる窓口はどれですか?
24時間子供SOSダイヤル、こどもの人権110番、チャイルドライン、児童相談所虐待対応ダイヤル189は通話料無料です。千葉市の児童相談所や子ども・若者総合相談センター「Link」の相談も無料です。各窓口の費用は、申込の前にご確認ください。
住んでいる区によって、相談先は変わりますか?
千葉市教育センター(043-255-3702)、教育相談ダイヤル24、SNS相談@ちばは、市全体で同じ窓口です。区によって担当が分かれるのは、教育支援センター「ライトポート」(各区に1か所)、保健福祉センターの家庭児童相談室・こども家庭課、青少年サポートセンター(5か所)、児童相談所(中央区・若葉区・緑区は東部、花見川区・稲毛区・美浜区は西部)です。この記事の「区ごとの相談先」の表で確かめられます。
ライトポートは見学できますか?入るまでの流れは?
できます。まず在籍校に相談し、学校を通じて見学を予約します。見学のあと、通いたい気持ちが固まったら、学校を通じて入級面談を予約し、入級申請書を出します。10日間の試行通級を経て正式入級です。給食はなくお弁当を持参し、小学生は原則として保護者の送迎です。
家から出られない子が使える、公的なオンラインの学びはありますか?
千葉県教育委員会のオンライン授業「エデュオプちば」があります。不登校の状態にある小学4〜6年生と中学生が対象で、顔や声を出さずに参加できます。令和8年度からは毎年度の申請が必要です。千葉市教育センターの家庭訪問相談とあわせて考えることもできます。

まとめ

千葉市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、千葉市教育センター、児童相談所や青少年サポートセンターなどの福祉の窓口、夜間・休日の電話とLINE、民間の居場所と保護者の交流会と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず千葉市教育センターの電話相談(043-255-3702)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。

家以外の居場所がほしいときは、教育支援センター「ライトポート」や、民間の居場所があります。フリースクール等の利用料は、千葉市の「学びサポートクーポン」の対象になる場合があります。外出が難しいときは、メタバースを使った学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。千葉県内には、佐倉市に週1回のリアル教室もあります。

選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。

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