大阪市の不登校・引きこもり相談先|24区の窓口・教育相談・居場所を区別に整理【2026年】

大阪市の不登校の相談先|窓口・居場所・親の会

お子さんが学校に行けない日が続くと、「どこに相談すればいいのか分からない」まま、毎日が過ぎていきませんか。大阪市には、学校の中、大阪市教育委員会、こども相談センター、夜間や休日の電話・LINE、民間の居場所や親の会まで、相談できる窓口が、思っている以上にたくさんあります。

この記事では、大阪市にお住まいの保護者に向けて、2026年10月時点で公式ページで確認できた相談先を、困りごと別に整理しました。電話番号・受付時間・予約の要否・出席扱いとの関係まで載せています。全部に連絡する必要はありません。「今日はここに1本だけ電話してみる」という最初の一歩が決まれば十分です。

結論:大阪市で不登校の相談をするときの要点
  • 迷ったら、最初の1本は「電話教育相談(保護者専用 06-4301-3141)」——大阪市中央こども相談センター。月〜金 9:00〜19:00。学校を通さずかけられ、公立・私立・国立を問わず、大阪市内に住み学籍のあるお子さんの保護者が対象です
  • 学校に代わる居場所は、大阪市教育支援センター(花園・新大阪・桃谷)——入口は在籍校か教育委員会事務局(06-6208-9174)。校長の判断で、通所日を出席扱いにできます
  • 夜間・休日は、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310——文字で話したいときは親子のための相談LINE(毎日10:00〜20:00)
  • 民間の居場所・親の会・NIJINアカデミーも選択肢——民間施設の出席扱いの最終判断は、在籍校の校長です。NIJINアカデミーは在籍校はそのままで、大阪市都島区にも週1回のリアル教室があります
この記事でわかること
  • 大阪市の相談先を、困りごと別に選ぶ方法
  • 学校の中・教育委員会・こども相談センターの窓口の電話番号と受付時間
  • 教育支援センター・心和中学校・メタバースの居場所の入り方(令和9年4月転入の日程つき)
  • 夜間・休日・LINEで使える窓口と、民間の居場所・親の会
  • 出席扱いの考え方と、NIJINアカデミーという選択肢
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から累計1000名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。NIJINには、学校に通いながら併用しているお子さんも在籍しています。大阪市内の都島区には、週1回のリアル教室(大阪都島校)もあります。公的な窓口と並べて、選択肢の1つとして後半で紹介します。

この記事の結論

大阪市の不登校の相談は、24区のどこに住んでいても、まず電話教育相談(保護者専用 06-4301-3141、月〜金 9:00〜19:00、無料)に1本で大丈夫です。会って話したいときは面談教育相談(06-4301-3181)で、森ノ宮の分館のほか、此花・港・西淀川・東淀川・生野・旭・住之江・住吉・東住吉・平野・西成の11区にあるサテライト(浪速区は土曜のみの別所)でも相談できます。学校に代わる居場所は教育支援センター3か所(西成区・東淀川区・生野区)で、通所日は校長の判断で出席扱いにできます。夜間・休日は24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)へ。

大阪市で不登校の相談先を探しはじめたとき、最初に知っておきたいこと

お子さんが学校に行けない日が続くと、保護者の頭に最初に浮かぶのは「どこに相談すればいいんだろう」ではないでしょうか。担任の先生に言い出しにくい。学校の外にどんな窓口があるのかも分からない。調べても、全国向けの一般的な情報ばかりで、大阪市の話が出てこない。そんな状態で夜を迎える方は少なくありません。

先にお伝えしたいのは、相談は「学校に行くか行かないかを決める場」ではなく、「いま起きていることを整理する場」だということです。相談したからといって、何かを決めなければならないわけではありません。話してみて「うちの場合はこうかもしれない」と見えてくること自体が、次の一歩になります。

大阪市には、学校の中の相談、大阪市教育委員会の窓口、こども相談センター、夜間や休日でもつながる電話とLINE、民間の居場所や保護者同士の会まで、窓口がいくつもあります。ここでは、公式ページで確認できたものを順に紹介します。その前に、相談先を選ぶときの3つの考え方を図にまとめました。

相談先を探す前に
大阪市で不登校の相談をするとき知っておきたい3つのこと

最初の電話を、重く考えすぎなくて大丈夫です。

01
相談は「整理する場」

決断を迫られる場所ではありません。「学校に行けない日が続いている」という事実を、専門の相談員に話すだけで構いません。

02
1つに絞らなくていい

学校の中・教育委員会・民間は、役割が違います。いくつかの窓口を組み合わせて使うご家庭が多くあります。

03
学校に言いにくくても相談できる

大阪市の電話教育相談には保護者専用の番号があり、学校を通さず直接かけられます。

迷ったときは「まず電話教育相談の保護者専用に1本」。どの窓口が合うかも、相談員に聞いてみてください。

相談する前に、準備は要りません

「きっかけをうまく説明できない」「いつから行けなくなったか曖昧」という理由で、相談をためらう方がいます。ですが、相談は、まとまっていない話を一緒に整理していく場です。メモも要りません。「朝になるとお腹が痛いと言う日が続いています」くらいの一言から始めて大丈夫です。

もし相談前に何か用意するなら、お子さんの様子を「いつ・どんな場面で・どのくらい」の3点で、スマートフォンのメモに数行書いておく程度で十分です。この記事の最後にある「相談前のメモ」にも例を載せました。

1話しやすい窓口を選ぶ学校・自治体・家庭支援の中から一つ
2保護者から相談する本人が話せなくても、現状だけで大丈夫
3次の一歩を決める休息・連絡方法・居場所を一緒に整理
NIJINアカデミーの学びと活動のイメージ

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数字で見る大阪市の不登校|ひとりで抱えているご家庭は少なくありません

相談に踏み出す前に、「うちだけなのだろうか」と感じている方に、数字を見ていただきたいと思います。

大阪市の公表資料(令和6年度)によると、大阪市立学校の不登校の児童生徒は、小学校で2,294人(在籍の2.05%)、中学校で4,893人(9.55%)です。中学校では、在籍する生徒の1割近くにあたります。

全国では、文部科学省の調査(令和6年度)で、小中学校の不登校の児童生徒は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)。在籍する児童生徒1,000人あたりでは、小学校23.0人、中学校67.9人、合計38.6人です。

小学校中学校
大阪市立学校の不登校(令和6年度)2,294人(2.05%)4,893人(9.55%)
全国の不登校(令和6年度)137,704人216,266人
全国・1,000人あたり23.0人67.9人

出典:大阪市「令和6年度 大阪市立学校における暴力行為・いじめ認知・不登校数」/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2026年10月確認)

相談につながっていない子が、全国で約4割

同じ調査には、もう一つ見ておきたい数字があります。学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない不登校の児童生徒は135,724人、不登校全体の38.3%にのぼります。つまり、不登校のお子さんの4割近くが、学校の中でも外でも、専門の相談につながっていないということです。

ここでいう「相談」には、スクールカウンセラーとの面談も、教育支援センターへの通所も、民間の居場所も含まれます。相談先を知ることが、最初の一歩になります。

ここが大切

不登校は、特別なご家庭だけに起きていることではありません。相談先に電話をかけることは、「うまくいっていない」という意味ではなく、情報を取りにいく行動です。

出典:文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校調査結果(概要)」(2026年10月確認)

困りごと別|大阪市の不登校の相談先の選び方

相談先は、「何に困っているか」から選ぶと迷いません。下の表は、よくある困りごと別に、最初に連絡する先と、次の一手をまとめたものです。電話番号と受付時間は、このあとの各セクションに載せています。

こんな状況まず連絡する先次に考えたい窓口
行き渋りが始まったばかり担任・学校のスクールカウンセラー電話教育相談(保護者専用)
学校に話しづらい電話教育相談(保護者専用)/すこやか教育相談(保護者用)登校支援室「なごみ」
家以外に通える場所がほしい在籍校 または 教育委員会事務局(教育支援センターの申込・見学)民間の居場所・NIJINアカデミー
外出がほとんどできない在籍校(メタバースの教育支援センターの案内)NIJINアカデミー(自宅から参加)
中学生で、少人数の学校で学び直したい登校支援室「なごみ」(心和中学校の転入相談)教育支援センター
体調や発達のことが気になる大阪市こども相談センター/エルムおおさか小児科・児童精神科の受診
夜間・休日に不安が強くなった24時間子供SOSダイヤル/親子のための相談LINE翌平日に電話教育相談
同じ立場の保護者と話したい登校支援室「なごみ」の保護者サロン親の会(民間)
出席扱いについて知りたい在籍校の担任・校長教育支援センター(民間施設の出席扱いの相談窓口)

困りごとが複数あっても、1つずつで大丈夫です

「学校も気になるし、体調も心配で、家計のことも不安」というように、困りごとが重なるのは普通のことです。そのときは、いちばん話しやすい窓口に1本電話をして、「ほかにもこういうことがあって」と付け加えてください。話の途中で、ほかの窓口の案内が必要かどうかも相談員に聞いてみてください。

  1. まず、電話教育相談(保護者専用)に1本平日9:00〜19:00。今の状況を話して、「どの窓口が合うか」を聞いてみます。
  2. 学校内の窓口を確認する担任やスクールカウンセラーに、校内の相談や別室の有無を聞きます。
  3. 家以外の居場所を見学する教育支援センターや民間の居場所は、見学から始められます。
  4. 選択肢を広げて比べるメタバースなどのオンラインの学びも含めて、お子さんの様子に合うものを選びます。
大阪市の街並みと観覧車(写真はイメージです)

学校の中で相談する|担任・スクールカウンセラー・校内教育支援センター

学校の中の相談は、いちばん身近で、お子さんの様子を知っている人たちとつながる方法です。「学校に言うと大ごとになりそう」と感じる方もいますが、先に先生に伝えておくと、あとで出席扱いや別室の相談がしやすくなります。

担任・管理職

最初の窓口は、担任の先生か、学年主任・教頭などの管理職です。大阪市のスクールカウンセラーの申込は、学校の管理職を通して行うと案内されています。相談を考えたら、担任に「スクールカウンセラーに相談したい」と伝えるところから始まります。

スクールカウンセラー

大阪市立学校には、中央こども相談センターが配置するスクールカウンセラーがいます。学校生活や不登校の悩みを、心理の専門家に相談できます。保護者も教職員も利用できます。開いている曜日と時間は、学校によって異なります。

校内教育支援センター

教室に入るのがつらいとき、校内に安心して過ごせる別の場所があると、学校とのつながりが保ちやすくなります。大阪市では、令和8年度に小学校40校・中学校40校の計80校で、校内教育支援センターの設置を支援する事業が始まりました。全校にあるわけではないので、お子さんの学校が対象かどうかは、担任か管理職に聞いてみてください。

課題解決支援員(スクールソーシャルワーカー)

令和8年度から、小学校7校・中学校7校の計14校に、不登校や児童虐待への対応を担う専門スタッフとして配置されています。配置校はごく一部ですが、家庭の事情も絡む場合は、学校に「相談できるスタッフがいるか」を聞いてみる価値があります。

学校への伝え方の例

「最近、朝になると体調が悪くなる日が続いています。原因はまだ分かりません。スクールカウンセラーに相談する方法と、学校の中で過ごせる場所があるかを教えてください」——このくらいの一言で十分です。

学校の先生に話すこと自体がつらい場合は、次のセクションの教育委員会の窓口を先に使うこともできます。順番は決まっていません。

出典:大阪市「教育相談」/大阪市「校内教育支援センター設置支援事業」/大阪市「課題解決支援員の配置」(2026年10月確認)

大阪市教育委員会の窓口|電話・面談・メール・LINEと登校支援室「なごみ」

学校とは別の立場で、大阪市の専門の相談員に話を聞いてもらえる窓口があります。大阪市中央こども相談センターの「教育相談」と、大阪市教育委員会の登校支援室「なごみ」です。

電話教育相談(保護者専用の番号あり)

不登校、いじめ、学習の悩みなど、教育全般の相談を電話で受け付けています。月〜金の9:00〜19:00(祝日・年末年始を除く)。保護者専用の番号があり、学校を通さずに直接かけられます。対象は、大阪市内在住で学籍のある子ども(公立・私立・国立を問いません)と、その保護者です。

相談の種類電話・連絡先受付
電話教育相談(保護者専用)06-4301-3141月〜金 9:00〜19:00
電話教育相談(こども専用)06-4301-3140月〜金 9:00〜19:00
面談教育相談の申込06-4301-3181月〜金 9:00〜17:30
メール教育相談大阪市電子申請システム24時間受付・回答は約5日後(1回限り)

面談教育相談

直接会って、じっくり話したいときの窓口です。完全予約制で、申込は基本的に学校の管理職からですが、保護者からの申込もできると案内されています。対象は、大阪市内に住む18歳未満の子ども(年長児以上)か、大阪市立学校に在籍する子どもです。来所は中央区森ノ宮中央のこども相談センター分館で、市内の区役所などに出向く出張相談もあります。

メール教育相談・LINE相談

電話が苦手な方のために、メールでの相談もあります。24時間申し込めますが、回答は1回のみで、一般的な助言や情報提供が中心です。また、大阪市教育委員会は、大阪市立小中学校・義務教育学校に通う子ども向けのLINE相談窓口を、令和8年4月9日から令和9年3月25日まで開いています。登録の方法は、学校で配られるQRコードからです。

登校支援室「なごみ」

大阪市教育委員会事務局が運営する、不登校の支援の窓口です。不登校や不登校状態の子どもの支援を、保護者や学校関係者と一緒に考えます。保護者同士が交流する保護者サロンや、後で紹介する心和中学校への転入相談も、ここが窓口です。

  • 電話06-6636-5210(まずは電話で相談)
  • 受付月〜金 9:30〜17:00(土日祝・年末年始は閉室)
  • 所在地大阪市浪速区日本橋東3丁目1番23号(大阪市立心和中学校内)。Osaka Metro堺筋線「恵美須町」から北東へ約400m
  • 対象大阪市立小中学校・義務教育学校に在籍する児童生徒、その保護者、学校関係者
ここが大切

面談や「なごみ」は、大阪市立学校に在籍する子どもが中心の窓口です。私立・国立の学校に通っているご家庭は、電話教育相談(公立・私立・国立を問わず対象)から始めるのが確実です。

出典:大阪市「教育相談」/大阪市こども相談センター/大阪市教育委員会「登校支援室なごみ」/大阪市教育委員会「LINEによる相談窓口」(2026年10月確認)

家以外の居場所|教育支援センター3か所・メタバース・心和中学校

「学校には行けないけれど、家の中にずっといるのも心配」という声は、とても多くあります。大阪市には、学校に代わる居場所として、教育支援センターがあります。

大阪市教育支援センター(花園・新大阪・桃谷)

大阪市教育委員会が運営する、不登校の児童生徒のための居場所で、市内に3か所あります。生活のリズムを整えること、基礎学力の補充、集団生活への適応、気持ちの安定を目的にしています。対象は、大阪市立の小中学校・義務教育学校に在籍し、心理的な理由などで不登校になっていて、学習意欲のある児童生徒です。

センター所在地電話
花園西成区花園北2-16-2606-6631-8962
新大阪東淀川区東中島3-7-2806-6322-2500
桃谷生野区勝山北4-9-2206-6731-8560
  • 通う時間課業日の月〜金。時間は原則10:00〜15:00で、通う時間帯は本人が決めます
  • 持ち物・通い方給食はなく、お弁当と水筒を持参します。自転車での来所と送迎はできません
  • カウンセリング毎週火・金に、臨床心理士・公認心理師の不登校支援コーディネーターによるカウンセリングがあります(電話かQRコードで予約)
  • 申込・見学在籍校に相談するか、教育委員会事務局(06-6208-9174)に連絡します

通い始めるまでの流れは、学校が紹介し、見学・面談をして、保護者が「センター通所登録願」を出し、校長が適当と判断したら通所開始、という手順です。校長は、通所した日を指導要録上の出席扱いにできます(最終判断は校長)。ただし、学校の休業日の通所は出席扱いになりません。交通費は、就学援助の認定を受けている場合に、一定の条件で支給の対象になることがあります。

教育支援センター(メタバース)モデル設置事業

外出が難しい子ども向けに、大阪市は令和8年9月から令和9年3月までのモデル事業として、メタバース上の教育支援センターを設けると公表しています。原則、月・水・金の10:00〜15:00に開室し、学習支援(週3回)、心理の専門家による相談(週1回)、交流活動(週1回)があります。対象は、外出が困難で、支援とのつながりが十分でない児童生徒です。想定人数は約350人で、まず在籍校に相談する形です。モデル事業なので、開始後の実施状況は市のページでご確認ください。

大阪市立心和中学校(学びの多様化学校)

令和6年4月に開校した、不登校または不登校傾向の中学生のための学校です。対象は、大阪市立中学校(または義務教育学校後期課程)に在籍し、学校や関係機関の支援を受けても在籍校に通うことが難しい、登校の意欲のある生徒です。小学生は対象外で、保護者と本人がともに希望し、卒業まで在籍する意思があることなどが条件です。最終的な判定は教育委員会が行います。

令和9年4月転入分の日程は次のとおりです。面談の申込は令和8年9月24日から10月30日まで(在籍校を通じて申込)、面談・プレスクールが10月5日から12月11日、転入申請が12月1日から1月15日、転入は4月1日です。気になる方は、登校支援室「なごみ」(06-6636-5210)に早めに電話してみてください。

出典:大阪市「教育支援センター」/大阪市「教育支援センター(メタバース)モデル設置事業」/大阪市「心和中学校(学びの多様化学校)」(2026年10月確認)

青空の下の大阪城(写真はイメージです)

区から探す|大阪市24区の不登校の相談先(サテライト・教育支援センター・こども相談センター)

「◯◯区で不登校の相談をしたい」という方のために、区ごとに、区内にある市の不登校の相談・通所の場所と、担当のこども相談センターをまとめました。電話教育相談(06-4301-3141)とメール教育相談は、どの区にお住まいでも同じ番号・窓口で使えます。区内に場所がない区でも、近くの区のサテライトや分館で面談できます。

区区内の教育相談サテライト(面談・通所)区内の教育支援センター担当のこども相談センター
北区——北部こども相談センター
都島区——北部こども相談センター
福島区——北部こども相談センター
此花区サテライト此花(四貫島2-26-17、此花区子ども・子育てプラザ内)—中央こども相談センター
中央区中央こども相談センター分館・中央通所ルーム(森ノ宮中央1-17-5)—中央こども相談センター
西区——中央こども相談センター
港区サテライト港(磯路2-11-10)—中央こども相談センター
大正区——中央こども相談センター
天王寺区——中央こども相談センター
浪速区サテライト西成の別所(浪速東3-2-53、浪速第1保育所内)※相談・土曜のみ—中央こども相談センター
西淀川区サテライト西淀川(御幣島2-4-20)—北部こども相談センター
淀川区——北部こども相談センター
東淀川区サテライト東淀川(相談:淡路3-13-36 北部こども相談センター内ほか/通所:東淡路4-15-1)新大阪(東中島3-7-28)北部こども相談センター
東成区——中央(東部分室)こども相談センター
生野区サテライト生野(勝山南3-1-19、生野区役所5階)桃谷(勝山北4-9-22)中央(東部分室)こども相談センター
旭区サテライト旭(森小路2-5-29、旭総合福祉センター2階)—北部こども相談センター
城東区——中央(東部分室)こども相談センター
鶴見区——中央(東部分室)こども相談センター
阿倍野区——南部こども相談センター
住之江区サテライト住之江(中加賀屋2-17-1)—中央こども相談センター
住吉区サテライト住吉(相談:南住吉3-15-55 住吉区役所内/通所:南住吉3-15-56 住吉区民センター内)—中央こども相談センター
東住吉区サテライト東住吉(相談:東田辺1-13-4 東住吉区役所内/通所:南田辺1-9-28 早川福祉会館内)—南部こども相談センター
平野区サテライト平野(瓜破5-3-34)—南部こども相談センター
西成区サテライト西成(松3-2-32)花園(花園北2-16-26)中央こども相談センター

サテライトでの面談・通所の申込は、中央こども相談センター教育相談グループ(06-4301-3181、月〜金 9:00〜17:30)へ電話します。面談の時間帯は月〜土の9:30〜17:00で、開いている曜日は場所によって異なります。通所ルームは主に中学生が対象で、面談のあと、利用が合うと判断された場合に通えます(突然の見学は受けていません)。教育支援センターの申込は在籍校か教育委員会事務局(06-6208-9174)です。

区役所でも子育ての相談ができます

各区役所の保健福祉センターにも、子育ての相談窓口があります。窓口の名前や番号は区によって違うため、お住まいの区のホームページで「子育て 相談」と調べるか、大阪市総合コールセンター(なにわコール 06-4301-7285、毎日8:00〜21:00)で区役所の窓口を問い合わせることもできます。

出典:大阪市「いじめ、不登校、教育に関する相談についてよくある質問」/大阪市「教育相談」/大阪市「教育支援センター」(2026年10月確認)

心・体・発達のことが気になるとき|こども相談センター・エルムおおさか・医療

朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、教室の音や光がつらそう、気持ちが落ち込んでいる——学校に行けない背景に、体や心、発達の特性が関わっていると感じる保護者もいます。そのときは、学校や教育委員会の窓口に加えて、福祉や医療の窓口も選択肢になります。

大阪市こども相談センター(児童相談所)

18歳未満の子どもに関する相談を受ける、大阪市の機関です。不登校などの教育相談のほか、ひきこもり、落ち着きのなさ、ことばの遅れといった発達の心配、養育の悩みも相談できます。相談は無料です(施設への入所・通所や里親委託は収入に応じた負担金があります)。受付は月〜金の9:00〜17:30(土日祝・年末年始は休み)で、来所相談は予約が必要なので、まず電話をします。

センター電話担当する区
中央こども相談センター06-4301-3100此花・中央・西・港・大正・天王寺・浪速・住之江・住吉・西成
東部分室06-6926-4600東成・生野・城東・鶴見
北部こども相談センター06-6195-4114北・都島・福島・西淀川・淀川・東淀川・旭
南部こども相談センター06-6718-5050阿倍野・東住吉・平野

大阪市内の子どもに関する相談は、大阪府の子ども家庭センターではなく、この大阪市こども相談センターが担当します。教育相談だけであれば、市内24区どこにお住まいでも、前のセクションの教育相談の窓口で受け付けています。

区役所の子育て支援の窓口

各区役所の保健福祉センターにも、子育て全般の相談窓口があります。たとえば港区(06-6576-9856)、西区(06-6532-9936)、西成区(06-6659-9824)は、月〜金の9:00〜17:30に子育ての相談を受けています。お住まいの区の窓口は、区役所の代表番号か区のホームページで調べられます。

発達の特性が気になるとき|エルムおおさか

大阪市発達障がい者支援センター「エルムおおさか」は、発達障がいのある子ども・大人とその家族の、療育や就労などの相談を受けています。受付は月〜金の9:00〜17:00で、事前に電話で申し込みます(06-6797-6931、平野区喜連西)。「学校の集団が苦手」「こだわりが強い」「感覚が敏感」といったお子さんの特性が気になる保護者は、相談先の1つとして覚えておいてください。診断名がつくかどうかを決める場ではなく、お子さんに合う関わり方を一緒に考える窓口です。

体の不調が強いとき

朝になるとなかなか起きられない、頭痛・腹痛・立ちくらみが続く、強い不安や気分の落ち込みがあるといった場合は、小児科や児童精神科への受診を検討してください。体の不調は「気持ちの問題」と片づけず、まず医療の目でも見てもらうと、家庭での関わり方も整理しやすくなります。受診先の選び方に迷うときは、こども相談センターか、かかりつけの小児科に聞いてみてください。

保護者自身の心が疲れたとき

お子さんのことで、眠れない、気持ちが沈む、という保護者のための窓口もあります。大阪市こころの健康センターの「こころの悩み電話相談」(06-6923-0936)は、大阪市民が対象で、月〜金の9:30〜17:00(祝日・年末年始を除く)。保健師や精神保健福祉士が対応します。相談は無料で、通話料のみ相談者の負担です。

出典:大阪市こども相談センター/大阪市発達障がい者支援センター「エルムおおさか」/大阪市こころの健康センター/港区/西区/西成区(2026年10月確認)

夜間・休日・電話が苦手なとき|24時間つながる電話とLINE

夜になるほど不安が強くなる、休日で窓口が開いていない、電話で話すのが苦手——そんなときのために、時間外でもつながる窓口と、LINEやチャットで相談できる窓口をまとめました。一部のIP電話からは、フリーダイヤルにつながらないことがあります。

窓口連絡先受付主な対象
24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)0120-0-7831024時間365日(無料)子ども・保護者
すこやか教育相談(大阪府教育センター)・保護者用06-6607-7362月〜金 9:30〜17:30保護者
すこやか教育相談(大阪府教育センター)・児童生徒用06-6607-7361月〜金 9:30〜17:30子ども
すこやか教育相談24(平日の時間外・土日祝)24時間子供SOSダイヤルにつながります夜間・休日子ども・保護者
すこやか相談@大阪府(LINE)学校で配られるカードのQRコードから登録日〜木 19:00〜22:00(受付21:30まで)子ども
親子のための相談LINE(大阪市こども青少年局)LINEで友だち追加毎日 10:00〜20:00(受付19:30まで)子ども・保護者
こどもの人権110番(法務省)0120-007-110平日 8:30〜17:15(無料)子ども・大人
チャイルドライン0120-99-7777/チャットあり電話は毎日 16:00〜21:00(無料)18歳までの子ども

どれを選べばいい?

夜中に急に追い詰められた気持ちになったときは、24時間子供SOSダイヤルが、いつでもつながる最初の一本です。「電話は緊張するけれど、文字なら話せる」という保護者やお子さんには、親子のための相談LINEがあります。毎日10:00〜20:00に受け付けていて、チャットで相談を始められます。

お子さん本人が、親にも先生にも言えないことを話したいときは、チャイルドラインや、すこやか相談@大阪府のLINEが向いています。学校でのいじめや先生の対応が原因で、学校の外の公的な機関に相談したい場合は、こどもの人権110番(法務省)が窓口になります。

なお、家庭の中で「つい手が出てしまう」「怒鳴ってしまう」「子どもがたたかれている」といった悩みがあるときは、児童相談所の相談ダイヤル「189」(24時間・通話料無料)につながります。不登校そのものの相談窓口ではありませんが、保護者自身が追い詰められているときのために、選択肢として知っておいてください。

出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/大阪府「すこやか教育相談」/大阪府「SNS相談」/大阪市「親子のための相談LINE」/法務省「こどもの人権110番」/チャイルドライン(2026年10月確認)

NIJINアカデミーの学びと活動のイメージ

オンラインの学びも、選択肢の一つとして確認できます

本人に合うかどうかは、授業の雰囲気や参加方法を見てから考えられます。体験・個別相談で疑問を確かめられます。

NIJINアカデミーの体験・相談を見る

民間の居場所・出席扱い・保護者同士で話せる場

公的な窓口に加えて、学校の外には、民間のフリースクールや居場所、保護者同士が話せる会があります。大阪府は「フリースクール等の情報」を公表していて(令和8年2月版)、大阪市内の28施設の名称・所在地・対象・電話番号が載っています。利用を考えるときは、各施設に直接問い合わせる形です。

民間の居場所の例(種類が違う3つ)

ここでは、公式サイトで内容を確認できた施設から、通い方や費用のタイプが異なる3つを例として紹介します。これ以外にも施設はありますので、あくまで「どんなタイプがあるか」の目安としてご覧ください。費用は2026年10月に各公式サイトで確認した金額で、税込です。変更されることがあるため、申込の前に公式サイトでご確認ください。

施設(所在)通い方・特徴費用(税込)問い合わせ
フリースクール・フォロ(東成区)対象は6歳〜19歳。見学相談会(保護者が参加、子どもの参加は任意)から体験入会へ。活動は自分で選ぶ。火・水・木の午前に学習の時間もある見学1回無料・体験入会4回まで無料。仮入会(3か月)は入会金20,000円+月会費25,000円。本入会は半年単位06-6720-8100
フリースクールここ 淡路校(東淀川区)月〜金の日中に活動。時間は自由に来て帰れる。個別学習や公園での体育、工作など。主に小中学生入学金33,000円・年間登録料11,000円・月謝55,000円。体験は5回で14,000円06-6382-5514
フリースクールみなも(北区)午前・午後とも参加でき、通う回数に合わせた料金。個別指導塾も併設。親カフェあり入会金25,000円+基本料金6,000円+月額利用料(月4回まで13,000円/月5回以上33,000円)06-6881-0803

3つとも、出席扱いについては「在籍校の校長が判断する」と公式サイトに明記しています。通う回数や時間帯、費用の組み立ては施設によってかなり違うので、「週に何日通えるか」「費用は月いくらまでか」を、見学の前に家庭で話しておくと比べやすくなります。

民間施設に通う場合の出席扱い

大阪市教育委員会は、民間施設で相談・指導を受けている場合の出席扱いについてガイドライン(令和4年4月)を公表しています。それによると、原則は公的機関が想定されていて、公的機関に通えない、または通いにくい場合で、本人・保護者が希望し適切と判断されるときに、民間施設も考慮されます。判断するのは在籍校の校長で、保護者と学校の連携、施設の実情、学習内容が適切かなどを確認します。相談窓口は、教育支援センターです。

  1. 施設を決める前に、担任に相談する「学校の外で学ぶことを考えています。出席扱いについて相談させてください」と伝えます。施設が決まっていない段階で構いません。
  2. 教育支援センターに、民間施設の出席扱いを相談する市のガイドラインでは、窓口は教育支援センターです。
  3. 施設に確認する「出席扱いの実績はあるか」「学校へ出す記録は何を、どのくらいの頻度で出してもらえるか」を聞きます。
  4. 記録を学校に出し、校長の判断を待つ判断には時間がかかることがあるので、早めの相談が安心です。

保護者同士で話せる場

「同じ立場の人と話したい」という声も多くあります。大阪市とその周辺で、公式ページで開催を確認できたものを紹介します。

  • 登校支援室「なごみ」の保護者サロン大阪市内に住み、小中学校に通う子どもの不登校に悩む保護者が対象。保護者のみの参加で、日時と申込方法は市のページでご確認ください
  • 親の会 フラワーズ不登校や登校しぶりの子どもの親が中心の会で、親同士が話す「トークタイム」(参加費500円、子どもの参加は不可)。2026年度の日程は、10月15日(木)西成区役所8階 11:00〜13:00、10月18日(日)西成区民センター 11:00〜13:00、11月19日(木)西成区役所8階、11月29日(日)西成区民センター。申込はメール・LINE・フォーム・電話(050-3748-8781)
  • 西区「ほっこりカフェ」不登校等の児童生徒の保護者向けのお話し会(参加無料・事前予約・定員あり)。開催日は西区のページでご確認ください(問い合わせ 06-6532-9743)
  • 大阪不登校ママの会「リッスン」聞き方を学ぶ「傾聴勉強会」で、交流会や相談会とは形式が違います。10月17日(土)と11月17日(火)の10:00〜12:30、天王寺区社会福祉協議会「ゆうあい」で、参加費1,800円(NPO会員1,500円)、定員あり。申込はフォームから

日程は2026年10月8日時点のものです。定員や変更がありますので、参加前に各公式ページでご確認ください。

出典:大阪府「フリースクール等の情報」(令和8年2月版)/大阪市教育委員会「民間施設等での相談・指導の出席扱いに関するガイドライン」/フリースクール・フォロ/NPO法人ここ/フリースクールみなも/親の会フラワーズ/大阪市「西区不登校支援ナビ」/NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ(2026年10月確認)

笑顔で過ごすNIJINアカデミーの子どもたち

NIJINアカデミー|学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所

ここまで、大阪市の公的な窓口と、民間の居場所を紹介してきました。もう一つ、選択肢として知っておいていただきたいのが、NIJINアカデミーです。メタバース(バーチャル)校舎を中心にしたオルタナティブスクールで、全国から累計1000名を超える子どもたちが通っています(2026年7月時点)。

この記事の文脈で大事なのは、学校に在籍したまま、もうひとつの場所として使えるという点です。「学校をやめる」「通う場所を1つに決める」という話ではありません。

NIJINアカデミー(メタバース校舎)の基本データ
  • 平日毎日開校。月100コマの授業から、受けたいものを選んで参加します
  • 8〜10人の少人数×異年齢クラス。全国のいろいろな地域の子が同じクラスです
  • カメラ・音声はオフでも参加できます。チャットだけの参加から始められます
  • 在籍校はそのまま。出席扱いを希望した生徒の97%が、在籍校で出席として認められています(NIJIN公表。最終判断は在籍校)
  • 費用は月額25,443円(メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)。入学金33,000円は初月のみ

大阪市内と近隣のリアル教室

オンライン中心ですが、全国には対面で集まれるリアル教室もあり、大阪市内と近隣にも教室があります。いずれも週1回の開室で、体験や説明会の申込は公式サイトから行えます。

教室所在地開室日・時間
NIJINアカデミー大阪都島校大阪市都島区(都島駅から徒歩15分)毎週水曜 9:00〜14:00(2027年度は変更の可能性あり)
NIJINアカデミー大阪吹田校 e-spark吹田市広芝町(江坂駅から徒歩6分)木曜 10:00〜15:00
NIJINアカデミー大阪茨木校 ARTCA茨木市南春日丘毎週金曜 9:30〜14:30

どの教室も「通わなければいけない」ものではありません。メタバース校舎だけで学ぶこともできますし、週に1回だけリアル教室に顔を出す、という使い方もあります。「まず話だけ聞いてみたい」という段階の方も、LINEで質問できます。

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長が、NIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない日が続いているのは、その子に問題があるからではなく、いまの場所とお子さんの特性が噛み合っていないだけかもしれません。だからこそ、相談先も居場所も、いくつか見てから選んでいただければと思います。

出典:NIJINアカデミー 学費・プラン/出席認定の仕組み/NIJINアカデミー大阪都島校/大阪吹田校 e-spark/大阪茨木校 ARTCA(2026年10月確認)

NIJINアカデミーの雰囲気を見る

NIJINアカデミー公式チャンネルの「人気の動画」上位に掲載されている動画です。学校に合わない子どもたちの学びの選択肢を紹介しています。動画は保護者の方が先に確認するだけでも構いません。

NIJINアカデミーがどんな場所なのかを、3分弱でまとめた紹介動画です。メタバース校舎の授業や、リアル教室のようすが見られます。「いきなり申し込むのは不安」という段階で、雰囲気だけでもご覧ください。

学校の外の3つの選択肢を比べる|費用・通い方・出席扱い

学校の外の場所は、教育支援センター、民間の居場所、NIJINアカデミーのように、性格が違います。どれが上、という話ではなく、お子さんの状態とご家庭の事情に合うものが違います。比べやすいように、観点ごとに整理しました。

学校の外の3つの選択肢
教育支援センター・民間の居場所・NIJINアカデミーを4つの観点で
教育支援センター(市)民間の居場所(3施設の例)NIJINアカデミー
在籍校に在籍したまま利用できる○○○
出席扱いの相談ができる(最終判断は在籍校)○○○
自宅から参加できる△△○
平日に毎日、対面で通える場所がある○△×

○=対応 △=一部・施設や内容による ×=対応していない / ※公式サイトの記載にもとづく整理(2026年10月)。教育支援センターのメタバースは令和8年9月からのモデル事業。

教育支援センター(市)民間の居場所(3施設の例)NIJINアカデミー
対象大阪市立の小中学校・義務教育学校に在籍し、不登校で学習意欲のある児童生徒施設ごとに異なる(6歳〜19歳など)小・中・高の子ども(全国)
費用利用料の記載はなし。交通費は就学援助の認定で支給対象になる場合あり月額の目安は施設によって19,000円〜55,000円(入会金などは別)月額25,443円+入学金33,000円(初月のみ)
入り方在籍校または教育委員会事務局を通す見学・体験入会から直接申込無料の体験・説明会(予約サイト)またはLINEで相談
向いているご家庭家の近くで、学校に代わる居場所と学習の場がほしい少人数の対面の居場所を探している/回数を選びたい外出が難しい/全国の異年齢の子と少人数でつながりたい

上の表の「民間の居場所」の費用は、紹介した3施設(みなもは月4回まで、ここは月謝、フォロは仮入会の月会費と本入会の月極)の公式サイトの金額から、月額だけを比べた目安です。入会金や保険料などは別に必要です。

ここが大切

選択肢はどれか1つに決めなくて構いません。たとえば、市の教育支援センターに週に何日か通いながら、家ではNIJINのメタバース校舎の授業を受ける、という組み合わせも考えられます。お子さんのエネルギーの量に合わせて、途中で変えられることも大切な条件です。

ノートとペンと観葉植物のある机(写真はイメージです)

相談前のメモと、今日から1か月の動き方

相談先が分かっても、「いつ、どう動くか」で止まってしまう方は多いものです。最後に、相談前の準備と、今日から1か月の動き方を整理します。

相談前のメモ
電話で聞かれやすい3つのことをメモしておく

完璧でなくて大丈夫です。数行のメモで十分です。

01
いつから、どのくらい

最初に行き渋った時期と、いま週に何日休んでいるか。分からなければ「2〜3か月前から」で構いません。

02
どんな場面でつらそうか

朝の準備、特定の授業、人間関係、行事の前など。思い当たる場面だけで大丈夫です。

03
体や生活の様子

寝つきや朝の起きやすさ、食欲、頭痛・腹痛の有無。受診の相談にもつながります。

「分からない」こと自体も、立派な相談材料です。

今日から1か月の動き方

  1. 今日〜3日以内電話教育相談(保護者専用 06-4301-3141)か、親子のための相談LINEで、状況を一度話してみます。
  2. 1週間以内担任に「学校の外の相談も含めて考えている」ことを伝え、スクールカウンセラーや校内の別室の有無を聞きます。
  3. 2週間以内教育支援センターか、民間の居場所、NIJINアカデミーのいずれか1つを見学・体験の予約まで進めます。
  4. 1か月後見学して感じたお子さんの反応を振り返り、続けるもの、足すもの、やめるものを決め直します。

お子さんには、「どうして行けないの?」と理由を聞き出すよりも、「話したくなったら、いつでも聞くよ」と伝えておくほうが、あとで本音を話してもらいやすくなるといわれます。理由が自分でも分からない子は少なくありません。相談の場は、保護者が「聞き出す」ためではなく、保護者自身が「聞いてもらう」ためのものでもあります。

相談を始めた時点で、状況はもう動き始めています。最初の電話は、ほんの10分で終わることも多いものです。ためらう気持ちがあっても、できる範囲の1本から始めてみてください。

よくある質問

学校に連絡しづらいのですが、先に相談できますか?
はい。大阪市の電話教育相談には保護者専用の番号(06-4301-3141、月〜金 9:00〜19:00)があり、学校を通さずに直接かけられます。大阪府教育センターの「すこやか教育相談」にも保護者用の番号(06-6607-7362)があります。
私立や国立の学校に通っていても、大阪市の窓口は使えますか?
電話教育相談は、大阪市内に住み学籍のある子どもであれば、公立・私立・国立を問わず対象です。一方、教育支援センター、登校支援室「なごみ」、市のLINE相談は、大阪市立の小中学校等に在籍するお子さんが対象です。
教育支援センターに通うと出席扱いになりますか?
校長は、通所した日を指導要録上の出席扱いにできるとされています(最終判断は校長)。ただし、学校の休業日の通所は出席扱いになりません。まずは在籍校の担任か管理職に相談してください。
フリースクールやNIJINアカデミーに通うと出席扱いになりますか?
文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、民間施設は公的機関が原則とされ、公的機関に通えない場合などに限って考慮できるとされています。出席扱いにするかどうかは、校長が教育委員会と連携して判断します。NIJINアカデミーでは、出席扱いを希望した生徒の97%が在籍校で出席として認められています(NIJIN公表)。
心和中学校は小学生も入れますか?
対象は中学生のみです。大阪市立中学校(または義務教育学校後期課程)に在籍し、不登校または不登校傾向で、登校の意欲のある生徒が対象です。令和9年4月転入分の面談申込は、令和8年10月30日までです。登校支援室「なごみ」(06-6636-5210)にお問い合わせください。
無料で相談できる窓口はどれですか?
24時間子供SOSダイヤル、こどもの人権110番、チャイルドライン(電話・チャット)は無料です。大阪市こども相談センターの相談も無料です。各窓口の費用は、申込の前にご確認ください。

まとめ

大阪市で不登校の相談をするときの窓口は、学校の中、大阪市教育委員会、こども相談センター、夜間・休日の電話とLINE、民間の居場所と親の会と、いくつもあります。すべてに連絡する必要はありません。迷ったときは、まず電話教育相談の保護者専用(06-4301-3141)に1本。どの窓口がお子さんの状態に合うかも、相談員に聞いてみてください。

家以外の居場所がほしいときは、大阪市教育支援センター(花園・新大阪・桃谷)や、民間の居場所があります。外出が難しいときは、メタバースを使った学びも選択肢になります。NIJINアカデミーは、学校に在籍したまま使える、もうひとつの場所です。大阪市内の都島区にも、週1回のリアル教室があります。

選ぶ順番や正解はありません。最初の1本の電話が、状況を整理する入口になります。相談は1回で終わらなくて構いませんし、途中で窓口を変えても構いません。お子さんのペースと、保護者の気持ちの両方を大切にしながら、できることから進めてください。

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