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学校に行けなくなってから、子どもの表情から自信が消えた。「どうせ自分なんて」が口ぐせになった。失われた自信を、どう取り戻していけばいいのか——そう悩んでいませんか。
先にお伝えします。自信は、励ましの言葉では戻りません。「あなたならできる」と言うほど、本人は「できない自分」との差に苦しみます。取り戻すには、順番があります。
なぜ、不登校で自信を失うのか
学校に通っていた頃、子どもは知らないうちにたくさんの「できた」を受け取っていました。授業で答えられた、係の仕事をやり切った、友達に「ありがとう」と言われた——役割と、認められる機会が、毎日そこにありました。
不登校になると、それが一気に失われます。自信がないのではなく、自信を積み上げる場そのものがなくなっている——これが本当のところです。
回復には「4つの段階」がある
不登校からの回復は、まっすぐ進むものではありません。多くの場合、次の段階を行きつ戻りつしながら進みます。今どの段階にいるかで、必要な関わりが変わります。
図1|回復の4段階と、段階別の関わり方
| 段階 | 子どもの様子 | 親の関わり |
|---|---|---|
| ①混乱期 | 登校をめぐり不安定。体調不良も | 登校刺激を控え、安心させる |
| ②安定期(休養) | 家で落ち着いて過ごせる | しっかり休ませる。責めない・急かさない |
| ③回復期(動き出し) | 好きなこと・外に少し興味が戻る | 小さな「やってみたい」を後押し |
| ④活動期(外へ) | 家の外の活動に踏み出せる | 家族以外とつながる機会をつくる |
焦って④を急がないことが何より大切です。②の休養が足りないまま外に出すと、たいてい①に戻ります。
回復期に入ったサイン
次のような様子が見えてきたら、③回復期に入りつつあるサインです。ここが、自信を積み直すチャンスです。
こんな変化はありませんか
- 好きなこと(ゲーム・動画・趣味)に、また熱中しはじめた
- 表情が和らぎ、家族との会話が増えた
- 「暇だな」「何かしたいな」と口にする
- 生活リズムが少しずつ整ってきた
- 外の世界の話題に、興味を示すことがある
「励まし」が逆効果になる理由
よかれと思っての「がんばれ」「あなたならできる」は、今の状態ではしばしば重荷になります。
図2|言葉より、事実が要る
効きにくい関わり
- 「あなたならできる」と励ます
- 「昔はできてたでしょ」と過去と比べる
- 大きな目標を掲げる
効く関わり
- 小さな「できた」を一緒に見つける
- 今日できたことだけを見る
- 本人が実感できる一歩を積む
自信は、言葉で注ぐものではなく、「できた」という事実が一つずつ積み上がって戻るものです。この立ち直る力を、心理学では「レジリエンス」と呼びます。
自信を取り戻す3つのステップ
図3|回復には順番があります
まず休む・安心する
エネルギーが空のうちは、何も始まらない。責めない・急かさない
家の中で小さな「できた」を積む
好きなこと、手伝い、得意なこと。何でもいい
家族以外の誰かに、受け取ってもらう
ここで自信は大きく回復する。でも家庭だけでは作りにくい
①②は家庭でできます。難しいのは③です。家族の「すごいね」は本人にとって当たり前になっていて、「家族以外の人が本気で認めてくれた」という経験だけが、失った自信を取り戻す決め手になることが多いのです。
実際に、そこから変わった子がいます

昨年、あるコンテストに出場した中学生は、審査員賞を受賞したことをきっかけに変わっていきました。今では全国に向けたラジオ番組を持ち、活躍の場を広げています。「知らない大人に、本気で受け取られた」一度の経験が、その後をここまで変えることがあります。
自信を取り戻す「場」として
私たちが2026年11月に開催するNIJIN教育万博2026は、まさにこの③のために作った場です。学校とは別のものさしで、子どもの挑戦を社会が受け取ります。
- 学校に通っていても、通っていなくても参加できます。予選はスマホで撮る動画なので、家から挑戦できます
- 子どもプレゼンコンテスト(10/18締切)/パフォーマンスコンテスト(9/30締切)。うまくできなくて大丈夫、まっすぐ伝わることを見ています
- 来場だけでも大歓迎(11/21・22、入場無料)。企業ブースをまわって体験すると、この日だけの通貨「タラント」がもらえます。テストの点数はいっさい関係ありません
順位も賞もいりません。「受け取られた」という事実が、自信になります。
教育万博のコンテスト・来場情報を見るよくある質問
どのくらいの期間で回復しますか?
回復期に、外へ出すきっかけはどう作ればいい?
勉強の遅れも取り戻さないと自信は戻りませんか?
まとめ
不登校で失われるのは、自信そのものではなく、自信を積み上げる場です。だから、励ますのではなく、場をつくる。まず休み、家の中で小さな「できた」を積み、そして時々、家族以外の誰かに受け取ってもらう。焦らず、その順番で。
※気分の落ち込みや体調不良が続いている時期は、外に出す前に休養が優先です。心配なサインがある場合は、スクールカウンセラーや医療機関などの専門家にご相談ください。

