市の教育相談、教育支援センター「中央さわやか教室」、子ども本人も相談できる「こども家庭センターかたるん」、秋田県の相談電話を、連絡先・対象・利用前に確かめたいことと一緒にまとめました。最初から登校再開を決める必要はありません。今話しやすい窓口を一つ選び、本人の安全と休息を守りながら次の手を相談できます。
- 学校や教育のことで迷ったら:潟上市教育委員会 教育総務課 学校教育班 018-853-5371。
- 市の居場所「中央さわやか教室」:火〜金曜9:00〜15:00、018-873-7666。見学・利用条件は在籍校または市教育委員会へ確認。
- 子ども本人・保護者・家庭の相談:こども家庭センターかたるん 018-853-5372。平日8:30〜17:15。
- 夜間や休日の子ども家庭相談:秋田県「でんわ相談よい子に」0120-42-4152。24時間毎日。
- 差し迫った命の危険は119、暴力等の緊急事態は110へ。
この記事でわかること
潟上市で不登校や登校しぶりについて相談できる市・県の窓口、教育支援センター「中央さわやか教室」の活動と利用前の確認点、子ども本人や家族が利用できる「かたるん」の相談方法を紹介します。学校へ何を伝えればよいか、相談時に本人の同席が必要か、利用料や出席扱いが公開情報で分からない場合にどこへ確認すればよいかも整理しています。
公表資料の確認時点では、潟上市単独の最新不登校児童生徒数を市の公開ページから確認できませんでした。市の統計が見つからないことは、相談や支援がないことを意味しません。県教育委員会が公表した令和6年度の秋田県公立小・中学校の不登校児童生徒は2,008人(小学校695人、中学校1,313人)、文部科学省調査の全国は約35万4千人です。年度、学校種、国公私立の範囲が異なる統計を、潟上市の個々の子どもの状況に当てはめることはできません。
「何が原因か分からない」「本人が話したがらない」「朝になると動けない」「学校からの連絡に保護者が疲れている」という状態でも相談してかまいません。相談の目的は、すぐに登校させることだけではありません。今の体調や安心できる環境を確かめ、家庭・学校・地域でできることを一緒に整理することも、相談の大切な役割です。
NIJINアカデミーは、オンラインを中心とする民間のオルタナティブスクールです。市の教育相談や公的な居場所とは運営主体・役割が異なります。この記事では公的窓口を先に案内し、後半で学校外の学びの選択肢の一つとして紹介します。利用や出席扱いを保証するものではなく、詳しい条件は本人・家庭・在籍校それぞれで確認してください。
潟上市で相談を始めるときに知っておきたいこと
欠席が増えたとき、保護者は「理由を説明しなければ」「このままでは遅れてしまう」と焦ることがあります。しかし、最初の電話で原因や今後の登校予定まで決めなくても大丈夫です。「何日か休んでいる」「朝に腹痛を訴える」「学校の話をすると黙る」など、確認できている事実を一つ伝えるだけで相談の入口になります。
欠席の背景は、本人が言葉にできるとは限りません。友だちとの関係、授業や集団の刺激、先生との相性、睡眠や体調、発達上の特性、家庭の変化などが重なっていることもあります。大人が「理由はこれだろう」と先回りして決めるより、安心して過ごせる時間・場所・相手と、負担が強まる場面を少しずつ把握する方が、次の支援を選びやすくなります。
相談相手は一か所に限りません。学校と連絡を取りやすくするなら教育委員会や在籍校、家庭生活や子育て全般も含めて話したいなら「かたるん」、学校外で過ごす場所を知りたいなら中央さわやか教室に問い合わせられます。窓口の担当範囲が分からない場合も「不登校について、どこへ相談すればよいか知りたい」と伝えれば、適切な担当への案内を頼めます。
本人が相談を望まない、電話で話せない、外出が難しいという場合は、保護者が先に相談してよいかを確認してください。「本人にはまだ連絡しないでほしい」「まず制度の説明だけ聞きたい」「電話ではなくメールやオンライン相談を使いたい」といった希望も最初に伝えられます。こども家庭センターかたるんは来庁・電話・メール・オンライン相談を案内しています。センターや学校と情報共有する場合は、何を誰に共有するか事前に確認しましょう。
相談をしたからといって、その場で特定の施設への参加を決めるわけではありません。見学だけ、保護者だけの相談、資料を受け取って持ち帰る、後日あらためて連絡するなど、段階を分けることができます。子どもの負担や家庭の事情を踏まえて、相談の頻度や連絡方法を調整してもらえるか尋ねてみてください。
相談前に準備はいらない|話せる範囲からで大丈夫
相談の前に、欠席日数を正確に数えたり、原因を一つに絞ったりする必要はありません。長い説明ができないときは、「学校に行きづらい様子があり、家でどう接するか悩んでいる」と伝えるだけで十分です。途中で言葉に詰まる、泣いてしまう、本人の前では話しにくいということも、そのまま担当者に伝えてください。
電話をする時間がない場合は、まず受付時間と予約方法だけ確認できます。家庭の状況を一度に全部話すのではなく、話せる内容から小分けにしてかまいません。本人が相談に同席する場合も、最初から本人へ質問を集中させず、保護者から説明した後に本人の希望を確認してもらえるか相談できます。
メモを作ると説明が楽になる人もいます。登校しづらくなった時期、眠る・食べる・体調の変化、安心できること、本人が避けたいこと、学校からの連絡で負担になっている点などを、箇条書きで一つ二つ書いておけば十分です。メモづくりが負担なら作らなくて構いません。学校から届いた連絡や診断書が手元にあっても、初回相談で必ず提出する必要はありません。
「何を相談すればよいのか分からない」ときは、その迷いを相談内容にできます。相談した結果、すぐに通所や登校を始めなくても問題ありません。情報を持ち帰り、本人の様子を見ながら次の機会を選ぶ方法があります。困りごとを整理する作業も、窓口の担当者と一緒に進められます。
不登校の状況を数字で見る|潟上市・秋田県・全国
不登校の統計は、学校種や年度などの条件をそろえて読む必要があります。文部科学省の調査は、病気や経済的理由などを除き、年度間に一定日数以上欠席した児童生徒を不登校として把握します。市町村・県・国の値は調査対象と集計方法が同一とは限らず、単純な地域比較や個人の状態の推測には使えません。
潟上市については、今回確認した市の教育・統計ページと公表資料から、最新年度の小中学校別不登校人数を確認できませんでした。数値が見当たらない場合は「0人」ではなく「市町村値は公開資料で確認できず」とします。市に尋ねる場合は、対象年度、国公私立の範囲、小学校・中学校別か合計か、長期欠席者全体ではなく不登校のみかを確認すると、数字の意味を取り違えにくくなります。
秋田県教育委員会の令和6年度資料では、公立小・中学校の不登校児童生徒数は小学校695人、中学校1,313人、計2,008人でした。前年度の計1,917人から91人増えています。国立学校を含む括弧内の合計は2,027人です。同資料の国公私立小中学校における1,000人当たりの人数は秋田県36.4人、全国38.6人とされています。県公立学校の実数と国公私立の出現率は範囲が違うため、並べて読む際は区別してください。
文部科学省が公表した令和6年度の全国調査では、小・中学校の不登校児童生徒数は約35万4千人で過去最多でした。高等学校は約6万8千人です。全国の合計は地域で必要な支援を見つけるための背景情報であり、「多い地域だから本人に問題がある」「少ない地域だから相談できない」といった評価の材料ではありません。
| 集計範囲 | 公表値 | 読み取るときの注意 |
|---|---|---|
| 潟上市 | 今回確認した公開資料で最新の市単独値を確認できず | 未公表・未確認を0人と解釈しない |
| 秋田県・令和6年度 | 公立小中学校 2,008人(小695・中1,313) | 国立を含む括弧内値は2,027人 |
| 全国・令和6年度 | 小中学校 約35万4千人 | 学校規模・在籍者数も異なるため実数だけで地域比較しない |
相談につながっていない子どもの最新全国データ
全国調査では、不登校の子どもの全員が専門的な相談・指導につながっているわけではありません。文部科学省の令和6年度資料では、学校内外の専門的な相談・指導等を受けた児童生徒が約61.7%、受けていない児童生徒が約13万6千人とされています。「専門的な相談・指導等」の集計には調査上の定義があり、家族や友人との会話、通常の学校連絡などをすべて否定する数字ではありません。
この値から「誰にも話していない」「家庭で何もしていない」と推測することはできません。学校との連絡や医療機関への相談など、集計上の区分に該当しない支援を受けている家庭もあります。一方、相談先が分からない、本人が拒否する、保護者が仕事や介護で動けない、過去の相談で傷ついたなど、窓口に届きにくい理由はさまざまです。
本人や家族が相談につながる時期は一律ではありません。本人が話す準備が整うのを待つこともあれば、先に保護者が制度を確認し、学校への連絡や家での休息の取り方を整えることもあります。統計を見て焦らなくて大丈夫です。今利用できる入口を一つ知ることが、次に必要な支援を考える足場になります。
学校内外の相談・指導を受けたことと、欠席が解消したことは同じではありません。相談を続けながら休養を取る、本人の希望に合わせて在宅学習や居場所を試す、学校との連絡を調整するなど、複数の支援を組み合わせる家庭もあります。成果を「何日登校できたか」だけで測らず、睡眠や食事が落ち着いた、人に気持ちを伝えられた、安心できる活動が見つかったといった変化にも目を向けてください。
困りごとから相談先を探す早見表
| いま気になっていること | 最初に相談しやすい場所 | 連絡時に伝えること |
|---|---|---|
| 学校との連絡・欠席後の支援を相談したい | 在籍校、潟上市教育委員会 | 欠席の時期、連絡頻度の希望、本人への連絡方法 |
| 学校外で過ごす場所・学習を知りたい | 中央さわやか教室/市教育委員会 | 本人・保護者の見学希望、対象・申込・費用 |
| 子育てや家族関係、子どもの気持ちを話したい | こども家庭センターかたるん | 保護者だけの相談か、本人も相談したいか |
| 夜間・休日に子ども本人から相談したい | 県「でんわ相談よい子に」0120-42-4152 | 今いる場所、差し迫った危険の有無 |
| 医療・発達・健康面の心配がある | かかりつけ医、かたるん、市の健康相談 | 症状の始まり、睡眠・食事・痛みなどの変化 |
表は相談先を固定するものではありません。学校のことでも家庭の相談窓口から話を始められますし、教育委員会から子ども家庭相談につないでもらえる場合もあります。本人が安心できる連絡方法を選び、必要に応じて担当者に次の窓口を紹介してもらいましょう。
学校内で相談できること
学校と話すときは、「毎日登校すること」をすぐの目標にしなくてもかまいません。まずは欠席の連絡方法、家庭へかかる電話の頻度、課題や配布物の受け取り、保健室・別室・短時間登校など現在利用できる選択肢を相談できます。校内の支援は学校や本人の状況で異なるため、実施しているか、誰に申し込むかを在籍校へ確認してください。
本人が担任との会話を負担に感じる場合、養護教諭、学年主任、教育相談担当、スクールカウンセラーなど、別の大人を相談相手にできるか尋ねられます。希望する連絡担当を一人に絞る、連絡を電話からメールへ変える、本人への直接の連絡を保護者への説明後にするなど、家庭の負担を軽くする方法も協議できます。
学校へは「原因はまだ分からない」「本人は今は話したくない」「朝の登校を勧めると体調が悪くなる」など、分かっていることと分からないことを分けて伝えましょう。本人が落ち着く条件、避けたい連絡、学校にしてほしい支援があれば共有します。学校側の見立てを聞くときも、本人が安心して話せる場や情報の扱いを確認してください。
校内別室や保健室で過ごす場合も、教室復帰を前提にするのではなく、その場所を利用する本人の希望、時間、活動、帰宅方法を話し合えます。利用できる環境がない、学校とのやり取りが難しい場合は、市教育委員会教育総務課学校教育班018-853-5371へ「教育相談先を探している」と問い合わせられます。公式ページは幅広い教育・就学相談を受けると案内していますが、不登校相談の専用時間は公開ページで確認できなかったため、受付時間と担当者を電話でお尋ねください。
潟上市・秋田県の相談窓口
市教育委員会の教育相談
- 運営
- 潟上市教育委員会 教育部 教育総務課 学校教育班
- 所在地
- 潟上市天王字棒沼台226番地1(市役所)
- 対象
- 就学前に限らず、教育・就学について心配があり相談先が分からない方
- 開所・受付
- 公式ページは「いつでも相談に応じる」と案内。受付曜日・時間は電話で確認
- 費用
- 教育相談の費用記載は確認できず。相談時に確認
- 連絡先
- 018-853-5371
- 公式サイト
- 潟上市「入学するとき/教育相談」
市公式ページは、心配ごとがあるが相談先が分からない場合も教育委員会へ相談するよう案内しています。小学校入学前の相談だけに限らず、教育に関して幅広く相談できる入口です。中学生の進路や欠席中の学校との調整についても、まず学校教育班に問い合わせ、担当が異なるときは適切な窓口を紹介してもらえるか尋ねてください。
こども家庭センターかたるん
- 運営
- 潟上市 福祉保健部 子育て応援課
- 所在地
- 市役所1階 子育て応援課こども子育て支援班内(潟上市天王字棒沼台226番地1)
- 対象
- 子ども本人、保護者、子育て中の家族。学校に行きたくないなどの相談も例示
- 相談方法
- 来庁・電話・メール・オンライン相談等
- 受付時間
- 月〜金曜8:30〜17:15(年末年始・祝祭日を除く)
- 費用
- 相談の費用記載は確認できず。必要な制度の費用は個別に確認
- 連絡先
- 018-853-5372
- 公式サイト
- 潟上市こども家庭センターかたるん
かたるんには保健師、助産師、栄養士、臨床心理士、子ども家庭支援員、家庭児童相談員などが配置され、妊娠期から子育て期までの相談や情報提供を行っています。市の公式案内では、子ども自身が「学校に行きたくない」「家にいたくない」と感じる場合も相談内容に挙げられています。教育相談だけでは整理しきれない家族関係や心身の心配も合わせて話せます。
本人の来庁が難しいときは、保護者のみで相談できるか、電話やオンラインからどのように始めるかを確認してください。メールに書く内容を迷う場合は、連絡希望の日時と折り返し先だけ伝えて、具体的な相談を電話で行う方法もあります。相談内容を学校や他機関と共有する場合は、共有先・目的・範囲について説明を受けてから決めましょう。
秋田県の教育相談・発達相談
市内には秋田県総合教育センターがあり、「すこやか電話」で不登校、いじめ、学校生活など教育に関する相談を受けています。県の案内では電話相談は月〜金曜8:30〜17:00、祝日・年末年始を除く時間帯です。来所相談は予約制で月〜金曜9:00〜16:00、申込電話は018-873-7205、相談専用電話は0120-377-804です。潟上市天王字追分西29-76にあります。
相談したい内容によっては、在籍校や市教育委員会へ連絡する方法が早いこともあります。県の電話へ直接相談するか、来所相談を希望するかは、本人の状態や家族の都合で選べます。来所前に予約が必要か、保護者だけで相談できるか、必要な資料はあるかを電話で確認してください。

教育支援センター「中央さわやか教室」と学校外の居場所
秋田県が公表する居場所の基本情報によると、潟上市には教育支援センター「中央さわやか教室」があります。不登校の児童生徒や保護者への相談支援、集団生活への適応力、自立心・社会性を育てる支援、学校復帰に向けた基礎的な学習指導などを掲げています。「学校へ戻ること」だけを目的にせず、人と過ごすことや生活のリズムを取り戻す場所として、どのような活動が合うか問い合わせることができます。
- 運営
- 「中央さわやか教室」運営協議会(市の教育支援センターとして県一覧に掲載)
- 所在地
- 潟上市天王字長沼132-21/潟上市勤労青少年ホーム内
- 対象
- 不登校の児童生徒、保護者の相談支援。個別の利用条件は市教育委員会・在籍校へ確認
- 活動日時
- 火〜金曜9:00〜15:00(県の基本情報、2025年5月更新)
- 活動内容
- 相談、集団生活への適応、自立心・社会性の育成、学習支援など
- 費用
- 公開された基本情報に利用料の記載は確認できず。教材・行事費を含めて確認
- 出席扱い
- 自動的に出席扱いになるとは限りません。在籍校の校長が個別に判断するため、事前に相談
- 連絡先
- 018-873-7666
- 公式情報
- 秋田県「居場所の基本情報」PDF
活動時間や所在地は公開資料の更新時点での情報です。来室を検討するときは、最新の開室日、相談・見学の予約、送迎や交通、本人が一人で来られない場合の対応を確認してください。申込みの前に建物の外から見て帰る、保護者が資料だけ受け取る、短時間の見学を相談することもできます。
人の多い場所で緊張する子、初めての大人と話すことが苦手な子、午前中に起きられない子など、同じ施設でも必要な配慮は違います。「最初は何分なら過ごせそうか」「静かな場所で休めるか」「会話をしないで見学できるか」といった具体的な希望を伝えてみましょう。合わないと感じたときは、利用を急がず別の方法を相談できます。
出席扱いについては、施設に通えば必ず出席と数えられる、という全国一律の仕組みではありません。学校外施設での相談・指導や家庭学習については、文部科学省の通知と在籍校の判断に基づき、本人の状況、保護者と学校の連携、学習記録などを確認します。利用前に在籍校へ判断基準と記録方法を尋ね、施設側には学校と連携できる内容を確認してください。
心身・発達・家庭・福祉の窓口も使える
腹痛、頭痛、食欲の低下、睡眠の乱れなどが続いている場合、登校の話と体のケアを分けずに相談してください。症状が急に悪くなったり、食事・水分が取れなかったり、本人の安全に大きな心配があるときは、教育相談より先に医療機関や緊急窓口へつなぐことが必要です。体調の原因を本人や保護者だけで決めつけず、かかりつけ医などに現状を伝えましょう。
発達や感覚のこと、集団や音への強い負担、読み書き・注意の難しさなどが気になるときは、こども家庭センターかたるんへ相談できます。市は発達相談会を案内しており、公認心理師・臨床心理士が発達の目安や家庭・園での関わり方を一緒に考える機会があります。対象年齢・予約・実施日が決まっている場合があるため、現在の案内と申込方法を電話で確認してください。
子育ての負担、家族関係、経済的な困りごと、家の中の安全などが関わっている場合も、教育相談だけに限定する必要はありません。かたるんは子ども本人や家族から相談を受け、保健・医療・福祉・教育などの関係機関と連携するワンストップ窓口です。相談内容に応じて他の担当へつなぐことがあるため、情報共有の範囲や、本人にどのように説明するかを確認しましょう。
家庭での養育が難しい、虐待や暴力がある、本人を安全な場所に置けないなど緊急性の高い問題では、児童相談所や警察・救急の利用をためらわないでください。秋田県の児童相談所は、夜間・休日も電話相談を受け、時間帯によって中央児童相談所へつながります。差し迫った危険がある場合は、相談内容の整理より先に安全確保を優先してください。
夜間・休日・電話・SNSなど相談手段を選ぶ
学校や市役所の受付時間に連絡できないとき、子ども本人が夜に相談したくなったときは、秋田県子ども家庭相談電話「でんわ相談よい子に」0120-42-4152を利用できます。県の相談窓口一覧は、養育上の悩み、いじめ、不登校、非行、虐待など18歳未満の子どもに関する相談を、子ども本人からも24時間毎日受け付けると案内しています。保護者が代わりに相談することもできます。
学校のこと、いじめ、生活の悩みなどを教育の担当者に話したい場合は、県総合教育センターの「すこやか電話」0120-377-804が平日8:30〜17:00、来所相談は予約制で平日9:00〜16:00です。夜間・休日に教育相談の担当へつながる窓口ではないため、受付時間外に緊急の安全問題があるときは児童相談所・警察・救急を利用してください。
電話で話すのが難しい場合、市のかたるんはメールやオンライン相談の方法を案内しています。県の一覧には、心の悩みを扱う「くもの糸LINE相談」など、対象や時間が限られた窓口も掲載されています。SNS相談はアカウントや受付時間が変更されることがあるため、県の最新一覧から公式リンクを開き、子ども本人が利用できるか、相談内容の対象かを確認してから使ってください。
相談先へ連絡するときは、最初に「子ども本人か保護者か」「今すぐ安全を確保する必要があるか」「どこにいるか」を伝えます。緊急でなければ、話せる範囲で困りごとを説明し、次の連絡先や受付時間を確認してください。窓口が違ったときは、担当先を案内してもらえるか頼めます。受付時間や電話番号は変わることがあるため、連絡直前に公式案内も確認してください。

民間の居場所・親の会を検討するとき
民間のフリースクールや学習支援、親の会は、公的な教育支援センターとは運営主体や活動内容が異なります。学校と距離を置きながら安心できる大人・仲間と過ごしたい、学習や興味のある活動を続けたい、保護者が経験を共有したいといった希望に合うことがあります。施設ごとに対象年齢、通う回数、費用、活動内容、出席扱いの記録協力が異なるため、名前だけで決めず、具体的に確認しましょう。
今回確認した範囲では、潟上市内で不登校児童生徒を対象とする民間フリースクールの公式情報を確実に照合できませんでした。民間施設や学習塾が周辺にあっても、年齢、欠席中の子どもの受入れ、見学、在籍校との連携が公開されていないことがあります。見学の際は、利用対象・通う頻度・本人が参加しない保護者相談・費用・休会や退会の条件を直接尋ねてください。
親の会を探す場合は、開催方法、対象地域、本人の参加要否、個人情報の扱い、参加費、途中退席ができるかを確認します。体験談は大切な参考になりますが、他の家庭で効果があった方法をそのまま自分の子に当てはめる必要はありません。本人の安心と家庭の負担を基準に、合わない会や施設から離れてもかまいません。
民間の学び場で過ごす時間を出席扱いにできるか、成績評価に反映できるかは、在籍校の校長が本人の状況等を踏まえて判断します。利用先が「出席になる」と説明していても、学校の判断と手続きが必要です。先に在籍校へ相談し、必要な学習記録、学校との連絡方法、評価の対象や申請の時期を確認してください。
NIJINアカデミー|潟上市から選べるオンラインの学び
NIJINアカデミーは小学生・中学生を対象にオンラインを中心とした学びを提供する民間のオルタナティブスクールです。自宅から参加できる時間帯や活動があるため、外出や移動が負担になっている子どもが、家庭を拠点に授業や仲間との関わりを知るきっかけになる場合があります。参加の仕方や学費はコース・状況により異なるため、最新の公式案内で確認してください。
オンライン学習は市の公的支援や在籍校の代わりを自動的に担うものではありません。学校との連絡、在籍、進級・進学、出席扱いは別に確認が必要です。入学を急がず、本人が説明会や体験に参加できるか、保護者だけで話を聞けるか、カメラをオフにできるか、途中で休めるか、学習の記録をどのように在籍校へ共有するかを質問してください。
地域にある学び場との比較では、毎日決まった場所へ通うことを望むのか、家から少人数の仲間と関わりたいのか、まずは短時間の活動から試したいのかを本人と確認します。どの方法を選んでも、本人が安心して断れること、保護者が仕組みと費用を理解していることが大切です。公的窓口への相談を続けながら、民間の説明を受けることもできます。
NIJINアカデミーの案内には、授業やホームルーム、サークル活動、リアル教室など複数の参加方法が紹介されています。活動の開催状況や近隣の通学先、募集条件は変更されることがあるため、現住所から参加可能かを公式窓口へ確認してください。宣伝ページの実績や利用者の声だけで効果を約束することはできません。体験後に本人がどう感じたかを尊重し、合わない場合は選ばない判断もできます。
NIJINアカデミーの雰囲気を見る
NIJINアカデミーの公式チャンネルで公開されている親子インタビュー動画から、学校と家庭で感じる環境の違いを本人・保護者の話で確かめられる一本を紹介します。動画は個別の家庭の経験であり、同じ変化が全ての子どもに起きると示すものではありません。見ていてつらくなる場合や、今は情報を受け取りたくない場合は、途中で止めてください。
動画では、本人が過ごしやすい環境を見つけるまでの話が取り上げられています。「学校へ戻るかどうか」という二択ではなく、本人の得意なことや安心できる関わり方を見つけ、学びを続ける方法を考える材料としてご覧ください。本人に見せるかどうかも、保護者だけで先に確認して決められます。

学校外の選択肢を比べる
| 選択肢 | 主な目的・特徴 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 在籍校の校内支援 | 学校との連絡、校内の別室や保健室、学習支援など | 利用できる時間・担当者・連絡頻度・本人への声かけ |
| 中央さわやか教室 | 公的な教育支援センター。相談、活動、学習支援を案内 | 対象・申込み・見学・交通・費用・在籍校との記録共有 |
| 民間の居場所・親の会 | 施設ごとの特色、少人数活動、保護者同士の交流 | 現在の受入れ、料金、欠席時の扱い、個人情報、退会条件 |
| オンラインの学び | 自宅を拠点に授業・仲間・活動へ参加する方法 | 費用、参加方法、休み方、学習記録、学校との連携 |
| 家庭での休息・学習 | 体調や安心を優先し、家で過ごすリズムを整える | 保護者の負担、学習教材、学校との連絡、相談先の確保 |
選択肢を一度に決める必要はありません。まずは休息を確保し、情報を集め、本人の負担が比較的小さい方法を試し、合わなければ見直すという順番があります。公的な窓口と民間の場を並行して利用することもできます。体験や見学を申し込む前に、本人が断った場合にどうするかも家庭で決めておくと、参加を強いる形になりにくくなります。
費用や移動時間、保護者の付き添い、兄弟姉妹への影響なども大切な判断材料です。比較表にない点は、施設ごとに尋ねてください。本人の表情や体調に変化があったら、当初の予定にこだわらず、頻度を減らす・一時休止する・別の方法にすることができます。
相談前のメモと、今日から1か月の動き方
メモは、本人を評価したり、相談に値するかを証明したりするための書類ではありません。保護者が同じ説明を繰り返さず、希望を相談先へ伝えるために使う短いメモです。登校しづらくなった時期、眠り・食事・体調の変化、本人が安心できること、学校からの連絡で負担なこと、保護者が助けてほしいことを、書ける範囲で記録します。書かない項目があっても問題ありません。
最初の一週間は、出席できたかだけでなく、本人が休めているか、安全に過ごせているか、家庭の連絡負担が大きすぎないかを確かめます。在籍校には欠席と連絡方法の希望を短く伝えます。学校へ話すこと自体が難しければ、市教育委員会018-853-5371や、かたるん018-853-5372へ保護者だけで相談できるか確認してください。
二週目は、話しやすい相談先を一つ選び、受付方法を確かめます。教育支援センターが気になるなら、中央さわやか教室へ電話して見学の流れと対象条件を聞きます。家庭全体の悩みを含めて相談したいなら、かたるんに保護者だけで話せるか尋ねます。夜間や休日に子ども本人が話したいときは、県の24時間電話を選べます。
三週目は、本人が受け入れやすい小さな活動を一緒に探します。短時間の見学、学校から教材を受け取る、好きな本やゲームについて話す、散歩、オンラインの説明を保護者と一緒に見るなど、登校練習以外の選択肢もあります。提案に本人が応じない場合はいったん取り下げ、「いつなら話せそうか」を後で尋ねます。
四週目は、相談先や活動が本人と家族に合っていたかを振り返ります。状態が大きく変わらなくても、次に連絡する場所が分かった、本人の負担を学校に伝えた、保護者が相談できた、安心できる時間を確保したことは意味のある進展です。窓口が合わなければ、担当者に別の方法や相談先があるか聞き、続けるか休むかを家庭で決めます。
本人の自傷の心配、暴力、食事や水分が取れないなど差し迫った危険がある場合は、一か月の計画より安全確保を優先してください。信頼できる大人、医療機関、児童相談所、緊急機関へすぐにつなぎ、最初に本人の居場所と現在の危険を伝えます。
よくある質問
一人で抱えず、話しやすい窓口から
潟上市には教育委員会の教育相談、教育支援センター「中央さわやか教室」、子ども本人・保護者・家族が利用できるこども家庭センターかたるんがあります。秋田県の「すこやか電話」は学校生活や不登校の教育相談、県の「でんわ相談よい子に」は夜間・休日を含む子ども家庭相談の入口です。どこに話せばよいか迷ったら、まず一つだけ連絡先を選んでください。
本人がすぐ外へ出られなくても、保護者だけで制度を確認し、次の機会を考えることができます。話しづらい内容を一度に説明しなくてかまいません。本人の休息と安全を大切にしながら、学校・家庭・地域の窓口でできることを一緒に整理していきましょう。
情報確認日:2026年10月21日。受付時間・制度・利用条件は変更される場合があります。市・県・文部科学省の公式情報を確認し、個別の利用前に各窓口へお問い合わせください。本文写真はイメージで、実際の施設を撮影したものではありません。
主な一次情報:潟上市教育委員会 教育相談/潟上市こども家庭センターかたるん/中央さわやか教室 基本情報/秋田県ふきのとうホットライン/秋田県 令和6年度調査/文部科学省 令和6年度調査。

