東松島市の不登校相談先|ひがまつBASE・市と県の窓口を紹介
宮城県東松島市で、子どもが学校へ行きづらい、朝になると体調が悪くなる、親子で相談先を探している方へ。市の教育支援センター「ひがまつBASE」、こども家庭センター、県の教育相談や夜間・SNS窓口を、対象・時間・相談方法とともに整理します。相談前に準備を整えたり、本人が最初から説明したりする必要はありません。
相談先の要点
- 東松島市教育支援センター「ひがまつBASE」:0225-25-4882。平日9時〜17時開所、児童生徒の受入は原則9時30分〜15時30分。見学可能。土日祝・お盆・年末年始は閉所。
- 東松島市こども家庭センター:0225-82-1111。平日9時〜17時(祝日・年末年始を除く)。相談無料、秘密を守ると市が案内。
- 市いじめ相談専用電話:080-6051-7281。東松島市内小中学校の児童生徒・保護者向け、平日9時〜17時(祝日を除く)。
- 宮城県りんくるみやぎ:022-784-3567。登校・学校生活など、平日9時〜16時(祝休日・年末年始を除く)。
- 夜間・休日:24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(IP電話022-797-0820)。県の令和8年度みやぎSNS相談は午後6時〜9時。
この記事でわかること
相談前の準備、市・県・全国の統計、学校内の調整、ひがまつBASE、心身や家庭の相談、電話・SNS窓口、学校外の選択肢、最初の1か月の進め方を順番に確認できます。
NIJINアカデミーはオンラインを中心に学びや人とのつながりを探すオルタナティブスクールです。公的な相談・通所先と並行して、本人のペースに合う学び方を情報収集できます。利用条件や費用は公式窓口でご確認ください。
相談先を探す前に、今困っていることを一つだけ選ぶ
東松島市で子どもが学校へ行きづらくなったとき、原因をすぐに説明したり、登校再開の計画を決めたりする必要はありません。朝に腹痛がある、玄関で足が止まる、学校からの着信に親子で緊張する、夕方になると少し話せるなど、目の前の様子を一つ伝えるだけで相談を始められます。本人が相談に乗り気でなくても、保護者だけで窓口へ電話し、対象や利用方法を確認できます。
東松島市には、学校に登校しづらい児童生徒の居場所と学びの場を支える教育支援センター「ひがまつBASE」があります。市は教育相談、心のケア、学びの支援、生活習慣やコミュニケーションの支援などを行う場と案内し、教員経験者などの相談員・支援員が関わります。利用の検討に限らず、まず見学や相談の方法を問い合わせることもできます。
教育支援センターの利用がまだ難しい場合や、気持ち・家族関係の心配が大きい場合は、市のこども家庭センター、県の教育相談「りんくるみやぎ」、心の健康相談など、役割の異なる入口があります。困りごとを一つの窓口だけで解決しようとせず、学校・家庭・健康・学習を必要に応じてつないでいく考え方が大切です。最初の連絡で全部を決めなくて構いません。
「保護者だけで相談したい」「本人へ連絡する前に話したい」「見学方法だけ知りたい」「今は相談先の受付時間を知りたい」といった希望を、そのまま伝えてください。窓口ごとに相談対象や受付時間が異なります。担当外の場合も、適切な相談先を案内してもらえるか尋ねられます。相談は登校だけを目標にせず、安心して過ごす時間や家族の負担を整えることも含めて考えられます。
本人のペースに合う学び方を探す
市の相談窓口と並行して、オンラインの学びや居場所について情報を集めることもできます。体験の方法や費用は最新の公式案内で確かめてください。
相談前に準備はいりません
相談の前に、欠席日を完璧に一覧化した書類や診断書、本人の同意書をそろえる必要はありません。直近の一場面を思い出せる範囲で話せば十分です。「朝は頭痛を訴えるが、夕方にはゲームをしている」「学校の話になると黙る」「連絡帳を開けない」など、評価や原因の推測ではなく、見えた事実を伝えます。分からないことは「まだ分かりません」と言って構いません。
市のこども家庭センターは、助産師・保健師・家庭児童相談員などが妊産婦や子どもの保護者の不安や悩みに寄り添う相談窓口です。家庭児童相談では子どもに関する家庭の困りごとや虐待・DVの心配を、母子保健では妊娠期から子育て期の相談を扱います。市の案内では相談無料、秘密を守るとしています。学校の問題と家庭の悩みを分けて話せないときも、どちらも伝えてかまいません。
電話の冒頭で「本人はまだ相談を望んでいないので、保護者だけで相談できますか」「学校へ情報を伝える前に説明してもらえますか」「予約や書類は必要ですか」と確認すると、次の見通しが立ちやすくなります。本人が同席できない、電話では話しにくい、相談の時間を短くしたいといった事情も先に伝えられます。相談先が記録を作る場合の扱いや、関係機関と共有する条件も尋ねましょう。
教育相談は「学校に戻ること」だけを求める場ではありません。睡眠や食事を少し整える、学校からの連絡方法を変える、きょうだいを含めて家庭の負担を軽くする、外出の目標を本人と決めないなど、生活を支える調整も相談できます。助言を受けてもすぐに実行する必要はなく、持ち帰って家族で考えて構いません。最初は制度の説明を聞くだけでも、相談の一歩です。
東松島市・宮城県・全国の不登校データを分けて見る
市町村の数値は、集計年度や学校種、設置者の範囲を確かめてから読む必要があります。今回確認した東松島市の公開資料では、令和6年度など最新年度の市単独の不登校児童生徒数を小・中学校別に確認できる最新表を見つけられませんでした。そのため市の最新値は「未公表(今回確認した公開資料では確認できず)」とします。県全体の人数を市の人数として紹介したり、在籍数から推計したりはしません。
市議会の過年度資料には、令和2年度・令和3年度などの市内小中学校の人数や、令和5年2月時点の累積値が記されています。しかし、これらは古い時点の資料で、年度を通じた最新の調査結果と同じではありません。年度途中の累積数、文部科学省調査の定義、学校の範囲が一致しない可能性があるため、最新状況の説明には使わず、必要な方は市教育委員会へ公表状況を確認してください。
宮城県の令和6年度生徒指導調査(令和6年4月〜令和7年3月、仙台市を含む県内の国公私立学校)では、不登校児童生徒は小学校3,002人、中学校4,723人、高等学校1,857人と報告されています。小中の合計は7,725人です。県の集計は東松島市だけの数字ではありません。市内の相談先を選ぶときは人数の大小より、窓口の対象や居場所の利用方法が実際の助けになります。
文部科学省の令和6年度調査では、国公私立小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人と公表され、在籍者1,000人当たりでは38.6人です。同調査は高等学校を別に集計します。また、学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない児童生徒が約13万6千人と示されています。これは担任との連絡も含めて誰とも接点がないという意味ではなく、調査上の専門的支援に該当しない人数です。
数字を読む目的は、子どもを比較したり、家庭の対応を評価したりすることではありません。全国値は社会的な規模を知る参考、県値は広域の支援状況を知る参考、市単独値は地域の実情を知る資料です。集計対象が異なるため、県や全国の数を東松島市の人数と並べて優劣を判断できません。学校に行けない日数が短い場合でも、本人や家族が困っていれば相談できます。
| 地域・年度 | 公表状況・人数 | 読み方 |
|---|---|---|
| 東松島市・最新年度 | 市単独の最新小中学校別人数は未公表(今回の公開資料で確認できず) | 県値から推計しない |
| 宮城県・令和6年度 | 小学校3,002人/中学校4,723人/高校1,857人 | 令和6年度・仙台市含む。東松島市単独ではない |
| 全国・令和6年度 | 小中学校 353,970人/在籍者1,000人当たり38.6人 | 国公私立の全国集計 |
| 全国・令和6年度 | 約13万6千人が専門的な相談・指導等を受けていない | 調査上の支援分類に基づく |

相談につながっていない子どもにも支援の入口が必要です
令和6年度の文部科学省調査で、学校内外の専門的な相談・指導等を受けていない小中学生は約13万6千人とされています。この数値は「相談したことのある大人が一人もいない」と断定するものではありません。調査上の支援の分類に当てはまる相談・指導等を受けていない人数であり、学校の連絡や家族・友人との会話の有無とは別です。数字から個々の子の気持ちや背景を推測しないことが重要です。
支援につながる入口は、本人が自分で電話して事情を説明することだけではありません。保護者が市や県に対象・予約・情報共有の方法を質問する、学校へ連絡をメールに変えたいと相談する、ひがまつBASEの資料を確認する、といった小さな行動も情報へ近づく方法です。本人が「行きたくない」と言う段階でも、その気持ちを急いで変えようとせず、本人が安心できる環境や負担の少ない連絡方法を探せます。
「相談を受けたら学校へ戻るよう説得されるのでは」と心配なときは、最初に相談の目的を尋ねてください。家庭だけで相談できるか、本人へいつ連絡するか、相談内容を学校と共有するかを確認すると、本人へ無断で話が進む不安を減らせます。安全確保が必要と窓口が判断する場合には関係機関と連携することがあります。秘密保持の説明も含め、必要な情報共有の範囲を具体的に質問して構いません。
一度相談しても、すぐに合う支援へつながらないことがあります。その場合は、窓口の役割が違ったのか、本人の希望に合わなかったのか、時間や交通の負担が大きかったのかを分けて考えます。紹介先へ連絡するかどうかは家庭が決められます。複数の相談先を一度に回らず、まず一つの窓口で「次に誰へ聞けばよいか」を相談する方法もあります。
困りごと別に相談先を選ぶ早見表
学校へ行きづらい理由は一つとは限らず、心身の不調、友人関係、学習のつまずき、生活リズム、発達特性、家庭の事情などが重なっていることがあります。相談先を選ぶとき、原因を決めてから連絡する必要はありません。いちばん急いでいる困りごとを入口にし、担当外の場合はどこへつなげてもらえるか尋ねてください。保護者だけの相談が可能か、予約が必要かも確認できます。
居場所や学習支援なら、東松島市教育支援センター「ひがまつBASE」が具体的な選択肢です。学校生活やいじめの悩みは、在籍校または市のいじめ相談専用電話、県の「りんくるみやぎ」が入口になります。子育てや家庭の相談は市のこども家庭センター、心の健康や気分の落ち込みは市の精神保健福祉相談、発達に関する専門的な相談は県の発達支援教育相談へ確認できます。
夜間に学校生活の悩みを話したい場合は24時間子供SOSダイヤル、電話で相談しにくい県内の児童生徒は令和8年度の「みやぎSNS相談」があります。窓口によって対象年齢、学年、居住地、受付時間が異なるため、表は最初の連絡先を選ぶ目安として使い、利用前に公式案内を確認してください。緊急時は通常の予約窓口ではなく、110番・119番などを利用します。
| 困りごと | まず確認したい窓口 | 連絡前に確認する点 |
|---|---|---|
| 居場所・学び・通所 | ひがまつBASE 0225-25-4882 | 見学、通所の相談・手続、送迎 |
| 登校・学校生活 | 市いじめ相談 080-6051-7281/りんくるみやぎ 022-784-3567 | 対象、相談方法、情報共有 |
| 子育て・家族の心配 | 市こども家庭センター 0225-82-1111 | 担当課、受付時間 |
| 心の健康 | 市こころの健康相談 | 予約、開催日、会場 |
| 発達・特別支援 | 県発達支援教育相談 022-784-3565 | 予約番号、対象、相談枠 |
| 夜間・休日の学校の悩み | 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 | IP電話は022-797-0820 |
学校の中でできる相談と連絡の調整
在籍校には、出欠連絡、課題の受け取り、学習の進め方、本人が安心できる連絡方法を相談できます。毎朝の電話が親子の緊張につながるなら、連絡する時間・頻度・担当者・手段を見直せるか尋ねましょう。例えば、欠席連絡をフォームやメールにする、学校からの電話は週に一度にする、課題をまとめて受け取るなど、具体的な調整が可能かを相談できます。実施方法は学校ごとに異なります。
登校を再開する段階でなくても、校内別室や保健室、短時間の滞在、放課後の訪問、オンラインでの課題確認などを話し合えます。本人が希望する場合も、到着後に気持ちが変わったら帰れるか、付き添いが必要か、校内で会う人を限定できるかを事前に確認します。学校との調整は「毎日登校する約束」にしなくて構いません。本人が安心して選べる選択肢を一緒に作るための話し合いです。
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置日や相談方法は、学校によって異なります。担任との面談が難しいときは、教育相談担当や養護教諭を通じて保護者のみで相談できるか尋ねてください。スクールソーシャルワーカーは、家庭の経済状況、福祉制度、医療や地域機関との調整が関係するときに、学校と外部の支援をつなぐ役割を担います。相談内容を誰と共有するかは、面談前に確認できます。
いじめや暴力の心配がある場合、市教育委員会のいじめ相談員電話は東松島市内の小中学校に通う児童生徒または保護者が対象で、080-6051-7281、月曜から金曜の9時から17時(祝日を除く)です。一般的な不登校相談全般ではなく、ページ上は「いじめに関すること」の窓口として案内されています。いじめ以外の教育相談は市教育委員会へ電話し、適切な相談先を確認してください。

東松島市と宮城県の相談窓口
東松島市こども家庭センターは、令和6年4月に設置された妊娠・出産・子育ての総合相談窓口です。助産師、保健師、家庭児童相談員が不安や悩みに寄り添い、相談内容に応じて子育て支援課と健康推進課が対応します。市の掲載情報では無料で、秘密を守るとされています。電話は0225-82-1111、月曜から金曜の9時から17時(祝日・年末年始を除く)。家庭児童相談は子育て支援課、母子保健は健康推進課が担当します。
市の「こころの健康相談(精神保健福祉相談)」は、眠れない、気分が沈む、人間関係がつらいなど、こころの健康について精神科医に相談する機会です。予約制で無料、相談時間は一人50分と案内されています。実施日や会場は年度の予定によって変わるため、市公式ページの最新日程を確認し、健康推進課へ予約してください。予約が必要な相談会なので、当日に直接行く前に電話で日程を確かめます。
県の「りんくるみやぎ」は、登校、学業、進路、いじめ、友人関係など教育全般の悩みを電話または予約制の来所面談で受け付けます。電話は022-784-3567、月曜から金曜の9時から16時(祝休日・年末年始を除く)。来所相談は火曜から木曜の10時から12時、13時から16時で予約が必要です。所在地は名取市美田園の宮城県総合教育センター内です。移動が難しければ電話で相談方法を確認してください。
発達支援教育相談は同じ県ページに別窓口として掲載され、電話相談が022-784-3565、来所予約・問い合わせが022-784-3563です。発達の遅れや偏りがあると思われる幼児・児童生徒等と保護者を対象に、指導主事や公認心理師が相談を受けます。対象や相談枠、予約方法が教育全般の窓口と異なるため、番号をかけ間違えないようにしてください。診断がない段階でも、生活や学習で困っている状況から相談可能か尋ねられます。
児童相談所は原則18歳未満の子どもの福祉に関する専門機関です。東松島市を管轄する宮城県東部児童相談所は0225-95-1121、平日8時30分から17時15分が通常の受付で、虐待など緊急の相談は夜間・休日も対応すると県が案内しています。家庭での養育が難しい、子どもの安全が心配、保護者自身が追い詰められているといった相談も可能です。虐待対応ダイヤル189もあります。
教育支援センターなど、学校以外の居場所を探す
東松島市教育支援センター「ひがまつBASE」は、学校になかなか登校できない児童生徒の居場所づくりと学びの場を確保し、学校復帰や社会的自立に向けた支援を行うため、市が開設した施設です。教育相談、心のケア、学び支援、生活習慣、コミュニケーションなどの支援を行い、いも煮会やマンガ・イラスト教室等の活動も紹介されています。教育支援センターは、利用を急がせるのではなく、子どもの状態に応じて過ごし方を相談する選択肢です。
市の公式案内に掲載された所在地は東松島市矢本字北浦25番地(旧・蔵しっくパーク)、電話は0225-25-4882です。月曜から金曜に開所し、土日、祝日・祭日、お盆期間、年末年始は閉所。施設の開所時間は9時から17時、児童生徒の受入は原則9時30分から15時30分です。教員経験者などの心の相談員や学び支援員がサポートします。施設案内ページの更新日は2021年ですが、市の令和7年度教育要覧や令和8年1月広報にも関連する案内が掲載されています。
市は、利用を希望するときは学校へ相談するか、ひがまつBASEへ直接相談するよう案内し、施設の見学も可能としています。2026年1月の市広報では、登録のうえ相談・面談を行い、市内の小中学校に在籍する子どもが利用できる旨が案内されています。申込方法・面談日・利用開始までの流れは現時点の案内を電話で再確認してください。本人が見学に行けない場合に保護者だけで説明を受けられるか、体験だけ可能かも尋ねられます。
通所の服装は自由と市が説明しています。通所途中や活動中のけが等は日本スポーツ振興センター法が適用される旨も、施設案内に記載されています。送迎の有無、昼食、持ち物、活動日、学習内容、個別支援、在籍校との連絡方法は、希望する利用形態によって確認が必要です。利用開始後も、毎日通うことを目標にしなくて構いません。短い時間から始められるか、休むときの連絡方法、本人の気持ちが変わった場合の調整を相談してください。
家庭から出ることや人のいる場所が難しいとき、教育支援センターへ通うことだけを唯一の支援にしないでください。学校の訪問・オンライン連絡、電話相談、県の教育相談、家庭への支援を組み合わせられるかを市教育委員会へ尋ねる方法があります。国は教育支援センターに、通所支援だけでなく、家から出にくい子へのアウトリーチや保護者相談の機能を期待していますが、具体的な実施内容は自治体によって違うため、東松島市で利用できるか確認します。
心身・発達・家庭・福祉の相談を組み合わせる
朝になると腹痛や吐き気が出る、眠れない、食事がとれない、強い不安や落ち込みが続くなどの変化がある場合、登校への対応だけで抱え込まず、かかりつけ医や市の健康相談へ相談してください。身体の症状があるときは、本人のつらさを「学校へ行きたくないだけ」と決めつけないことが大切です。症状が急に強くなった、意識や呼吸に異常があるなど緊急性が疑われる場合は、地域の救急案内や119番を利用してください。
市のこころの健康相談は予約制の精神保健福祉相談で、精神科医への相談機会が設けられています。実施日・会場・予約先は年度ごとに更新されるため、ウェブ掲載の最新日程を確認します。本人が受診や相談を望まない場合でも、保護者が「どう声をかけるか」「医療機関へ相談する目安は何か」を尋ねられるか確認できます。診断を得ることだけが目標ではなく、眠りや食事、学校との連絡など暮らしの困りごとを相談できます。
発達の偏り、感覚の過敏さ、読み書きや集中の難しさが気になる場合は、診断の有無だけで相談を先延ばしにしなくて大丈夫です。県の発達支援教育相談や学校の特別支援教育コーディネーターに、困りやすい場面、少し落ち着ける環境、学習で使いやすい方法を伝えます。必要に応じて、市の障害福祉相談や保健師、児童相談所に適切な入口を尋ねられます。対象年齢や相談内容は窓口ごとに確認してください。
家庭の緊張やきょうだいへの影響、保護者自身の疲労、養育や経済的な負担が重なっているときは、市のこども家庭センターが家族全体を相談する窓口になります。DVや虐待の心配など子どもの安全に関わる事情は、通常の教育相談を待たず、こども家庭センターや東部児童相談所へ相談してください。話が整理できなくても、窓口に「家族のことで困っている」と伝えるだけで構いません。
緊急ではないものの外出が続けて難しいときは、本人が出向くことを前提にせず、保護者から電話で相談できるか、オンラインや訪問の方法があるかを尋ねてください。市のページに訪問相談の記載がない場合は、実施されると決めつけず、利用可能な支援を確認します。複数の専門職と話す場合は、本人の同意や安全配慮を含め、どの情報を共有する必要があるかを相談先と確認できます。

夜間・休日にも利用できる電話・SNS相談
市役所や学校の受付時間外に、いじめや学校生活の悩みを相談したい児童生徒・保護者等には、宮城県が案内する24時間子供SOSダイヤルがあります。0120-0-78310は24時間365日利用でき、IP電話からは022-797-0820です。すぐに解決方法を決めるのではなく、いま困っていることを聞いてもらう窓口として利用できます。電話がつながりにくい場合や通話が難しい場合には、県の相談案内で他の方法を確認してください。
宮城県の「みやぎSNS相談」は、面談や電話では相談しにくい児童生徒を対象にLINEで相談を受ける窓口です。令和8年度の県案内では、令和8年4月1日から令和9年3月31日まで、午後6時から午後9時まで実施。公私立小中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校高等部及び高等学園の児童生徒が対象です。県ページの最新リーフレットにあるQRコードまたは指定URLから登録します。対象と期間は次年度に変更される可能性があります。
法務省の「子どもの人権110番」は、いじめ、体罰、不登校、虐待など子どもの人権に関する相談を受け付けます。電話は0120-007-110、月曜から金曜の8時30分から17時15分で、時間外は留守番電話と市のページに記載されています。東松島市のいじめ相談専用電話とは対象や運営主体が異なるため、相談したい内容に合わせて選びましょう。県の総合教育相談と同様、窓口の守秘や安全確保の扱いは各公式案内を確認します。
電話やSNSで相談した内容が学校や市へ自動的に伝わるとは限りません。一方、県は命や身体に危険があると判断した場合、関係機関と連携して安全を確保する場合があると説明しています。相談の冒頭で、匿名で話せるか、記録の扱い、学校との共有、緊急時の対応を尋ねて構いません。生命や身体への差し迫った危険、暴力や虐待の緊急性がある場合には通常の相談枠を待たず、110番、119番、189など緊急窓口を利用してください。
学びの選択肢を一緒に比べる
地域の相談先や学校での調整と並行して、オンラインの学びや居場所について情報収集できます。本人の気持ちと家庭の負担に合う方法を確かめましょう。
民間の居場所や出席扱いを検討するとき
東松島市内だけで希望に合う場所が見つからないときは、石巻地域を含む周辺の民間施設やフリースクールも候補を広げる方法があります。県の子どもの居場所情報や、民間団体の公式ページは探し始める手がかりですが、掲載があることと現在受け入れ可能であることは別です。市外の施設を選ぶ場合、通所時間や送迎、交通費、本人の体力、東松島市の在籍校との連絡が続けられるかを併せて確認してください。
見学や説明会では、対象学年、活動日、定員と空き、料金の内訳、送迎、昼食、個別学習、相談支援、休会・退会条件、個人情報の管理を確認します。本人が参加を拒むときは、保護者だけで話を聞けるか、施設の写真や資料を持ち帰れるか尋ねましょう。体験の日に本人の負担が高まったら、途中で帰れるか、別日に変更できるかも事前に確認しておくと、見学自体を成功・失敗で評価しにくくなります。
フリースクールや自宅でのオンライン学習が、利用だけで自動的に学校の出席として扱われるわけではありません。文部科学省の通知は、学校外の施設等で相談・指導を受けている子どもについて、学校や教育委員会が本人の状況を把握し、関係機関と連携しながら支援することを示しています。出席扱いの判断は在籍校の校長等が個別の事情を踏まえて行うため、利用前に学校へ必要な記録、連絡頻度、学習状況の報告方法を確認してください。
民間の場を見つけた後も、公的窓口や在籍校との連携を続けるかどうかは家庭が決められます。本人の希望を確かめずに申し込みを進めず、契約や費用の説明を持ち帰って検討しましょう。支援者と合わない、通所で疲れる、活動内容が希望と違うと感じたときは、休む・変更する・利用を終了する条件を確認します。複数の場を同時に試すより、本人と家族の余力に合わせて一つずつ確かめる方法もあります。
NIJINアカデミーのオンライン学習と地元での過ごし方
地域の公的な相談先や通所型の支援と並行し、オンライン中心の学びについて情報を集めることもできます。NIJINアカデミーは、学校の環境が合わない子どもが学びや人とのつながりを探すためのオルタナティブスクールです。授業や交流の形、参加頻度、学費や諸費用、体験や個別相談の方法は変わることがあるため、最新の公式案内で確かめてください。市や学校への相談をやめてから検討する必要はありません。
オンライン学習は移動の負担を減らせる反面、画面を長く見ることや集団での交流が疲れる子もいます。カメラやマイクを使わずに参加できるか、発言しないで見学できるか、途中で休憩や退出ができるか、保護者だけで初回の説明を聞けるかを確認しましょう。本人が今は関心を示さないなら、無理に体験を勧めず、後から見返せる情報として置いておくだけでも構いません。
体験・個別相談では、授業と自由活動、困ったときの支援、担任等との連絡、保護者の関わり、料金以外の費用、休会や退会の条件を確認します。出席扱いを希望するときは、在籍校とどのように連携し、どんな学習記録や報告が必要かを学校へ確認してください。オンラインの場が合わない場合も、子どもや家庭が責められるものではありません。通所型、家庭での休養、地域の相談など複数の選択肢を比較する中の一つとして考えられます。

NIJINアカデミーの雰囲気を公式動画で見る
公式チャンネルの人気動画から、子どもたちが学びや活動に参加する様子を紹介します。動画は入会を勧めるものではなく、オンラインの教室の雰囲気や人との関わりを知る参考情報です。本人が興味を持てば気になる箇所だけ見られますし、保護者だけで確認しても構いません。視聴した後に感想を求めたり、その場で体験申込を決めたりする必要はありません。
短い動画だけで本人との相性を決めることはできません。画面越しの交流が楽しい子もいれば、疲れる子もいます。もし関心が出たら、カメラ・マイクの設定、発言しない参加、少人数の活動、困ったときの相談相手、途中退出の可否などを体験時に尋ねてください。動画を見たくないという反応も大事な情報として受け止め、別の学びや居場所を検討できます。
動画を見て魅力を感じても、費用、利用条件、支援内容は公式ページで確かめます。逆に、動画の印象が合わないと感じても、別の時期や方法が合う可能性があります。紹介映像は公的機関の相談や地域の居場所を置き換えるものではなく、家庭が比較できる選択肢を知るための一例です。必要であれば、情報を保存しておき、本人が話題にしたときだけ再び確認してください。
学校・公的相談・民間・オンラインを比べる
選択肢を比較するときは、本人が安心できそうか、移動や画面の負担、保護者の時間、費用、学校との連絡方法を一緒に見ます。学校内の別室や保健室は在籍校と連絡しやすい一方、校舎に行くこと自体が難しい子には負担となることがあります。ひがまつBASEは市が案内する通所型の教育支援センターです。県の相談窓口や市のこども家庭センターは、相談や専門機関への案内を受ける入口として使えます。
民間施設は、活動内容や人との距離感、少人数環境などが合う子にとって候補になりますが、料金や開所日、通所条件は事業者ごとに異なります。オンライン学習は自宅から参加しやすい一方、通信環境や画面上の交流が負担にならないか確かめます。どの形にも一律の正解はありません。本人の希望と、家族が継続できる時間・交通・費用の両方を確認してください。
一度選んだ方法を変えられないわけではありません。保護者が資料を集める、本人が望む日に短時間だけ見学する、オンライン体験を途中で切り上げるなど、段階を小さくできます。出席扱いや学校との報告方法、利用料助成の有無は、施設の説明だけで決めず在籍校や自治体にも確認しましょう。始めた後も本人の疲れや家庭の負担を定期的に振り返ります。
| 選択肢 | 向きやすい場面 | 確かめること |
|---|---|---|
| 在籍校の別室・保健室 | 学校との連絡を保ちたい | 利用時間、担当、付き添い、途中退出 |
| ひがまつBASE | 市の教育支援センターを検討したい | 見学、相談・登録、受入時間、送迎 |
| 県・市の相談 | 本人・家庭の困りごとを整理したい | 対象、予約、受付時間、情報共有 |
| 民間施設 | 活動や環境を比較したい | 費用、曜日、契約、学校連携 |
| オンライン学習 | 移動せず自宅から参加したい | 参加方法、頻度、費用、記録 |
相談前のメモと、最初の1か月の動き方
メモに書くとよいのは、最近の睡眠や食事、朝と夕方の体調の違い、本人が少し安心できる時間、学校からの連絡で負担になったこと、家族が知りたいことです。欠席日数を完璧に数えたり、本人の気持ちを無理に聞き出したりする必要はありません。記録できない日は空欄で構いません。相談した窓口、担当者、次に聞くことを短く残すと、説明を繰り返す負担を減らせます。
最初の一週間は、ひがまつBASE、市こども家庭センター、県のりんくるみやぎなどから、保護者が連絡しやすい一つを選び、対象・受付時間・予約方法を確認します。電話で相談すること自体が難しいときは、聞きたいことを紙に書いて読み上げたり、家族に代わってもらったりできます。急いで利用を決めるのではなく、最初は情報を得て今後の選択肢を知る段階にして構いません。
二週目は、学校との連絡をどうするか相談し、電話の頻度、連絡手段、本人に直接連絡する前の確認など、負担の大きい点を一つだけ調整できるか話し合います。三週目以降、本人が希望した場合はひがまつBASEの見学や民間施設の情報収集を検討します。予定通りに進まない場合は休んで構いません。体調の変化や家庭の事情に合わせて、順序や時期を入れ替えられます。
一か月の目標は登校再開だけに限定しなくて大丈夫です。安心して話せる大人を一人見つける、学校からの連絡を負担の少ない形にする、朝の体調のつらさを少し軽くする、保護者が相談先と受付時間を把握するなど、生活の安心につながる変化も目標です。提案を受けてもすぐに返答せず、本人の希望や費用・移動の負担を家で考えて構いません。

よくある質問
Q. 保護者だけで相談できますか。
A. 市こども家庭センターや県の教育相談へ、保護者のみで相談できるか電話で確認できます。本人が相談を望んでいない段階でも、制度や連絡方法の説明を受けられるか尋ねてください。
Q. 東松島市の不登校児童生徒数は何人ですか。
A. 今回確認した市の公開資料では、最新年度の市単独の小中学校別人数を確認できませんでした。県や全国の値を市の人数として扱わず、最新値は未公表(確認できず)と記載しています。
Q. ひがまつBASEは見学できますか。
A. 市公式ページは見学可能と案内しています。見学の予約、利用相談、登録・面談の手順、本人が来られない場合の相談方法は、0225-25-4882へ最新の案内を確認してください。
Q. ひがまつBASEは何時から利用できますか。
A. 施設は平日9時から17時まで開所し、児童生徒の受入は原則9時30分から15時30分です。土日祝日、お盆、年末年始などは閉所とされています。臨時の変更は事前に市へ確認してください。
Q. 県の相談窓口へ連絡すると学校に伝わりますか。
A. 自動的な共有の有無は相談内容や状況によって異なります。県は生命・身体の危険がある場合に関係機関と連携することがあると案内しています。相談の冒頭で記録や情報共有の範囲を確認してください。
Q. フリースクールやオンライン学習を利用すれば出席扱いになりますか。
A. 自動的にはなりません。在籍校が本人の状況や学習内容、学校との連携を踏まえて個別に判断します。利用前に必要な記録や連絡方法を学校へ確認してください。
Q. 電話相談ができないときはどうすればよいですか。
A. 県の「みやぎSNS相談」は、令和8年度に対象校種の児童生徒向けにLINE相談を実施しています。対象と時間、登録方法を県の最新ページで確認してください。保護者は市や県の各窓口へ、電話以外の相談方法があるか尋ねられます。
Q. 相談やひがまつBASEの利用には費用がかかりますか。
A. 市のこども家庭センターは相談無料と案内し、ひがまつBASEの公式紹介ページには利用料の記載は見当たりませんでした。費用、昼食や交通など個別の負担は市へ確認してください。民間施設は料金体系が異なります。
東松島市の相談先から、次の一歩を選ぶ
東松島市には、教育支援センター「ひがまつBASE」、こども家庭センター、心の健康相談、いじめ相談専用電話があります。宮城県にはりんくるみやぎ、発達支援教育相談、24時間子供SOSダイヤル、みやぎSNS相談などが用意されています。窓口ごとに対象・時間・予約が違うため、本人や保護者が話しやすい入口を一つ選び、最新の案内を確認してください。市内の統計が確認できない場合も、相談を始めるために人数の公表を待つ必要はありません。
「学校へ行けないことを保護者だけで相談したい」「ひがまつBASEを見学できるか知りたい」「学校からの電話の頻度を減らしたい」と具体的に伝えれば、次に確認することを整理できます。本人の体調や意思を尊重し、学校との連絡、居場所、心身や家庭の支援を一度に決めず、必要なところから整えましょう。相談してみて合わないと感じたら、窓口を変えたり、別の方法を探したりできます。
この記事は、東松島市・宮城県・文部科学省などの公開情報をもとに、相談先と制度の入口を整理したものです。受付時間や対象条件、年度ごとの実施日程は変更されることがあるため、利用前に各公式ページまたは窓口で確認してください。ここに記載した内容は診断や在籍校の出席判断に代わるものではありません。命や身体の安全に差し迫った心配がある場合は、通常の相談予約を待たず緊急機関につないでください。
本人に合う一歩を一緒に探す
公的窓口へ相談することからでも、学びの選択肢について情報を集めることからでも構いません。参加方法や費用は最新の公式案内でご確認ください。
参考にした公式情報
- 東松島市教育支援センター「ひがまつBASE」
- 東松島市教育相談事業・いじめ相談
- 東松島市こども家庭センター
- 東松島市こころの健康相談
- 宮城県 総合教育相談・りんくるみやぎ・みやぎSNS相談
- 宮城県東部児童相談所
- 宮城県 令和6年度生徒指導調査結果(公表ページ)
- 宮城県 令和6年度調査資料
- 文部科学省 令和6年度調査結果と対応
- 東松島市教育要覧(令和7年度)
- 東松島市報 令和8年1月号

