「見えてますか?」への返事にも教師力がある。子どもの主体を育むNIJINアカデミーのスタッフ定例会

NIJINアカデミーでは、子どもたちが自分らしく学び、挑戦できる環境をつくるため、スタッフも日々学び続けています。

その学びの場の一つが、スタッフ定例会です。

今回の定例会では、タツロー校長から、子どもの「主体の約束」を支える教師の関わり方について、具体的な場面をもとに話がありました。

そこで問われたのは、日常の何気ないリアクションから、子どもの挑戦を支える方法まで、教師としての一つひとつの行動。

今回は、その定例会の様子と、私自身が感じたことをお伝えします。

「見えてますか?」への一言で、場の空気は変わる

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「スライド、見えてますか?」

オンラインの授業や会議で、よく耳にする言葉です。

そんな問いかけに対して、私たちはどんな反応を返しているでしょうか。

「はい、見えています」

もちろん、これでも返事としては成立しています。

しかし、その返事は、話している相手の気持ちを高めるものになっているでしょうか。

今回の定例会では、校長からスタッフのリアクションについて具体的な指摘があり、実際に複数のスタッフが返事の仕方を実演する場面がありました。

反応するタイミング、声の大きさ、言葉の選び方。

少しの違いで、聞いている側が受け取る印象は大きく変わります。

実演を通して確認したのは、リアクションは単なる返事ではなく、その場にいる人たちが力を合わせ、場のエネルギーをつくり出すための大切な働きかけだということでした。

これは、日々のクラス会議や全校ホームルームでも同じです。

子どもが勇気を出して発言した瞬間、教師がどんな反応を返すのか。

その一つひとつが、子どもの次の挑戦を後押しする力になるのだと感じました。

ただ反応するだけでなく、子どもをエンパワーメントする

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今回の定例会は、私自身の教師としての関わり方を振り返る機会にもなりました。

特に考えさせられたのは、校舎発表や全校発表の場面での自分自身のリアクションです。

子どもの発表に対して反応はしている。声もかけている。

しかし、その反応は、本当に子どもの気持ちを高めるものになっていただろうか。

振り返ると、どこかで「ただ反応を返しているだけ」になっていた場面もあったように思います。

子どもが自分の考えを伝えたり、仲間の前で挑戦したりすることは、決して当たり前のことではありません。

だからこそ、教師はその一瞬を大切にしたい。

声をかける速さは適切だったか。

表情から、喜びや驚き、応援する気持ちが伝わっていたか。

子どものよさや挑戦の価値を、言葉にして伝えられていたか。

そうした細かな関わりを磨くことが、子どもたちの「伝えてよかった!」「また挑戦してみたい!」という気持ちにつながっていくはずです。

教師のリアクションは、単なる相づちではありません。

子どもの挑戦を受け止め、自信や意欲を引き出すエンパワーメントの一つなのです。

「すごい!」で終わらせない。子どもの才能を未来へつなぐ教師力

定例会では、全校ホームルームで発表された、小学6年生によるカードゲーム制作も話題に上がりました。

自らゲームを制作し、高い技術力と創造性を発揮する子どもの姿。

その素晴らしさに、校長も大きな可能性を感じていました。

しかし、教師として考えなければならないのは、ここから先です。

子どもの才能を「すごいね!」と称賛するだけで終わらせていないだろうか。

その才能をさらに伸ばすために、教師には何ができるだろうか。

校長からは、子どもの力をさらに伸ばし、その子らしく誰かを幸せにできる力へとつなげていくことの大切さが語られました。

得意なことに夢中になる子どもたち。

その姿を見つけ、認めることはもちろん大切です。

しかし、その先にある新しい挑戦や、仲間・社会とのつながりまで見据えて関わることも、教師の重要な役割です。

子どもの可能性を見つけるだけでなく、その可能性をさらに広げていく。

そこにも、私たちが磨き続けなければならない教師力があります。

手を差し伸べすぎていないか?「主体の約束」を問い直す

もう一つ、今回の定例会で重要なテーマとなったのが、子どもへの支援のあり方です。

例えば、子どもが全校ホームルームの司会やプレゼンテーションに挑戦するとき。

教師が心配になり、つい先回りして手伝ってしまうことがあります。

もちろん、支援が必要な場面もあります。

しかし、教師が何でも代わりに行ってしまえば、子ども自身が考え、判断し、挑戦する機会を奪ってしまうかもしれません。

大切なのは、子ども自身が何に挑戦したいのかを理解し、その子と「主体の約束」を交わすことです。

それは、誰もが大きな舞台で発表することを意味するわけではありません。

例えば、みんなの前で声を出すことが難しい子どもにとっては、リアクションボタンを一度押すことも、大切な挑戦になります。

一方で、全校の前で発表すると決めた子どもには、自分自身の力でやり遂げるための関わり方が必要です。

一人ひとりの現在地を理解し、その子に合った挑戦を一緒に考えること。

そして、必要な支援をしながらも、子ども自身の力を信じて任せること。

「手助けすること」と「主体を引き出すこと」の違いを、改めて考える時間となりました。

子どもが成長する場所だからこそ、教師も成長し続ける

今回の定例会で、改めて感じたことがあります。

それは、子どもに主体的な挑戦を求めるのであれば、教師自身もまた、自分の課題と向き合い、変わり続ける必要があるということです。

リアクション一つ、言葉がけ一つ、子どもの挑戦への寄り添い方一つ。

普段は何気なく行っていることにも、教師として改善できることはたくさんあります。

そして、これまでの経験や慣れに頼るのではなく、自分の実践を振り返り、よりよい関わり方を探し続けることが大切なのだと思います。

NIJINアカデミーのスタッフ定例会は、情報を共有するだけの時間ではありません。

日々の教育実践を持ち寄り、子どもの姿から学び、教師自身の関わり方を問い直す時間でもあります。

子どもたちの「やってみたい!」を、もっと引き出せるように。

子どもたちの「できた!」を、もっと大きな自信につなげられるように。

そして、一人ひとりの可能性を、未来へと広げていけるように。

子どもたちの成長のために、まず教師である私たち自身が学び、挑戦し続ける。

そんな姿勢を大切にしながら、これからも子どもたちと向き合っていきたいと思います。

NIJINアカデミーでは、「子どもを変えずに教育を変える」という理念のもと、一人ひとりの主体性を大切にした教育を実践しています。

私たちの教育への想いや取り組みについて、ぜひこちらもご覧ください⬇️。

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