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「うちの子、人前で話すのが好きみたい」
「調べたことを、誰かに聞いてほしそうにしている」
そう感じて応募先を探しはじめると、すぐに壁にぶつかります。小学生が「プレゼン」で出られる場が、驚くほど少ないのです。
この記事では、小学生が応募できるプレゼン・発表系のコンテストを、2026年8月時点で調べられる範囲でまとめました。中学生向けも併記し、対象学年・応募形式・締切で比較できるようにしています。
※締切・要項は2026年8月時点の情報です。年度により変わるため、応募前に必ず公式サイトでご確認ください。
【結論】小学生の選択肢は、高校生の10分の1以下です
まず全体像からお伝えします。探究やプレゼンの成果を出せる全国規模のコンテストは、学年によって数が極端に違います。
図1|発表の成果を出せる全国コンテストの数(当編集部調べ)
※「プレゼン・レポートとして成果を出せる全国規模のコンテスト」の概数。小学生は自由研究・調べ学習の枠を除くとごくわずかです。
理由ははっきりしています。探究学習を代表する主要アワードが、制度的に小学生を対象外にしているからです。
- 全国高校生MY PROJECT AWARD(カタリバ)→ 高校生年代のみ
- クエストカップ → 中高生
- SDGs QUEST みらい甲子園 → 高校生中心
- 日本学生科学賞 → 中学生から
- SDGs探究AWARDS → 中学生から
小学生に残されているのは、ほぼすべてが「自由研究・調べ学習・作文・作品」の枠組みです。書いて提出する形式。人前に立って話す形式は、ほとんどありません。
小学生が応募できるコンテスト一覧
| 名称 | 主催 | 対象 | 形式 | 締切(目安) |
|---|---|---|---|---|
| NIJIN教育万博 子どもプレゼンコンテスト | 株式会社NIJIN | 小1〜高3 | 動画1〜2分→本選でプレゼン | 10/18 |
| FRaU SDGs edu こどもプレゼン・コンテスト | 講談社 | 小学校低学年〜高校生 | 絵・作文・動画など自由 | 9月上旬 |
| 図書館を使った調べる学習コンクール | 図書館振興財団 | 小学生〜大人 | 調べた過程と結果の作品 | 地域コンクール経由 |
| 朝永振一郎記念「科学の芽」賞 | 筑波大学 | 小3〜高校生 | 実験・観察の研究 | 9月中旬〜下旬 |
| 自然科学観察コンクール | 毎日新聞社ほか | 小学生・中学生 | 自由研究レポート | 10/31 |
| 「算数・数学の自由研究」作品コンクール | 理数教育研究所 | 小中高 | レポート A4×10枚以内 | 年度による |
| 全国学芸科学コンクール | 旺文社 | 小中高 | 作品 | 9月下旬 |
| 全日本学生児童発明くふう展 | 発明協会ほか | 小中高 | 作品 | 9月頃 |
「調べる学習コンクール」は第29回の応募総数が127,459作品。小中学生の発表意欲は、事実上ここに集中しています。裏を返せば、それだけ受け皿が足りていないということです。
中学生になると、少しだけ増えます
| 名称 | 主催 | 対象 | 形式 |
|---|---|---|---|
| 日本学生科学賞 | 読売新聞社 | 中学生・高校生 | 研究論文 5,000〜8,000字 |
| 中高生探究コンテスト | CREATION DRIVE | 中学生・高校生 | PDF+動画補足可 |
| SDGs探究AWARDS | 未来教育推進機構 | 中学生〜社会人 | ポスター/動画/論文/新聞 自由 |
| クエストカップ | 教育と探求社 | 中高生 | プレゼン(導入校限定) |
選び方:3つの軸
軸1|その子の得意と、応募形式が合っているか
ここがいちばん大事です。書くのが得意な子と、話すのが得意な子はまったく違います。作文が苦手というだけで、良いアイデアを持っている子が応募できないケースは本当に多い。逆に、原稿を書かずに動画で話すだけなら出せる子もいます。形式から逆算して選んでください。
軸2|学校を通さず、個人で応募できるか
クエストカップやベネッセの全国探究コンテストは学校が導入していることが前提です。個人では応募できません。学校に通っていない・通いづらいお子さんの場合は、個人応募できるものに絞って探す必要があります。この記事の表では、上に挙げたもののほとんどが個人応募可能です。
軸3|締切から逆算して間に合うか
準備には最低2〜3週間かかると考えてください。締切の1ヶ月前に決めていないと、実質的に間に合いません。
締切カレンダー
図2|2026年度 主な締切
発表の場に出ると、子どもの何が変わるのか
賞を取ることが目的ではありません。変わるのは、「聞き手が誰か」が変わることによってです。
図3|家の中で話すのと、外で発表するのは別のこと
家族に話す
- すでに関係がある相手
- 前提を説明しなくても伝わる
- 「すごいね」はもう手に入っている承認
- 本人は「お母さんはそう言うけど」と思う
外の大人に発表する
- 初対面の相手
- ゼロから説明する必要がある
- 「知らない大人が本気で見た」という事実が残る
- 自己認識が変わる
知らない大人に伝えようとした瞬間、子どもは初めて「なぜ自分はこれが好きなのか」を言語化せざるを得なくなります。ここで一段深くなる子が本当に多い。

「うちの子はプレゼンなんて…」という方へ
応募を迷う理由として、いちばんよく聞くのがこれです。でも、審査で見られているのは、話し方のうまさではありません。
たとえばNIJIN教育万博の子どもプレゼンコンテストが見ているのは、次の3つです。
- 想い・熱量——なぜそれをやりたいのか。どれだけ本気か
- 伝える力——うまく話すことより、まっすぐ伝わること
- 社会への広がり——誰を、どう幸せにできるか
また、人前が苦手なお子さんの場合、予選が動画審査のものを選ぶという手があります。自宅で、撮り直しができる環境で、落ち着いて話せます。それだけでハードルは大きく下がります。
小学生が出られる、数少ないプレゼンの場
2026年11月に開催するNIJIN教育万博2026の子どもプレゼンコンテストは、小学1年生から高校3年生までが同じステージに立ちます。
- 対象:全国の小・中・高校生(学校に通っている・いないは問いません/NIJINアカデミー生でなくてもOK)
- テーマ:「社会をこう変えたい」という提案。作りたいもの、地域の困りごと、届けたい相手——なんでも構いません
- 予選:1〜2分の動画をスマホで撮って送るだけ(編集不要)
- 応募締切:2026年10月18日(日)
- 本選:11月22日(日)14:00–16:00 DMM六本木本社24F
- 伴走:ファイナリスト全員に30分の1on1。本選に向けて一緒に磨きます
- 参加費無料
審査員には、ボーダレス・ジャパン副社長、デロイト トーマツ ベンチャーサポート、フジテレビ解説委員、キヤノンマーケティングジャパンなど、社会の第一線で働く大人が並びます。
評価されて終わりではありません。あなたの提案に「一緒にやろう」と手を挙げる大人と出会い、アイデアが社会で動き出す。
予選はスマホで撮った1〜2分の動画だけ。
子どもプレゼンコンテストの詳細を見る発表の前に、日常の場が必要な場合
ここまで読んで、「発表の前に、そもそも安心して過ごせる場所がない」と感じた方もいると思います。順番としては、そちらが先です。
NIJINアカデミーは、不登校の子どものためのオンラインフリースクールです。朝のホームルームがあり、担任がいて、同じ経験をした仲間がいます。「好き」を深めるサークル活動もあり、日々の小さな発表の積み重ねが、外の場に出るための土台になっていきます。
まずは雰囲気を見ていただくところから。
NIJINアカデミーについて詳しく見るまとめ
小学生が応募できるプレゼンの場は、正直なところ多くありません。だからこそ、ひとつ見つけたら、そこに出してみる価値があります。
賞を取れなくても構いません。「知らない大人が、自分の話を本気で聞いた」という経験は、そのあと長く残ります。
締切が近いものから、ひとつだけ選んでみてください。

