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「私は、普通になりたかった」
この言葉から、せれてぃーのプレゼンは始まりました。
毎月、NIJINアカデミーの全スタッフが参加する社内プレゼン企画「プレゼンジャーニー」。今月のテーマは「私がNIJINに参画する理由」です。
登壇したせれてぃーが語ったのは、12年間、誰にも言えなかった秘密。そしてそれを、たった一言で「個性」に変えてくれた出来事でした。
この記事では、せれてぃーのプレゼン内容とNIJINでの実績をもとに、NIJINアカデミーというオルタナティブスクールが持つ力と、「コンプレックスが個性に変わる瞬間」についてお伝えします。
プロフィール|菊地世恋(せれん)さん

菊地 世恋(きくち せれん)さん
メタバース担任/企業連携マネージャー/WEB/代表マネージャー
1994年生まれ、東京都出身。法政大学を通信制課程で卒業後、小学校教諭免許取得のため別の通信制課程で学びながら、公立学校で支援員として勤務。教員採用試験合格後は、地元の小学校で算数専科や3〜6年生の担任を経験。子どもと創る教育の楽しさを感じながらも、持続可能ではない働き方や、決められた枠の中でしか挑戦できない学校教育に疑問を抱き、教員5年目で退職。教員とビジネスキャリアの両軸を担う新しい教員の働き方を体現すべく、フリーランス教師としてNIJINに参画し、現在に至る。

「通信制大学卒業が、人生の汚点だと思っていた」
せれてぃーには、長年、誰にも打ち明けられなかったことがありました。
「実は私は、12年間嘘をついてきたことがあります。それは、大学は通信制だということ。サークルの仲間にも、幼馴染にも言えませんでした」
12年間隠し続けた「人生最大のコンプレックス」
法政大学の通信制課程を卒業したこと。それを「人生で一番の汚点」だと思っていたといいます。
普通の大学に通えなかった自分を恥じ、周囲には別の大学名を言い続けた12年間。友人の前でもずっと、「普通」を演じ続けていました。
通信制=劣っている、通信制=努力していない。そんな偏見の目を、自分自身も内面化していたからこそ、語れなかったのです。

教師を目指した理由——「学力で測られない個性を認めたかった」
通信制大学を卒業後、小学校教諭免許を取得するためにさらに別の通信制課程でも学びながら、公立学校で支援員として働いたせれてぃー。教員採用試験に合格後は、地元の小学校で算数専科や3〜6年生の担任を経験しました。
教師を目指した理由は、明確でした。
「学力や教科では測れない、その子の個性を認められる場所を創りたかったから。学級運営なら、それができると思っていた」
しかし現実は、思い描いたものとは違いました。
「勝手なことをするな」——一人の教師の限界と挫折
教師として働き始めたせれてぃーは、学級の中だけでは実現できない理想を追いかけるようになります。子どもたちがやりたいことを叶えるために、外の大人を学校に呼び込もうと地域連携を始めたのです。
しかしそこで、壁にぶつかります。
「教育委員会からは『勝手なことをするな』と電話が来ました。こどもがやりたいと言っているのに、なぜ大人が止めるのか」

その閉塞感の中で、せれてぃーは学校という枠の外に目を向け始めます。そして教員5年目、退職を決意しました。

今の働き方に限界を感じている方へ。でも教育の道を諦めたくない方へ
株式会社NIJINには、元教員・学生・企業出身者など120名を超えるメンバーがいます。正社員、業務委託、インターン、ボランティアと関わり方はさまざまで、働く時間はチームで調整しながら自分でデザインできます。学校の中では「勝手なことをするな」と止められた挑戦が、ここでは仕事になります。
NIJINとの出会い——YouTubeで見た「漢字の書き順なんてどうでもいい」
そんなとき、せれてぃーはNIJINと出会います。
会社のことを調べるうちに、NIJINアカデミーを立ち上げた代表・タツローさんのYouTubeチャンネルにたどり着きました。気づけば、動画をすべて見ていたといいます。
そして、あるセリフが刺さりました。
「タツローさんがYouTubeで、『漢字の書き順なんてどうでもいい』と、堂々と言っていた。この人、私と全く同じことを言っている。私を呼んでいると思いました」
▼ その動画が、この記事の冒頭に埋め込んでいるものです:【株式会社NIJIN】代表:星野達郎(タツロー)のYouTube
「漢字の書き順なんてどうでもいい」——この一言は、学校教育が長年当たり前のように求めてきたものへの問いかけです。それよりも、その子が自分の力で社会とつながっていく力を育てることのほうが重要だ。その思想が、せれてぃーが学校の中でずっと感じていたことと重なりました。
「在宅で学級が持てる」——NIJINへの応募を決めた瞬間
先生を辞めたくなかった理由。それは、クラス担任を失いたくなかったからでした。
「NIJINでは、在宅で学級が持てると言われて、NIJINに応募した」
オンライン上でも、子どもたちと学級をつくれる。その可能性が、せれてぃーの背中を押しました。

タツローさんとの面談——12年間のコンプレックスが溶けた瞬間
NIJINへの応募後、株式会社NIJIN代表取締役社長:星野達郎(タツロー)と面談の機会がありました。せれてぃーは、ずっと隠してきた通信制大学卒業という事実を打ち明けます。
すると、タツローさんはこう言いました。
「人と違う道を行くあなたは面白い」
たったこれだけの言葉が、すべてを変えました。
「この日から私は、これまでコンプレックスだった通信制大学卒業が個性に変わりました。社会は学歴じゃないと確信できた」
12年間、「普通」になれなかった自分を恥じ続けてきた。でも、その「普通じゃない道」を選んだことが「面白い個性」だと言ってもらえた瞬間、長年抱えてきた重荷が、すっと消えていったといいます。
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NIJINで実現したこと——JR東日本との挑戦、学校ではできなかったことが形に
NIJINアカデミーに参画したせれてぃーは、学校時代には経験できなかったことを、次々と任されるようになりました。
「企業連携とかWEBとか未経験だった自分に任せてくれた。他の企業では絶対できなかった。今、学校でやりたかったことを、学校の外でできています」
その象徴的な実績が、JR東日本グループの「未来変革パートナーシッププログラム」への採択です。
採択されたのは、地域課題を首都圏の子どもたちと一緒に解決する「地域まるごと学びのキャンパス」という構想です。鉄道が大好きな子どもたちが、自分の「好き」をそのまま社会に生かすプロジェクトを展開しました。
子どもたちはEDIXなどの舞台で大人に向けて構想を発表し、SNSやYouTubeでの発信も自分たちの手で行いました。
「子どもたちが学べば学ぶほど、地域への愛着を深めていった。子どもは、大人の想像を超えていく」
現在は、オンライン上の学級で子どもたちの担任を務めるメタバース担任、企業との共創プロジェクトを企画し推進する企業連携マネージャー、サイトの制作・運用を担うWEB、そして代表まわりの業務をマネジメントする代表マネージャー。この4つの役割を、同時に担っています。
目指しているのは、「教育=学校」というイメージそのものを変えることです。

コンプレックスは、誰かが見方を変えてくれたら個性になる
せれてぃーは、この経験から得た確信をこう語りました。
「コンプレックスは、誰かが見方を変えてくれたら個性に変わる」
通信制大学を卒業したこと。それは客観的な事実として、何も変わっていません。でも「汚点」と見るか「個性」と見るかは、周囲の言葉と環境で変わります。タツローさんの一言が、12年分の呪縛を解いたように。
これは、不登校の経験を持つ子どもたちにも、そのまま当てはまることです。
せれてぃーがNIJINで実現したい世界
プレゼンの締めくくりに、せれてぃーはこう語りました。
「私はニジアカ生が、自分は不登校だったと堂々と言える世界を創りたいと思っています」
不登校だったことを「恥」ではなく、「自分の一部」として誇りを持って語れる子どもたちを育てたい。それがせれてぃーのNIJINにいる理由であり、NIJINアカデミーが目指している世界そのものです。

まとめ
「通信制大学卒業が、人生の汚点だと思っていた」——その言葉から始まったせれてぃーのプレゼンは、「自分は不登校だったと堂々と言える世界を創りたい」という宣言で終わりました。
そして、せれてぃーが今も自分に言い聞かせている言葉があります。
「挑戦しない教師は、教育者じゃない」
この言葉を胸に、NIJINで挑戦し続けています。
コンプレックスは、誰かが見方を変えてくれたら個性になる。その体験を自分が持っているからこそ、NIJINアカデミーで子どもたちの隣に立てる。12年間の秘密を抱えてきたせれてぃーだからこそ、届けられる言葉があります。
NIJINアカデミーには、そういう大人たちがいます。
NIJINアカデミーとは——「プレゼンジャーニー」が生まれる文化
「プレゼンジャーニー」は、NIJINアカデミーが毎月、全スタッフ参加で実施している社内プレゼン企画です。
プレゼンスキルの向上はもちろん、自分が今なぜここで働いているのかを言語化し、仕事を客観的に見つめ直すことを目的としています。
こうした文化が根付いているのは、NIJINアカデミーが「子どもたちに言語化・表現する力を育てたい」と本気で考えているからこそ。大人が自ら実践し、子どもに見せる——それがNIJINの流儀です。
NIJINアカデミーで働くことに興味がある方へ
「学校教育に違和感を感じてきた」「不登校の子どもたちのために何かしたい」「自分のコンプレックスを武器にしたい」。
そんな方に、NIJINアカデミーは「人と違う道を行くあなたは面白い」と言える場所です。

コンプレックスは、誰かが見方を変えてくれたら個性になる。
その体験を持っている大人が、子どもの隣に立っています。
全国どこからでもフルリモート正社員・業務委託・インターン副業・兼業OK
株式会社NIJIN/「教育から、世界を照らす」。まずは話を聞いてみるだけでも歓迎です。
公式サイト:https://nijin.co.jp/
NIJINアカデミーは、全国の小学生・中学生が通うオルタナティブスクールです。体験会では実際の授業と休み時間の様子をそのままご覧いただけます。保護者の方だけのご参加も大丈夫です。日程の確認や「まず話を聞きたい」というご相談は、公式LINEからお気軽にどうぞ。


