「社会不適合」だと思っていた不登校中学生が、企業で輝くプレゼンターになるまで――タツロー校長×STARくん対談

「社会不適合」だと思っていた不登校中学生が、企業で輝くプレゼンターになるまで|タツロー校長×STARくん対談|NIJINアカデミー

校長対談|生徒インタビュー

「社会不適合」だと思っていた不登校中学生が、企業で輝くプレゼンターになるまで――タツロー校長×STARくん対談

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「配人(廃人)になるのか、社会不適合になるのか」――将来への漠然とした不安を抱えながら家にこもっていた小学生が、たった一度のプレゼンをきっかけに、ソフトバンクやパナソニックなど10社以上で講演するほどの挑戦者に変わっていく。タツロー校長との対談で、その軌跡をたどります。

学校に合わせることができず、不登校になった子どもに、未来は開けるのでしょうか。

小学4年生から不登校になり、「配人(廃人)になるのか、社会不適合になるのか」と将来への不安を抱えていたSTARくん。きっかけとなった一度のプレゼンから、企業で講演を重ね、AIを使って自作アプリまで作る挑戦者に変わっていきました。

NIJINアカデミーのタツロー校長との対談で、STARくん自身の言葉で、その軌跡を振り返っていただきました。

この記事の要点

  • 怒鳴る教師や理不尽な指導への違和感から、小学4年生から不登校になった
  • 「配人(廃人)になるのか」という将来への漠然とした不安を、長期間抱え続けていた
  • フジテレビの社会科見学でのプレゼンが転機となり、企業での講演実績につながった
  • 発達性ディスレクシアがあり、文字を書かずにAIを使ってアプリを開発している
  • 「もっとやらなきゃ」という焦りに気づき、休むことの大切さを自分の言葉で語れるようになった
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怒鳴り声がトラウマに。学校がつらい場所になるまで

STARくんは小学1年生から4年生まで、ずっと学校に行きたくない気持ちを抱えていたといいます。「自分で考えろ」と言われて質問すると、今度は「自分で考えろ」と返される。その矛盾に、STARくんは小学生ながら違和感を覚えていました。

STARくん

「自分で考えろでわかんないことあったら質問してって言ってんのに、今度は自分で考えろって。職務放棄なんじゃないかな、と思ったりして」

先生が怒鳴ったり、威圧的な態度をとったりする場面も多く、クラスをまとめる力がない教師ほど、怒鳴ることで管理しようとしているように見えていたそうです。小学4年生のとき、特に威圧的な先生にあたったことが重なり、学校生活はもう無理だと感じて不登校になりました。

STARくん

「今でも怒鳴り声を聞くと心臓がキュッとなる。それがトラウマになっちゃって」

タツロー校長は、この経験を「職務放棄」と言語化していたことに驚きを示します。「人をまとめる力がない教師ほど、怒鳴ったり管理したりして人をまとめていく。それを小学校の頃から見抜いていた」と振り返ります。

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「配人(廃人)になるのか」将来への漠然とした不安

不登校になった直後は、学校から解放された安心感もありました。しかし、それ以上に大きかったのは、将来への漠然とした不安だったといいます。

STARくん

「配人(廃人)になるのか、社会不適合になるのか。将来大丈夫なのかな、ニートになって、ホームレスになっちゃうのかな、っていう不安がずっとありました」

勉強アプリで学び直そうとしたこともありましたが、覚えても1日で忘れてしまう。得意だった算数も、中学1年生の内容に挑戦しては全くできずに詰まってしまい、半年以上続けても身につかず、「もう無理だな」と感じたそうです。家の中に引きこもり、自分でも勉強したいと思いながら結局つまらなく感じてしまう。そんな日々が毎日続いていました。

BEFORE

怒鳴り声がトラウマに

理不尽な指導や怒鳴り声が積み重なり、学校へ行くことがつらくなっていった。

TURNING POINT

将来への不安と向き合う日々

「社会不適合」という言葉を自分に重ねながら、将来への漠然とした不安を抱え続けた。

3

合わなかったオンラインスクール、出会ったNIJINアカデミー

不登校になってから、まず別のオンラインスクールに通い始めましたが、合わずに退学することになりました。そこで、お母さまが新しい学び場を探し、見つけてくれたのがNIJINアカデミーでした。

NIJINアカデミーでの学びの様子
STARくん

「ママが別のオンラインスクールを探してくれて、NIJINアカデミーを見つけてくれて。ホームページを見た感じ、良さそうだなと思って入りました」

  1. 小学1〜4年|学校生活への違和感が積み重なる理不尽な指導や怒鳴り声が重なり、不登校になる。
  2. 不登校後|別のオンラインスクールに通う合わずに退学。将来への不安が強まる時期が続く。
  3. 小学5年|NIJINアカデミーへ入学お母さまが見つけてくれた学び場で、新しい一歩を踏み出す。
  4. 中学2年|現在企業でのプレゼンやAI開発に挑戦する日々を送る。

軽い気持ちで入学したNIJINアカデミーでしたが、その後の分岐点となったのは、入学後に参加したフジテレビの社会科見学でした。

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フジテレビでのプレゼンが、すべてを変えた

タツロー校長がSTARくんと初めてリアルで出会ったのは、2023年のフジテレビ社会科見学でのイベントでした。「ちょっとめんどくさいな、プレゼンとかやりたくないな」と思っていたSTARくんでしたが、お母さまに勧められ、やってみることにしました。

STARくん

「いざやってみたらなんだかんだすごい楽しくて。フジテレビなんて本来行けるわけないし、内部も見れるわけないのに、そこで一気に世界が広がって」

タツロー校長も、このときに確信したことがあったと振り返ります。

タツロー校長

「学校に合わない子って、半端ない何かを持っている。元々STARがディスレクシアで、平均的な子たちができるようなことはできないと聞いていたのに、ものすごく面白いワクワクするプレゼンをしてくれた」

BEFORE

めんどくさい、やりたくない

プレゼンに気が進まず、やる前は緊張で何も話せない状態だった。

AFTER

企業10社以上で講演

ソフトバンク、パナソニック、エプソンなど、数々の企業でプレゼンを重ねる挑戦者に。

プレゼンは「最強の学び方」

そこから少しずつ積極的になり、ソフトバンクやパナソニック、エプソンなど、10社以上の企業でプレゼンをする機会を重ねてきました。タツロー校長は、プレゼンという行為そのものが学びになると語ります。

企業でプレゼンをするSTARくん
タツロー校長

「息を吸うためには、最初に吐くじゃないですか。プレゼンって、吐く行為だと思うんです。アウトプットするために、結局学ばないといけなくなる」

人口増加について発表するなら、その原因まで調べて理解しないと、聞く人に分かりやすい形にまとめられない。STARくんはプレゼンを通じて、国語的な力も、社会的な力も、数学的な見方や考え方も、自然と身につけていきました。

5

文字を書かずに、AIでアプリをつくる

STARくんには発達性ディスレクシアがあり、読むことはできるようになったものの、書くことはほとんどありません。ここ1年、まともに手で書いた記憶がなく、すべてキーボード入力や音声入力で済ませているといいます。

今、力を入れているのは、AIを使ったアプリ開発です。Claude Codeを使い、自分で習慣記録アプリを自作しました。開発の工夫を、STARくんはこう説明します。

STARくんが自作した習慣記録アプリ

ChatGPTで整理

抽象的になりがちな自分の説明を、まずチャットGPTにまとめてもらう。

Claude Codeで開発

整理されたプロンプトをクロードコードに投げて、アプリを組み立てる。

Geminiで最適化

処理が重くなる課題をジェミニに相談し、負荷を減らす工夫を学ぶ。

STARくん

「1秒ごとにSSDへ書き込んでいて負荷がかかっていたので、メモリに情報をためて5分ごとに書き込むようにしたら、1日に数万回あった書き込みがすごく少なくなりました」

実際に動くシステムにするまで、細かな修正を重ねて約1ヶ月かかったといいます。タツロー校長は「私も全く同じことをしている」と驚き、ChatGPT・Claude Code・Geminiそれぞれの得意分野を役割分担して使う発想に、学ぶ姿勢を見せます。

6

「焦らなくて大丈夫だよ」休むことに気づくまで

プレゼンやAI開発に打ち込む一方で、STARくんは「もっとやらなきゃ」という焦りも抱えていました。1日に取り組む時間は平均1時間半ほど。それ以上できないことに、自分を甘えていると感じてしまうこともあったといいます。

STARくん

「成長期でなかなか体が重いように動かない。本当はできないからしょうがないんでしょうけど、どうしても自分が甘えてるんじゃないかなって思ってしまう」

それでもSTARくんは、同じように悩む誰かへ、自分の言葉でメッセージを贈ります。

STARくん

「もし成長期でなかなかできずに悩んでる子がいたら、焦らなくて大丈夫だよ。自分」

好きなことは、小さく始めて次々につながっていく

最初はVtuberへの興味から始まり、動画編集、株、Python、ChatGPT、Claude Codeへと、興味は次々につながっていきました。STARくんは「1日10分、20分でいい。好きなことをちょっとでもやると、脳が楽しいと感じて、そこから自然と広がっていく」と語ります。

将来はBlenderやMCP、画像から3Dモデルを生成する技術を組み合わせ、ゲームや現実の造形にも活かしたいという夢を語ってくれました。STARくんが見せてくれたのは、不安を抱えながらも、自分のペースで少しずつ前に進んでいく姿でした。

MOVIE

動画で見る:タツロー校長×STARくん対談

怒鳴り声がトラウマになった不登校時代から、企業でのプレゼン、AIを使ったアプリ開発まで。STARくんご本人の言葉で語られる対談の全編を、動画でご覧いただけます。

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