入院中の小学4年生も学びを止めない|オンラインフリースクールでレモネードスタンドの夢を叶えるまで

入院中の小学4年生も学びを止めない|小児がんとレモネードスタンドで見る、オンラインフリースクールの役割
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入院中の小学4年生も学びを止めない|小児がんとレモネードスタンドで見る、オンラインフリースクールの役割

レモネードスタンド「りょっぴのれもねーどやさん」の看板の前で、レモネードを差し出して笑うりょっぴ
りょっぴ
PROFILE

りょっぴ(小学4年生)

在籍
NIJINアカデミー
好きなこと
スノーボード(目標は「日本一」)
今の挑戦
レモネードスタンド「りょっぴのれもねーどやさん」の運営

りょっぴの挑戦ストーリー

ここからは、NIJINアカデミーに通う小学4年生・りょっぴの歩みを、時系列で紹介します。

  1. 4歳|スノーボードとの出会いスノーボードの平野選手への憧れから競技を開始。目標は「日本一になること」。雪の季節は毎週のように雪山へ通い、シーズンオフも体づくりを続けるほどの打ち込みようでした。
  2. 昨年12月|入院生活が始まる病気が見つかり、そのまま入院生活がスタート。雪山にも学校にも行けなくなり、夢への道は一度途切れたように見えました。長い入院生活は、本人にとっても家族にとっても、先の見えない不安の大きい時間だったといいます。
  3. 入院中|病室からオンラインスクールへNIJINアカデミーの星野達郎校長から「入院中でも仲間と学べる場所がある」と教わり、病室のベッドからオンライン授業に参加を始めました。画面越しでも仲間とつながれる環境が、りょっぴにとって学びを再開するきっかけになりました。修学旅行やキャンプの企画を提案するなど、受け身ではなく自ら動く姿を見せています。
  4. 今年4月|レモネードスタンドを体験小児がん支援のイベントに参加し、初めてレモネードスタンドを体験。「一杯ください」という声を何度も受け取り、売上が小児がんの研究への寄付になることを知りました。自分の手渡したレモネードが、誰かの役に立つという実感が大きな転機になりました。
  5. 9月13日|自分のお店をオープン地元で「りょっぴのれもねーどやさん」がオープン。レモネード1杯100円、レジはなく「100円から」の募金箱が置かれています。
りょっぴ
りょっぴの言葉

「僕にも、人のために何かできることがある」

レモネードスタンドをご存じでしょうか。小児がんの子どもたちを支えるために、一杯のレモネードを売る活動です。日本では2016年から広がり始め、2024年には全国24都府県43か所で開催されました。NIJINアカデミーの生徒で小学4年生のりょっぴは、入院生活の中でこの活動と出会い、2026年9月13日、自分のレモネード屋さんを開きます。

この記事では、りょっぴの挑戦のストーリーとあわせて、小児がんの公式統計、レモネードスタンド活動のデータ、そして入院中でも学びを止めないためにオンラインフリースクールが果たせる役割を、公的機関の情報をもとに整理します。

結論:この記事でわかること
  • 小児がんは年間約2,500人——0〜14歳の子どもが1年間に診断される数(国立がん研究センター)
  • 5〜9歳の死因1位は悪性新生物(がん)——全死因の24.4%を占めます(厚生労働省 人口動態統計)
  • レモネードスタンドは2000年、アメリカの4歳の女の子から始まった活動で、日本では2016年から広がっています
  • りょっぴは入院中もオンラインで学びを継続し、レモネードスタンドとの出会いから「人のためにできること」に気づきました
  • NIJINアカデミーは自宅・病室からでも少人数クラスに参加できるオンラインフリースクールです
Before

スノーボードの夢が、入院で止まってしまった

病室のベッドで過ごすりょっぴ

4歳から夢見た「日本一」スノーボードの平野選手に憧れ、4歳から競技を始めたりょっぴ。目標は「日本一になること」。雪の季節は毎週のように雪山へ通っていました。

昨年12月、突然の入院病気が見つかり、そのまま入院生活がスタート。雪山にも学校にも行けなくなり、夢への道が一度途切れてしまったように感じていました。

After

オンラインで学びを再開し、「人のために動く子」になった

レモネードスタンドで活動するりょっぴ

病室からNIJINアカデミーへ星野達郎校長の声かけで、病室のベッドからオンライン授業に参加を開始。今では修学旅行やキャンプの企画を自ら提案するなど、受け身ではなく自分から動く姿を見せています。

算数が苦手な子が、自分の店の原価計算を4月にレモネードスタンドを体験し「自分にも人のためにできることがある」と実感。9月13日、自分のお店をオープンし、苦手だった算数で原価計算にも挑戦しています。

算数が苦手だった子が、原価計算をはじめた理由

あんなに算数が苦手だった小学4年生のりょっぴが、いまは自分でレモネード1杯の原価を計算しています。「どうすれば、もっと寄付できるかな」と真剣に考えているのです。

教科書の中の計算問題では手が止まってしまっても、「自分が売るレモネードの値段」という、目的がはっきりした計算には自然と向き合えることがあります。誰かのために役立てたいという気持ちが、学びへのハードルを下げているのです。

つまり勉強は、テストの点数のためだけのものではありません。誰かのために役立てたいと思った瞬間、子どもは自分から学び始めます。NIJINアカデミーが大切にしているのは、この瞬間です。

紙に表を書きながら、鉛筆でレモネード1杯の原価を計算する小学4年生の男の子

動画で見る:りょっぴのプレゼン

ここまでのお話は、担任がプレゼンにまとめました。約2分半の動画です。

レモネードスタンドとは|小児がん支援の活動

レモネードスタンドは、小児がんと闘っていたアメリカの少女が、自宅の庭でレモネードを売り始めたことがきっかけで生まれた活動です。彼女は1歳になる前に小児がんの一種である神経芽腫と診断され、幼いころから長い治療生活を送っていました。それでも「自分と同じ病気の子どもたちのために、治療法を見つける研究を応援したい」という思いから、4歳のときに自宅の庭で最初のレモネードスタンドを開きます。

この活動はメディアに取り上げられて全米に広がり、彼女の名前を冠した財団が設立されました。彼女自身は8歳でこの世を去りましたが、その意志は今も世界各地に引き継がれ、レモネードスタンドは「子どもが、子どものために動く」チャリティ活動の象徴として知られています。

日本でも、学校の文化祭や地域のお祭り、企業のイベントなどでレモネードスタンドが開かれるようになり、集まった寄付は小児がんの研究支援に活用されています。特別な資格や大きな元手がなくても、机ひとつとレモネード、そして「誰かの力になりたい」という気持ちがあれば始められる点も、この活動が世界中に広がった理由のひとつです。

公式データで見る
レモネードスタンド活動の広がり(日本)
2016年
日本での活動開始

レモネードスタンド普及協会が活動を開始

24都府県
2024年の開催地域

「全国一斉レモネードスタンド2024」の実施範囲

43か所
2024年の開催数

各地の賛同団体による同時開催

寄付金は特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ(JCCG)に全額寄付され、小児がんの研究と治療に役立てられています。

小児がん支援のレモネードスタンドで、お客さんにレモネードを手渡す男の子
オンラインフリースクールNIJINアカデミーで学ぶ子ども
入院中・不登校でも、学びを止めない選択肢を

りょっぴのように、自宅や病室からオンラインで学べる環境があります。まずは無料の体験会でご覧ください。

【公式統計】小児がんという病気について知る

小児がんは、大人のがんとは種類や特徴が大きく異なります。国立がん研究センターの公式統計から、まず全体像を確認します。

約2,500人
年間の診断数

0〜14歳の子どものうち、1年間に小児がんと診断される人数

24.4%
5〜9歳の死因1位

悪性新生物(がん)が占める割合。1〜4歳では死因2位(10.3%)

87.9%
白血病の5年生存率

小児がんで最も多い白血病の実測生存率(院内がん登録集計)

小児がんの種類と5年生存率

小児がんは、白血病や脳腫瘍が多く、リンパ腫・神経芽腫・軟部腫瘍・胚細胞腫瘍などが続きます。近年は化学療法や放射線療法の進歩により、種類によっては高い生存率が報告されています。

下表の「実測5年生存率」は、診断から5年後に生存していた割合をそのまま示した数値です。一方「相対5年生存率」は、同性・同年代の一般的な生存率で補正した数値で、がん以外の要因による死亡の影響を取り除いています。2つの数値が近いほど、その年代では小児がん以外の死亡リスクが小さいことを意味します。

がんの種類実測5年生存率相対5年生存率
白血病87.9%88.0%
リンパ腫90.6%90.7%
脳腫瘍74.5%74.6%
神経芽腫78.5%78.6%
胚細胞腫瘍96.5%96.6%

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「小児がんの患者数(がん統計)」(がん診療拠点病院等院内がん登録生存率集計報告書 2013-2014年、厚生労働省「令和5年人口動態統計」より作成)

小児がんは治療技術の進歩により多くの種類で高い生存率が報告される一方、治療は長期に及び、入院中の学びの継続や、治療後の学校生活への復帰支援が大きな課題になっています。

入院中・不登校の子どもの学びを支える、NIJINアカデミーの専任サポート

りょっぴのように、入院や治療、不登校などで学校に通いづらい期間があっても、NIJINアカデミーでは自宅や病室からオンラインで学びと交流を続けられます。1人の子どもに1人のスタッフがつく専任サポートでは、無理のないペースで学びを再開できます。

大切にしているのは、体調や気持ちの波に合わせて参加できることです。授業に出られる日もあれば、話を聞くだけの日、画面をオフにしたまま参加する日があってもかまいません。「毎日決まった時間に、決まった形で参加しなければならない」という前提を外すことで、学校に通いづらい状況にある子どもたちも、自分のペースで学びとのつながりを保つことができます。

対象
小学1年生〜中学3年生
参加方法
自宅・病室からメタバース校舎へ。平日開校
サポート
専任サポート(1対1)/少人数クラス(8〜10人制)
出席認定
希望者の97%が在籍校で出席扱いを取得(実績)
在籍数
900名超

よくある質問

レモネードスタンドの寄付はどこに使われますか?
日本のレモネードスタンド活動で集まった寄付金は、特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ(JCCG)などの研究団体に届けられ、小児がんの研究や治療の支援に役立てられています。
小児がんは日本で年間どのくらいの子どもが診断されますか?
国立がん研究センターの統計では、0〜14歳の子どものうち1年間に約2,500人が小児がんと診断されています。男子は女子よりやや多く、0〜4歳の年齢層で割合が高い傾向があります。
入院中の子どもでもNIJINアカデミーに参加できますか?
はい。りょっぴのように、病室からノートパソコンやタブレットでオンライン授業に参加している生徒がいます。体調やペースに合わせて、専任サポートなど参加方法を相談できます。
オンラインでの学習は学校の出席として扱われますか?
最終的な出席の判断は在籍校が行います。NIJINアカデミーでは、希望した生徒の97%が出席認定を得ている実績があり、学校との連携方法についても相談できます。
レモネードスタンドは誰でも開催できますか?
はい。日本国内でも学校や地域のお祭り、企業のイベントなど、さまざまな立場の人がレモネードスタンドを開催しています。決まった資格は不要で、テーブルとレモネード、そして活動趣旨への理解があれば参加できます。
オンラインフリースクールNIJINアカデミーで学ぶ子ども
メタバース校舎の授業を、無料体験会でのぞいてみませんか
在籍900名超出席認定 希望者の97%少人数8〜10人制

保護者の方だけのご参加も大丈夫です

参考情報:国立がん研究センター「小児がんの患者数(がん統計)」/レモネードスタンドジャパン「レモネードスタンド活動とは」/レモネードスタンド普及協会/JCCGレモネードスタンド活動ステーション(2026年9月確認)

入院中でも学びを止めない選択肢があること、そしてその学びが「誰かのために動く」という一歩につながることを、りょっぴの姿は教えてくれます。同じように学校に通いづらい状況にあるご家庭にとって、この記事が一つの選択肢を知るきっかけになれば幸いです。

本ページはNIJINアカデミーが編集しています。統計データは出典元の更新により変動する場合があります。最新の数値は各公式サイトでご確認ください。