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学校を休むとゲームばかり…「甘え」でも「依存」でもない、行き渋りとゲームの関係

学校を休んでいる間、我が子がゲームばかりしている——そんな姿を見て「甘えているのでは」「ゲーム依存になったのでは」と不安になっていませんか。実は多くの場合、ゲームは現実逃避ではなく、数少ない「自分でコントロールできる安心な場所」になっています。取り上げれば解決するわけではありません。
この記事でわかること
  • 行き渋りの子がゲームに向かう本当の理由
  • 「依存」と「安心できる居場所」の違いの見分け方
  • 保健室登校の子にもよくある傾向
  • 親がやりがちなNG対応
  • 家庭でできる関わり方
  • ゲームから広がる「好き」を伸ばす視点
  • 医療・相談の目安
  • 選べる学びとNIJINアカデミー

行き渋りの子がゲームに向かう本当の理由

学校に行きづらくなった子どもがゲームに没頭するのには理由があります。学校という場所では、授業も友達関係も予定も、多くのことが自分の意思でコントロールできません。ゲームは、自分の思い通りに進められる数少ない場所です。失敗しても自分のペースでやり直せる、結果がすぐに分かる、仲間とオンラインでつながれる——学校で失われがちな「自分で選べる感覚」を、ゲームの中で取り戻していることが多いのです。

特に行き渋りが始まったばかりの時期は、気持ちが大きく消耗しています。ゲームに没頭する時間は、次の一歩を踏み出すための練習になっていることも少なくありません。

「依存」と「安心できる居場所」の違い

すべてのゲーム時間が心配なわけではありません。見分けるポイントは、ゲームをしている時の表情や会話の様子です。楽しそうに友達の話をしたり、工夫したことを話してくれたりする場合は、次の一歩を踏み出すための練習であることが多いといえます。一方で、常にイライラしている、睡眠や食事が大きく崩れている、ゲーム以外のことに一切関心を示さない場合は、専門家に相談することも検討しましょう。

ここが大切

「ゲームをやめさせれば学校に行くようになる」という考え方は、多くの場合うまくいきません。ゲームは原因ではなく、行き渋りという苦しさの中で見つけた対処法であることがほとんどです。まずは「今、心を守っている最中なんだ」という見方に切り替えることが大切です。

保健室登校の子にもよくある傾向

教室には入れないけれど保健室になら行ける、という子どもも少なくありません。保健室登校は「あと少しで教室に戻れる」段階ではなく、すでに本人が精一杯踏ん張っているサインであることが多いといえます。そうした状態のときほど、放課後や休日にゲームで気持ちを立て直していることがあります。「保健室には行けたのにゲームばかりして」と責めるのではなく、両方とも本人なりに頑張っている証だと捉えることが大切です。

親がやりがちなNG対応

「ゲームばかりしているから学校に行けないんでしょ」とゲームを取り上げる、時間を突然制限する、罪悪感を刺激する言葉をかける——こうした対応は、唯一の安心できる居場所を奪うことになり、かえって心を閉ざしてしまうことがあります。

1. 時間を頭ごなしに制限せず、一緒にルールを決める

一方的な制限ではなく、「何時まで」「何をしたら休憩する」など、本人と話し合いながら決めたルールの方が守られやすく、自己決定の感覚も育ちます。

2. 好きなことを否定せず、興味を聞いてみる

「そのゲーム、どんなところが面白いの?」と関心を持って聞くことで、会話のきっかけが生まれ、本人も自分の世界を認められた安心感を得られます。

3. 保健室登校や小さな一歩を「頑張れた」と認める

教室には入れなくても保健室になら行けた、少しの時間だけ顔を出せた——そうした小さな一歩を、結果ではなくプロセスとして認めることが、次の行動につながります。

ゲームから広がる「好き」を伸ばす視点

ゲームに熱中する時間は、単なる暇つぶしではなく、調べる力・工夫する力・仲間と協力する力を育てている時間でもあります。攻略法を自分で調べる、動画で発信する、友達と役割分担して遊ぶ——こうした経験は、学びの土台となる力につながっていきます。「ゲームだから意味がない」と切り捨てず、そこにある工夫や挑戦に目を向けてみましょう。

きょうだいがいる家庭では、「あの子ばかりゲームをして」と周囲の目が気になることもあるかもしれません。しかし、比較することは本人の自己肯定感をさらに下げてしまいます。それぞれのペースや状況が違うことを、家族全体で共有しておくことも大切です。

医療・相談の目安

睡眠や食事のリズムが大きく崩れている、暴言や暴力を伴う、家族との会話が完全になくなっているなど、生活全体に深刻な影響が出ている場合は、ネット・ゲーム依存の専門外来やスクールカウンセラーへの相談も選択肢です。「ゲーム=悪」と決めつけず、専門家と一緒に背景を見極めることが大切です。

NIJINアカデミーの生徒インタビューにも、クラスの雰囲気になじめず保健室登校を経てマインクラフトの世界に居場所を見つけた小学6年生のエピソードがあります。「クラスがいつもざわざわしていて、喧嘩も多かった」という環境の中で行き渋りが始まったこの生徒は、マイクラでの建築や企業とのコラボ企画を通じて、「自分主体で学び、仲間と一緒に成長していく」感覚を取り戻していったといいます。

選べる学びとNIJINアカデミー

好きなことに夢中になれる力は、そのまま学びや将来につながる力でもあります。ゲームやものづくりへの熱中を「遊び」で終わらせず、学びの入口として生かせる環境を選ぶことも一つの方法です。

NIJINアカデミーの場合

NIJINアカデミーでは、プログラミングやゲーム制作など「好き」を入り口にした学びの機会が豊富にあります。顔出し不要で参加できるバーチャル校舎もあり、「待ってくれる」「責めない」仲間や担任との関わりの中で、少しずつ自分から発信できるようになる生徒も多くいます。タツロー校長自身も元小学校教員として、学校では本来の姿を出せない子どもたちと数多く向き合ってきました。

よくある質問(Q&A)

ゲームの時間を完全に禁止すべきですか?
完全な禁止は、唯一の安心な居場所を奪うことになりかねません。まずは本人と話し合いながら、無理のない範囲でルールを一緒に決めることをおすすめします。
保健室登校はいつまで様子を見ていいですか?
保健室になら行けているのは、まだ頑張ろうとしているサインでもあります。無理に教室へ戻すことを急がず、本人のペースを尊重しながら、必要に応じて学校以外の学びの場も選択肢に入れてみましょう。
ゲーム依存かどうか、家庭で判断できますか?
生活リズムや会話の様子から気づけることもありますが、判断が難しい場合は、スクールカウンセラーやネット・ゲーム依存の専門外来に相談することをおすすめします。

まとめ

行き渋りの子がゲームに向かうのは、多くの場合「甘え」でも「依存」でもなく、自分でコントロールできる安心な居場所を求めている結果です。取り上げるのではなく、好きなことへの興味を認め、一緒にルールを考えることが、次の一歩につながります。生活全体に深刻な影響が出ている場合は、専門家への相談も検討しましょう。

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