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広島で見つけた、あの子だけの一歩。ー不登校の小中学生、修学旅行へー

広島修学旅行で見つけた、あの子だけの一歩|NIJINアカデミー
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NIJINアカデミー

広島で見つけた、
あの子だけの一歩。

原爆ドーム、平和記念公園、厳島神社。
新幹線も、はじめましての友達も、ぜんぶ「自分で選んだ」3日間の記録です。

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「行きたい」が、いちばんの理由でした。

今年の修学旅行は、子どもたち自身が話し合いを重ねて行き先を「広島」に決めました。誰かに行かされたわけじゃない。会いたい友達がいる、行ってみたい場所がある——それぞれの「行きたい」が積み重なって、この旅は始まりました。

新幹線に一人で乗ること。親と離れて過ごすこと。はじめて顔を合わせる仲間と温泉に入ること。一つひとつは小さな一歩でも、その子にとっては紛れもなく大きな挑戦でした。今号では、保護者の皆さまからいただいたアンケートと、帰宅後の事後プレゼンの様子をもとに、子どもたちの成長の記録をお届けします。

広島駅に集合した子どもたち

広島での3日間

初日は新幹線での移動から始まりました。山あいに住んでいる子にとっては、一人で公共交通機関を使って都市部まで移動すること自体が、ちょっとした大冒険。広島に着いてメンバーと合流すると、緊張した顔の子も、もう仲間との時間を楽しみ始めている子も、それぞれのペースで旅のスイッチを入れていました。

原爆ドーム・平和記念公園
厳島神社

平和記念公園では、ガイドの方の説明をじっと聞き入る姿が印象的でした。物心ついたころから世界の緊張をニュースで見てきた世代だからこそ、戦争や平和を「自分ごと」として考えるきっかけになったようです。厳島神社では歴史の背景に興味を持つ子もいて、「もう少し調べてみたかった」という声も。

いちばん楽しかったのは、
ホテルの部屋でみんなで集まった時間。

自主研修で訪れた水族館を満喫したり、夜は同年代の友達と一緒に眠ったり。広島での時間は、観光以上に「友達と過ごす時間そのもの」が、子どもたちの心に残ったようです。

ホテルでの集合写真・自主研修の様子
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保護者の声から

修学旅行を終えたお子さんの変化について、保護者の皆さまから温かいメッセージをいただきました。一人ひとり挑戦の形は違うけれど、どの声にも「自分で選び、自分のペースで乗り越えた」姿が表れています。

保護者の声 ①

「ニジアカに入学をしたのは、6年生になってすぐの4月。それまでの5年生の一年間は、全く行かない期間や、母子保健室登校を繰り返しながら、親子で色々な話をしながら涙を流したりしながら日々を乗り越えた1年間でした。」

「ニジアカに入学し、自分をそのまんま出してもいい場所に出会えて、授業やクラス会議での言葉のアウトプット、アイコンやスライドでの自己表現。こんなにもこの子の中には、いろんな気持ちや、表現したい笑いが溢れていたのかと驚かされる日々でした。」

「修学旅行ミーティングは、事前準備なども意欲的に取り組み、話した内容なども嬉しそうに報告してくれました。本人の中では、ニジアカの修学旅行は、大きな勇気を出したチャレンジというよりは、行きたい気持ちが大きくて、自然と参加できたものだったように思います。」

「広島で修学旅行メンバーに合流したあとも、私と離れる際もスッと行ってしまいこちらが心配するほどに、心配しなくてもいいのかも?と思えました。」

「途中、タツロー校長が来られたとのことで、私もご挨拶に行きたいなとLINEしたところ、『僕だけの特権だから』と断られました。親のいない自分だけの世界を楽しみたいんだと感じ、成長を感じました。」

「ハイジ先生から修学旅行中、最初表情が固かったと聞いたときは、楽しかったといいつつも、本人なりの緊張もあったんだなと思いました。1番楽しかったのは、ホテルの部屋でみんなで集まったことだそうです。」

「会いたい仲間が全国にいるなんて、素晴らしいことだねと話しています。ニジアカに出会えて、今回修学旅行に参加して、本当によかったです。自信をつけたように思います。今後の成長が楽しみです!ハイジ先生、タツロー校長、サッチー先生、ありがとうございます。」

保護者の声 ②

「今回の修学旅行に行く事にしたのは、ニジン入学後、すぐ意気投合した友達に会いたい気持ちと修学旅行への憧れがキッカケだったと思います。人見知りな面や家族と離れることに対して普段から怖がる面がありますが、それを上回ったようです。」

「少し年上の男の子達にも一緒に温泉に入ったりと持ち前の行動力が発揮出来ていたようです。行く前の1番の心配は、親も本人にとっても、新幹線に1人で乗車することでしたが、先生にもサポートしていただき、やり遂げることが出来て今後の自信につながったのではないでしょうか。」

「原爆ドームでは相当ショックを受けた様子で、改めて家族への愛情や普段の当たり前の有り難さを確認する機会となったようでした。ツアーで説明を受けながらまわれた事で腹落ち出来たのではないでしょうか?」

「自らが決めた事を実行する、楽しみながら乗り越えて行く、それを経験出来たのが良かったと思います。」

保護者の声 ③

「出発前の話し合いに参加するために、旅行ガイドなどを読んで行きたいところを調べたり、Canvaでスライドを作ったりと頑張っていました。」

「行き先が広島で、原爆ドームなどは怖がるかと思ったのですが、戦争がなくなってほしいと改めて感じたり、なくすにはどうすればいいのか考える良いきっかけになったようです。平和公園では、ガイドの方の説明をよく聞いていました。」

「年齢的に、物心ついた頃にロシアとウクライナの戦争が始まり、最近はアメリカとイランの戦争も始まって、戦争の気配を比較的身近に感じる世代なのかもしれません。」

「自主研修で行った水族館なども楽しんでいましたし、同年代のお友達もできて最後の夜は一緒に寝たりと交友を深めていました。帰った後もお互いにお手紙を書くようです。」

保護者の声 ④

「一番最初の修学旅行プレゼンは親に促されて仕方なく(?)見ていましたが、広島に決まり、会議を重ね近づくにつれ、楽しみな気持ちが増していったようでした。」

「広島での初日には来年の修学旅行では提案をしようかなと言いだし、帰宅後はその日のうちに動画を作って旅をまとめていました。」

「現地でもホテル以外では基本的にお友達と過ごし、親と離れて行動できたのが良かったです(学校の行事に同行しても、私の横にぴったりついているので)」

保護者の声 ⑤

「参加前は最高学年らしからぬ様子で心配でしたが参加してみるとしっかり頑張っていたと思います。中学生になったので基本的に親が口出しをしない、今回は集合・解散場所への送迎のみと決めていましたが、準備なども自分で行っていました。」

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修学旅行 事後プレゼン

帰宅後には、それぞれが旅の思い出をまとめた「事後プレゼン」を行いました。

「修学旅行プレゼンでは、自分なりにもう少しできたはず……と終わってすぐに自ら振り返っていました。これまでプレゼンをする機会はお陰様でたくさんあったけれど、競うことはなかったこともあり、改めて人に伝えること、自分自身のプレゼンと向き合う機会になったと思います。」

当日の様子は、下記のリンクからご覧いただけます。

▶ 事後プレゼンを見る

今回の修学旅行で何より印象的だったのは、誰一人「行かせられた」わけではなく、それぞれが自分の意思で「行く」ことを選び、自分のペースでその挑戦に向き合っていたことです。新幹線に一人で乗ること、親と離れて過ごすこと、初めて会う仲間と過ごすこと——挑戦の大きさは一人ひとり違うけれど、どの子も自分の物語の主人公として、この旅を生き抜きました。

修学旅行を経て、子どもたちはまた次に会える日を楽しみに、それぞれの日常へと帰っていきました。今後の成長も、楽しみにしています。