「うちの子、学校に行けていないけど、このままでいいのだろうか」
そんな不安を抱きながら、毎日を過ごしている保護者の方へ。今日は、そんな気持ちをそっと溶かしてくれるような、ワクワクするニュースをお届けします。
2026年5月、NIJINアカデミーに山梨県初となるリアル校「山梨甲府校」が開校しました。メタバース校舎でのオンライン授業にとどまらず、地域の豊かな資源と結びついた”ハイブリッドな学び”が、いよいよ山梨の地でもはじまります。
そして、この開校の背景には、一人の子どもの体験が大きな力を与えてくれました。NIJINアカデミー在校生・Keiまるが、日本最大の教育イノベーション展示会「EDIX(東京)」の大舞台に立ち、自分の言葉で語ったプレゼンテーションの物語です。
かつて学校で発表に消極的だった子が、なぜあの舞台に立てたのか。そしてなぜ、山梨甲府校が不登校の子どもたちにとって「新しい希望」になり得るのか。今日はその全てをお話しします。

① 山梨から始まった、大きな挑戦 ―― アクセラレーションプログラムへの採択
NIJINアカデミーを運営する株式会社NIJINは、山梨県が主催する「山梨アクセラレーションプログラム」に採択されました。このプログラムは、地域の課題をスタートアップの力で解決することを目指す、山梨県を代表するイノベーション支援の仕組みです。
採択テーマは、「山梨の地域資源を活かしたハイブリッド型の学びの場づくり」。
NIJINアカデミーが全国に提供してきたメタバース校舎でのオンライン教育の強みは、「好教育を持ち運び可能にする」という点にあります。全国36以上の都道府県から700名を超える子どもたちが、インターネットと一台のパソコンを通じて、学校と同等以上の学びを実現してきました。
その強みを「山梨の地域のリアルな場」と掛け合わせたとき、どんな未来が生まれるのか。行政・企業・地域と連携しながら、その可能性を模索するプロジェクトがスタートしました。
山梨県のスタートアップ支援拠点「チノバ(CHINOVA)」や山梨県立青少年センターの協力のもと、リアルとオンラインが融合した学びの形が少しずつ、形になっていきました。
② Keiまるたちの「視察」が教えてくれたこと ―― チノバ・青少年センターへの体験訪問
プログラムが進む中で、ある大切な出来事がありました。
NIJINアカデミー在校生のKeiまるを中心とした6名の生徒たちが、実際に山梨を訪れたのです。行き先は、チノバ(山梨県立スタートアップ支援センター)と山梨県立青少年センター。普段はメタバース校舎の中でアバターを通じて交流している仲間たちが、初めてリアルな空間に集まりました。
その日、子どもたちが体験したことは、本当に多彩でした。
まず、普段メタバース空間でやっている授業を、今度はチノバのリアルな施設の中で受けてみました。画面の中の学びが「リアルの空間」に飛び出したとき、子どもたちの目は輝きました。オンラインでつながっていた仲間の声が、同じ部屋に響く。それだけで、学びの質感はまるで変わります。

さらに印象的だったのは、チノバでドローンの研究・開発に取り組む起業家との出会いでした。子どもたちはその研究者に話を聞き、「どうしてドローンを作っているの?」「将来はどんなことに使えるの?」と、次々と質問を投げかけました。画面の向こうの世界でなく、目の前にいる「本物の大人の挑戦者」と向き合う体験。それは、メタバース校舎だけでは生まれにくい、地域ならではの宝物です。
この日のことを振り返って、NIJINアカデミー連携担当の伊佐はこう言います。「パソコン一台を持って、オンラインとリアルをハイブリッドで融合した学びの場がつくれると改めて実感した日でした。子どもたちの目の輝きが、その答えでした」。
この視察の体験と、青少年センター・依田さん(ヨーダ先生)を中心とするスタッフの皆さんとの連携が、「山梨甲府校開校」という大きな決断を後押ししました。
③ EDIXの大舞台へ ―― Keiまる、自分の言葉で語る
視察から帰ったKeiまるに、あるオファーが届きました。
「日本最大の教育イノベーション展示会 EDIX(東京)で、自分の体験をプレゼンしてみないか」。
正直に言えば、それは誰もが「まさか」と思うような挑戦でした。Keiまるはつい最近まで、NIJINアカデミーのメタバース校舎の中でも、発表の場に立つことはほとんどありませんでした。学校でも、積極的に人前で話す子ではなかった。
なのになぜ、今回は違ったのか。
その答えは、Keiまる自身の言葉にありました。「行ったことないところに行ってみたい。新しいことを体験してみたい」。純粋な好奇心。それだけが、背中を押した力でした。
本番直前、Keiまるはヨーダ先生(依田先生)を自ら呼んで「練習したほうがいいかな」とリハーサルを繰り返しました。周りが「まさかそこまでやるとは」と驚くほどの、自発的な準備。それは、体験から生まれた「伝えたい」という気持ちが本物だったからでしょう。
EDIXの会場に集まっていたのは、教育関係者、企業担当者、行政の方々。そんな大舞台で、Keiまるは堂々と登壇しました。

プレゼンテーションの内容は、自分がNIJINアカデミーで学ぶ環境についての話でした。メタバース校舎でどんな授業を受けているのか。山梨に行って何を感じたのか。「今では当たり前になっている学び方が、同じように悩んでいる子どもや保護者にとって、希望になるかもしれない」——そんな思いが、言葉一つひとつに込められていました。
会場に集まった大人たちは、その姿に静かに聴き入りました。学校という環境が合わなかった子どもが、自分の体験を言葉にして、誰かの未来のために語りかける。その光景こそが、NIJINアカデミーが実現したいことの「生きた証明」でした。
④ ついに開校! NIJINアカデミー山梨甲府校の「ここが新しい」
Keiまるたちの体験と、山梨県・青少年センターとの連携が実を結び、2026年5月、「NIJINアカデミー山梨甲府校」がいよいよ開校しました。
山梨県では初となるNIJINアカデミーのリアル校。その拠点となるのは、山梨県立青少年センター(甲府市和戸町)です。教室長を務めるのは、視察時からともに歩んできた依田光弘先生(通称・ヨーダ先生)。
山梨甲府校の3つの「新しさ」
① オンラインとリアルを自由に行き来する「ハイブリッド通学」
NIJINアカデミーの学びの核心は、メタバース校舎でのオンライン授業にあります。全国の仲間とアバターを通じてつながり、一流の教師による対話的な授業を受けながら、心理的安全性の高い環境で自分のペースで学べる。その学びの質はそのままに、山梨甲府校では週1日(毎週木曜日、10:00〜15:00)、リアルな場での体験が加わります。家を出て、地域とつながる。その一歩が、子どもたちの世界を広げる扉になります。
② 地域の豊かな資源が、学びのフィールドになる
青少年センターの敷地内には、テニスコートや天然芝の運動場があります。さらに同一敷地内には山梨県立スタートアップ支援センターがあり、3Dプリンターを使った工作体験も。近隣の県立愛宕山こどもの国への課外授業、県立パラスポーツセンターでのパラスポーツ体験、そして県立八ヶ岳少年自然の家での野外活動と、山梨の自然・産業・人が織りなす豊かな体験が、子どもたちの学びのフィールドになります。
③ 行政・地域企業との連携が生み出す「本物の体験」
チノバでのドローン研究者との出会いが教えてくれたように、山梨には地域資源とリアルな「本物の大人」との出会いがあります。山梨県立青少年センターの与田さんをはじめとするスタッフの皆さんと協力しながら、子どもたちが地域の中で「やってみたい」「もっと知りたい」を積み重ねられる場をつくっていきます。
募集概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 小学校1年生〜中学校3年生 |
| 開校日 | 毎週木曜日 10:00〜15:00(月4回) |
| 場所 | 山梨県甲府市和戸町1303番地(山梨県立青少年センター) |
| 定員 | 5名(先着順) |
| 開始時期 | 2026年5月〜(既に開校中!) |
| 問い合わせ | nijinacademy.yamanashikofu@gmail.com(担当:依田) |


まとめ ―― 好奇心が、世界を変える
「行ったことないところに行ってみたい」。そのひとことから、Keiまるの挑戦は始まりました。
視察で感じた「本物の体験」の手触り。直前まで繰り返したリハーサル。そしてEDIXの大舞台で、自分の言葉で語りかけた時間。それは全て、体験が人を変えるという事実の積み重ねでした。
学校という場所が合わないことは、決して「失敗」ではありません。環境が変われば、人は変わる。Keiまるが示してくれたのは、そのシンプルで力強い真実です。
NIJINアカデミー山梨甲府校は、山梨に暮らす不登校の子どもたちに「ここに来れば、新しい自分に出会える」という場所を届けたいと願っています。メタバースでつながるオンラインの仲間と、山梨の大地でつながるリアルの体験。その両方を手に、子どもたちの「やってみたい」を全力で応援します。
まずは、体験説明会へお気軽にお越しください。ヨーダ先生と、山梨の仲間たちがお待ちしています。
NIJINアカデミー山梨甲府校 📍 山梨県甲府市和戸町1303番地(山梨県立青少年センター)
📅 毎週木曜日 10:00〜15:00 ✉ nijinacademy.yamanashikofu@gmail.com(担当:依田)

