こんにちは。NIJINアカデミーのふじしーです。
2026年5月、東京ビッグサイトで開催された教育総合展「EDIX東京2026」にて、NIJINアカデミーは株式会社Blue Planet様とともに発表を行いました。
テーマは、「不登校児がオリジナルゲームで社会と繋がる」。
この日、ステージに立ったのは、NIJINアカデミーに通う中学1年生のたっぴー。
小学校5年生の2学期末から学校に行けなくなった彼が、NIJINアカデミーで出会い、Kidsプログラミングラボで学び、自分のつくったゲームを人に届け、そしてEDIXという大きな舞台で企業の方と一緒に発表する。
その姿は、まさに
「不登校を、最強の武器に。」
という言葉を体現するものでした。
学校に行けない時間があっても、社会とつながれないわけではない。
「好き」や「やってみたい」は、ちゃんと未来につながっていく。
今回の発表は、そんな希望を会場に届ける時間となりました。

「学校に行きたいな」と思っていた日々
たっぴーは、小学5年生の2学期末から不登校になりました。
理由は、いじめや、先生から理不尽に怒鳴られた経験。
お腹が痛い。
眠れない。
迷惑をかけたくない。
でも、本当は学校に行きたい。
料理もしたい。
そんな気持ちを抱えていた時期がありました。
たっぴーの発表資料には、その当時の思いが、まっすぐな言葉で綴られていました。
学校に行けないことは、決して「何もしていない」ということではありません。
心と体が立ち止まっているように見える時間の中にも、子どもたちはたくさん考え、感じ、自分なりの道を探しています。
たっぴーにとって、その道のひとつになったのが、NIJINアカデミーであり、そしてプログラミングとの出会いでした。
はじまりは「企業紹介やらない?」の一言
たっぴーとKidsプログラミングラボの出会いは、NIJINアカデミーの先生からの声かけでした。
「企業紹介やらない?」
最初は、何が始まるのかも分からなかったかもしれません。
それでも、たっぴーは「とりあえずやってみる」ことにしました。
そこから、株式会社Blue Planet様が展開するKidsプログラミングラボとの関わりが始まります。
一人で企業の方とミーティングをしたり、プレゼンをしたりするのは初めて。
もちろん、緊張もありました。
それでも、どんな企業なのかを知りたくて、リアル教室やオンラインでプログラミングを体験。
そしてNIJINアカデミーの学園祭では、自分でつくったゲームを多くの人にプレイしてもらいました。
たっぴーは、その時のことをこう振り返っています。
「学園祭で僕が作ったゲームをみんながプレイしてくれて嬉しかった」
この「嬉しかった」という一言の中に、今回の共創の本質が詰まっているように感じます。
自分の好きなことが、誰かに届く。
自分のつくったものを、誰かが楽しんでくれる。
その経験は、子どもにとって大きな自信になります。

「難しそう」から「めっちゃ楽しい!」へ
プログラミングと聞くと、多くの子どもたちは最初にこう思うかもしれません。
「難しそう」
たっぴーも、はじめから自信満々だったわけではありません。
けれど、オンラインでプログラミングレッスンを続け、Pythonにも挑戦する中で、その印象は変わっていきました。
たっぴーは、Pythonを学んだ感想として、こう話しています。
「難しいけどできたらめっちゃ楽しい!」
「徐々にできていくからその工程が面白い」
これは、プログラミングだけに限らない、学びの本質だと思います。
最初からできる必要はありません。
すぐに正解にたどり着かなくてもいい。
「こうかな?」
「違った」
「じゃあ、こっちは?」
「動いた!」
その試行錯誤の中で、子どもたちは少しずつ「自分にもできるかもしれない」という感覚を取り戻していきます。
株式会社Blue Planet様の発表でも、プログラミング教育を通じて、子どもたちが
目標を決める、計画を立てる、実行する、修正する
というサイクルを重ねていくことが紹介されました。
小さな成功体験の積み重ねが、子どもたちの自己肯定感を育てていく。
その考え方は、NIJINアカデミーが大切にしている学びのあり方とも深く重なります。

Kidsプログラミングラボとは?
今回ご一緒した株式会社Blue Planet様は、40年以上にわたり、教育の現場で子どもと大人の学びを支えてきた企業です。
学習塾、ロボット教室、公共職業訓練、そしてプログラミング教育。
年齢や背景を問わず、「学び直し」と「挑戦」を支えてきました。
その中で展開されているKidsプログラミングラボは、全国120教室に広がるプログラミング教室です。
特徴は、Scratchで終わらないこと。
Scratchから始まり、Python、Web、Unityへと段階的に進むことができる、最長12年間の本格カリキュラムが用意されています。
プログラミングを「一回体験して終わり」にするのではなく、子どもたちが長く、自分のペースで、興味を広げながら学び続けられる仕組みがあります。
そして何より印象的だったのは、Blue Planet様がプログラミングを「技術習得」だけで捉えていないことです。
子どもが自分の興味を形にする。
小さな成功体験を積む。
作品を通して、誰かとつながる。
その積み重ねが、自信になる。
たっぴーの姿は、まさにその実例でした。
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ニジアカ生とプログラミングは、相性がいい
発表の中で、たっぴーは「ニジアカ生にプログラミングの適性はあると思う?」という問いに、力強く答えていました。
「マイクラやScratchサークルがあるので適性ありすぎ!」
「色々なアイデアを持っている人が多い!」
「オンラインでパソコンを使っているから、タイピングに抵抗もない」
たしかに、NIJINアカデミーの子どもたちを見ていると、日々たくさんのアイデアが生まれています。
マイクラで世界をつくる子。
Scratchで作品をつくる子。
イラストを描く子。
音楽が好きな子。
料理が好きな子。
調べることが好きな子。
人前で話すのが好きな子。
まだ言葉にはならないけれど、心の中にたくさんの「やってみたい」を持っている子。
プログラミングは、その「やってみたい」を形にするための道具になります。
たっぴーは、プログラミングをおすすめしたい理由として、
「タイピングの練習にもなるし、みんなの発想で色々なものが作れそう」
とも話してくれました。
プログラミングは、将来エンジニアになる子だけのものではありません。
音楽にも、料理にも、神社にも、ゲームにも、表現にも、地域づくりにもつながっていく可能性があります。
たっぴー自身も、将来なりたい職業として「クラリネット奏者」「神職」「料理人」を挙げ、その中でプログラミングが使える可能性について語ってくれました。
楽譜の移調やDTM。
体の不自由な人や海外の人に神社を知ってもらう仕組み。
すごい調理家電をつくる未来。
プログラミングは、子どもの夢を狭めるものではなく、むしろ広げていくものなのだと感じました。



不登校の経験は、弱みではなく「武器」になる
今回の発表で、Blue Planet様とNIJINアカデミーが一緒に掲げたメッセージがあります。
「不登校を、最強の武器に。」
これは、不登校を無理に美化する言葉ではありません。
学校に行けない時間には、不安もあります。
悔しさもあります。
孤独もあります。
本人にも、保護者にも、言葉にできないしんどさがあります。
でも、その時間を過ごした子どもたちだからこそ、見えている世界があります。
人の痛みに気づく力。
自分のペースで考える力。
好きなことに深く潜る力。
既存の正解に縛られない発想。
「普通」とは違う道を歩いてきたからこその感性。
それは、社会に出たときに、きっと大きな力になります。
たっぴーが企業と出会い、プログラミングを体験し、自分のゲームをつくり、EDIXの舞台で発表したこと。
それは、単なる成功体験ではありません。
「学校に行けない自分」から、
「社会とつながれる自分」へ。
その見え方が変わる、大切な一歩だったのではないでしょうか。

2026年4月、リアル校開校へ
株式会社Blue Planet様とNIJINアカデミーの共創は、EDIXの発表だけで終わりません。
2026年4月、Blue Planet様はNIJINアカデミーのリアル校を開校しました。
リアル校では、プログラミングを軸に、子どもたちが「作品づくり」と「自己表現」に取り組んでいきます。
安心できる環境で、子どもたちの不安を受け止める。
小さな達成を見逃さず、成長を可視化する。
その子の興味や個性を、未来につながる力として育てていく。
学校でも家庭でもない、安心して挑戦できる居場所。
そこに、プログラミングという「自分のアイデアを形にできる道具」が加わることで、子どもたちの可能性はさらに広がっていきます。
Blue Planet様の発表では、まずは7月までに生徒10名を目指し、学校・教育委員会・地域と連携していくこと、さらに将来的には全国120教室のネットワークからNIJINの学びを地域へ広げていく展望も語られました。
子どもの個性を、地域の未来へ。
この言葉の通り、NIJINアカデミーとBlue Planet様の挑戦は、ひとつの教室にとどまらず、地域の中に新しい学びの選択肢をつくっていく取り組みでもあります。
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子どもの「好き」が、社会とつながる日
今回のEDIX発表を通して、あらためて感じたことがあります。
子どもの「好き」は、まだ小さな芽のように見えることがあります。
ゲームが好き。
パソコンが好き。
料理が好き。
音楽が好き。
神社が好き。
人前で話すのは苦手だけど、つくることは好き。
大人から見ると、それが将来にどうつながるのか、すぐには分からないこともあります。
でも、誰かがその芽を見つけて、
「それ、面白いね」
「やってみようか」
「発表してみる?」
と声をかけたとき、子どもの世界は少しずつ広がっていきます。
たっぴーにとって、NIJINアカデミーとの出会い、Kidsプログラミングラボとの出会い、Blue Planet様との出会いは、その世界を広げるきっかけになりました。
そして今度は、たっぴーの姿が、誰かのきっかけになるかもしれません。
学校に行けない時間があっても、大丈夫。
今はまだ自信がなくても、大丈夫。
「好き」や「やってみたい」は、ちゃんと未来につながっていく。
NIJINアカデミーはこれからも、株式会社Blue Planet様とともに、子どもたちの個性が社会とつながる機会をつくっていきます。
不登校を、最強の武器に。
虹のように多様な個性が輝く学びの場を、これからも広げていきます。

