
その言葉の背景には、さまざまな事情があります。
不登校。
病気による長期入院。
体調不良。
心の不安。
人間関係。
発達特性。
子どもたちは、それぞれの理由で“教室”から離れています。
しかし、教室から離れたからといって、
社会とのつながりまで失ってしまってよいのでしょうか。
「孤立」が、子どもたちを苦しめる
学校に行けなくなると、多くの子どもたちが感じるものがあります。
それは、孤立です。
友達と会えない。
誰かと話す機会が減る。
社会との接点がなくなる。
「自分だけ取り残されている」と感じる。
特に、病室で長い時間を過ごす子どもたちは、外の世界とのつながりが極端に少なくなります。
窓の外を見ながら、
「みんなは普通に学校へ行っているのかな」
と考える子もいます。
一方、不登校の子どもたちも、
「学校へ行けない自分には価値がない」
と思い込んでしまうことがあります。
本当に必要なのは、“学ぶ場所”だけではありません。
「自分は社会とつながっている」
そう感じられる経験なのです。

にじふたプロジェクトが目指すもの
にじふたプロジェクトは、
マンホールデザインを通じて、学校へ行けない子どもたち同士、そして社会をつなぐプロジェクトです。
子どもたちは、自宅からでも、病室からでも参加できます。
オンラインでアイデアを出し合い、
デザインを考え、
地域について学び、
未来への想いを形にしていきます。
完成した作品は、実際のマンホールとして街へ広がっていく。
つまり、子どもたちの想いが、
“社会の中に残る”のです。

病室の子どもと、不登校の子どもがつながる
にじふたの大きな特徴は、
「同じ境遇の子どもたちが出会えること」です。
病院にいる子。
家から出られない子。
学校に行けない子。
普段なら交わることのない子どもたちが、
オンラインでつながり、一緒に作品を作ります。
そこには、
「自分だけじゃなかった」
という安心感があります。
誰かに理解されること。
同じ悩みを持つ仲間がいること。
一緒に何かを作れること。
それだけで、子どもたちの表情は変わっていきます。
「社会参加」が自己肯定感を育てる
にじふたは、単なるアート活動ではありません。
子どもたちは、
“社会の一員”としてプロジェクトに参加します。
自分の考えを伝える。
仲間と協力する。
地域を知る。
作品が社会に設置される。
その経験は、
「自分にもできることがある」
という感覚につながります。
学校に行けなくても、
病室にいても、
社会とつながることはできる。
にじふたは、そのことを子どもたち自身に伝えていくプロジェクトです。

マンホールが「希望のシンボル」になる
マンホールは、街の中にずっと残ります。
そこを通る人たちが、
子どもたちの作品を見る。
「これは学校へ行けない子どもたちが作ったんだ」
そう知ったとき、社会の見方も変わっていきます。
“支援される側”ではなく、
“社会に価値を生み出す存在”として、子どもたちを見るようになるのです。

教室の外にも、未来はある
これからの時代、
学びは教室だけで完結するものではありません。
大切なのは、
「どこで学ぶか」より、
「どう社会とつながるか」。
にじふたプロジェクトは、
学校へ行けない子どもたちに、
- 仲間とのつながり
- 社会との接点
- 自分の役割
- 未来への希望
を届けていきます。

最後に
病室からでも。
自宅からでも。
学校へ行けなくても。
子どもたちは、社会とつながれる。
そして、
誰かとつながることで、
未来への一歩を踏み出せる。
にじふたプロジェクトは、
“行けない”を終わりにしない。
子どもたちが、
自分らしく社会とつながれる未来を、
これからも作り続けていきます。
文:よっちゃん

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