「ともだちをつくりたい」
今年2月、そんな思いを持ってNIJINアカデミーに入学した、中学3年生のパケロンさん。
これまでにもフリースクールに通った経験がありましたが、
自分に合う環境を見つけることは簡単ではありませんでした。
NIJINアカデミーでは、クラスで仲間と過ごす時間に加えて、
スタッフと1対1で関わる「専任サポート」を利用しています。
入学した頃は、顔や声を出さず、自分が安心できる方法で参加していました。
自分の描いた絵を、Slackのみんなが見られる場所に投稿してみること。
初めて話す相手と、専任サポートのスタッフをきっかけにつながってみること。

一つひとつは小さな一歩に見えるかもしれません。
でも、そんな「ちょっとやってみる」の積み重ねが、
新しい人との出会いや、「次はこれもやってみたい」という気持ちにつながっていきました。
最近は、ニジアカで配信するYouTubeの動画編集にも挑戦しました。
「ともだちをつくりたい」から、“場をつくる”側へ
そして最近、パケロンさんにまた新しい動きがありました。
大好きな「絵」をきっかけに、自分でイベントを企画したのです。
「お絵描きしながらお喋りしようの会」

絵を描きながら、みんなでゆるくおしゃべりする時間。
参加のハードルが高くならないように、使う言葉も選んでいたパケロン。
自分の「好き」と「やってみたい」を組み合わせ、自ら同じ校舎の仲間たちに呼びかけました。
入学した頃、パケロンさんが話していたのは、「ともだちをつくりたい」という願い。
そこから、
自分の絵を投稿して、反応をもらう。
同じ「好き」を持つ仲間と出会う。
そんな経験を一つひとつ重ねてきました。
そして今度は、自分自身が「誰かと誰かがつながるきっかけ」をつくる側になり、
参加してくれた子たちが楽しめるように構成も時間をかけて考えました。

半年間の中で見てきた変化の中でも、私はこの変化がとても印象に残っています。
次の「やってみたい」は、リアルイベント
パケロンさんの挑戦は、まだ続いています。
今、話している次の「やってみたい」は、
「リアルイベントを企画したい」ということ。
NIJINアカデミーの中で始まった小さなつながりが、オンラインを越えて、さらに外へ広がろうとしています。
入学当初から考えると、活動の幅は大きく変わりました。
でも、それは突然起きた変化ではありません。
「投稿してみようかな」
「ちょっと話してみようかな」
「これもやってみたい」
そんな小さな選択の積み重ねが、今のパケロンさんにつながっています。
「その子らしさ」が、誰かとつながる力になる
どんな場所が心地よいのか。
どんな方法なら人と関われるのか。
どのくらいのペースなら一歩を踏み出せるのか。
その答えは、一人ひとり違います。
だからこそ、子どもを決められた形に合わせるのではなく、
その子が今できる方法、その子が好きなもの、
その子の中に生まれた小さな「やってみたい」を大切にする。
専任サポートでは、1対1だからこそ見える、そんな小さな変化にも伴走しています。
パケロンさんにとって、人とつながる入口の一つになったのは、大好きな「絵」でした。
その「好き」は、友だちと出会うきっかけになり、挑戦する力になり、
今では誰かが集まる場所をつくる力にもなっています。
「ともだちをつくりたい」から始まった半年間。
これからパケロンさんの「好き」と「やってみたい」が、どんな新しいつながりを生み出していくのか。
次の一歩も、楽しみです!
動画で見る:パケロンの半年のストーリー
専任サポート担任のまりんが話しています。約2分の動画です。

