レモネードスタンドをご存じでしょうか。小児がんの子どもたちを支えるために、一杯のレモネードを売る活動です。
NIJINアカデミーの生徒で小学4年生のりょっぴは、入院生活の中でこの活動と出会いました。そして2026年9月13日、自分のレモネード屋さんを開きます。
4歳
スノーボードで日本一になりたかった
りょっぴがスノーボードを始めたのは、4歳のときです。きっかけは、スノーボードの平野選手への憧れでした。
目標はひとつ、日本一になること。だから雪の季節になると、毎週のように雪山へ通いました。
昨年12月
入院生活が始まり、雪山にも学校にも行けなくなった
ところが昨年の12月、病気が見つかります。そのまま入院生活が始まりました。
雪山には行けません。学校にも通えません。こうして夢への道は、一度途切れたように見えました。
病室から、オンラインスクールに通い始めた
そんなとき、「入院中でも仲間と学べる場所がある」と教えてくれた人がいます。NIJINアカデミーの星野達郎校長です。
こうしてりょっぴは、病室のベッドからNIJINアカデミーに通い始めました。
企画を出す側にまわった
ただし、りょっぴは受け身の生徒ではありませんでした。修学旅行、キャンプと、次々に新しい企画を提案します。
その企画は、多くの仲間を笑顔にしました。
今年4月
レモネードスタンドで聞いた「一杯ください」
今年の4月、りょっぴは小児がん支援のイベントに参加します。そこで初めて、レモネードスタンドを体験しました。
「一杯ください」
その言葉が、何度も何度も返ってきます。気づけば、たくさんのレモネードが売れていました。
しかも売上は、小児がんの研究への寄付になります。
「人のためにできること」に気づいた日
この日、りょっぴはひとつのことに気づきました。
何かできることがある」
9月13日
自分のレモネード屋さんを開きます
そしてりょっぴは、自分でお店をつくりました。2026年9月13日、地元で「りょっぴのれもねーどやさん」がオープンします。
レモネードは1杯100円です。ただし、レジはありません。
置かれているのは「100円から」と書かれた募金箱だけです。集まったお金の一部は、小児がんの支援に寄付されます。
算数が苦手だった子が、原価を計算しはじめた
もうひとつ、わたしたちが心を動かされたことがあります。
あんなに算数が苦手だった小学4年生のりょっぴが、いまは原価を計算しています。「どうすれば、もっと寄付できるかな」と真剣に考えているのです。
つまり勉強は、テストの点数のためだけのものではありません。誰かのために役立てたいと思った瞬間、子どもは自分から学び始めます。
NIJINアカデミーが大切にしているのは、この瞬間です。
夢は、誰かのための夢へ
かつて日本一を夢見た少年は、いま新しい夢に向かって歩いています。小児がんと向き合う子どもたちや、その家族の力になりたい。それが今の夢です。
病気は、りょっぴから夢を奪いませんでした。むしろ自分のためだけの夢を、誰かのための夢へと育ててくれました。
一杯のレモネードには、希望が入っています。その一杯が、未来の誰かの命を支える一歩になると信じています。
動画で見る:りょっぴのプレゼン
ここまでのお話は、担任がプレゼンにまとめました。約2分半の動画です。
動画:りょっぴのレモネードスタンド(NIJINアカデミー)
レモネードスタンドとは
レモネードスタンドは、アメリカで生まれた小児がん支援の活動です。がんの治療を受けていた4歳の女の子が、自宅の庭でレモネードを売り、その売上を病院に寄付したことから始まりました。
やがてその輪は全米に広がります。日本でも学校の文化祭や地域のお祭りで開かれるようになりました。
集まったお金は、小児がんの研究や、患者と家族の支援に使われます。
参考リンク
- レモネードスタンドジャパン
小児がん・AYA世代のがんの啓発と、研究支援を行うプロジェクト - 一般社団法人 みんなのレモネードの会
小児がんの啓発と、患児・家族の交流を行う団体
入院中でも、不登校でも通える学校
NIJINアカデミーは、不登校や入院など、さまざまな事情で学校に通えない子どもたちがオンラインで学べる学校です。病室からでも、自宅からでも、仲間と一緒に学び、やりたいことに挑戦できます。
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