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スタッフコラム|宮城県名取市・NIJINアカデミー宮城名取校
学び方は十人十色
変わらない学びの選択肢
あくまでも一講師の見解ですが。
日本は先進国です。たぶん。でも、「学び」特に「義務教育(普通教育)」の本質は、明治以降もしくは江戸時代から変わっていない後進国でしょう。IT教育だって10年遅れていて、IT先進国では既に否定され始めている「タブレット学習」を躍起になって導入しようとしています。使い方を間違えなければよいのですが、なぜ先進国がそれを辞めようとしているのか?まではわかっていないようです。
昔ながらの勉強「読み・書き・そろばん」を中心とした学び方、それは別に問題ない。学びの基本ですので。基本をおろそかにするのは、最も成長しないやり方である。このことは、勉強・研究・スポーツなどの様々な分野を見ればわかることです。どうやらタブレット学習はここが弱いらしいです。このことがIT先進国での深刻な学力低下の一因となっているようです。
日本の場合、それ以上の問題は「教育の目的」が変わっていないことです。江戸時代の幕府が作った学校は「優秀な官僚を育てること」が目的でした。明治に始まった「学制」の目的は、先の目的の他に「一定レベルの労働力と兵士」を育てることでした。もちろん、最低限の理解力がなければ、労働力・兵士としてどちらも困るわけですから、その時としては方向性として間違っていないのでしょう。
しかし、今に合っているのか? と言われれば、残念ながら余りにも時代遅れです。いや、もしかしたら権力者にとっては都合がよいのかもしれません。自分より優秀な人が出てくれば困るわけですから。
誰もが容易に世界とつながれる時代。動画には「これが一番良い方法」「これをやれば大丈夫」的なものがいくらでもあります。まあ、書籍にしても「人は〇〇が9割」とか「●●だけで十分」とかもありますが、たいていそれは「その著者だからできること」です。動画も同じで、その人だからそれができた、ということは多いです。大事なことはそれをどう自分に合わせて使うのか?を学ぶことです。しかし、多くの方が「そのままやって合わない」ということもよくあります。
学び方の基本
学び方の基本はいつの時代でも同じです。「覚える(インプット)」「使う(アウトプットとインプット)」「工夫する」の3つです。これは、勉強だろうが、研究だろうが、スポーツだろうが、すべてにおいて共通。ただし、細かいやり方は人それぞれ。例えば、勉強に関していえば、「覚える」一つとっても、見て覚えられる人、書かないと覚えられない人、音に出さないと覚えられない人、これらを組み合わせる人など、様々なやり方があり「どれが正しい」とか「これが絶対」というやり方は存在しないのです。その人が最も効率よく学べるやり方が、その人にとっての正解なのです。
教育業界の怖いところは「俺のやり方が絶対だ!」と勘違いしている人が多いところです。逆に考えると、これをいう人の指導を受けて合わなかったらどうなるか? それは「お前にはセンス・才能がない」と言われるだけです。そんな教育関係者が多いのが事実です。
学び方・学びの方法は人それぞれなのです。しかも、現代はその方法があふれている。しかし、それを「活かす場がない」のです。
学校教育の良いところ・悪いところ
教育って贅沢なのです。本当に、つくづくそう思います。教育があるから、人の可能性や子どもたちの未来が広がる。なければ封建時代に戻ります。自由を得られるのが教育なのです。それを無償で受けることができるなんて、本当に有難いことなのです。有難いことも当たり前になると、本当の価値が見えなくなります。
学校教育・義務教育(普通教育)の良いところは、一定レベルの能力を得られることです。この「一定レベル」というのが問題です。かなり地域性に左右されます。もっと言えば、人の流動性に左右されます。人の動きが固定されているところ、少ないところ、減ってきているところは、残念ながらよほどのことがない限り、一定レベルは下がり続けます。しかも、この一定レベルは「相対的」であって、資格試験のような「絶対評価」ではないことが問題です。いわゆる「偏差値」がポイントになります。
「平均は何をもあらわさない。」という名言があります。残念ながら、日本の教育はいまだに、この何をもあらわさないものを中心に組み立てられています。一定の範囲内だけでの平均、平均そのものの質は問われないのです。これが本質的な問題で、質が低下していても偏差値が高ければ、つまり平均よりどれだけ上にいるかが重要となり、学びの内容・質はどうでもよいのです。さらに、「平均」という評価の中に居続けると、偏差値しか見なくなり、それが当たり前になる。その人・その子がどうありたいか、どうなりたいのかはどうでもよくなる、というより、考えることすらしなくなる。さらに、その問題点に気が付いて、改善しようとする指導者が「異端者」となり、打たれまくる。本質を忘れ、ただ数字だけを追う。数字遊びだけをする組織が衰退していくのは、歴史が証明しています。

孔子像:孔子は実は身長2mを超える大男
人それぞれに合った学びが選択できる社会
私は歴史好きで、特に古代史が好きです。中でも、中国の古代史が。なぜ好きかなのかを考えたとき、「個の時代」だからだと思います。そんな古代中国の教育者と言えば、春秋時代末期に現れた「孔子」が代表でしょう。社会の授業では儒学の祖として習い、国語の授業では論語の一部を学びます。孔子の下で学んだ生徒は3,000人とも言われます。その数字の真偽はさておき、孔子の指導の特筆すべきところは、その人の能力や性格に応じて指導をしたところ。同じ質問をされても、答えが人によって変わるのです。それは、孔子の答えがすべてではなく、それをきっかけとしてさらなる成長を促すために、あえてそうしているのです。これをするのはかなり難しいことです。でも、それをやるのが教育者ではないでしょうか。

NIJINアカデミー宮城名取校
そうであるとするならば、社会は、学校教育はどうあるべきか。その人が、その子が必要とする「学び」を「適切なタイミングで」「より適切な指導で」受けることができるシステムの構築。それが、社会として必要なのではないでしょうか。学歴重視なら、今のシステムでいいでしょう。自分のやりたいことを追求するなら、学校よりフリースクールの方が良いでしょう。もっと言えば、実際に働いた方が得られる学びが多いかもしれません。もちろん、最低限度の社会のルールやマナー、コミュニケーションなどを学ぶ場と機会は、誰にでも必要でしょう。
最低限の学び、そしてそこから「その人自身が選ぶ学び」。この2つの「場と機会」を選べることが「当たり前」の社会。これが、これからの日本に(もしかしたら世界にも?)必要なのではないでしょうか。まあ、一塾講師の見解ですので、目くじら立てないでください。
「その子に合った学び方」を、NIJINアカデミーで。
全国のリアル校・メタバース校舎の様子は、無料の体験会でご覧いただけます。