2026年5月、栃木県で初めてとなるNIJINアカデミーのリアル教室「栃木矢板校」が、矢板市乙畑に開校しました。
子どもが安心して過ごしながら、自分の「やってみたい」を見つけていく場所。 オンラインで全国の仲間とつながる時間と、リアルだからこそできる体験や対話の両方を大切にしています。
🎹 栃木矢板校ってどんな教室?
NIJINアカデミー栃木矢板校は、学校に行くことに難しさを感じている子どもたちが、安心して自分らしく過ごせるリアル教室です。
「今日は何をしよう?」から始めてもいい。好きなことに没頭してもいい。誰かと一緒に活動してもいい。
決められたことを一斉に行うのではなく、一人ひとりの気持ちや興味を大切にしながら、その日の学びをつくっていきます。
オンラインのNIJINアカデミーともつながりながら、リアル教室では人との対話、ものづくり、地域での体験など、実際にその場にいるからこそできる学びを大切にしています。
🎵 先生紹介:ミカちゃん(竹村実可子)
教室長:ミカちゃん(竹村実可子)
3人の子どもの母であり、ピアノ講師として子どもたちと関わっています。
中学校・高等学校の音楽教員免許、保育士資格を持ち、チャイルドコーチングアドバイザーの資格も取得しています。
ピアノ講師として大切にしてきたのは、一人ひとりの個性やペースを尊重し、子どもの「やってみたい」という気持ちを、小さな「できた!」につなげていくことです。
そして、私自身も不登校の娘を育てる母親です。 「この子に合う場所はあるかな」 「安心して過ごせる場所はあるかな」 と悩み、試行錯誤してきた保護者の一人でもあります。
音楽教育、保育、子どもとの関わり、そして不登校の子を育ててきた経験。 そのすべてを生かしながら、子どもが安心して自分らしくいられる教室をつくっています。
💬 教室を始めた想い
栃木矢板校をつくる大きなきっかけになったのは、わが子の不登校でした。
小学4年生の娘は、小学校に入って間もない頃から行き渋りが始まり、不登校になって3年になります。
お友達の何気ない一言に傷つき、先生の言葉を「私の味方は誰もいない」と受け取ってしまう。 支援級に移っても、娘にとって安心できる居場所を見つけることはできませんでした。
娘が「学校に行かない」と言ったとき、私は戸惑うことしかできませんでした。
最初の1年は「学校に行きなさい」と言い続け、毎朝、家の中には張りつめた空気が流れていました。 相談先を探しても「もう少し様子を見ましょう」と言われることが多く、私自身も次第に余裕を失っていきました。
学校に行かせようとすればするほど、娘だけでなく、家族みんなの表情が暗くなっている。
それなら、「行かない」という選択を受け入れたほうが、家族がもう一度笑えるのではないか。
「学校だけが正解じゃないよ」という言葉に出会い、私自身がそう思えるようになるまでには、1年ほどかかりました。
もちろん、受け入れたからといって、すぐにすべてが変わったわけではありません。 娘には眠れない日も、食事が取れない時期もありました。
その中で私が決めたのは、娘が自分から「やってみたい」と思えるまで待つこと。 そして、私自身の生活の中心をすべて娘に置くことをやめ、「私は私」として生きることでした。
私まで毎日を楽しめなくなったら、家族みんなが苦しくなってしまう。 だからこそ、母親である前に、一人の人として自分の人生も大切にしようと思うようになりました。
今は、娘が「これをやりたい」と言ったとき、「じゃあ、どうしたらできるかな?」と一緒に考えるようにしています。
「イルカの調教師になりたい」と言えば、実際にイルカと泳ぐ体験をしてみる。 興味を持ったことがあれば、できるだけ実際に見て、触れて、経験してみる。
学校に行っていない時間を、「できなかった時間」ではなく、その子だからこそできる体験の時間に変えていきたいと思っています。
私にとって大きな転機となったのは、学校の授業参観でした。
私が「授業参観、行くよ」と伝えると、娘はこう言いました。
私は何も言い返すことができませんでした。
そのとき初めて、娘は自分のことを私が思っている以上によく分かっていて、自分を守るために「学校に行かない」という選択をしているのかもしれない、と気づきました。
この経験が、NIJINアカデミー栃木矢板校をつくる大きなきっかけになりました。
🎥 動画で見る、栃木矢板校
文章や写真だけでは伝えきれない、栃木矢板校の雰囲気もぜひ動画でご覧ください。
🌱 「やってみたい」から始まる学び
栃木矢板校では、大人が「これをやりなさい」と決めることよりも、子どもの中から生まれる「やってみたい」を大切にしています。
まずは安心して過ごすこと。そして、自分の興味に気づき、少しずつ行動してみること。
その子の中にある力を信じながら、必要なときに一緒に考え、挑戦できる環境をつくっています。
🎶 ピアノ講師として大切にしてきたこと
私はピアノ講師として、子どもたちが最初はできなかったことに挑戦し、少しずつ「できた!」に変えていく姿を何度も見てきました。
大切なのは、誰かと比べることではなく、その子自身が昨日より少し前に進んだと感じられること。
その経験が自信となり、「次もやってみよう」という気持ちにつながっていきます。
ピアノ教室で大切にしてきたこの関わり方を、栃木矢板校でも大切にしています。
📅 栃木矢板校で過ごす、ある1日
栃木矢板校は毎週金曜日、10:00〜15:00に開校しています。
ただし、「全員が同じことを同じ時間にする」という決まった形ではありません。 その日の気持ちや興味に合わせて、一人ひとりの過ごし方を一緒に考えていきます。
まずはその日の気分を確認。すぐ活動を始めても、ゆっくりしてから始めても大丈夫です。
オンライン授業に参加したり、自分が興味を持ったことを調べたり、その日の自分に合った学び方を選びます。
工作、調べ学習、ものづくりなど、その子が興味を持ったことに取り組みます。
教室の中だけでなく、地域や自然、人とのつながりも学びのフィールドにしていきます。
✅ 栃木矢板校の5つの特徴
まず大切にするのは、「ここなら自分でいられる」と思えること。無理に何かをさせることからは始めません。
みんなと同じことをしなくても大丈夫。一人で取り組む時間も大切にできます。
子どもの興味や好奇心を出発点に、やってみたいことを一緒に考え、計画し、活動につなげます。
誰かと比べるのではなく、その子自身の小さな一歩を大切にします。
自然、お店、地域で働く人など、矢板の地域そのものを学びのフィールドとして活用していきます。
❓ よくある質問(FAQ)
Q. 学校にまったく行けていなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。まずは教室に来ること自体を一つの挑戦として、お子さまのペースを大切にします。
Q. 勉強だけをする場所ですか?
A. いいえ。学習だけでなく、工作、対話、体験活動、興味のあることを調べる時間など、さまざまな学び方があります。
Q. 人とのコミュニケーションが苦手でも大丈夫ですか?
A. 無理に人と関わる必要はありません。まずは安心してその場所にいられることを大切にし、本人のペースで関係をつくっていきます。
Q. 体験してから入学を考えることはできますか?
A. はい。まずは体験・説明会で教室の雰囲気をご覧いただき、お子さまに合う場所かどうかを一緒に考えてください。
📍 アクセス・教室情報
| 名称 | NIJINアカデミー栃木矢板校 |
|---|---|
| 教室長 | ミカちゃん(竹村実可子) |
| 対象 | 小学1年生〜中学3年生 |
| 開校日 | 毎週金曜日 |
| 開校時間 | 10:00〜15:00 |
| 場所 | 栃木県矢板市乙畑1323-63 |
| アクセス | 片岡駅より徒歩約20分・駐車スペースあり |
| 定員 | 8名 |
🌈 「学校に行かない」を「希望」に変える場所へ
学校に行けないと、「勉強はどうなるんだろう」「この先、大丈夫なのだろうか」と不安になることがあります。
私自身も、何度もそう思ってきました。
でも、娘と過ごしてきた3年間で感じているのは、学校に行っていなくても、子どもの成長まで止まるわけではないということです。
好きなことに出会うこと。誰かと話すこと。初めての場所へ行ってみること。失敗して、もう一度やってみること。
そこにも、たくさんの学びがあります。
栃木矢板校が、子どもたちにとって「ここなら自分でいられる」と思える場所になり、その安心の先に小さな「やってみたい」が生まれる。
そしていつか、「学校に行かなかった時間も、自分にとって大切な時間だった」と思える子が増えていったらうれしいです。
親が笑っていることも、子どもにとって大切な安心の一つだと思っています。
NIJINアカデミーは、カメラ・音声オフでの見学も可能な、少人数制のオルタナティブスクールです。
