静かな場所で過ごす子ども
HSC & SENSORY / ひといちばい敏感な子の保護者の方へ

HSC・感覚過敏の子が
教室でつらくなる仕組み。

5人に1人といわれる敏感さは、病気でも、育て方のせいでもありません。
何がつらいのかを分解すると、家庭と学校でできることが見えてきます。

23項目のチェック7つのステップ5人に1人
HSC・感覚過敏ガイド

「わがまま」では、ありません。

同じ教室にいても、受け取っている刺激の量が違います。まず仕組みを知ると、対応の順番が変わります。

星野達郎文責:星野達郎(NIJINアカデミー校長)元公立小学校教諭7年・JICA海外協力隊/JCI「世界の傑出した若者10人」2026選出 経歴 ↓

NIJINアカデミーの子どもたち
全国900名超の小中学生が通うNIJIN ACADEMY

刺激の量を自分で調整できるオンライン中心の学び場。顔出し・声出しなしで参加できます。

  • メタバース校舎は平日毎日開校
  • 出席扱いの認定率97%
  • 月100コマ・8〜10人の少人数クラス
NIJINアカデミーについて →
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いま、いちばん気になっていること。

気になるところだけ読めるように並べました。上から順に読む必要はありません。

3 QUESTIONS

3問で、
うちの子に合う読み方を知る

1お子さんは何年生ですか?

2いまの様子にいちばん近いのは?

3いちばん知りたいことは?

3問すべて選ぶと、結果が表示されます

あなたのご家庭におすすめの読む順番

STEP1 → STEP2 → STEP3STEP4 → STEP6 → STEP3STEP7 → STEP5 → STEP4

  • 未就学〜小2は、言葉より体に出ます。「疲れた」と言えないぶん、帰宅後の崩れ方で見るのが確実です。
  • 小3〜6は、自分が人と違うことに気づきはじめる時期。敏感さを否定しない言葉がけが効きます。
  • 中学生は刺激の総量が一気に増えます。部活・移動教室・定期テストのどこがつらいかを切り分けます。
  • 通えていても、帰宅後に崩れるなら限界が近い状態です。STEP5で、家を「回復する場所」に戻すところから。
  • 体に症状が出ているなら、まず小児科へ。そのうえでSTEP4の刺激の切り分けに進みます。
  • 行けない日が続いているなら、STEP7の教室以外の選択肢と出席扱いを並行して検討します。
  • STEP1のDOES(4つの性質)とSTEP2の比較表で、まず正体をつかむところから。
  • STEP6の合理的配慮の例と伝え方をそのまま持っていけます。
  • STEP7に出席扱いの条件とオンラインの使い方をまとめています。

NIJINアカデミーは顔出し・声出しなしで参加できます。保護者の方だけの見学も歓迎です。 LINEで情報を受け取る →

在籍校と連携して、出席扱いの相談にも対応しています。 無料体験会の日程を見る →

7 STEPS

敏感さと向き合う 7つのステップ

正体を知る → 見分ける → 測る → 原因を切り分ける → 家 → 学校 → 選択肢、の順です。横にスクロールできます。

※ 全部やらなくて大丈夫です。できそうなものから1つで十分です。

STEP1
STEP 1 | 正体

5人に1人の敏感さ、
HSCという気質。

HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)は、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念です。病名でも診断名でもなく、生まれ持った気質を指します。およそ5人に1人にその傾向があるとされ、特別に珍しいものではありません。

35人の学級なら、5〜7人

色のついた丸が、HSCの傾向があるとされるおよそ15〜20%にあたります
クラスに数人はいる計算になります。気づかれないまま、がんばって通っている子も含まれます。

アーロン博士は、HSCに共通する4つの性質を頭文字をとってDOES(ダズ)と呼んでいます。4つすべてが当てはまる場合にHSCと考えられ、1つでも大きく外れる場合は別の要因を考えます。

HSCの4つの性質(DOES)

D 深く処理する 物事を深く考える。 年齢より大人びた 発言をすることも O 刺激を受けやすい 人混みや大きな音で すぐ疲れる。帰宅後に どっと崩れる E 共感力が高い 人が叱られていると 自分のことのように つらくなる S 察知する 小さな音やにおい、 場の空気の変化に 細かく気づく
4つすべてが当てはまるかどうかが目安です。「深く考える」だけ、「音に敏感」だけなら、別の背景を考えます。
HSCと感覚過敏は、重なるが別のもの

HSCは気質を表す言葉、感覚過敏は感覚の受け取り方の特性を表す言葉です。HSCの子の多くは感覚過敏を併せ持ちますが、感覚過敏があるからといってHSCとは限らず、自閉スペクトラム症(ASD)など別の背景のこともあります。次のSTEP2で整理します。

STEP2
STEP 2 | 見分ける

HSC・HSP・感覚過敏・
発達障害の違い。

検索でいちばん多いのが「HSCは発達障害ですか」という質問です。結論から言うと別のものですが、見え方が似ているため混同されます。4つを並べて整理します。

HSC感覚過敏HSP発達障害(ASDなど)
何を指す言葉か生まれ持った気質感覚の受け取り方の特性HSCの大人版医学的な診断名
診断なし医学的診断名ではない単独ではつかない症状として扱われるなしあり医師が診断する
人との関わり相手の気持ちを読みすぎて疲れる特性による同上意図の読み取りが苦手なことがある
支援につながるか制度の対象外診断次第対象外通級・支援級など
重なることHSCとASDが併存する子もいます。「どちらか」ではなく「両方の視点で見る」ほうが対応を誤りません。

※ 一般的な整理です。診断ができるのは医師だけです。

動画で見る|HSCの子が学校に合わない理由
不登校専門家である星野達郎校長(脱・学校のタツロー校長)が、発達障害との関係をふまえて解説しています。
見分けの手がかり①

HSCの子は安心できる環境では力を発揮します。刺激が少ない場では、よく気づき、よく考える子として評価されることが多いです。

環境で大きく変わる
見分けの手がかり②

相手の気持ちに気づきすぎてつらいのがHSC、気づきにくいために困りごとが起きやすいのがASDの特性、と整理すると見分けやすくなります。

共感のベクトルが逆
見分けの手がかり③

生活に支障が出ている、年齢が上がっても困りごとが減らない——このときは気質で片づけず、一度専門機関に相談するほうが安全です。

困りごとの大きさで判断
STEP3
STEP 3 | 測る

家庭で見える、
23項目のチェック。

アーロン博士のHSCチェックリストの考え方をもとに、家庭で観察しやすい形にまとめたものです。診断ではありませんが、学校やスクールカウンセラーに相談するときのメモとして使えます。

13個以上でHSCの傾向があるとされます。ただし1〜2個でも程度が強ければ該当することがあり、数より「生活に支障が出ているか」で判断します。
チェックが多くても、悪いことではない

この23項目は「困りごとの数」ではなく「受け取る情報の多さ」を表しています。22・23番のように、強みとして現れる項目も含めてあります。数が多い子ほど環境の影響を受けやすい、という読み方をしてください。

STEP4
STEP 4 | 教室

教室のどこがつらいのか、
分解する。

「学校がつらい」のままでは手が打てません。小学校の教室は、大人が思う以上に刺激の多い場所です。何がどうつらいのかを、刺激の種類で切り分けます。

刺激教室で起きていること家庭で見えるサイン
音30人の話し声、椅子を引く音、チャイム、体育館の反響、運動会のピストル「うるさい」と耳をふさぐ/帰宅後に静かな場所にこもる
光蛍光灯のちらつき、白い紙の反射、電子黒板の明るさ目が疲れると言う/頭痛を訴える
人常に誰かの視線がある、班活動、休み時間の密度休み時間がいちばん嫌だと言う/トイレにこもる
におい給食、洗剤、他人の整髪料、プールの塩素給食の時間だけ行きたがらない/吐き気を訴える
肌ざわり体操服、粘土、絵の具、手をつなぐ活動特定の授業だけ強く嫌がる

「行けない」が固まっていく悪循環

つらさが続くと、本人のなかで回避のループができあがります。ここを放っておくと、刺激そのものより「また疲れるかもしれない」という予期不安のほうが大きくなります。

刺激 → 疲れ → 回避 → 不安が育つ、のサイクル

①刺激の多い環境音・光・人・におい ②強い疲れ帰宅後に崩れる・体の症状 ③その場を避ける保健室・欠席・活動の不参加 ④経験が減る「できた」が積み上がらない ⑤予期不安が育つ「また無理かもしれない」 このループを どこかで切る
切りやすいのは②と③のあいだ。「疲れたら戻れる場所」を先に用意しておくと、避ける前に回復できます。
動画で見る|感覚過敏は不登校になりやすいのか
発達障害にも多い感覚の特性について、星野達郎校長が解説しています。

敏感さは、減らすものではなく
調整するもの。刺激の量を選べる環境なら、同じ子がよく動きます

STEP5
STEP 5 | 家庭

家庭でできること、
避けたいこと。

敏感な子にとって、家は「回復する場所」です。ここが評価の場になると、回復できる場所がなくなります。

避けたい対応意識したい対応
「気にしすぎ」「慣れれば平気」と言う「それはつらいね」と、感じ方をそのまま受け取る
慣れさせようと、苦手な場に繰り返し連れて行く刺激の量を減らしたうえで、短時間から試す
帰宅後すぐに、学校の様子を質問する30分は何も聞かない。回復してから話を聞く
予定を直前に伝える/急に変更する前日に見通しを伝える。変更は早めに伝える
きょうだいや友だちと比べる「よく気づく」「深く考える」を強みとして言葉にする
親が代わりに我慢して、限界まで抱える保護者自身の相談先を、先に1つ確保しておく

回復の3段階

安心 → 予測できる → 小さく試す

① 安心刺激を減らし、休む時間を確保 ② 予測できる見通しを先に伝える・流れを固定 ③ 小さく試す15分だけ・ひとつだけ、から ①を飛ばして③から始めると、戻ってしまう
順番が逆になりやすいところです。「慣らす」より先に「減らす」。回復してから、はじめて小さく試します。
「育て方のせい」ではない

HSCは生まれ持った気質であり、しつけや関わり方によって作られるものではありません。きょうだいで同じように育てても、敏感さの度合いは違います。ただし、環境によって
困りごとの大きさは変わります
。原因を探すより、刺激の量を調整するほうが実際に効きます。

STEP6
STEP 6 | 学校

学校に頼める、合理的配慮の例。

障害者差別解消法により、学校には合理的配慮の提供が求められています。診断がなくても、困りごとが具体的であれば相談できます。「配慮してほしい」ではなく「この場面で、この方法を」と伝えるのが通りやすいコツです。

困っている場面お願いする配慮の例伝え方
教室の音イヤーマフ・耳栓の使用を認める/席を音源から離す「音で頭痛が出ます。イヤーマフの持ち込みを許可いただけますか」
給食量を減らす/においの強い日は別室/完食指導をしない「においで吐き気が出ます。量の調整をお願いできますか」
体育・音楽見学の許可/ピストルを笛に/合奏は別パート「大きな音が苦手です。見学から始めさせてください」
人の多さ休み時間に図書室や相談室を使える/別室登校「休み時間に避難できる場所を決めていただけますか」
発表・注目発表の形を選べる/録画や書面での提出「人前が強い負担になります。別の形を選べますか」
見通しのなさ予定変更を事前に伝える/行事の流れを先に共有「予定が分かると落ち着きます。前日に教えてください」
記録は3つだけでいい

①その日つらかった場面と刺激 ②家に帰ってからの様子 ③学校とやりとりした内容。この3つをメモに残しておくと、担任が変わっても引き継げますし、医療機関に相談するときの材料にもなります。毎日書く必要はありません。

STEP7
STEP 7 | 選択肢

教室以外の選択肢と、出席扱い。

配慮をお願いしても、教室という環境そのものの刺激は大きく変わらないことがあります。そのときは「通えるようにする」から「学べる場所を変える」に切り替えます。

1
別室登校・保健室登校在籍校に籍を置いたまま、人数の少ない部屋で過ごす。まず試しやすい
2
教育支援センター(適応指導教室)自治体運営で原則無料。令和6年度は3万2,240人が利用
3
オンラインの学び場刺激の量を自分で調整できる。顔出し・声出しなしで参加できるところも
4
通所型のフリースクール人数が少なく、過ごし方の自由度が高い。民間団体・施設は1万8,566人が利用
自宅での学習も、出席扱いにできる

文部科学省の通知にもとづき、学習状況の把握や学校との連携といった要件を満たせば、在籍校の校長の判断で指導要録上の出席扱いにできます。令和6年度は自宅などでICTを活用した学習を出席扱いとした児童生徒が1万3,261人いました。条件と手続きは出席扱いとは?条件・手続きで確認できます。

オンラインが合いやすい理由

音量を自分で下げられる、視界に入る人数が少ない、においがない、疲れたら画面を切れる——敏感さの強い子にとって、刺激を自分で調整できることが最大の違いになります。教室では「我慢するか、離れるか」の二択でしたが、オンラインには中間があります。

REAL VOICE

感覚過敏の子が、実際にどう過ごしているか。

一般論ではなく、NIJINアカデミーに通っている家庭の話です。

不登校の理由は「感覚過敏」と「HSP」だった
環境を変えるという答えにたどり着くまでを、お母さま本人が話しています(NIJINアカデミー越谷校)。
トゥレット症候群と感覚過敏のある中1の、いま
学びとクライミングを両立しながら過ごしている生徒の話です。

刺激ごとに、教室と何が違うのか

STEP4で分解した5つの刺激が、オンライン中心の学び場だとどう変わるのかを並べました。

刺激教室ではNIJINアカデミーでは
音30人の話し声・チャイム・反響。逃げ場がない音量は自分で調整。マイクはオフのまま参加できる
光蛍光灯のちらつき、白い紙の反射自宅の明るさで。画面の輝度も自分で変えられる
人常に誰かの視線がある。休み時間の密度8〜10人の少人数。カメラをオフにすれば視線がない
におい給食、洗剤、整髪料、塩素ありません
肌ざわり体操服、粘土、絵の具自分の服のまま参加できる
疲れたとき教室を出るか、我慢するかの二択途中で抜けても大丈夫。担任が様子を見て声をかけます

※ リアル教室は地域ごとに週1日〜。通うかどうかは本人のペースで決められます。

「参加しない」も、参加のうち

はじめは画面を開いて見ているだけ、次はスタンプ、慣れたらチャット——という進み方をする子が多くいます。発言しないままでも在籍でき、担任が様子を記録して在籍校に共有するため、出席扱いの相談にもつながります。

AVOID REGRET

よくある後悔と、その避け方。

あとから「あれをしなければよかった」と語られることの多い4つです。

「慣れれば平気」と、我慢を続けさせた
敏感さは慣れで消えません。刺激を減らしてから短時間で試すのが順番です(STEP5)。
診断がないから、学校に相談しなかった
合理的配慮は診断がなくても相談できます。困りごとを具体的に書き出すところから(STEP6)。
家でも「どうして行けないの」と聞き続けた
家が回復の場でなくなると、戻る力が削られます。帰宅後30分は何も聞かないところから。
保護者が一人で抱え、限界まで我慢した
敏感な子の保護者も、同じだけ消耗します。相談先を先に1つ確保しておくほうが続きます。
OUR CASE

NIJINアカデミーという選択肢。

刺激の量を自分で調整できる学び場を、ひとつの選択肢としてご紹介します。

NIJINアカデミーの授業とリアル教室

リアル×メタバースのオルタナティブスクール。校長は元小学校教員の星野達郎(脱・学校のタツロー校長)。

平日毎日ひらくメタバース校舎に、全国の小中学生が通っています。カメラ・音声はオフのまま、チャットだけの参加もできます。8〜10人のクラスに専任の担任がつき、疲れたら途中で抜けても構いません。在籍校と連携し、出席扱いの相談にも対応しています。

97%出席扱いを希望した生徒の認定率(2025年1月時点、最終判断は在籍校)
900名超全国から通う小中学生
100コマ/月全教科の対話型授業。平日毎日開校
8〜10人少人数クラス・担任制

メタバース通学 月25,443円(税込)/入学金33,000円。毎日対面ではなく、リアル教室は地域ごとに週1日〜。出席認定率は株式会社NIJIN公式プレスリリース(2025年1月時点)。2026年10月時点。学費の詳細/授業の様子

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FAQ

よくある質問。

QHSCは発達障害ですか?

違います。HSCは生まれ持った気質を表す概念で、医学的な診断名ではありません。発達障害(ASD・ADHDなど)は医師が診断する障害です。ただし見え方が似ており、併存することもあります。「どちらか」で考えず、生活に支障が出ている場合は一度専門機関に相談するのが安全です。

QHSCとHSPの違いは何ですか?

指している性質は同じで、対象の年齢が違うだけです。HSP(Highly Sensitive Person)が大人を含む呼び方、HSC(Highly Sensitive Child)が子どもを指す呼び方です。

QHSCと感覚過敏は同じものですか?

別の言葉です。HSCは気質全体を、感覚過敏は音・光・におい・肌ざわりなどの受け取り方を指します。HSCの子の多くは感覚過敏を併せ持ちますが、感覚過敏がある子がすべてHSCというわけではありません。

Q子どもがHSCかどうか、
どう確かめればいいですか?

STEP3の23項目チェックが目安になります。13個以上で傾向があるとされますが、数より「生活に支障が出ているか」で判断します。診断名がつくものではないため、病院で「HSCです」と言われることは基本的にありません。

Q本当に5人に1人もいるのですか?

提唱者のアーロン博士は、人口のおよそ15〜20%にこの気質があるとしています。35人学級なら5〜7人という計算です。珍しいものではなく、気づかれずに過ごしている子も多くいます。

QHSCは親のせい、育て方のせいですか?

違います。生まれ持った気質であり、しつけや関わり方で作られるものではありません。きょうだいを同じように育てても敏感さの度合いは異なります。ただし環境によって困りごとの大きさは変わるため、できることは「原因を探すこと」ではなく「刺激の量を調整すること」です。

QHSCの子は
不登校になりやすいのですか?

敏感さそのものが原因になるわけではありませんが、刺激の多い環境では消耗が早く、行き渋りにつながることがあります。実際、HSCの傾向が背景にある相談は少なくありません。環境を調整すると通えるようになる子も多く、「性格の問題」として片づけないことが大切です。

Q感覚過敏は治りますか?
大人になったらどうなりますか?

気質や特性なので「治す」対象ではありませんが、年齢とともに対処の仕方を身につけ、困りごとは減っていくことが多いとされています。イヤーマフを使う、人混みを避ける時間帯を選ぶなど、自分で環境を選べるようになるほど楽になります。

Qイヤーマフや耳栓は、
学校で使ってもいいのですか?

学校の許可があれば使えます。合理的配慮として認められる例が増えており、「音で頭痛が出る」など具体的な困りごとを伝えると通りやすくなります。クラスへの説明の仕方も、あわせて担任と相談しておくと安心です。

Q診断を受けたほうがいいですか?
どこに行けばいいですか?

HSCには診断がありませんが、生活に支障が出ている、体に症状が出ている場合は受診をおすすめします。まず小児科で体の確認をし、必要に応じて児童精神科や発達外来へ。学校経由でスクールカウンセラーに相談する方法もあります。

Q給食・体育・音楽だけ
行きたがりません。

特定の授業だけ強く嫌がるのは、その場面の刺激が合っていないサインです。においなら量の調整や別室、音なら見学やイヤーマフ、というように、授業ごとに配慮を分けて相談できます(STEP6の表)。

QHSCの子に、
親ができることは何ですか?

いちばん効くのは「家を回復する場所にすること」です。帰宅後すぐに質問しない、予定を前日に伝える、感じ方を否定しない。この3つだけでも、翌日に残る疲れが変わります。

Q敏感さは、強みになりますか?

なります。細かい変化に気づく、人の気持ちを察する、深く考える——環境が合えば、これらはそのまま力になります。実際にチェックリストの22・23番のように、強みとして現れる項目も含まれています。

Qオンラインなら通えるでしょうか?

刺激を自分で調整できるぶん、合う子は多いです。音量を下げる、カメラを切る、疲れたら離れる——教室では難しかった「中間の選択肢」が取れるのが大きな違いです。まずは保護者の方だけの見学から試せます。

Q家で学んだ時間は、
学校の出席になりますか?

一定の要件を満たせば、校長の判断で指導要録上の出席扱いにできます。令和6年度は自宅でのICT学習を出席扱いとした児童生徒が1万3,261人いました。学習の記録を残しておくことが前提になります。

Qまず何から始めればいいですか?

STEP3の23項目にチェックを入れ、STEP4の表で「どの刺激がつらいのか」を1つ特定するところから。これだけで、学校への相談が「なんとなくつらい」から「この場面で、この配慮を」に変わります。

ABOUT THE AUTHOR

このページを書いている人。

医療の専門家ではなく、教室の側から書いています。

星野 達郎(ほしの たつろう)

株式会社NIJIN 代表取締役/
オルタナティブスクール
「NIJINアカデミー」校長
元公立小学校教諭(7年)・JICA海外協力隊 小学校教育隊員(グアテマラ)
著書『教室の心理的安全性』(明治図書出版・2024年)

JCI TOYP 2026 世界の傑出した若者10人JCI JAPAN TOYP 2025 内閣総理大臣奨励賞NIKKEI THE PITCH SOCIAL 最優秀賞QWS STARTUP AWARD 2025 最優秀賞
  • 千葉大学教育学部を卒業後、JICA海外協力隊の小学校教育隊員として、グアテマラへ。
  • 帰国後、青森県八戸市の公立小学校で7年間、学級担任として勤務。
  • 2022年に株式会社NIJINを設立し、NIJINアカデミーを開校。現在、全国900名超が在籍。
  • 2026年9月、JCI(国際青年会議所)の「世界の傑出した若者10人(TOYP)」に、子ども・平和・人権部門で日本から唯一選出。

このページの立ち位置について。HSCは医学的な診断名ではありません。感覚の過敏さの背景には、医療的な要因がある場合もあり、診断や治療の判断は医師の領域です。このページは、人数や制度については
文部科学省などの一次資料から、教室で実際に何が起きるかは、担任としての経験と、NIJINアカデミーに通う
900名超の家庭から
聞いた話をもとに書いています。出典はページ下部に記載しています。

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平日毎日開校/全国から参加できます。学費・全国のリアル教室もご覧いただけます。

公開日:2026年10月12日/最終更新日:2026年10月12日|文責:星野達郎(NIJINアカデミー校長・元公立小学校教諭)/編集:NIJINアカデミー編集部
参考文献:エレイン・N・アーロン『ひといちばい敏感な子』(HSC・DOES・人口の15〜20%)/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(教育支援センター3万2,240人/民間団体・施設1万8,566人/自宅ICT等の出席扱い1万3,261人)/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」/内閣府「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(合理的配慮)/株式会社NIJIN公式プレスリリース(出席認定率97%、2025年1月時点)